JPH11263713A - 養毛剤 - Google Patents

養毛剤

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JPH11263713A
JPH11263713A JP8282498A JP8282498A JPH11263713A JP H11263713 A JPH11263713 A JP H11263713A JP 8282498 A JP8282498 A JP 8282498A JP 8282498 A JP8282498 A JP 8282498A JP H11263713 A JPH11263713 A JP H11263713A
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JP
Japan
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acid
hair
alcohol
ether
poe
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Withdrawn
Application number
JP8282498A
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English (en)
Inventor
Norio Iwabuchi
徳郎 岩渕
Tsunao Magara
綱夫 真柄
Masahiro Tajima
正裕 田島
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 脱毛防止及び発毛促進等の養毛効果を有する
新規な養毛剤を提供すること。 【解決手段】 ベヘニルアルコール、キシルアルコー
ル、バチルアルコール、3−O−オクタデシルグリセロ
ール及びセラチルアルコール等のグリセロールモノアル
キルエーテルを含有する養毛剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は養毛剤に関する。さ
らに詳しくは、優れた脱毛防止及び発毛促進等の養毛効
果を有する養毛剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、禿や脱毛の原因としては、毛
根、皮脂腺等の器官における男性ホルモンの活性化、毛
包への血流量の低下、皮脂の分泌過剰、過酸化物の生成
等による頭皮の異常等が考えられている。
【0003】このため、従来の養毛剤には、上記の原因
を取り除いたり又は軽減する作用を持つ化合物が一般に
配合されている。
【0004】例えば、ビタミンB、ビタミンE等のビタ
ミン類、セリン、メチオニン等のアミノ酸類、センブリ
エキス、アセチルコリン誘導体などの血管拡張剤、紫根
エキス、ヒノキチオール等の抗炎症剤、エストラジオー
ルなどの女性ホルモン剤、セフアランチンなどの皮膚機
能亢進剤などが配合され、脱毛症の予防および治療に用
いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにさまざまな化合物が配合され、種々の試みがなさ
れているにもかかわらず、従来の養毛剤では、その脱毛
防止、発毛効果等の養毛効果は必ずしも充分なものでは
なかった。
【0006】これは、脱毛の原因がさまざまであり、ま
た、発毛の機構も非常に複雑であるためと考えられてい
る。このような脱毛の原因の多様性を考慮して、さらな
る新規な養毛剤及び毛髪成長期延長剤の開発が望まれて
いた。
【0007】本発明者等は、上述の観点に鑑み、脱毛防
止、発毛促等の養毛効果を有する有効物質の探索につい
て鋭意研究を行ってきた結果、驚くべきことに、グリセ
ロールモノアルキルエーテルに、優れた養毛効果がある
ことを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0008】本発明は脱毛防止及び発毛促進等の養毛効
果を有する新規な養毛剤を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、グ
リセロールモノアルキルエーテルを含有することを特徴
とする養毛剤を提供するものである。
【0010】また、本発明は、前記グリセロールモノア
ルキルエーテルが、ベヘニルアルコール、キミルアルコ
ール、バチルアルコール、3ーO-オクタデシルグリセロー
ル及びセラチルアルコールからなる群から選ばれた一種
または二種以上であることを特徴とする前記の養毛剤を
提供するものである。
【0011】さらに、本発明は、前記養毛剤が毛髪成長
期延長剤であることを特徴とする前記の養毛剤を提供す
るものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述
する。
【0013】本発明に使用するグリセロールモノアルキ
ルエーテルは公知化合物であるが、その養毛効果につい
てはこれまで確認されたことはなく、本発明者等によっ
て初めて見出された新たな効果である。
【0014】グリセロールモノアルキルエーテルは、グ
リセロールの1位または3位の炭素原子に結合する水酸
基部で、アルキル基がエーテル結合で結合しているもの
ならいずれでも良い。また、アルキル基部分は、炭素原
子数10以上のアルキル基をもつものであれば、分岐や
不飽和結合を持つものでも良い。
【0015】グリセロールモノアルキルエーテルとして
は、例えば、ベヘニルアルコール、キミルアルコール、
バチルアルコール、3ーO-オクタデシルグリセロール、セ
ラチルアルコール等が挙げられ、特に、ベヘニルアルコ
ール、キミルアルコール、3ーO-オクタデシルグリセロー
ルが好ましい。
【0016】本発明において、上記の各化合物は市販品
を利用することができるが、これらは化学合成で製造さ
れたものでもよいし、微生物及び動植物細胞で生産され
たものを抽出したものでもよい。
【0017】上記化合物の養毛剤への配合量は、養毛剤
全量中、0.0005〜20重量%、好ましくは0.01
〜5重量%である。0.0005重量%未満であると、
本発明でいう効果が十分に発揮されず、20重量%を超
えると製剤上好ましくない場合がある。
【0018】本発明の養毛剤は、グリセロールモノアル
キルエーテルの少なくとも1種を配合したものである
が、任意のグリセロールモノアルキルエーテルの2種以
上を組み合わせて使用しても好ましい。
【0019】本発明の養毛剤には、上記必須成分の他
に、本発明の効果を損なわない範囲で、通常、化粧品、
医薬部外品、医薬品等に用いられる他の成分、例えば、
粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素、高級
脂肪酸、高級アルコール、エステル類、シリコーン、ア
ニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性
剤、非イオン界面活性剤、保湿剤、水溶性高分子化合
物、増粘剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖
剤、低級アルコール、多価アルコール、糖類、アミノ酸
類、有機アミン類、合成樹脂エマルジョン、pH調製剤、
皮膚栄養剤、ビタミン類、酸化防止剤、酸化防止助剤、
香料、水等を必要に応じて適宜配合して、目的とする剤
形に応じ常法により製造することができる。以下に配合
可能成分を具体的に列挙するが、これらの成分の一種ま
たは二種以上を上記必須成分に配合して目的とする製品
を常法により製造できる。
【0020】粉末成分としては、タルク、カオリン、雲
母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲
母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、パーミキュライト、
炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウ
ム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネ
シウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属
塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウ
ム、焼成硫酸カルシウム、(焼セッコウ)、リン酸カル
シウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラ
ミックパウダー、金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛、パルミ
チン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化
ホウ素等の無機粉末、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉
末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉
末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合
体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エ
チレン粉末、セルロース粉末等の有機粉末、二酸化チタ
ン、酸化亜鉛等の無機白色顔料、酸化鉄(ベンガラ)、
チタン酸鉄等の無機赤色系顔料、γ−酸化鉄等の無機褐
色系顔料、黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料黒酸化
鉄、カーボンブラック、低次酸化チタン等の無機黒色系
顔料、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等の
無機紫色系顔料、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸
コバルト等の無機緑色系顔料、群青、紺青等の無機青色
系顔料、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコー
テッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタル
ク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビス
マス、魚鱗箔等のパール顔料、アルミニウムパウダー、
カッパーパウダー等の金属粉末顔料、赤色201号、赤
色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220
号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色
203号、橙色204号、黄色205号、黄色401
号、及び青色404号などの有機顔料、赤色3号、赤色
104号、赤色106号、赤色227号、赤色230
号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色
4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3
号及び青色1号などのジルコニウム、バリウム又はアル
ミニウムレーキ等の有機顔料、クロロフィル、β−カロ
チン等の天然色素等が挙げられる。但し、一般の化粧品
に適用できる粉末であれば良く、上記の成分に限定され
るものではない。
【0021】液体油脂としては、アボガド油、ツバキ
油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ
油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ
油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ
油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆
油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ
油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、
トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリ
セリン等が挙げられる。
【0022】固体油脂としては、カカオ脂、ヤシ油、馬
脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パ
ーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚
脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
【0023】ロウ類としては、ミツロウ、カンデリラロ
ウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタ
ロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カ
ポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビ
ロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシ
ル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セ
ラックロウ、 POEラノリンアルコールエーテル、 POEラ
ノリンアルコールアセテート、 POEコレステロールエー
テル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、 POE水
素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げられる。
【0024】炭化水素油としては、流動パラフィン、オ
ゾケライト、スクワレン、プリスタン、パラフィン、セ
レシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリン
ワックス等が挙げられる。
【0025】高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘ
ン(ベヘニン)酸、オレイン酸、12- ヒドロキシステア
リン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン
酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸
(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げら
れる。
【0026】高級アルコールとしては、例えば、ラウリ
ルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレ
イルアルコール、セトステアリルアルコール等の直鎖ア
ルコール、モノステアリルグリセリンエーテル(バチル
アルコール)、2-デシルテトラデシノール、ラノリンア
ルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシ
ルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチル
ドデカノール等の分枝鎖アルコール等があげられる。
【0027】合成エステル油としては、ミリスチン酸イ
ソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチル
ドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブ
チル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、
オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシ
ル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステ
アリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、 1
2-ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジ-2-エチル
ヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトー
ル脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N-アルキルグ
リコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リン
ゴ酸ジイソステアリル、ジ-2-ヘプチルウンデカン酸グ
リセリン、トリ-2-エチルヘキシル酸トリメチロールプ
ロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパ
ン、テトラ-2-エチルヘキシル酸ペンタンエリスリトー
ル、トリ-2-エチルヘキシル酸グリセリン、トリイソス
テアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2-エチルヘ
キサノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、トリミ
リスチン酸グリセリン、トリ-2-ヘプチルウンデカン酸
グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイ
ン酸オイル、セトステアリルアルコール、アセトグリセ
ライド、パルミチン酸2-ヘプチルウンデシル、アジピン
酸ジイソブチル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸-2-オク
チルドデシルエステル、アジピン酸ジ-2-ヘプチルウン
デシル、エチルラウレート、セバチン酸ジ−2-エチルヘ
キシル、ミリスチン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸
2-ヘキシルデシル、アジピン酸2-ヘキシルデシル、セバ
チン酸ジイソプロピル、コハク酸2-エチルヘキシル、酢
酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、クエン酸トリエチ
ル等が挙げられる。
【0028】シリコーンとしては、例えば、ジメチルポ
リシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチル
ハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサ
ン、デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルポリシロ
キサン、テトラメチルテトラハイドロジェンポリシロキ
サンなどの環状ポリシロキサン、3次元網目構造を形成
しているシリコン樹脂、シリコンゴム等が挙げられる。
【0029】アニオン界面活性剤としては、例えば、セ
ッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナ
トリウム等の脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、ラウリル硫酸K 等の高級アルキル硫酸エステル塩、
POE-ラウリル硫酸トリエタノールアミン、POE-ラウリル
硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸エステル塩、
ラウロイルサルコシンナトリウム等のN-アシルサルコシ
ン酸、N-ミリストイル-N- メチルタウリンナトリウム、
ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメ
チルタウリッドナトリウム等の高級脂肪酸アミドスルホ
ン酸塩、POE オレイルエーテルリン酸ナトリウム、POE
ステアリルエーテルリン酸等のリン酸エステル塩、ジ-2
-エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウ
ロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホ
コハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコー
ルスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸塩、リ
ニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアド
デシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニ
アドデシルベンゼンスルホン酸等のアルキルベンゼンス
ルホン酸塩、N-ラウロイルグルタミン酸モノナトリウ
ム、N-ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N-ミリ
ストイル-L-グルタミン酸モノナトリウム等のN-アシル
グルタミン酸塩、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナト
リウム等の高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、ロート
油等の硫酸化油、POE-アルキルエーテルカルボン酸、PO
E-アルキルアリルエーテルカルボン酸塩、α-オレフィ
ンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二
級アルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロール
アミド硫酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミ
ドコハク酸ナトリウム、N-パルミトイルアスパラギン酸
ジトリエタノールアミン、カゼインナトリウム等が挙げ
られる。
【0030】カチオン界面活性剤としては、例えば、塩
化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルト
リメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニ
ウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアル
キルジメチルアンモニウム塩、塩化ポリ(N,N'-ジメチル
-3,5-メチレンピペリジニウム)、塩化セチルピリジニウ
ム等のアルキルピリジニウム塩、アルキル四級アンモニ
ウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、ア
ルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモリホニウム
塩、POE-アルキルアミン、アルキルアミン塩、ポリアミ
ン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸誘導体、塩化
ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等が挙げられ
る。
【0031】両性界面活性剤としては、例えば、2-ウン
デシル-N,N,N-(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)-2-
イミダゾリンナトリウム、2-ココイル−2−イミタゾリ
ニウムヒドロキサイド-1-カルボキシエチロキシ2 ナト
リウム塩等の、イミダゾリン系両性界面活性剤、2-ヘプ
タデシル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミ
ダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベ
タイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベ
タイン等のベタイン系界面活性剤等が挙げられる。
【0032】親油性非イオン界面活性剤としては、例え
ば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソス
テアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモ
ノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビ
タンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペ
ンタ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、
テトラ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン
等のソルビタン脂肪酸エステル類、モノ綿実油脂肪酸グ
リセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸
グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α, α'-オ
レイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン
酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリンポリグリセリン脂
肪酸類、モノステアリン酸プロピレングリコール等のプ
ロピレングリコール脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘
導体、グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。
【0033】親水性非イオン界面活性剤としては、例え
ば、 POE-ソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタン
モノステアレート、POE-ソルビタンモノオレート、POE-
ソルビタンテトラオレエート等の POEソルビタン脂肪酸
エステル類、POE-ソルビットモノラウレート、POE-ソル
ビットモノオレエート、POE-ソルビットペンタオレエー
ト、POE-ソルビットモノステアレート等の POEソルビッ
ト脂肪酸エステル類、POE-グリセリンモノステアレー
ト、POE-グリセリンモノイソステアレート、POE-グリセ
リントリイソステアレート等のPOE-グリセリン脂肪酸エ
ステル類、POE-モノオレエート、POE-ジステアレート、
POE-モノジオレエート、システアリン酸エチレングリコ
ール等のPOE-脂肪酸エステル類、POE-ラウリルエーテ
ル、POE-オレイルエーテル、POE-ステアリルエーテル、
POE-ベヘニルエーテル、POE-2-オクチルドデシルエーテ
ル、POE-コレスタノールエーテル等のPOE-アルキルエー
テル類、POE-オクチルフェニルエーテル、POE-ノニルフ
ェニルエーテル、POE-ジノニルフェニルエーテル等のPO
E アルキルフェニルエーテル類、ブルロニック等のプル
アロニック型類、POE・POPセチルエーテル、POE・POP-2
-デシルテトラデシルエーテル、POE・POP-モノブチルエ
ーテル、POE・POP-水添ラノリン、POE・POP-グリセリン
エーテル等の POE・POP-アルキルエーテル類、テトロニ
ック等のテトラPOE・テトラPOP-エチレンジアミン縮合
物類、POE-ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油、POE-硬化ヒマ
シ油モノイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油トリイソ
ステアレート、POE-硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸
モノイソステアリン酸ジエステル、POE-硬化ヒマシ油マ
レイン酸等のPOE-ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体、POE-ソ
ルビットミツロウ等のPOE-ミツロウ・ラノリン誘導体、
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタ
ノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等のアル
カノールアミド、POE-プロピレングリコール脂肪酸エス
テル、POE-アルキルアミン、POE-脂肪酸アミド、ショ糖
脂肪酸エステル、POE-ノニルフェニルホルムアルデヒド
縮合物、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、ト
リオレイルリン酸等が挙げられる。
【0034】保湿剤としては、例えば、ポリエチレング
リコール、プロピレングリコール、グルセリン、1,3-ブ
チレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マル
チトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイ
チン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリ
ル-12-ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁
酸塩、dl- ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラー
ゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イサイヨバラ抽出
物、セイヨウノキギリソウ抽出物、メリロート抽出物等
が挙げられる。
【0035】天然の水溶性高分子としては、例えば、ア
ラアビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガ
ム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチ
ン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコ
ロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロ
コシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸等の植
物系高分子、キサンタンガム、デキストラン、サクシノ
グルカン、ブルラン等の微生物系高分子、コラーゲン、
カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子が挙
げられる。
【0036】半合成の水溶性高分子としては、例えば、
カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピル
デンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、ニ
トロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシ
プロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セ
ルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、結
晶セルロース、セルロース末等のセルロース系高分子、
アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコー
ルエステル等のアルギン酸系高分子が挙げられる。
【0037】合成の水溶性高分子としては、例えば、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリ
ビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー(カーボ
ポール)等のビニル系高分子、ポリエチレングリコール
20,000、40,000、60,000 等のポリオキシエチレン系高
分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合
体共重合系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエ
チルアクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系
高分子、ポリエチレンイミン、カチオンポリマー等が挙
げられる。
【0038】無機の水溶性高分子としては、例えば、ベ
ントナイト、ケイ酸A1Mg( ビーガム) 、ラポナイト、ヘ
クトライト、無水ケイ酸等が挙げられる。
【0039】増粘剤としては、例えば、アラビアガム、
カラギーナン、カラヤガム、トラガカントガム、キャロ
ブガム、クインスシード(マルメロ)、カゼイン、デキ
ストリン、ゼラチン、ペクチン酸ナトリウム、アラギン
酸ナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、
CMC、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、PVA、PVM、PVP、ポリアクリ
ル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ローカス
トビーンガム、グアーガム、タマリントガム、ジアルキ
ルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、キサンタンガ
ム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナイト、
ヘクトライト等が挙げられる。
【0040】紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミ
ノ安息香酸(以下、PABA と略す)、PABAモノグリセリ
ンエステル、N,N-ジプロポキシPABAエチルエステル、N,
N-ジエトキシPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAエ
チルエステル、N,N-ジメチルPABAブチルエステル、N,N-
ジメチルPABAエチルエステル等の安息香酸系紫外線吸収
剤、ホモメンチル-N- アセチルアントラニレート等のア
ントラニル酸系紫外線吸収剤、アミルサリシレート、メ
ンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オク
チルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサ
リシレート、p-イソプロパノールフェニルサリシレート
等のサリチル酸系紫外線吸収剤、オクチルシンナメー
ト、エチル-4-イソプロピルシンナメート、メチル-2,5-
ジイソプロピルシンナメート、エチル-2,4-ジイソプロ
ピルシンナメート、メチル-2,4-ジイソプロピルシンナ
メート、プロピル-p-メトキシシンナメート、イソプロ
ピル-p-メトキシシンナメート、イソアミル-p-メトキシ
シンナメート、オクチル-p-メトキシシンナメート(2-エ
チルヘキシル-p-メトキシシンナメート) 、2-エトキシ
エチル-p-メトキシシンナメート、シクロヘキシル-p-メ
トキシシンナメート、エチル-α-シアノ-β-フェニルシ
ンナメート、2-エチルヘキシル-α-シアノ-β-フェニル
シンナメート、グリセリルモノ-2-エチルヘキサノイル-
ジパラメトキシシンナメート等の桂皮酸系紫外線吸収
剤、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2'-ジヒドロ
キシ-4- メトキシベンゾフェノン、2,2'- ジヒドロキシ
-4,4'-ジメトキシベンゾフェノン、2,2',4,4'-テトラヒ
ドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メトキシベ
ンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メトキシ-4'-メチルベ
ンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メトキシベンゾフェノ
ン-5-スルホン酸塩、4-フェニルベンゾフェノン、2-エ
チルヘキシル-4'-フェニル-ベンゾフェノン-2-カルボキ
シレート、2-ヒドロキシ-4-n-オクトキシベンゾフェノ
ン、4-ヒドロキシ-3-カルボキシベンゾフェノン等のベ
ンゾフェノン系紫外線吸収剤、3-(4'-メチルベンジリデ
ン)-d,l-カンファー、3-ベンジリデン-d,l-カンファ
ー、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチルエステル、2-フ
ェニル-5-メチルベンゾキサゾール、2,2'-ヒドロキシ-5
-メチルフェニルベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキ
シ-5'-t-オクチルフェニル) ベンゾトリアゾール、2-
(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニルベンゾトリアゾー
ル、ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、4-メトキシ
-4'-t-ブチルジベンゾイルメタン、5-(3,3-ジメチル-2-
ノルボルニリデン)-3-ペンタン-2-オン等が挙げられ
る。
【0041】金属イオン封鎖剤としては、例えば、1-ヒ
ドロキシエタン-1,1- ジフォスホン酸、1-ヒドロキシエ
タン-1,1- ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二
ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリ
ウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メ
タリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、
アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸等が挙げられる。
【0042】低級アルコールとしては、例えば、メタノ
ール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、
イソブチルアルコール、t-ブチルアルコール等が挙げら
れる。
【0043】多価アルコールとしては、例えば、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、トリメチレング
リコール、1,2-ブチレングルコール、1,3-ブチレングル
コール、テトラメチレングルコール、2,3-ブチレングル
コール、ペンタメチレングルコール、2-ブテン-1,4- ジ
オール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール
等の2価のアルコール、グリセリン、トリメチロールプ
ロパン、1,2,6-ヘキサントリオール等の3価のアルコー
ル、ペンタエリスリトール等の4価アルコール、キシリ
トール等の5価アルコール、ソルビトール、マンニトー
ル等の6価アルコール、ジエチレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、トリエチレングルコール、ポリプロ
ピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリ
セリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テ
トラグリセリン、ポリグリセリン等の多価アルコール重
合体、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレ
ングルコールモノエチルエーテル、エチレングリコール
モノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニル
エーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、
エチレングリコールモノ2-メチルヘキシルエーテル、エ
チレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコ
ールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピ
ルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エ
チレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコー
ルジブチルエーテル等の2価のアルコールアルキルエー
テル類、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレング
リコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジ
メチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレン
グリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノ
エチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエー
テル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロ
ピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリ
コールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコール
メチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等の2価ア
ルコールアルキルエーテル類、エチレングリコールモノ
メチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエ
チルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチ
ルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニ
ルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベー
ト、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレング
リコールモノエチルエーテルアステート、ジエチレング
リコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレング
リコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレング
リコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレング
リコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレン
グリコールモノフェニルエーテルアセテート等の2価ア
ルコールエーテルエステル、キシルアルコール、セラキ
ルアルコール、バチルアルコール等のグリセリンモノア
ルキルエーテル、ソルビトール、マルチトール、マルト
トリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、
グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトー
ス、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール等の
糖アルコール、グリソリッド、テトラハイドロフルフリ
ルアルコール、 POEテトラハイドロフルフリルアルコー
ル、POPーブチルエーテル、POP・POEーブチルエーテル、ト
リポリオキシプロピレングリセリンエーテル、POPーグリ
セリンエーテル、POPーグリセリンエーテルリン酸、POP・
POEーペンタンエリスリトールエーテル等が挙げられる。
【0044】単糖としては、例えば、D-グリセリルアル
デヒド、ジヒドロキシアセトン等の三炭糖、D-エリトロ
ース、D-エリトルロース、D-トレオース、エリスリトー
ル等の四炭糖、L-アラビノース、D-キシロース、L-リキ
ソース、D-アラビノース、D-リボース、D-リブロース、
D-キシルロース、L-キシルロース等の五炭糖、D-グルコ
ース、D-タロース、D-ブシコース、D-ガラクトース、D-
フルクトース、L-ガラクトース、L-マンノース、D-タガ
トース等の六炭糖、アルドヘプトース、ヘプッロース等
の七炭糖、オクツロース等の八炭糖、2-デオキシ-D- リ
ボース、6-デオキシ-L- ガラクトース、6-デオキシ-L-
マンノース等のデオキシ糖、D-グルコサミン、D-ガラク
トサミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等の
アミノ糖、D-グルクロン酸、D-マンヌロン酸、L-グルロ
ン酸、D-ガラクツロン酸、L-イズロン酸等のウロン酸等
が挙げられる。
【0045】オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、グン
チアノース、ウンベリフェロース、ラクトース、プラン
テオース、イソリクノース類、α, α- トレハロース、
ラフィノース、リクノース類、ウンビリシン、スタキオ
ースベルバスコース類等が挙げられる。
【0046】多糖としては、例えば、セルロース、クイ
ンスシード、コンドロイチン硫酸、デンプン、ガラクタ
ン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、ヘ
パラン硫酸、ヒアルロン酸、トラガントガム、ケラタン
硫酸、コンドロイチン、キサンタンガム、ムコイチン硫
酸、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカスト
ビンガム、サクシノグルカン、カロニン酸等が挙げられ
る。
【0047】アミノ酸として、例えば、グリシン、アラ
ニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、スレ
オニン、トリプトファン、シスチン、システイン、メチ
オニン、プロリン、ヒドロキシプロリン等の中性アミノ
酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、アスパラギン、グ
ルタミン等の酸性アミノ酸、およびアルギニン、ヒスチ
ジン、リジン、ヒドロキシリジン等の塩基性アミノ酸が
挙げられる。また、アミノ酸誘導体として、例えばアシ
ルサルコシンナトリウム( ラウロイルサルコシンナトリ
ウム) 、アシルグルタミン酸塩、アシルβ- アラニンナ
トリウム、グルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙
げられる。
【0048】有機アミンとしては、例えば、モノエタノ
ールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2-アミ
ノ-2- メチル−1,3-プロパンジオール、2-アミノ-2-メ
チル-1-プロパノール等が挙げられる。
【0049】合成樹脂エマルジョンとしては、例えば、
アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマ
ルジョン、アクリルレジン液、ポリアクリルアルキルエ
ステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン
等が挙げられる。
【0050】pH調製剤としては、例えば、乳酸−乳酸ナ
トリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム等の緩衝剤等
が挙げられる。
【0051】ビタミン類としては、例えば、ビタミン
A,B1 ,B2 ,B6 ,Eおよびその誘導体、パントテ
ン酸およびその誘導体、ビオチン等が挙げられる。
【0052】酸化防止剤としては、例えば、トコフェロ
ール類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキ
シアニソール、没食子酸エステル類等が挙げられる。
【0053】酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、
クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コ
ハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェ
イト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げら
れる。
【0054】本発明の養毛剤の剤形は、例えば、トニッ
クなどの可溶化系、乳液、クリームなどの乳化系、軟
膏、分散液などの任意の剤型をとることができ、また、
その形態も、脱毛防止、発毛及び育毛効果を目的とする
ヘアーケア用の医薬品、医薬部外品又は化粧料品して、
例えば、発毛促進剤、育毛料、頭皮トリートメント剤、
ヘアトニック、シャンプー、リンス、ヘアパックなどの
任意の形態を採ることが出来る。
【0055】本発明の養毛剤は皮膚に直接に塗布または
散布する経皮投与による投与方法をとる。また、本発明
の養毛剤の最適投与量は、年齢、個人差、病状等により
変化するので明確には特定できないが、一般的には、ヒ
トに投与する場合の投与量は体重1kgおよび1日当り
0.01〜100mg、好ましくは0.1〜10mgであ
り、この量を1日1回または2〜4回に分けて投与する
ことができる。
【0056】
【実施例】次に実施例をあげて本発明の養毛剤をさらに
具体的に説明する。本発明はこれらの実施例のみに限定
されるものではない。なお、配合量及び濃度は重量%を
意味する。
【0057】「発毛効果試験」対照試料として70%エ
タノールを用い、比較例として類似の化合物や発毛化合
物を用いて、本発明で用いられる必須成分の発毛効果を
下記の発毛試験にて行った。
【0058】実験動物として毛周期が休止期にあるC3
H/Heマウスを用い、小川らの方法(ノーマル アン
ド アブノーマル エピダーマル デイフアレンシエーシ
ヨン[Normal and Abnormal Epidermal Differentiatio
n]、M. SeijiおよびI. A. Bernstein 編集、第159
〜170ページ、1982年、東大出版)により行っ
た。
【0059】すなわち、マウスを1群6匹とし、それぞ
れ、被験試料と対照試料用の群に分け、バリカンでマウ
スの背部を剃毛し、それぞれの試料を1日1回、0.1
mlずつ塗布した。25日後に毛の再生面積を測定した
結果を下記「表1」に示す(数値は平均値である)。
【0060】実施例及び比較例の被検試料は70%エタ
ノール水溶液に溶解し、塗布に供した。
【0061】
【表1】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 濃度 被験試料 毛再生面積(%)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 実施例1 1% ベヘニルアルコール 60ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 実施例2 0.8% キミルアルコール 40ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 実施例3 2% 3ーO-オクタデシルグリセロール 70ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 比較例1 1.0% 1-O-ヘキサテ゛シル-2-アセチルク゛リセロール 3ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 比較例2 1.0% モノヘキサテ゛シルク゛リセリンエステル 3ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 比較例3 (対照) 70%エタノール 0ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【0062】「表1」より明らかなように、本発明の必
須成分を用いた実施例のエタノール水溶液は、マウスの
発毛試験において有意な効果を有する。
【0063】「養毛効果試験」本発明の養毛剤の脱毛防
止、発毛効果等の養毛作用を調べるために、ヒトに対し
て、以下の方法でトリコグラム試験を実施した。被験試
料及び対照試料は、上記発毛試験に用いた実施例1及び
2並びに対照としての70%エタノールの比較例3であ
る。
【0064】養毛剤の使用前と使用後の抜去毛髪の毛根
を顕微鏡下で観察し、毛根の形態から休止期毛根数を計
数し、その割合の増減によつて本発明の養毛剤の養毛効
果を判定した。休止期毛根とは成長の止まった毛の毛根
であり、脱毛を訴える人は正常な人よりもこの休止期毛
根の割合が多いことが認められている。
【0065】被験試料及び対照試料の実施例及び比較例
をそれぞれ男性被験者10名の頭皮に1日2回、1回2
mlずつ6ケ月間連続して塗布し、塗布直前および6ケ
月間塗布終了直後に被験者1名につき100本ずつ毛髪
を抜去し、それぞれの毛根を調べ、実使用テストを行っ
た。結果を「表2」に示す。
【0066】
【表2】 ----------------------------------------------------------------------- 試料 休止期毛根の割合(%) 養毛効果 --------------------------------------------- 20%以上減少 ±20% 20%以上増加 ----------------------------------------------------------------------- 実施例1 50 35 15 有効 ----------------------------------------------------------------------- 実施例2 40 38 22 有効 ----------------------------------------------------------------------- 比較例3 10 50 40 無効 -----------------------------------------------------------------------
【0067】「表2」より明らかなように、本発明の養毛
剤はヒトのトリコグラム試験において、有意な養毛効果
を有する。
【0068】以下に、本発明の別の態様の養毛剤を列記
するが、いずれの実施例も、上記の発毛効果試験、毛髪
成長期延長効果試験及び養毛効果試験において有意な効
果が得られた。
【0069】 「実施例4」 (A相) ポリオキシエチレン(60モル)付加硬化ヒマシ油 2.0重量% グリセリン 10.0 ジプロピレングリコール 10.0 1,3−ブチレングリコール 5.0 ポリエチレングリコール1500 5.0 (B相) ベヘニルアルコール 1.0 セチルイソオクタネート 10.0 スクワラン 5.0 ワセリン 2.0 プロピルパラベン 2.0 (C相) カルボキシビニルポリマー1%水溶液 30.0 ヘキサメタリン酸ソーダ 0.03 イオン交換水 8.35 (D相) イオン交換水 4.5 (E相) カセイカリ 0.12 イオン交換水 5.0 (製造法)A相、B相をそれぞれ60℃で加熱溶解し、
混合してホモミキサー処理しゲルを作る。これにD相を
徐々に添加しホモミキサーで分散する。次に、これに溶
解したC相を加え、最後に溶解したE相を添加しホモミ
キサーで乳化してO/W乳液型の養毛剤を得た。
【0070】 「実施例5」 (A相) キミルアルコール 2.5重量% バチルアルコール 2.5 流動パラフイン 5.0 セトステアリルアルコール 5.5 グリセリルモノステアレート 3.0 EO(20モル)−2−オクチルドデシルエーテル 3.0 プロピルパラベン 0.3 香料 0.1 (B相) グリセリン 8.0 ジプロピレングリコール 20.0 ポリエチレングリコール4000 5.0 ドデシル硫酸ナトリウム 0.1 ヘキサメタリン酸ソーダ 0.005 イオン交換水 45.095 (製造法)A相、B相をそれぞれ加熱溶解して混合し、
ホモミキサーで乳化してクリーム状養毛剤を得た。
【0071】 「実施例6」 キミルアルコール 0.2重量% ステアリルジメチルアミンオキシド 0.5 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 1.0 95%エタノール 54.0 イオン交換水 残部 (製造法)95%エタノールにイオン交換水を加え、こ
れに硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物
およびステアリルジメチルアミンオキシドを加えた後、
キミルアルコールを加え、攪拌溶解する。
【0072】 「実施例7」 N−ヤシラウリル−β−アミノプロピオン酸ソーダ 0.2 セラチルアルコール 0.1 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 0.5 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 1.0 95%エタノール 54.0 イオン交換水 残部 (製造法)95%エタノールにイオン交換水を加え、こ
れに硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加
物、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムおよびN−
ヤシラウリル−β−アミノプロピオン酸ソーダを加えた
後、セラチルアルコールを加え、攪拌溶解する。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、ヒトを始めとする哺乳
動物において優れた脱毛防止及び発毛促進等の養毛効果
を有する養毛剤を提供することが出来る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリセロールモノアルキルエーテルを含
    有することを特徴とする養毛剤。
  2. 【請求項2】 前記グリセロールモノアルキルエーテル
    が、ベヘニルアルコール、キミルアルコール、バチルア
    ルコール、3ーO-オクタデシルグリセロール及びセラチル
    アルコールからなる群から選ばれた一種または二種以上
    であることを特徴とする請求項1記載の養毛剤。
  3. 【請求項3】 前記養毛剤が毛髪成長期延長剤であるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の養毛剤。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002017863A1 (fr) * 2000-08-31 2002-03-07 Shiseido Co., Ltd. Agents favorisant la repousse des cheveux

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002017863A1 (fr) * 2000-08-31 2002-03-07 Shiseido Co., Ltd. Agents favorisant la repousse des cheveux

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