JPH11263368A - 食品包装用積層袋 - Google Patents

食品包装用積層袋

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JPH11263368A
JPH11263368A JP10063477A JP6347798A JPH11263368A JP H11263368 A JPH11263368 A JP H11263368A JP 10063477 A JP10063477 A JP 10063477A JP 6347798 A JP6347798 A JP 6347798A JP H11263368 A JPH11263368 A JP H11263368A
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heat
propylene
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ethylene
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浩 大森
Yasunori Nakamura
康則 中村
Junichi Kuroki
潤一 黒木
Noriko Furuya
紀子 古谷
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Japan Polychem Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ニッカリ粉の散布なしにブロッキングの発生
を抑制した食品包装用積層袋を提供する。 【解決手段】 少なくともプロピレン−エチレンブロッ
ク共重合体樹脂を主成分とする樹脂組成物よりなるヒー
トシール性フィルム4と、耐熱性樹脂フィルム2とから
なる積層体1を、ヒートシール性フイルム4が内側とな
るように袋状に形成した食品包装用積層袋において、ヒ
ートシール性フィルム4の表面粗度(Ra)を、下記の
測定条件において、0.2〜0.5μmの範囲内とする
ことにより、上記課題を解決した。測定条件としては、
触針先端曲率半径が5μm、カットオフ波長が0.25
mm、カットオフ種別が2CR(位相補償)、測定速度
が0.3mm/秒、測定方向がフィルムMD方向であ
る。ヒートシール性フィルムの表面粗度(Ra)を所定
の範囲内とすることによって、従来のようなニッカリ粉
の散布を行なわなくとも、充填時の開口不良を根絶する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品包装用積層袋
に関し、更に詳しくは、レトルト食品包装用積層袋に用
いるプロピレン−エチレンブロック共重合体を主体とし
たヒートシール性フイルムの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、プロピレン−エチレンブロッ
ク共重合体(以下「BPP」という。)よりなるヒート
シール性フィルムと耐熱性フィルムを貼合わせてなる積
層フィルムを用いたレトルト食品包装用積層袋(以下
「レトルトパウチ」ともいう。)、および、そのヒート
シール性フィルムと耐熱性フィルムの間にアルミニウム
箔を介在させて貼合わせた積層フィルムを用いたレトル
ト食品包装用積層袋が知られている。BPPは、融点が
160℃付近であるためレトルト殺菌におけるフイルム
同士の融着や変形が生じにくく、また内容物への抽出移
行成分も少ないので、レトルトパウチの内面に設けられ
るヒートシール性フイルムとして広く用いられている。
【0003】レトルト食品は、常温流通・常温保存を前
提としたものであるが、0℃以下となる寒冷地での保存
・流通も考えられる。そのため、レトルトパウチには耐
熱性と同時に耐寒衝撃性が要求される。また、レトルト
パウチは、業務用としても広く用いられており、内容量
が増加しても優れた耐寒衝撃性を有することへの要求が
高まっている。レトルトパウチの耐寒衝撃性を高めるた
めには、ヒートシール性フィルムの厚さを増加させた
り、エチレン−α−オレフィン共重合体(いわゆるオレ
フィン系エラストマー)を添加したBPPよりなるヒー
トシール性フイルムを用いるのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、BPP
よりなるヒートシール性フィルムにオレフィン系エラス
トマーを添加する場合、添加量の増加に伴ってレトルト
パウチの内面同士が密着するブロッキング現象が発生す
る場合がある。ブロッキング現象が発生したレトルトパ
ウチは、内容物充填の際にレトルトパウチの充填口を開
口することができないという開口ミスが起こることによ
って、充填トラブルが頻発し、作業性が著しく低下す
る。
【0005】このようなブロッキング現象を防止するた
めに、積層体を製造するラミネート工程時や食品包装用
積層袋を製造する製袋工程時に、ヒートシール性フィル
ムの表面にいわゆるニッカリ粉を散布することが一般的
に行なわれている。ニッカリ粉は、その粉体粒子によっ
てレトルトパウチの内面同士の密着を防ぎ、ブロッキン
グ現象の発生を防いでいる。しかし、こうした方法であ
っても、ヒートシール性フィルムの表面への散布ムラが
起こり、充分散布されていない部分でのブロッキングの
発生を根絶することができず、開口ミスによる充填トラ
ブルをなくすことが困難であった。また、ニッカリ粉の
散布による作業環境の衛生性が著しく悪化する場合があ
った。
【0006】本発明は、かかる状況に鑑みてなされたも
のであり、ニッカリ粉の散布なしにブロッキングの発生
を抑制したレトルトパウチを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、特定の表面物性を有するヒートシール性
フィルムを用いることで、上記目的を達成しうることを
見出し、この知見に基いて本発明を完成するに至った。
【0008】本発明の食品包装用積層袋は、少なくとも
プロピレン−エチレンブロック共重合体樹脂を主成分と
する樹脂組成物よりなるヒートシール性フィルムと耐熱
性樹脂フィルムとからなる積層体を、前記ヒートシール
性フイルムが内側となるように袋状に形成した食品包装
用積層袋において、前記ヒートシール性フィルムの表面
粗度(Ra)が、下記の測定条件において、0.2〜
0.5μmの範囲内であることに特徴を有する。測定条
件は、触針先端曲率半径が5μm、カットオフ波長が
0.25mm、カットオフ種別が2CR(位相補償)、
測定速度が0.3mm/秒、測定方向がフィルムMD方
向である。
【0009】この発明によれば、ヒートシール性フィル
ムの表面粗度(Ra)を、0.2〜0.5μmの範囲内
とするので、レトルトパウチの内面同士が密着するブロ
ッキング現象を防止することができる。そのため、積層
体および食品包装用積層袋の少なくとも何れか一方の製
造時に、従来のようなニッカリ粉の散布を行なわなくと
も、内容物充填の際にレトルトパウチの充填口を容易に
開口することができるので、開口ミスの発生による充填
トラブルを抑制し、作業性を向上させることができる。
【0010】前記ヒートシール性フィルムのフィルム状
態におけるメルトフローレート(230℃、荷重2.1
6kg)が、1〜4g/10分の範囲内であることが好
ましい。この範囲のメルトフローレートを有するヒート
シール性フィルムは、開口適性に優れると共に、ヒート
シール部分の熱衝撃性に優れているのでより好ましい。
【0011】前記樹脂組成物は海島構造形態をとり、前
記ヒートシール性フィルム表面近傍に位置する島構造に
より該ヒートシール性フィルム表面に凸部が形成される
ことで、前記の表面粗度(Ra)が実現される。この島
構造による表面粗度(Ra)の実現によって、内容物充
填の際にレトルトパウチの充填口を容易に開口すること
ができる。そのため、従来のニッカリ粉のような、ヒー
トシール性フィルムの内面に散布によって付着してブロ
ッキングを防止するものではないので、散布ムラによる
開口ミスが起こらず、また、衛生的にも優れている。
【0012】前記プロピレン−エチレンブロック共重合
体樹脂を主成分とする樹脂組成物は、下記の条件(1)
および条件(2)を満たすプロピレン−エチレンブロッ
ク共重合体を25〜70重量%含有することが好まし
い。条件(1)は、プロピレン単独重合体またはエチレ
ン含量が2重量%以下のプロピレン−エチレン共重合体
よりなるプロピレンブロック(I)65〜85重量%
と、エチレン含量が20〜95重量%のエチレン−プロ
ピレン共重合体ブロック(II)15〜35重量%とから
なり、230℃、2.16kg荷重におけるメルトフロ
ーレート(MFR)が0.5〜1.5g/10分であ
る。条件(2)は、条件(1)におけるMFRとプロピ
レンブロック(I)のメルトフローレート(MFR
(1))との比であるMFR/MFR(1)の値が、
0.01〜0.3の範囲内である。
【0013】この発明によれば、レトルトパウチに必要
な物性、例えば耐衝撃性、ヒートシール性、柚子肌適性
を向上し維持するプロピレン−エチレンブロック共重合
体を構成するプロピレンブロック(I)とエチレン−プ
ロピレン共重合体ブロック(II)の組成およびプロピレ
ン−エチレンブロック共重合体のメルトフローレートと
プロピレンブロック(I)のメルトフローレートとの比
を所定の範囲内にすることにより、レトルトパウチに必
要な物性を維持しつつ、開口性の良好なレトルトパウチ
を得ることができる。
【0014】上述の効果により、ヒートシール性フィル
ムの厚みを100μm以下としても、ヒートシール性と
耐寒衝撃性に優れ、且つ開口性の良好なレトルトパウチ
とすることができる。
【0015】また、前記積層体は、前記ヒートシール性
フィルムと前記耐熱性樹脂フィルムの間に酸素バリアー
層を介在させることで、内容物の酸化劣化を防止するこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的に説明す
る。
【0017】図1は、本発明の食品包装用積層袋に用い
る積層体の一例を示す断面図である。積層体1は、耐熱
性樹脂フィルム2と、ヒートシール性フィルム4と、耐
熱性樹脂フィルム2とヒートシール性フィルム4との間
に設けられた中間層3とによって構成されている。
【0018】耐熱性樹脂フィルム2としては、ポリエチ
レンテレフタレートフイルム(以下「PETフィルム」
という。)を好適に用いることができる。耐熱性樹脂フ
ィルム2の厚さは特に限定されないが、5〜20μmの
ものが通常使用される。また、必要に応じて耐熱性樹脂
フィルム2の表面および/または裏面に印刷を施しても
よい。
【0019】ヒートシール性フィルム4としては、無延
伸ポリプロピレンフィルム(以下「CPP」という。)
を好適に用いることができる。CPPとしては、後述の
製造方法によって得られるBPPを溶融押出しして得る
ことができる。ヒートシール性フィルム4の厚さは、1
00μm以下であることが好ましい。
【0020】中間層3としては、例えば、酸素バリアー
層および衝撃吸収樹脂層の何れか一方または両方を設け
ることができる。また、これらの層を数層設けることも
できる。酸素バリアー層としては、厚さ5〜9μmのア
ルミニウム箔を用いるのが一般的であるが、塩化ビニリ
デンフィルム、エチレン−ビニルアルコール共重合体フ
ィルム、無機物蒸着フィルムを用いることもできる。衝
撃吸収樹脂層としては、ナイロンフィルムが好適に用い
られる。ナイロンフィルムは、1軸延伸、2軸延伸また
は無延伸の何れのものであっても好適に用いることがで
きる。衝撃吸収樹脂層の厚さは特に限定されないが、通
常5〜40μm、好ましくは10〜30μmの範囲であ
る。
【0021】次に、BPPの製造方法について説明す
る。
【0022】BPPの製造のための原料としては、プロ
ピレンとエチレンが使用されるが、必要に応じて本発明
の目的を損なわない程度で他のオレフィン、例えば、ブ
テン−1、4−メチル−ペンテン−1などを添加するこ
とができる。
【0023】重合工程の際に使用される触媒としては、
マグネシウム、ハロゲン、チタン、電子供与体を必須成
分とするマグネシウム担持型固体触媒、三塩化チタンを
主成分とする固体触媒成分と有機アルミニウムからなる
触媒、あるいはメタロセン触媒を使用することができ
る。
【0024】BPPを製造するための重合工程は、プロ
ピレンの単独重合体またはエチレン含量が2重量%以下
のプロピレン−エチレン共重合体よりなるプロピレンブ
ロック(I)を形成する第一の重合工程と、エチレン含
量が20〜95重量%の範囲内であるエチレン−プロピ
レン共重合体ブロック(II)を重合する第二の重合工程
とからなる。
【0025】第一の重合工程は、原材料であるプロピレ
ンまたはプロピレンとエチレンとの混合物に上述の触媒
を加え、プロピレン単独重合体またはエチレン含量が2
重量%以下のプロピレン−エチレン共重合体よりなるプ
ロピレンブロック(I)を、最終的に得られる全重合体
量の60〜95重量%に相当する量となるように形成さ
せる工程である。
【0026】第二の重合工程は、第一の重合工程に引き
続いて行なわれ、第一の重合工程で製造したプロピレン
ブロック(I)にプロピレンとエチレンの混合物をさら
に導入して、エチレン−プロピレンブロック共重合体
を、全重合体量の5〜40重量%に相当する量となるよ
うに形成させる工程である。
【0027】BPPの製造は、回分式、連続式の何れの
方法によっても実施可能である。この際、へキサン、ヘ
プタンなどの不活性炭化水素溶媒中で重合を行う方法、
実質的に不活性溶媒を用いずにプロピレンを溶媒として
使用する方法、実質的に液体溶媒を用いずにガス状の単
量体中で重合を行う方法、さらにこれらを組み合わせた
方法を採択することができる。第一の重合工程と第二の
重合工程は、同一の重合槽を用いても、別個の重合槽を
用いてもよい。
【0028】ヒートシール性フィルム4は、こうして得
られたBPP樹脂を主成分とした樹脂組成物を溶融押出
しすることによって製造され、0.2〜0.5μmの範
囲内の表面粗度(以下「Ra」ともいう。)で得ること
ができる。Raが0.2μm未満では、このヒートシー
ル性フィルム4を用いて製造されたレトルトパウチのブ
ロッキングの発生率が著しく増加し、開口不良による充
填トラブルが頻発するようになる。また、Raが0.5
μmを超えるものは、いわゆるオレンジピールの状態で
あり、レトルトパウチの外観が著しく低下する。
【0029】なお、表面粗度は、測定方法や測定条件に
よって得られる値が異なるので、本発明では、JIS−
B−0651(1976)で規定されている触針式表面
粗さ測定器で測定する。測定器の測定条件は、触針先端
曲率半径を5μm、カットオフ波長を0.25mm、カ
ットオフ種別を2CR(位相補償)、測定速度を0.3
mm/秒、測定方向をフィルムMD方向、測定長さを4
mmとし、得られた値で表面粗度の範囲を規定した。測
定方向であるMD方向とは、プロピレン−エチレンブロ
ック共重合体を主成分とする樹脂組成物を押出し成形す
るときのフィルムの送り方向、すなわちフィルムの長手
方向と平行な方向をいう。
【0030】ヒートシール性フィルム4のフィルム状態
におけるメルトフローレートは、1〜4g/10分の範
囲内であることが好ましい。このメルトフローレートが
1g/分未満では、このヒートシール性フィルム4を用
いて製造されたレトルトパウチの表面状態がオレンジピ
ール状態となり易く、外観が悪くなる。また、メルトフ
ローレートが4g/分を超えるものは、レトルトパウチ
のヒートシール部分の耐衝撃性が劣るために好ましくな
い。なお、メルトフローレートは、通常、230℃、荷
重2.16kgのときの値である。
【0031】図3は、ヒートシール性フィルム4のフィ
ルム表面近傍の拡大模式図である。BPPを主成分とす
る樹脂組成物は、図3に示すようにポリプロピレン中に
エチレン−プロピレン共重合体ブロック22が分散した
海島構造形態をとる。フィルム表面近傍に位置したエチ
レン−プロピレン共重合体ブロック22はフィルム表面
に凸部23を形成し、前述した表面粗度(Ra)が得ら
れるので、内容物充填の際にレトルトパウチの充填口を
容易に開口することができる。
【0032】こうしたヒートシール性フィルム4を得る
ためには、BPPのメルトフローレート(以下「MF
R」という。)、第一の重合工程で形成されるプロピレ
ンブロック(I)のメルトフローレート(以下「MFR
(I)」という。)、第二の重合工程で形成されるエチ
レン−プロピレン共重合体ブロック(II)のメルトフロ
ーレート(以下「MFR(II)」という。)、およびプ
ロピレンブロック(I)とエチレン−プロピレン共重合
体ブロック(II)との重合比率の選定が重要である。
【0033】中でも、プロピレンブロック(I)65〜
85重量%と、エチレン−プロピレン共重合体ブロック
(II)15〜35重量%とからなり、MFRの値が0.
5〜3.0g/10分の範囲内であり、且つ、MFR/
MFR(I)の値が0.01〜0.3の範囲内であるB
PPを25〜70重量%含む樹脂組成物は、レトルト包
材のヒートシール性フィルム4として必要な物性を維持
しつつ、目的の表面粗度を得ることができるので、より
一層好ましく使用することができる。
【0034】また、本発明で使用される樹脂組成物中に
は他のBPPを第二成分として含有させることができ、
さらに、エチレン−ブテン−1共重合体を第三成分とし
て添加することができる。これらを適当量配合させるこ
とによって、ヒートシール適性、柚子肌適性、耐寒衝撃
性等を向上させることもできる。
【0035】食品包装用積層袋の各層を形成する樹脂に
は、本発明の目的の達成を阻害しない範囲で、滑剤、酸
化防止剤、帯電防止剤、着色剤のような公知の添加剤を
随時添加することができる。各々のフィルムを貼り合せ
る接着剤は、ウレタン系接着剤が好適に使用されるが、
公知のもので衛生的に支障のないものであればそれ以外
の使用も可能である。
【0036】以上に説明した積層体1を、ヒートシール
性フィルム4が向かい合うように重ね合わせ、所望の周
縁部をヒートシールすることによって、本発明の食品包
装用積層袋を製造することができる。ヒートシールの方
法は、従来公知の方法を使用でき、例えば、加熱バー、
加熱ナイフ、加熱ワイヤ、インパルスシールのような外
部加熱方式、または超音波シール、誘電加熱シールのよ
うな内部加熱方式を使用できる。
【0037】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明を更に説明す
る。
【0038】(プロピレン−エチレンブロック共重合体
の製造例)先ず、プロピレン−エチレンブロック共重合
体(以下において「BPP(A)」という。)を製造す
る。内容量200リットルの撹拌式オートクレーブをプ
ロピレンで充分置換した後、充分に脱水および脱酸素し
たn−へプタンを63リットル導入し、ジエチルアルミ
ニウムクロライド27gおよび三塩化チタン触媒(丸紅
ソルベイ社製)9.0gをプロピレン雰囲気下で導入し
た。
【0039】第一の重合工程は、オートクレーブを65
℃に昇温した後、水素濃度を3.5vo1%に保ちなが
らプロピレンを9.0kg/時間の流量で導入すること
により開始した。180分後、プロピレンの導入を停止
し、さらに90分間継続重合させた後、気相部を0.2
kg/cm2Gとなるまでパージし、プロピレン単独重
合体よりなるプロピレンブロック(I)を得た。
【0040】第二の重合工程は、オートクレーブを60
℃に降温した後、プロピレンを1.5kg/時間の流量
で、エチレンを1.5kg/時間の流量で180分間導
入してブロック共重合を行い、BPP(A)のスラリー
を得た。
【0041】このようにして得られたスラリーを、濾過
および乾燥して31.6kgのBPP(A)のパウダー
(以下「BPP(A−1)」という。)を得た。得られ
たBPP(A−1)の230℃、2.16kg荷重での
MFR(以下「MFR(A)」という。)は、0.8g
/10分であり、第一の重合工程で得られたプロピレン
単独重合体よりなるプロピレンブロック(I)のMFR
(I)は8.4g/10分であった。また、第二の重合
工程においてBPP(A)中に導入されたエチレン−プ
ロピレン共重合体ブロック(II)部は、全重合体の25
重量%であった。
【0042】(第二成分として含有させるプロピレン−
エチレンブロック共重合体の製造例)次いで、第二成分
として含有させるプロピレン−エチレンブロック共重合
体(以下において「BPP(B)」という。)を製造す
る。内容量200リットルの撹拌式オートクレーブをプ
ロピレンで充分置換した後、充分に脱水および脱酸素し
たn−ヘプタンを63リットル導入し、ジエチルアルミ
ニウムクロライド27gおよび三塩化チタン触媒(丸紅
ソルベイ社製)9.0gをプロピレン雰囲気下で導入し
た。
【0043】第一の重合工程は、オートクレーブを65
℃に昇温した後、水素濃度を1.8vo1%に保ちなが
らプロピレンを9.0kg/時間の流量で導入すること
により開始した。240分後、プロピレンの導入を停止
し、さらに90分間継続重合させた後、気相部を0.6
kg/cm2Gとなるまでパージし、プロピレン単独重
合体よりなるプロピレンブロック(III)を得た。
【0044】第二の重合工程は、オートクレーブを60
℃に降温した後、プロピレンを2.0kg/時間の流量
で、エチレンを2.0kg/時間の流量で60分間導入
して共重合を行い、BPP(B)のスラリーを得た。
【0045】このようにして得られたスラリーを、濾過
および乾燥して35.9kgのBPP(B)のパウダー
(以下「BPP(B−1)」という。)を得た。得られ
たBPP(B−1)の230℃、2.16kg荷重での
MFR(以下「MFR(B)」という。)は、2.1g
/10分であり、第一の重合工程で得られたプロピレン
単独重合体よりなるプロピレンブロック(III)のMF
R(以下「MFR(III)」という。)は3.0g/1
0分であった。また、第二の重合工程においてBPP
(B)中に導入されたエチレン−プロピレン共重合体ブ
ロック(IV)は、全重合体の10重量%であった。
【0046】さらに、上述と同様の基本操作によって、
表1に示す特性を有するBPP(A−2)、BPP(B
−2)を製造した。また、第三成分として用いた2種の
エチレン−ブテン−1共重合体(以下「EBM」とい
う。)も表1に示した。表中のMFRは、全て230
℃、2.16kg荷重で測定した値であり、単位はg/
10分である。
【0047】
【表1】
【0048】(実施例1)表1のサンプルを下記の割合
で添加し、口径150mmφの押出機を用い、樹脂温度
250℃にてTダイより溶融押し出しを行なって、ヒー
トシール性フィルム4である厚さ70μmのCPPを得
た。このCPPのフィルム状態におけるMFR(230
℃、2.16kg荷重)を表3に示した。
【0049】 BPP(A−1) :25重量% BPP(B−1) :70重量% EBM−1 : 5重量%
【0050】中間層3として7μmのアルミニウム箔を
用い、耐熱性樹脂フィルム2として12μmのPETフ
ィルムを用い、ウレタン系接着剤を用いて貼り合わせて
ラミネートし、3層の積層体1を得た。
【0051】なお、表面粗度(Ra)は、JIS−B−
0651(1976)に準拠した触針式表面粗さ測定器
((株)東京精密、サーフコム590A)で測定し、測
定条件は、触針先端曲率半径を5μm、カットオフ波長
を0.25mm、カットオフ種別を2CR(位相補
償)、測定速度を0.3mm/秒、測定方向をフィルム
MD方向、測定長さを4mmとした。得られた値を表3
に示した。
【0052】(実施例2〜8および比較例1〜6)表1
のサンプルを、表2に示す割合で添加し、実施例1と同
様、ヒートシール性フィルム4である厚さ70μmのC
PPを得た。その後、実施例1と同様にラミネートを行
い、3層の積層体1を得た。
【0053】表面粗度(Ra)およびフィルム状態にお
けるメルトフローレート(MFR)も実施例1と同様に
測定し、表3に示した。
【0054】
【表2】
【0055】(実験1:充填機適性試験)実施例1〜8
および比較例1〜6で得られた積層体1を、140mm
×170mmの大きさに2枚切り取り、CPPを相対向
するように配置し、縦2辺、横1辺を10mm幅で熱圧
着(条件:250℃、2kg/cm2、0.5秒)して
レトルトパウチを得た。得られたレトルトパウチを10
0袋づつ輪ゴムで止め、1000袋づつ段積みして1つ
の段ボール当たり、4000袋となるように段ボールに
入れた。この段ボールを40℃で1週間保存した。
【0056】保存後のレトルトパウチ内に、充填機(東
洋自動機社製、TT−8C)を用いて、内容物として水
150mlを35袋/分の速度で充填した。結果を表3
に示す。
【0057】(実験2:落袋試験)実施例1〜8および
比較例1〜6で得られた積層体1を、240mm×31
0mmの大きさに2枚切り取り、CPPを相対向するよ
うに配置し、縦2辺、横1辺を10mm幅で熱圧着(条
件:250℃、2kg/cm2、0.5秒)して食品包
装用積層袋を得た。次いで、水道水1000mlを充填
し、120℃×30分のレトルト殺菌を実施した。
【0058】レトルト殺菌を実施した後、3℃にて一週
間冷蔵保存した。冷蔵保存後のサンプルを最終シール部
(最後にシールした一辺)が上になるように、コンクリ
ートの床上120cmの高さから連続で20回の垂直落
下を行った後、破袋の有無を確認した。結果を表4に示
す。なお、表4中には、破袋数/n(n:落袋試験に用
いた袋の数)を記載した。
【0059】(実験3:集合落下試験)実施例1〜8お
よび比較例1〜6で得られた積層体1を、240mm×
310mmの大きさに2枚切り取り、CPPを相対向す
るように配置し、縦2辺、横1辺を130mm幅で熱圧
着(条件:250℃、2kg/cm2、0.5秒)して
食品包装用積層袋11を得た。次いで、水道水1000
mlを充填し、120℃×30分のレトルト殺菌を実施
した。
【0060】レトルト殺菌を実施した後、食品包装用積
層袋11の表面の水を拭き取り、図2に示す段ボール箱
12内に10袋ずつ入れ、3℃にて1週間の冷蔵保存を
行った。
【0061】冷蔵保存後の段ボール箱12をコンクリー
トの床上2mの高さより、底面を下にした状態で水平落
下を行い、破袋の有無を確認した。結果を表4に示す。
なお、表4中には、破袋の発生した箱数/n(n:集合
落下試験に用いた段ボール箱の数)、および破袋数/n
(集合落下試験に用いた袋の数)を記載した。
【0062】(実験結果)
【表3】
【0063】
【表4】
【0064】表3および表4に示した実験1〜4の結果
から明らかなように、本発明の食品包装用積層袋11
は、充填機適性、耐寒衝撃性ともに良好であり、産業上
寄与すること大である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の食品包装
用積層袋によれば、上述したような特定の範囲の表面粗
度(Ra)を有するヒートシール性フィルムを使用して
いるので、充填時の開口不良を根絶することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食品包装用積層袋に用いる積層体の一
例を示す断面図である。
【図2】実験3の集合落下試験における段ボール箱の詰
めかたを上面から見た概略図である。
【図3】本発明の食品包装用積層袋に用いるヒートシー
ル性フィルムの表面近傍の拡大模式断面図である。
【記号の説明】
1 積層体 2 耐熱性樹脂フィルム 3 中間層 4 ヒートシール性フィルム 11 食品包装用積層袋(レトルトパウチ) 12 段ボール外箱 13 中仕切り 21 プロピレンブロック 22 エチレン−プロピレン共重合体ブロック 23 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒木 潤一 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 古谷 紀子 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともプロピレン−エチレンブロッ
    ク共重合体樹脂を主成分とする樹脂組成物よりなるヒー
    トシール性フィルムと耐熱性樹脂フィルムとからなる積
    層体を、前記ヒートシール性フイルムが内側となるよう
    に袋状に形成した食品包装用積層袋において、 前記ヒートシール性フィルムの表面粗度(Ra)が、下
    記の測定条件において、0.2〜0.5μmの範囲内で
    あることを特徴とする食品包装用積層袋。 測定条件:触針先端曲率半径:5μm カットオフ波長 :0.25mm カットオフ種別 :2CR(位相補償) 測定速度 :0.3mm/秒 測定方向 :フィルムMD方向
  2. 【請求項2】 前記ヒートシール性フィルムのフィルム
    状態におけるメルトフローレート(230℃、荷重2.
    16kg)が、1〜4g/10分の範囲内であることを
    特徴とする請求項1に記載の食品包装用積層袋。
  3. 【請求項3】 前記樹脂組成物は海島構造形態をとり、
    前記ヒートシール性フィルム表面近傍に位置する島構造
    により、該ヒートシール性フィルム表面に凸部が形成さ
    れることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    食品包装用積層袋。
  4. 【請求項4】 前記プロピレン−エチレンブロック共重
    合体樹脂を主成分とする樹脂組成物は、下記の条件
    (1)および条件(2)を満たすプロピレン−エチレン
    ブロック共重合体を25〜70重量%含有することを特
    徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の食品包
    装用積層袋。 条件(1):プロピレン単独重合体またはエチレン含量
    が2重量%以下のプロピレン−エチレン共重合体よりな
    るプロピレンブロック(I)65〜85重量%と、エチ
    レン含量が20〜95重量%のエチレン−プロピレン共
    重合体ブロック(II)15〜35重量%とからなり、2
    30℃、2.16kg荷重におけるメルトフローレート
    (MFR)が0.5〜1.5g/10分であるプロピレ
    ン−エチレンブロック共重合体。 条件(2):条件(1)におけるMFRと、プロピレン
    ブロック(I)のメルトフローレート(MFR(1))
    の比であるMFR/MFR(1)の値が、0.01〜
    0.3の範囲内であるプロピレン−エチレンブロック共
    重合体。
  5. 【請求項5】 前記ヒートシール性フィルムが、100
    μm以下の厚さであることを特徴とする請求項1乃至請
    求項4の何れかに記載の食品包装用積層袋。
  6. 【請求項6】 前記積層体が、前記ヒートシール性フィ
    ルムと前記耐熱性樹脂フィルムの間に酸素バリアー層を
    介在することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れ
    かに記載の食品包装用積層袋。
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