JPH11263324A - 包装済み物品の排出装置 - Google Patents
包装済み物品の排出装置Info
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- JPH11263324A JPH11263324A JP8950698A JP8950698A JPH11263324A JP H11263324 A JPH11263324 A JP H11263324A JP 8950698 A JP8950698 A JP 8950698A JP 8950698 A JP8950698 A JP 8950698A JP H11263324 A JPH11263324 A JP H11263324A
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- JP
- Japan
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- suction box
- film
- article
- box
- suction
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- Basic Packing Technique (AREA)
- Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 包装済み物品を吸引箱から確実に排出する。
【解決手段】 フィルム展張部の真下に、吸引箱63が
昇降機構により昇降自在に配設される。吸引箱63は、
傾動機構93により水平姿勢と傾動姿勢とに切換えられ
る。吸引箱63の底面に、押出板が突出可能に配設され
る。吸引箱63が傾動機構93により水平姿勢から傾動
姿勢に切換えられることで、押出板がコロ当接部材98
により吸引箱63の底面側から突出され、該吸引箱63
内の包装済み物品43は外部に排出される。
昇降機構により昇降自在に配設される。吸引箱63は、
傾動機構93により水平姿勢と傾動姿勢とに切換えられ
る。吸引箱63の底面に、押出板が突出可能に配設され
る。吸引箱63が傾動機構93により水平姿勢から傾動
姿勢に切換えられることで、押出板がコロ当接部材98
により吸引箱63の底面側から突出され、該吸引箱63
内の包装済み物品43は外部に排出される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ストレッチフィ
ルムで包装された物品が載置される吸引箱から包装済み
物品を排出する排出装置に関するものである。
ルムで包装された物品が載置される吸引箱から包装済み
物品を排出する排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】物品をノートレーで包装する包装装置と
しては、本願出願人の出願に係る特公昭61−4472
9号公報に開示の発明が存在する。この包装装置は、物
品の高さより高い寸法に設定された上下に開放された容
器と、該容器の開口下面側に開閉可能に設けられた吸着
保持体とを備え、前記容器の上方において四方が保持さ
れて展張されたフィルムを、容器と吸着保持体とによっ
て形成される包装室の内周面に沿わせるように吸引して
引伸ばした後、物品を該包装室内に投入し、四方からフ
ィルムの余端部を物品上面側に折込んで包装するよう構
成されている。その後、吸着保持体を下方に傾動するこ
とで容器の下部を開放し、包装済みの物品を包装室から
下方の搬送部に向けて排出するよう構成されている。
しては、本願出願人の出願に係る特公昭61−4472
9号公報に開示の発明が存在する。この包装装置は、物
品の高さより高い寸法に設定された上下に開放された容
器と、該容器の開口下面側に開閉可能に設けられた吸着
保持体とを備え、前記容器の上方において四方が保持さ
れて展張されたフィルムを、容器と吸着保持体とによっ
て形成される包装室の内周面に沿わせるように吸引して
引伸ばした後、物品を該包装室内に投入し、四方からフ
ィルムの余端部を物品上面側に折込んで包装するよう構
成されている。その後、吸着保持体を下方に傾動するこ
とで容器の下部を開放し、包装済みの物品を包装室から
下方の搬送部に向けて排出するよう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記包装装置では、包
装室の底部を開放して包装済み物品を下方に排出するよ
う構成しているため、例えば物品の形状、寸法、数量等
が一定でないような場合には、包装室を形成する容器と
開放状態の吸着保持体との間に包装済みの物品が引掛か
ってしまい、包装室から確実に排出されないと云った危
惧がある。
装室の底部を開放して包装済み物品を下方に排出するよ
う構成しているため、例えば物品の形状、寸法、数量等
が一定でないような場合には、包装室を形成する容器と
開放状態の吸着保持体との間に包装済みの物品が引掛か
ってしまい、包装室から確実に排出されないと云った危
惧がある。
【0004】
【発明の目的】この発明は、前述した従来の技術に内在
している課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案さ
れたものであって、包装済み物品を吸引箱から確実に排
出し得る排出装置を提供することを目的とする。
している課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案さ
れたものであって、包装済み物品を吸引箱から確実に排
出し得る排出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、
所期の目的を好適に達成するため本発明に係る包装済み
物品の排出装置は、上面開放された吸引箱の内部に沿っ
て変形するよう吸着保持したフィルムに物品を供給した
後、該フィルムの余端部を物品上面側で折込んで包装さ
れた包装済み物品の排出装置であって、前記吸引箱を傾
動させる傾動機構と、前記吸引箱の底面に配設され、底
面から上面開口部に向けて突出可能な排出部材と、前記
排出部材を前記吸引箱の底面から突出させる突出手段と
からなり、前記吸引箱を傾動機構で傾動すると共に、前
記排出部材を突出手段で吸引箱の上面開口部に向けて突
出させることで包装済み物品を排出するよう構成したこ
とを特徴とする。
所期の目的を好適に達成するため本発明に係る包装済み
物品の排出装置は、上面開放された吸引箱の内部に沿っ
て変形するよう吸着保持したフィルムに物品を供給した
後、該フィルムの余端部を物品上面側で折込んで包装さ
れた包装済み物品の排出装置であって、前記吸引箱を傾
動させる傾動機構と、前記吸引箱の底面に配設され、底
面から上面開口部に向けて突出可能な排出部材と、前記
排出部材を前記吸引箱の底面から突出させる突出手段と
からなり、前記吸引箱を傾動機構で傾動すると共に、前
記排出部材を突出手段で吸引箱の上面開口部に向けて突
出させることで包装済み物品を排出するよう構成したこ
とを特徴とする。
【0006】
【作用】上面開放された吸引箱の内部に沿って変形する
よう吸着保持したフィルムに物品を供給した後、該フィ
ルムの余端部を物品上面側で折込むことで、該吸引箱に
は包装済み物品が載置される。この吸引箱を傾動すると
共に、その底面に配設した排出部材を上面開口部に向け
て突出することで、包装済み物品は吸引箱の内部から押
出されて確実に外部に排出される。
よう吸着保持したフィルムに物品を供給した後、該フィ
ルムの余端部を物品上面側で折込むことで、該吸引箱に
は包装済み物品が載置される。この吸引箱を傾動すると
共に、その底面に配設した排出部材を上面開口部に向け
て突出することで、包装済み物品は吸引箱の内部から押
出されて確実に外部に排出される。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る包装済み物品
の排出装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を
参照しながら以下説明する。なお実施例では、ノートレ
ーで物品を包装するノートレー包装装置に排出装置を採
用した場合につき説明すると共に、フィルム引出し方向
を前後または長さ方向と称し、これと交差する方向を左
右または幅方向と称するものとする。
の排出装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を
参照しながら以下説明する。なお実施例では、ノートレ
ーで物品を包装するノートレー包装装置に排出装置を採
用した場合につき説明すると共に、フィルム引出し方向
を前後または長さ方向と称し、これと交差する方向を左
右または幅方向と称するものとする。
【0008】(ノートレー包装装置の概略構成について)
図1および図2に示すように、実施例に係る排出装置が
採用されるノートレー包装装置では、供給源としての原
反ロール10から引出されたフィルム(ストレッチフィ
ルム)Fは、案内ローラ11を介して支持機構12に向
け給送される。この支持機構12は、上側のローラ15
および支持板16と、下側のローラ15および支持板1
6との間に、フィルムFを引出し可能な状態で支持する
ようになっている。また両支持板16,16は、平面視
において櫛歯状に形成され、両支持板16,16で支持
しているフィルムFの前端縁を、後述するフィルム引出
し体34で支障なく挟持し得るよう構成される。
図1および図2に示すように、実施例に係る排出装置が
採用されるノートレー包装装置では、供給源としての原
反ロール10から引出されたフィルム(ストレッチフィ
ルム)Fは、案内ローラ11を介して支持機構12に向
け給送される。この支持機構12は、上側のローラ15
および支持板16と、下側のローラ15および支持板1
6との間に、フィルムFを引出し可能な状態で支持する
ようになっている。また両支持板16,16は、平面視
において櫛歯状に形成され、両支持板16,16で支持
しているフィルムFの前端縁を、後述するフィルム引出
し体34で支障なく挟持し得るよう構成される。
【0009】前記支持機構12からフィルム引出し方向
下流側(前側)に離間する位置にカッター18が配設さ
れ、フィルム経路の下方に臨む待機位置から上方の作動
位置に移動することで、後述するフィルム引出し体34
で引出されたフィルムFを支持機構12の下流側(前側)
で幅方向の全長に亘って切断するよう構成される。
下流側(前側)に離間する位置にカッター18が配設さ
れ、フィルム経路の下方に臨む待機位置から上方の作動
位置に移動することで、後述するフィルム引出し体34
で引出されたフィルムFを支持機構12の下流側(前側)
で幅方向の全長に亘って切断するよう構成される。
【0010】前記カッター18の配設位置よりフィルム
引出し方向下流側(前側)に、フィルムFを上下方向から
挟持する後フィルム保持手段20が配設されている。こ
の後フィルム保持手段20は、フィルム経路の下方に配
設固定された固定挟持体21と、フィルム経路の上方に
おいて固定挟持体21に対して近接・離間移動される可
動挟持体24とから構成され、その近接時に両挟持体2
1,24の間でフィルムFにおけるフィルム引出し方向
の上流側である後端部近傍を挟持するようになってい
る。なお、可動挟持体24が開いている状態で、後述す
るフィルム引出し体34が両挟持体21,24の間を通
過して支持機構12に近接し得るよう設定される。
引出し方向下流側(前側)に、フィルムFを上下方向から
挟持する後フィルム保持手段20が配設されている。こ
の後フィルム保持手段20は、フィルム経路の下方に配
設固定された固定挟持体21と、フィルム経路の上方に
おいて固定挟持体21に対して近接・離間移動される可
動挟持体24とから構成され、その近接時に両挟持体2
1,24の間でフィルムFにおけるフィルム引出し方向
の上流側である後端部近傍を挟持するようになってい
る。なお、可動挟持体24が開いている状態で、後述す
るフィルム引出し体34が両挟持体21,24の間を通
過して支持機構12に近接し得るよう設定される。
【0011】前記支持機構12の配設位置よりフィルム
引出し方向下流側(前側)に、前フィルム保持手段として
も機能するフィルム引出し体34が配設され、該引出し
体34は、支持機構12に近接する挟持位置と離間する
作動位置との間を水平移動される。このフィルム引出し
体34は、図1に示す如く、フィルム経路の下方で幅方
向に延在する固定挟持体35と、該固定挟持体35と対
向する可動挟持体37とから構成される。そして、固定
挟持体35と可動挟持体37とで支持機構12で支持さ
れているフィルムFの前端縁を挟持した後に移動するこ
とで、該フィルムFを所定長さだけ原反ロール10から
引出してフィルム展張部に展張するよう構成してある。
引出し方向下流側(前側)に、前フィルム保持手段として
も機能するフィルム引出し体34が配設され、該引出し
体34は、支持機構12に近接する挟持位置と離間する
作動位置との間を水平移動される。このフィルム引出し
体34は、図1に示す如く、フィルム経路の下方で幅方
向に延在する固定挟持体35と、該固定挟持体35と対
向する可動挟持体37とから構成される。そして、固定
挟持体35と可動挟持体37とで支持機構12で支持さ
れているフィルムFの前端縁を挟持した後に移動するこ
とで、該フィルムFを所定長さだけ原反ロール10から
引出してフィルム展張部に展張するよう構成してある。
【0012】前記フィルム引出し体34によりフィルム
展張部に引出されたフィルムFの幅方向(左右方向)両側
を挟持して展張状態で保持する左右のフィルム保持手段
45,46が、フィルム展張部を挟んで幅方向に離間し
て配設されている。なお左右のフィルム保持手段45,
46は、適宜の移動機構によって相互に近接・離間移動
するよう設定されている。
展張部に引出されたフィルムFの幅方向(左右方向)両側
を挟持して展張状態で保持する左右のフィルム保持手段
45,46が、フィルム展張部を挟んで幅方向に離間し
て配設されている。なお左右のフィルム保持手段45,
46は、適宜の移動機構によって相互に近接・離間移動
するよう設定されている。
【0013】前記機枠13には、図1に示す如く、後述
する吸引箱63が下降位置まで移動した際に物品43の
上方に臨む位置に、物品43の周縁から外方に延出する
フィルム延出部(余端部)を物品43の上面側に折込む前
部折込み部材123、左右の側部折込み部材124,1
24(図2参照)および後部折込み部材126が配設され
ている。
する吸引箱63が下降位置まで移動した際に物品43の
上方に臨む位置に、物品43の周縁から外方に延出する
フィルム延出部(余端部)を物品43の上面側に折込む前
部折込み部材123、左右の側部折込み部材124,1
24(図2参照)および後部折込み部材126が配設され
ている。
【0014】(吸引箱について)前記フィルム展張部の真
下に臨む位置に吸引箱63が昇降自在に配設され、物品
43は該吸引箱63に画成した収納室64内に収納載置
されるようになっている。この吸引箱63は、後述する
昇降機構によりフィルム展張部を越える上方位置(押上
げ位置)まで上動するよう設定され、該吸引箱63でフ
ィルムFの中央部を押上げて該フィルムFを引伸ばすよ
う構成される。
下に臨む位置に吸引箱63が昇降自在に配設され、物品
43は該吸引箱63に画成した収納室64内に収納載置
されるようになっている。この吸引箱63は、後述する
昇降機構によりフィルム展張部を越える上方位置(押上
げ位置)まで上動するよう設定され、該吸引箱63でフ
ィルムFの中央部を押上げて該フィルムFを引伸ばすよ
う構成される。
【0015】前記機枠13には、図3に示す如く、幅方
向に離間して一対の固定ロッド66,66が垂直に配設
され、両固定ロッド66,66間に支持体67が昇降自
在に配設されている。そして、この支持体67の上面
に、吸引箱63が配設される。吸引箱63は、前記支持
体67に立設した一対のブラケット68,68間に回動
自在に枢支される底部材69と、この底部材69の上面
におけるフィルム引出し方向上流側(後側)に配設された
平面コ字状の固定枠70と、該固定枠70と対向する平
面コ字状の可動枠71とから基本的に構成され、これら
3つの部材69,70,71から上方に開放する矩形状の
収納室64を画成している(図4参照)。なお、ブラケッ
ト68,68と底部材69との枢支位置は、図7に示す
如く、吸引箱63の重心よりもフィルム引出し方向下流
側(前側)に偏位し、後述する物品43の排出に際して吸
引箱63は自重によって後端側が下向きに傾動するよう
になっている。
向に離間して一対の固定ロッド66,66が垂直に配設
され、両固定ロッド66,66間に支持体67が昇降自
在に配設されている。そして、この支持体67の上面
に、吸引箱63が配設される。吸引箱63は、前記支持
体67に立設した一対のブラケット68,68間に回動
自在に枢支される底部材69と、この底部材69の上面
におけるフィルム引出し方向上流側(後側)に配設された
平面コ字状の固定枠70と、該固定枠70と対向する平
面コ字状の可動枠71とから基本的に構成され、これら
3つの部材69,70,71から上方に開放する矩形状の
収納室64を画成している(図4参照)。なお、ブラケッ
ト68,68と底部材69との枢支位置は、図7に示す
如く、吸引箱63の重心よりもフィルム引出し方向下流
側(前側)に偏位し、後述する物品43の排出に際して吸
引箱63は自重によって後端側が下向きに傾動するよう
になっている。
【0016】前記吸引箱63の固定枠70と可動枠71
とは何れも中空の角筒状に形成され、図4に示す如く、
固定枠70における前後方向に延在する左右の挿入部7
0a,70aに、可動枠71の対応する左右の挿入部7
1a,71aが摺動自在に嵌挿されて、両枠70,71の
中空内部は相互に連通するよう構成される。そして実施
例の吸引箱63では、該箱63に設けられた吸引サイズ
可変機構75によって可動枠71が固定枠70に対して
前後方向に移動されて、物品43のサイズ(長さ)に応じ
て収納室64の前後方向の内寸法を変更し得るようにな
っている。
とは何れも中空の角筒状に形成され、図4に示す如く、
固定枠70における前後方向に延在する左右の挿入部7
0a,70aに、可動枠71の対応する左右の挿入部7
1a,71aが摺動自在に嵌挿されて、両枠70,71の
中空内部は相互に連通するよう構成される。そして実施
例の吸引箱63では、該箱63に設けられた吸引サイズ
可変機構75によって可動枠71が固定枠70に対して
前後方向に移動されて、物品43のサイズ(長さ)に応じ
て収納室64の前後方向の内寸法を変更し得るようにな
っている。
【0017】図6に示すように固定枠70における下面
外側に突条部材72が配設され、該突条部材72の高さ
分だけ固定枠70の下面内側と底部材69の上面との間
に収納室64に連通する隙間を画成している。そして、
この隙間に臨む固定枠70の底部に所定間隔で複数の通
孔70bが穿設されると共に、固定枠70に設けた接続
口70cには、吸引源から導出するホース(何れも図示
せず)が連通接続されている。また可動枠71の底部に
も所定間隔で複数の通孔71bが穿設されており、吸引
源を作動して収納室64内に負圧を形成することで、吸
引箱63の上側に位置するフィルムFを吸引して収納室
64内に沿って変形させるよう構成してある。また可動
枠71の下面と底部材69の上面との間にはシール部材
74が配設されて外側とは遮断されており、収納室64
に所要の負圧を形成し得るよう構成される。
外側に突条部材72が配設され、該突条部材72の高さ
分だけ固定枠70の下面内側と底部材69の上面との間
に収納室64に連通する隙間を画成している。そして、
この隙間に臨む固定枠70の底部に所定間隔で複数の通
孔70bが穿設されると共に、固定枠70に設けた接続
口70cには、吸引源から導出するホース(何れも図示
せず)が連通接続されている。また可動枠71の底部に
も所定間隔で複数の通孔71bが穿設されており、吸引
源を作動して収納室64内に負圧を形成することで、吸
引箱63の上側に位置するフィルムFを吸引して収納室
64内に沿って変形させるよう構成してある。また可動
枠71の下面と底部材69の上面との間にはシール部材
74が配設されて外側とは遮断されており、収納室64
に所要の負圧を形成し得るよう構成される。
【0018】(吸引箱の傾動機構について)前記吸引箱6
3における底部材69の底部には、図5および図6に示
すように、左右に離間して一対のアーム85,85が垂
下し、各アーム85の下端にローラ86が回動自在に枢
支されている。また前記機枠13には、図7に示す如
く、吸引箱63よりフィルム引出し方向下流側(前側)
に、案内部材87を介して前後方向に移動可能な傾動用
移動体88が配設され、該移動体88の吸引箱63を指
向する後端に、前記各ローラ86と対応して上下方向に
延在する押圧板89が夫々配設されている。傾動用移動
体88は、前記機枠13に回動自在に配設された駆動軸
26の回転時にカム作用を行なう第1カム90と第1レ
バー91とからなる駆動機構92により、吸引箱63に
近接する作動位置と該吸引箱63から離間する退避位置
との間を前後動され、作動位置において押圧板89に前
記ローラ86が当接することで吸引箱63は上端が水平
に臨むよう設定される。そして傾動用移動体88を作動
位置から退避位置に移動させることにより、押圧板89
にローラ86が当接した状態で吸引箱63は後端側が下
向きとなるよう自重で傾動する。なお、実施例ではアー
ム85、ローラ86、傾動用移動体88、押圧板89,
89および駆動機構92とから吸引箱63の傾動機構9
3が構成される。また前記支持体67には、図7に示す
ように、水平姿勢に保持されている前記吸引箱63の各
アーム85に押圧板89とは反対側で当接する規制ボル
ト300が夫々配設され、吸引箱63が水平姿勢から排
出時の傾動方向とは逆方向に回動するのを規制するよう
になっている。
3における底部材69の底部には、図5および図6に示
すように、左右に離間して一対のアーム85,85が垂
下し、各アーム85の下端にローラ86が回動自在に枢
支されている。また前記機枠13には、図7に示す如
く、吸引箱63よりフィルム引出し方向下流側(前側)
に、案内部材87を介して前後方向に移動可能な傾動用
移動体88が配設され、該移動体88の吸引箱63を指
向する後端に、前記各ローラ86と対応して上下方向に
延在する押圧板89が夫々配設されている。傾動用移動
体88は、前記機枠13に回動自在に配設された駆動軸
26の回転時にカム作用を行なう第1カム90と第1レ
バー91とからなる駆動機構92により、吸引箱63に
近接する作動位置と該吸引箱63から離間する退避位置
との間を前後動され、作動位置において押圧板89に前
記ローラ86が当接することで吸引箱63は上端が水平
に臨むよう設定される。そして傾動用移動体88を作動
位置から退避位置に移動させることにより、押圧板89
にローラ86が当接した状態で吸引箱63は後端側が下
向きとなるよう自重で傾動する。なお、実施例ではアー
ム85、ローラ86、傾動用移動体88、押圧板89,
89および駆動機構92とから吸引箱63の傾動機構9
3が構成される。また前記支持体67には、図7に示す
ように、水平姿勢に保持されている前記吸引箱63の各
アーム85に押圧板89とは反対側で当接する規制ボル
ト300が夫々配設され、吸引箱63が水平姿勢から排
出時の傾動方向とは逆方向に回動するのを規制するよう
になっている。
【0019】(排出部材について)前記吸引箱63の収納
室64における底部材69の下面適宜位置には、図4〜
図6に示す如く、左右に離間して一対のスライド軸受6
9a,69aが設けられ、両スライド軸受69a,69a
および底部材69に挿通された一対のロッド94,94
の収納室64に臨む上端間に、排出部材としての押出板
95が配設されている。また各ロッド94における底部
材69の下面側に垂下する位置に配設したストッパ94
aとスライド軸受69aとの間に圧縮コイルばね96が
介装され、該ばね96の弾力作用下に、押出板95は常
には収納室64の底面を構成するよう設定される。な
お、各ロッド94の下端にコロ97が回動自在に枢支さ
れている。
室64における底部材69の下面適宜位置には、図4〜
図6に示す如く、左右に離間して一対のスライド軸受6
9a,69aが設けられ、両スライド軸受69a,69a
および底部材69に挿通された一対のロッド94,94
の収納室64に臨む上端間に、排出部材としての押出板
95が配設されている。また各ロッド94における底部
材69の下面側に垂下する位置に配設したストッパ94
aとスライド軸受69aとの間に圧縮コイルばね96が
介装され、該ばね96の弾力作用下に、押出板95は常
には収納室64の底面を構成するよう設定される。な
お、各ロッド94の下端にコロ97が回動自在に枢支さ
れている。
【0020】(突出手段について)前記支持体67におけ
る各ロッド94の配設位置と対応する位置に、突出手段
としてのコロ当接部材98が配設固定され、前記傾動機
構93が作動して吸引箱63が傾動する際に、各ロッド
94のコロ97がコロ当接部材98に当接して該ロッド
94の移動が規制された状態で更に吸引箱63が傾動す
ることにより、前記押出板95が収納室64の底面から
上面開口部に向けて突出して包装済み物品43を押出す
よう構成される。
る各ロッド94の配設位置と対応する位置に、突出手段
としてのコロ当接部材98が配設固定され、前記傾動機
構93が作動して吸引箱63が傾動する際に、各ロッド
94のコロ97がコロ当接部材98に当接して該ロッド
94の移動が規制された状態で更に吸引箱63が傾動す
ることにより、前記押出板95が収納室64の底面から
上面開口部に向けて突出して包装済み物品43を押出す
よう構成される。
【0021】(吸引箱の昇降機構について)前記支持体6
7の下面には、図3に示すように、左右に離間して一対
のガイドロッド99,99が垂設され、両ガイドロッド
99,99の下端間に規制板100が配設されている。
両ガイドロッド99,99には、駆動体101が摺動自
在に配設され、この駆動体101の左右両端部に第2レ
バー102の一端が夫々回動自在に枢支されている。ま
た各第2レバー102の他端は機枠13に回動自在に枢
支され、該レバー102の適宜位置に枢支したカムフォ
ロア(図示せず)が、前記駆動軸26に配設した第2カム
(図示せず)のカム面に当接するよう構成されている。そ
して駆動軸26の回転時における第2カムと第2レバー
102,102とのカム作用により、駆動体101はガ
イドロッド99,99に沿って昇降移動する。駆動体1
01の上面中央に押上部材201が配設され、該駆動体
101の上昇時に押上部材201が前記支持体67の下
面に当接した状態で、該支持体67および吸引箱63を
一体的に押上げて、吸引箱63の上端をフィルム展張位
置を越える上方の押上げ位置に臨ませるよう構成してあ
る。また駆動体101の下降時には、押上部材201が
支持体67の下面に当接した状態で、該支持体67およ
び吸引箱63が一体的に下降するが、規制板100が昇
降部材111上のストッパボルト113,113に当接
して支持体67の下降が規制された以後は、駆動体10
1のみがガイドロッド99,99に沿って下降するよう
になっている。昇降部材111は、機枠13に回転自在
に配設された一対の垂直な雄ネジ軸106,106と螺
合しており、調節モータ109の回転が歯車108,1
10、チェン−スプロケット伝達機構107を介して両
雄ネジ軸106,106に伝達されることで昇降調節さ
れる。なお、駆動体101の上面には、該駆動体101
の押上部材201と支持体67との当接時のショックを
吸収する一対の緩衝部材105,105が左右に離間配
置されている。
7の下面には、図3に示すように、左右に離間して一対
のガイドロッド99,99が垂設され、両ガイドロッド
99,99の下端間に規制板100が配設されている。
両ガイドロッド99,99には、駆動体101が摺動自
在に配設され、この駆動体101の左右両端部に第2レ
バー102の一端が夫々回動自在に枢支されている。ま
た各第2レバー102の他端は機枠13に回動自在に枢
支され、該レバー102の適宜位置に枢支したカムフォ
ロア(図示せず)が、前記駆動軸26に配設した第2カム
(図示せず)のカム面に当接するよう構成されている。そ
して駆動軸26の回転時における第2カムと第2レバー
102,102とのカム作用により、駆動体101はガ
イドロッド99,99に沿って昇降移動する。駆動体1
01の上面中央に押上部材201が配設され、該駆動体
101の上昇時に押上部材201が前記支持体67の下
面に当接した状態で、該支持体67および吸引箱63を
一体的に押上げて、吸引箱63の上端をフィルム展張位
置を越える上方の押上げ位置に臨ませるよう構成してあ
る。また駆動体101の下降時には、押上部材201が
支持体67の下面に当接した状態で、該支持体67およ
び吸引箱63が一体的に下降するが、規制板100が昇
降部材111上のストッパボルト113,113に当接
して支持体67の下降が規制された以後は、駆動体10
1のみがガイドロッド99,99に沿って下降するよう
になっている。昇降部材111は、機枠13に回転自在
に配設された一対の垂直な雄ネジ軸106,106と螺
合しており、調節モータ109の回転が歯車108,1
10、チェン−スプロケット伝達機構107を介して両
雄ネジ軸106,106に伝達されることで昇降調節さ
れる。なお、駆動体101の上面には、該駆動体101
の押上部材201と支持体67との当接時のショックを
吸収する一対の緩衝部材105,105が左右に離間配
置されている。
【0022】
【実施例の作用】次に、前述した実施例に係るノートレ
ー包装装置の作用につき説明する。作業者が包装装置の
運転スイッチをON作動すると、フィルム引出し体34
が支持機構12に接近すると共に、このフィルム引出し
体34の可動挟持体37と固定挟持体35とでフィルム
Fの前端縁が挟持される。そしてフィルム引出し体34
が支持機構12から離間することで、フィルム展張部に
フィルムFが引出される。またフィルム展張部にフィル
ムFが引出されると、後および左右のフィルム保持手段
20,45,46が夫々作動してフィルムFの三方の縁部
を夫々保持し、このフィルムFの引伸ばし後の所要タイ
ミングにおいて、前記駆動体101に連結された第2レ
バー102,102が、前記駆動軸26と一体的に回転
する第2カムのカム作用によって上動されると、駆動体
101がガイドロッド99,99に沿って上昇する。そ
して、駆動体101の押上部材201が前記支持体67
の下面に当接した状態で該駆動体101が更に上昇する
ことで、前記吸引箱63は、フィルム展張部に展張保持
されているフィルムFを全体的に引伸ばしながらフィル
ム展張部より上の押上げ位置まで移動する。次いで、吸
引源が作動されることでフィルムFは、吸引箱63に画
成された収納室64の内面に沿って変形するよう吸引保
持される。そして、この収納室64に、作業者がきゅう
り、なす、にんじん等の物品43を収納載置する。な
お、駆動軸26は、吸引箱63を押上げ位置まで移動し
た時点で停止する。また前記傾動機構93の押圧板89
は作動位置に臨んでおり、前記吸引箱63はローラ86
が押圧板89に当接した水平姿勢を保持したまま上昇す
る。
ー包装装置の作用につき説明する。作業者が包装装置の
運転スイッチをON作動すると、フィルム引出し体34
が支持機構12に接近すると共に、このフィルム引出し
体34の可動挟持体37と固定挟持体35とでフィルム
Fの前端縁が挟持される。そしてフィルム引出し体34
が支持機構12から離間することで、フィルム展張部に
フィルムFが引出される。またフィルム展張部にフィル
ムFが引出されると、後および左右のフィルム保持手段
20,45,46が夫々作動してフィルムFの三方の縁部
を夫々保持し、このフィルムFの引伸ばし後の所要タイ
ミングにおいて、前記駆動体101に連結された第2レ
バー102,102が、前記駆動軸26と一体的に回転
する第2カムのカム作用によって上動されると、駆動体
101がガイドロッド99,99に沿って上昇する。そ
して、駆動体101の押上部材201が前記支持体67
の下面に当接した状態で該駆動体101が更に上昇する
ことで、前記吸引箱63は、フィルム展張部に展張保持
されているフィルムFを全体的に引伸ばしながらフィル
ム展張部より上の押上げ位置まで移動する。次いで、吸
引源が作動されることでフィルムFは、吸引箱63に画
成された収納室64の内面に沿って変形するよう吸引保
持される。そして、この収納室64に、作業者がきゅう
り、なす、にんじん等の物品43を収納載置する。な
お、駆動軸26は、吸引箱63を押上げ位置まで移動し
た時点で停止する。また前記傾動機構93の押圧板89
は作動位置に臨んでおり、前記吸引箱63はローラ86
が押圧板89に当接した水平姿勢を保持したまま上昇す
る。
【0023】作業者が包装装置の運転スイッチを再度O
N作動すると、前記駆動軸26が回転し、第2レバー1
02,102の下動に伴って下降する駆動体101と共
に吸引箱63も下降する。このときにも、作動位置に臨
んでいる前記押圧板89にローラ86が当接しつつ吸引
箱63は水平姿勢を保持したまま下降する。そして、前
記支持体67の規制板100が、前記昇降部材111の
ストッパボルト113,113に当接して下降が規制さ
れることで、吸引箱63は物品43の高さ寸法に応じた
下降位置で停止保持される。なお、駆動体101は、ガ
イドロッド99,99に沿って所定の最下端位置まで更
に下降する。
N作動すると、前記駆動軸26が回転し、第2レバー1
02,102の下動に伴って下降する駆動体101と共
に吸引箱63も下降する。このときにも、作動位置に臨
んでいる前記押圧板89にローラ86が当接しつつ吸引
箱63は水平姿勢を保持したまま下降する。そして、前
記支持体67の規制板100が、前記昇降部材111の
ストッパボルト113,113に当接して下降が規制さ
れることで、吸引箱63は物品43の高さ寸法に応じた
下降位置で停止保持される。なお、駆動体101は、ガ
イドロッド99,99に沿って所定の最下端位置まで更
に下降する。
【0024】前記吸引箱63が下降位置まで下降した以
後のタイミングで、前後および左右の折込み部材12
3,126,124,124が作動してフィルムFの四方
の延出部(余端部)の折込みを開始する。このフィルムF
の折込みに併せて吸引箱63による吸引が解除されると
共に、フィルムFの四方の縁部の保持が解除されること
で、フィルムFは物品43の上面側において折込み部材
123,126,124,124により四方から折畳まれ
る。なお前記カッター18は、フィルム折込みが完了す
るまでの所定タイミングで待機位置から作動位置に移動
し、フィルムFは前記後フィルム保持手段20での保持
位置より後部で切断される。
後のタイミングで、前後および左右の折込み部材12
3,126,124,124が作動してフィルムFの四方
の延出部(余端部)の折込みを開始する。このフィルムF
の折込みに併せて吸引箱63による吸引が解除されると
共に、フィルムFの四方の縁部の保持が解除されること
で、フィルムFは物品43の上面側において折込み部材
123,126,124,124により四方から折畳まれ
る。なお前記カッター18は、フィルム折込みが完了す
るまでの所定タイミングで待機位置から作動位置に移動
し、フィルムFは前記後フィルム保持手段20での保持
位置より後部で切断される。
【0025】フィルムFの折込み完了により前記傾動用
移動体88が退避位置に移動し、前記押圧板89にロー
ラ86が当接した状態で、図7に示すように、前記吸引
箱63は自重により傾動する。この傾動に伴って押出板
95にロッド94を介して枢支されているコロ97がコ
ロ当接部材98に当接して移動が規制されることで、図
9に示す如く、押出板95は収納室64内の物品43を
底面側から押出し、これによって該物品43は吸引箱6
3外に排出される。なお、包装後の物品43は、図示し
ないシュートを介して包装装置外に排出される。このよ
うに、吸引箱63を傾動したもとで物品43を押出板9
5で底面側から押出すようにしたので、物品43の排出
時に該物品43が吸引箱63内で詰まったり引掛かって
排出不良を来たすのを確実に防止し得る。そして、包装
済み物品43の排出が完了すると、前記押圧板89は退
避位置から作動位置に移動し、これによって前記吸引箱
63は水平姿勢に復帰すると共に押出板95も圧縮コイ
ルばね96の弾力によって吸引箱63の底面側に戻る。
移動体88が退避位置に移動し、前記押圧板89にロー
ラ86が当接した状態で、図7に示すように、前記吸引
箱63は自重により傾動する。この傾動に伴って押出板
95にロッド94を介して枢支されているコロ97がコ
ロ当接部材98に当接して移動が規制されることで、図
9に示す如く、押出板95は収納室64内の物品43を
底面側から押出し、これによって該物品43は吸引箱6
3外に排出される。なお、包装後の物品43は、図示し
ないシュートを介して包装装置外に排出される。このよ
うに、吸引箱63を傾動したもとで物品43を押出板9
5で底面側から押出すようにしたので、物品43の排出
時に該物品43が吸引箱63内で詰まったり引掛かって
排出不良を来たすのを確実に防止し得る。そして、包装
済み物品43の排出が完了すると、前記押圧板89は退
避位置から作動位置に移動し、これによって前記吸引箱
63は水平姿勢に復帰すると共に押出板95も圧縮コイ
ルばね96の弾力によって吸引箱63の底面側に戻る。
【0026】
【変更例】本願は前述した実施例の構成に限定されるも
のでなく、その他の構成を適宜採用することができる。
すなわち実施例では、排出部材としての押出板を吸引箱
における底面の一部を構成する場合につき説明したが、
収納室の前後方向の内寸法を変更する必要がないような
場合は、底面の全体を押出板で構成してもよい。また実
施例では傾動機構を、包装装置の各作動機構を作動する
ための駆動軸に配設したカムとレバーとのカム作用によ
り行なう場合につき説明したが、傾動機構を独立した空
気圧シリンダやモータ等で構成してもよい。例えば支持
体と吸引箱とを空気圧シリンダで連結し、該シリンダの
伸縮動作で吸引箱を水平姿勢と傾斜姿勢とに切換えた
り、吸引箱の回動軸(傾動中心軸)をモータで回転駆動し
て該吸引箱を水平姿勢と傾斜姿勢とに切換える。
のでなく、その他の構成を適宜採用することができる。
すなわち実施例では、排出部材としての押出板を吸引箱
における底面の一部を構成する場合につき説明したが、
収納室の前後方向の内寸法を変更する必要がないような
場合は、底面の全体を押出板で構成してもよい。また実
施例では傾動機構を、包装装置の各作動機構を作動する
ための駆動軸に配設したカムとレバーとのカム作用によ
り行なう場合につき説明したが、傾動機構を独立した空
気圧シリンダやモータ等で構成してもよい。例えば支持
体と吸引箱とを空気圧シリンダで連結し、該シリンダの
伸縮動作で吸引箱を水平姿勢と傾斜姿勢とに切換えた
り、吸引箱の回動軸(傾動中心軸)をモータで回転駆動し
て該吸引箱を水平姿勢と傾斜姿勢とに切換える。
【0027】前記押出板を突出させる突出手段として
は、吸引箱に配設した空気圧シリンダ等のアクチュエー
タで押出板を直接突出させる構成としてもよい。またコ
ロ当接部材は、支持体以外に昇降部材に配設してもよ
く、更にはコロを介することなく押出板の下面に当接部
材を直接当接することで、該押出板を突出させる構成を
採用することもできる。
は、吸引箱に配設した空気圧シリンダ等のアクチュエー
タで押出板を直接突出させる構成としてもよい。またコ
ロ当接部材は、支持体以外に昇降部材に配設してもよ
く、更にはコロを介することなく押出板の下面に当接部
材を直接当接することで、該押出板を突出させる構成を
採用することもできる。
【0028】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る包装済
み物品の排出装置によれば、吸引箱を傾動すると共に、
その底面に配設した排出部材を突出させて包装済み物品
を吸引箱から押出すよう構成したので、物品の形状や大
きさ等が一定でない場合や、複数の集合体からなる物品
を包装することで包装後の形状が複雑になるものであっ
ても、この包装済み物品が吸引箱に引掛かることなく確
実に排出される。また、排出部材自体は、物品の排出時
以外は吸引箱の底面をなしているので、吸引箱の内周面
にフィルムを吸着させる際の吸引作用を該排出部材が妨
げることはない。更に、吸引箱が傾動した際に排出部材
に下方から直接または間接的に当接する当接部材により
該排出部材を突出させる構成としたことで、排出部材を
突出させるための駆動機構等を省くことができ、構成を
簡略化し得ると共に装置コストを低減し得る利点を有す
る。
み物品の排出装置によれば、吸引箱を傾動すると共に、
その底面に配設した排出部材を突出させて包装済み物品
を吸引箱から押出すよう構成したので、物品の形状や大
きさ等が一定でない場合や、複数の集合体からなる物品
を包装することで包装後の形状が複雑になるものであっ
ても、この包装済み物品が吸引箱に引掛かることなく確
実に排出される。また、排出部材自体は、物品の排出時
以外は吸引箱の底面をなしているので、吸引箱の内周面
にフィルムを吸着させる際の吸引作用を該排出部材が妨
げることはない。更に、吸引箱が傾動した際に排出部材
に下方から直接または間接的に当接する当接部材により
該排出部材を突出させる構成としたことで、排出部材を
突出させるための駆動機構等を省くことができ、構成を
簡略化し得ると共に装置コストを低減し得る利点を有す
る。
【図1】本発明の好適な実施例に係る包装済み物品の排
出装置が採用されたノートレー包装装置の全体構成を示
す概略側面図である。
出装置が採用されたノートレー包装装置の全体構成を示
す概略側面図である。
【図2】実施例に係るノートレー包装装置を一部切欠い
て示す概略平面図である。
て示す概略平面図である。
【図3】実施例に係るノートレー包装装置を一部切欠い
て示す概略正面図である。
て示す概略正面図である。
【図4】実施例に係る吸引箱を示す平面図である。
【図5】実施例に係る吸引箱を示す側面図である。
【図6】実施例に係る吸引箱を示す一部切欠き正面図で
ある。
ある。
【図7】実施例に係る吸引箱を下降位置まで下降させた
状態を示すノートレー包装装置の概略側面図である。
状態を示すノートレー包装装置の概略側面図である。
【図8】実施例に係る包装済み物品の排出装置を示す概
略側面図である。
略側面図である。
【符号の説明】 43 物品 63 吸引箱 93 傾動機構 95 押出板(排出部材) 98 コロ当接部材(突出手段) F フィルム
Claims (2)
- 【請求項1】 上面開放された吸引箱(63)の内部に沿っ
て変形するよう吸着保持したフィルム(F)に物品(43)を
供給した後、該フィルム(F)の余端部を物品上面側で折
込んで包装された包装済み物品の排出装置であって、 前記吸引箱(63)を傾動させる傾動機構(93)と、 前記吸引箱(63)の底面に配設され、底面から上面開口部
に向けて突出可能な排出部材(95)と、 前記排出部材(95)を前記吸引箱(63)の底面から突出させ
る突出手段(98)とからなり、 前記吸引箱(63)を傾動機構(93)で傾動すると共に、前記
排出部材(95)を突出手段(98)で吸引箱(63)の上面開口部
に向けて突出させることで包装済み物品(43)を排出する
よう構成したことを特徴とする包装済み物品の排出装
置。 - 【請求項2】 前記突出手段は、前記吸引箱(63)が傾動
した際に前記排出部材(95)に下方から直接または間接的
に当接して該排出部材(95)を突出させる当接部材(98)で
ある請求項1記載の包装済み物品の排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8950698A JPH11263324A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 包装済み物品の排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8950698A JPH11263324A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 包装済み物品の排出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11263324A true JPH11263324A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13972679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8950698A Pending JPH11263324A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 包装済み物品の排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11263324A (ja) |
-
1998
- 1998-03-17 JP JP8950698A patent/JPH11263324A/ja active Pending
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