JPH11262413A - 折り畳みテーブル - Google Patents

折り畳みテーブル

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JPH11262413A
JPH11262413A JP6722498A JP6722498A JPH11262413A JP H11262413 A JPH11262413 A JP H11262413A JP 6722498 A JP6722498 A JP 6722498A JP 6722498 A JP6722498 A JP 6722498A JP H11262413 A JPH11262413 A JP H11262413A
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top plate
stopper
operation lever
folding table
folding
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Nobuaki Nasu
信昭 那須
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ安価な装置により天板の回動をロッ
クすることができ、見栄えが良く、操作性の良い折り畳
みテーブルを提供する。 【解決手段】 天板14の下面に設けられた左右1対の
ブラケット8を支柱4の上端部に左右方向を向く軸9を
もって枢着することにより、天板14をほぼ水平の使用
位置と、ほぼ上方を向く折り畳み位置とに回動可能と
し、支柱4の上端部における軸9をまわりの位置にスト
ッパ7a、7bを設け、天板14の下面に、係止位置と
解除位置との間を揺動しうるとともに、前記係止位置に
移動することによりストッパ7a、7bの側面に当接し
て、天板14の使用位置と折り畳み位置とのいずれか一
方から他方への回動を阻止し、かつ、前記解除位置側に
移動することにより、ストッパ7a、7bとの係合を解
除して、天板14の回動を可能とする操作レバー18を
枢着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、支柱によって支持
された天板を支柱に対して回転自在とするとともに、天
板を所定の位置でロックできるようにした折り畳みテー
ブルに関する。
【0002】
【従来の技術】天板を回動自在として、天板が、ほぼ水
平な使用位置とほぼ垂直な折り畳み位置との間を回動し
うるようにした折り畳みテーブルには、通常、天板を使
用位置及び折り畳み位置で保持し、かつ必要に応じて、
天板の回動を許容する回転防止装置が設けられている。
【0003】このような回転防止装置の従来技術として
は、例えば実開昭61−123740号公報に記載され
ているように、天板を支持するための支柱の側面に2個
の係止ピンを突設し、天板の下面に垂設されたブラケッ
トに、上記係止ピンに係脱自在な係止部を有する掛け金
具を枢着するとともに、この掛け金具に、掛け金具を回
動させるための操作レバーを固着し、掛け金具と天板の
下面との間に、掛け金具を係止ピン側に付勢する付勢手
段を設けたものがある。
【0004】この回転防止装置によれば、天板が使用位
置にある場合に、付勢手段の付勢力により、掛け金具の
係止部が一方の係止ピンに係合すると、天板が使用位置
に保持され、一方、天板が折り畳み位置にある場合に、
付勢手段の付勢力により、掛け金具の係止部が他方の係
止ピンに係合すると、天板が折り畳み位置に保持される
ようになる。また、操作レバーを揺動させて、付勢手段
の付勢力に抗して係止部を係止ピンから離脱させれば、
天板を自由に回転させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この回転防止装置は、
上述のように多数の部品からなるため、構造が複雑で製
造コストが高くなるとともに、支柱の側面に係止ピンが
突出しているので、見栄えが悪いという問題がある。
【0006】また、天板を使用位置から折り畳み位置へ
移動させると、それに応じて、操作レバーの向き及び位
置が大きく変化してしまうため、使い勝手が悪かった。
【0007】さらに、単一の支柱により折り畳みテーブ
ルを構成する場合には、支柱は天板下面の中心部に設け
られ、上記の掛け金具及び操作レバーは支柱の上端部に
取り付けられることになる。このため、操作レバーが短
い場合には、操作レバーを操作する場合に、使用者は天
板下面の中心部附近まで手を延ばさなければならず、使
い勝手が悪くなってしまう。一方、操作レバーを長めの
ものとすると、操作レバーの動きが不安定になり、操作
性が悪化してしまう。
【0008】本発明は、上述のような問題点を解決する
ためになされたもので、簡単かつ安価な装置により天板
の回動をロックすることができ、見栄えが良く、操作性
の良い折り畳みテーブルを提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1)天板の下面に設けられた左右1対のブラケットを支
柱の上端部に左右方向を向く軸をもって枢着することに
より、天板をぼ水平の使用位置と、ほぼ上方を向く折り
畳み位置とに回動可能とし、前記支柱の上端部における
前記軸まわりの位置にストッパを設け、前記天板の下面
に、係止位置と解除位置との間を揺動しうるとともに、
前記係止位置に移動することにより、前記ストッパの側
面に当接して、天板の前記使用位置と折り畳み位置との
いずれか一方から他方への回動を阻止し、かつ、前記解
除位置側に移動することにより、前記ストッパとの係合
を解除して、前記天板の回動を可能とする操作レバーを
枢着する。
【0010】(2)上記(1)項において、少なくともいず
れか一方のブラケットに、操作レバーが挿通しうるとと
もに、操作レバーの揺動を案内する案内孔を設ける。
【0011】(3)上記(2)項において、支柱を1本のみ
とするとともに、この支柱の上端部を、左右方向を向く
取付杆により形成し、前記取付杆の左右両側面にブラケ
ットを枢着し、かつ取付杆の少なくとも一方の端部にス
トッパを設ける。
【0012】(4)上記(1)項〜(3)項のいずれかにおい
て、支柱の上端部に、ほぼ扇形の突出部を設け、その一
端により、天板が使用位置にあり、かつ操作レバーが係
止位置にあるときに、操作レバーの側面に当接して、天
板の折り畳み位置側への回動を阻止する第1ストッパを
形成し、かつ前記突出部の他端により、前記天板が折り
畳み位置にあり、かつ前記操作レバーが係止位置にある
ときに、操作レバーの側面に当接して、天板の使用位置
側への回動を阻止する第2ストッパを形成する。
【0013】(5)上記(1)項〜(4)項のいずれかにおい
て、操作レバーを、天板の回転軸と近接し、かつほぼ同
方向を向くように配設する。
【0014】(6)上記(1)項〜(5)項のいずれかにおい
て、天板の下面と操作レバーとの間に、操作レバーを前
記係止位置側に向けて付勢する付勢手段を設ける。
【0015】(7)上記(4)項または(4)項に従属する
(5)項もしくは(6)項において、支柱の上端部における
第1ストッパと第2ストッパとの間を、操作レバーが摺
接しうる円弧状の案内面とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
テーブル(1)を、添付図面を参照しながら説明する。
【0017】平面視において前向きV字形に拡開すると
ともに、下面の中央部と両側部とにキャスタ(2)(両側
部のもののみ図示)が設けられた支持脚(3)の中央部に
は、上部がやや前向きに傾斜するとともに、正面視T字
形をなす支柱(4)が立設されており、支柱(4)の上端部
は、左右方向を向く水平の取付杆(5)となっている。
【0018】取付杆(5)の左右両端部に形成されたほぼ
円形の取付部(6)には、両端面が後述する操作杆(19)が
係合しうる第1ストッパ(7a)及び第2ストッパ(7b)をな
す扇形の突出部(7)が形成されており、この突出部(7)
の上面は円弧状の案内面(7c)となっている。取付部(6)
の左右の端面には、それぞれ前後方向を向くとともに正
面から見て横向きL字形をなす金属製の支持ブラケット
(8)が、その前後方向の中央部を貫通する取付軸(9)に
より枢着されている。
【0019】支持ブラケット(8)は、ほぼ水平の取付片
(10)と、取付片(10)の外側縁部から垂下する、側面視2
等辺三角形状の垂下片(11)とからなっている。
【0020】取付片(10)に穿設された通孔(12)へ挿入し
た止めねじ(13)により、取付片(10)は天板(14)の下面に
固着されている。天板(14)は、図4に示すようなほぼ水
平の使用位置と、図6に示すようなほぼ上方を向く折り
畳み位置との間を自由に回動することができる。支持ブ
ラケット(8)の前後方向の中央部において、その取付片
(10)と垂下片(11)との連設部には、上下方向を向くスリ
ット(15)が切設されている。
【0021】天板(14)の下面のほぼ中心部に固定された
枢支部材(16)の上面に形成された平面視ほぼL字状の溝
(17)には、操作レバー(18)における操作杆(19)のL字形
に折曲された基端部(20)及び杆部(21)の内端部とが嵌合
されている。操作杆(19)の基端部(20)の下面が溝(17)の
底片(22)(図3参照)で支持されることにより、操作レ
バー(18)は枢支部材(16)によって上下方向に揺動自在に
枢支されており、操作杆(19)は、右側の支持ブラケット
(8)のスリット(15)を貫通して、外側方に延出してい
る。枢支部材(16)の下面の前端部には、下向きの第1ス
トッパ(16a)が形成され、同じ後端部には、下向きの第
2ストッパ(16b)が形成されている(図1、3参照)。
【0022】操作レバー(18)は、スリット(15)における
取付軸(9)側の端部寄りの係止位置と、スリット(15)に
おける天板(14)側の端部寄りの解除位置との間を上下方
向に回動することができ、かつ操作レバー(18)における
三角形状のハンドル(23)と天板(14)の下面との間にはス
プリング(24)が縮設され、操作レバー(18)は常時係止位
置側に向けて付勢されている。
【0023】図4に示すように、天板(14)が使用位置に
あり、かつスプリング(24)の付勢力により、操作レバー
(18)が係止位置にあるときは、操作杆(19)が第1ストッ
パ(6a)に当接し、かつ、枢支部材(16)の第1ストッパ(1
6a)が取付杆(5)の上面に当接することにより、天板(1
4)の前方及び後方への回動が阻止され、天板(14)は使用
位置に保持される。
【0024】操作レバー(18)を、スプリング(24)の付勢
力に抗して解除位置側に持ち上げて、操作杆(19)と第1
ストッパ(7a)との係合を解除した後、図5に示すよう
に、天板(14)を後方に向けて回動させると、操作杆(19)
も案内面(7c)に沿って後方に移動する。
【0025】図6に示すように、天板(14)がほぼ垂直状
態となり、操作杆(19)が案内面(7c)の終端を超えると、
スプリング(24)の付勢力により、操作杆(19)はスリット
(15)内を係止位置に向かって移動させられ、操作杆(19)
が第2ストッパ(7b)に当接するとともに、枢支部材(16)
の第2ストッパ(16b)が支柱(4)の後面上端部に当接す
ることにより、天板(14)の前方及び後方への回動が阻止
され、天板(14)はほぼ垂直な折り畳み位置に保持され
る。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏す
ることができる。 (a) 請求項1記載の発明によれば、折り畳みテーブル
における天板の回転防止を、簡単かつ安価な手段により
達成することができる。
【0027】(b) 請求項2記載の発明によれば、操作
レバーの動きが安定するので、操作レバーの操作性が向
上する。
【0028】(c) 請求項3記載の発明によれば、単柱
式の折り畳みテーブルに長めの操作レバーを取り付けた
場合でも、操作レバーの動作がブラケットの案内孔によ
って案内されるので、操作レバーの動きを安定させるこ
とができる。
【0029】(d) 請求項4記載の発明によれば、支柱
に設けた単一の扇形の突出部の両端により、第1ストッ
パと第2ストッパとを形成することができ、構造を簡素
化することができる。
【0030】(e) 請求項5記載の発明によれば、天板
がいかなる方向に傾いても、操作レバーは常に天板の回
転軸と同じ方向を向き、かつ天板の回転中心付近に位置
するので、操作レバーの使い勝手がよい。
【0031】(f) 請求項6記載の発明によれば、操作
レバーから手を離すと、操作レバーが係止位置側に付勢
されて、操作レバーとストッパとが自動的に係合するよ
うになるので便利である。
【0032】(g) 請求項7記載の発明によれば、天板
を回動させる際に、操作レバーが円弧状の案内面に摺接
することにより、操作レバーは、係止位置に復帰するの
が阻止された状態で、天板とともに円滑に回動すること
ができ、操作レバーが天板の回動を妨げることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の分解斜視図である。
【図2】同じくテーブルの上部の拡大正面図である。
【図3】同じく枢支部材の拡大平面図である。
【図4】同じくテーブルの天板使用時における要部の拡
大縦断側面図である。
【図5】同じくテーブルの天板回動時における要部の拡
大縦断側面図である。
【図6】同じくテーブルの天板折り畳み時における要部
の拡大縦断側面図である。
【符号の説明】
(1)テーブル (2)キャスタ (3)支持脚 (4)支柱 (5)取付杆 (6)取付部 (7)突出部 (7a)第1ストッパ(ストッパ) (7b)第2ストッパ(ストッパ) (7c)案内面 (8)支持ブラケット (9)取付軸(軸) (10)取付片 (11)垂下片 (12)通孔 (13)止めねじ (14)天板 (15)スリット(案内孔) (16)枢支部材 (16a)第1ストッパ (16b)第2ストッパ (17)溝 (18)操作レバー (19)操作杆 (20)基端部 (21)杆部 (22)底片 (23)ハンドル (24)スプリング

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板の下面に設けられた左右1対のブラ
    ケットを支柱の上端部に左右方向を向く軸をもって枢着
    することにより、天板をぼ水平の使用位置と、ほぼ上方
    を向く折り畳み位置とに回動可能とし、前記支柱の上端
    部における前記軸まわりの位置にストッパを設け、前記
    天板の下面に、係止位置と解除位置との間を揺動しうる
    とともに、前記係止位置に移動することにより、前記ス
    トッパの側面に当接して、天板の前記使用位置と折り畳
    み位置とのいずれか一方から他方への回動を阻止し、か
    つ、前記解除位置側に移動することにより、前記ストッ
    パとの係合を解除して、前記天板の回動を可能とする操
    作レバーを枢着したことを特徴とする折り畳みテーブ
    ル。
  2. 【請求項2】 少なくともいずれか一方のブラケット
    に、操作レバーが挿通しうるとともに、操作レバーの揺
    動を案内する案内孔を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の折り畳みテーブル。
  3. 【請求項3】 支柱を1本のみとするとともに、この支
    柱の上端部を、左右方向を向く取付杆により形成し、前
    記取付杆の左右両側面にブラケットを枢着し、かつ取付
    杆の少なくとも一方の端部にストッパを設けたことを特
    徴とする請求項2記載の折り畳みテーブル。
  4. 【請求項4】 支柱の上端部に、ほぼ扇形の突出部を設
    け、その一端により、天板が使用位置にあり、かつ操作
    レバーが係止位置にあるときに、操作レバーの側面に当
    接して、天板の折り畳み位置側への回動を阻止する第1
    ストッパを形成し、かつ前記突出部の他端により、前記
    天板が折り畳み位置にあり、かつ前記操作レバーが係止
    位置にあるときに、操作レバーの側面に当接して、天板
    の使用位置側への回動を阻止する第2ストッパを形成し
    たことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の折
    り畳みテーブル。
  5. 【請求項5】 操作レバーを、天板の回転軸と近接し、
    かつほぼ同方向を向くように配設したことを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載の折り畳みテーブル。
  6. 【請求項6】 天板の下面と操作レバーとの間に、操作
    レバーを前記係止位置側に向けて付勢する付勢手段を設
    けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    折り畳みテーブル。
  7. 【請求項7】 支柱の上端部における第1ストッパと第
    2ストッパとの間を、操作レバーが摺接しうる円弧状の
    案内面としたことを特徴とする請求項4または4に従属
    する5もしくは6に記載の折り畳みテーブル。
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US7798455B2 (en) 2006-05-15 2010-09-21 Aichi Co., Ltd. Height adjusting device
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