JPH11261100A - 光半導体装置の製造方法 - Google Patents

光半導体装置の製造方法

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JPH11261100A
JPH11261100A JP10056446A JP5644698A JPH11261100A JP H11261100 A JPH11261100 A JP H11261100A JP 10056446 A JP10056446 A JP 10056446A JP 5644698 A JP5644698 A JP 5644698A JP H11261100 A JPH11261100 A JP H11261100A
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JP
Japan
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layer
mesa structure
semiconductor device
inp
manufacturing
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Application number
JP10056446A
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English (en)
Inventor
Daisuke Suzuki
大輔 鈴木
Tatsuya Kimura
達也 木村
Toru Takiguchi
透 瀧口
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程中におけるメサ側面からのAsの脱
離等を防止して、品質の向上を図る。 【解決手段】 メサ側面部にFe−InP層19の埋込
成長を行う前に、成長界面HをHClによりエッチング
する工程を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、導波路型フォト
ダイオードや半導体レーザ等の光半導体装置の製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光半導体装置、たとえば導波路型
フォトダイオードの製造方法と構造(断面構造)につい
て、図6を参照して簡単に説明する。
【0003】従来の導波路型フォトダイオードは、次に
ようにして製造される。図6(a) を参照して、n型In
Pウェハ1(面方位:(001))上に、n−InPバ
ッファ層2,1.4μm帯n−InGaAsPガイド層
3,InGaAs吸収層4,1.4μm帯p−InGa
AsPガイド層5,p−InP層6およびp−InGa
Asキャップ層7を順次結晶成長させる。このときの結
晶成長方法としては、たとえば、MOCVD法を用いる
ことができる。
【0004】なお、各層の層厚およびドーズ量は、一例
として、n−InPバッファ層2は、層厚が0.5μ
m,ドーズ量が1×1018cm-3である。以下、便宜上
これを(0.5μm,1×1018cm-3)と表記する。
他の層については、1.4μm帯n−InGaAsPガ
イド層3が(0.8μm、1×1018cm-3),InG
aAs吸収層4が(0.6μm,アンドープ),1.4
μm帯p−InGaAsPガイド層5が(0.8μm,
1×1018cm-3),p−InP層6が(2.0μm,
1×1018cm-3),p−InGaAsキャップ層7が
(0.3μm、1×1019cm-3)とすることができ
る。
【0005】次いで、p−InGaAsキャップ層7の
表面全体にSiO2 膜をスパッタ法等により蒸着し、写
真製版技術を用いることによってSiO2 選択成長マス
ク8を形成する(図6(b) )。なお、図6(c) は、この
状態の平面図である。これらの図に示すように、SiO
2 選択成長マスク8は、長方形形状を呈しており、その
寸法は、たとえば、マスク幅wを10μm,長さdを2
0μmとすることができる。
【0006】その後、臭素系のエッチング液を用いて所
定量エッチングすることにより、図6(b) に示すように
上記各層がエッチング除去され、メサ構造が形成され
る。このときのエッチング量は、たとえば、4.5μm
に設定することができる。なお、このとき、InGaA
s吸収層4の面積は、4×14μm2 となる。
【0007】さらに、図6(d) に示すように、エッチン
グ除去した部分にFe−InP層9(4μm,4×10
16cm-3)を再成長させる。この結晶成長方法は、たと
えば、MOCVD法を用いることができる。その後、S
iO2 選択成長マスク8を除去し、最後に、図示してい
ないが、n型電極を形成する。
【0008】次に、このフォトダイオードの動作につい
て簡単に説明する。図6(d) を参照して、紙面右側から
入射された光は、InGaAs吸収層4で吸収され、そ
の結果、InGaAs吸収層4に電子およびホールが発
生する。
【0009】また、このフォトダイオードには、予め逆
バイアス方向に所定の電界を印加しておく。このため、
上記発生した電子およびホールは、当該電界により瞬時
に掃引される。
【0010】なお、このフォトダイオードでは、InG
aAs吸収層4の層厚を薄く設定しているので、40G
Hz以上の高周波に対応できる。また、InGaAs吸
収層4の上下にInGaAsPガイド層3,5が配置さ
れているので、光を効率良くデバイスの奥深くに伝搬さ
せて吸収効率を上げることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このフォトダイオード
では、図6(b) に示すように、p/n接合が露出する構
造であるため信頼性の面で若干の問題があり、この問題
を解決するために、図6(c) に示すFe−InP層9を
埋め込み成長させて窓構造としている。
【0012】ところで、Fe−InP層9を成長させる
ためには、MOCVD反応炉内で、PH3 雰囲気中にお
いて所定の成長温度(たとえば625℃)まで昇温する
必要がある。
【0013】このため、エッチングによりメサ構造を形
成した後、Fe−InP層9を埋め込み成長させるまで
の間に、露出したInGaAs光吸収層4およびn−I
nGaAsPガイド層3およびp−InGaAsPガイ
ド層5の側面からAs成分の脱離が起こり、組成変化お
よび結晶性の劣化が生じてしまう。また、メサ構造を形
成する際のエッチング等の前工程での処理に起因して、
再成長界面上に珪素(Si),炭素(C),酸素(O)
などの不純物がパイルアップするという現象が生じる。
その結果、このような埋め込み再成長界面の結晶性劣化
および不純物を介して暗電流が増加(200nA程度)
してしまうという新たな問題が生じた。かかる問題は、
半導体レーザ等においても同様に発生する。なお、かか
る暗電流は、再成長界面の面積に比例して増加する。
【0014】そこで、本発明の目的は、暗電流を低下さ
せて品質を向上させることができる光半導体装置の製造
方法を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)に係
る光半導体装置の製造方法は、Asを含むIII −V族化
合物半導体層を有するメサ構造をウェットエッチングに
より形成し、当該メサ構造の側部に所定の埋込層を形成
した光半導体装置の製造方法において、上記メサ構造を
形成した後、塩素を含むガス雰囲気中で所定時間保持す
る工程を含むことを特徴とするものである。
【0016】本発明(請求項2)に係る光半導体装置の
製造方法は、InGaAs層を含むメサ構造をウェット
エッチングにより形成し、当該メサ構造の側部に所定の
埋込層を形成する光半導体装置の製造方法において、上
記メサ構造を形成した後、塩素を含むガス雰囲気中で所
定時間保持する工程を含むことを特徴とするものであ
る。
【0017】本発明(請求項3)に係る光半導体装置の
製造方法は、InGaAsP層を含むメサ構造をウェッ
トエッチングにより形成し、当該メサ構造の側部に所定
の電流ブロック層を形成する光半導体装置の製造方法に
おいて、上記メサ構造を形成した後、塩素を含むガス雰
囲気中で所定時間保持する工程を含むことを特徴とする
ものである。
【0018】本発明(請求項4)に係る光半導体装置の
製造方法は、請求項1ないし3のいずれかに記載の光半
導体装置の製造方法において、上記塩素を含むガスは、
塩化水素(HCl),四塩化炭素(CCl4 )または塩
化メチル(CH3 Cl)のいずれか一のガスであること
を特徴とするものである。
【0019】本発明(請求項5)に係る光半導体装置の
製造方法は、請求項1ないし4のいずれかに記載の光半
導体装置の製造方法において、上記塩素を含むガスは、
雰囲気中の濃度が100ppm以下に設定された塩化水
素(HCl)であり、且つ雰囲気温度が300℃以上7
50℃以下に設定されていることを特徴とするものであ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。なお、説明中において示す結晶成長条件や
使用材料等は一例であり、本発明は、これらの条件に限
定されるものではない。
【0021】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1に係る導波路型フォトダイオードPDの製造方法を
示す模式図である。本実施の形態に係る導波路型フォト
ダイオードPDの製造方法の特徴とするところは、メサ
構造(図1(b) 参照)を形成した後、Fe−InP層1
9(図1(c) 参照)の埋め込み成長を行う前に、結晶性
の劣化が生じていると共に不純物がパイルアップした再
成長界面Hを、HClを含むガス雰囲気中に晒して当該
再成長界面Hをいわばプリエッチングすることによって
清浄化する工程を含んでいる点である。以下、製造方法
について詳しく説明する。
【0022】まず、図1(a) に示すように、n型InP
ウェハ(面方位:(001))11上に、n−InPバ
ッファ層12,1.4μm帯n−InGaAsPガイド
層13,InGaAs吸収層14,1.4μm帯p−I
nGaAsPガイド層15,p−InP層16およびp
−InGaAsキャップ層17を順次形成する。これら
各層を成長させる方法としては、本実施の形態ではMO
CVD法を採用している。なお、同様に結晶成長させる
ことができるのであれば、他の既知の方法を採用するこ
ともできる。
【0023】各層の層厚およびドーズ量は、n−InP
バッファ層12については、層厚が0.5μm,ドーズ
量が1×1018cm-3である。他の層については、1.
4μm帯n−InGaAsPガイド層13が(0.8μ
m、1×1018cm-3),InGaAs吸収層14が
(0.6μm,アンドープ),1.4μm帯p−InG
aAsPガイド層15が(0.8μm、1×1018cm
-3),p−InP層16が(2.0μm、1×1018
-3),p−InGaAsキャップ層17が(0.3μ
m、1×1019cm-3)に設定されている。なお、図1
は、各層の積層構造を明確化するための模式図であるか
ら、図に表されている各層の層厚と実際の層厚との関係
は整合されていない。
【0024】次に、p−InGaAsキャップ層17の
表面全体にSiO2 膜を蒸着する。このSiO2 膜は、
たとえば、スパッタ法により蒸着することができる。こ
のSiO2 膜を写真製版技術を用いてパターン形成し、
SiO2 選択成長マスク18を形成する。図2は、この
状態での平面図であって、SiO2 選択成長マスク18
の形状を示している。すなわち、形成されたSiO2
択成長マスク18は、マスク幅wが10μm,長さdが
20μmの長方形形状である。
【0025】次に、図1(b) に示すように、臭素系のエ
ッチング液を用いてエッチング処理を行う。この場合、
エッチング量は、4.5μmである。これにより、各層
により構成される半導体層は、図に示すようなメサ構造
に形成される。また、このとき、InGaAs吸収層1
4の面積は、4×14μm2 になり、InGaAs吸収
層14の層厚を薄く設定しているので、40GHz以上
の高周波に対応できるという利点がある。さらに、In
GaAs吸収層14の上下にInGaAsPガイド層1
3,15が配置されていることから、光を効率良くデバ
イスの奥深くに伝搬させて吸収効率を上げることができ
るという利点もある。
【0026】次に、Fe−InP層19(図1(d) 参
照)を形成する。具体的には、まず、MOCVD反応炉
内をPH3 雰囲気に形成する。そして、MOCVD反応
炉内の温度を625℃まで昇温する。この温度は、Fe
−InP層19(図1(d) 参照)を再成長させるための
温度である。
【0027】このとき、InGaAs光吸収層14およ
びn−InGaAsPガイド層13およびp−InGa
AsPガイド層15の側面(メサ構造部分に露出する
面)が露出している。このため、625℃の雰囲気温度
下では、当該側面からAs成分の脱離が起こる。その結
果、n−InGaAsPガイド層13およびp−InG
aAsPガイド層15の組成変化や結晶性の劣化が生じ
る。
【0028】そこで、続いて次のような処理を施す。す
なわち、HClガスをMOCVD反応炉内に流し、その
状態(625℃の雰囲気温度)で5分間保持する。この
HClガスは、たとえば、H2 により0.5%に希釈さ
れたものを使用することができ、その流量は、50cc
/minに設定する。これにより、メサ構造の側面は、
結果的にエッチング処理されることになる。つまり、こ
のHClガスの雰囲気中に保持することにより、図1
(c) に示すように、メサ構造の側面は、0.1μm程度
エッチングされる(点線と実線とに囲まれた部分)。
【0029】ここで、HClガスによりエッチングを行
ったときのメサ形状の変化について説明する。このHC
lガスによるエッチング処理によって、n型InPウェ
ハ11,n−InPバッファ層12,1.4μm帯n−
InGaAsPガイド層13,InGaAs吸収層1
4,1.4μm帯p−InGaAsPガイド層15,p
−InP層16およびp−InGaAsキャップ層17
がエッチングされる。これにより、n−InGaAsP
ガイド層13,InGaAs光吸収層14,p−InG
aAsPガイド層15のメサ構造の側面の組成変化や結
晶性の劣化を起こした部分が取り除かれる。
【0030】まず、n型InPウェハ11,n−InP
バッファ層12およびp−InP層16(InP層)に
関しては、HClガスによりエッチングすることによ
り、メサ構造の側面のうち、面方位が(1/10)であ
る面の近傍がエッチングされる。これに対して、面方位
が(001)面の近傍であるメサ構造の底面部分は、ほ
とんどエッチングされない。これにより、メサ構造の側
面のみを選択的にエッチングすることができる。
【0031】このときのエッチング速度は、MOCVD
反応炉温度が625℃,HCl(H2 希釈0.5%)流
量が50cc/minの場合では、約0.02μm/m
inである。また、HCl(H2 希釈0.5%)流量を
100cc/minとすれば、エッチング速度は、約
0.04μm/minである。本実施の形態では、エッ
チング速度が約0.02μm/minであるから、面方
位が(1/10)の面の近傍を制御性よくエッチングす
ることができるという利点がある。
【0032】ここで、PH3 雰囲気中で昇温した際、I
nGaAs,InGaAsP層の,As成分が脱離して
組成変化や結晶性の劣化が生じた部分は、InP層16
と略同じエッチング速度でエッチングされる。また、n
−InGaAsPガイド層13,InGaAs吸収層1
4,p−InGaAsPガイド層15およびp−InG
aAsキャップ層17(InGaAs,InGaAsP
層のAs成分の脱離が起こっていない部分)に関して
は、HClガスによっては、ほとんどエッチングされな
いことが実験的に確認されている。しかし、上述のよう
に、InP層のエッチング量はきわめて少なく、エッチ
ング量を制御性よくコントロールすることが可能である
ため、InP層16とInGaAs,InGaAsP層
17,15とのエッチングによる段差を無視できる程度
にエッチングを停止させることができ、メサ構造の側面
に顕著な段差が形成されることはない。
【0033】また、HClガスによるエッチングによっ
て、Fe−InP層19の再成長界面を清浄化すること
ができるという利点がある。すなわち、Fe−InP層
19の再成長界面には、メサ構造を形成するためのウェ
ットエッチング等の前処理により、珪素(Si),炭素
(C),酸素(O)などの不純物がパイルアップしてし
まうが、HClガスによるエッチングにより、これらの
不純物をも低減できる。
【0034】図3は、HClガスによるエッチングによ
って不純物が除去されることを示しており、図3(a) は
エッチングをしない場合の不純物濃度,図3(b) はエッ
チングをした場合の不純物濃度の実験結果を示してい
る。この図から明らかなように、HClガスによるエッ
チングを施すことによって不純物を低減することができ
る。
【0035】続いて、図1(d) に示すように、HClガ
スによるエッチング処理の後、MOCVD反応炉内で、
Fe−InP層19を再結晶成長させる。このFe−I
nP層19の層厚は、4μm,ドーズ量は、4×1016
cm-3に設定することができる。
【0036】最後に、SiO2 選択成長マスク18を除
去し、表面および裏面に、それぞれp型およびn型電極
を形成する(図示せず)。以上により、導波路型フォト
ダイオードPDの製造が完了する。
【0037】なお、この導波路型フォトダイオードPD
の動作について簡単に説明すると、まず、この導波路型
フォトダイオードPDには、予め逆バイアス方向に所定
の電界を印加しておく。そして、図1(d) を参照して、
紙面右側から入射された光は、InGaAs吸収層14
で吸収され、それによって、InGaAs吸収層14に
電子およびホールが発生する。この電子およびホール
は、上記予め印加された電界により瞬時に掃引される。
【0038】本実施の形態に係る導波路型フォトダイオ
ードPDの製造方法によれば、メサ構造を形成した後、
露出したInGaAs光吸収層14の側面を予めHCl
ガスでエッチング処理してからFe−InP層19を再
成長させるから、625℃の雰囲気温度下で劣化したI
nGaAs光吸収層14の部分および再成長界面にパイ
ルアップした不純物を取り除いた上で、Fe−InP層
19を再成長させることができる。
【0039】つまり、Fe−InP層19の結晶成長を
行う直前に、Fe−InP層19の再成長界面を清浄化
し、InGaAs光吸収層14を良好な状態にするの
で、導波路型フォトダイオードPDの完成品において暗
電流を低下させることができ、品質を向上させることが
できる。
【0040】なお、本実施の形態では、InGaAs光
吸収層14の側面のエッチングにHClガスを用いた
が、これに限らず、たとえば、四塩化炭素(CCl4
や塩化メチル(CH3 Cl)等の塩素(Cl)を含むガ
スであれば他のものでも良い。また、HClガスによる
エッチング処理の温度は、本実施の形態では625℃に
設定したが、300℃以上750℃以下の範囲で設定す
ることが可能である。
【0041】実施の形態2.次に、本発明の実施の形態
2について説明する。図4は、本発明の実施の形態2に
係る半導体レーザLDの製造方法を示す模式図である。
ウェットエッチングにより形成したメサ構造を有する半
導体レーザの製造方法においても、メサ構造を形成する
ときにInGaAsP活性層の側面が露出することか
ら、電流ブロック層の埋め込み成長を行うときに、In
GaAsP活性層からAs成分の脱離が起こり、導波路
型フォトダイオードの製造の場合と同様の問題が生じ
る。
【0042】そこで、本実施の形態では、半導体レーザ
の製造においても、InGaAsP活性層の組成変化お
よび結晶性の劣化を防止して、半導体レーザの品質の向
上を図ることができる製造方法を示す。
【0043】本実施の形態に係る半導体レーザLDの製
造方法の特徴とするところは、電流ブロック層27,2
8(図4(d) 参照)の埋め込み成長を行う前に、結晶性
が劣化すると共に不純物がパイルアップした再成長界面
をHClガスによるプリエッチングによって取り除く工
程を含んでいる点である。以下、製造方法について詳し
く説明する。
【0044】まず、図4(a) に示すように、p型InP
ウェハ(面方位:(001))21上に、p−InPバ
ッファ層22,1.3μm帯InGaAsP活性層23
およびn−InPクラッド層24を順次形成する。これ
により、いわゆるダブルヘテロ成長ウェハが形成され
る。これら各層を成長させる方法としては、本実施形態
においてもMOCVD法を採用することができるが、同
様に結晶成長させることができるのであれば、他の既知
の方法を採用することができる。
【0045】各層の層厚およびドーズ量は、p−InP
バッファ層22については、層厚が1.8μm,ドーズ
量が1×1018cm-3である。他の層については、1.
3μm帯InGaAsP活性層23が(0.1μm,ア
ンドープ),n−InPクラッド層24が(0.7μ
m、1×1018cm-3)に設定されている。なお、図4
は模式図であって簡略化されているから、図に表されて
いる各層の層厚と実際の層厚との関係は整合していな
い。
【0046】次に、〔110〕の方向にSiO2 からな
る選択成長マスク25を形成する。この選択成長マスク
25の幅寸法(紙面に垂直な方向の寸法)は、1.5μ
mに設定することができる。
【0047】続いて、この選択成長マスク25をマスク
として、HBrなどのエッチング液を用いてウェットエ
ッチングを施す。これにより、図4(b) に示すように、
〔110〕の方向にメサ構造が形成される。メサ構造の
高さ寸法は、2.5μmなどに設定することができる。
【0048】次に、電流ブロック層27,28(図4
(d) 参照)を形成する。具体的には、まず、MOCVD
反応炉内をPH3 雰囲気に形成する。そして、MOCV
D反応炉内の温度を625℃まで昇温する。この温度
は、電流ブロック層27,28(図4(d) 参照)を成長
させるための温度である。
【0049】このとき、InGaAsP活性層23の側
面(メサ構造部分に露出する面)が露出しているから、
625℃の雰囲気温度下では、当該側面からAs成分の
脱離が起こる。その結果、InGaAsP活性層23組
成変化や結晶性の劣化が生じる。
【0050】そこで、続いて次のような処理を施す。す
なわち、HClガスをMOCVD反応炉内に流し、その
状態(625℃の雰囲気温度)で5分間保持する。この
HClガスは、たとえば、H2 により0.5%に希釈さ
れたものを使用することができ、その流量は、50cc
/minに設定する。これにより、図1(c) に示すよう
に、メサ構造の側面を0.1μm程度エッチングする
(点線と実線とに囲まれた部分)。
【0051】ここで、HClガスによりエッチングを行
ったときのメサ形状の変化について説明する。このHC
lガスによるエッチング処理によって、p型InPウェ
ハ21,p−InPバッファ層22,1.3μm帯In
GaAsP活性層23およびn−InPクラッド層24
がエッチングされる。
【0052】まず、p型InPウェハ21,p−InP
バッファ層22およびn−InPクラッド層24(In
P層)に関しては、HClガスによりエッチングするこ
とにより、メサ構造の側面のうち、面方位が(1/1
0)である面の近傍がエッチングされる。これに対し
て、面方位が(001)である面の近傍であるメサ構造
の底面部分は、ほとんどエッチングされない。これによ
り、メサ構造の側面のみを選択的にエッチングすること
ができる。
【0053】このときのエッチング速度は、MOCVD
反応炉温度が625℃,HCl(H2 希釈0.5%)流
量が50cc/minの場合では、約0.02μm/m
inである。また、HCl(H2 希釈0.5%)流量を
100cc/minとすれば、エッチング速度は、約
0.04μm/minである。本実施の形態では、エッ
チング速度が約0.02μm/minであるから、面方
位が(1/10)の面の近傍を制御性よくエッチングす
ることができるという利点がある。
【0054】ここで、PH3 雰囲気中で昇温した際、I
nGaAs,InGaAsP層の,As成分が脱離して
組成変化や結晶性の劣化が生じた部分には、InP層1
6と略同じエッチング速度でエッチングされる。また、
1.3μm帯n−InGaAsP活性層23に関して
は、HClガスによっては、ほとんどエッチングされな
いことが実験的に確認されている。しかし、上述のよう
に、InP層のエッチング量はきわめて少なく、エッチ
ング量を制御性よくコントロールすることが可能である
ため、InP層22,24とInGaAsP活性層23
とのエッチングによる段差を無視できる程度にエッチン
グを停止させることができ、メサ構造の側面に顕著な段
差が形成されることはない。
【0055】また、HClガスによるエッチングによっ
て、電流ブロック層27,28の再成長界面を清浄化す
ることができるという利点がある。すなわち、電流ブロ
ック層27,28の再成長界面には、メサ構造を形成す
るためのウェットエッチング等の前処理により、珪素
(Si),炭素(C),酸素(O)などの不純物がパイ
ルアップしてしまうが、HClガスによるエッチングに
より、これらの不純物をも低減できる。
【0056】その後、図4(d) に示すように、MOCV
D反応炉内で,p−InP埋め込み層26,n−InP
電流ブロック層27およびp−InP電流ブロック28
を順次結晶成長させる。p−InP埋め込み層26の層
厚およびドーズ量は、(0.7μm,8×1017
-3)であり、その他の層については、n−InP電流
ブロック層27が(0.8μm,7×1018cm-3),
p−InP電流ブロック28が(1.0μm,8×10
17cm-3)である。ここで、n−InP電流ブロック層
27は、成長停止面である(111)B面が形成される
ことにより、n−InPクラッド層24と接触すること
はない。
【0057】さらに、図4(e) に示すように、選択成長
マスク25を除去した後、n−InPクラッド層29お
よびn−InPコンタクト層30を順次結晶成長させ
る。この結晶成長方法は、たとえば、MOCVD法を採
用することができる。各層の層厚およびドーズ量は、n
−InPクラッド層29が(1.5μm,1×1018
-3),n−InPコンタクト層30が(0.5μm,
7×1018cm-3)である。その後、上下面にそれぞれ
電極を形成し(図示せず)、前面および後面を劈開,コ
ーティングすることにより半導体レーザLDの製造が完
了する。
【0058】本実施の形態に係る半導体レーザLDの製
造方法によれば、メサ構造を形成した後、露出した1.
3μm帯InGaAsP活性層23の側面を予めHCl
ガスでエッチング処理してから電流ブロック層26,2
7,28を再成長させるから、625℃の雰囲気温度下
で劣化したInGaAsP活性層23の部分および再成
長界面にパイルアップした不純物を取り除いた上で、電
流ブロック層27,28を再成長させることができる。
【0059】つまり、電流ブロック層26,27,28
の結晶成長を行う直前に、電流ブロック層26,27,
28の再成長界面を清浄化し、InGaAsP活性層2
3を良好な状態にするので、半導体レーザLDの完成品
において暗電流を低下させ、しきい値電流と効率を向上
させることができる。図5は、HClガスによるエッチ
ング処理の有無による半導体レーザのしきい値電流と効
率の変化を示している。同図から明らかなように、HC
lガスによるエッチングを施すことによって、しきい値
電流を低減させると共に効率を向上させることができ
る。
【0060】なお、本実施の形態では、1.3μm帯I
nGaAsP活性層23の側面のエッチングにHClガ
スを用いたが、これに限らず、たとえば、四塩化炭素
(CCl4 )や塩化メチル(CH3 Cl)等の塩素(C
l)を含むガスであれば他のものでも良い。
【0061】また、HClガスによるエッチング処理の
温度は、本実施の形態では実施の形態1と同様に625
℃に設定したが、300℃以上750℃以下の範囲で設
定することが可能である。
【0062】
【発明の効果】請求項1ないし3のいずれかに係る発明
によれば、ウェットエッチングにより、メサ構造を形成
した後、当該メサ構造を塩素を含むガス雰囲気中で所定
時間保持する。これにより、次の作用を奏する。
【0063】すなわち、ウェットエッチングによりメサ
構造を形成した後、所定の埋込層を形成するために所定
の雰囲気温度にする必要があるが、この雰囲気温度は通
常高温であり、そのため、メサ構造部分に露出する面か
らAs成分の脱離が起こり、その結果、Asを含むIII
−V族化合物半導体層(InGaAs層等)の組成変化
や結晶性の劣化が生じる。しかし、このメサ構造を塩素
を含むガス雰囲気中で所定時間保持することにより、劣
化した部分を除去し、界面に付着した不純物をも同時に
取り除く、即ちメサ構造の側面を清浄化することができ
る。
【0064】これにより、光半導体装置の完成品におい
て、上記組成変化や結晶性の劣化に起因した暗電流を低
下させることができ、品質を向上させることができると
いう効果がある。
【0065】請求項4に係る発明によれば、請求項1な
いし3のいずれかに係る発明と同様の作用効果を奏す
る。特に、本請求項に係る発明では、塩素を含むガスと
して、塩化水素(HCl),四塩化炭素(CCl4 )ま
たは塩化メチル(CH3 Cl)のいずれかを採用するこ
とができ、塩素を含むガス雰囲気中で所定時間保持する
という工程を簡単かつ安価に行うことができるという利
点がある。
【0066】請求項5に係る発明によれば、請求項1な
いし4のいずれかに係る発明と同様の作用効果を奏す
る。加えて、本請求項に係る発明では、塩素を含むガス
として、雰囲気中の濃度が100ppm以下に設定され
た塩化水素を採用し、しかも雰囲気温度が300℃以上
750℃以下に設定するので、劣化した部分の清浄化速
度を抑えて、制御性よく清浄化工程を進めることができ
る。その結果、メサ構造の形状を良好な状態に保つこと
ができ、光半導体装置の品質を一層向上させることがで
きるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る導波路型フォト
ダイオードの製造工程を(a) 〜(d) に順に示したもので
ある。
【図2】 導波路型フォトダイオードの製造工程におけ
るSiO2 選択成長マスクの形状を示す平面図である。
【図3】 HClガスエッチングによる不純物濃度の変
化を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態2に係る半導体レーザの
製造工程を(a) 〜(e) に順に示したものである。
【図5】 HClガスエッチングによるしきい値電流と
効率の変化を示す図である。
【図6】 従来の導波路型フォトダイオードの製造工程
を(a) 〜(d) に順に示したものである。
【符号の説明】
11 n型InP(001)基板、12 n−InPバ
ッファ層、13 1.4μm帯n−InGaAsPガイ
ド層、14 InGaAs吸収層、15 1.4μm帯
p−InGaAsPガイド層、16 p−InP層、1
7 p−InGaAsキャップ層、18 SiO2 選択
成長マスク、19 Fe−InP層、21 p型InP
(001)基板、22 p−InPバッファ層、23
アンドープInGaAsP活性層、24 n−InPク
ラッド層、25 SiO2 選択マスク、26 p−In
P埋込層、27 n−InP電流ブロック層、28 p
−InP電流ブロック層、29 n−InPクラッド
層、30 n−InPコンタクト層。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Asを含むIII −V族化合物半導体層を
    有するメサ構造をウェットエッチングにより形成し、当
    該メサ構造の側部に所定の埋込層を形成した光半導体装
    置の製造方法において、 上記メサ構造を形成した後、塩素を含むガス雰囲気中で
    所定時間保持する工程を含むことを特徴とする光半導体
    装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 InGaAs層を含むメサ構造をウェッ
    トエッチングにより形成し、当該メサ構造の側部に所定
    の埋込層を形成した光半導体装置の製造方法において、 上記メサ構造を形成した後、塩素を含むガス雰囲気中で
    所定時間保持する工程を含むことを特徴とする光半導体
    装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 InGaAsP層を含むメサ構造をウェ
    ットエッチングにより形成し、当該メサ構造の側部に所
    定の電流ブロック層を形成する光半導体装置の製造方法
    において、 上記メサ構造を形成した後、塩素を含むガス雰囲気中で
    所定時間保持する工程を含むことを特徴とする光半導体
    装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の光
    半導体装置の製造方法において、 上記塩素を含むガスは、塩化水素(HCl),四塩化炭
    素(CCl4 )または塩化メチル(CH3 Cl)のいず
    れか一のガスであることを特徴とする光半導体装置の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の光
    半導体装置の製造方法において、 上記塩素を含むガスは、雰囲気中の濃度が100ppm
    以下に設定された塩化水素(HCl)であり、且つ雰囲
    気温度が300℃以上750℃以下に設定されているこ
    とを特徴とする光半導体装置の製造方法。
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