JPH11260847A - 半田バンプの形成方法 - Google Patents

半田バンプの形成方法

Info

Publication number
JPH11260847A
JPH11260847A JP6238898A JP6238898A JPH11260847A JP H11260847 A JPH11260847 A JP H11260847A JP 6238898 A JP6238898 A JP 6238898A JP 6238898 A JP6238898 A JP 6238898A JP H11260847 A JPH11260847 A JP H11260847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
forming
solder bump
substrate
jig
solder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6238898A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Karasawa
一明 柄澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP6238898A priority Critical patent/JPH11260847A/ja
Publication of JPH11260847A publication Critical patent/JPH11260847A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半田バンプを形成する際のフラックスの残渣
や、半田バンプの形状不良等を抑制しうる半田バンプの
形成方法を提供する。 【解決手段】 基板10の電極上に、半田バンプを形成
する半田バンプ形成工程と、基板10の周囲を治具18
により囲い、基板10上及び治具18上にフラックス2
1を塗布するフラックス塗布工程と、フラックス21が
塗布された基板10及び治具18を加熱することにより
基板10上の半田バンプ16aを溶解し、半田バンプを
ほぼ球形状に成形する加熱工程とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半田バンプの形成
方法に係り、特に、半田バンプを形成する際のフラック
スの残渣や、半田バンプの形状不良等を抑制しうる半田
バンプの形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高速動作の観点か
ら、信号の伝播経路を短縮する技術が求められている。
そこで注目されているのが、フリップチップ接合(Flip
Chip Bonding)技術、即ち、半導体チップ上に形成さ
れた半田バンプ(又は、金バンプや導電性樹脂)を、電
極が形成された基板上に載置し、熱を加えることにより
半田バンプを溶融して接続する技術である。フリップチ
ップ接続では、従来のようなリード線等を用いて接続す
る必要がないため、信号の伝播経路を短縮することがで
きる。
【0003】フリップチップ接続を行う場合には、予め
半導体チップ側か基板側の少なくとも一方の電極上に、
半田バンプを形成しておく必要がある。半田バンプを形
成する方法としては、半田ペーストを用いた印刷法、半
田ボール法、蒸着法、転写法、メッキ法などがあり、多
数の微細な半田バンプを形成する場合には、蒸着法、転
写法、メッキ法などの方法が有効である。例えば、メッ
キ法により半田バンプを形成する場合には、以下のよう
にして半導体チップ側に半田バンプを形成することがで
きる。
【0004】即ち、まず、所定の半導体素子や電極が形
成されたシリコンウェハ上に、電極に達する開口部を有
するレジストマスクを形成し、このレジストマスクをマ
スクとして半田メッキを行う。次に、シリコンウェハ上
に、酸化防止や酸化膜除去のためのフラックスを塗布
し、加熱することにより半田を溶解し、ほぼ球形状の半
田バンプを形成する。次に、シリコンウェハを所定の形
状に切り出せば、所望のシリコンチップを得ることがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、シリコンウェハ上にフラックスを塗布して、加熱、
溶解した後に、フラックスを洗浄すると、シリコンウェ
ハの外周部にフラックスの残渣が残りやすいという傾向
があった。また、シリコンウェハの外周部の半田バンプ
には、凹みなどの形状不良が生じやすい傾向があった。
【0006】本発明の目的は、半田バンプを形成する際
のフラックスの残渣や、半田バンプの形状不良等を抑制
しうる半田バンプの形成方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、基板の電極
上に、半田バンプを形成する半田バンプ形成工程と、前
記基板の周囲を治具により囲い、前記基板上及び前記治
具上にフラックスを塗布するフラックス塗布工程と、前
記フラックスが塗布された前記基板及び前記治具を加熱
することにより前記基板上の前記半田バンプを溶解し、
前記半田バンプをほぼ球形状に成形する加熱工程とを有
することを特徴とする半田バンプの形成方法により達成
される。これにより、フラックスを塗布した際の周縁領
域が治具の周縁部に位置することとなるので、フラック
スの残渣は治具にのみ生じることとなり、基板の周縁部
にフラックスの残渣が生じるのを抑制することができ
る。また、同様に、基板の周縁部に生じやすい半田バン
プの形状不良も防止することができる。
【0008】また、上記の半田バンプの形成方法におい
て、前記半田バンプ形成工程後、前記フラックス塗布工
程前に、前記基板を複数のチップに切断する切断工程を
有し、前記フラックス塗布工程では、前記チップの周囲
を前記治具により囲い、前記チップ上及び前記治具上に
フラックスを塗布することが望ましい。また、上記の半
田バンプの形成方法において、前記基板は半導体ウェハ
であることが望ましい。
【0009】また、上記の半田バンプの形成方法におい
て、前記基板はプリント基板であることが望ましい。ま
た、上記の半田バンプの形成方法において、前記治具
は、前記基板の熱膨張係数とほぼ等しい熱膨張係数を有
する材料より成ることが望ましい。また、上記の半田バ
ンプの形成方法において、前記治具は、前記基板の形状
又は前記チップの形状とほぼ同一形状の開口部を有し、
前記フラックス塗布工程では、前記基板又は前記チップ
を前記開口部にはめ込むことにより、前記基板又は前記
チップの周囲を前記治具により囲うことが望ましい。
【0010】また、上記の半田バンプの形成方法におい
て、前記治具は、複数の部材より成り、前記フラックス
塗布工程では、前記基板又は前記チップの周囲に前記複
数の部材を配置することにより、前記基板又は前記チッ
プの周囲を前記治具により囲うことが望ましい。また、
上記の半田バンプの形成方法において、前記半田バンプ
形成工程では、メッキ法、印刷法、半田ボール法、蒸着
法、又は転写法により前記半田バンプを形成することが
望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]本発明の第1実
施形態による半田バンプの形成方法を図1乃至図3を用
いて説明する。図1及び図2は、本実施形態による半田
バンプの形成方法を示す工程断面図である。図3は、本
実施形態による半田バンプの形成方法を示す斜視図であ
る。
【0012】まず、所定の半導体素子や電極等が形成さ
れた6インチのシリコンウェハ10を用意する。この
後、電極上に、電解メッキ法により、膜厚2μmのニッ
ケル膜(図示せず)を形成する。このニッケル膜は、後
工程で電極上に形成する半田バンプ16(図1(c)参
照)が電極内に拡散するのを防止するためのバリアメタ
ルとして機能するものである。
【0013】次に、シリコンウェハ10上に、レジスト
を塗布することにより、レジスト膜12を形成する(図
1(a)参照)。次に、レジスト膜12をパターニング
することにより、電極に達する開口部15を有するレジ
ストマスク14を形成する(図1(b)参照)。次に、
レジストマスク14をマスクとして、電解メッキ法によ
り、電極上に膜厚40μmの半田バンプ16を形成す
る。半田バンプ16の材料としては、Pb−5wt%S
nを用いることができる(図1(c)参照)。
【0014】次に、レジストマスク14を除去する。こ
の段階では、電極上には、側壁が直線状、即ちストレー
トウォール形状の半田バンプ16aが形成されている
(図1(d)参照)。次に、図3(a)に示すようなド
ーナツ形の治具18に、半田バンプ16aが形成された
シリコンウェハ10(図3(b)参照)をはめ込む(図
3(c)参照)。治具18を用いるのは、下記のような
理由によるものである。即ち、従来から、フラックスの
残渣はフラックスを塗布した際の外周領域に生じやすい
傾向があった。そこで、本実施形態では、シリコンウェ
ハ10の外周部を治具18により囲うようにした。これ
により、フラックスの残渣は治具18にのみ生じること
となり、シリコンウェハ10の外周部にフラックスの残
渣が生じるのを抑制することができる。また、同様に、
シリコンウェハ10の外周部に生じやすい半田バンプの
形状不良も防止することができる。
【0015】なお、このドーナツ形の治具18は、8イ
ンチのシリコンウェハを用意し、YAGレーザ等によ
り、この8インチのシリコンウェハに直径6インチの開
口部20を形成することにより作製することができる。
この開口部20は、半田バンプ16aが形成されたシリ
コンウェハ10と嵌合するように適宜形成することが望
ましい。なお、治具18の材料としてシリコンウェハを
用いたのは、半田バンプ16aが形成されたシリコンウ
ェハ10と熱膨張係数が等しい同質の材料を用いること
により、後工程での加熱における熱膨張の不一致による
不具合を防止するためである。
【0016】次に、全面にフラックス21を塗布する
(図2(a)参照)。次に、360℃で加熱し、ストレ
ートウォール形状の半田バンプ16aを溶解する。これ
により、半田の表面張力により、半田バンプ16bがほ
ぼ球形状に成形されることとなる(図2(b)参照)。
次に、キシレンを用いてシリコンウェハ10と治具18
とを洗浄し、フラックス21を除去する(図2(c)参
照)。
【0017】次に、シリコンウェハ10を治具18から
はずす(図2(d)参照)。このようにして、シリコン
ウェハ10の電極上にほぼ球形状の半田バンプ16bを
形成することができる。 (評価結果)本実施形態による半田バンプの形成方法の
効果を評価するため、上記の形成方法により電極上にほ
ぼ球形状の半田バンプ16bが形成されたシリコンウェ
ハ10の表面と、形成工程で用いられた治具18の表面
とを観測したところ、下記のような評価結果が得られ
た。
【0018】まず、電極上にほぼ球形状の半田バンプ1
6bが形成されたシリコンウェハ10の表面には、フラ
ックス21の残渣は確認されなかった。また、シリコン
ウェハ10の電極上に形成されたほぼ球形状の半田バン
プ16bには、凹みなどの形状不良は確認されなかっ
た。一方、治具18の外周の表面には、フラックス21
の残渣が確認された。
【0019】このように、本実施形態によれば、シリコ
ンウェハと同一形状の開口部を形成した治具にシリコン
ウェハをはめ込むことにより、フラックスを塗布した際
の外周領域が治具の外周部に位置することとなる。これ
により、フラックスの残渣は治具にのみ生じることとな
り、基板の外周部にフラックスの残渣が生じるのを抑制
することができる。また、同様に、基板の外周部に生じ
やすい半田バンプの形状不良も防止することができる。
【0020】[第2実施形態]本発明の第2実施形態に
よる半田バンプの形成方法を図4乃至図6を用いて説明
する。図4及び図5は、本実施形態による半田バンプの
形成方法を示す工程断面図である。図6は、本実施形態
による半田バンプの形成方法を示す斜視図である。図1
乃至図3に示す第1実施形態による半田バンプの形成方
法と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省
略または簡潔にする。
【0021】本実施形態による半田バンプの形成方法
は、チップサイズに切り出されたシリコンチップ上の電
極上に、ほぼ球形状の半田バンプを形成することを主な
特徴とするものである。まず、図4(a)乃至図4
(d)に示す本実施形態による半田バンプの形成方法
は、図1(a)乃至図1(d)に示す第1実施形態によ
る半田バンプの形成方法と同様であるので、説明を省略
する。
【0022】次に、シリコンウェハ10を10mm角の
チップサイズに切断することにより、10mm角のシリ
コンチップ10aを形成する(図4(e)参照)。次
に、図6(a)に示すような額縁状の治具18aに、半
田バンプ16aが形成されたシリコンチップ10a(図
6(b)参照)をはめ込む(図6(c)参照)。この額
縁状の治具18aは、20mm角に切り出したシリコン
基板を用意し、超音波加工機により、この20mm角の
シリコン基板に10mm角の開口部20aを形成するこ
とにより作製することができる。この開口部20aは、
半田バンプ16aが形成された10mm角のシリコンチ
ップ10aと嵌合するように適宜形成することが望まし
い。なお、治具18aの材料としてシリコン基板を用い
たのは、半田バンプ16aが形成されたシリコンチップ
10aと熱膨張係数が等しい同質の材料を用いることに
より、後工程での加熱における熱膨張の不一致による不
具合を防止するためである。
【0023】この後の図5(a)乃至図5(d)に示す
本実施形態による半田バンプの形成方法は、図2(a)
乃至図2(d)に示す第1実施形態による半田バンプの
形成方法と同様であるので、説明を省略する。次に、第
1実施形態と同様にして、全面にフラックス21を塗布
し(図5(a)参照)、この後、360℃で加熱して半
田バンプ16bをほぼ球形状に成形し(図5(b)参
照)、冷却した後、シリコンチップ10aと治具18a
とを洗浄し(図5(c)参照)、シリコンチップ10a
を治具18aからはずす(図5(d)参照)。
【0024】このようにして、シリコンチップ10aの
電極上にほぼ球形状の半田バンプ16bを形成すること
ができる。 (評価結果)本実施形態による半田バンプの形成方法の
効果を評価するため、上記の形成方法により電極上にほ
ぼ球形状の半田バンプ16bが形成されたシリコンチッ
プ10aの表面と、形成工程で用いられた治具18aの
表面とを観測したところ、下記のような評価結果が得ら
れた。
【0025】まず、電極上にほぼ球形状の半田バンプ1
6bが形成されたシリコンチップ10aの表面には、フ
ラックス21の残渣は確認されなかった。また、シリコ
ンチップ10aの電極上に形成されたほぼ球形状の半田
バンプ16bには、凹みなどの形状不良は確認されなか
った。一方、治具18aの周縁部の表面には、フラック
ス21の残渣が確認された。
【0026】このように、本実施形態によれば、シリコ
ンチップと同一形状の開口部を形成した治具にシリコン
チップをはめ込むことにより、フラックスを塗布した際
の周縁領域は治具の周縁部に位置することとなる。これ
により、フラックスの残渣は治具にのみ生じることとな
り、基板の周縁部にフラックスの残渣が生じるのを抑制
することができる。また、同様に、基板の周縁部に生じ
やすい半田バンプの形状不良も防止することができる。
【0027】[第3実施形態]本発明の第3実施形態に
よる半田バンプの形成方法を図7乃至図9を用いて説明
する。図7及び図8は、本実施形態による半田バンプの
形成方法を示す工程断面図である。図9は、本実施形態
による半田バンプの形成方法を示す平面図である。図1
乃至図6に示す第1又は第2実施形態による半田バンプ
の形成方法と同一の構成要素には、同一の符号を付して
説明を省略または簡潔にする。
【0028】本実施形態による半田バンプの形成方法
は、AlN基板より成るプリント基板にほぼ球形状の半
田バンプを形成することを主な特徴とするものである。
まず、所定の配線パターンや電極等が形成された6cm
角のAlN基板22を用意する。この後、電極上に、電
解メッキ法により、膜厚2μmのニッケル膜(図示せ
ず)を形成する。
【0029】次に、AlN基板22上に、レジストを塗
布することにより、レジスト膜12aを形成する(図7
(a)参照)。次に、レジスト膜12aをパターニング
することにより、電極に達する開口部15aを有するレ
ジストマスク14aを形成する(図7(b)参照)。次
に、レジストマスク14aをマスクとして、電解メッキ
法により、電極上に膜厚40μmの半田バンプ17を形
成する。半田バンプ17の材料としては、Pb−5wt
%Snを用いることができる(図7(c)参照)。
【0030】次に、レジストマスク14aを除去する。
この段階では、電極上には、側壁が直線状、即ちストレ
ートウォール形状の半田バンプ17aが形成されている
(図7(d)参照)。次に、図9に示すような8cm×
1cmのAlN基板より成る治具24aと、6cm×1
cmのAlN基板より成る治具24bとをそれぞれ2枚
ずつ用い、半田バンプ17aが形成されたAlN基板2
2の周縁部を囲むように配置する。
【0031】次に、全面にフラックス21aを塗布する
(図8(a)参照)。次に、360℃で加熱し、ストレ
ートウォール形状の半田バンプ17aを溶解する。これ
により、半田の表面張力により、半田バンプ17bがほ
ぼ球形状に成形されることとなる(図8(b)参照)。
次に、キシレンを用いてAlN基板22、及び治具24
a、24bを洗浄し、フラックス21aを除去する(図
8(c)参照)。
【0032】次に、AlN基板22から治具24a、2
4bをはずす(図8(d)参照)。このようにして、A
lN基板22の電極上にほぼ球形状の半田バンプ17b
を形成することができる。 (評価結果)本実施形態による半田バンプの形成方法の
効果を評価するため、上記の形成方法により電極上にほ
ぼ球形状の半田バンプが形成されたAlN基板22の表
面と、形成工程で用いられた治具24a、24bの表面
とを観測したところ、下記のような結果が得られた。
【0033】まず、電極上にほぼ球形状の半田バンプ1
7bが形成されたAlN基板22の表面には、フラック
ス21の残渣は確認されなかった。また、AlN基板2
2の電極上に形成されたほぼ球形状の半田バンプ17b
には、凹みなどの形状不良は確認されなかった。一方、
治具24a、24bの周縁部の表面には、フラックス2
1の残渣が確認された。
【0034】このように、本実施形態によれば、半田バ
ンプが形成されたAlN基板の周囲にAlN基板より成
る治具を配置することにより、フラックスを塗布した際
の周縁領域が治具の周縁部に位置することとなる。これ
により、フラックスの残渣は治具にのみ生じることとな
り、AlN基板の周縁部にフラックスの残渣が生じるの
を抑制することができる。また、同様に、AlN基板の
周縁部に生じやすい半田バンプの形状不良も防止するこ
とができる。
【0035】[変形実施形態]本発明は上記実施形態に
限らず種々の変形が可能である。例えば、第1乃至第3
実施形態では、シリコンウェハ、シリコンチップ、又は
プリント基板に半田バンプを形成する場合を例に説明し
たが、あらゆる対象に半田バンプを形成する場合に適用
することができる。
【0036】また、第1乃至第3実施形態では、Pb−
5wt%Snを材料とした半田を用いたが、半田の材料
とはPb−5wt%Snに限定されるものではなく、例
えば、Pb、Sn、In、又はBi等を材料とした半田
を用いてもよい。また、第3実施形態では、AlN基板
を用いたが、AlN基板に限定されるものではなく、A
23基板等他の基板を用いてもよい。
【0037】また、第3実施形態において、複数個のプ
リント基板が得られる、複数個分の配線パターン及び電
極が形成されたAlN基板を用い、このAlN基板の電
極上に半田バンプを形成し、この後、AlN基板を切断
し、図7(d)乃至図9に示す第3実施形態による半田
バンプの形成方法により、ほぼ球形状の半田バンプを形
成してもよい。
【0038】また、第1乃至第3実施形態では、メッキ
法により半田バンプを電極上に形成したが、メッキ法の
み成らず、半田ペーストを用いた印刷法、半田ボール
法、蒸着法、転写法等により電極上に半田バンプを形成
してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、基板の周
囲を治具で囲うことにより、フラックスを塗布した際の
周縁領域が治具の周縁部に位置することとなる。これに
より、フラックスの残渣は治具にのみ生じることとな
り、基板の周縁部にフラックスの残渣が生じるのを抑制
することができる。また、同様に、基板の周縁部に生じ
やすい半田バンプの形状不良も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による半田バンプの形成
方法を示す工程断面図(その1)である。
【図2】本発明の第1実施形態による半田バンプの形成
方法を示す工程断面図(その2)である。
【図3】本発明の第1実施形態による半田バンプの形成
方法を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2実施形態による半田バンプの形成
方法を示す工程断面図(その1)である。
【図5】本発明の第2実施形態による半田バンプの形成
方法を示す工程断面図(その2)である。
【図6】本発明の第2実施形態による半田バンプの形成
方法を示す斜視図である。
【図7】本発明の第3実施形態による半田バンプの形成
方法を示す工程断面図(その1)である。
【図8】本発明の第3実施形態による半田バンプの形成
方法を示す工程断面図(その2)である。
【図9】本発明の第3実施形態による半田バンプの形成
方法を示す平面図である。
【符号の説明】
10…シリコンウェハ 10a…シリコンチップ 12、12a…レジスト膜 14、14a…レジストマスク 15、15a…開口部 16、16a、16b…半田バンプ 17、17a、17b…半田バンプ 18、18a…治具 20、20a…開口部 21、21a…フラックス 22…AlN基板 24a、24b…治具

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の電極上に、半田バンプを形成する
    半田バンプ形成工程と、 前記基板の周囲を治具により囲い、前記基板上及び前記
    治具上にフラックスを塗布するフラックス塗布工程と、 前記フラックスが塗布された前記基板及び前記治具を加
    熱することにより前記基板上の前記半田バンプを溶解
    し、前記半田バンプをほぼ球形状に成形する加熱工程と
    を有することを特徴とする半田バンプの形成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半田バンプの形成方法に
    おいて、 前記半田バンプ形成工程後、前記フラックス塗布工程前
    に、前記基板を複数のチップに切断する切断工程を有
    し、 前記フラックス塗布工程では、前記チップの周囲を前記
    治具により囲い、前記チップ上及び前記治具上にフラッ
    クスを塗布することを特徴とする半田バンプの形成方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の半田バンプの形成
    方法において、 前記基板は半導体ウェハであることを特徴とする半田バ
    ンプの形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    半田バンプの形成方法において、 前記基板はプリント基板であることを特徴とする半田バ
    ンプの形成方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    半田バンプの形成方法において、 前記治具は、前記基板の熱膨張係数とほぼ等しい熱膨張
    係数を有する材料より成ることを特徴とする半田バンプ
    の形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    半田バンプの形成方法において、 前記治具は、前記基板の形状又は前記チップの形状とほ
    ぼ同一形状の開口部を有し、 前記フラックス塗布工程では、前記基板又は前記チップ
    を前記開口部にはめ込むことにより、前記基板又は前記
    チップの周囲を前記治具により囲うことを特徴とする半
    田バンプの形成方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    半田バンプの形成方法において、 前記治具は、複数の部材より成り、 前記フラックス塗布工程では、前記基板又は前記チップ
    の周囲に前記複数の部材を配置することにより、前記基
    板又は前記チップの周囲を前記治具により囲うことを特
    徴とする半田バンプの形成方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の
    半田バンプの形成方法において、 前記半田バンプ形成工程では、メッキ法、印刷法、半田
    ボール法、蒸着法、又は転写法により前記半田バンプを
    形成することを特徴とする半田バンプの形成方法。
JP6238898A 1998-03-13 1998-03-13 半田バンプの形成方法 Withdrawn JPH11260847A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6238898A JPH11260847A (ja) 1998-03-13 1998-03-13 半田バンプの形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6238898A JPH11260847A (ja) 1998-03-13 1998-03-13 半田バンプの形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11260847A true JPH11260847A (ja) 1999-09-24

Family

ID=13198706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6238898A Withdrawn JPH11260847A (ja) 1998-03-13 1998-03-13 半田バンプの形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11260847A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007324447A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Hitachi Kyowa Engineering Co Ltd 電子部品搭載用基板、電子部品および電子装置
KR100894929B1 (ko) * 2001-11-15 2009-04-27 후지쯔 가부시끼가이샤 반도체 장치의 제조 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100894929B1 (ko) * 2001-11-15 2009-04-27 후지쯔 가부시끼가이샤 반도체 장치의 제조 방법
JP2007324447A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Hitachi Kyowa Engineering Co Ltd 電子部品搭載用基板、電子部品および電子装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI474416B (zh) 微電子封裝組件及其製作方法
JP3138159B2 (ja) 半導体装置、半導体装置実装体、及び半導体装置の交換方法
JP3842548B2 (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体装置
JP2000031204A (ja) 半導体パッケージの製造方法
KR100381111B1 (ko) Bga패키지를 이용한 반도체장치 및 그 제조방법
JP3422767B2 (ja) ウェハ、シャドー・マスク、半導体ウエハの製造方法及びシャドー・マスクの製造方法
JP2009514228A (ja) 取付基板上にはんだ接点を形成する方法
JPH098082A (ja) ハンダボンディングの方法
JPH11260847A (ja) 半田バンプの形成方法
US7105433B2 (en) Method for treating wafer surface
JP3457926B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH088293A (ja) 電子部品の接続構造およびその接続方法
JP3296344B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2005183868A (ja) 半導体装置およびその実装構造
JP2003234430A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2001077142A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2000311841A (ja) 半導体チップおよび半導体装置
JPH0917794A (ja) バンプ形成方法
JPH08236583A (ja) フレキシブルフィルム及び半導体装置
JP2004319792A (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP2002164473A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH11345823A (ja) 半導体チップのフリップチップ実装方法及び実装治具
JP2869591B2 (ja) 回路部品接続用中間端子を備えた回路配線基板及びその製造法
JPH03214655A (ja) リードピン
JPH0837207A (ja) 半導体実装方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607