JP2000311841A - 半導体チップおよび半導体装置 - Google Patents

半導体チップおよび半導体装置

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JP2000311841A
JP2000311841A JP11966799A JP11966799A JP2000311841A JP 2000311841 A JP2000311841 A JP 2000311841A JP 11966799 A JP11966799 A JP 11966799A JP 11966799 A JP11966799 A JP 11966799A JP 2000311841 A JP2000311841 A JP 2000311841A
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semiconductor
chip
semiconductor chip
package substrate
semiconductor package
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JP11966799A
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Jiyouji Ishinaga
城司 石長
Kuniyasu Hosoda
邦康 細田
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Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73201Location after the connecting process on the same surface
    • H01L2224/73203Bump and layer connectors
    • H01L2224/73204Bump and layer connectors the bump connector being embedded into the layer connector

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、半導体チップの動作時にチップ
内の温度上昇が局部的に集中するのを分散させ、半導体
チップの反り、はんだ部のクラックや樹脂部の盛りあが
りや剥離、半導体パッケージ基板の反りなどを改善す
る。 【解決手段】 半導体チップを円板状にする。この円板
状半導体チップ21はチップ面内で局部的高温を改善す
る。このチップ21をはんだバンプ4を介して円板状に
加工した半導体パッケージ基板22にはんだ付けする。
この基板22も熱を分散させ、局部的熱応力集中を分散
させている。さらに、半導体チップ21および半導体パ
ッケージ基板に設けられるはんだバンプをリング状に分
散配列することにより熱分散させ、局部的集中を回避し
ている。このような構成の半導体装置12を印刷回路基
板13に実装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体チップおよ
び半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体特に、集積回路(LSIと略す)
の高集積化の進展は著しい。このLSIの実装技術は、
従来、LSIチップをリードフレームにワイヤボンダに
よりワイヤリングし、このLSIチップをリードフレー
ムに樹脂モールドして固定し、パッケージイングして半
導体装置を製造していた。
【0003】しかし、最近LSIの集積度は256Mビ
ット, 1Gビットなどと高集積化が進み、集積度15G
まで製造可能と絶えない開発が続いている。
【0004】このように集積度が向上することは、1チ
ップ内に収容される電気回路すなわち集積回路の大規模
化であり、半導体素子、抵抗、コンデンサなどの機能素
子数が著増することである。従って、VLSIチップに
駆動電圧が印加され回路動作した際には、それぞれの機
能素子から発熱し、その発熱が蓄積しチップ内温度はか
なり高温となる。この1チップ当たりの温度上昇は、集
積度が向上するごとに増加する。
【0005】従来の半導体チップ実装を例示すると、図
5、図6の通りである。即ち、半導体ウエハの状態で集
積回路たとえばLSI、VLSIなどの回路が各チップ
に設けられ、このチップには、上記回路から導出された
電極パッドが集積度に応じて多数設けられる。この各電
極パッド上にはハンダバンプ71が設けられる。
【0006】このように形成されたウエハは、ウエハプ
ローバにより全チップ検査され、その検査結果は、プロ
ーバのメモリーにウエハの予め定められたアドレスと共
に記憶される。その後、直線状スクライブラインに沿っ
てワイヤソーやレーザ光などにより、各チップ72毎に
分割する。上記検査の結果、良品の半導体チップ72の
み実装される。この各ICチップ(半導体チップ)72
は図5(A)に示すように例えば正4角形または長方形
である。
【0007】このICチップ72のはんだバンプ71
は、半導体パッケージ基板73の予め定められた接続端
子にはんだ付けする。さらに上記半導体パッケージ基板
73およびICチップ72の接続部を樹脂74でモール
ドし補強する。このようにして、半導体装置(IC装
置)75を構成する。図5(A)はICチップ72およ
び半導体パッケージ基板73との関係を示す平面図、
(B)図は、一部拡大断面図である。このIC装置75
は印刷回路基板76に実装する。この実装は、印刷回路
基板76の予め定められたパターンで設けられているラ
ンドに、上記半導体パッケージ基板76のはんだバンプ
77をハンダ付けする。この状態が図5(B)に示され
ている。
【0008】また、図6は他の従来例で、図5と同一部
分は同一番号を付けて説明している。ICチップ72を
半導体パッケージ基板73に樹脂78により接着固定
し、ICチップ72の各電極パッドと半導体パッケージ
基板73に植設された各接続端子の一方端間でワイヤ7
9により電気的に接続される。その後、ICチップ72
を半導体パッケージ基板73上に樹脂80により接着固
定し、さらにモールドして半導体装置75を構成する。
この半導体装置75を印刷回路基板76に実装する。
この実装は上記半導体パッケージ基板73に設けられて
いる上記接続端子の他方端に設けられたはんだバンプ7
7が、上記印刷回路基板76のランドにはんだ付けし
て、配線回路装置が構成される。
【0009】このような半導体装置75において、集積
度が向上することは、1LSIチップ当たりの電極ピン
数、はんだバンプ71、ワイヤ79などが著増する。換
言すると、このピン数の増加は一つのピン面積が減少
し、ピン間隔も狭小化する。したがって、上記従前のL
SIチップ72のパッケージング方法では実装精度が製
造限界となり、最近ははんだバンプ採用のCSP( CH
IP SIZE PACKAGE) 技術が実用期に入
り、‘99年には量産開始期になると予想されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、集積
度の向上の絶えない今日、このLSI、VLSIのパソ
コンなどへの実用において、半導体パッケージ基板73
の反りや、はんだバンプ部71、77、のクラック、半
導体チップ被覆モールド樹脂などの樹脂74、78、8
0の剥離、盛りあがり、半導体チップ72の若干の反
り、さらには印刷回路基板76の反りなどの不良による
故障の発生が多くなってきた。
【0011】この原因について本発明者らが詳査した結
果、これらの現象の発生が4角形状のICチップ72お
よび4角形状半導体パッケージ基板73のコーナー部8
0、81に関連して比較的集中していることが判った。
そこで、上記配線回路基板について、環境試験を実行し
た。たとえばパソコンなどの厳しい設置環境を想定し、
マイナス25℃に30分間、125℃に30分間繰り返
し環境試験を実施し、その結果を分析した内容は次のと
おりである。
【0012】即ち、高集積化に伴い、ICチップ72内
各機能素子から発熱し、この熱が蓄積して高温となり、
この熱が4角形状ICチップ72や半導体パッケージ基
板73のコーナ部82、83に比較的集中する。この現
象が熱応力となって、この結果、半導体チップの若干の
反り、熱膨張によるはんだ部のクラック、樹脂部74、
78、80の盛りあがりや剥離、半導体パッケージ基板
73の反り、さらには印刷回路基板76の反りなどが発
生しているものと思われる。
【0013】すなわち、コーナ部82,83に熱が集中
し、この熱集中により応力が集中し、接続信頼性を劣化
させていることが判った。換言すれば、上記ICチップ
72内回路からの熱により上記図5、図6での樹脂部分
74,78が熱膨張し、剥離する。さらにICチップ7
2の取り付け側から加熱することになるため、半導体パ
ッケージ基板73に反りが発生し、この基板73に設け
られている配線、ランドスルー部のはんだなどにクラッ
クが発生し、電気的接触不良が発生する。さらに、はん
だの熱膨張によってもはんだにクラックが発生する。
【0014】さらにまた、外部からICチップ72に応
力を加えた場合にも、半導体装置のコーナ部82,83
で比較的追従できず、このコーナ部82,83に物理
的、機械的応力が集中する。このように局部的に応力集
中があっても、上記コーナ部の上記ハンダバンプ部分7
1にクラックが入ったり、樹脂部分74が剥離するなど
の接続信頼性に開発課題のあることが判った。
【0015】この発明は、上記点に鑑みなされたもの
で、半導体チップ内で発生した熱を分散させ、さらに外
部から応力をかけられても均等に応力分散させ電気的接
続信頼性を向上させた半導体チップおよび半導体装置を
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の半導体チップ
は、請求項1に記載したように、少なくとも5角形状ま
たは円板状の外形を有する一導電型半導体基板と、この
半導体基板に設けられた集積回路と、を具備してなるこ
とを特徴としている。
【0017】さらに、この発明の半導体チップは請求項
2に記載されたように、円板状の外形を有する一導電型
半導体基板と、この半導体基板に設けられた集積回路
と、この集積回路からリング状に配列された電極パッド
と、この電極パッド上にリング状に配列されたはんだバ
ンプとを具備してなることを特徴としている。
【0018】この発明の半導体装置は、請求項3に記載
したように、少なくとも5角形状または円板状の半導体
チップと、この半導体チップが固定して設けられた少な
くとも5角形状または円板状半導体パッケージ基板と、
少なくともこの半導体パッケージ基板および前記半導体
チップの接触部に設けられた樹脂とを具備してなること
を特徴としている。
【0019】この発明の半導体装置は、請求項4に記載
したように、半導体パッケージ基板と、この半導体パッ
ケージ基板に固定して設けられた半導体チップと、この
半導体チップおよび半導体チップ基板の少なくとも一方
の形状が多角形状または円板状の外形とを具備してなる
ことを特徴としている。
【0020】この発明の半導体装置は、請求項5に記載
したように、集積回路が設けられた半導体チップと、こ
の半導体チップの前記集積回路に設けられた電極パッド
と、この電極パッド上に設けられたはんだバンプと、こ
のはんだバンプがはんだ付けされる端子を有する半導体
パッケージ基板と、この半導体パッケージ基板および前
記半導体チップの少なくとも一方の形状が少なくとも5
角形状または円板状の外形とを具備してなることを特徴
としている。この発明の半導体装置は、請求項6に記載
したように、集積回路が設けられた半導体チップと、こ
の半導体チップの前記集積回路に設けられた電極パッド
と、この電極パッド上に設けられたはんだバンプと、こ
のはんだバンプがハンダ付けされる端子を有する半導体
パッケージ基板と、この半導体パッケージ基板および前
記半導体チップの少なくとも一方の形状が少なくとも5
角形状または円板状の外形と、前記半導体パッケージ基
板にリング状に配列されたはんだバンプとを具備してな
ることを特徴としている。以上の発明によれば、半導体
チップの基板および半導体パッケージ基板の少なくとも
一方を多角形状または円板状にしたので、半導体チップ
動作時の発熱や外部から応力をかけられても半導体チッ
プ面内での局部的応力集中が分散、緩和される。したが
って、半導体チップからの動作時の熱により発生した半
導体チップの反り、はんだ付け部分のクラック、樹脂部
分の盛りあがり、剥離、半導体パッケージ基板の反り、
配線回路基板の反りなどを改善できる効果を有する。
【0021】この発明は、半導体チップ、半導体パッケ
ージ基板についても5角形以上の多角形状および円板状
に構成したもので、鋭角なコーナ部を無くすことがパッ
ケージ内で最適に、熱分散や応力分散させることができ
る。さらに、はんだバンプをリング状に分散配列するこ
とによっても、局部的発熱を回避している。
【0022】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態はLSIやV
LSIなどの半導体チップ、半導体パッケージ基板を5
角形以上の多角形状または円板状に構成して、熱および
応力が局部的に集中するのを回避し、熱分散および応力
分散させるものである。半導体チップの加工は、たとえ
ば、半導体ウエハにIC製造プロセス終了後のスクライ
ブ工程で実施することが最適である。
【0023】すなわち、5角形以上の多角形状および円
板状半導体チップに加工する手段は上記スクライブ工程
で、予め加工形状を登録し、数値制御(NC制御)によ
りワイヤカット放電加工、放電加工、電解加工、レーザ
加工などのプロセスにより選択して加工できる。さらに
半導体パッケージ基板は例えば、樹脂モールド工程で金
型により所望する形状を選択し実施できる。この樹脂は
たとえば熱膨張係数が7×10-6/K乃至8×10-6/K、
厚さ例えば0.4mm、6角形状のアルミナである。
【0024】次に、図1乃至図4を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1(A)に示すように、一
導電型半導体ウエハたとえばN型半導体ウエハ1上には
多数個のIC回路パターン2(ICチップ)が形成され
ている。このIC製造プロセスは周知でレジスト層、半
導体層、メタルたとえばアルミニウム層、絶縁層たとえ
ばSiO2 層などの成膜工程、これらの露光、エッチン
グ工程、不純物注入工程などの組み合わせによるIC製
造プロセス(図示せず)を経て形成する。
【0025】この製造された多数の各ICチップ2の各
IC回路には、図1(B)に示すように多数の電極パッ
ド3が設けられている。これら電極パッドも比較的集中
しないように、均一分散手段として一重または複数重に
リング状に均一分散配列させている。この状態が図1
(B)に図示されている。このリング状配列は、同軸的
でもよく、同心的がベストであるが、必ずしもその必要
はなく、比較的均一に分散配列を意味し放射状に分散配
列したパターンも含むものとする。
【0026】この実施形態ではこれら各電極パッド3上
には、マスク技術により図1(C)に示すようにはんだ
バンプ4が形成されている。このバンプ4の形成手段
は、蒸着法、電解メッキ法、はんだボール転写法、はん
だの液滴を噴射させてはんだを付着させるソルダジェッ
ト法などで形成される。すなわち、はんだバンプ4もリ
ング状に分散配列される。このようにして、ウエハプロ
セス前工程を終了する。次に、ウエハプローバ(図示せ
ず)に搬入して、一枚のウエハに形成された全IC回路
について、テスタにより検査を実施し、良品、不良品の
検査結果をプローバのメモリーに各ICチップ2のアド
レスと共に記憶する。
【0027】次に、スクライブ工程にてICチップ2の
切り出しを実行する。即ち、ウエハ1上に設けられたス
クライブライン5に沿ってワイヤーソーや、レーザ光な
どの半導体切断手段を用いて分割、切り出しを実行す
る。この切り出し工程による上記チップ2の形状がこの
発明の第一の特徴例である。
【0028】即ち、少なくとも上記検査による良品の各
ICチップ2を5角形以上の多角形または円板状の少な
くとも一つの形状を選択して切り出し、このICチップ
2をパッケージングすることである。すなわち、出きる
限り鋭角なコーナー部を少なくし、最適には半導体チッ
プ2に鈍角のコーナ部または、円板状に切り出すことで
ある。この実施形態では、図1(D)に示すように正6
角形を選択している。この形状は正確にたとえば正6角
形でなくとも、各辺不揃いの形状でも鈍角部が多い方が
よい。従って、多角形の方が望ましく角部の無い円板状
が理想的である。熱や応力の集中する鈍角なコーナ部で
形成するのが、目的である。
【0029】たとえば、上記検査結果の良品チップのみ
外形を正6角形状の半導体チップ2にしてもよい。ま
た、全ICチップ2について8角形状にしてもよい。こ
の切り出し工程はレーザ切断装置(図示せず)により数
値制御(NC)技術による自動切断加工を実行する。即
ち、上記切断機に正6角形のパターン、移動順序などを
加工用プログラムとして予め登録し、ウエハ1のスクラ
イブライン5に沿ってレーザ切断を実行する。このスク
ライブ工程により半導体チップ2を得ることができる。
【0030】次にこの半導体チップ2のパッケージング
工程を図1(D),(E)を参照して説明する。即ち、
この6角形状ICチップ2の各バンプ4は例えばはんだ
ボールで半導体パッケージング基板11一方面の予め定
められたランドスルーパターン(図示せず)に接続固定
たとえばはんだ付けされる。このはんだボールは例えば
半田ペーストを印刷し、乾燥工程で形成できる。このは
んだ付け工程ははんだバンプをリフローさせて電気的、
機械的に接続、実装する。
【0031】上記基板11は例えばアルミナや窒化アル
ミナなどのセラミックである。ここで、この形状は半導
体チップ2と半導体パッケージ基板11と一致させなく
ともよい。その後、ICチップ2のバンプ4の部分はマ
ウント材の樹脂15たとえばガラスエポキシ樹脂により
固定支持されて半導体装置12が構成されている。
【0032】上記半導体パッケージング基板11の外形
形状も多角形状または円板状たとえばこの実施形態では
正6角形状で、図1(D)に示すようにICチップ2が
同軸的にマウントされている。
【0033】上記半導体パッケージング基板11の形状
を正6角形に加工する手段は材料例えばガラスエポキシ
樹脂を使用する場合、樹脂製造工程で金型にてモールド
する際型出しすることにより製造できる。また、ドリル
を用いて加工してもよい。このように構成された、半導
体装置12は、印刷回路基板13に実装される。
【0034】すなわち、半導体装置12上記パッケージ
基板11の他方面には予め定められたパターンのはんだ
バンプ14が形成されている。即ち、上記ICチップ2
に設けられたはんだバンプと同様にリング状に分散配列
される。このリング状分散配列の目的、作用効果、構成
は同様である。
【0035】このはんだバンプ14が回路基板13上に
形成された配線パターンのランドパターンに電気的接続
たとえばはんだ付けされる。上記バンプ14の形成手段
は、蒸着法、電解メッキ法、はんだボール転写法、はん
だの液滴を噴射させてはんだを付着させるソルダジェッ
ト法などで導電体膜が成膜される。この導電体膜をマス
ク技術、エッチング技術などでバンプ14が形成され
る。この実施形態ではICチップ2および半導体パッケ
ージ基板11の外形を6角形状にしたので、鋭角なコー
ナ部を所有しない構成になったため、熱や応力が局部的
に集中するのを減少回避し、結果として分散する作用を
する。
【0036】次に、他の実施形態を図2を参照して説明
する。図1 と同一部分は同一番号で説明する。この実施
形態は、応力および熱の分散効果として多角形の延長上
にある円板状にした実施形態である。図2(Aは平面図
であり、(B)図は半導体チップ21の実装状態を説明
するための一部切欠断面図である。(C)図は半導体チ
ップ21の裏面に設けられたバンプ4の説明図である。
【0037】即ち、半導体ウエハにIC回路パターンを
形成したのち、スクライブラインに沿って各ICチップ
21に切り出す工程において、この実施形態は、角度部
(コーナ部)の無い円板状にICチップの切り出しを実
行する例である。この円板状は略円板状であればよく、
楕円状などICチップ21の動作により発生した熱があ
る部分に集中するのを上記実施形態と同様に避けること
ができ、熱分散効果や応力分散効果を得ることができれ
ばよい。
【0038】さらに外部から所望しない応力がかけられ
ても、応力分散効果がある。この円板状の切り出し手段
は、上記と同様に上記レーザ切断装置により可能であ
る。
【0039】この実施形態では、図1と同様に半導体パ
ッケージ基板22の形状も円板状に構成されている。こ
の円板状半導体パッケージ基板22と上記円板状半導体
チップ21は、この実施形態でも同軸的に設けられてい
る。必ずしも同軸的に配置しなくても、夫々の中心がず
れて偏芯して配置されても、半導体チップ21内、半導
体パッケージ基板22内での熱や応力に対し分散効果を
呈するので、同様な効果を得ることができる。
【0040】半導体チップ21の裏面に設けられるバン
プ4は図2(C)に示すように円板状基板11と同軸的
にリング状に配列されて設けられている。この実施形態
もリング状配列の構成は上記実施形態と同様である。こ
のバンプ4が上記パッケージ基板22にはんだ付けさ
れ、さらに、樹脂15により補強固定されて半導体装置
12が構成されている。
【0041】この半導体装置12は図1の実施形態と同
様な手順により印刷回路基板13に実装される。この実
施形態では、半導体チップ21および半導体パッケージ
基板22を円板状に構成したので、角部が全く無い構成
で、熱や応力に対し比較的均等に分散する作用を呈す
る。この円板状は楕円状でもよい。
【0042】次に、他の実施形態として図2の実施形態
を樹脂モールド型パッケージイング型半導体装置に適用
した実施形態を図3を参照して説明する。図3(A)は
平面図であり、(B)図は実装状態を説明するための一
部切欠断面図である。
【0043】即ち、図2と異なるのは、半導体チップ3
1の電極パッド30と半導体パッケージ基板32に設け
られているランドパターンのランドスルー部との電気的
接続がワイヤボンダにより予め配線手順を登録しておく
ことにより自動的にワイヤー34を配線できる。この配
線によるワイヤー34を保護するために樹脂35でモー
ルドしたVLSI以前のLSI素子構造である。
【0044】この実施形態も半導体チップ31(ICチ
ップ)および半導体パッケージ基板32を円板状に構成
し、夫々を同軸的に配置したものである。図3はこの状
態を示している。ウエハにIC製造プロセス技術により
IC回路を形成し、このウエハに設けられているスクラ
イブラインに沿って各ICチップ31毎に切断、分割す
る。
【0045】この切断工程は、上記実施形態と同様にた
とえばレーザ光により各ICチップ31を円板状に切断
する。良品の円板状ICチップ31を半導体パッケージ
基板32上にマウントする。この基板32を円板状に形
成する手段は、上記実施形態同様に樹脂を型出しする際
の金型を円板状にすることにより形成できる。
【0046】この基板32の表裏面には、ランドパター
ンが形成されており、このパターンの予め定められた位
置にはランドスルーが形成されている。このランドスル
ーのパターンの裏面には、はんだバンプ30が形成され
ている。次に上記ICチップ31のマウント技術を説明
する。上記円板状ICチップ31を上記基板32上の予
め定められた位置にマウント材たとえば樹脂33により
接着効果により固定する。
【0047】上記基板32に固定されたICチップ31
と上記基板32の予め設けられたランドスルーパターン
とのワイヤリングを例えばワイヤボンダ(図示せず)に
より実行する。即ち、ICチップ31の電極パッドと上
記基板32上に設けられたランドスルーパターンとのワ
イヤー34による電気的接続を実行する。その後上記ワ
イヤー34を樹脂モールドして半導体装置を構成する。
この樹脂モールドは、上記ICチップ31およびワイヤ
34を保護する目的で、樹脂層35を形成して半導体装
置36を構成する。
【0048】次に、この半導体装置36を実装たとえば
印刷回路基板37にマウントたとえばチップマウンタ
(図示せず)により実装する。上記半導体装置36の半
導体パッケージ基板32の裏面に設けられた上記はんだ
バンプ30が、印刷回路基板37の配線パターンの予め
定められた位置にはんだ付けされて、半導体回路装置3
8が構成されている。
【0049】この実施形態では、上記図2の実施形態と
同様に半導体チップ31および半導体パッケージ基板3
2を円板状に構成したので、半導体チップ31の動作時
の発熱や、外部からの応力が比較的集中するコーナー部
が無くなり、比較的均等に熱や応力を分散することがで
きる。
【0050】上記実施形態では、半導体チップおよび半
導体パッケージ基板の外形を夫々相似形にした実施形態
について説明したが、相似形でなくとも、例えば図4
(A)に示すように半導体チップ41の外形をたとえば
6角形にし、半導体パッケージ基板42の外形を円板状
にしても、熱応力や外部応力に対して分散効果を有し、
上記実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
【0051】さらに、図4(B)に示すように半導体チ
ップ41の外形を円板状にし、半導体パッケージ基板4
2の外形をたとえば8角形に、異なる外形にしても熱応
力や外部応力に対して分散効果を有し、上記実施形態と
同様な作用効果を得ることができる。
【0052】さらにまた、上記実施形態では半導体チッ
プ41と半導体パッケージ基板42とを同軸的に配置し
たが、図4(C)、(D)に示すように例えばそれぞれ
円板状で偏芯して配置してもよい。勿論上記半導体チッ
プ41および半導体パッケージ基板42を異なる外形形
状にして偏芯してもよい。この実施形態でも熱応力や外
部応力に対して分散効果を有し、同様な作用効果を得る
ことができる。さらにまた、半導体チップ41と半導体
パッケージ基板42の大きさを図4(E)、(F)に示
すように同一または略同一にしてCSP実装してもよ
い。この実施形態は半導体チップ41および半導体パッ
ケージ基板42の形状を円板状にし、さらに大きさを同
一にした実施形態である。この形状は、多角形でもよ
い。この場合半導体チップ41の半導体パッケージ基板
42への実装は図2で説明したバンプ4、14例えばは
んだボールによるはんだ付けで行われる。この実施形態
では半導体パッケージ基板42に設けられる接続端子4
3がICチップ41に形成されたバンプ4の配列パター
ンと一対一の同一である。
【0053】さらにまた、半導体チップ41と半導体パ
ッケージ基板42の大きさを同一または略同一にし、形
状を図4(G)、(H)に示すように異なる形状にして
もよい。
【0054】この実施形態では上記半導体チップ41の
外形を例えば円板状に切断し、半導体パッケージ基板4
2の外形を例えば8角形状に加工し、実装もCSP実装
で図2のバンプ4による実装で行われる。この実施形態
において、半導体チップ41を8角形状にし、半導体パ
ッケージ基板42を円板状にしてもよい。この実施形態
も図4(E)(F)の実装プロセスと同様であるため、
同一番号を付与している。
【0055】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の半導体チ
ップによれば、LSI、VLSIなど1チップ内機能素
子からの温度上昇があっても、この熱が当該チップ内で
の特定個所への集中蓄積が比較的分散され接続信頼性を
向上する効果を得ることができる。さらに外部から応力
が掛けられても、比較的応力集中が分散し、ハンダ部へ
のクラックの発生を減少できる。
【0056】さらにまた、半導体チップの外形を5角形
以上の多角形状または円板状にするだけの簡便なプロセ
スで、上記した熱分散効果、応力分散効果を得ることが
できる。
【0057】さらにこの発明の半導体装置によれば、半
導体チップの動作時に、このチップを構成する機能素子
からの発熱がチップ内もパッケージされた半導体装置内
においても、特定個所に集中することなく、分散するた
め、特定個所のハンダのクラック、樹脂の剥離、半導体
パッケージ基板の反りなどの課題を回避できる効果があ
る。さらにまた、この発明の半導体装置によれば、はん
だバンプをリング状に配列したので、熱分散し、応力分
散するので、半導体チップや半導体パッケージなどの反
りを改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の半導体チップおよび半導体装置の一
実施形態を説明するための一部拡大図である。
【図2】図1の他の実施形態を説明するための一部拡大
断面図である。
【図3】図1の他の実施形態を説明するための一部拡大
断面図である。
【図4】図1の他の実施形態を説明するための一部拡大
断面図である。
【図5】従来の半導体装置の他の実施形態を説明するた
めの一部拡大断面図である。
【図6】従来の半導体装置の他の実施形態を説明するた
めの一部拡大断面図である。
【符号の説明】 1……半導体ウエハ 2、21、31、41……半導体チップ 3……半導体チップの電極パッドのパターン 4……はんだバンプのパターン 5……スクライブライン 11、22、32、42……半導体パッケージ基板 12、36……半導体装置 13、37……印刷回路基板 14、30……はんだボール 33、35……樹脂 34……ワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細田 邦康 東京都青梅市新町3丁目3番地の1 東芝 コンピュータエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5E338 AA18 BB65 CC01 CD33 EE28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも5角形状以上多角形状または
    円板状の外形を有する一導電型半導体基板とを具備して
    なることを特徴とする半導体チップ。
  2. 【請求項2】 円板状の外形を有する一導電型半導体基
    板と、 この集積回路からリング状に配列された電極パッドとを
    具備してなることを特徴とする半導体チップ。
  3. 【請求項3】 少なくとも5角形状以上多角形状または
    円板状の半導体チップと、 この半導体チップが固定して設けられた少なくとも5角
    形状以上多角形状または円板状半導体パッケージ基板
    と、 を具備してなることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 半導体パッケージ基板と、 この半導体パッケージ基板に固定して設けられた半導体
    チップとを具備し、 この半導体チップおよび半導体チップ基板の少なくとも
    一方の形状を多角形状または円板状の外形にしたことを
    特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 集積回路が設けられた半導体チップと、 この半導体チップの前記集積回路に設けられた電極パッ
    ドと、 この電極パッド上に設けられたハンダバンプと、 このハンダバンプがハンダ付けされる端子を有する半導
    体パッケージ基板とを具備し、 この半導体パッケージ基板および前記半導体チップの少
    なくとも一方の形状を少なくとも5角形状または円板状
    の外形にしたことを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 集積回路が設けられた半導体チップと、 この半導体チップの前記集積回路に設けられた電極パッ
    ドと、 この電極パッド上に設けられたハンダバンプと、 このハンダバンプがハンダ付けされる端子を有する半導
    体パッケージ基板と、 この半導体パッケージ基板にリング状に配列されたはん
    だバンプとを具備し、 この半導体パッケージ基板および前記半導体チップの少
    なくとも一方の形状を少なくとも5角形状または円板状
    の外形にしたことを特徴とする半導体装置。
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