JPH11260699A - パターン形成方法 - Google Patents

パターン形成方法

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JPH11260699A
JPH11260699A JP6263098A JP6263098A JPH11260699A JP H11260699 A JPH11260699 A JP H11260699A JP 6263098 A JP6263098 A JP 6263098A JP 6263098 A JP6263098 A JP 6263098A JP H11260699 A JPH11260699 A JP H11260699A
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】既存のパターンデータのみでコントラストの良
い露光を合わせずれなく行うことを可能とする。 【解決手段】複数回の露光によりポジ型のレジストにゲ
ートパターン2の転写を行うパターン形成方法におい
て、素子領域3及びゲートパターン2の形成領域を遮光
部とするマスクパターン4と、素子領域3からゲートパ
ターン2の形成領域をひいた領域を透光部とするマスク
パターン5とを発生し、これらマスクパターン4,5を
有するフォトマスクをそれぞれに最適な露光条件で重ね
露光を行うことでレジストパターンを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフォトマスクを用い
たパターン形成方法に関わり、パターンを微細かつ高精
度に形成するために使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の製造工程における光リソグ
ラフィは、そのプロセス簡易性、低コスト等の利点によ
りデバイス生産に用いられている。光リソグラフィにお
いては常に技術革新が続けられており、その発展はめざ
ましく、近年では光源の短波長化により0.25μm以
下の素子の微細化が達成されつつある。今後のさらなる
微細化のためには、より微細なレジストパターンの形成
が必要となる。
【0003】かかる半導体素子の動作性能を決定するト
ランジスタのゲートパターンを形成するには、被処理基
板上に塗布されたレジストにパターン露光により描画
し、このレジストをマスクとしてエッチングする。この
ようなレジストパターンの形成に際し、種々のフォトマ
スクが使用されている。
【0004】まず、Crフォトマスクを用いてゲートパ
ターンを形成する場合のマスクパターンの一例を図6に
示す。図6において、マスクパターン61のうち、斜線
部分で示すゲートパターン2が遮光部、それ以外の領域
が透光部を示し、ポジ型のレジストにパターンを形成す
る場合に用いられるものである。このマスクパターン6
1を用いたパターン形成方法によりさらに微小な線幅を
形成するためには、ゲートパターン2の線幅を細くして
いく必要があるが、線幅が露光波長の2/3以下になる
と最暗部の光強度が増加してパターンのコントラストが
劣化するため、ゲートパターン2の形成自体が困難とな
る。
【0005】この困難を解決する露光解像度向上手法と
して、図7に示すマスクパターン71が用いられる。図
7は、光位相反転型のフォトマスクが用いられているマ
スクパターンの一例を示す図である。図6に示すゲート
パターン2をさらに高解像度で形成するために、位相反
転型フォトマスクでは目的するゲートパターン2部分を
境界にして位相を180°反転させる位相シフタ72を
用いる。従って、形成すべき線幅が細くなっても最暗部
の光強度は増加せず、光コントラストは劣化しない。用
いられるレジストはポジ型であり、光透過領域において
レジストが可溶化する。従って、遮光部が不溶化層とな
る。
【0006】ここで、光透過領域、すなわちゲートパタ
ーン2を除く領域を開口部とすると、このマスクパター
ン71において開口部は閉じていない構造となる。位相
シフタ72は光透過領域におけるパターン形成部分を境
界として位相を反転させるものであるため、遮光部が開
口部を囲むパターンであれば問題ない。これに対して、
遮光部が開口部を囲まないパターンである場合、すなわ
ち位相を反転した開口部が遮光部と接することがなく、
位相を反転させない通常の透光領域との境界(以下シフ
タエッジと称する)においても位相が反転する部分がで
きる。このシフタエッジにおける位相の反転部分では光
強度が0となるため、この境界部分において不必要なパ
ターンが形成されることとなる。
【0007】この不必要なパターンが形成されるのを回
避すべく、以下のようなパターン形成方法が提案されて
いる。所望する遮光パターンの両側、すなわちパターン
を形成させる必要のある部分でのみ位相を180°反転
させ、パターンを形成させる必要のないシフタエッジ部
分では位相を階段状に、または徐々に変化させることで
光強度が0になるのを防ぎ、不要なパターンを形成しな
いようにする方法である。
【0008】この方式では不必要なパターンの位相反転
部で位相を徐々に変化させるため、対応するフォトマス
クの位相反転部分で位相シフタを階段状に形成するかテ
ーパ状に形成する必要があるが、階段状に形成するため
には複数回のエッチングが必要となり、またテーパ状の
フォトマスクを製作するためには特殊なプロセスが必要
となり、フォトマスクの製作が複雑かつ困難になる。
【0009】またこの方法による位相反転型フォトマス
クでは、シフタエッジ部分で徐々に位相を変化させる必
要があるため、広い領域をこの位相変化のための階段
状、あるいはテーパ状の領域に割り当てる必要がある。
この場合、シフタエッジ同士が近接すると矛盾が生じ、
徐々に位相を変化させる領域を完全に形成することがで
きない。このように従来のパターンデータをそのまま位
相反転型マスクに適用できず、シフタエッジ間の距離を
離す必要があるためマスクパターン設計に制約が加わ
り、高集積化に適さない。
【0010】また、この位相反転型フォトマスクにおい
てシフタパターンを自動的に発生させるためには複雑ア
ルゴリズムを必要とし、膨大な計算時間を必要とする。
すなわち、新規にデータを追加する必要があり、どの領
域に位相シフタ72を割り当てるかを演算するのは複雑
であり困難である。このように位相を徐々に変化させる
方法は、汎用性および経済性に欠ける。
【0011】位相反転型フォトマスクを用いてシフタエ
ッジなどの不要なパターンを転写しないもう一つの方法
としてフォトマスクを2枚に分ける方法が提案されてい
る。図8にこの方法に用いられる2枚のフォトマスクの
マスクパターンの一例を示す。
【0012】図8に示すように、フォトマスクを位相反
転型のフォトマスク(図8(a))とそれによって形成
されるシフタエッジを消去するための通常のフォトマス
ク(図8(b))に分割し、一レベルの露光に2枚のフ
ォトマスクを使用し、2回の露光によりパターンを形成
する。すなわち、まず図8(a)に示すように、上記図
7に示した1枚の位相反転型フォトマスクと同様にゲー
トパターン2と位相シフタ82を有するマスクパターン
81の位相反転型フォトマスクにより露光を行う。
【0013】この露光により形成されるレジストパター
ンはシフタエッジが形成されるため、このシフタエッジ
を消去すべく、図8(b)に示すように、上記図6に示
す通常のフォトマスクと同じゲートパターン2を有する
マスクパターン83のフォトマスクを用いて露光を行
う。この2枚目のフォトマスクでは、光透過領域で位相
が反転する部分はないため図8(a)を用いたパターン
形成におけるシフタエッジ部分に露光光が当たり、不要
パターンが消去される。
【0014】この方法は1枚の位相反転型フォトマスク
を用いた方法と比較して、シフタエッジの不要パターン
の消去を2枚目のフォトマスクに分担させて行うため、
特に位相反転型フォトマスクを使用することを前提とし
た設計を必要としない。また位相シフタ82の配置にお
いても任意性が残るものの、複雑なアルゴリズムを必要
とせず、比較的少ない計算時間でシフタ配置が可能とな
る。
【0015】しかし2枚のフォトマスクによる重ね露光
を行うことにより、以下に示す問題点が発生する。第1
に、最も微小な線幅を必要とされるパターンにおいて、
1枚目のフォトマスクでは位相反転型のコントラストの
良い露光を行うのに対し、2枚目のフォトマスクは通常
のフォトマスクを使用するため、全体としてはコントラ
ストの悪い露光を行うことになり、位相反転型フォトマ
スクの効果が最大限に発揮されない。
【0016】第2に、合わせずれにより位相反転型のメ
リットが激減することになる。2枚のフォトマスクを使
用するため合わせずれは必然的に存在することとなる
が、この方式ではゲートパターン2近傍が2回の露光を
受けるため、合わせずれによって1枚目と2枚目のフォ
トマスクがゲートパターン2部分でそれぞれずれた場
合、コントラストの悪い2枚目の露光が結果を支配する
ため位相反転型フォトマスクを使用するメリットが得ら
れない。すなわち、ゲートパターン2同士のわずかなず
れによってもゲートパターン2の線幅が細くなり、さら
にずれが大きくなると、ゲートパターン2自体の形成が
困難となる。
【0017】第3に、シフタエッジによる不要パターン
は必ずゲートパターン2とつながって形成されるため完
全に不要パターンを消去することが困難で、ゲートパタ
ーン2にバリの様なものが発生し、欠陥,動作不良の原
因となることが予想される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように従
来のパターン形成方法として、位相反転型フォトマスク
を用いたものがある。この位相反転型フォトマスクによ
るシフタエッジ部分での不要パターンの形成を防止すべ
く、パターンを形成すべきでないシフタエッジ部分での
位相を徐々に変化させる方法があるが、フォトマスクの
製作が複雑かつ困難であり、また係るパターンの発生に
は新たなパターンデータを発生させる必要があるため、
複雑なアルゴリズムが必要となる。
【0019】一方、通常のフォトマスクと位相反転型フ
ォトマスクを用いてシフタエッジ部分等での不要パター
ンを消去する方法では、微小な線幅を必要とされるパタ
ーンにおいて、1枚目のフォトマスクでは位相反転型の
コントラストの良い露光を行うのに対し2枚目のフォト
マスクは通常のフォトマスクを使用するためコントラス
トの悪い露光を行うことになる。また、合わせずれによ
り位相反転型のメリットが激減することになる。さら
に、シフタエッジによる不要パターンは必ず所望パター
ンとつながって形成されるため、完全に不要パターンを
消去することが困難である。
【0020】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、既存のパターンデ
ータのみでコントラストの良い露光を合わせずれなく行
うことを可能とするパターン形成方法を提供することに
ある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパターン形
成方法は、複数回の露光によりポジ型のレジストにパタ
ーンの転写を行うパターン形成方法において、露光すべ
きパターンレベルをそれ以外のパターンレベルとの論理
演算をとることにより分割し、該分割された複数のパタ
ーンレベルを有する複数のフォトマスクを用い、それぞ
れに最適な露光条件で重ね露光を行うことでレジストパ
ターンを形成することを特徴とする。
【0022】本発明の望ましい形態を以下に示す。 (1)パターンレベル毎の分割は、要求される寸法精度
又はパターンピッチの相違に応じて行う。
【0023】また、本発明に係るパターン形成方法は、
複数回の露光によりポジ型のレジストにパターンの転写
を行うパターン形成方法において、露光すべき領域を要
求される寸法精度の高い第1の領域と該第1の領域より
も要求される寸法精度の低い第2の領域とに分割し、第
1の領域全体と第2の領域のパターンを遮光部とする第
1のフォトマスクと、第1の領域全体から第1のパター
ンをひいたものを透光部とし、第2の領域全体を遮光部
としたフォトマスクを用い、それぞれに最適な露光条件
で重ね露光を行うことでレジストパターンを形成するこ
とを特徴とする。
【0024】本発明の望ましい形態を以下に示す。 (1)パターンはゲートパターンであり、寸法精度の高
い第1の領域は素子領域内のゲートパターンである。
【0025】また、本発明に係るパターン形成方法は、
複数回の露光によりポジ型のレジストにパターンの転写
を行うパターン形成方法において、露光すべき領域をパ
ターンピッチの大きい第1の領域と該第1の領域よりも
パターンピッチの小さい第2の領域とに分割し、前記第
2の領域及び前記パターンを遮光部とするパターンを有
する第1のフォトマスクと、前記第1の領域及び前記パ
ターンの形成領域を遮光部とするパターンを有する第2
のフォトマスクを用い、それぞれに最適な露光条件で重
ね露光することでレジストパターンを形成することを特
徴とする。
【0026】本発明の望ましい形態を以下に示す。 (1)パターンは配線パターンであり、第1の領域はメ
モリセル領域である。 (2)第1又は第2のフォトマスクのマスクパターンに
不要パターンの形成を防止する適正バイアス値を加え
る。
【0027】また、本発明に係るパターン形成方法は、
複数回の露光によりポジ型のレジストにゲートパターン
の転写を行うパターン形成方法において、素子領域及び
前記ゲートパターンの形成領域を遮光部とするパターン
を有する第1のフォトマスクと、前記素子領域を透光部
とし、該透光部のうち、前記ゲートパターンの中心線を
挟んで該パターンを透過する光の位相を反転させたパタ
ーンを有する第2のフォトマスクを用い、それぞれに最
適な露光条件で重ね露光を行うことでレジストパターン
を形成することを特徴とする。
【0028】また、本発明に係るパターン形成方法は、
複数回の露光によりポジ型のレジストにラインパターン
の転写を行うパターン形成方法において、露光すべき領
域をパターンピッチの大きい第1の領域と該第1の領域
よりもパターンピッチの小さい第2の領域とに分割し、
前記第2の領域及び前記ラインパターンを遮光部とする
パターンを有する第1のフォトマスクと、前記第1の領
域を透光部とし、該透光部のうち、前記ラインパターン
の中心線を挟んで該パターンを透過する光の位相を反転
させたパターンを有する第2のフォトマスクを用い、そ
れぞれに最適な露光条件で重ね露光することでレジスト
パターンを形成することを特徴とする。
【0029】(作用)本発明では、半導体製造装置、特
に露光装置において、所望のパターンレベルを他のパタ
ーンレベルと論理演算を行うことで複数のパターンデー
タを発生し、これら複数のパターンデータを複数枚のフ
ォトマスクまたは1枚のフォトマスクの別々の領域に配
置し、複数回に分けて一レベルの露光を行う。
【0030】フォトマスクのパターンデータは最小線幅
が必要な部分とそうでない部分、線幅が細い部分と太い
部分又はパターン密度が密な部分と粗な部分等が混在し
ている。ここで、要求される寸法精度、あるいはパター
ンピッチの大小等を参照し、異なるパターンレベル同士
で論理演算をとることにより、パターン種毎に分割した
複数のパターンデータを発生することができる。このパ
ターン形成方法では、すべて既存のパターンデータを使
用するため新規にデータを追加する必要がなく、また設
計に制約が加わることはない。またパターン種毎に最適
な露光条件を選択できるため、工程裕度の大きいパター
ン形成が可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を説明する。 (第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態に係るパ
ターン形成方法を説明するための図であり、図1は本発
明を具体的なパターンに応用した一例であり、一般的A
SICやMPU等の論理型回路で頻用されるゲートパタ
ーンを形成する際の処理手法を示す。
【0032】図1(a)は本実施形態において形成すべ
きゲートパターンを示した図であり、露光基板にはポジ
型レジストを用いた場合、すなわちパターン形成部分に
レジストが残存する場合のフォトマスクパターンを示し
ている。この場合、パターン部分が暗部となり、Cr等
からなるゲートパターン2が斜線領域で示されている。
また、このゲートパターン2の一部に重なるように素子
領域3があり、説明の便宜のため、この素子領域3を境
にして素子領域3内のゲートパターンを2a、素子領域
3の外側のゲートパターンを2bとする。ゲートは素子
領域3内においては素子領域3外に比較して解像度の高
いパターン形成が要求される。
【0033】この図1(a)に示すゲートパターン2を
形成すべく、図1(b)及び(c)に示す2枚のフォト
マスクを用いる。図1(b)及び(c)は、本実施形態
に係るパターン形成に用いられるフォトマスクの構成を
示した図であり、微細かつ寸法精度の高いゲートパター
ンを形成すべく、これら2枚のフォトマスクを重ね露光
することにより上記図1(a)に示すパターン1を形成
する。
【0034】これら2枚のフォトマスクを製作するにあ
たり、形成すべきゲートパターンのレベルと、このゲー
トパターンのレベルとは異なる素子形成レベルとの論理
演算によりパターンデータの発生を行う。具体的には、
図1(b)に示す1枚目のフォトマスクは、ゲートパタ
ーン2と素子領域3の論理演算でORをとる。すなわ
ち、これらゲートパターン2及び素子領域3の重なり領
域を遮光部とするマスクパターン4となる。一方、図1
(c)に示すように2枚目のフォトマスクは、素子領域
3から素子領域3及びゲートパターン2のANDをとっ
たパターンを差し引き、さらにそのパターンを反転させ
る。すなわち、素子領域3からゲートパターン2をひい
た領域を透光部とするマスクパターン5となる。これら
の論理演算は以下に示す通りである。
【0035】1枚目…(素子領域ORゲートパターン) 2枚目…NOT{素子領域−(素子領域ANDゲートパ
ターン)} ここではパターンデータが存在する部分がフォトマスク
でCrパターンの存在する部分に対応する。1枚目のフ
ォトマスクは通常のCr遮光膜のみのフォトマスクを使
用し、2枚目のフォトマスクは位相反転型のフォトマス
クとする。この論理演算方法は2枚目のフォトマスクに
関して素子領域以外に光が透過する開口部は存在しない
がパターン形成に関係ない部分に開口部がある場合であ
っても何ら差し支えない。
【0036】2枚のフォトマスクの位相シフタ部7の配
置方法は以下に示す通りである。すなわち、2枚目のフ
ォトマスクを通常のCrフォトマスクで作製した後、最
も微小な線幅が必要となるゲートパターン、すなわち2
aを挟んで位相が反転するようなシフタパターンデータ
を生成する。位相シフタの配置を行う際に0°と180
°の位相を配置するアルゴリズムは素子領域の端から順
に0°,180°を交互に繰り返せばよい。そして、通
常のCrフォトマスクの開口部に位相シフタを割り当
て、位相シフタ部7を形成する。図1(c)に示すよう
に、位相反転型フォトマスクの開口部が図形として閉じ
ているため単純にかつ矛盾なく位相シフタ部7の配置を
行うことができる。
【0037】この位相シフタパターンデータを用いて以
下のような構成のフォトマスクの組み合わせも考えられ
る。すなわち、1枚目フォトマスクは上記フォトマスク
と共通で図1(b)を用い、2枚目のフォトマスクとし
ては図1(d)に示すものを用いる。すなわち、Crパ
ターンデータとして元のパターンデータを使用するもの
であり、位相シフタ配置後のパターン構成となる。
【0038】上記方法により求めた配置データに基づい
てシフタパターンの配置を行った後、ゲートパターンと
平行な方向に片側0.2μmのパターンバイアスをシフ
タパターンに加える。これは従来技術に述べた2枚フォ
トマスクによる露光に近いが、ゲートパターン2近傍に
注目すると、コントラストの良い位相反転型フォトマス
クによってのみ露光されるため、従来の2枚露光のよう
なパターン位置ずれによるコントラスト悪化はみられな
い。また上述しように位相シフタの配置も単純なアルゴ
リズムで決定できる。さらに、0.2μmのパターンバ
イアスを加えることにより、シフタエッジも完全に除去
することができる。
【0039】次に、図1(c)に示す位相反転型フォト
マスクの製造プロセスの具体例を図2を用いて説明す
る。まず、石英(Qz)等の透光性を有するマスク基板
21上にCr等の透光性を有しない遮光膜22を形成
し、レジスト塗布、露光、現像及びエッチング等を含む
通常プロセスによりパターニングを行う(図2
(a))。そして、この遮光膜22の形成されたマスク
基板21上に電子ビーム感光性のEB型ポジレジスト2
3を塗布する。その後、形成したパターンに対してシフ
タパターンの重ね描画を電子ビーム描画装置にて行う
(図2(b))。描画したEB型ポジレジスト23に現
像を施した後、RIE等のドライエッチング装置にてマ
スク基板21を掘り込み、掘り込み部25を形成する。
この時掘り込み部25と掘り込んでいない部分との光路
長の差が波長の半分になるようにすることにより、隣接
する開口部を透過する露光光の位相が反転することにな
る。例えばマスク基板21としてQzを用いる場合、Q
zを掘り込む探さは、露光波長がi線(波長=365n
m)の場合、Qzと空気の屈折率の差は0.5であるた
め約365nmとなり、この深さで隣接する開口部を透
過する露光光の波長が反転する。
【0040】このように製作された2枚のフォトマスク
の使用方法を説明する。実際に半導体基板ヘの露光を行
うには露光すべき半導体基板を露光装置に入れた後アラ
イメントを行い、まず図1(b)に示す1枚目のフォト
マスクで露光を行う。その後半導体基板をステージから
アンロードさせずにアライメント情報が保持されたまま
の状態で2枚目のフォトマスクの露光を行う。またフォ
トマスクの交換に時間がかかるような装置においては、
一定量の半導体基板をあらかじめ1枚目のフトマスクで
露光しておき、現像しないまま露光装置から取り出す。
その後再び半導体基板をステージに導入してアライメン
トを行い、図1(c)に示す2枚目のフォトマスクで露
光を行う。露光に際して1枚目のフォトマスクと2枚の
フォトマスクにいずれに位相反転型のフォトマスクを使
用するかは問題にならない。また、露光するマスクの順
序も問題とならない。
【0041】このように2枚フォトマスクを用いて露光
を行うことにより微細なパターンが精度よく形成可能と
なる。特に形成すべきゲートパターンのレベルに対して
異なるレベルである素子形成レベルを参照し、露光すべ
き領域を最小線幅が必要な部分と必要でない部分に分割
し、それぞれの部分同士で論理演算を行いパターンデー
タを発生させるため、既存のパターンデータのみにより
パターンデータを発生させることができ、パターンデー
タの発生のための複雑なアルゴリズムを必要としない。
また、分割した領域毎に最も適した露光条件でパターン
の形成が可能となる。
【0042】また、最小線幅が必要な部分に対して最も
解像力が得られる手段のうちの一つである位相反転型フ
ォトマスクを用いることにより、通常のフォトマスクで
は不可能な線幅も無理なく形成できる。また、位相シフ
タの周縁部は遮光部のみと接するパターンとなるため、
位相シフタの配置が容易である。
【0043】なお、本実施形態で示したマスクパターン
内のゲートパターン数には限定されず、2以上のゲート
パターンが配置されている場合であっても同様に本発明
を適用可能である。また、ゲートパターンの形成レベル
と素子形成レベルとに分割してパターンデータを発生さ
せたが、要求される寸法精度の相違により領域を分割す
るものであれば、ゲートパターンや素子形成レベル以外
のレベルに応じてパターンデータを発生させることもで
きる。
【0044】(第2実施形態)図3は、本発明の第2実
施形態に係るパターン形成方法を説明するための図であ
る。本実施形態において形成すべきパターンは第1実施
形態の図1(a)に示したものと同じくゲートパターン
2である。
【0045】第1実施形態において位相反転型フォトマ
スクのパターンデータ(図1(c))には所望とするゲ
ートパターン2a部分に遮光部が残存している。本実施
形態においては、この図1(c)に示すマスクパターン
5に代えて図3(a)に示すマスクパターン31を用い
る。図3(a)に示すように、ゲートパターン2a部分
は遮光部ではなく、開口部が連続した構成となってい
る。この開口部は、通常の開口部32と、開口部32に
対して位相を反転させた位相シフタ部33からなる。開
口部32と位相シフタ部33の境界線は、形成すべきゲ
ートパターン2aの中心線に一致する。この場合、この
境界線上では位相が遮光部を挟まずに反転するため、光
強度が0となるラインとなり、シフタエッジが生じる。
このシフタエッジを半導体基板に露光した場合、半導体
基板上の対応する部位では塗布したポジレジストが可溶
化されないため、ライン状のレジストパターンが形成さ
れる。従って、遮光部を用いることなくシフタエッジの
みによるゲートパターン2aの転写が可能となる。シフ
タエッジによるパターン転写は、形成可能なパターンの
うち最も微細なパターンを形成できる可能性があるた
め、より微細なパターン形成には必要不可欠の方法であ
る。
【0046】次に、このパターン形成に用いられるフォ
トマスクの製作について説明する。1枚目の通常フォト
マスクの製作は第1実施形態と同じである。2枚目の位
相反転型フォトマスクの配置は単純に素子領域と同一に
しても良いがこれではシフタ配置が難しくなる。
【0047】最も単純にパターンデータを発生させる方
法を以下に示す。まず、第1実施形態と同様の方法で位
相シフタ配置までを行う。その後、パターンデータから
ゲート部分のみを除去し(図3(b))、シフタパター
ンデータに対し位相反転するシフタパターンの境界がち
ょうどゲートパターンの中心部にくるようにシフタパタ
ーンを拡大する(図3(a))。以降の位相反転型フォ
トマスクの製作プロセスは第1実施形態と共通するので
省略する。
【0048】このように、遮光部を用いずにシフタエッ
ジのみによりゲートパターン2aを転写するため、より
微小な線幅のラインパターンの形成が可能となる。すな
わち、現在最も微小な線幅を形成する手段であるシフタ
エッジ法を位相転型フォトマスクに採用することでさら
に高速にかつ高集積な半導体装置を製造することができ
る。
【0049】(第3実施形態)図4は、本発明の第3実
施形態に係るパターン形成方法を説明するための図であ
り、本発明をDRAM等の半導体装置に適用した例を示
す。図4(a)は代表的なDRAMの配線レベルの形成
パターンの一例で、メモリセル形成部分とこのメモリセ
ルの周辺回路部分の境界付近を示している。この境界付
近では、パターンの密度が密で線幅の細い部分と、パタ
ーンの密度が粗で線幅の太い部分とが混在する。メモリ
セルを形成すべき領域においては、高集積化等の要求か
ら周辺回路部分に比較して一般に密なパターンが形成さ
れる。従って、密なパターン部分は主としてメモリセル
が形成される領域に対応し、パターンピッチが0.70
μm、線幅が0.35μm、粗なパターン部分はパター
ンピッチが1.4μm、線幅が0.40μmになってい
る。
【0050】このような露光レベルでは、それぞれのパ
ターンのパターン密度での最適な露光量及び照明条件な
どの露光条件が異なり、1回の露光で精度の高いパター
ンを形成するのは困難である。例えばi線露光装置を用
いてこの配線レベルを露光するには、密な部分では最適
露光量が48mJ/cm2 、これに対して粗な部分では
35mJ/cm2 となる。また最適な照明条件は密な部
分が輪帯照明なのに対し、粗な部分では通常照明とな
る。
【0051】本実施形態では、重ね露光を行うべき2枚
のフォトマスクを製作するにあたり、メモリセル形成レ
ベルと配線レベルとの論理演算によりパターンデータの
発生を行う。すなわち、メモリセル領域の外形を指定す
る領域と配線パターンの論理演算を行う。具体的には、
まず図4(a)に示す形成パターン41をメモリセル形
成領域42と周辺回路形成領域43とに分割する。この
分割は、それぞれのパターンピッチの変わる位置をそれ
ぞれの領域42,43の境界線とすることで行う。従っ
て、メモリセル形成領域42のパターンピッチは0.7
μm、周辺回路形成領域43のパターンピッチは1.4
μmとなる。
【0052】そして、このように分割された2つの領域
42,43について論理演算を行う。具体的には、配線
レベルのパターンデータを密な部分と粗な部分とに分け
たパターンデータを発生する。すなわち、パターンピッ
チが大きい周辺回路形成領域43のみの配線パターン4
4を分担するパターンデータと、パターンピッチが小さ
いメモリセル領域42のみの配線パターン45を分担す
るパターンデータとを発生する。その結果、粗な部分は
メモリセル形成領域42と配線パターン44の論理演算
ORをとったもの、密な部分はメモリセル形成領域42
からメモリセル形成領域42と配線パターン45とのA
NDをとったパターンを差し引いたものをさらに反転さ
せたものである。分かりやすく書き下すと以下のように
なる。
【0053】粗 (メモリセル領域OR配線パターン) 密 NOT{メモリセル領域−(メモリセル領域AND
配線パターン)} 図4(b)及び図4(c)が図4(a)の配線レベルの
データから上記方法により発生したパターンデータの結
果で、図4(b)が粗な部分を図4(c)が密な部分を
示す。図4(b)及び(c)に示すように、粗な部分と
密な部分を有する形成パターン41はそれぞれのピッチ
毎に分割され、1回の露光により形成されるパターンは
そのピッチ及び形成幅に最適な露光条件を設定できる。
【0054】それぞれのパターンデータによりフォトマ
スクを製作し、それぞれパターンに合った最適な露光条
件を用いて第1実施形態に準じた方法で露光を行ったと
ころ、高解像度のパターンが安定して得られた。
【0055】また、密なパターンを示す図4(c)のマ
スクパターン47に対しては、位相反転型フォトマスク
の適用が可能である。このマスクパターン47におい
て、パターン開口部はそれぞれ図形として閉じているた
め、第1実施形態と同じく単純にかつ矛盾なく位相シフ
タパターンの配置ができる。具体的には、複数本並んだ
透光部の1本おきに位相シフタ部48を設ける。これに
より、隣接する透光部毎に交互に位相が互いに反転する
構成となる。なお、位相反転型マスクを用いた露光はσ
=0.3と通常照明よりも小さなσで露光を行い、さら
に焦点深度の高い露光を行うことができる。
【0056】このように、形成すべき配線レベルに対し
て異なるレベルであるメモリセル形成レベルを参照し、
露光すべき領域をパターンピッチの小さいパターンとパ
ターンピッチの大きいパターンに分割し、それぞれのパ
ターン同士でパターンデータを発生することで、既存の
パターンデータのみによりパターンデータの発生が可能
であり、複雑なアルゴリズムを必要としない。また、分
割した領域毎に最適な露光条件で別々に露光することが
可能となり、工程裕度の大きいパターン形成が可能とな
る。また、パターンピッチ及び線幅の小さいメモリセル
形成領域42のパターン形成に際して位相反転型フォト
マスクを用いることにより、形成可能な線幅がより細く
なり、メモリセルの集積度をあげることができる。
【0057】(第4実施形態)図5は本発明の第4実施
形態に係るパターン形成方法を説明するための図であ
る。本実施形態では、一レベルの露光を行うのに複数の
フォトマスクを使うことによって微細なパターンを精度
良く形成するために用いられるものであり、上記第1〜
第3実施形態に示すマスクパターンに以下に示す第1及
び第2のバイアスを与える。なお、本実施形態では第1
実施形態に示すマスクパターン4,5を用いて説明す
る。
【0058】図5(a)は、第1実施形態における図1
(b)に示すマスクパターン4に第1のバイアスを与え
たマスクパターンを示す図である。破線が図1(b)の
バイアスを与える前のマスクパターン52を、実線がフ
ォトマスクバイアスを与えたバイアスパターン53を示
す。図5(a)に示すように、まずフォトマスクの解像
度の違いによる不要パターンの形成を回避するため、解
像度の低い通常フォトマスクでゲートパターン2b部分
に限り正のフォトマスクバイアスを加える。
【0059】すなわち、第1実施形態に沿ってフォトマ
スクバイアスを与えずに露光を行う場合、両フォトマス
ク間の解像度の違いによるパターン不良が生ずる可能性
がある。例えば図1(b)のように通常フォトマスクの
担当分とされたパターンデータには、ゲートとして動作
しないゲートパターン2bが残る。このゲートパターン
2bの線幅は図1(c)における解像度の高い位相反転
型フォトマスクの最小線幅と等しいため、通常フォトマ
スクの露光ではパターン形成が完全に行われない可能性
がある。
【0060】これらパターン不良は、上記第1のバイア
スを与えることにより解決できる。すなわち、通常フォ
トマスクで作成すべき最小パターン寸法が大きくなるた
め、フォトマスク解像度の違いが問題にならない。具体
的には、i線を用いた露光でゲート線幅が0.25μm
のパターンを形成する場合、通常フォトマスクにおける
ゲートとして動作しないゲートパターン部分2bには
0.05μmのフォトマスクバイアスを加えて0.30
μmのパターンにすることで、合わせるべき寸法がゲー
ト幅方向に0.25μmから0.30μmへと太くなる
ため、横ずれに対するパターン断線の可能性が大幅に減
少し、問題無くパターン形成できるようになる。
【0061】また、図5(b)は第1実施形態における
図1(c)に示すマスクパターンに第2のバイアスをか
けたマスクパターンを示す図である。破線が図1(c)
のバイアスを与える前のマスクパターン55を、実線が
フォトマスクバイアスを与えたバイアスパターン56を
示す。
【0062】第1実施形態に沿ってフォトマスクバイア
スを与えずに露光を行う場合、フォトマスク間でパター
ン位置がずれることによって不良が発生する可能性があ
る。図1(b)に示す通常フォトマスクに対し図1
(c)の位相反転型フォトマスクが縦方向あるいは横方
向にずれた場合、素子領域3の周縁部では不要パターン
が形成される場合がある。本来ならばいずれかのフォト
マスクの透光部に対応するためにパターンが除去される
部分がずれることにより、両フォトマスクともに遮光部
に対応することとなるためである。
【0063】これらパターン不良は、上記第2のバイア
スを与えることにより解決できる。すなわち、位相反転
型フォトマスクで作成すべきパターンが広くなるため、
パターンの位置ずれによる不要パターンの形成を回避で
きる。
【0064】具体的には位相反転型フォトマスクのパタ
ーンデータ発生の際0.05μmの正のバイアスを与え
る。これにより、パターン位置が横方向あるいは縦方向
に0.05μmずれた場合であっても、マスクパターン
51とマスクパターン54のいずれかにより露光される
ため、フォトマスク位置ずれによる不要パターンは形成
されない。
【0065】以上説明したように、第1実施形態に示し
たフォトマスクでは、2枚のフォトマスクの相対位置ず
れによりパターンの断線、あるいは不要パターンが形成
される可能性があるが、本実施形態によれば、上記第1
及び第2のフォトマスクバイアスを与えることにより、
フォトマスク間で限界解像度が異なり、またフォトマス
ク間でパターンの位置がずれた場合であっても、不要パ
ターンの形成を回避し、必要なパターンが形成されない
のを防止することができる。
【0066】なお、本実施形態においては2枚目のフォ
トマスクに正のバイアスをかける場合を示したが、通常
フォトマスクのマスクパターン51のパターンデータを
発生させる際、素子領域の部分をあらかじめ小さくする
負のバイアスを与えておくことにより同じ効果を奏す
る。また、第1実施形態に示すマスクパターンにバイア
スを与える場合のみならず、同様のバイアスを発生させ
ることにより、第2,第3実施形態に示すマスクパター
ンにバイアスを与えても同じ効果を奏する。
【0067】また、上記第1〜第4実施形態において
は、最小線幅の不必要、パターン密度の粗密に応じてあ
るパターンレベルと他のパターンレベルのデータを分割
する場合を示したが、例えば線幅が細い部分と太い部分
等、他の基準を用いて分割するものであっても本発明を
適用可能である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ォトマスクのパターンデータはあるレベルにおいて、最
小線幅が必要な部分とそうでない部分,線幅が細い部分
と太い部分またはパターン密度が密な部分と粗な部分な
どが混在している。しかしあるレベルとは他のレベルを
参照し、これら両レベルの論理演算をとることで、これ
らの部分のパターンデータ種毎のパターンデータを発生
することができる。この方法で使用するのはすべて既存
のパターンデータであるため新規にデータを追加する必
要がなく、設計に制約が加わることはない。またパター
ン種毎に最適な露光条件を選択できるため、工程裕度の
大きいパターン形成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るパターン形成に用
いられるフォトマスクのパターンを示す図。
【図2】同実施形態におけるフォトマスクの製造工程を
示す図。
【図3】本発明の第2実施形態に係るパターン形成に用
いられるフォトマスクのパターンを示す図。
【図4】本発明の第3実施形態に係るパターン形成に用
いられるフォトマスクのパターンを示す図。
【図5】本発明の第4実施形態に係るパターン形成に用
いられるフォトマスクのパターンを示す図。
【図6】従来のCrフォトマスクを用いたマスクパター
ンを示す図。
【図7】従来の位相反転型フォトマスクのマスクパター
ンを示す図。
【図8】従来の2枚のフォトマスクを用いた露光に用い
られるフォトマスクのマスクパターンを示す図。
【符号の説明】
1,41 形成パターン 2 ゲートパターン 3 素子領域 4,5,8,31,34,46,47,51,52,5
4 マスクパターン 6,32 開口部 7,9,33,48 位相シフタ部 21 マスク基板 22 遮光膜 23 EB型ポジレジスト 24 被描画部 25 掘り込み部 34 パターン除去部 42 メモリセル形成領域 43 周辺回路形成領域 44,45 配線パターン 53,56 バイアスパターン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数回の露光によりポジ型のレジストに
    パターンの転写を行うパターン形成方法において、 露光すべきパターンレベルをそれ以外のパターンレベル
    との論理演算をとることにより分割し、該分割された複
    数のパターンレベルを有する複数のフォトマスクを用
    い、それぞれに最適な露光条件で重ね露光を行うことで
    レジストパターンを形成することを特徴とするパターン
    形成方法。
  2. 【請求項2】 複数回の露光によりポジ型のレジストに
    ゲートパターンの転写を行うパターン形成方法におい
    て、 素子領域及び前記ゲートパターンの形成領域を遮光部と
    するパターンを有する第1のフォトマスクと、前記素子
    領域から前記ゲートパターンの形成領域をひいた領域を
    透光部とするパターンを有する第2のフォトマスクを用
    い、それぞれに最適な露光条件で重ね露光を行うことで
    レジストパターンを形成することを特徴とするパターン
    形成方法。
  3. 【請求項3】 複数回の露光によりポジ型のレジストに
    パターンの転写を行うパターン形成方法において、 露光すべき領域をパターンピッチの大きい第1の領域と
    該第1の領域よりもパターンピッチの小さい第2の領域
    とに分割し、前記第2の領域及び前記パターンを遮光部
    とするパターンを有する第1のフォトマスクと、前記第
    1の領域及び前記パターンの形成領域を遮光部とするパ
    ターンを有する第2のフォトマスクを用い、それぞれに
    最適な露光条件で重ね露光することでレジストパターン
    を形成することを特徴とするパターン形成方法。
  4. 【請求項4】 前記パターンは配線パターンであり、前
    記第2の領域はメモリセル形成領域であることを特徴と
    する請求項3記載のパターン形成方法。
  5. 【請求項5】 前記第1又は第2のフォトマスクのマス
    クパターンに不要パターンの形成を防止する適正バイア
    ス値を加えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載のパターン形成方法。
  6. 【請求項6】 前記第2のフォトマスクを用いたパター
    ン転写で、該第2のフォトマスクの少なくとも一部に位
    相シフタを用いることを特徴とする請求項2又は3記載
    のパターン形成方法。
  7. 【請求項7】 複数回の露光によりポジ型のレジストに
    ゲートパターンの転写を行うパターン形成方法におい
    て、 素子領域及び前記ゲートパターンの形成領域を遮光部と
    するパターンを有する第1のフォトマスクと、前記素子
    領域を透光部とし、該透光部のうち、前記ゲートパター
    ンの中心線を挟んで該パターンを透過する光の位相を反
    転させたパターンを有する第2のフォトマスクを用い、
    それぞれに最適な露光条件で重ね露光を行うことでレジ
    ストパターンを形成することを特徴とするパターン形成
    方法。
  8. 【請求項8】 複数回の露光によりポジ型のレジストに
    ラインパターンの転写を行うパターン形成方法におい
    て、 露光すべき領域をパターンピッチの大きい第1の領域と
    該第1の領域よりもパターンピッチの小さい第2の領域
    とに分割し、前記第2の領域及び前記ラインパターンを
    遮光部とするパターンを有する第1のフォトマスクと、
    前記第1の領域を透光部とし、該透光部のうち、前記ラ
    インパターンの中心線を挟んで該パターンを透過する光
    の位相を反転させたパターンを有する第2のフォトマス
    クを用い、それぞれに最適な露光条件で重ね露光するこ
    とでレジストパターンを形成することを特徴とするパタ
    ーン形成方法。
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