JP4580656B2 - 二重露光フォトマスクおよび露光方法 - Google Patents

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本発明は、半導体集積回路の製造の際、露光工程で用いられる二重露光フォトマスクおよび露光方法に関する。
半導体集積回路において、Dynamic―RAM(Random Access Memory)およびStatic−RAM等のメモリデバイスの記憶素子形成領域ではゲート電極のパターン間隔をできるだけ小さくしているためパターンの配置密度が高く、ピッチが密になっている。反対に、その周辺回路におけるトランジスタのゲート電極の形成間隔は記憶素子形成領域に比べて大きいところが多く、ゲート電極のパターンのピッチが疎になっている。
以下では、200nm以下のピッチを密ピッチと称し、300nm以上のピッチを疎ピッチと称する。そして、200nmより大きく300nm未満のピッチを中間ピッチと称する。また、密ピッチで形成されたパターンを密ピッチパターンと称する。疎ピッチ、中間ピッチのパターンについても同様に、それぞれ疎ピッチパターン、中間ピッチパターンと称する。
一方、ロジックIC(Integrated Circuit)およびシステムLSI(Large Scale Integrated Circuit)などのデバイスにおいて、ゲート電極部分を含むパターンであるゲートパターンは密ピッチおよび疎ピッチのパターンが混在しており、メモリデバイスのように密ピッチパターンと疎ピッチパターンの形成領域を明確に分けられない。そのため、露光工程で密ピッチと疎ピッチのレジストパターンを形成するための手段の一つとして、二重露光法がある。
二重露光法とは、1回目の露光でレベンソン型位相シフトマスク(以下、単に位相シフトマスクと称する)を用いてパターンを形成し、続いて、2回目の露光でトリムマスクを用いて不要な部分を取り除くものである(例えば、特許文献1参照)。このように、2枚のフォトマスクを有する二重露光フォトマスクを用いる。
図4は従来の二重露光フォトマスクを用いてレジストパターンを形成するための露光方法を示す模式図である。ここでは、密ピッチと疎ピッチの他に中間ピッチが混在するゲートパターンの場合を示す。
図4に示すように、従来の二重露光フォトマスクは、各ピッチのパターンを形成するための位相シフトマスク400と、不要な部分を除去するためのトリムマスク410とを有する。位相シフトマスク400には、各ピッチについてゲートパターンとなる、図4の縦方向に伸びる微細ライン412が形成され、「0」と「π」の位相シフタが微細ライン412を挟むように形成されている。トリムマスク410には、各ピッチのゲートパターンの周辺でレジストパターンとして形成したくない部分に開口部414が設けられている。
また、微細ライン412における長手方向に垂直な方向の長さを幅とすると、フォトマスク上の各ピッチにおける微細ライン412の幅を同じ寸法に形成している。
次に、上記位相シフトマスク400とトリムマスク410を用いた二重露光方法について説明する。
第1の露光処理として、微細ライン412が目標寸法になるように露光条件を設定して位相シフトマスク400を用いて露光する。続いて、第2の露光処理としてトリムマスク410を用いて露光し、位相シフタの配置が不十分のためにそのままレジストが残ってしまう部分が感光する。その後、現像処理をすることで、図4の右側に示すように、微細ライン412のレジストパターンを形成するとともに、必要のない部分のレジストが残らないようにしている。
ここでは、密ピッチの微細ライン412を形成するための露光条件で1回目の露光をしたため、図4の右側に示すように、密ピッチではレジストパターンがほぼ目標通りの寸法で形成されている。これに対して、疎ピッチでは目標寸法よりも細く形成され、中間ピッチではレジストパターンが消失してしまった。その理由は近接効果の影響により仕上がり寸法がピッチに著しく依存するためである。
次に、レジスト寸法のピッチ依存性について説明する。
図5はレジスト寸法のピッチ依存性を示すグラフである。露光条件は、光源波長193nm(ArF)、NA=0.73、σ=0.4である。また、密ピッチパターンの微細ラインの幅がレジストパターン寸法で70nmになるように露光量を設定している。グラフの縦軸はレジスト寸法を示し、横軸はピッチを示す。
図5に示すように、露光量を密ピッチパターンに合わせたため、ピッチが180nmではレジスト寸法が75nmでほぼ目標通りに仕上がっている。これに対して、ピッチが300nm以上の疎ピッチパターンでは仕上がり寸法は60nm以下で、著しく細くなっている。また、ピッチが200〜300nmの中間ピッチでは寸法細りが最も激しいため、レジストパターンが倒れたり、消失してしまったりしている。
このように異なるピッチが混在するデバイスでは、目標通りの寸法に仕上がる密ピッチのマスクパターンをそのままにして、目標寸法よりも細くなる中間ピッチおよび疎ピッチのマスクパターンを予め太らせていた。このように、マスクパターンを予め太らせる方法をバイアスOPC(Optical Proximity Correct:光近接効果補正)という。
特開2003−149787号公報
レジストパターンが目標寸法よりも細くなってしまう場合、上述のバイアスOPCは有効ではあるが、ランダムレイアウトへの適用可能性やマスク製造精度の観点から問題になっている。中間ピッチおよび疎ピッチのパターン全てについてフォトマスクの寸法を調整しようとすると、大変複雑で困難であった。
本発明は上述したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、異なるピッチのパターンが混在しても各パターンに対応して目標寸法のレジストパターンを形成可能な二重露光フォトマスクおよび露光方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の二重露光フォトマスクは、所定のピッチのパターンとなる密ピッチパターンと該密ピッチパターンよりもピッチの大きいパターンである中間ピッチパターンと、該中間ピッチパターンよりもピッチの大きいパターンである疎ピッチパターンとをレジストに形成するための露光工程で用いられる二重露光フォトマスクであって、
前記中間ピッチパターンの隣り合う第1および第2のパターンのうち該第1のパターンと前記密ピッチパターンが形成され、前記第2のパターンの形成部位と前記疎ピッチパターン形成部位がマスキングされた第1のフォトマスクと、
前記第2のパターンと前記疎ピッチパターンが形成され、前記第1のパターンの形成部位と前記密ピッチパターン形成部位がマスキングされた第2のフォトマスクと、
を有する構成である。
本発明では、第1のフォトマスクを用いて露光処理を行うと密ピッチパターンがレジストに転写されるが、疎ピッチパターン形成領域のレジストは感光しない。また、第2のフォトマスクを用いて露光処理を行うと疎ピッチパターンがレジストに転写されるが、密ピッチパターン形成領域のレジストは感光しない。そのため、密ピッチパターンと疎ピッチパターンのレジストパターンを別々に形成可能となる。
また、上記本発明の二重露光フォトマスクにおいて、前記第1のフォトマスクの前記密ピッチパターン形成部位および前記第1のパターンの形成部位に位相シフタが設けられたこととしてもよい。
本発明では、密ピッチパターンのピッチが解像度より小さいパターンであっても、位相シフタが設けられているため、超解像技術を利用したパターンが形成可能となる。
また、上記本発明の二重露光フォトマスクにおいて、前記第2のフォトマスクの前記疎ピッチパターン形成部位および前記第2のパターンの形成部位に位相シフタが設けられたこととしてもよい。
本発明では、疎ピッチパターンのピッチが解像度より小さいパターンであっても、位相シフタが設けられているため、超解像技術を利用したパターンが形成可能となる。
さらに、上記本発明の二重露光フォトマスクにおいて、前記露光工程における露光処理の光源波長をλ、レンズの開口数をNAとし、k×(λ/NA)で示される解像度でピッチを表わすと、
前記密ピッチパターンのピッチは前記kが0.8以下の値であり、
前記中間ピッチパターンのピッチは前記kが0.8よりも大きく、1.3未満の値であり、
前記疎ピッチパターンのピッチは前記kが1.3以上の値であることとしてもよい。
一方、上記目的を達成するための本発明の露光方法は、上記本発明のいずれかの二重露光フォトマスクを用いた露光方法であって、
前記第1のフォトマスクで前記密ピッチパターンおよび前記第1のパターンのそれぞれそれぞれの目標寸法に前記レジストに形成するための露光量で露光するステップと、
前記第2のフォトマスクで前記疎ピッチパターンおよび前記第2のパターンのそれぞれそれぞれの目標寸法に前記レジストに形成するための露光量で露光するステップとを有するものである。
本発明では、第1のフォトマスクを用いて密ピッチパターンに合わせた露光量で露光するため、密ピッチパターンのレジストパターンが目標通りの寸法に仕上がり、第2のフォトマスクを用いて疎ピッチパターンに合わせた露光量で露光するため、疎ピッチパターンのレジストパターンが目標通りの寸法に仕上がる。そのため、ピッチの異なるパターンがあってもパターンに対応して目標通りの寸法にレジストパターンが形成される。
本発明では、2回の露光処理で各ピッチのパターンが所望の寸法となるようにそれぞれ露光量を設定しているため、各ピッチのパターンについてレジストパターンを目標通りの寸法に形成できる。
また、各ピッチにおいてフォトマスクに形成されるゲートパターンの寸法を同じにできるため、各ピッチについてパターンに対応した補正をかける必要がない。そのため、パターン設計の手間が従来よりも軽減する。
さらに、フォトマスクの各パターン形成領域に位相シフタを設ければ、超解像技術を利用したパターンが形成可能となる。
本発明の二重露光フォトマスクは、密ピッチパターン形成のための第1のフォトマスクと疎ピッチパターン形成のための第2のフォトマスクとを有することを特徴とする。
本発明の二重露光フォトマスクについて説明する。
図1は本発明の二重露光フォトマスクを用いてレジストパターンを形成するための露光方法を示す模式図である。ここでは、密ピッチと疎ピッチのパターンが混在するゲートパターンの場合を示す。
図1に示すように、本発明の二重露光フォトマスクは、密ピッチパターンを形成するための第1のフォトマスク100と、疎ピッチパターンを形成するための第2のフォトマスク110とを有する。第1のフォトマスク100には、密ピッチパターンの微細ライン112が形成され、「0」と「π」の位相シフタ114が微細ライン112を挟むように形成されている。第1のフォトマスク100における疎ピッチパターン形成部位は、疎ピッチパターンの微細ライン116が感光しないように微細ライン116形成部位を覆うマスキングパターン118が形成されている。また、疎ピッチパターン周辺の不要な部分を除去するための位相シフタ120が設けられている。
第2のフォトマスク110には、疎ピッチパターンの微細ライン116が形成され、「0」と「π」の位相シフタ122が微細ライン116を挟むように形成されている。第2のフォトマスク110における密ピッチパターン形成部位は、密ピッチパターンの微細ライン112が感光しないように微細ライン112形成部位を覆うマスキングパターン124が形成されている。また、密ピッチパターン周辺の不要な部分を除去するための位相シフタ126が設けられている。
フォトマスク上で密ピッチパターンの微細ライン112と疎ピッチパターンの微細ライン116の幅を等しい長さに形成している。
なお、図1では、密ピッチパターンおよび疎ピッチパターンでは複数の微細ラインが形成されるが、本実施例では微細ラインを代表してそれぞれ1本だけ示している。また、不要な部分を除去するための位相シフタ120、126は「0」および「π」のうちいずれであってもよい。
本発明の二重露光フォトマスクは、上述したように、2枚のフォトマスクのうち、一方のフォトマスクには密ピッチパターン形成のためのパターンが形成され、疎ピッチパターン形成部位はマスキングされている。そして、他方のフォトマスクは疎ピッチパターン形成のためのパターンが形成され、密ピッチパターン形成部位はマスキングされている。
そのため、第1のフォトマスク100を用いて露光処理を行うと密ピッチパターンがレジストに転写されるが、疎ピッチパターン形成領域のレジストは感光しない。また、第2のフォトマスク110を用いて露光処理を行うと疎ピッチパターンがレジストに転写されるが、密ピッチパターン形成領域のレジストは感光しない。そのため、密ピッチパターンと疎ピッチパターンのレジストパターンを別々に形成可能となる。
次に、上記第1のフォトマスク100と第2のフォトマスク110を用いた露光方法について説明する。
なお、露光条件は、光源波長193nm(ArF)、NA=0.73、σ=0.4とした。また、微細ライン112および微細ライン116の幅についてのレジストパターンの目標寸法を従来と同様に70nmとする。
第1の露光処理として、密ピッチパターンの微細ライン112のレジストパターンが目標寸法になるように、露光量が25±2mJ/cm2となる露光条件に設定して第1のフォトマスク100を用いて露光する。その際、疎ピッチパターンの周辺では、位相シフタの配置が不十分のためにそのままレジストが残ってしまう部分が感光する。
続いて、第2の露光処理として、疎ピッチパターンの微細ライン116のレジストパターンが目標寸法になるように、露光量が20±2mJ/cm2の露光条件に設定して第2のフォトマスク110を用いて露光する。その際、密ピッチパターンの周辺では、位相シフタの配置が不十分のためにそのままレジストが残ってしまう部分が感光する。
その後、現像処理をすることで、図1の右側に示すように、密ピッチパターンの微細ライン112のレジストパターン113が目標通りの寸法に形成されるとともに、疎ピッチパターンの微細ライン116のレジストパターン117も目標通りの寸法に形成される。
本発明では、上述したように、1回目の露光処理と2回目の露光処理で、それぞれの微細ラインパターンが所望の寸法となるように露光量を設定しているため、種々のピッチの微細ラインパターンについて、全てのパターンのレジスト仕上がり寸法を等しい値に形成できる。
また、各ゲートパターン周辺の位相シフタの配置が不十分なためにそのままではレジストが残ってしまう領域については、密ピッチパターン周辺は2回目の露光時にトリミングし、疎ピッチパターン周辺は1回目の露光時にトリミングすることによって、レジストが残らない。
また、各ピッチにおいてフォトマスクに形成されるゲートパターンの寸法を同じにできるため、各ピッチについてパターンに対応した補正をかける必要がない。そのため、パターン設計の手間が従来よりも軽減する。
また、フォトマスクの各パターン形成領域に位相シフタを設けているため、超解像技術を利用したパターンが形成可能となる。
本実施例は、中間ピッチパターンをレジストに形成するために本発明の二重露光フォトマスクおよびその露光方法を適用したものである。
本実施例の二重露光フォトマスクについて説明する。
図2は本発明の二重露光フォトマスクを用いてレジストパターンを形成するための露光方法を示す模式図である。ここでは、中間ピッチのゲートパターンの場合を示す。そして、中間ピッチパターンを形成する2本のゲートパターンのうち、図2の左側に形成する方を第1の微細ラインとし、図2の右側に形成する方を第2の微細ラインと称する。
図2に示すように、本実施例の二重露光フォトマスクは、第1の微細ライン152を形成するための第1のフォトマスク150と、第2の微細ライン162を形成するための第2のフォトマスク160とを有する。
第1のフォトマスク150には、第1の微細ライン152が形成され、「0」と「π」の位相シフタ154が第1の微細ライン152を挟むように形成されている。第1のフォトマスク150における第2の微細ライン162形成部位は、その領域が感光しないように第2の微細ライン162形成部位を覆うマスキングパターン156が形成されている。また、第2の微細ライン162周辺の不要な部分を除去するための位相シフタ158が設けられている。
第2のフォトマスク160には、第2微細ライン162が形成され、「0」と「π」の位相シフタ164が第2の微細ライン162を挟むように形成されている。第2のフォトマスク160における第1の微細ライン152形成部位は、その領域が感光しないように第1の微細ライン152形成部位を覆うマスキングパターン166が形成されている。また、第1の微細ライン152周辺の不要な部分を除去するための位相シフタ168が設けられている。
フォトマスク上で第1の微細ライン152と第2の微細ライン162の幅を等しい長さに形成している。
上記第1のフォトマスク150と第2のフォトマスク160を用いた露光方法については、第1の露光処理および第2の露光処理の露光量を20〜25mJ/cm2とし、その他については実施例1と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
実施例1で説明した露光方法を行うことにより、図2の右側に示すように、第1の微細ライン152のレジストパターン172と第2の微細ライン162のレジストパターン174は目標通りの寸法に仕上がる。これは、中間ピッチパターンはピッチが密ピッチと疎ピッチの間であることと一般的に露光量にマージンがあることのため、露光条件が密ピッチパターンと疎ピッチパターンのいずれの場合でも最適なレジスト寸法が形成されるためである。
また、本実施例における中間ピッチパターンは疎ピッチのゲートパターンが複数並んだものとして考えることができる。そのため、実施例1のフォトマスクに本実施例の中間ピッチパターンを追加してもよい。この場合、第1の露光処理で密ピッチパターンを形成する露光条件で露光し、第2の露光処理で疎ピッチパターンを形成する露光条件で露光すれば、中間ピッチパターンのレジスト寸法も目標通りに仕上がる。
次に、実施例1および実施例2を組み合わせたパターンを有する、本発明の二重露光フォトマスクを用いた露光方法によるレジスト寸法のピッチ依存性について説明する。
図3はレジスト寸法のピッチ依存性を示すグラフである。露光条件は、光源波長193nm(ArF)、NA=0.73、σ=0.4である。また、微細ラインの幅についてのレジストパターンの目標寸法を70nmとしている。グラフの縦軸はレジスト寸法を示し、横軸はピッチを示す。
図3に示すように、ピッチが200nmより小さい密ピッチパターンでレジスト寸法が目標通りになっているだけでなく、ピッチが300nmより大きい疎ピッチパターンもほぼ目標の寸法に仕上がっている。また、従来の露光方法ではパターンが消失していた中間ピッチパターン(ピッチが200〜300nm)でもレジスト寸法がほぼ目標通りに仕上がっている。
その理由は、第1の露光処理で露光量を密ピッチパターンに合わせて密ピッチパターンを形成し、第2の露光量で疎ピッチパターンを形成しており、また、中間ピッチパターンでは第1の露光処理および第2の露光処理のいずれの露光量でも目標寸法に仕上がるためである。
なお、実施例1および実施例2において、第1の露光処理と第2の露光処理の順番は逆であってもよい。また、密ピッチパターン、疎ピッチパターン、および中間ピッチパターンの組み合わせは上記実施例1と実施例2の場合に限られない。例えば、密ピッチパターンと中間ピッチパターンの組み合わせであってもよい。
また、ピッチを200nm以下、200〜300nm、および300nm以上の3つに分類したが、厳密に区分するものではない。一般的に露光工程における光源波長をλとし、レンズの開口数をNAとすると、解像度はk×(λ/NA)となる。解像度を用いて各ピッチを表わすと、密ピッチはkが0.8以下の値であり、中間ピッチはkが0.8よりも大きく1.3未満の値であり、疎ピッチはkが1.3以上の値となる。
また、中間ピッチと疎ピッチと分けていたが、実施例2で説明したように、中間ピッチも疎ピッチとして形成可能なため、ピッチが密ピッチよりも大きければ疎ピッチとしてもよい。この場合、解像度「k×(λ/NA)」において、密ピッチはkが0.8以下の値であり、疎ピッチはkが0.8よりも大きい値となる。
また、ゲートパターン形成のために位相シフタを設けて、ゲートパターン形成領域を位相シフトマスクの構造にしていたが、位相シフタを設けなくてもよい。
本発明の二重露光フォトマスクおよび露光方法を説明するための模式図である。 実施例2の二重露光フォトマスクおよび露光方法を説明するための模式図である。 本発明の露光方法によるレジスト寸法のピッチ依存性を示すグラフである。 従来の二重露光フォトマスクおよび露光方法を説明するための模式図である。 従来の露光方法によるレジスト寸法のピッチ依存性を示すグラフである。
符号の説明
100、150 第1のフォトマスク
110、160 第2のフォトマスク
112、116 微細ライン
113、117 レジストパターン
114、120、122、126 位相シフタ
118、124 マスキングパターン
152 第1の微細ライン
154、158、164、168 位相シフタ
156、166 マスキングパターン
162 第2の微細ライン
172、174 レジストパターン
400 位相シフトマスク
410 トリムマスク
412 微細ライン
414 開口部

Claims (5)

  1. 所定のピッチのパターンとなる密ピッチパターンと該密ピッチパターンよりもピッチの大きいパターンである中間ピッチパターンと、該中間ピッチパターンよりもピッチの大きいパターンである疎ピッチパターンとをレジストに形成するための露光工程で用いられる二重露光フォトマスクであって、
    前記中間ピッチパターンの隣り合う第1および第2のパターンのうち該第1のパターンと前記密ピッチパターンが形成され、前記第2のパターンの形成部位と前記疎ピッチパターン形成部位がマスキングされた第1のフォトマスクと、
    前記第2のパターンと前記疎ピッチパターンが形成され、前記第1のパターンの形成部位と前記密ピッチパターン形成部位がマスキングされた第2のフォトマスクと、
    を有する二重露光フォトマスク。
  2. 前記第1のフォトマスクの前記密ピッチパターン形成部位および前記第1のパターンの形成部位に位相シフタが設けられた請求項1記載の二重露光フォトマスク。
  3. 前記第2のフォトマスクの前記疎ピッチパターン形成部位および前記第2のパターンの形成部位に位相シフタが設けられた請求項1または2記載の二重露光フォトマスク。
  4. 前記露光工程における露光処理の光源波長をλ、レンズの開口数をNAとし、k×(λ/NA)で示される解像度でピッチを表わすと、
    前記密ピッチパターンのピッチは前記kが0.8以下の値であり、
    前記中間ピッチパターンのピッチは前記kが0.8よりも大きく、1.3未満の値であり、
    前記疎ピッチパターンのピッチは前記kが1.3以上の値である請求項2または3記載の二重露光フォトマスク。
  5. 請求項1から4のいずれか1項記載の二重露光フォトマスクを用いた露光方法であって、
    前記第1のフォトマスクで前記密ピッチパターンおよび前記第1のパターンのそれぞれそれぞれの目標寸法に前記レジストに形成するための露光量で露光するステップと、
    前記第2のフォトマスクで前記疎ピッチパターンおよび前記第2のパターンのそれぞれそれぞれの目標寸法に前記レジストに形成するための露光量で露光するステップとを有する露光方法。
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