JP2005201967A - フォトマスクおよびその設計方法 - Google Patents

フォトマスクおよびその設計方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005201967A
JP2005201967A JP2004005559A JP2004005559A JP2005201967A JP 2005201967 A JP2005201967 A JP 2005201967A JP 2004005559 A JP2004005559 A JP 2004005559A JP 2004005559 A JP2004005559 A JP 2004005559A JP 2005201967 A JP2005201967 A JP 2005201967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photomask
pattern
gate
gate electrode
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004005559A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Fujimoto
匡志 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Electronics Corp
Original Assignee
NEC Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Electronics Corp filed Critical NEC Electronics Corp
Priority to JP2004005559A priority Critical patent/JP2005201967A/ja
Publication of JP2005201967A publication Critical patent/JP2005201967A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】 ゲートパターンのライン端後退やコーナラウンディングの影響を抑制したフォトマスクを提供する。
【解決手段】 トランジスタのゲート電極のパターンが複数形成されたフォトマスクであって、複数のゲート電極の長手方向が全て一致している構成である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体集積回路の製造工程のうち露光工程でフォトレジストにゲートパターンを形成するために用いるフォトマスクおよびその設計方法に関する。
デバイスの高集積化および高速化に伴い、リソグラフィ工程、特にトランジスタのゲート電極形成のためのゲート形成工程時に露光波長よりもはるかに小さい微細パターンの形成が要求されている。
例えば、130nmノードおよび90nmノードのデバイスでは、それらの寸法程度のレジストパターンを、光源波長248nmのKrF露光や光源波長193nmのArF露光で形成する必要がある。
図10はKrF露光、ArF露光における100nm孤立ラインの光学コントラストを示すグラフである。ここで、光学コントラストは、[(パターン中央での光強度)―(パターンエッジでの光強度)]÷(パターンエッジでの光強度)で定義されており、パターンを良好な形状で解像するためには、光学コントラストはおよそ0.5以上の値が必要と考えられる。図10からわかるように、100nmといった波長の半分以下程度のパターンの形成は通常の露光手法では非常に困難であり、様々な超解像技術が検討されている。
その中でもレベンソン位相シフトマスクは、とりわけ光学コントラストおよび解像性能の向上効果が大きく、波長の半分以下程度のパターンの形成に際して最も有望な技術と考えられている(例えば、特許文献1参照)。レベンソン位相シフトマスクは、隣り合ったマスク開口部の透過光の位相が反転するようにシフタを配置することで、正負(0−π)の光電場が干渉によって完全に相殺されることを利用して高解像度を得る手法である。このシフタのうち位相を反転させる部分は、フォトマスク製造の際、透過光の位相が反転するようにマスクの基板表面をエッチングしてマスクの厚みを調整して形成される。
従来のゲートパターンについて説明する。
図11は複数のトランジスタの配置例を示すレイアウト図である。図11は複数のトランジスタが形成された領域であるブロック内のトランジスタのレイアウトを示している。ブロックは、NOT素子およびNAND素子等の基本的な論理回路ブロック、これらの論理回路ブロックを複数組み合わせた基本論理回路ブロック、ならびにメモリ素子が形成されたメモリ回路ブロックなどである。
図11に示すブロックにおいて、トランジスタ200ではソース電極およびドレイン電極が半導体基板の拡散層230に形成されている。そして、ゲートパターン211のうち半導体基板の活性領域における部分がトランジスタのゲート電極211となる。
図11に示すように、ゲート電極211は長手方向が図11の横方向になるように配置されている。ゲートパターン212aおよびゲートパターン212bにおけるゲート電極も長手方向が図11の横方向になるように配置されている。一方、ゲートパターン216とゲートパターン218のゲート電極は長手方向が図11の縦方向になるように配置されている。このように、同じブロック内でゲート電極の長手方向が一定ではない。
図12は図11で示したゲートパターンのレベンソン位相シフトマスクにおけるレイアウト図である。
図12に示すように、レベンソン位相シフトマスクには、光をそのまま透過させる「0」の部分と、位相を180度反転させて光を透過させるための「π」の部分となる反転シフタ232とが設けられている。以下では、位相を反転しない「0」の部分と位相を反転させる「π」の部分とを位相シフタと称する。露光工程で図12に示すレベンソン位相シフトマスクを用いてゲートパターンをレジストに形成するが、それだけでは、位相シフタの周辺に不要な(0−π)フェーズエッジが多数生じることになり、不要なレジストパターンが形成されてしまう。そこで、図13に示す、不要なレジストパターンを除去するためのトリムマスクを用いて、2回目の露光を行う。図13の開口部240に相当する部分に光が照射される。これにより、不要なフェーズエッジを消し去ることが可能となる。
上述したように、レベンソン位相シフトマスクを用いてゲートパターン形成するには、レベンソン位相シフトマスクとトリムマスクの2種のフォトマスクデータ作成およびフォトマスク作製が必要となる。
特開平5−313342号公報
上述の従来の方法では、主に、以下に述べる3つの問題があった。
1つ目は位相シフタの配置矛盾が生じることである。従来の回路レイアウトは、位相シフタを配置することを特に意識して設計されたものではない。例えば、トランジスタのゲート電極の長手方向は、縦・横両方ランダムに存在する。これは位相シフタの「0」、「π」交互配置を極めて困難にし、図14に示すように、回路パターン全体では、「0」と「0」(または「π」と「π」)が微細パターンの両側で隣り合ってしまう部分が発生する。この部分は解像度が著しく劣化し、ゲートパターンの断線やショートの原因となる。
2つ目は光近接効果による影響が大きいことである。レベンソン位相シフトマスクは光干渉を積極的に利用した結像方法を用いているため、原理的に光干渉に起因する近接効果の影響が大きい。近接効果の影響によりパターン寸法の疎密依存性、シフタ幅依存性、ライン端後退、およびコーナラウンディング等が起こりやすい。従来のようなランダムなレイアウトでは、ラインの途中でピッチやシフタ幅が変化する箇所が多数発生するため、その部分で寸法や形状が大きく変化することになる。もちろん、OPC(Optical Proximity Correction:光学近接効果補正)によりその補正を図るわけだが、元の寸法・形状変動が大きいので補正精度は悪く(補正後残渣が大きく)、電気特性不良の原因となるライン端後退やコーナラウンディングに関しては、補正不可能なほど大きくなる場合がある。
3つ目は収差の影響が大きいことである。投影レンズの収差の影響はパターン方向によって変化するため、従来のようなランダムなレイアウトでは、縦・横のトランジスタゲートで寸法が異なることになる。これは電気特性不良の原因となる。
本発明は上述したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、ゲートパターンのライン端後退やコーナラウンディングの影響を抑制したフォトマスクおよびその設計方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のフォトマスクは、トランジスタのゲート電極のパターンが複数形成されたフォトマスクであって、
前記複数のゲート電極の長手方向が全て一致している構成である。
本発明では、ゲート電極の長手方向を所定の方向にそろえているため、ゲート電極の長手方向がランダムな場合に発生する収差のばらつきが抑制され、収差によるゲートパターンの寸法変動が低減される。
また、本発明のフォトマスクは、複数のゲート電極を有するブロックが複数設けられたフォトマスクであって、
前記ブロック内の前記複数のゲート電極の長手方向が全て一致している構成である。
本発明では、ブロック毎にブロック内のゲート電極の長手方向を所定の方向にそろえているため、ブロック毎にゲート電極の長手方向がランダムな場合に発生する収差のばらつきが抑制され、収差によるゲートパターンの寸法変動が低減される。
また、上記本発明のフォトマスクにおいて、
前記複数のゲート電極のパターンが前記長手方向に前記ブロックの端まで延長された第1のフォトマスクと、
延長された前記パターンのうち不要な部分を除去するための第2のフォトマスクと、
を有することとしてもよい。
本発明では、露光工程の際、第1のフォトマスクでゲート電極がブロックの端まで延長されたレジストパターンが形成され、第2のフォトマスクでそのレジストパターンから不要な部分を除去するため、ゲート電極を含むゲートパターンのライン端後退やコーナラウンディングの発生が抑制される。
さらに、上記本発明のフォトマスクにおいて、前記第1のフォトマスクが位相シフトマスクであることとしてもよい。
本発明では、ブロックの端までゲート電極が延長されたパターンの形成されたフォトマスクに位相シフタが配置されると、「0」と「π」の位相シフタが交互に配置されるため、位相シフタの配置矛盾を生じることを防ぎ、位相シフタの配置矛盾による解像度の劣化を防ぎ、ゲートパターンの断線やショートの発生が抑制される。
一方、上記目的を達成するための本発明のフォトマスク設計方法は、トランジスタのゲート電極のパターンを複数配置する処理をコンピュータに実行させるフォトマスク設計方法であって、
前記トランジスタの位置が入力されると、
前記トランジスタの位置に対応して前記ゲート電極の長手方向が全て一致するように該ゲート電極を配置するものである。
また、本発明のフォトマスク設計方法は、複数のゲート電極を配置するためのブロックが複数設けられたフォトマスクに該ゲート電極を配置する処理をコンピュータに実行させるフォトマスク設計方法であって、
前記ブロック毎にトランジスタの位置が入力されると、
前記ブロック毎に前記トランジスタの位置に対応して前記ゲート電極の長手方向が全て一致するように該ゲート電極を配置するものである。
また、上記本発明のフォトマスク設計方法において、
前記複数のゲート電極のパターンを前記長手方向に前記ブロックの端まで延長した第1のフォトマスクを作成し、
延長された前記パターンのうち不要な部分が入力されると、
前記不要な部分に開口部を設けた第2のフォトマスクを作成することとしてもよい。
さらに、上記本発明のフォトマスク設計方法において、前記ゲート電極が延長されたパターン間に位相シフタを配置することとしてもよい。
本発明のフォトマスクおよびその設計方法では、収差の影響が抑制され、収差による寸法変動が低減される。
また、ゲートパターンのライン端後退およびコーナラウンディングの影響を抑制できる。
さらに、位相シフトマスクであれば、位相シフタの配置矛盾による解像度の劣化を防ぎ、ゲートパターンの断線やショートの発生が抑制される。
本発明のフォトマスクは、トランジスタのゲート電極の長手方向を特定の方向にそろえたことを特徴とする。
本発明のフォトマスクを用いて形成されたゲートパターンについて説明する。
図1は本発明のフォトマスクにより形成されたトランジスタの一構成例を示すレイアウト図である。図1はブロック内に複数のトランジスタが配置されている。
図1ではブロック内に5つのトランジスタが配置されている。図1に示すように、ゲートパターン102a、102b、104a、104bおよび106のゲート電極の長手方向が図1の縦方向に一致している。
次に、図1に示したゲートパターンのフォトマスク設計方法について説明する。
図2はフォトマスク設計方法を示すフローチャートである。
ステップS1として、図1に示したように、トランジスタのゲート電極の長手方向が特定の方向に一致するようにゲートパターンをレイアウトする。ここでは、特定の方向は図1の縦方向である。また、それらを組み合わせた上位の回路ブロックの内部でトランジスタのゲート電極の長手方向を特定の方向に一致するようにレイアウトすることが望ましい。例えば、論理回路ブロック内のゲート電極の長手方向を一致させ、この論理回路ブロックが複数組み合わされた基本論理回路ブロック内の全てのゲート電極の長手方向も一致させることが望ましい。さらに、IC(Integrated Circuit)チップ全体でトランジスタのゲート電極の長手方向を特定の方向に一致するようにレイアウトできればより望ましい。
このようにしてトランジスタのゲート電極の長手方向が特定の方向になるように限定することで、後述するように位相シフトマスクにおけるシフタの配置が極めて容易になる。また、ゲート電極の長手方向がランダムな場合に発生する収差のばらつきが抑制され、収差によるゲートパターンの寸法変動が低減される。
なお、特定の方向を図1の縦方向としたが、横方向でも、縦方向から45度傾いた方向であってもよい。
また、図1で示したトランジスタのゲート電極ではない配線部分はどちらの方向に走っていてもよいが、「特定の方向」でない方向に走る場合、後述の位相シフトマスクによる効果を利用しないので、線幅・ピッチを従来露光の解像限度以上の値にしなければ断線等を生じるので注意を要する。
また、一般にサジタル結像はメリディナル結像より収差(像高の影響)が小さい。そのため、スキャン露光装置でラインを結像する場合、ほぼスキャン方向のラインがメリディナル結像、スキャン方向に垂直な方向(非スキャン方向)のラインがサジタル結像となるため、非スキャン方向にトランジスタのゲートパターンをレイアウトするのがより望ましい。
次に、図2に示すステップS2としてトランジスタのゲート電極のパターンをブロックの端から端まで到達するように延長する。
図3はゲート電極のパターンをブロックの端まで延長した場合を示すレイアウト図である。
図3に示すように、ステップS1で方向限定したゲート電極のパターンをブロックの端(境界)まで図3の縦方向に延長する。これにより、ゲート電極の長手方向に垂直な方向の寸法を「ゲート長」と称すると、ゲートパターン102aではゲート長を維持したまま図3の上側にブロックの端まで延長したパターンが形成される。ゲートパターン102bではゲート長を維持したまま図3の下側にブロックの端まで延長したパターンが形成される。ゲートパターン104a、104bおよび106ではゲート長を維持したまま図3の上側と下側の両方向にブロックの端まで延長したパターンが形成される。
この処理により、ゲート長を維持したままゲート電極のパターンを延長させたラインを形成しているため、ラインの途中で隣接するラインまでの距離が変動したり位相シフタの幅が変動したりする現象を最小限に抑制できる。したがって、光近接効果の影響を著しく低減でき、OPC精度を格段に向上させることができる。
また、トランジスタのゲート電極のパターンをブロック端まで延長することにより、レベンソン位相シフトマスクの課題であるライン端の後退や位相シフタのコーナラウンディングの影響を回避できる。したがって、セリフやハット等の複雑な形状をOPCで形成するための負荷を低減できる。
なお、この処理については、コンピュータが読み取り可能なプログラムに予め処理内容を書き込んでおくことで、CAD(Computer Aided Design)に実行させることが可能である。
次に、図2に示すステップS3として位相シフタ110の配置を行う。
図4は位相シフタを配置したレイアウト図である。
上記ステップS2の処理により、位相シフタ110の配置に関しては、トランジスタのゲート電極の長手方向に垂直な方向(図3では横方向)の1次元のみを考えればよいことになる。図3を参照すると、ステップS1でゲート電極の長手方向を図3の縦方向に一致させたため、ゲートパターン間の位相は常に一定となる。そのため、図4に示すように、横方向に端から順に「0」と「π」の位相シフタ110を交互に配置すればよい。このことは、本発明の手法により位相矛盾の発生を完全に回避できることを示している。また、1次元のみを考えればよいため、位相シフタの配置をしやすくなり、設計の労力が軽減される。この処理もCADに実行させることが可能である。
ここで、採用できないゲートパターンの配置例について説明する。
図5および図6は本発明を適用できない場合を示すレイアウト図である。
図5は、ステップS2の処理の際、ゲートパターン132とゲートパターン134とが重なってしまう場合を示す。この場合には、ゲートパターン132とゲートパターン134とが重なって形成されたゲートパターン136のゲート長が目標寸法よりも太く形成されてしまうことになる。そのため、ゲート長が目標寸法よりも太いゲート電極のトランジスタが形成されてしまい、設計どおりの動作特性を得られなくなってしまう。
図6は、ステップS2の処理の際、ゲートパターン142とゲートパターン144の間に、解像限界よりも小さいスリット146が形成されてしまう場合を示す。ピッチが解像限界または設計ルールより小さくなってしまっている。
このように、上記ステップS2およびS3の処理を行うためには、図5や図6のようにならないようにゲートパターンをレイアウトすることが望ましい。最も効果的な方法の一つは、図7に示すように、最小ピッチを間隔として等間隔に仮想線115を予め設け、この仮想線115上にゲートパターン117をレイアウトすることである。この場合、トランジスタのゲート電極の長手方向は一方向に限定されているから、2次元で格子状に設ける必要はなく、1次元で等間隔に仮想線115を設ければ十分である。なお、この仮想線115は設計段階で仮想的に表示されるだけであり、フォトマスクには形成されない。
また、操作者がCADを操作してフォトマスクを設計する場合、図7に示す仮想線115をコンピュータに表示させるようにしてもよい。この場合、操作者がトランジスタの位置をコンピュータに入力すると、コンピュータがトランジスタの位置に対応してゲート電極を配置する。その際、ゲート電極が仮想線115に重なるように配置するため、ゲート電極の長手方向が仮想線115の方向に一致する。
次に、図2に示すステップS4として、不要な部分を取り除くためのトリムマスクを設計する。
図8はトリムマスクにおけるブロック内のパターン図である。
上記ステップS2の処理によるゲートパターンの延長部分は回路的に不要なパターンであるから、図8に示すように、トリムマスクに延長部分を露光で消し去るための開口部120を設けている。この開口部120を含めたパターンがトリムマスクデータとなる。
また、以下のようにしてCADにトリムマスクを設計させることも可能である。操作者がゲートパターンの延長部分で不要な部分をコンピュータに入力すると、コンピュータは、ゲートパターンの不要な部分に開口部を設けた、図8に示すようなトリムマスクを作成する。
なお、各ブロック間は光近接効果の影響を回避するため、0.5μm程度以上の間隔をとって配置するが、それらを接続する配線が必要な場合はトリムマスク内に遮光パターンを設ければよい。
上述のようにして作製した図4に示す位相シフトマスクと図8に示すトリムマスクの2枚のマスクを用いて2重露光を行うことにより、より高精度に図1に示したゲートパターンを形成できる。
上記実施例では、ICチップ内の一つのブロックに注目して説明したが、ICチップ内のブロック毎にゲート電極の長手方向が一致していればよい。図9はICチップにおける各種ブロック内のトランジスタパターンの構成例を示す図である。ブロック152、154および156はICチップ150内の任意のブロックからランダムに選んだブロックを示す。ブロックは、論理回路ブロック、基本論理回路ブロック、メモリ回路ブロックのいずれであってもよい。
図9に示すように、ブロック152内ではゲートパターン153のゲート電極の長手方向が図9の縦方向にそろっている。そして、ブロック156内ではゲートパターン157のゲート電極の長手方向が図9の縦方向にそろっている。また、ブロック154内ではゲートパターン155のゲート電極の長手方向が図9の横方向にそろっている。
一方、ICチップ内の全てのゲート電極について長手方向を一致させるようにしてもよい。この場合には、ICチップ内の全てのゲートパターンの収差のばらつきが抑制され、収差による寸法変動が低減される。
なお、上記実施例では、位相シフトマスクとしてレベンソン位相シフトマスクを前提に述べたが、通常のフォトマスクとハーフトーンマスクについても、位相シフタを配置する処理を除けば本発明を適用可能である。そのため、通常のフォトマスクとハーフトーンマスクについても、一方向限定によって収差の影響を低減できる利点、ラインの途中でのピッチ変化を最小限にできる利点、ライン端後退やコーナラウンディングの影響を最小限にできる利点等をレベンソン位相シフトの場合と同じように得ることができる。
本発明のフォトマスクのトランジスタパターンの一構成例を示すレイアウト図である。 本発明のフォトマスク設計方法を示すフローチャートである。 本発明のフォトマスクのゲートパターンの一構成例を示すレイアウト図である。 本発明のフォトマスクの位相シフトパターンの一構成例を示すレイアウト図である。 ゲートパターン同士が重なってしまう場合を示すレイアウト図である。 ゲートパターンを解像限界より小さいピッチで配置してしまう場合を示すレイアウト図である。 仮想線を設けた場合を示すレイアウト図である。 本発明のフォトマスクのトリムパターンの一構成例を示すレイアウト図である。 ICチップにおける各種ブロック内のトランジスタパターンの構成例を示す図である。 光学コントラストとレンズのNAとの関係を示すグラフである。 従来のフォトマスクのトランジスタパターンの一構成例を示すレイアウト図である。 従来のフォトマスクの位相シフトパターンの一構成例を示すレイアウト図である。 従来のフォトマスクのトリムパターンの一構成例を示すレイアウト図である。 従来のフォトマスクの位相シフトパターンにおける問題点の一例を示すレイアウト図である。
符号の説明
102a、102b、104a、104b、106 ゲートパターン
110 位相シフタ
115 仮想線
120、240 開口部
132、134、136、142、144 ゲートパターン
146 スリット
150 ICチップ
152、154、156 ブロック
200 トランジスタ
210、212a、212b、216、218 ゲートパターン
211 ゲート電極
230 拡散層
232 反転シフタ

Claims (8)

  1. トランジスタのゲート電極のパターンが複数形成されたフォトマスクであって、
    前記複数のゲート電極の長手方向が全て一致しているフォトマスク。
  2. 複数のゲート電極を有するブロックが複数設けられたフォトマスクであって、
    前記ブロック内の前記複数のゲート電極の長手方向が全て一致しているフォトマスク。
  3. 前記複数のゲート電極のパターンが前記長手方向に前記ブロックの端まで延長された第1のフォトマスクと、
    延長された前記パターンのうち不要な部分を除去するための第2のフォトマスクと、
    を有する請求項2記載のフォトマスク。
  4. 前記第1のフォトマスクが位相シフトマスクである請求項3記載のフォトマスク。
  5. トランジスタのゲート電極のパターンを複数配置する処理をコンピュータに実行させるフォトマスク設計方法であって、
    前記トランジスタの位置が入力されると、
    前記トランジスタの位置に対応して前記ゲート電極の長手方向が全て一致するように該ゲート電極を配置するフォトマスク設計方法。
  6. 複数のゲート電極を配置するためのブロックが複数設けられたフォトマスクに該ゲート電極を配置する処理をコンピュータに実行させるフォトマスク設計方法であって、
    前記ブロック毎にトランジスタの位置が入力されると、
    前記ブロック毎に前記トランジスタの位置に対応して前記ゲート電極の長手方向が全て一致するように該ゲート電極を配置するフォトマスク設計方法。
  7. 前記複数のゲート電極のパターンを前記長手方向に前記ブロックの端まで延長した第1のフォトマスクを作成し、
    延長された前記パターンのうち不要な部分が入力されると、
    前記不要な部分に開口部を設けた第2のフォトマスクを作成する請求項6記載のフォトマスク設計方法。
  8. 前記ゲート電極が延長されたパターン間に位相シフタを配置する請求項7記載のフォトマスク設計方法。
JP2004005559A 2004-01-13 2004-01-13 フォトマスクおよびその設計方法 Pending JP2005201967A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004005559A JP2005201967A (ja) 2004-01-13 2004-01-13 フォトマスクおよびその設計方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004005559A JP2005201967A (ja) 2004-01-13 2004-01-13 フォトマスクおよびその設計方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005201967A true JP2005201967A (ja) 2005-07-28

Family

ID=34819844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004005559A Pending JP2005201967A (ja) 2004-01-13 2004-01-13 フォトマスクおよびその設計方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005201967A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006259381A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Nec Electronics Corp パターン形成方法、半導体装置の製造方法、位相シフトマスク及び位相シフトマスクの設計方法
KR100790572B1 (ko) 2006-11-24 2008-01-21 주식회사 하이닉스반도체 더미 패턴을 포함하는 게이트 레이아웃 설계방법 및 이를이용한 게이트 형성방법
JP2008091825A (ja) * 2006-10-05 2008-04-17 Nec Electronics Corp 半導体装置の製造方法
US7541117B2 (en) 2006-04-18 2009-06-02 Sony Corporation Mask pattern generating method

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006259381A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Nec Electronics Corp パターン形成方法、半導体装置の製造方法、位相シフトマスク及び位相シフトマスクの設計方法
JP4598575B2 (ja) * 2005-03-17 2010-12-15 ルネサスエレクトロニクス株式会社 パターン形成方法、半導体装置の製造方法、位相シフトマスク及び位相シフトマスクの設計方法
US7541117B2 (en) 2006-04-18 2009-06-02 Sony Corporation Mask pattern generating method
JP2008091825A (ja) * 2006-10-05 2008-04-17 Nec Electronics Corp 半導体装置の製造方法
US7534727B2 (en) 2006-10-05 2009-05-19 Nec Electronics Corporation Method for manufacturing semiconductor device
KR100790572B1 (ko) 2006-11-24 2008-01-21 주식회사 하이닉스반도체 더미 패턴을 포함하는 게이트 레이아웃 설계방법 및 이를이용한 게이트 형성방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3819711B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP5026069B2 (ja) 回路レイアウトを用いて半導体素子の自己組立ダミーパターンを挿入する方法
KR100475621B1 (ko) 반도체 집적 회로 장치, 그 제조 방법 및 마스크의 제작방법
US7367009B2 (en) Convergence technique for model-based optical and process correction
KR102368588B1 (ko) 필러 셀 영역을 갖는 반도체 디바이스, 레이아웃 다이어그램을 생성하는 방법 및 그 시스템
KR100732772B1 (ko) 마스크 레이아웃 형성 방법 및 이에 따른 레이아웃
US20080149859A1 (en) Irradiation Pattern Data Generation Method, Mask Fabrication Method, and Plotting System
JP5529391B2 (ja) ハーフトーン型位相シフトマスク、そのハーフトーン型位相シフトマスクを有する半導体装置の製造装置、およびそのハーフトーン型位相シフトマスクを用いた半導体装置の製造方法
KR100589041B1 (ko) 마스크 및 그 형성방법
JP5233219B2 (ja) 半導体装置の製造方法及びフォトマスクの設計方法
JP5380703B2 (ja) マスクの製造方法および半導体装置の製造方法
JP4755655B2 (ja) 差分交互位相シフト・マスクの最適化
JP4115615B2 (ja) マスクパターン設計方法
TW200403521A (en) Mask used in manufacturing highly-integrated circuit device, method of creating layout thereof, manufacturing method thereof, and manufacturing method for highly-integrated circuit device using the same
US20060259893A1 (en) Photomask, photomask set, photomask design method, and photomask set design method
JP2005201967A (ja) フォトマスクおよびその設計方法
JP2009210707A (ja) フォトマスク及びその設計方法と設計プログラム
CN111596528A (zh) 一种多晶硅切割图形添加方法
US20110298138A1 (en) Standard cell and semiconductor device including the same
JP3119202B2 (ja) マスクパターン自動発生方法およびマスク
US10139723B2 (en) Method of forming photomask
JP2007123342A (ja) 半導体装置の製造方法。
JP4580656B2 (ja) 二重露光フォトマスクおよび露光方法
US7175942B2 (en) Method of conflict avoidance in fabrication of gate-shrink alternating phase shifting masks
Kang et al. Combination of rule and pattern based lithography unfriendly pattern detection in OPC flow

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050608

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080521

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080717

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080917