JP5529391B2 - ハーフトーン型位相シフトマスク、そのハーフトーン型位相シフトマスクを有する半導体装置の製造装置、およびそのハーフトーン型位相シフトマスクを用いた半導体装置の製造方法 - Google Patents

ハーフトーン型位相シフトマスク、そのハーフトーン型位相シフトマスクを有する半導体装置の製造装置、およびそのハーフトーン型位相シフトマスクを用いた半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、露光装置を用いて基板にパターンを転写するためのハーフトーン型位相シフトマスク、そのハーフトーン型位相シフトマスクを有する半導体装置の製造装置、およびそのハーフトーン型位相シフトマスクを用いた半導体装置の製造方法に関するものであり、特にメインパターンに近接してサブパターンが形成されたハーフトーン型位相シフトマスクに関するものである。
半導体製造技術の進歩により、リソグラフィプロセスによって、基板上に形成される回路パターン寸法はますます微細化している。このようなリソグラフィプロセスでは、露光装置を用いて、ウェハに転写(解像)させるべきパターン(以下「メインパターン」あるいは「設計パターン」とも称する。)が形成されたフォトマスクに光源からの光を照射することで、回路に対応するパターンが基板(ウェハ)に転写される。
より微細な回路パターンを形成するためには、十分な焦点深度(DOF:Depth Of Focus)をもった、高解像度の露光パターンを転写する必要がある。しかしながら、特に、孤立的に配置されるメインパターンを通過して得られる光は、その波長の有限性から、十分な焦点深度を得ることができない。そのため、メインパターンに加えて、非解像ダミー(SRAF:Sub-Resolution Assist Feature)としてのサブパターンをメインパターンに近接配置したフォトマスクを用いて、解像度を向上させる方式が知られている。
たとえば、米国特許第5,821,014号明細書(特許文献1)、米国特許第5,447,810号明細書(特許文献2)、および米国特許第5,242,770号明細書(特許文献3)などには、密集パターンの光学プロファイルに近づけるように、孤立パターンの辺から離れた位置にサブパターンを配置することが開示されている。
ところで、同一チップ上にロジック回路とメモリモジュールとが形成されたSoC(System on a Chip)が注目されている。このようなSoCなどのレイアウトには、ランダムパターンが多く含まれており、このようなレイアウトに対して、上述のようなサブパターンの配置ルールを適用すると、サブパターンがメインパターンに重なったり、サブパターン同士が重なったりする場合が生じ得る。このようなサブパターンが競合した場合の対処方法として、米国特許第6,703,167号明細書(特許文献4)や米国特許第6,413,683号明細書(特許文献5)には、サブパターンに優先順位を付け、この優先順位に従ってサブパターンの変形や削除を行なう方法が開示されている。特に、サブパターン同士が直交した部分を削除することにより、本来ウェハ上に解像してはいけないサブパターンが転写されてしまうこと(SRAFの写り込み)を防止することが開示されている。
米国特許第5,821,014号明細書 米国特許第5,447,810号明細書 米国特許第5,242,770号明細書 米国特許第6,703,167号明細書 米国特許第6,413,683号明細書
しかしながら、米国特許第6,703,167号明細書(特許文献4)や米国特許第6,413,683号明細書(特許文献5)などに開示されるようなサブパターンを優先順位付けした上で、優先順位の低いものについて変形や削除をしてしまうと、たとえ優先順位が低いとはいえ、その属するメインパターンの焦点深度を劣化させるといった悪影響が生じ得る。特に、直交したサブパターンの部分を削除した場合には、当該直交部分に近接するメインパターンの焦点深度を劣化させる。
この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、メインパターンがランダムに配置された場合にも焦点深度の劣化を抑制できるハーフトーン型位相シフトマスク、そのハーフトーン型位相シフトマスクを有する半導体装置の製造装置、およびそのハーフトーン型位相シフトマスクを用いた半導体装置の製造方法を提供することである。
この発明の一実施例に従うハーフトーン型位相シフトマスクは、複数のメインパターンと、複数の第1のサブパターンと、第2のサブパターンとを含む。複数のメインパターンは、基板に転写されるべきパターンに対応する位置に配置される。複数の第1のサブパターンは、複数のメインパターンのいずれかの辺に対応付けられ、対応する辺から所定距離だけ離れた位置に配置される。第2のサブパターンは、第1のサブパターンを仮想配置した場合に互いに重なり部分を生じる複数の第1のサブパターンに対応する位置に、当該複数の第1のサブパターンに代えて配置される。第2のサブパターンの属性は、当該第2のサブパターンに対応する仮想配置された複数の第1のサブパターンの属性に基づいて定められている。第2のサブパターンのサイズおよび形状の少なくとも一方は、対応する仮想配置された第1のサブパターンのサイズおよび形状とは異なり、第2のサブパターンに対応する仮想配置された複数の第1のサブパターンが互いに直交する場合に、当該第2のサブパターンは、実質的に正方形である
この発明の一実施例に従う半導体装置の製造装置は、上述したハーフトーン型位相シフトマスクを有する。
この発明の一実施例に従う半導体装置の製造方法は、上述したハーフトーン型位相シフトマスクを用いてパターンを転写するステップを含む。
この発明によれば、メインパターンがランダムに配置された場合にも焦点深度の劣化を抑制できる。
この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
<装置構成>
図1は、この発明の実施の形態に従う半導体装置の製造装置SYSの概略構成図である。
図1を参照して、この発明の実施の形態に従う半導体装置の製造装置SYSは、フォトマスクMSKによって生成される露光パターンをウェハSB上の感光物質であるレジストに転写することで、ウェハSB上に回路パターンを形成する。この製造装置SYSは、露光パターンを発生するための光を発生する光源2と、レンズ系6と、ウェハSB上に転写すべき回路パターンに対応するメインパターンを有するフォトマスクMSKと、投影レンズ系8と、ウェハSBが載置される試料台4とからなる。なお、本実施の形態に従う光源2は、一例として193[nm]の波長をもつ単一光源であるとする。
製造装置SYSは、一例として、ステッパと称される露光装置を含み、光源2からの光がフォトマスクMSKを通過することで生成される露光パターンを投影レンズ系8で縮小して、ウェハSBに転写する。そのため、フォトマスクMSK上に形成されたパターンに比較してより微細なパターンをウェハSB上に形成することができる。なお、このような製造装置SYSの構造および動作については公知であるので、これ以上の詳細な説明は行なわない。
特に、本実施の形態に従う製造装置SYSで用いられるフォトマスクMSKは、以下のような手順に従ってそのレイアウトが決定され、作成される。
<サブパターン>
フォトマスクMSKは、ウェハSB上に転写されるべき露光パターンに対応する位置に配置されたパターン(以下「メインパターン」あるいは「設計パターン」とも称する。)と、メインパターンの各辺に対応付けられた非解像ダミー(SRAF:Sub-Resolution Assist Feature)としてのサブパターンとを含む。以下、この非解像ダミー(SRAF)の効果について説明する。
図2は、非解像ダミー(SRAF)による光学特性の改善を説明するための図である。図2には、マスク中心部に正方形のメインパターンMPのみを形成したフォトマスクと、当該メインパターンの各辺に対応付けて、各辺から所定距離だけ離れた位置に4つの非解像ダミー(SRAF)であるサブパターンSPをさらに配置したフォトマスクとの比較を示す。なお、図2における各フォトマスクはハーフトーン型位相シフトマスクであるとし、メインパターン部を透光部とするダークフィールドマスクを一例として説明しているが、非解像ダミーによる光学特性改善は通常のバイナリマスクでもメインパターンを遮光部とするクリアフィールドマスクでも有効であることは既知である。
メインパターンMPおよびサブパターンSPは、他の領域の透過率より高い透過率をもつ領域であり、より具体的には、入射光に対する位相を制御することで、透過率を調整している。
メインパターンMPは、十分な量の光が通過するようなサイズに形成されており、フォトマスクに対して光源からの光が照射されると、その光強度プロフィールにおいて、メインパターンMPに相当する領域に高い光強度をもつ露光パターンが生成される。
一方、サブパターンSPは、メインパターンMPによって生成された露光パターンの焦点深度を大きくするように、より高い次数をもつ光を補助的に発生させるものである。これは、孤立的に形成されたメインパターンMPを通過する光のみでは、十分な解像度を得ることができないためである。なお、サブパターンSPは、メインパターンMPと同様の透過率を有しているため、メインパターンMPに相当する露光パターンの形成を補助する一方で、サブパターンSPを通過した光がウェハ上に解像しないような大きさ(解像限界以下)に設定される。
なお、ウェハ上に解像する/解像しないという現象は、投影レンズ系8の開口数および光源2から照射される光の波長に応じて定まる。一般的には、光源2からの光の波長をλ、レンズの開口数をNA、プロセスなどによって決まる比例係数k1とすると、解像度はk1×λ/NAとして表わすことができる。そのため、この解像度を示す式に従って、照射される光の波長λとレンズの開口数NAに応じて、メインパターンおよびサブパターンの開口面積(高い透過率の領域の面積)を定めることができる。
このようなサブパターンSPをメインパターンMPに近接して形成することで、ウェハ上の露光パターンのプロフィールがより急峻に変化していることがわかる(図2(e)参照)。
<パターンデータ生成装置>
上述したようなフォトマスクMSKのレイアウトは、代表的に、コンピュータベースのパターンデータ生成装置によって決定される。
図3は、この発明の実施の形態に従うパターンデータ生成装置を実現するための代表的なハードウェア構成であるコンピュータ100を示す斜視図である。図4は、コンピュータ100のハードウェア構成を示す概略構成図である。
図3を参照して、コンピュータ100は、FD(Flexible Disk)駆動装置111およびCD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)駆動装置113を搭載したコンピュータ本体101と、モニタ102と、キーボード103と、マウス104とを含む。
図4を参照して、コンピュータ本体101は、図2に示すFD駆動装置111およびCD−ROM駆動装置113に加えて、相互にバスで接続された、演算装置であるCPU(Central Processing Unit)105と、メモリ106と、記憶装置である固定ディスク107と、通信インターフェース109とを含む。
本実施の形態に従うパターンデータ生成装置は、CPU105がメモリ106などのコンピュータハードウェアを用いて、プログラムを実行することで実現される。一般的に、このようなプログラムは、FD112やCD−ROM114などの記録媒体に格納されて、またはネットワークなどを介して流通する。そして、このようなプログラムは、FD駆動装置111やCD−ROM駆動装置113などにより記録媒体から読取られて、または通信インターフェース109にて受信されて、固定ディスク107に格納される。さらに、このようなプログラムは、固定ディスク107からメモリ106に読出されて、CPU105により実行される。
CPU105は、各種の数値論理演算を行なう演算処理部であり、プログラムされた命令を順次実行することで、本実施の形態に従うフォトマスクMSKのレイアウトを決定する。メモリ106は、CPU105のプログラム実行に応じて、各種の情報を記憶する。
モニタ102は、CPU105が出力する情報を表示するための表示部であって、一例としてLCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)などから構成される。すなわち、モニタ102には、作成中または作成完了後のフォトマスクMSKのレイアウトが表示される。
マウス104は、クリックやスライドなどの動作に応じたユーザから指令を受付ける。キーボード103は、入力されるキーに応じたユーザから指令を受付ける。
通信インターフェース109は、コンピュータ100と他の装置との間の通信を確立するための装置であり、ウェハSB上に形成すべき回路パターンに対応するメインパターン(設計パターン)のデータを受付けるとともに、決定したフォトマスクMSKのレイアウトを示すパターンデータを外部へ出力する。
このようなパターンデータ生成装置から出力されるパターンデータに基づいて、フォトマスクMSKが作成される。なお、実際のフォトマスクMSKの作成処理については、公知の技術を用いることができる。
<全体処理>
以下、図5を参照して、本実施の形態に従う半導体装置の製造方法に係る処理手順について説明する。
図5は、この発明の実施の形態に従う半導体装置の製造方法に係る処理手順を示すフローチャートである。
図5を参照して、まず、上述のパターンデータ生成装置によりフォトマスクMSKのレイアウトが決定される。具体的には、パターンデータ生成装置は、ウェハSB上に形成すべき回路パターンを示すメインパターンのデータを受付ける(ステップS2)。パターンデータ生成装置は、この受付けたパターンデータを仮想的な座標平面上に展開して配置する。続いて、パターンデータ生成装置は、所定のサブパターン配置規則(配置ルール)に従って、各メインパターンについてサブパターンを座標平面上に配置する(ステップS4)。さらに、パターンデータ生成装置は、サブパターンのルール違反が存在するか否かを判断する(ステップS6)。なお、サブパターンのルール違反とは、後述するように、仮想配置されたサブパターン同士が重なり部分を生じる場合や、近接し過ぎている場合を含む。
サブパターンのルール違反が存在する場合(ステップS6においてYESの場合)には、パターンデータ生成装置は、発見されたサブパターンについて変更を加え(ステップS8)、再度、サブパターンのルール違反が存在するか否かを判断する(ステップS6)。
一方、サブパターンのルール違反が存在しない場合(ステップS6においてNOの場合)には、パターンデータ生成装置は、現在のレイアウトをフォトマスクMSKのレイアウトとして決定し、当該決定したフォトマスクMSKのレイアウトを示すパターンデータを出力する(ステップS10)。ここで、メインパターンに対して、光近接効果補正(OPC:Optical Proximity Correction)を行なってもよい。OPCを行なう際には、ステップS6で決定したサブパターン形状を変更せずに行なっても、あるいはサブパターンの形状/位置の微調整を同時に行なってもよい。
なお、サブパターンのルール違反の対象については、後述する複数のルールのうち、任意のものを採用することができ、必ずしもすべてのルールを採用する必要はない。また、サブパターンのルール違反の判断処理についても、直列的あるいは並列的に実行可能である。
その後、パターンデータ生成装置により生成されたパターンデータに従って、フォトマスクMSKが作成される(ステップS12)。そして、この作成されたフォトマスクMSKを用いて、ウェハSB上に対する露光処理が行なわれる(ステップS14)。さらに、ウェハSBに各種の後処理が実行されることで、半導体装置が製造される(ステップS16)。
特に、本実施の形態に従うパターンデータ生成装置は、ルール違反が生じた複数のサブパターンを1つのサブパターンに置き換える。この置き換えに際して、対象となった複数のサブパターンに優先順位を定めることなく、置き換え後のサブパターンのサイズ、形状および配置位置といった属性を決定する。すなわち、置き換え後のサブパターンの属性は、対象となったすべてのサブパターンの属性に基づいて定められる。このような置き換えを行なうことで、焦点深度の劣化を抑制する。これにより、メインパターンがランダムに配置された場合であっても、焦点深度を劣化させることなく、かつサブパターンの写り込み(不必要な部分の露光)を回避することができる。
以下、ステップS6およびS8に記述されたサブパターンのルール違反の内容、および各ルール違反の場合における対処の内容について説明する。
<第1ルール>
図6は、ランダムに配置されたメインパターンMPに対して、所定のサブパターン配置ルールに従って、サブパターンSPを配置した場合のレイアウトの一例を示す。
図6を参照して、メインパターンMPは、一例として、各辺の長さが50〜90[nm]である矩形状に形成されている。所定のサブパターン配置ルールとしては、各メインパターンMPの各辺に対応付けられ、各メインパターンMPの中心から100〜200[nm]離れた位置に、対応する辺に平行してウェハ上に解像しない幅(20〜70[nm])のサブパターンSPを配置するものである。なお、サブパターンSPの長手方向の長さは、一例として80〜150[nm]とされる。
このサブパターン配置ルールによれば、複数のサブパターンSPの重なり部分が生じ得る。このようなサブパターンSP同士の重なりは、ルール違反と判断される。第1ルールは、このようなサブパターンSPの重なり部分のうち、サブパターンSPの長手方向が実質的に垂直に交わる、あるいは接する場合(図6の「重なり部分」)に対する対処である。
図7は、この発明の実施の形態に従う第1ルールの対処を説明する図である。
図7に示すフォトマスクには、メインパターン201および202が配置されており、さらにメインパターン201に対応するサブパターン301,302,303,304と、メインパターン202に対応するサブパターン305,306,307,308とが配置されている。このフォトマスクでは、サブパターン303とサブパターン306とは、その長手方向において垂直に交わっており、同様に、サブパターン304とサブパターン305とは、その長手方向において垂直に交わっている。
第1ルールでは、このような長手方向が実質的に垂直に交わる、すなわち互いに直交する複数のサブパターンを、これらのサブパターンとはサイズ、形状および配置位置などが異なるサブパターンに置き換える。より具体的には、第1ルールでは、互いに直交する複数のサブパターンの最外部をその外周が含む外形矩形を仮想的に規定し、この外形矩形の内側領域に、元のサブパターンとはサイズおよび形状の少なくとも一方が異なる代替のサブパターンを配置する。
図7に示す例においては、サブパターン303およびサブパターン306は、サブパターン303およびサブパターン306の最外部をその外周の一部とする外形矩形401の内側にある矩形状のサブパターン310に置き換えられる。同様に、サブパターン304およびサブパターン305は、サブパターン304およびサブパターン305の最外部をその外周の一部とする外形矩形402の内側にある矩形状のサブパターン309に置き換えられる。
なお、置き換え後のサブパターン309,310は、正方形が好ましく、その一辺の長さは対応する外形矩形の長さに応じて定められ、図7に示す例では30〜70[nm]とされる。置き換え後のサブパターン310の中心位置は、外形矩形401の中心に一致することが好ましい。同様に、置き換え後のサブパターン309の中心位置は、外形矩形402の中心に一致することが好ましい。
あるいは、置き換え後のサブパターン310の中心位置は、置き換え前のサブパターン303および306を含む領域の重心に一致することが好ましい。同様に、置き換え後のサブパターン309の中心位置は、置き換え前のサブパターン304および305を含む領域の重心に一致することが好ましい。
このように、矩形領域の中心、あるいは置き換え前のサブパターンを含む領域の重心に置き換え後のサブパターンの中心位置を一致させることにより、置き換え後のサブパターンに置き換え前のサブパターンの効果と同様の効果を発揮させることができる。
上述したように、置き換え後のサブパターンの属性(サイズ、形状、配置位置)は、優先順位を付けることなく、置き換え前のすべてのサブパターンの属性(サイズ、形状、配置位置)に基づいて定められる。
図8は、この発明の実施の形態に従う第1ルールの対処による効果を示す図である。図8(a)は、メインパターンMPおよびメインパターンMPの各辺に近接する4つのサブパターンSPが配置されたフォトマスクを用いた場合のウェハ上の光強度プロファイル(比較基準プロファイル)を示す。図8(b)は、3つのメインパターンMPの各辺に近接して仮想配置される合計12のサブパターンのうち、3組(合計7つ)のサブパターンを3つのサブパターンSP’に置き換えたフォトマスクを用いた場合のウェハ上の光強度プロファイルを示す。
図8(b)に示すように、本実施の形態に従う第1ルールを適用して、直交する複数のサブパターンを矩形状のサブパターンに置き換えたとしても、その最良フォーカスおよび−50nmデフォーカスの光強度プロファイルのいずれについても、その効果(焦点深度の向上および写り込みの抑制)が維持されていることがわかる。
以上のように、本実施の形態に従う第1ルールによれば、仮想配置した場合に互いに重なり部分を生じる複数のサブパターンに対応する位置に、当該複数のサブパターンに優先順位を付けることなく、それぞれのサブパターンが果たす機能と同等の機能を果たすサブパターンに置き換える。そのため、優先順位を付けていずれか一方のサブパターンを削除するような方法を採用した場合のように、削除されたサブパターンが帰属していたメインパターンの焦点深度を低下させることがない。すなわち、置き換えたサブパターンが、それぞれのサブパターンが帰属していたメインパターンの解像マージン(焦点深度マージン)を確保することができる。
また、直交したサブパターンの重なり部分のみを削除する方法を採用した場合には、残ったサブパターンの面積がマスク作成上の下限寸法より小さくなりすぎる場合があり、このような場合にはサブパターン全体を削除せざるを得ない。しかしながら、本実施の形態に従う第1ルールによれば、重なったサブパターンをサイズ、形状および配置位置などが異なる別のサブパターンに置き換えるため、このような解像マージンの劣化を抑制できる。
また、置き換えられるサブパターンを、元のサブパターンの最外部をその外周の一部とする外形矩形の中心、あるいは元のサブパターンを縁取った領域の重心に配置することで、元のサブパターンが有していた効果と同等の効果を発揮することができる。
また、長手方向が垂直に交わったサブパターンを残すことで生じるサブパターンの写り込みを抑制できる。
<第1ルールの第1変形例>
上述の第1ルールによって置き換えられた後のサブパターンが複数のメインパターンに近接する場合には、当該近接する複数のメインパターンからの干渉を受け、サブパターンの写り込みマージンが低下し得る。より具体的には、メインパターンからの近接効果の影響で、複数のメインパターンに囲まれたサブパターンでは、ウェハ上の対応する位置におけるピーク光強度が増大し、写り込みが生じるおそれがある。このような現象は、特にハーフトーン型位相シフトマスクでは顕著であり、複数のメインパターンからのサブピーク(メインパターンの対応する位置から離れた位置に現れる光強度のピーク)が重なると、メインパターンがないにもかかわらず、ウェハ上に解像してしまう場合がある。そのような、メインパターンからのサブピークが重なる位置にサブパターンが配置された場合には、写り込みのおそれがさらに増大する。
そこで、このような場合には、上述の第1ルールを適用してサブパターンに置き換えた後、置き換え後のサブパターンをさらに変更することが望ましい。
図9は、この発明の実施の形態に従う第1ルールの第1変形例の対処を説明する図である。
図9に示すフォトマスクには、メインパターン204,205,206,207,208が配置されており、かつ各メインパターンに対応するサブパターンが第1ルールに従って置き換えられたサブパターン312,313,314が配置されているとする。
第1ルールの第1変形例では、このような置き換え後のサブパターンに対して、「そのサブパターンとメインパターンとの間の距離が所定のしきい距離より小さく」、かつ「当該サブパターンを囲んでいるメインパターンの数が所定のしきい数を超えている」という条件を満たした場合に、対象のサブパターンのサイズおよび形状を変更(縮小)する。一例として、メインパターンの一辺の長さが50〜90[nm]であり、置き換え後のサブパターンの一辺の長さは30〜70[nm]である場合においては、上述の所定のしきい距離を250[nm]とし、所定のしきい数を3個とし、サブパターンを2〜10[nm]縮小することが好ましい。
以上のように、本実施の形態に従う第1ルールの第1変形例によれば、サブパターンとメインパターンとの間の距離、および近接するメインパターンの数に応じて、置き換え後のメインパターンのサイズおよび形状をさらに変更することにより、サブパターンの写り込みを抑制することができる。
<第1ルールの第2変形例>
上述の図6および図7では、矩形状のメインパターンが配置されたフォトマスクの例を示したが、線状の配線などのように比較的長い辺をもつメインパターンが配置されたフォトマスクに適用する場合について説明する。
図10は、この発明の実施の形態に従う第1ルールの第2変形例の対処を説明する図である。
図10に示すフォトマスクには、メインパターン261,262,263が配置されているとする。第1ルールの第2変形例では、まず、メインパターン261,262,263のエッジから40〜100[nm]離れた位置に、ウェハ上に解像しない幅(20〜80[nm])のサブパターンが配置される(図10(a))。具体的には、図10(a)に示すフォトマスクでは、メインパターン261に対応するサブパターン501,509,503,505が配置され、メインパターン262に対応するサブパターン502,506,507,508が配置され、メインパターン263に対応するサブパターン504,510,511,512が配置される。
このように配置された複数のサブパターンには、その長手方向が実質的に垂直に交わる、あるいは接するものが生じ得る。そこで、第1ルールの第2変形例では、上述の第1ルールと同様に、互いに直交する複数のサブパターンの最外部をその外周が含む外形矩形の内側領域に、代替のサブパターンを配置する。
図10(a)に示す例においては、サブパターン508,509,510は、それらの最外部をその外周の一部とする外形矩形453の内側にある矩形状のサブパターン513に置き換えられる(図10(b))。このとき、サブパターン513は、その一辺の長さが20〜80[nm]の正方形とされる。また、サブパターン513が配置される中心位置は、外形矩形453の中心、あるいは元のサブパターンを含む(縁取った)領域の重心と一致させる。
さらに、第1ルールの第2変形例では、互いに直交する複数のサブパターンの最外部をその外周が含む外形矩形の長辺側の長さが所定のしきい長さ(一例として、100〜200[nm])を超える場合には、サブパターンへの置き換えを行なわず、重なり部分を含む領域を削除する。これは、サブパターンの長辺側がある程度長ければ、その一部を削除したとしても、十分に非解像ダミー(SRAF)としての機能を発揮するからである。
図10(a)に示す例においては、サブパターン501および502の最外部をその外周の一部とする外形矩形451、ならびにサブパターン503および504の最外部をその外周の一部とする外形矩形452については、その内側にある矩形状のサブパターンへの置き換えが行われず、それぞれにおけるサブパターンの重複部分を含む領域455および456が削除される。より具体的には、図10(b)に示す外形矩形451のサブパターン501とサブパターン502との直交する重複部分に対して、所定量(一例として、5〜30[nm])だけ大きい領域455が削除される。同様に、外形矩形452のサブパターン503とサブパターン504との直交する重複部分に対して、所定量だけ大きい領域456が削除される。
上述のような第1ルールの第2変形例に従って決定されたフォトマスクのレイアウトが図10(c)に示される。
以上のように、本実施の形態に従う第1ルールの第2変形例によれば、上述の第1ルールによる効果に加えて、重なり合うサブパターンの最外部をその外周の一部とする外形矩形のサイズに応じて、当該重なり合うサブパターンを異なるサブパターンへ置き換えるか、重複部分を含む領域を削除するかを選択することで、各サブパターンが帰属するメインパターンの解像マージン(焦点深度マージン)をより有効に確保することができる。
また、サブパターンの置き換えが行われない場合であっても、直交する重複部分については削除されるので、サブパターンの写り込みを回避することができる。
<第2ルール>
図11は、ランダムに配置されたメインパターンMPに対して、所定のサブパターン配置ルールに従って、サブパターンSPを配置した場合のレイアウトの一例を示す。なお、図11に示すレイアウトは、図6に示すレイアウトと同様である。
図11を参照して、上述と同様に所定のサブパターン配置ルールに従って、各メインパターンMPの各辺に平行して、各メインパターンMPの中心から100〜200[nm]離れた位置に、ウェハ上に解像しない幅(20〜70[nm])のサブパターンSPを配置した場合には、サブパターンSPの長手方向が実質的に平行に近接する部分(図11の「近接部分」)、あるいは重なる部分(図11の「重なり部分」)が生じ得る。
図11の近接部分の場合には、サブパターン間隔が小さくなり過ぎて、マスク作成上の制限値違反(MRC違反:Mask Rule Check違反)を生じ得る。MRC違反を解消するためには、対象のサブパターンの一部または全部を削除したり、サブパターン同士の近接部分をサブパターンの一部として追加したりする対処が考えられる。しかしながら、前者については、対応するメインパターンについての所望の解像マージンが低下し、後者については、サブパターンの線幅が広くなったことにより写り込みが生じ得る。
また、図11の重なり部分については、上記近接したサブパターン間をサブパターンの一部として追加した場合と同様に、サブパターンの移り込みが懸念される。
第2ルールは、このようなサブパターンSPの近接部分や重なり部分のうち、サブパターンSPの長手方向が実質的に平行に近接、あるいは重なる部分に対する対処である。
図12および図13は、この発明の実施の形態に従う第2ルールの対処を説明する図である。
図12に示すフォトマスクには、メインパターン211および212が配置されており、さらにメインパターン211に対応するサブパターン321,322,323,324と、メインパターン212に対応するサブパターン325,326,327,328とが配置されている。このフォトマスクでは、サブパターン324とサブパターン326とがその長手方向が実質的に平行に近接している。その結果、サブパターン324とサブパターン326との間の領域329のサイズが小さくなりすぎて、MRC違反となる。
第2ルールでは、このような長手方向が実質的に平行に近接する複数のサブパターンを、これらのサブパターンとはサイズ、形状および配置位置などが異なるサブパターンに置き換える。より具体的には、平行に近接する複数のサブパターンの最外部をその外周が含む外形矩形の内側領域に、代替のサブパターンを配置する。
図12に示す例においては、サブパターン324およびサブパターン326は、サブパターン324およびサブパターン326の最外部をその外周の一部とする外形矩形411の内側にある矩形状のサブパターン330に置き換えられる。
なお、置き換え後のサブパターンは、元のサブパターンのいずれにも平行する矩形状が好ましく、図12に示す例では、その幅(短辺長さ)は20〜60[nm]にされる。また、置き換え後のサブパターンの長辺長さは、置き換え前のサブパターンの長辺長さ(すなわち、置き換え前のサブパターンの最外部をその外周が含む外形矩形の長辺長さ)に応じて定められる。より具体的には、置き換え後のサブパターンの長辺長さは、外形矩形の長辺長さより長いことが好ましく、一例として、対応の外形矩形を基準として+100[nm]程度に設定される。
置き換え後のサブパターンが配置される中心位置は、外形矩形411の中心、あるいは置き換え前のサブパターンを含む領域の重心に一致させることが好ましい。
一方、図13に示すフォトマスクには、メインパターン221,222,223が配置されており、さらにメインパターン221に対応するサブパターン321,332,333,334と、メインパターン222に対応するサブパターン335,336,340と、メインパターン223に対応するサブパターン337,338,339とが配置されている。このフォトマスクでは、サブパターン334、サブパターン336、サブパターン337がその長手方向が実質的に平行に近接している。
第2ルールでは、このような3つのサブパターンが長手方向が実質的に平行に近接する場合においても、対象のサブパターンをサイズ、形状および配置位置などが異なるサブパターンに置き換える。
図13に示す例においては、サブパターン334、サブパターン336およびサブパターン337は、サブパターン334、サブパターン336およびサブパターン337の最外部をその外周の一部とする仮想的な外形矩形421の内側に存在し、元のサブパターンのいずれにも平行する矩形状のサブパターン341に置き換えられる。このサブパターン341の長辺長さは、外形矩形421の長辺長さとほぼ一致するように設定される。
上述したように、置き換え後のサブパターンの属性(サイズ、形状、配置位置)は、優先順位を付けることなく、置き換え前のすべてのサブパターンの属性(サイズ、形状、配置位置)に基づいて定められる。
図14は、この発明の実施の形態に従う第2ルールの対処による効果を示す図である。図14(a)は、メインパターンMPおよびメインパターンMPの各辺に近接する4つのサブパターンSPが配置されたフォトマスクを用いた場合のウェハ上の光強度プロファイル(比較基準プロファイル)を示す。図14(b)は、9つのメインパターンMPの各辺に近接するサブパターンSPのうち、外周側に配置されたものを除いたサブパターンSPをそれぞれサブパターンSP’に置き換えたフォトマスクを用いた場合のウェハ上の光強度プロファイルを示す。
図14(b)に示すように、本実施の形態に従う第2ルールを適用して、平行する複数のサブパターンを矩形状のサブパターンに置き換えたとしても、その最良フォーカスおよび−50nmデフォーカスの光強度プロファイルのいずれについても、その効果(焦点深度の向上および写り込みの抑制)が維持されていることがわかる。
以上のように、本実施の形態に従う第2ルールによれば、重なった複数のサブパターンに対して優先順位を付けることなく、それぞれのサブパターンが果たす機能と同等の機能を果たすサブパターンに置き換える。そのため、優先順位を付けていずれか一方のサブパターンを削除するような方法を採用した場合のように、削除されたサブパターンが帰属していたメインパターンの焦点深度を低下させることがない。すなわち、置き換えたサブパターンが、それぞれのサブパターンが帰属していたメインパターンの解像マージン(焦点深度マージン)を確保することができる。また、MRC違反のないレイアウトとすることができる。
また、複数のサブパターンを1つの矩形状のサブパターンに置き換えることにより、マスク作成時の描画図形数を減らすことができ、マスク描画時間を短縮できる。その結果、クランク型に接続したサブパターンに比べて、寸法精度のよいフォトマスクを作成できる。
<第2ルールの第1変形例>
上述の第2ルールによって置き換えられた後のサブパターンが複数のメインパターンに近接する場合には、当該近接する複数のメインパターンからの干渉を受け、サブパターンの写り込みマージンが低下し得る。より具体的には、メインパターンからの近接効果の影響で、複数のメインパターンに囲まれたサブパターンでは、ウェハ上の対応する位置におけるピーク光強度が増大し、写り込みが生じるおそれがある。
そこで、このような場合には、上述の第2ルールを適用してサブパターンに置き換えた後、置き換え後のサブパターンを変更することが望ましい。
図15は、この発明の実施の形態に従う第2ルールの第1変形例の対処を説明する図である。
図16は、置き換え後のサブパターンとメインパターンとの接近により生じるウェハ上のメインパターンの変形を説明するための図である。
図15に示すフォトマスクには、メインパターン251,252,253が配置されており、かつ各メインパターンに対応するサブパターンが第2ルールに従って置き換えられたサブパターン294が配置されている。このサブパターン294と各メインパターン251,252,253とが接近し過ぎると、サブパターンからの干渉を受けウェハ上に写り込みが生じ得る。図15に示すフォトマスクの例では、メインパターン253とサブパターン294との距離が最も小さく、その結果、図16に示すように、メインパターン253に対応するウェハ上のパターンが変形するおそれがある。
第2ルールの第1変形例では、このような置き換え後のサブパターンに対して、「サブパターンと各メインパターンとの間の距離が所定のしきい距離より小さく」という条件を満たした場合に、対象のサブパターンの移動およびサイズの縮小の少なくとも一方を実行する。一例として、置き換え後のサブパターンと各メインパターンとの間の距離が100[nm]より小さくなった場合には、各メインパターンからさらに30[nm]程度離れるように、対象のサブパターンを移動させ、あるいは対象のサブパターンの幅を15[nm]程度狭くする。対象サブパターンの移動と幅の縮小とを同時に行ってもよい。
以上のように、本実施の形態に従う第2ルールの第1変形例によれば、サブパターンとメインパターンとの距離、および近接するメインパターンの数に応じて、置き換え後のメインパターンのサイズをさらに変更することにより、サブパターンの写り込みを抑制することができる。
<第2ルールの第2変形例>
上述の図11および図12では、矩形状のメインパターンが配置されたフォトマスクの例を示したが、いわゆる配線などのように比較的長い辺をもつメインパターンが配置されたフォトマスクに適用する場合について説明する。
図17は、この発明の実施の形態に従う第2ルールの第2変形例の対処を説明する図である。
図17に示すフォトマスクには、メインパターン271,272,273が配置されているとする。第2ルールの第2変形例では、まず、メインパターン271,272,273のエッジから40〜100[nm]離れた位置に、ウェハ上に解像しない幅(20〜80[nm])のサブパターンが配置される(図17(a))。具体的には、図17(a)に示すフォトマスクでは、メインパターン271に対応するサブパターン511,512,513,514が配置され、メインパターン272に対応するサブパターン515,516,517,518が配置され、メインパターン273に対応するサブパターン519,520,521,522が配置される。
このように配置された複数のサブパターンには、その長手方向が実質的に平行に近接、あるいは重なるものが生じ得る。そこで、第2ルールの第2変形例では、上述の第2ルールと同様に、実質的に平行に近接、あるいは重なる複数のサブパターンをサイズ、形状および配置位置などが異なるサブパターンに置き換える。
図17(a)に示す例においては、サブパターン514および516は、それらの最外部をその外周の一部とする外形矩形450の内側にある矩形状のサブパターン523に置き換えられる(図17(b))。このとき、サブパターン523は、その幅(短辺長さ)が20〜80[nm]とされ、その長辺長さは元のサブパターン514,516の長辺長さと略一致するようにされる。また、サブパターン523が配置される中心位置は、外形矩形453の中心とされる。
さらに、サブパターン513,517,519は、矩形状のサブパターン524に置き換えられる(図17(b))。このとき、サブパターン524は、その幅(短辺長さ)が20〜80[nm]とされ、その長辺長さは元のサブパターン519の長辺長さと略一致するようにされる。また、サブパターン524が配置される中心位置は、元のサブパターン513,517,519を含む領域の重心とされる。
以上のように、本実施の形態に従う第2ルールの第2変形例によれば、重なった複数のサブパターンに対して優先順位を付けることなく、それぞれのサブパターンが果たす機能と同等の機能を果たすサブパターンに置き換える。そのため、優先順位を付けていずれか一方のサブパターンを削除するような方法を採用した場合のように、削除されたサブパターンが帰属していたメインパターンの焦点深度を低下させることがない。
また、元のサブパターンを縁取った領域の重心に置き換えられたサブパターンを配置することで、より長辺長さの長いサブパターンの優先度を高めて、よりその効果を維持することができる。
<第3ルール>
図18は、密集配置されたメインパターンの一例を示す図である。
図18に示すような密集配置されたメインパターンに対して初期的に配置されるサブパターンの幅は、隣接するメインパターン間の最小間隔(最小ピッチ)の1.5〜2.8倍で配置されるパターンに対する解像マージンおよび写り込みマージンを考慮した上で、20〜70[nm]の範囲から決定される。このように決定されるサブパターンの幅は、孤立的に配置されるメインパターンに対する最適な幅に比較して狭くなる。
一方、孤立的に配置されたメインパターンの解像マージンを向上させるためには、サブパターンの幅は広いほうが好ましい。そのため、メインパターン同士のピッチが前提とする値より広い場合には、サブパターンの幅をより広くすることが好ましい。
第3ルールでは、隣接するサブパターン間の距離に基づいて、メインパターン同士のピッチを判断し、メインパターン同士のピッチが広い場合には、サブパターンの幅を初期値に比較して広くする。
図19は、この発明の実施の形態に従う第3ルールの対処を説明する図である。
図19に示すフォトマスクには、メインパターン231,232,233,234が初期配置される。メインパターン231に対応して、サブパターン351,352が初期配置され、メインパターン232に対応して、サブパターン353,354が初期配置され、メインパターン233に対応して、サブパターン355,356が初期配置され、メインパターン234に対応して、サブパターン357,358が初期配置される。
ここで、たとえば、サブパターン354とサブパターン355との間の距離が所定のしきい距離(一例として、80[nm])を超えているとした場合に、サブパターン354および355を、より大きな幅(一例として、〜+20[nm])をもつサブパターン362および363にそれぞれ変更する。同様に、サブパターン352および354についても、より広い幅(一例として、20[nm])をもつサブパターン361および362にそれぞれ変更する。
一方、サブパターン351とサブパターン353との間の距離が所定のしきい距離を超えていない場合には、これらのサブパターンの幅は変更されない。
第3ルールでは、中間ピッチで配置されたメインパターンに適した幅のサブパターンを初期的に配置するので、メインパターンが密集配置されている場合であっても、サブパターンを配置できない事態が生じる確率を小さくできる。
また、メインパターンが孤立的に配置されている場合には、その幅をより広くしたサブパターンに変更するので、メインパターンの解像マージンを向上させることができる。
<第4ルール>
第3ルールのところでも説明したように、図6に示すような密集配置されたメインパターンに対して初期的に配置されるサブパターンの幅は、隣接するメインパターン間の最小間隔(最小ピッチ)の1.5〜2.8倍で配置されるパターンに対する解像マージンおよび写り込みマージンを考慮した上で、20〜70[nm]の範囲から決定される。しかしながら、メインパターン同士のピッチが前提とする値より狭くなる場合も発生し、このような場合には、写り込みマージンを維持するために、サブパターンの幅をより狭くすることが好ましい。
第4ルールでは、隣接するサブパターン間の距離に基づいて、メインパターン同士のピッチを判断し、メインパターン同士のピッチが狭い場合には、サブパターンの幅を初期値に比較して狭くする。
図20および図21は、この発明の実施の形態に従う第4ルールの対処を説明する図である。
図20に示すフォトマスクには、メインパターン241,242,243,244が初期配置される。メインパターン241に対して、サブパターン371が初期配置され、メインパターン242に対して、サブパターン372が初期配置され、メインパターン243に対して、サブパターン373が初期配置され、メインパターン244に対して、サブパターン374が初期配置される。
ここで、第3ルールでは、「サブパターンの長辺と隣接するサブパターンの長辺との間の距離が所定のしきい距離(一例として、20〜200[nm])より小さく」、かつ「サブパターンの短辺から隣接するサブパターンまでの距離が所定のしきい距離(一例として、〜100[nm])より小さい」という条件を満たした場合に、対象のサブパターンの幅(短辺)を初期値に比較して狭くする。
たとえば、図20において、サブパターン371の長辺と隣接するサブパターン373の長辺との間の距離が所定のしきい距離より小さく、かつサブパターン371の短辺から隣接するサブパターンまでの距離が所定のしきい距離より小さいとした場合に、サブパターン371を、より狭い幅(一例として、〜−10[nm])をもつサブパターン381に変更する。同様に、サブパターン372,373,374についても、より狭い幅をもつサブパターン382,383,384にそれぞれ変更する。
図21に示すフォトマスクには、メインパターン245,246,247が初期配置される。メインパターン245に対して、サブパターン375が初期配置され、メインパターン246に対して、サブパターン376が初期配置され、メインパターン247に対して、サブパターン377が初期配置される。
たとえば、図21において、サブパターン375の長辺と隣接するサブパターン376の長辺との間の距離が所定のしきい距離より小さく、かつサブパターン375の短辺から隣接するサブパターンまでの距離が所定のしきい距離より小さいとした場合に、サブパターン375を、より狭い幅(一例として、〜−10[nm])をもつサブパターン385に変更する。同様に、サブパターン376についても、より狭い幅をもつサブパターン386に変更する。
これに対して、サブパターン377の長辺とサブパターン375および376の長辺との間の距離がいずれも所定のしきい距離を超えていないとすると、サブパターン377の幅は変更されない。
第4ルールでは、隣接するサブパターン同士の距離に基づいて、各サブパターンの幅が適切に変更されるので、メインパターンのピッチを評価し難いレイアウトに対しても、サブパターンの幅を適切に設定できる。これにより、サブパターンによる写り込みを抑制することができる。
上述したように、この発明の実施の形態によれば、メインパターンがランダムに配置された場合にも焦点深度の劣化を抑制できる。
特に、マスクがダークフィールド/クリアフィールドの違い、またはバイナリであるかハーフトーン位相マスクであるかなどにかかわらず、本発明は非解像ダミー配置に関して有効である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態に従う半導体装置の製造装置の概略構成図である。 非解像ダミー(SRAF)による光学特性の改善を説明するための図である。 この発明の実施の形態に従うパターンデータ生成装置を実現するための代表的なハードウェア構成であるコンピュータを示す斜視図である。 コンピュータのハードウェア構成を示す概略構成図である。 この発明の実施の形態に従う半導体装置の製造方法に係る処理手順を示すフローチャートである。 ランダムに配置されたメインパターンに対して、所定のサブパターン配置ルールに従って、サブパターンを配置した場合のレイアウトの一例を示す。 この発明の実施の形態に従う第1ルールの対処を説明する図である。 この発明の実施の形態に従う第1ルールの対処による効果を示す図である。 この発明の実施の形態に従う第1ルールの第1変形例の対処を説明する図である。 この発明の実施の形態に従う第1ルールの第2変形例の対処を説明する図である。 ランダムに配置されたメインパターンMPに対して、所定のサブパターン配置ルールに従って、サブパターンを配置した場合のレイアウトの一例を示す図である。 この発明の実施の形態に従う第2ルールの対処を説明する図である。 この発明の実施の形態に従う第2ルールの対処を説明する図である。 この発明の実施の形態に従う第2ルールの対処による効果を示す図である。 この発明の実施の形態に従う第2ルールの第1変形例の対処を説明する図である。 置き換え後のサブパターンとメインパターンとの接近により生じるウェハ上のメインパターンの変形を説明するための図である。 この発明の実施の形態に従う第2ルールの第2変形例の対処を説明する図である。 密集配置されたメインパターンの一例を示す図である。 この発明の実施の形態に従う第3ルールの対処を説明する図である。 この発明の実施の形態に従う第4ルールの対処を説明する図である。 この発明の実施の形態に従う第4ルールの対処を説明する図である。
符号の説明
2 光源、4 試料台、6 レンズ系、8 投影レンズ系、100 コンピュータ、101 コンピュータ本体、102 モニタ、103 キーボード、104 マウス、106 メモリ、107 固定ディスク、109 通信インターフェース、111 FD駆動装置、113 CD−ROM駆動装置、SB ウェハ、SYS 製造装置。

Claims (6)

  1. 露光装置を用いて基板にパターンを転写するためのハーフトーン型位相シフトマスクであって、
    前記基板に転写されるべきパターンに対応する位置に配置された複数のメインパターンと、
    前記複数のメインパターンのいずれかの辺に対応付けられ、対応する辺から所定距離だけ離れた位置に配置された複数の第1のサブパターンと、
    前記第1のサブパターンを仮想配置した場合に互いに重なり部分を生じる複数の前記第1のサブパターンに対応する位置に、当該複数の第1のサブパターンに代えて配置された第2のサブパターンとを備え、
    前記第2のサブパターンの属性は、当該第2のサブパターンに対応する前記仮想配置された複数の第1のサブパターンの属性に基づいて定められており、
    前記第2のサブパターンのサイズおよび形状の少なくとも一方は、対応する前記仮想配置された第1のサブパターンのサイズおよび形状とは異なり、
    前記第2のサブパターンに対応する前記仮想配置された複数の第1のサブパターンが互いに直交する場合に、当該第2のサブパターンは、実質的に正方形である、ハーフトーン型位相シフトマスク。
  2. 前記第2のサブパターンのサイズは、隣接する前記メインパターンとの間の距離、および隣接する前記メインパターンの数に基づいて定められている、請求項に記載のハーフトーン型位相シフトマスク。
  3. 前記第2のサブパターンの位置は、隣接する前記メインパターンとの間の距離に基づいて定められている、請求項1または2に記載のハーフトーン型位相シフトマスク。
  4. 前記第1のサブパターンの幅は、前記メインパターンが所定ピッチで配置されているとの前提条件下で予め定められている、請求項1〜のいずれか1項に記載のハーフトーン型位相シフトマスク。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のハーフトーン型位相シフトマスクと、露光装置とを備える、半導体装置の製造装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のハーフトーン型位相シフトマスクを用いて基板にパターンを転写するステップを含む、半導体装置の製造方法。
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