JP4229829B2 - ホールパターン設計方法、およびフォトマスク - Google Patents

ホールパターン設計方法、およびフォトマスク Download PDF

Info

Publication number
JP4229829B2
JP4229829B2 JP2003433493A JP2003433493A JP4229829B2 JP 4229829 B2 JP4229829 B2 JP 4229829B2 JP 2003433493 A JP2003433493 A JP 2003433493A JP 2003433493 A JP2003433493 A JP 2003433493A JP 4229829 B2 JP4229829 B2 JP 4229829B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
hole
hole pattern
auxiliary
patterns
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003433493A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005189683A (ja
Inventor
匡志 藤本
誠司 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Electronics Corp
Original Assignee
NEC Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Electronics Corp filed Critical NEC Electronics Corp
Priority to JP2003433493A priority Critical patent/JP4229829B2/ja
Priority to US11/020,131 priority patent/US7537864B2/en
Publication of JP2005189683A publication Critical patent/JP2005189683A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4229829B2 publication Critical patent/JP4229829B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70425Imaging strategies, e.g. for increasing throughput or resolution, printing product fields larger than the image field or compensating lithography- or non-lithography errors, e.g. proximity correction, mix-and-match, stitching or double patterning
    • G03F7/70433Layout for increasing efficiency or for compensating imaging errors, e.g. layout of exposure fields for reducing focus errors; Use of mask features for increasing efficiency or for compensating imaging errors
    • G03F7/70441Optical proximity correction [OPC]
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/36Masks having proximity correction features; Preparation thereof, e.g. optical proximity correction [OPC] design processes
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70425Imaging strategies, e.g. for increasing throughput or resolution, printing product fields larger than the image field or compensating lithography- or non-lithography errors, e.g. proximity correction, mix-and-match, stitching or double patterning
    • G03F7/70433Layout for increasing efficiency or for compensating imaging errors, e.g. layout of exposure fields for reducing focus errors; Use of mask features for increasing efficiency or for compensating imaging errors

Description

本発明は、半導体集積回路の製造工程のうち露光工程でフォトレジストにコンタクトホールおよびViaホール等のホールパターンを形成するために用いるフォトマスクと、そのホールパターンについてフォトマスク上の配置を決めるためのホールパターン設計方法とに関する。
従来、フォトマスクにホールパターンを配置する場合、次のような方法で行っていた。
図8はフォトマスクに形成されるホールパターンの配置例を示すパターン図である。
図8(a)に示すように、ホールパターン10をランダムに配置したレイアウトのままではフォーカスマージンが不足するため、露光工程でフォトレジストに転写されないパターンである補助パターンの配置が必要である(例えば、特許文献1参照)。
図8(b)のように、補助パターン12をなるべく稠密に配置した場合、露光工程によりフォトレジストに補助パターンが転写されてしまったり、図の実線で示す部位で補助パターン同士がつながってしまったりする問題が起こり得る。また、フォトレジストに転写されたホールパターン10の形状が歪んでしまったり、図の破線で示す部位でホールパターン10と補助パターン12とがつながってしまったりする問題が起こり得る。
反対に、図8(c)のように、補助パターン12を必要最低限配置するのであれば上記問題を回避できるが、フォーカスマージンの拡大効果を十分に得られない。
補助パターン12のサイズは、フォトマスクとなるレチクルの製造精度、欠陥検査精度、転写マージンおよびフォーカスマージン拡大効果の観点から、ホールパターンサイズの8割程度とされている。また、ホールパターン10と補助パターン12との重心間距離は、フォーカスマージン拡大効果の観点から、ホールパターン10の重心間距離の最小値である最密ピッチと同程度である必要がある。
さらに、補助パターン12の配置は上下左右なるべく等方的でないとフォーカスマージン拡大効果を十分に得られないことがわかっている。そのため、補助パターン12のサイズを調節したり、ホールパターン10との距離を調節したりするという手法をとる。図8(d)では、補助パターン12のサイズを小さくしている。なお、図8(b)から(d)では、パターン図の中心付近に配置する補助パターン12を表示している。
特開平11−135402号公報
上述したように、補助パターンサイズを調節する、またはホールパターンとの距離を調節するといった手法によっても、補助パターンの転写、およびホールパターン形状の歪み等の上述の問題が起こってしまう。
また、現実にランダムに配置したホールパターン群への補助パターンの適用を考えた場合、補助パターンのサイズや距離を含めたレイアウトまでパターン毎に最適化しなければならないため、極端に作業が煩雑になることが予想される。
上記欠点の理由は、微細ホールパターンのフォーカスマージンはレイアウトの疎密度に著しく依存するためである。また、ホールパターンの密度の大きい密レイアウトと、ホールパターン密度の小さい疎レイアウトでは最適な露光条件(光学条件等)が著しく異なり、両者を同一条件で露光し、フォトレジストにパターンを形成することは本来不可能であるためである。
このように、ホールパターンおよび補助パターンを配置しようとすると、配置の仕方が困難だけでなく、フォーカスマージンを十分に確保できないおそれがあった。
本発明は上述したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、ホールパターンの配置の自由度を向上させ、ホールパターンの配置の良否について容易に判定可能としたホールパターン設計方法、およびその設計方法によるフォトマスクを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のホールパターン設計方法は、半導体集積回路を製造する際の露光工程に用いられるフォトマスクのパターン図にホールパターンと該露光工程でフォトレジストにパターンが転写されない補助パターンとを配置するためのホールパターン設計方法であって、
前記ホールパターンおよび前記補助パターンの各パターンの重心を中心として所定の倍率で拡大した相似パターンの辺が周辺の他の相似パターンに重なるように、該ホールパターンおよび該補助パターンを配置するものである。
本発明では、各パターンを所定の倍率で拡大させて相似パターンが重なるように各パターンを配置するようにしているため、周辺のパターンと離れすぎた孤立パターンの配置が禁止される。そのため、パターンが均一に配置され、フォーカスマージンが向上する。この場合、前記倍率の値が3であることとしてもよい。
また、本発明のホールパターン設計方法は、半導体集積回路を製造する際の露光工程に用いられるフォトマスクのパターン図にホールパターンと該露光工程でフォトレジストにパターンが転写されない補助パターンとを配置するためのホールパターン設計方法であって、
前記ホールパターンの重心間距離の最小値である最密ピッチの3倍の長さを1辺とした正方形を単位図形とし、前記補助パターンを該ホールパターンと置き換えたとき、前記パターン図の任意の位置における該単位図形内のホールパターンの面積が該単位図形内に配置可能な該ホールパターンの面積の60%以上になるように該ホールパターンおよび該補助パターンを配置するものである。
本発明では、任意の単位図形内におけるパターン面積を一定の割合以上に規定しているため、パターン全体として配置密度が均一になり、フォーカスマージンが向上する。また、最適な配置密度が数値で規定されているため、パターン配置の良否判定がしやすくなり、設計工数が削減される。
さらに、上記目的を達成するための本発明のフォトマスクは、上記いずれかのホールパターン設計方法により配置された前記ホールパターンおよび前記補助パターンが転写された構成である。
本発明では、上記いずれかのレイアウト設計方法によりホールパターンおよび補助パターンの配置が決められるため、フォーカスマージンが向上したフォトマスクが作製され、露光工程で処理がしやすくなり、作業時間の短縮が図れる。
本発明のホールパターン設計方法では、従来、ホールパターン同士の間隔が広くなりすぎるところで、パターン間の距離を微調節可能となる。そのため、パターン図全体の光学条件が従来よりも均一になり、フォーカスマージンが向上する。
また、ホールパターンおよび補助パターンの各パターンの配置についての良否が判定しやすくなるため、設計工数を削減できる。
本発明のホールパターン設計方法は、設計ルール上の最小ピッチよりも小さい寸法を間隔とするグリッドを設け、そのグリッドの交点である格子点にホールパターンを配置するものである。また、パターン配置を禁止する面積密度等の値をパターン配置の際に適用するものである。
(実施形態1)
本発明のホールパターン設計方法について説明する。本実施形態では、半導体集積回路の露光工程に用いられるフォトマスクのパターン設計の設計ルール上許される最小ピッチをホールパターンの最密ピッチとする。
図1はフォトマスクにおけるホールパターンの設計方法を示すパターン図である。
図1(a)の横方向をX方向、縦方向をY方向とすると、図1(a)に示すように、パターン図面のX方向とY方向にそれぞれ複数の線を等間隔で配置したグリッドを設ける。グリッドの間隔はホールパターン10の最密ピッチよりも小さい寸法である。本実施形態では、グリッドの間隔をホールパターン10の最密ピッチの半分の大きさにしている。なお、以下では、グリッドの間隔をグリッドサイズと称し、グリッドサイズのn倍(nは整数)の寸法を、nグリッドサイズと称する。また、このグリッドはホールパターン設計用に設けられるものであり、フォトマスクには転写しない。
図1(a)に示すように、X方向グリッド14およびY方向グリッド16をそれぞれ11本設け、X方向グリッド14のグリッド番号をX0〜X10とし、Y方向グリッド16のグリッド番号をY0〜Y10とした。
続いて、図1(a)に示すように、グリッドの交点である格子点にホールパターン10の重心が位置するようにホールパターンを配置する。ただし、ホールパターン10の最密ピッチが2グリッドサイズに相当するため、ホールパターン10を配置する際、ホールパターン10の重心同士を結ぶ距離が2グリッドサイズ以上になるようにする。
続いて、ホールパターン10および補助パターン12のパターンの配置密度がより均一になるように、補助パターン12を空いている格子点に配置する。補助パターン12は、ホールパターン10よりもサイズが小さく、露光工程でフォトレジストに転写されないパターンである。露光工程時のフォーカスマージンを確保するには、補助パターン12を配置する際、パターン密度が最も大きい部位に合わせて補助パターン12を配置する。パターン密度が最も大きくなるパターン間の距離は、図1(a)で示したように、2グリッドサイズであるから、ホールパターン10および補助パターン12の各パターンのピッチが2グリッドサイズ以上になるように、補助パターン12を配置する(図1(b))。なお、ホールパターン10および補助パターン12の各パターンのピッチは2グリッドサイズにより近い方が望ましい。近接効果の影響がより均一になるからである。
本発明によるフォトマスクは、上述の設計方法により図1(b)に示したパターン図を作製した後、グリッドを除いたパターン図を石英基板などの基板に転写することで作製される。
本発明のホールパターン設計方法では、設計上許される最小ピッチよりも小さい間隔のグリッドの格子点にホールパターンを配置しているため、ホールパターンの配置の自由度が増し、従来、ホールパターン同士の間隔が広くなりすぎるところで、パターン間の距離を微調節可能となる。そのため、パターン図全体の光学条件が従来よりも均一になり、フォーカスマージンが向上する。そして、光学条件を均一にするための、補助パターンを含めたレイアウトの最適化が従来よりも容易になる。その結果、設計工数の短縮が可能となる。
また、本発明によるフォトマスクは、上記設計方法によりパターンが配置されるため、フォーカスマージンが向上したフォトマスクとなり、露光工程で処理がしやすくなり、作業時間の短縮が図れる。
なお、本実施形態では、ホールパターンの最密ピッチを基準にして、その最密ピッチの半分の寸法をグリッドの間隔としたが、トランジスタのゲート電極、および素子間を接続するための配線等の他のパターンにおける最密ピッチを設計ルール上の最小ピッチとして、グリッドの間隔を決めてもよい。また、露光工程の解像限界の最小ピッチを設計ルール上の最小ピッチとしてもよい。解像限界の最小ピッチは最小加工寸法の2倍の長さに相当する。例えば、最小加工寸法が0.1μmであれば、解像限界の最小ピッチは0.2μmとなる。さらに、グリッドの間隔は設計ルール上の最小ピッチの半分に限られず、最小ピッチよりも小さければよい。
(実施形態2)
本実施形態は、各パターンについて周囲の他のパターンに対する孤立性の度合いを求め、孤立性の度合いから最適なパターン配置ができるようにするものである。本実施形態では、孤立性の度合いを示す値として、次のように定義される「離散率」を用いる。
フォトマスク用のパターン図で各パターンについて重心を中心にして所定の倍率で拡大するリサイズ処理を行い、各パターンのリサイズ処理によるパターンである相似パターンを仮想的に作成する。以下では、離散率を求める対象となるパターンを基準パターンと称し、基準パターンの周辺に位置するパターンを周辺パターンと称する。また、基準パターンの相似パターンを基準相似パターンと称し、周辺パターンの相似パターンを周辺相似パターンと称する。
続いて、基準相似パターンと周辺相似パターンとの間の距離を調べ、周辺相似パターンから離れている、基準相似パターンの部位の割合を「離散率」とする。基準相似パターンの辺が周辺相似パターンと重なる長さを測定し、離散率=(重なる辺の長さ/辺の全長)として求まる。
ただし、基準相似パターンの辺が周辺相似パターンの辺と接する場合はパターンが重なることにはならない。基準相似パターンが周辺相似パターンと重ならない場合には、周辺相似パターンから離れている、基準相似パターンの部位が10割になるため、離散率=1となる。
次に、1つのホールパターンを基準パターンとして、上述した離散率の具体例について説明する。なお、周辺パターンはホールパターンおよび補助パターンのいずれであってもよい。また、ここではリサイズ処理の拡大倍率を3とする。
図2(a)〜(c)は基準パターンおよび周辺パターンの配置例を示すパターン図である。基準パターン20をリサイズ処理すると、基準相似パターン24になる。また、周辺パターン22a、22bをそれぞれリサイズ処理すると、周辺相似パターン26a、26bにそれぞれなる。
図2(a)の場合では、基準相似パターン20は4つの辺のうちの1つの辺が周辺相似パターン22aと重なり、もう1つの辺が周辺相似パターン22bと重なるため、離散率=1/2になる。
図2(b)の場合では、基準相似パターン20は、周辺相似パターン22a、22bのどちらとも重ならないため、離散率=1になる。
図2(c)の場合では、基準相似パターン20は、4つの辺のうちの1つの辺が周辺相似パターン22aと接し、もう1つの辺が周辺相似パターン22bと接する。辺が接する場合には重なるとはいえないので、この場合も離散率=1となる。
次に、別のパターン配置例で離散率の具体例を説明する。
図3(a)〜(c)は基準パターンおよび周辺パターンの他の配置例を示すパターン図である。
図3(a)→(b)→(c)の順に、基準パターン20の孤立性が大きく異なるように見える。基準パターン20および周辺パターン22の各パターンについて重心を中心にして3倍に拡大すると、図3(a)〜(c)のいずれの場合でも、基準パターン20の相似パターンは周辺パターンの相似パターンと辺が接する。そのため、図3に示す基準パターン20の離散率はすべて1になる。
次に、上述した離散率の計算方法により、複数のパターン配置例についてフォーカスマージンを調べたので、その結果について説明する。光源波長=193nm、NA=0.78、σ=0.85、輪帯照明、透過率6%のハーフトーンの条件とし、基準パターンの開口寸法を0.1μm×0.1μm、最密ピッチを0.2μmとしてシミュレーションを行った。
図4は寸法―デフォーカス特性を示すグラフである。グラフの縦軸は最小寸法(CD:critical dimension)、横軸はデフォーカス(フォーカスのずれ量)を示す。
図4に示すように、デフォーカスが大きくなると、基準パターンのフォトレジスト寸法が目標より小さくなっていく。同じデフォーカスでは、離散率=1の場合の方が離散率≠1の場合よりも目標寸法からのズレが大きく、目標寸法よりも小さくなっている。例えば、デフォーカス0.1μmで基準パターンの寸法を比較すると、離散率=1の場合は84〜87nmになるのに対して、離散率≠1の場合は93〜97nmになっている。
図5は複数のパターン配置例における焦点深度(DOF:Depth of Focus)と離散率の関係を示すグラフである。グラフの縦軸は焦点深度を示し、横軸は離散率を示す。グラフの一番右に示す棒グラフSは基準パターンの周りに最適な光学条件になるように周辺パターンを配置した場合を示し、棒グラフSの頂部から延びる破線はその場合の焦点深度を示す。
図5に示すように、離散率≠1の場合は焦点深度が0.2μm以上あり、どの離散率でも破線の示す焦点深度をクリアしている。反対に、離散率=1の場合は焦点深度が約0.17μmであり、破線の示す焦点深度に達していない。
図4および図5に示すように、離散率≠1のパターンと離散率=1のパターンではデフォーカス特性と焦点深度が異なり、離散率=1のパターンではフォーカスマージンが十分ではない。これに対して、離散率≠1のパターンではフォーカスマージンが確保される。
上述のようにして、ホールパターンの孤立性の度合いを求め、孤立性が高くかつ上記補助パターンを配置できないようなレイアウトを禁止する。
本発明では、個々のパターンについて相似パターンの辺が他の相似パターンに重なるようにすることで、フォーカスマージンを確保することができる。
また、どうしてもフォーカスマージンを確保できないようなレイアウトは禁止せざるを得ないが、上述の離散率でパターン配置の許容または禁止の判定が容易となる。その結果、ホールパターン群全体のフォーカスマージンを確保することができる。
また、実施形態1のグリッドの格子点にホールパターンを配置するようにすれば、各パターンの孤立性の度合いを算出しやすくなるため、補助パターンを含めたレイアウトの最適化が容易となり、かつパターン配置の良否判定がしやすくなり、結果的に設計工数が削減される。
さらに、本発明によるフォトマスクは、上記設計方法によりパターンが配置されるため、フォーカスマージンがより向上したフォトマスクとなり、露光工程で処理がしやすくなり、作業時間の短縮が一層図れる。
(実施形態3)
本実施形態は、所定の面積内におけるホールパターンの面積密度であるホール密度の最適値を求めてホールパターン設計方法に適用するものである。
本実施形態におけるホール密度について説明する。
図6はホール密度を説明するためのパターン図である。図6(a)は単位図形にホールパターンを最大数配置した場合を示す。図6(b)はホール密度を計算するためのパターンの配置例を示す図である。
図6(a)に示すように、ホールパターン10の最密ピッチの3倍の長さを一辺とした正方形を単位図形30とすると、単位図形30にはホールパターン10が最大で9個入る。本実施形態では、フォーカスマージンを確保するためには、単位図形30に入るホールパターン10の数がホールパターン10に換算して5.4個以上あることを必要としている。そのため、最適なホール密度は0.6以上の値となる。図6(a)に示すパターン図の場合では、最も稠密なレイアウトとなり、ホール密度=1となる。以下に、ホールパターンを基準パターンとして具体例を説明する。
図6(b)に示すように、基準パターン32の重心に単位図形30を仮に置くと、単位図形30内には基準パターン32が1個含まれる。また、周辺パターンは、全部で6個(=4+(1/2)×4)含まれる。周辺パターン34を基準パターン32に置き換えると、単位図形30内の基準パターン32は全部で7個となる。そして、単位図形30におけるホール密度は、7/9=0.78と求まる。このホール密度の値は単位図形に配置可能な基準パターンの面積の78%であり、60%以上の条件を満たしている。
次に、実施形態2で示した離散率とホール密度の関係について説明する。
図7はホール密度と焦点深度の関係を示すグラフである。
図7に示すように、離散率=1のパターンでは、ホール密度の変化に対してほぼ同じ値を示している。これに対して、離散率≠1のパターンではホール密度が大きくなるにつれて焦点深度が大きくなり、フォーカスマージンがホール密度に概ね比例している。
図7の結果から、フォーカスマージンが不足していることを理由に禁止の対象となるレイアウトとしては、第1番目に離散率=1のレイアウト、第2番目にホール密度が所定の値に達しないようなレイアウトが挙げられる。実施形態2の条件を満たす上で、本実施形態の条件を満たすことで、フォーカスマージンがより大きくなる。そして、ホール密度が0.6未満であるようなレイアウトを禁止する。
本実施形態では、実施形態2と同様の効果が得られるとともに、ホール密度が大きくなるほど焦点深度が大きくなることをホールパターン設計方法に適用することで、フォーカスマージンをより大きくする設計が可能となる。
なお、本実施形態2および実施形態3において、離散率およびホール密度の定義は上の方法にこだわらない。例えば、離散率算出の際に方向による重み付けを行う、ホール密度算出の領域を変更する、等を包含するものとする。
また、基準パターンをホールパターンとして説明したが、基準パターンはホールパターンおよび補助パターンのいずれであってもよい。周辺パターンについても、ホールパターンおよび補助パターンのいずれであってもよい。
実施形態1のフォトマスクにおけるホールパターンの設計方法を示すパターン図である。 基準パターンおよび周辺パターンの配置例を示すパターン図である。 基準パターンおよび周辺パターンの他の配置例を示すパターン図である。 寸法―デフォーカス特性を示すグラフである。 複数のパターン配置例における焦点深度と離散率の関係を示すグラフである。 ホール密度を説明するためのパターン図である。 ホール密度と焦点深度の関係を示すグラフである。 従来のホールパターンの配置例を示すパターン図である。
符号の説明
10 ホールパターン
12 補助パターン
14 X方向グリッド
16 Y方向グリッド
20、32 基準パターン
22、22a、22b、34 周辺パターン
24 基準相似パターン
26a、26b 周辺相似パターン
30 単位図形

Claims (4)

  1. 半導体集積回路を製造する際の露光工程に用いられるフォトマスクのパターン図にホールパターンと該露光工程でフォトレジストにパターンが転写されない補助パターンとを配置するためのホールパターン設計方法であって、
    前記ホールパターンおよび前記補助パターンの各パターンの重心を中心として所定の倍率で拡大した相似パターンの辺が周辺の他の相似パターンに重なるように、該ホールパターンおよび該補助パターンを配置するホールパターン設計方法。
  2. 前記倍率の値が3である請求項1記載のホールパターン設計方法。
  3. 前記半導体集積回路の設計ルール上許される最小ピッチよりも小さい間隔のグリッドを前記パターン図に設け、
    前記ホールパターンおよび前記補助パターンを前記グリッドの交点に配置する、請求項1または2記載のホールパターン設計方法。
  4. 半導体集積回路を製造する際の露光工程に用いられるフォトマスクのパターン図にホールパターンと該露光工程でフォトレジストにパターンが転写されない補助パターンとを配置するためのホールパターン設計方法であって、
    前記ホールパターンの重心間距離の最小値である最密ピッチの3倍の長さを1辺とした正方形を単位図形とし、前記補助パターンを該ホールパターンと置き換えたとき、前記パターン図の任意の位置における該単位図形内のホールパターンの面積が該単位図形内に配置可能な該ホールパターンの面積の60%以上になるように該ホールパターンおよび該補助パターンを配置するホールパターン設計方法。
JP2003433493A 2003-12-26 2003-12-26 ホールパターン設計方法、およびフォトマスク Expired - Fee Related JP4229829B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003433493A JP4229829B2 (ja) 2003-12-26 2003-12-26 ホールパターン設計方法、およびフォトマスク
US11/020,131 US7537864B2 (en) 2003-12-26 2004-12-27 Hole pattern design method and photomask

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003433493A JP4229829B2 (ja) 2003-12-26 2003-12-26 ホールパターン設計方法、およびフォトマスク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005189683A JP2005189683A (ja) 2005-07-14
JP4229829B2 true JP4229829B2 (ja) 2009-02-25

Family

ID=34697729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003433493A Expired - Fee Related JP4229829B2 (ja) 2003-12-26 2003-12-26 ホールパターン設計方法、およびフォトマスク

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7537864B2 (ja)
JP (1) JP4229829B2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4394143B2 (ja) 2005-07-22 2010-01-06 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 フォトマスクパターンデータの作成方法、及び、そのフォトマスクを用いた半導体装置の製造方法
JP4790350B2 (ja) * 2005-08-31 2011-10-12 富士通セミコンダクター株式会社 露光用マスク及び露光用マスクの製造方法
JP4949734B2 (ja) 2006-05-17 2012-06-13 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置及びその設計方法
KR100742968B1 (ko) * 2006-07-21 2007-07-25 동부일렉트로닉스 주식회사 마스크 제작 방법 및 마스크 바이어스 최적화 방법
JP4814044B2 (ja) * 2006-10-05 2011-11-09 ルネサスエレクトロニクス株式会社 パターン設計方法
JP2008185970A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Renesas Technology Corp パターンの形成方法、電子デバイスの製造方法および電子デバイス
JP5455438B2 (ja) * 2008-06-06 2014-03-26 株式会社東芝 マスクパターンデータ作成方法
US8051391B2 (en) * 2008-08-04 2011-11-01 Texas Instruments Incorporated Method for layout of random via arrays in the presence of strong pitch restrictions
JP6141044B2 (ja) * 2013-02-22 2017-06-07 キヤノン株式会社 生成方法、プログラム及び情報処理装置
US9397012B2 (en) * 2014-06-27 2016-07-19 Globalfoundries Inc. Test pattern for feature cross-sectioning
CN105760634A (zh) * 2016-03-30 2016-07-13 南京航空航天大学 基于蒙特卡洛仿真的交叉口设计方案变权综合评价方法
CN110119062B (zh) * 2018-02-06 2022-09-20 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 光学邻近修正方法、掩膜版制作方法及图形化工艺
CN110707044B (zh) * 2018-09-27 2022-03-29 联华电子股份有限公司 形成半导体装置布局的方法
CN109548298B (zh) * 2019-01-03 2021-06-29 郑州云海信息技术有限公司 一种基于ic芯片的pcb设计图编辑方法及相关装置
US11763062B2 (en) 2021-05-10 2023-09-19 GBT Tokenize Corp. Systems and methods for eliminating electromigration and self-heat violations in a mask layout block
US11853682B2 (en) 2021-06-07 2023-12-26 GBT Tokenize Corp. Systems and methods for identification and elimination of geometrical design rule violations of a mask layout block
US11586799B1 (en) 2021-09-27 2023-02-21 GBT Technologies, Inc. Systems and methods of eliminating connectivity mismatches in a mask layout block
US11741284B2 (en) 2021-09-28 2023-08-29 GBT Technologies, Inc. Systems and methods of automatic generation of integrated circuit IP blocks

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3583559B2 (ja) 1996-09-30 2004-11-04 株式会社ルネサステクノロジ 光近接効果補正方法
JP3119217B2 (ja) 1997-10-31 2000-12-18 日本電気株式会社 フォトマスクおよびフォトマスクを使用した露光方法
JP3768794B2 (ja) 2000-10-13 2006-04-19 株式会社ルネサステクノロジ 半導体集積回路装置の製造方法
JP2002353102A (ja) 2001-05-23 2002-12-06 Hitachi Ltd 半導体装置の製造方法
JP2002351046A (ja) * 2001-05-24 2002-12-04 Nec Corp 位相シフトマスクおよびその設計方法
JP2003188111A (ja) 2001-12-20 2003-07-04 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置の製造方法およびフォトマスク作成方法
JP2003241362A (ja) 2002-02-21 2003-08-27 Sony Corp 半導体装置及び半導体装置の製造方法
EP1450206B1 (en) * 2003-02-21 2016-04-20 Canon Kabushiki Kaisha Mask and its manufacturing method, exposure, and semiconductor device fabrication method
JP4585197B2 (ja) * 2003-12-22 2010-11-24 ルネサスエレクトロニクス株式会社 レイアウト設計方法およびフォトマスク

Also Published As

Publication number Publication date
US20050142454A1 (en) 2005-06-30
US7537864B2 (en) 2009-05-26
JP2005189683A (ja) 2005-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4229829B2 (ja) ホールパターン設計方法、およびフォトマスク
JP4585197B2 (ja) レイアウト設計方法およびフォトマスク
JP4814044B2 (ja) パターン設計方法
JP5529391B2 (ja) ハーフトーン型位相シフトマスク、そのハーフトーン型位相シフトマスクを有する半導体装置の製造装置、およびそのハーフトーン型位相シフトマスクを用いた半導体装置の製造方法
JP5455438B2 (ja) マスクパターンデータ作成方法
JP4852083B2 (ja) パタンデータの作成方法およびパタンデータ作成プログラム
JP5677356B2 (ja) マスクパターンの生成方法
US8736816B2 (en) Asymmetric complementary dipole illuminator
JP2009020393A (ja) マスクパターン形成方法
JP2008020734A (ja) 半導体装置の設計パターン作成方法、プログラム、及び半導体装置の製造方法
TWI806311B (zh) 光學微影方法
KR100815953B1 (ko) 오프 그리드 방지를 위한 opc 처리방법
US6868537B1 (en) Method of generating an IC mask using a reduced database
JPH11133585A (ja) 露光用マスク及びその製造方法
TWI739717B (zh) 半導體裝置及其製造方法
US8196069B2 (en) Method for fabricating assist features in a photomask
KR100972910B1 (ko) 노광마스크 및 이를 이용한 반도체소자 형성방법
JP5909219B2 (ja) マスクパターンデータ作成方法、マスクパターンデータ作成プログラム、マスク、半導体装置の製造方法
JP2008153306A (ja) 半導体集積回路、ならびにその設計方法および設計プログラム
CN116243553A (zh) 生成曲线sraf的方法、验证mrc的方法和制造掩模的方法
JP2012053286A (ja) フォトマスクと、それを用いた半導体装置の製造装置および方法と、フォトマスクのパターン配置方法
JP2000138159A (ja) マスクパターン作成方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050608

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080813

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081105

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131212

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees