JPH11260645A - フェライトコア実装構造 - Google Patents

フェライトコア実装構造

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Publication number
JPH11260645A
JPH11260645A JP6115198A JP6115198A JPH11260645A JP H11260645 A JPH11260645 A JP H11260645A JP 6115198 A JP6115198 A JP 6115198A JP 6115198 A JP6115198 A JP 6115198A JP H11260645 A JPH11260645 A JP H11260645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
nut
body case
ferrite core
housing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6115198A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Saito
久志 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP6115198A priority Critical patent/JPH11260645A/ja
Publication of JPH11260645A publication Critical patent/JPH11260645A/ja
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  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フェライトコアを容易に安定に固定し、使用
スペースを制限し、ケーブルに負荷がかからないように
し、ケーブルからの放射ノイズを抑制することを課題と
する。 【解決手段】 フェライトコア2を内臓したナット3
と、一端にはナット3を受け入れるネジを有するととも
にフェライトコア4を内臓し、他端にはパッキン8及び
ツメ9及び押さえ部10を備えた筒状の本体ケース5を
有する。ケーブル6を、ナット3及び筐体1及び本体ケ
ース5及びパッキン8及びツメ9及び押さえ部10に通
す。ナット3及びパッキン8及びツメ9及び押さえ部1
0により本体ケース5を締め付け、筐体1はナット3と
本体ケース5の一端により挟まれ、ケーブル6は固定さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器のインタ
ーフェース用ケーブルからの放射ノイズを防ぐ際に用い
られるフェライトコアの実装構造に関するものである。
フェライトとは、酸化鉄や亜鉛、マグネシウムといくら
かの希土類の組み合わせからなる非導電性セラミックの
総称である。
【0002】
【従来の技術】一般的に、従来のフェライトコアはフェ
ライトを図3(a)に示すリング状にしたもの20aや
図3(b)に示す筒状にしたもの20bがある。又、フ
ェライトコアの欠けや割れを防ぐために、箱状の樹脂ケ
ース21で保護された構造であった。この場合、図3
(c)に示すように、フェライトコア20c、樹脂ケー
ス21は、図示しないケーブルへの取り付けを容易にす
るために、ケーブルを挟み込めるように長手方向に2分
割されている。樹脂ケース21は、使用する際に閉じる
と容易に外せないようなロック機構を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなフェライトコアには、以下に示すような問題点が
あった。1番目に、フェライトコアは、使用スペースが
大きいため、使用領域が取られる。2番目に、フェライ
トコアは、なるべくケーブルを通す筐体開口部の外側付
近に装着することが原則であるが、この開口部付近でケ
ーブルがUの字に湾曲している場合、固定、装着が難し
い。
【0004】3番目に、フェライトコアは、ケーブルに
固定するためには固定器具が必要であったり、ケーブル
をフェライトコアに巻き付けることが必要であった。4
番目に、ケーブルは水平に張られている場合、フェライ
トコア固定後、フェライトコアの重量負荷がかかる。5
番目に、ケーブル特にシールドケーブルでは放射ノイズ
はフェライトコアにより高周波損失としてて減衰される
が、放射ノイズの主な原因であるシールドケーブルのア
ルミテープや編組線で構成されたシールド層に流れる高
周波電流に対して対策ができない。従って、本発明は、
フェライトコアを容易に安定に固定し、使用スペースを
制限し、ケーブルに負荷がかからないようにし、ケーブ
ルからの放射ノイズを抑制することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】フェライトコアを内臓し
たナットと、一端にはナットを受け入れるネジを有する
とともにフェライトコアを内臓し、他端にはパッキン及
びツメ及び押さえ部を備えた筒状の本体ケースを有す
る。ケーブルを、ナット及び筐体及び本体ケース及びパ
ッキン及びツメ及び押さえ部に通す。ナット及びパッキ
ン及びツメ及び押さえ部により本体ケースを締め付け、
筐体はナットと本体ケースの一端により挟まれ、ケーブ
ルは固定される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の第1の実施の形態を説明する。図1は第1の実施の形
態を示す図である。図1(a)は各部品の構成を示す側
面図、図1(b)は筐体に取り付けた後の側面図、図1
(c)は図1(b)のA−A断面図である。
【0007】1は筐体、2は筒状のフェライトコア、3
は多角形状のナット、4は筒状のフェライトコア、5は
筒状の本体ケース、6はケーブル、7、8は円対称であ
るパッキン、9は金属性で一端が円形状で他端が鋭利な
ツメ、10は多角形状の押さえ部、11はケーブル外被
である。
【0008】以下、各部品の組み立てについて説明す
る。ナット3の内部にはフェライトコア2が固定されて
いる。又、本体ケース5にはフェライトコア4が固定さ
れている一端があり、この一端にはナット3とねじ締め
できるようにねじ山がある。ケーブル6が通される筐体
1の開口部外側に、防水性のゴム製パッキン7が取り付
けられている。
【0009】本体ケース5の他端にツメ9が取り付けら
れ、隣接して防水性のゴム製パッキン8が取り付けられ
ている。金属製の押さえ部10は本体ケース5とねじ締
めできるようねじ山を有する。
【0010】次に、動作について、図1を参照しながら
説明する。ケーブル6は、筐体1内部から押さえ部1
0、ツメ9、パッキン8と本体ケース5に通され、筐体
1外部に突出され、パッキン7、ナット3を通る。パッ
キン7は筐体1内部への水分の浸入を防ぐ。ケーブル6
に、先端が押さえ部10の中央部分に配置されたツメ9
をかませる際には、パッキン8、ツメ9、押さえ部1
0、本体ケース5とナット3をねじにて締め付ける。こ
の結果、図1(c)に示すように、ツメ9の中央部分の
エッジがケーブル外被11に食い込み、パッキン8、ツ
メ9と押さえ部10によりケーブル6は固定される。更
に、ケーブル6の筐体1の外側と内側にフェライトコア
2、4が取り付けられる。又、パッキン8は、ケーブル
6にゴムの力で固定され、ツメ9を固定する。
【0011】以上のように第1の実施の形態によれば、
ケーブル6を通す筐体1に非常に近い場所で筐体1の内
側と外側にフェライトコア2、4を設置できるため、ケ
ーブル6からの放射ノイズを減衰できる。又、使用スペ
ースも小さい。更に、本体ケース5とナット3は筐体1
の開口部でねじ締めによって固定されているので、フェ
ライトコア2、4は容易に安定に固定される。又、ケー
ブル6に余計な負荷がかからない。
【0012】次いで、図面を参照しながら第2の実施の
形態について説明する。図2は第2の実施の形態を示す
図である。図2(a)は筐体に取り付けた後の側面図、
図2(b)は図2(a)のB−B断面図である。第1の
実施の形態と同様なものには同一符号を付ける。12は
シールドケーブル、13はシールド層、14はシールド
ケーブル外被、15はフレームアースである。各部品の
組み立ては第1の実施の形態と同様である。
【0013】次に動作について、図2を参照しながら説
明する。シールドケーブル12は、筐体1内部から押さ
え部10、ツメ9、パッキン8と本体ケース5に通さ
れ、筐体1外部に突出され、パッキン7、ナット3を通
る。パッキン7は筐体1内部への水分の浸入を防ぐ。シ
ールドケーブル12に、先端が押さえ部10の中央部分
に配置されたツメ9をかませる際には、押さえ部10、
ツメ9、パッキン8、本体ケース5とナット3をねじに
て締め付ける。この結果、図2(b)に示すように、ツ
メ9の中央穴部分のエッジがシールドケーブル外被14
に食い込む。そしてシールドケーブル外被14を突き破
ったツメ9はアルミテープや編組線で構成されるシール
ド層13と電気的に接触し、金属製の本体ケース5を経
由してシールド層13に重畳した高周波電流をフレーム
アース15に短絡できる。
【0014】パッキン8とツメ9と押さえ部10により
シールドケーブル12は固定される。更に、シールドケ
ーブル12の筐体1の外側と内側にフェライトコア2、
4が取り付けられる。又、パッキン8はツメ9を固定す
る。
【0015】以上のように、第2の実施の形態によれ
ば、シールド層に流れる高周波電流はフレームアースに
短絡するため、シールドケーブルからの放射ノイズは抑
制される。更に、シールドケーブルを通す筐体の開口部
に非常に近い場所で、筐体の内側と外側にフェライトコ
アを設置できるためシールドケーブルからの放射ノイズ
を減衰させる効果が大きい。又、使用スペースも小さ
い。フェライトコアは、本体ケースとナット内にあり、
筐体の開口部でねじ締めによって固定されるため、容易
に安定に固定される。又、シールドケーブルに余計な負
荷がかからない。
【0016】又、第1の実施の形態において、フェライ
トコア2、4を筐体1近くに配せば、ナット3を筐体1
の内側に配し、本体ケース5を筐体1の外側に配しても
よい。ただし、第2の実施の形態においては、ナット3
を筐体1の内側に配し、本体ケース5を筐体1の外側に
配することは好ましくない。すなわち、本体ケース5に
おいて、シールドケーブル12はツメ9がシールド層1
3に食い込むまでノイズが放射される部分を有するから
である。
【0017】
【発明の効果】以上のように、フェライトコアを容易に
安定に固定し、使用スペースを制限し、ケーブルに負荷
がかからないようにし、ケーブルからの放射ノイズを抑
制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す図である。
【図3】従来のフェライトコアを示す斜視図である。
【符号の説明】
1…筐体 2、4…フェライトコア 3…ナット 5…本体ケース 6…ケーブル 7、8…パッキン 9…ツメ 10…押さえ部 11…ケーブル外被

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器の筐体に設けられたケーブルへ
    のフェライトコアの実装構造において、 フェライトコアを内臓したナットと、 一端にはナットを受け入れるネジを有するとともにフェ
    ライトコアを内臓し、他端には固定手段を備えた筒状の
    本体ケースを有し、 前記ケーブルを前記ナット及び前記筐体及び前記本体ケ
    ース及び前記固定手段に通し、前記ナット及び前記固定
    手段により前記本体ケースを締め付け、前記筐体は前記
    ナットと前記本体ケースの一端により挟まれ、前記ケー
    ブルは固定されることを特徴とするフェライトコア実装
    構造。
  2. 【請求項2】 前記ケーブルはシールドケーブルであっ
    て、 前記ナットは前記筐体の外側に、前記本体ケースは筐体
    の内側に取り付けられ、 前記シールドケーブルを前記ナット及び前記筐体及び前
    記本体ケース及び前記固定手段に通し、前記ナット及び
    前記固定手段により前記本体ケースを締め付け、前記固
    定手段が前記シールドケーブルのシールド層まで食い込
    むことを特徴とする請求項1記載のフェライトコア実装
    構造。
JP6115198A 1998-03-12 1998-03-12 フェライトコア実装構造 Withdrawn JPH11260645A (ja)

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JP6115198A JPH11260645A (ja) 1998-03-12 1998-03-12 フェライトコア実装構造

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JP6115198A JPH11260645A (ja) 1998-03-12 1998-03-12 フェライトコア実装構造

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JPH11260645A true JPH11260645A (ja) 1999-09-24

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JP6115198A Withdrawn JPH11260645A (ja) 1998-03-12 1998-03-12 フェライトコア実装構造

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JP (1) JPH11260645A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003060379A (ja) * 2001-08-17 2003-02-28 Kumagai Gumi Co Ltd 電磁シールド層の貫通部処理構造、並びにそれに使用する貫通部処理部材及び導体線
US8243470B2 (en) 2010-03-31 2012-08-14 International Business Machines Corporation Ferrite inductors integrated within top-mounted input/output cable port assembly of an electronics rack
US8243469B2 (en) 2010-03-31 2012-08-14 International Business Machines Corporation Ferrite inductors integrated within input/output cable port assembly of an electronics rack

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JP2003060379A (ja) * 2001-08-17 2003-02-28 Kumagai Gumi Co Ltd 電磁シールド層の貫通部処理構造、並びにそれに使用する貫通部処理部材及び導体線
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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607