JPH11260223A - 配線器具 - Google Patents

配線器具

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Publication number
JPH11260223A
JPH11260223A JP6348298A JP6348298A JPH11260223A JP H11260223 A JPH11260223 A JP H11260223A JP 6348298 A JP6348298 A JP 6348298A JP 6348298 A JP6348298 A JP 6348298A JP H11260223 A JPH11260223 A JP H11260223A
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JP
Japan
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wiring device
cover
case
engaging
terminal
Prior art date
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Application number
JP6348298A
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English (en)
Inventor
Hironari Torii
寛成 鳥居
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】係合脚の係合状態を視認により確かめることが
でき、しかもボディとカバーとの間につよい捻れ力が作
用しても係合状態が不所望に解除されないように構成す
ることもできるケースの組立が容易な配線器具を提供す
る。 【解決手段】上端に開口を備えたボディの正面および背
面の外面にほぼ対向して斜面付係止突起を形成するとと
もに、ボディの開口に覆合するカバーに、その正面およ
び背面から垂下し、かつ窓孔を有して斜面付係止突起に
係合する係合脚を形成してケースを構成している。係合
脚の斜面付係止突起との係合状態を窓孔を通して視認に
より確かめることができる。ケース内に突出してボディ
の壁面を係合脚との間で挟持する突片をカバーに形成す
ることにより、係合脚と斜面付係止突起との係合状態が
不所望に解除されないとともに、ボディにカバーを覆合
する際に突片がガイド作用を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はケースの結合構造を
改良した配線器具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、配線器具は、スイッチ、コンセ
ントなどの配線器具要素の一部または全部がケース内に
収納されている。ケースは、その内部に配線器具要素を
収納するために、ボディおよびこれに覆合するカバーと
で構成されている。
【0003】一方、配線器具は壁面に埋設されて使用さ
れるために、ケースにはフラッシュプレートの窓孔から
露出するボス部が形成されている。また、予め壁面に埋
設されている配線ボックスに配線器具を取り付けるとと
もに、配線器具のボス部を包囲してフラッシュプレート
を壁面に配設するために、取付枠が用いられる。配線器
具には、取付枠に取り付けるための取付枠装着部がボス
部の両側に形成されている。
【0004】図11は、従来の配線器具を示す正面図で
ある。
【0005】図12は、同じく側面図である。
【0006】図13は、同じく平面図である。
【0007】図14は、同じく底面図である。
【0008】各図はタイマ装置を構成している配線器具
で、101はケース、102は操作部である。
【0009】ケース101は、ボディ101a、カバー
101bおよび結合具101cからなる。
【0010】ボディ101aは、上端に開口が形成され
内部に配線器具要素収納室が形成された箱状をなし、底
面に電線挿入孔101a1およびリリース釦操作孔10
1a2が形成され、正面および背面の外面に係止段部1
01a3が形成されている。
【0011】カバー101bは、ボディ101aの開口
に覆合され、上面中央にボス部101b1が形成され、
ボス部101b1の左右両側に一対の取付枠装着部10
1b2が形成されている。なお、取付枠装着部101b
2は、後述する結合具101cと協動して取付枠に装着
される。
【0012】結合具101cは、金属板を打ち抜いてコ
字状に形成され、さらに両足部101c1の先端に加締
め部101c2を形成し、中間部に取付用耳部101c
3および係合片101c4を形成している。そして、ボ
ディ101aの開口に覆合したカバー101bの取付枠
装着部101b2に結合具101cの中間部を跨座させ
て、両足部101c1をボディ101aに沿って垂下さ
せ、係止段部101a2に加締め部101c2を加締め
て係止させることによりケース101を一体化させてい
る。
【0013】係止用耳部101c3は、ボス部101b
1の側面に当接し、係合片101c4がケース101の
両端面から突出している。係止用耳部101c3および
係合片101c4は、配線器具を取付枠(図示しな
い。)に装着する場合に、使用される。
【0014】操作部102は、ケース101のボス部1
01b1の上面に配設され、回動と押圧の操作をするこ
とができる。すなわち、操作部102を回動してタイマ
動作時間を選択し、押圧してタイマ動作を開始させるよ
うに構成されている。なお、タイマ動作時間は、連続通
電、1時間通電および4時間通電のいずれかを選択でき
るようになっている。
【0015】ケース101のボディ101aの内部の配
線器具要素収納室には、配線器具要素としての電子化タ
イマ回路からなるタイマ要素が収納されるとともに、そ
の両側に一対の端子が電線挿入孔101a1に対向する
位置に収納されている。なお、リリース釦操作孔101
a2に対向してリリース釦103が配設されている。
【0016】端子は、自己鎖錠形のものであり、リリー
ス釦103を押圧することにより、端子から電線を強制
的にリリースする。
【0017】従来の配線器具は、上述したようにボディ
101aおよびカバー101bを一体に結合するのに金
属製の結合具101cを使用しているため、部品点数が
多くなるとともに、組立の際に加締め作業が必要である
など組立の作業性が悪い。
【0018】これに対して、ボディに係止段部を形成す
るとともに、カバーには先端に係止段部に係合する係止
突部を形成した係合脚を一体に垂下して形成し、ボディ
にカバーを押し付けるだけでケースを組み立てるように
した結合具一体形のケース構造も一部の配線器具に用い
られている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の結合
具一体形のケース構造においては、係合脚の外面が平坦
で係合状態を視認により確かめることができないばかり
でなく、ケースに強い捻り力が作用した際に係合状態が
不本意に解除される不安があるという問題がある。
【0020】また、ボディにカバーが正対しないでいず
れか片側の係合脚がボディの縁に厚く当接した状態に気
が付かないで、カバーをボディに押し当てた際に係合脚
を折損する恐れがあった。
【0021】本発明は、係合脚の係合状態を視認により
確かめることができ、しかもボディとカバーとの間に強
い捻れ力が作用しても係合状態は不所望に解除されない
ように構成することもできるケースの組立が容易な配線
器具を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の配線器
具は、上端に開口を備えるとともに、正面および背面の
外面のほぼ対向位置に斜面付係止突起を形成したボディ
と;ボディの開口に覆合し上面中央にボス部およびボス
部の左右両側に一対の取付枠装着部を備えるとともに、
正面および背面から垂下し、かつ窓孔を有し斜面付係止
突起に係合することによりボディと結合してケースを構
成する係合脚を備えたカバーと;少なくとも一部がケー
スに収納された配線器具要素と;を具備していることを
特徴としている。
【0023】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0024】ケースについてケースは、ボディおよびこ
れに覆合するカバーを含んで構成される。
【0025】また、ケースのサイズは、壁面に埋設され
た状態での上下方向の外形寸法が、規格化された取付枠
の縦長の細長い取付孔の長手方向の寸法以下に形成され
ている。たとえば、上記取付孔の寸法の1/3、1.5
/3、2/3または3/3などに形成することができ
る。そして、上記の1/3の寸法を1モジュールサイズ
と称しているので、1.5/3の寸法を1.5モジュー
ルサイズ、2/3の寸法を2モジュールサイズ、3/3
の寸法を3モジュールサイズという。
【0026】ボディは、中空で内部に配線器具要素、端
子などの部品が収納される。また、端子に外部から電線
を挿入するための電線挿入孔が形成される。さらに、正
面および背面の好ましくはカバーの各取付枠装着部に対
向する位置において、外面のほぼ対向位置に斜面付係止
突起が形成される。
【0027】カバーは、上面にボス部を、またボス部の
左右両側に一対の取付枠装着部を、それぞれ備えてい
る。さらに、カバーの正面および背面の好ましくは各取
付枠装着部の位置において、ボディの斜面付係止突起に
対向して係合脚を垂下して一体に形成している。そし
て、係合脚は窓孔を備えている。
【0028】ところで、「ボス部」とは、フラッシュプ
レートの窓孔にその裏面側から嵌合してフラッシュプレ
ートの外面に露出するための突出した部分をいう。ボス
部のフラッシュプレートの外面への露出は、フラッシュ
プレートの外面と面一または突出した状態のいずれでも
よい。フラッシュプレートの窓孔は、規格化されてい
て、1個用、2個用および3個用がある。1個用は、フ
ラッシュプレートの中央に配置されていて、1モジュー
ルサイズの1個のボス部が露出できる。
【0029】ただし、本発明においては、ボス部は1モ
ジュールサイズであっても、ボディおよびカバーのボス
部以外の部分は1.5モジュールサイズであったり、2
モジュールサイズであったりしてもよい。
【0030】また、本発明においては、ケースがボス部
を含めて全体が2モジュールサイズであってもよい。
【0031】さらに、本発明においては、ケースが3モ
ジュールサイズである場合に、ボス部も3モジュールサ
イズであってもよいし、ケースの上下方向の両端に1モ
ジュールサイズのボス部を2個離間して配設した構造で
あってもよい。
【0032】さらにまた、カバーの下面には、必要に応
じてボディに内接する突片を形成することができる。
【0033】次に、「取付枠装着部」とは、規格化され
た取付枠に配線器具を取り付けるために機能する部分で
ある。
【0034】配線器具要素は、スイッチ、コンセント、
表示装置など種々の配線器具を構成するために用いるそ
れぞれの要素部分をもって構成される。配線器具要素に
よっては、その配線器具としての機能上一部がカバーの
ボス部から外部に突出していることが許容される。
【0035】端子金具は、必要に応じて自己鎖錠片を併
用することにより、絶縁被覆を除去した電線を電線挿入
孔からケース内へ挿入するだけで、自己鎖錠片が電線を
端子金具に圧接して所要の接続を得られるように構成す
ることができる。この場合に、さらにリリース釦を付設
することにより、接続されている電線に当接している鎖
錠片を強制的に電線から離間させて接続を解除すること
ができるように構成することもできる。
【0036】上記のように、自己鎖錠片およびリリース
釦を端子金具に付設する場合、ボディ内部の電線挿入孔
の周囲に予め自己鎖錠片およびリリース釦を組み込み、
その後電子化タイマ回路をボディに落とし込むことによ
り、同様に容易に組み立てることができる。また、場合
によっては、端子金具内に予め自己鎖錠片およびリリー
ス釦を組み付けてから、ボディに落とし込むようにして
もよい。端子金具の構造によっていずれか好都合の態様
を選択すればよい。
【0037】作用についてボディにカバーを結合するに
は、カバーの係合脚をボディの斜面付係止段部に合わせ
て上から押し当てる。係合脚の先端が斜面付係止突起の
斜面に当接すると、係合脚はその弾性に抗して変形しな
がら斜面に沿って乗り上げていき、やがて斜面を通過す
ると、弾性により変形が元に戻り窓孔の縁部が斜面付係
止突起に係合してボディとカバーとが結合し、ケースが
構成される。もちろん、ケースの内部には、予め配線器
具要素、端子などを所定の位置に収納しておくものとす
る。
【0038】本発明においては、斜面付係止突起をボデ
ィに形成し、カバーに形成する係合脚の窓孔が斜面付係
止突起に係合するので、係合状態を外部から視認により
確かめることができる。したがって、ボディおよびカバ
ーの結合状態を確認しながらケースを組み立てることが
できるので、信頼性の高い配線器具が得られる。また、
修理などでケースを分解する際にも結合の解除状態を外
部から視認しながら作業できるので、安全で確実な作業
を行うことができる。
【0039】請求項2の発明の配線器具は、請求項1記
載の配線器具において、ボディは、中央に配線器具要素
収納室を、左右両側に配線器具要素収納室より上下方向
の寸法が小さい端子収納室を、それぞれ備えているとと
もに、斜面付係止突起が端子収納室の外側面に形成され
ており;カバーは、取付枠装着部がボディの端子収納室
に対向する位置に配置されており;配線器具要素は、ボ
ディの配線器具収納室に収納されており;端子収納室に
収納された端子を具備している;ことを特徴としてい
る。
【0040】ボディの配線器具収納室とその両側の端子
収納室との間は、必要に応じて隔壁を形成してそれぞれ
を分離することができる。しかし、隔壁を形成する必要
がない場合には、敢えて隔壁を形成しなくてよい。隔壁
に代わり縦に延びるビード状の突起を形成して仕切るこ
ともできる。
【0041】端子室の上下方向の寸法は、係合脚が配線
器具要素収納室の外面より外方に突出しない程度であれ
ばよい。
【0042】そうして、本発明においては、配線器具要
素収納室と端子収納室との境界に形成される段差部を係
合脚のガイドとして利用することにより、左右方向に位
置ずれしないで確実に固定することができる。
【0043】また、係合脚が配線器具要素収納室より外
方に突出しないようにできるから、配線器具要素収納室
の上下方向の寸法をモジュールサイズいっぱいまで大き
く形成することができる。なお、端子収納室は上下方向
の寸法を小さくしても機能上問題にならない。
【0044】請求項3の発明の配線器具は、請求項1ま
たは2記載の配線器具において、カバーは、係合脚にほ
ぼ対向してケース内に突出してボディの壁面を係合脚と
の間で挟持する突片を備えていることを特徴としてい
る。
【0045】そうして、カバーをボディに結合するに際
して突片は、係合脚との間でボディの壁面を挟持しなが
らボディに挿入されるので、カバーをボディに正対させ
ないと挿入できない。すなわち、突片は、カバーをボデ
ィに覆合させる際にガイド作用を行う。
【0046】また、ケースの組立後には、突片は、係合
脚との間にボディの壁面を挟持しているので、ボディと
カバーとの間に強い捻り力が作用してもそれに抵抗する
ため、係合脚の斜面付係止突起との係止状態が不所望に
解除されることがない。
【0047】請求項4の発明の配線器具は、請求項2ま
たは3記載の配線器具において、カバーは、ケース内に
突出して端子に当接する突片を備えていることを特徴と
している。
【0048】そうして、突片は端子に当接するので、端
子がケース内で不所望に動くのを抑制する。そのため、
電線の接続を容易かつ確実に行うことができる。
【0049】したがって、本発明は、端子をボディの開
口から落とし込みにより組み付けるの場合に適してい
る。しかし、本発明は、落とし込みによらない端子の組
み付け方法に対しても適用できる。
【0050】請求項5の発明の配線器具は、請求項1な
いし4のいずれか一記載の配線器具において、斜面付係
止突起は、その底面にストッパ突起を備えており;カバ
ーは、係合脚の窓孔にストッパ突起に係止する薄肉の縁
部を備えている;ことを特徴としている。
【0051】本発明は、係止した係合脚が斜面付係止段
部から不所望に離脱しにくいように構成したものであ
る。すなわち、斜面付係止段部の斜面を乗り越えた係合
脚は、弾性によって変形が元に戻る際に、薄肉の縁部が
斜面付係止段部の底面に形成されたストッパ突起を一気
に乗り越えて斜面付係止段部に係止して係合する。
【0052】そうして、ボディにカバーが結合してケー
スが形成された後に何らかの理由で係合脚が斜面付係止
段部から離脱しようとしても、係合脚の薄肉の縁部はス
トッパ突起に邪魔されるため、不所望な離脱は不可能に
なる。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0054】図1は、本発明の配線器具の第1の実施形
態を示す正面図である。
【0055】図2は、同じく側面図である。
【0056】図3は、同じく平面図である。
【0057】図4は、同じく底面図である。
【0058】図5は、図4のV−V'線に沿う正面断面図
である。
【0059】図6は、ボディを除去して示す側面断面図
である。
【0060】図7は、要部拡大一部断面側面図である。
【0061】各図において、1はケース、2は操作部、
3は配線器具要素である。
【0062】ケース1について ケース1は、1モジュールサイズであり、ボディ1aお
よびカバー1bからなる。
【0063】ボディ1aは、上端に開口し、内部に配線
器具要素収納室1a1および端子収納室1a2を、外面
に複数の斜面付係止突起1a3を、底面に電線挿入孔1
a4およびリリース釦操作孔1a5を、それぞれ備えて
いる。
【0064】配線器具要素収納室1a1は、ボディ1a
の中央に形成されている。
【0065】端子収納室1a2は、配線器具収納室1a
1の左右両側に位置して形成されている。
【0066】配線器具収納室1a1と端子収納室1a2
との間には、隔壁1a4が形成されている。
【0067】斜面付係止突起1a3は、ボディ1aの正
面および背面の各端子収納室1a2に対向する位置に全
部で4個が形成されている。
【0068】電線挿入孔1a4は、端子収納室1a2に
連通して形成されている。
【0069】リリース釦操作孔1a5は、一対の電線挿
入孔1a4の間に位置して形成されている。
【0070】図7に拡大して示すように、斜面付係止突
起1a3は、斜面1a31および段部1a32からな
る。
【0071】斜面1a31は、ボディ1aの開口側に向
けて形成されている。
【0072】段部1a32は、ボディ1aの底面側に形
成されている。
【0073】カバー1bは、ボス部1b1、一対の取付
枠装着部1b2、複数の係合脚1b3および複数の突片
1b4を備えている。
【0074】ボス部1b1は、カバー1bの上面の中央
から突出して形成されていて、フラッシュプレートの1
個用窓孔に裏面から嵌合できるサイズである。
【0075】取付枠装着部1b2は、ボス部1b1の左
右両側に形成され、左右端から突出している一対の耳部
1b21およびボス部1b1の両側壁に隣接する係止凹
溝1b22を備えている。合成樹脂製の取付枠に装着す
る場合は、耳部1b21を用いる。金属製の取付枠を用
いる場合は、係止凹溝を用いる。
【0076】係合脚1b3は、カバー1bの正面および
背面の斜面付係止突起1a3に対向する位置に垂下して
形成され、窓孔1b31を備えている。
【0077】窓孔1b31は、係合脚1b3の基端部か
らキスモールド構造により形成されている。
【0078】突片1b4は、カバー1bの取付枠装着部
1b2の下面からケース内に3個互いに離間して突出し
ていて、両側の2個は斜面付係止突起に対向する位置
で、かつボディの壁面を挟持するように形成されてい
る。3個の突片1b4は、いずれも下面が端子tの上端
に当接する。
【0079】操作部2について 本実施形態は、タイマ装置であるため、操作部2は、タ
イマ動作時間を選択するとともに、タイマ動作を開始す
る操作を行う。
【0080】操作部2は、ボス部1b1から上方に突出
して配設されている。
【0081】操作部2には、摘みやすくするために、周
囲にローレット2aを形成し、指示部2bを備えてい
る。操作部2の内部には圧縮コイルばね2cがセットさ
れるとともにボス部1b1の内部空間に位置する回動軸
2dおよび回動カム2eを備えている。
【0082】操作部2に関連して、ボス部1b1の上面
に操作表示部4および動作表示部5を配設している。
【0083】操作表示部4は、操作部2のタイマ動作時
間を選択しやすくするための表示で、連続、4時間およ
び1時間の内から所望のタイマ動作時間の表示位置に操
作部2の指示部2bを合わせることにより、タイマ動作
時間を選択することができる。
【0084】動作表示部5は、電源電圧が印加されてい
るときに発光する。ボス部1b1に小孔が形成され、小
孔に対向して発光ダイオードが配設されることにより、
動作表示部5が形成されている。
【0085】配線器具要素3について 本実施形態においては、タイマ要素が配線器具要素3を
構成している。
【0086】タイマ要素は、電子化タイマ回路からな
る。
【0087】電子化タイマ回路は、負荷回路用電子スイ
ッチ回路およびタイマ制御回路からなる。
【0088】負荷回路用電子スイッチ回路は、パワー系
回路素子および端子tに加えて第1の配線基板3aを備
えている。
【0089】第1の配線基板3aは、ボディ21aの開
放端を塞ぐように位置し、その下面中央ににパワー系回
路素子および両端に端子tを実装している。
【0090】パワー系回路素子は、トライアック、雑音
防止回路素子としてのインダクタおよびコンデンサ、サ
ージ吸収素子、全波整流回路ならびに電解コンデンサか
らなり、回路部品収納室1a1内に収納されている。
【0091】端子tは、枠状に形成され、第1の配線基
板3aへの接続片を第1の配線基板3aの両端部に形成
した切欠部から上面に突出させて配線基板3aに接続す
ることにより、第1の配線基板3aの下面に実装されて
いる。そして、端子金具tは、端子収納室1a2内に収
納される。
【0092】本実施形態における端子tは、自己鎖錠形
で、図5には図示を省略しているが、枠状に曲成した端
子t内に自己鎖状片が収納される。また、自己鎖錠片を
強制的に偏位させて電線を離脱させるリリース釦r(図
4にのみ示す。)が端子tの間に配設されている。
【0093】タイマ制御回路は、可変部品3b、タイマ
動作回路要素および発光ダイオードに加えて第2の配線
基板3cを備えている。
【0094】第2の配線基板3dは、第1の配線基板3
aに、その上方に離間した状態で固定されている。ま
た、第2の配線基板3cは、カバー1bのボス部1b1
内に配設されている。
【0095】可変部品3bは、スライドスイッチ3b1
および押し釦スイッチ3b2からなり、第2の配線基板
3cの上面に実装されている。
【0096】切換スイッチ3b1は、上面から突出して
いる摘みを操作部2の回動カム2eによって直線的に変
位させることにより、タイマ動作時間を切り換えるよう
に構成されている。
【0097】押し釦スイッチ3b2は、回動軸2dを押
圧した際にオンしてタイマ動作が開始し、操作部2の押
圧を止めると、オフ状態になる。
【0098】タイマ要素は、マイコン、タイマ始動回
路、自己保持回路、マイコン制御電源リセット回路およ
びタイマプログラム選択回路を含んでいるが、第2の配
線基板3cの下面および上面に分散して実装されてい
る。しかし、マイコンは第2の配線基板3cの下面に実
装されている。
【0099】図8は、本発明の配線器具の第2の実施形
態を示す要部拡大一部断面側面図である。
【0100】図において、図7と同一部分には同一符号
を付して説明は省略している。
【0101】本実施形態は、斜面付係止突起1b3の段
部1b32にストッパ突起1b33を一体に形成すると
ともに、係合脚1b3の窓孔1b31に薄肉の縁部1b
32を形成している。
【0102】そうして、係合脚1b3の窓孔1b31
は、斜面付係止突起1a3の段部1a32に係止すると
きに、薄肉縁部1b33が係止ストッパ突起1a33を
乗り越えるから、一旦係止した後は、確実に不用意な脱
落を防止する。
【0103】図9は、本発明の配線器具の第3の実施形
態を示す平面図である。
【0104】図において、図3と同一部分には同一符号
を付して説明は省略している。
【0105】本実施形態は、ケース1’が1.5モジュ
ールサイズに形成されている。
【0106】図10は、本発明の配線器具の第4の実施
形態を示す平面図である。
【0107】図において、図3と同一部分には同一符号
を付して説明は省略している。
【0108】本実施形態は、ケース1”が2モジュール
サイズに形成されている。
【0109】
【発明の効果】請求項1ないし5の各発明によれば、ボ
ディの正面および背面のほぼ対向位置に斜面付係止突起
を形成するとともに、ボディに複合するカバーの正面お
よび背面から垂下し、かつ窓孔を有する係合脚を形成し
て、係合脚を斜面付係止突起に係合することでボディに
カバーを結合してケースを構成することにより、係合脚
の係合状態を視認により確かめることができる配線器具
を提供することができる。
【0110】請求項2の発明によれば、加えてボディが
中央に配線器具要素収納室を、左右両側に配線器具要素
収納室より上下方向の寸法が小さい端子収納室を、それ
ぞれ備えているとともに、斜面付係止突起が端子収納室
の外側面に形成されていることにより、配線器具要素収
納室と端子収納室との境界に形成される段差部を係合脚
のガイドとして利用して左右方向に位置ずれしないで確
実に固定するとともに、配線器具要素収納室の上下方向
の寸法をモジュールサイズいっぱいまで大きく形成した
配線器具を提供することができる。
【0111】請求項3の発明によれば、加えて係合脚に
ほぼ対向してケース内に突出してボディの壁面を係合脚
との間で挟持する突片をカバーに形成したことにより、
突片によってカバーの覆合をガイドするとともに、ボデ
ィとカバーの間に強い捻り力が作用しても係合脚と斜面
付係止突起との係合が不所望に解除されない配線器具を
提供することができる。
【0112】請求項4の発明によれば、加えてケース内
に突出して端子に当接する突片をカバーに形成したこと
により、端子の動きを抑制して電線の接続を容易かつ確
実に行う配線器具を提供することができる。
【0113】請求項5の発明によれば、加えて斜面付係
止突起の段部にストッパ突起を形成するとともに、係合
脚の窓孔にストッパ突起に係止する薄肉縁部を形成した
ことにより、係合脚が斜面付係止突起から離脱しようと
しても、係合脚の薄肉縁部がストッパ突起に邪魔される
ため、不所望な離脱を防止した配線器具を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配線器具の第1の実施形態を示す正面
【図2】同じく側面図
【図3】同じく平面図
【図4】同じく底面図
【図5】図4のV−V'線に沿う断面図
【図6】ボディを除去して示す側面断面図
【図7】要部拡大一部断面側面図
【図8】本発明の配線器具の第2の実施形態を示す要部
拡大一部断面側面図
【図9】本発明の配線器具の第3の実施形態を示す平面
【図10】本発明の配線器具の第4の実施形態を示す平
面図
【図11】従来の配線器具を示す正面図
【図12】同じく側面図
【図13】同じく平面図
【図14】同じく底面図
【符号の説明】
1…ケース 1a…ボディ 1a3…斜面付係止突起 1a31…斜面 1a32…段部 1b…カバー 1b1…ボス部 1b2…取付枠装着部 1b21…耳部 1b22…係止凹溝 1b3…係合脚 1b31…窓孔 2…操作部 2a…ローレット 2b…指示部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端に開口を備えるとともに、正面および
    背面の外面のほぼ対向位置に斜面付係止突起を形成した
    ボディと;ボディの開口に覆合し上面中央にボス部およ
    びボス部の左右両側に一対の取付枠装着部を備えるとと
    もに、正面および背面から垂下し、かつ窓孔を有して斜
    面付係止突起に係合することによりボディと結合してケ
    ースを構成する係合脚を備えたカバーと;少なくとも一
    部がケースに収納された配線器具要素と;を具備してい
    ることを特徴とする配線器具。
  2. 【請求項2】ボディは、中央に配線器具要素収納室を、
    左右両側に配線器具要素収納室より上下方向の寸法が小
    さい端子収納室を、それぞれ備えているとともに、斜面
    付係止突起が端子収納室の外側面に形成されており;カ
    バーは、取付枠装着部がボディの端子収納室に対向する
    位置に配置されており;配線器具要素は、ボディの配線
    器具要素収納室に収納されており;端子収納室に収納さ
    れた端子を具備している;ことを特徴とする請求項1記
    載の配線器具。
  3. 【請求項3】カバーは、係合脚にほぼ対向してケース内
    に突出してボディの壁面を係合脚との間で挟持する突片
    を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の
    配線器具。
  4. 【請求項4】カバーは、ケース内に突出して端子に当接
    する突片を備えていることを特徴とする請求項2または
    3記載の配線器具。
  5. 【請求項5】斜面付係止突起は、その底面にストッパ突
    起を備えており;係合脚は、その窓孔にストッパ突起に
    係止する薄肉の縁部を備えている;ことを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれか一記載の配線器具。
JP6348298A 1998-03-13 1998-03-13 配線器具 Pending JPH11260223A (ja)

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