JPH11260110A - 車両用装置 - Google Patents

車両用装置

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Publication number
JPH11260110A
JPH11260110A JP10058299A JP5829998A JPH11260110A JP H11260110 A JPH11260110 A JP H11260110A JP 10058299 A JP10058299 A JP 10058299A JP 5829998 A JP5829998 A JP 5829998A JP H11260110 A JPH11260110 A JP H11260110A
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JP
Japan
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housing
engagement
engaging
lens
elastic plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP10058299A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Kobayakawa
実 小早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11260110A publication Critical patent/JPH11260110A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q2900/00Features of lamps not covered by other groups in B60Q
    • B60Q2900/20Arrangements for easy recycling, e.g. for easy dismantling or use of special materials

Landscapes

  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ交換時に、ハウジングが損傷破損なく
リサイクルできる。 【解決手段】 ハウジング1には係合凸部13が設けら
れ、樹脂製のレンズ2に弾性板部23が一体に設けら
れ、弾性板部23に係合部24が設けられている。この
結果、係合部24が弾性板部23を介して係合凸部13
に係合すると、ハウジング1とレンズ2とが締結固定さ
れる。弾性板部23を弾性変形させて係合部24と係合
凸部13との係合状態を解除すると、ハウジング1とレ
ンズ2とが分解される。このとき、ハウジング1側に損
傷や破損がなく、ハウジング1がリサイクル使用でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジングと樹脂
製のレンズとが締結手段により着脱可能に締結固定され
て室が画成されてなる車両用装置に係り、特に、レンズ
交換時においてハウジングが損傷や破損すること無くリ
サイクル使用できる車両用装置に関するものである。こ
こで、車両用装置とは、車両用灯具や車両用装飾具等を
言う。上述の車両用灯具とは、例えば、ヘッドランプ、
フォグランプ、ターンシグナルランプ、クリアランスラ
ンプ、フロントコンビネーションランプ、リヤーコンビ
ネーションランプ等を言う。また、上述の車両用装飾具
とは、例えば、リヤーフィニッシャーやガーニッシュ等
を言う。
【0002】
【従来の技術】以下、この種の車両用装置を図13及び
図14を参照して説明する。この例は、車両用灯具のヘ
ッドランプについて説明する。図においては、1は例え
ば、PP(ポリプロピレン)やABS(アクリロニトリ
ル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS樹脂))等の樹
脂製のハウジング(ランプハウジング)である。このハ
ウジング1の周縁部にはシール溝部10が一体に設けら
れている。このシール溝部10は前面(又は後面)から
見てほぼロ字形状をなす。このシール溝部10の外側壁
11には、締結手段としての小四角形の係合孔12が設
けられている。
【0003】2は例えば、PC(ポリカーボネート)や
PMMA(ポリメタクリル酸メチル(メタクリル樹
脂))等の光透過性の樹脂製のレンズである。このレン
ズ2の後面の周縁部にはシール脚部20が後方に一体に
突設されている。このシール脚部20は前記シール溝部
10と対応し前面(又は後面)から見てほぼロ字形状を
なす。このシール脚部20の外側面には、前記ハウジン
グ1のシール溝部10の外側壁11の先端が当接するリ
ブ21が一体にかつ全周に亘って設けられている。か
つ、このリブ21の外側面のリブ21よりも先端側の部
分には、締結手段としてのランス形状の係合凸部22
が、前記ハウジング1の係合孔12に対応して一体に突
設されている。なお、上述の係合孔12及び係合凸部2
2の設ける位置や数は特に限定しない。
【0004】3はシール材としてのパッキング材であ
る。このパッキング材3としては、紐状のパッキング材
や断面中空形状をなす中空パッキング材等がある。
【0005】前記パッキング材3を前記ハウジング1の
シール溝部10中にセットし、そのシール溝部10中に
前記レンズ2のシール脚部20を挿入すると共に、前記
ハウジング1の係合孔12に前記レンズ2の係合凸部2
2を係合させる。すると、ハウジング1とレンズ2とが
締結固定され、かつ、前記パッキング材3が前記シール
溝部10の内面と前記シール脚部20の外面との間に押
圧密着され、前記シール溝部10の内面と前記シール脚
部20の外面との間が防水封止される。その結果、前記
ハウジング1及び前記レンズ2及び前記パッキング材3
により室(灯室)4が防水画成さることとなる。このと
き、図14に示すように、ハウジング1のシール溝部1
0の外側壁11の先端がレンズ2のシール脚部20のリ
ブ21に当接しているが、車両用装置においては当接し
ていないものもある。
【0006】上述の室4内には光源バルブ(図示せず)
やハウジング1と一体の反射面(図示せず)若しくは反
射面を有するハウジング1と別体のリフレクタ等が配置
されている。
【0007】そして、前記ハウジング1の係合孔12と
前記レンズ2の係合凸部22との係合状態を解除するこ
とにより、前記ハウジング1と前記レンズ2とを分解す
ることができる。このために、車両用装置(ヘッドラン
プ)、特に、前記ハウジング1のリサイクルが可能であ
る。
【0008】ここで、上述の例のヘッドランプの場合に
おいて、レンズ2は自動車の前面側の表面(外側)に露
出しているので、レンズ2が破損や損傷する割合は高
い。一方、ハウジング1は自動車の内側に収納され車体
により覆われているので、ハウジング1が破損や損傷す
る割合はレンズ2と比較して低い。しかも、ハウジング
1にはその他の機器や機構(ヘッドランプの場合には、
光源バルブ、反射面若しくはリフレクタ、光軸調整機
構、呼吸機構等)が具備装備されているので、ハウジン
グ1は高価である。このために、レンズ2が破損や損傷
した場合には、古いレンズ2をハウジング1から取り外
して、新しいレンズ2をハウジング1に再度取り付け
て、ハウジング1をリサイクルすることは資源節約に貢
献することとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の車両用装置は、ハウジング1に設けた係合孔12とレ
ンズ2に設けた係合凸部22とをただ単に係合させるこ
とにより、ハウジング1とレンズ2とを締結固定するも
のであって、その係合孔12と係合凸部22との係合状
態が剛状態にある。このために、レンズ2の交換時にお
いて、係合孔12と係合凸部22との剛状態の係合状態
を無理矢理に解除する場合に、ハウジング1の係合孔1
2の周辺部分が破損や損傷し易く、ハウジングがリサイ
クル使用できなくなる等の課題がある。
【0010】本発明の目的は、レンズ交換時においてハ
ウジングが損傷や破損すること無くリサイクル使用でき
る車両用装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、ハウジングに係合凸部が設けられてお
り、樹脂製のレンズに弾性板部が一体に設けられてお
り、その弾性板部に係合部が設けられている、ことを特
徴とする。
【0012】この結果、本発明の車両用装置は、上記の
構成により、係合部が弾性板部を介して係合凸部に係合
すると、ハウジングとレンズとが締結固定される。ま
た、係合部と係合凸部との係合状態を解除すると、ハウ
ジングとレンズとが分解される。このとき、係合部が弾
性板部を介して係合凸部に係合されているので、この弾
性板部を弾性変形させることにより、係合部と係合凸部
との係合状態を解除できる。このために、係合孔と係合
凸部との剛状態の係合状態を無理矢理に解除する従来の
車両用装置と比較して、特に係合凸部側のハウジングが
損傷や破損する虞がない。しかも、弾性板部はレンズ側
に設けられているので、係合部と係合凸部との係合状態
を解除させるために弾性板部を弾性変形させる際に、そ
の弾性板部が損傷や破損したとしても、その弾性板部が
レンズ側に設けられているのであるから、ハウジング側
に損傷や破損がなく、ハウジングがリサイクル使用でき
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用装置の実施
の形態のうちの2例を図1乃至図12を参照して説明す
る。図1は本発明の車両用装置の第1の実施の形態を示
す。この例は、ヘッドランプに使用した例について説明
する。図中、図13及び図14と同符号は同一のものを
示す。
【0014】ハウジング1の外側壁11の外側面には2
個のランス形状の係合凸部13がそれぞれ一体に突設さ
れている。この2個の係合凸部13、13は、ハウジン
グ1とレンズ2との締結固定方向(図中両矢印方向)A
に対して直交する方向に間隔を開けて設けられている。
【0015】レンズ2のリブ21の端面には四角板形状
の弾性板部23が一体に設けられている。この弾性板部
23は、上述の2個の係合凸部13、13の間に配置さ
れるように、ハウジング1とレンズ2との締結固定方向
Aに突設されている。上述の弾性板部23の先端部の両
側には2個の係合部24、24が一体に設けられてい
る。この2個の係合部24、24は、上述の2個の係合
凸部13、13にそれぞれ係合するように、ハウジング
1とレンズ2との締結固定方向Aに対して直交する方向
にそれぞれ突設されている。この弾性板部23及び2個
の係合部24、24は錨形状をなす。上述の2個の係合
凸部13、13及び弾性板部23及び2個の係合部2
4、24が締結手段を構成する。なお、この締結手段の
設ける位置や数は特に限定しない。
【0016】この第1実施形態における本発明の車両用
装置は、以上の如き構成からなり、以下その使用例につ
いて説明する。まず、パッキング材3をハウジング1の
シール溝部10中にセットし、そのシール溝部10中に
レンズ2のシール脚部20を、両矢印Aの下向き方向
に、挿入する。すると、レンズ2の2個の係合部24、
24がハウジング1の2個の係合凸部13、13の斜面
上スライドしながら、レンズ2の弾性板部23が弾性変
形し、係合部24、24が係合凸部13、13の頂点に
達したところで、弾性変形していた弾性板部23が元の
状態に弾性復帰して、2個の係合部24、24の端面が
2個の係合凸部13、13の垂直面にそれぞれ係合する
こととなる。このとき、パッキング材3がシール溝部1
0の内面とシール脚部20の外面との間に押圧密着され
て弾性変形し、その弾性変形したパッキング材3の反発
力により、上述の係合凸部13、13と係合部24、2
4とが確固に係合することとなる。
【0017】このように、係合凸部13、13と係合部
24、24とが係合することにより、ハウジング1とレ
ンズ2とが締結固定され、かつ、パッキング材3がシー
ル溝部10の内面とシール脚部20の外面との間に押圧
密着され、シール溝部10の内面とシール脚部20の外
面との間が防水封止される。その結果、ハウジング1及
びレンズ2及びパッキング材3により室4が防水画成さ
ることとなる。
【0018】また、上述の2個の係合部24、24と2
個の係合凸部13、13との係合状態をそれぞれ解除す
ると、ハウジング1とレンズ2とが分解される。このと
き、係合部24、24が弾性板部23を介して係合凸部
13、13に係合されているので、この弾性板部23を
弾性変形させることにより、係合部24、24と係合凸
部13、13との係合状態を解除できる。このために、
係合孔12と係合凸部22との剛状態の係合状態を無理
矢理に解除する従来の車両用装置と比較して、特に係合
凸部13、13側のハウジング1が損傷や破損する虞が
ない。しかも、弾性板部23はレンズ2側に設けられて
いるので、係合部24、24と係合凸部13、13との
係合状態を解除させるために弾性板部23を弾性変形さ
せる際に、その弾性板部23が損傷や破損したとして
も、その弾性体部23がレンズ2側に設けられているの
であるから、ハウジング1側に損傷や破損がなく、ハウ
ジング1がリサイクル使用できる。
【0019】特に、この第1の実施の形態においては、
ハウジング1及びレンズ2双方の締結手段(2個の係合
凸部13、13及び弾性板部23及び2個の係合部2
4、24)には従来の係合孔12のような透孔が設けら
れていないので、ハウジング1及びレンズ2の金型成形
時に透孔の周囲にウエルドラインが発生することがな
い。この結果、ウエルドラインが発生しないので、締結
手段の強度、特にハウジング1側の強度が低下する虞が
なく、ハウジング1側の損傷や破損の虞がない。
【0020】図2は本発明の車両用装置の第2の実施の
形態を示す。この例は、ヘッドランプに使用した例につ
いて説明する。図中、図1及び図13及び図14と同符
号は同一のものを示す。
【0021】ハウジング1の外側壁11の外側面には1
個のランス形状の係合凸部130が一体に突設されてい
る。レンズ2のリブ21の端面には逆台形板形状の弾性
板部230が一体に設けられている。この弾性板部23
0は、上述の係合凸部130を覆うように設けられてい
る。上述の弾性板部23には開口部241が設けられて
おり、この開口部241の締結固定方向Aに対して直交
する方向の縁には前記係合凸部130に係合する係合部
240が形成されている。上述の係合凸部130及び弾
性板部230及び開口部241の縁の係合部240が締
結手段を構成する。なお、この締結手段の設ける位置や
数は特に限定しない。
【0022】この第2実施形態における本発明の車両用
装置は、以上の如き構成からなり、以下その使用例につ
いて説明する。まず、パッキング材3をハウジング1の
シール溝部10中にセットし、そのシール溝部10中に
レンズ2のシール脚部20を、両矢印Aの下向き方向
に、挿入する。すると、レンズ2の弾性板部230がハ
ウジング1の係合凸部130の斜面上スライドしながら
弾性変形し、その弾性変形していた弾性板部230が係
合凸部130の頂点に達したところで元の状態に弾性復
帰して、その弾性板部230の開口部241の縁からな
る係合部240が係合凸部130の垂直面に係合するこ
ととなる。このとき、パッキング材3がシール溝部10
の内面とシール脚部20の外面との間に押圧密着されて
弾性変形し、その弾性変形したパッキング材3の反発力
により、上述の係合凸部130と係合部240とが確固
に係合することとなる。
【0023】このように、係合凸部130と係合部24
0とが係合することにより、ハウジング1とレンズ2と
が締結固定され、かつ、パッキング材3がシール溝部1
0の内面とシール脚部20の外面との間に押圧密着さ
れ、シール溝部10の内面とシール脚部20の外面との
間が防水封止される。その結果、ハウジング1及びレン
ズ2及びパッキング材3により室4が防水画成さること
となる。
【0024】また、上述の係合部240と係合凸部13
0との係合状態をそれぞれ解除すると、ハウジング1と
レンズ2とが分解される。このとき、係合部240が弾
性板部230を介して係合凸部130に係合されている
ので、この弾性板部230を弾性変形させることによ
り、係合部240と係合凸部130との係合状態を解除
できる。このために、係合孔12と係合凸部22との剛
状態の係合状態を無理矢理に解除する従来の車両用装置
と比較して、特に係合凸部130側のハウジング1が損
傷や破損する虞がない。しかも、弾性板部230はレン
ズ2側に設けられているので、係合部240と係合凸部
130との係合状態を解除させるために弾性板部230
を弾性変形させる際に、その弾性板部230が損傷や破
損したとしても、その弾性体部230がレンズ2側に設
けられているのであるから、ハウジング1側に損傷や破
損がなく、ハウジング1がリサイクル使用できる。
【0025】図3は本発明の車両用装置の第1実施形態
の第1変形例を示す。この例は、ヘッドランプに使用し
た例について説明する。図中、図1及び図2及び図13
及び図14と同符号は同一のものを示す。(A)、
(B)、(C)に示すように、弾性板部23には、2個
の係合凸部13、13と2個の係合部24、24との係
合状態を解除するための工具(例えばマイナスドライバ
ー等(図示せず))を挿入する凹部25が設けられてい
る。または、(D)に示すように、ハウジング1のうち
弾性板部23と対向する箇所には、2個の係合凸部1
3、13と2個の係合部24、24との係合状態を解除
するための工具を挿入する凹部14が設けられている。
【0026】この変形例は、以上の如き構成からなるの
で、2個の係合凸部13、13と2個の係合部24、2
4との係合状態を解除する際には、工具の先端を凹部2
5または14中に挿入し、工具を梃子として使用するこ
とにより、2個の係合凸部13、13と2個の係合部2
4、24との係合状態を簡単に解除することができる。
【0027】図4は本発明の車両用装置の第2実施形態
の第1変形例を示す。この例は、ヘッドランプに使用し
た例について説明する。図中、図1乃至図3及び図13
及び図14と同符号は同一のものを示す。(A)、
(B)、(C)に示すように、弾性板部230には、係
合凸部130と係合部240との係合状態を解除するた
めの工具(例えばマイナスドライバー等(図示せず))
を挿入する凹部250が設けられている。または、
(D)に示すように、ハウジング1のうち弾性板部23
0と対向する箇所には、係合凸部130と係合部240
との係合状態を解除するための工具を挿入する凹部14
0が設けられている。
【0028】この変形例は、以上の如き構成からなるの
で、係合凸部130と係合部240との係合状態を解除
する際には、工具の先端を凹部250または140中に
挿入し、工具を梃子として使用することにより、係合凸
部130と係合部240との係合状態を簡単に解除する
ことができる。
【0029】図5乃至図8は本発明の車両用装置の第1
実施形態の第2変形例を示す。この例は、ヘッドランプ
に使用した例について説明する。図中、図1乃至図4及
び図13及び図14と同符号は同一のものを示す。図5
に示すように、ハウジング1のうち弾性板部23と対向
する箇所には、2個の係合凸部13、13と2個の係合
部24、24との係合状態を解除するための巾狭の解除
部材15が揺動可能に一体に設けられている。この解除
部材15は、スライド金型を使用しないように、2個の
係合部13、13の間に設けられており、かつ、外側壁
11の後部から締結固定方向Aに対してほぼ直交する方
向に一体に延設されている。
【0030】この変形例は、以上の如き構成からなり、
以下その操作作用について説明する。まず、2個の係合
凸部13、13と2個の係合部24、24とが係合され
て、ハウジング1とレンズ2とが着脱可能に締結固定さ
れた際には、図6及び図7に示すように、解除部材15
は弾性板部23に押されてほぼ締結固定方向Aに位置す
ることとなる。次に、2個の係合凸部13、13と2個
の係合部24、24との係合状態を解除する際には、図
8に示すように、解除部材15を矢印方向に揺動させる
ことにより、この解除部材15が梃子として作用し、2
個の係合凸部13、13と2個の係合部24、24との
係合状態を簡単に解除することができる。
【0031】特に、この変形例においては、解除部材1
5が2個の係合部13、13の間に設けられているの
で、ハウジング1の金型成形時に、スライド金型を使用
する必要がないので、金型成形のコストが上がる虞がな
い。
【0032】図9乃至図12は本発明の車両用装置の第
2実施形態の第2変形例を示す。この例は、ヘッドラン
プに使用した例について説明する。図中、図1乃至図8
及び図13及び図14と同符号は同一のものを示す。図
9に示すように、ハウジング1のうち弾性板部230と
対向する箇所には、係合凸部130と係合部240との
係合状態を解除するための幅広の解除部材150が揺動
可能に一体に設けられている。この解除部材150は、
スライド金型を使用しないように、1個の係合部240
に対応する箇所に透孔151が設けられており、かつ、
外側壁11の後部から締結固定方向Aに対してほぼ直交
する方向に一体に延設されている。
【0033】この変形例は、以上の如き構成からなり、
以下その操作作用について説明する。まず、係合凸部1
30と係合部240とが係合されて、ハウジング1とレ
ンズ2とが着脱可能に締結固定された際には、図10及
び図11に示すように、解除部材150は弾性板部23
0に押されてほぼ締結固定方向Aに位置することとな
る。次に、係合凸部130と係合部240との係合状態
を解除する際には、図12に示すように、解除部材15
0を矢印方向に揺動させることにより、この解除部材1
50が梃子として作用し、係合凸部130と係合部24
0との係合状態を簡単に解除することができる。
【0034】特に、この変形例においては、解除部材1
50のうち係合部240に対応する箇所に透孔151が
設けられているので、ハウジング1の金型成形時に、ス
ライド金型を使用する必要がないので、金型成形のコス
トが上がる虞がない。
【0035】また、上述の解除部材150とハウジング
1との連結部分は解除部材150の幅と対応して幅広と
なるが、上述の解除部材150には透孔151が設けら
れているので、ハウジング1と解除部材150との連結
部分は透孔151の幅を差し引いた分となり、その結
果、解除部材150が幅広であっても、解除部材150
の揺動が可能となる。
【0036】なお、この実施の形態においては、ヘッド
ランプの車両用灯具に使用した例について説明したが、
本発明はその他の車両用灯具や車両用装飾具等の車両用
装置にも適用できる。
【0037】また、この実施の形態においては、パッキ
ング材3を使用したが、シール材を使用しても良い。こ
のシール材としては、例えば、RIM成形に類似する自
己反応発泡性硬化ウレタン、1液湿気硬化型(チッソ)
ガス発泡のウレタン、又は、2液ウレタン(チッソ)ガ
ス発泡材、自己反応発泡性2液シリコンの加熱硬化型等
の発泡体やエラストマー等からなり、押出し成形や金型
成形等により成形されているものであって、シール性
(粘着性)を有し、かつ剥離性を有する。
【0038】さらに、この実施の形態においては、パッ
キング材3やシール材等を使用したが、車両用装置にお
いては、室4内を厳格に防水する必要がない場合があ
る。このような車両用装置の場合においては、上述のパ
ッキング材3やシール材等は不要となる。
【0039】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の車両
用装置は、ハウジングに係合凸部が設けられており、樹
脂製のレンズに弾性板部が一体に設けられており、その
弾性板部に係合部が設けられているものであるから、係
合部が弾性板部を介して係合凸部に係合すると、ハウジ
ングとレンズとが締結固定され、また、係合部と係合凸
部との係合状態を解除すると、ハウジングとレンズとが
分解される。このとき、係合部が弾性板部を介して係合
凸部に係合されているので、この弾性板部を弾性変形さ
せることにより、係合部と係合凸部との係合状態を解除
できる。このために、係合孔と係合凸部との剛状態の係
合状態を無理矢理に解除する従来の車両用装置と比較し
て、特に係合凸部側のハウジングが損傷や破損する虞が
ない。しかも、弾性板部はレンズ側に設けられているの
で、係合部と係合凸部との係合状態を解除させるために
弾性板部を弾性変形させる際に、その弾性板部が損傷や
破損したとしても、その弾性体部がレンズ側に設けられ
ているのであるから、ハウジング側に損傷や破損がな
く、ハウジングがリサイクル使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用装置の第1実施形態を示し、
(A)はハウジングとレンズとが着脱可能に締結固定さ
れた状態を示した一部斜視図、(B)は(A)における
B矢視図、(C)は(A)におけるC矢視図である。
【図2】本発明の車両用装置の第2実施形態を示し、
(A)はハウジングとレンズとが着脱可能に締結固定さ
れた状態を示した一部斜視図、(B)は(A)における
B矢視図、(C)は(A)におけるC矢視図である。
【図3】本発明の車両用装置の第1実施形態の第1変形
例を示し、(A)はハウジングとレンズとが着脱可能に
締結固定された状態を示した(B)におけるA−A線一
部断面図、(B)はハウジングとレンズとが着脱可能に
締結固定された状態を示した一部側面図、(C)は
(B)におけるC矢視図、(D)は凹部の変形を示した
(C)に対応する図である。
【図4】本発明の車両用装置の第2実施形態の第1変形
例を示し、(A)はハウジングとレンズとが着脱可能に
締結固定された状態を示した(B)におけるA−A線一
部断面図、(B)はハウジングとレンズとが着脱可能に
締結固定された状態を示した一部側面図、(C)は
(B)におけるC矢視図、(D)は凹部の変形を示した
(C)に対応する図である。
【図5】本発明の車両用装置の第1実施形態の第2変形
例を示し、解除部材を有するハウジングの一部斜視図で
ある。
【図6】同じく、ハウジングとレンズとが着脱可能に締
結固定された状態を示した一部斜視図である。
【図7】同じく、図6におけるVII矢視図である。
【図8】同じく、解除部材を使用して係合凸部と係合部
との係合が解除された状態を示した図7に対応する図で
ある。
【図9】本発明の車両用装置の第2実施形態の第2変形
例を示し、解除部材を有するハウジングの一部斜視図で
ある。
【図10】同じく、ハウジングとレンズとが着脱可能に
締結固定された状態を示した一部斜視図である。
【図11】同じく、図10におけるXI矢視図である。
【図12】同じく、解除部材を使用して係合凸部と係合
部との係合が解除された状態を示した図11に対応する
図である。
【図13】従来の車両用装置を斜上方から見た斜視図で
ある。
【図14】図13におけるXIV−XIV線断面図であ
る。
【符号の説明】
1…ハウジング(ランプハウジング)、10…シール溝
部、11…外側壁、13、130…係合凸部(締結手
段)、14…凹部、15、150…解除部材、151…
透孔、2…レンズ、20…シール脚部、21…リブ、2
3、230…弾性板部(締結手段)、24、240…係
合部(締結手段)、241…開口部、3…パッキング
材、4…室(灯室)、A…締結固定方向。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと樹脂製のレンズとが締結手
    段により着脱可能に締結固定されて室が画成されてなる
    車両用装置において、 前記締結手段は、前記ハウジングに設けられた係合凸部
    と、前記レンズに一体に設けられた弾性板部と、前記弾
    性板部に設けられた係合部とから構成されており、前記
    係合部が前記係合凸部に係合することにより、前記ハウ
    ジングと前記レンズとが締結固定される、ことを特徴と
    する車両用装置。
  2. 【請求項2】 前記係合凸部は、前記ハウジングと前記
    レンズとの締結固定方向に対して直交する方向に間隔を
    開けて2個設けられており、前記弾性板部は、前記2個
    の係合凸部の間に配置されるように、前記ハウジングと
    前記レンズとの締結固定方向に設けられており、前記係
    合部は、前記2個の係合凸部にそれぞれ係合するよう
    に、前記弾性板部の先端部の両側に前記ハウジングと前
    記レンズとの締結固定方向に対して直交する方向に設け
    られている、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用
    装置。
  3. 【請求項3】 前記係合凸部は、1個設けられており、
    前記弾性板部は、前記1個の係合凸部を覆うように設け
    られており、前記係合部は、前記1個の係合凸部に係合
    するように、前記弾性板部に設けられた開口部の縁から
    構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の車
    両用装置。
  4. 【請求項4】 前記弾性板部には、前記係合凸部と前記
    係合部との係合状態を解除するための工具を挿入する凹
    部が設けられている、ことを特徴とする請求項1又は2
    又は3に記載の車両用装置。
  5. 【請求項5】 前記ハウジングのうち前記弾性板部と対
    向する箇所には、前記係合凸部と前記係合部との係合状
    態を解除するための工具を挿入する凹部が設けられてい
    る、ことを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の車
    両用装置。
  6. 【請求項6】 前記ハウジングのうち前記弾性板部と対
    向する箇所には、前記係合凸部と前記係合部との係合状
    態を解除するための解除部材が揺動可能に一体に設けら
    れている、ことを特徴とする請求項1又は2又は3に記
    載の車両用装置。
  7. 【請求項7】 前記解除部材は、前記係合凸部が2個の
    場合、スライド金型を使用しないように、前記2個の係
    合部の間に設けられている、ことを特徴とする請求項6
    に記載の車両用装置。
  8. 【請求項8】 前記解除部材は、前記係合凸部が1個の
    場合、スライド金型を使用しないように、前記1個の係
    合部に対応する箇所に透孔が設けられている、ことを特
    徴とする請求項6に記載の車両用装置。
  9. 【請求項9】 前記ハウジングにはシール溝部が設けら
    れており、前記レンズにはシール脚部が設けられてお
    り、前記シール溝部と前記シール脚部との間にはシール
    材が介装されていて前記室が防水画成されてなる、こと
    を特徴とする請求項1乃至9のうちの1に記載の車両用
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10256403A1 (de) * 2002-12-02 2004-06-09 Hella Kg Hueck & Co. Innenleuchte für Fahrzeuge

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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