JPH11258670A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH11258670A
JPH11258670A JP10065338A JP6533898A JPH11258670A JP H11258670 A JPH11258670 A JP H11258670A JP 10065338 A JP10065338 A JP 10065338A JP 6533898 A JP6533898 A JP 6533898A JP H11258670 A JPH11258670 A JP H11258670A
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JP
Japan
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setting
camera
dial
information
setting dial
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JP10065338A
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English (en)
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Hidehiro Ogawa
英洋 小川
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影動作に関連する設定ポジションと撮影動
作に関連しない調整、設定ポジションとを設定ダイヤル
上で区分けし、操作時の誤操作を一掃する。 【解決手段】 第1の情報(撮影動作に関連する情報)
に関する複数の設定ポジションと、第2の情報(撮影動
作に関連しない調整、設定情報)に関する複数の設定ポ
ジションと、電源をOFFにするための電源OFFポジ
ションとを有する設定ダイヤル2を備えている。この設
定ダイアルに、電源OFFポジションを挟んで、一側に
第1の情報に関する複数の設定ポジションを、他側に第
2の情報に関する複数の設定ポジションを設ける。ま
た、設定ダイヤルに、その回転操作をロックするロック
機構と、このロックを解除するロック解除機構5とを設
け、ロック解除機構の操作で電源OFFポジションから
第2の情報に関する複数の設定ポジション側への回動操
作を許容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばスピード
ライト自動発光モード、スピードライト強制発光モード
等のような撮影動作に関する情報の設定や、時刻設定、
日付設定等のように撮影動作には直接関与しない調整、
設定に関する情報の設定を選択するために操作される設
定ダイヤルを備えたカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のカメラにおいては、回転操
作される設定ダイヤルを用い、複数の設定情報の選択を
同一箇所で操作できるように構成している。すなわち、
特開平4−86627号公報などに示されるように、こ
のような設定ダイヤルには、撮影動作時に使用する種々
の設定モードと、撮影準備時に使用される種々の調整、
設定モードとがダイヤル上の適宜の回転ポジションに位
置付けられている。なお、上述した従来の設定ダイヤル
上では、撮影動作時の設定モードと撮影準備時の調整モ
ードとを単にダイヤル上の記号や色で識別することによ
り、誤操作を防いでいた。
【0003】また、従来のカメラでは、設定ダイヤル上
にはダイヤル操作をロックするためのロックポジション
が設けられているが、カメラの電源をON、OFFする
スイッチはこの設定ダイヤルとは別に設けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した構造
では、一つの設定ダイヤル上に撮影動作時に使用する設
定モードとなる設定ポジションと撮影準備時に使用され
る調整、設定モードとなる設定ポジションとが混在して
いるため、たとえば撮影動作時の設定モード変更を行う
際に、ダイヤルを誤って回転操作すると、調整、設定モ
ード側のポジションに切り替わってしまうことがあり、
誤操作を生じ易いという問題があった。
【0005】また、上述した従来のカメラでは、カメラ
の電源をON、OFFするスイッチを別の箇所に設けて
いるので、操作性やカメラボディ面への配列上、小型化
が図れないという問題もあった。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、設定ダイヤルを回転操作するにあたって、
撮影動作に関する情報設定ポジションから撮影動作には
関与しない調整や設定に関するポジションに回転しない
ように構成し、従来のような誤操作の原因を一掃し、使
用し易いカメラを得ることを目的とする。
【0007】また、本発明は設定ダイヤルの一部に電源
のON、OFFを切換える機能をも付加し、さらに設定
ダイヤルの回転をロックするロック機構、ロック解除機
構の構成も簡素化し、構成の簡素化、部品点数の削減、
小型化を図ることができるカメラを得ることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的に応える
ために本発明に係るカメラは、第1の情報(撮影動作に
関連する情報)に関する複数の設定ポジションと、第2
の情報(撮影動作には直接関連しない調整、設定情報)
に関する複数の設定ポジションと、電源をOFFにする
ための電源OFFポジションとを有する設定ダイヤルを
備え、前記設定ダイヤルに、電源OFFポジションを挟
んで、一側に第1の情報に関する複数の設定ポジション
を、他側に第2の情報に関する複数の設定ポジションを
設けたものである。
【0009】また、本発明に係るカメラは、設定ダイヤ
ルの回転をロックするロック機構とそのロックを解除す
るロック解除機構とを設定ダイヤルに設け、この設定ダ
イヤルのロック解除機構をロック解除操作することによ
り、電源OFFポジションから第2の情報に関する複数
の設定ポジション側への回動操作を許容するように構成
したものである。さらに、本発明に係るカメラは、上述
したロック解除機構の解除釦として、レリーズ釦を兼用
して用いるものである。また、本発明に係るカメラは、
ロック機構により、電源OFFポジションで設定ダイヤ
ルの回転をロックするように構成したものである。
【0010】本発明によれば、設定ダイヤルの一側に、
カメラの電源をOFFにする電源OFFポジションを挾
んで撮影動作に関連する各種の設定モードの設定ポジシ
ョンと、時刻等の調整、設定のような撮影動作には関連
しない調整、設定モードの設定ポジションとを明確に分
けて配置し、さらに設定モードから調整モードに移行す
るためにはロック解除操作が必要となるため、従来のよ
うに設定モードと調整モードとの設定ポジション間で設
定ダイヤルが安易に回らないから、カメラの操作や設定
が間違いなく行える。
【0011】
【発明の実施の形態】図1ないし図5は本発明に係るカ
メラの一つの実施の形態を示すものであり、これらの図
において、図1は本発明を適用するカメラの外観を示す
図である。同図において、全体を符号1で示すカメラ
は、カメラボディの上端部一側寄りに設定ダイヤル2、
レリーズ釦3、ダイヤル指標4、さらに設定ダイヤルの
ロック解除釦5を設けている。
【0012】また、カメラ1の背面側上部には、ファイ
ンダ6と液晶表示装置7が設けられている。なお、液晶
表示装置7の下縁部分には、上述した設定ダイヤル2で
設定する以外のセルフタイマなどの設定要操作釦8,
9,10が操作可能に設けられている。
【0013】図2は上述した図1における設定ダイヤル
の周辺部分の詳細図であり、本発明に係るカメラ1で
は、設定ダイヤル2の一部に、カメラの電源(図示せ
ず)をOFFする電源OFFポジション21と、この電
源OFFポジション21を挟んで片側には撮影動作に関
連する設定ポジションであるスピードライト自動発光モ
ードの設定ポジション22、スピードライト強制発光モ
ードの設定ポジション23、スピードライト発光禁止モ
ードの設定ポジション24、そして少し離れてフィルム
巻戻しポジション25が配列されている。
【0014】一方、前記設定ダイヤル2上で前記電源O
FFポジション21を挟んだ反対側には、カメラに内蔵
した時計の時刻設定ポジション26、日付設定ポジショ
ン27、そして国番号設定ポジション28がある。な
お、国番号とはIX240フィルムを使用するカメラに
おいて、撮影時にフィルムに磁気情報として「おめでと
う」などのタイトルを記録可能であるが、プリント時に
どの国の言語を使用するかを決めるためのものである。
【0015】また、上述したと同様に、このカメラ1で
は、フィルム(図示せず)上に撮影した年月日時分デー
タも記録可能であるから、これを設定するために、DA
TE、TIMEのポジション27,26がある。実際に
年月日、時刻、国番号を設定するには、設定ダイヤル2
をそれぞれ日付設定ポジション27、時刻設定ポジショ
ン26、国番号設定ポジション28に設定し、図1にお
ける操作釦8,9,10を使用して、数値の変更を行
う。なお、年月日、時分、国番号の設定時には、カメラ
1は撮影動作状態ではないから、操作釦8,9,10に
よるセルフタイマ等の設定は無効となるので、これらの
釦を兼用できる。
【0016】前記設定ダイヤル2の周縁の一部には、図
2に示すようにダイヤル指標4が設けられている。この
図2では、設定ダイヤル2が電源OFFポジションにあ
ることを示す。
【0017】また、前記設定ダイヤル2の周縁部分から
側方にずれた位置には、図2および図3に示すように、
ロック解除釦5が設けられ、設定ダイヤル2を操作する
際に電源OFFポジション21から調整ポジション26
〜28へ、またスピードライト発光禁止モードの設定ポ
ジション24からフィルム巻戻しポジション25への移
行はロック解除釦5を押さなければならないように構成
している。このような構成とすれば、撮影時に間違って
調整、設定モードにしたり、フィルムを巻戻してしまう
といった誤操作を防止できる。
【0018】図3は設定ダイヤル2の中心とロック解除
釦5の中心を通る面での断面図である。同図において、
カメラ1の内側には、設定ダイヤル2の操作に応じて回
転する円筒状のクリック環11が設けられている。この
クリック環11の周辺には、半円あるいは三角の溝が存
在する(図4参照)。なお、このクリック環11は前記
設定ダイヤル2と一体的に構成されている。また、前記
レリーズ釦3は、これらの設定ダイヤル2、クリック環
11に対し上下動自在に設けられている。図中3aはレ
リーズ釦3の上方への抜け止め用突部である。
【0019】前記クリック環11の周方向の一部にはブ
ラシ12が取付けられている。このブラシ12は、設定
ダイヤル2の各ポジション21〜28を電気的に検出す
るために用いられる。カメラ1内には、図5に示すよう
に前記ブラシ12が摺接するプリント配線パターンを有
するプリント配線基板13が配設されている。この基板
13には、前記ブラシ12が摺動するパターンやレリー
ズ釦3の押圧操作を検出するパターン等が形成されてい
る。
【0020】このプリント配線基板13上のプリント配
線パターンとして、図5に示すようにたとえば4重の円
環形状パターン41,42,43,44が形成されてい
る。そして、これらのパターン41〜44に摺接するよ
うに前記ブラシ12が設けられている。なお、パターン
41はGNDに接続された共通接点部、パターン42は
設定ダイヤル2が、撮影動作に関連する設定モードを設
定する位置にあるか否かを判断するための判定接点部で
ある。
【0021】このような判定接点部42を設けることに
より、電源OFFポジション21を挟んでいずれの回転
位置にあるか否かを判断できるから、残りのパターン4
3,44の組み合わせでそれぞれの設定ポジション22
〜25;26〜28の区別をつけることができる。この
ような構成によれば、設定ダイヤル2の回転方向におけ
る複数のポジションへの設定が、必要最小限のプリント
配線パターン、必要最小限のブラシ等の構成部品点数に
よって構成することができる。
【0022】前記クリック環11の周囲には、設定ダイ
ヤル2にクリック感をもたせるためのロックレバー14
が設けられ、このロックレバー14の先端部がクリック
溝に選択的に係合するように、支点14aを中心として
揺動動作するようになっている。このロックレバー14
は、ばね15によって上方に付勢されており、前記ロッ
ク解除釦5を押圧操作することにより支点14aを揺動
中心として下方に揺動する。
【0023】すなわち、前記ロックレバー14は、クリ
ック環11の下方から通常は圧接するように臨んでお
り、図4に示すようにクリック環11の半円形状の溝に
係合することによって設定ダイヤル2の回転操作にクリ
ック感を与えることができる。ここで、ロックレバー1
4の先端はクリック環11の三角形状の溝に係合するこ
とによって、設定ダイヤル2の一方への回転操作を禁止
し、他方への回転操作を許容するようになっている。
【0024】なお、上述した二カ所の三角形状の溝は、
図4に示すようにロックレバー14の先端部が係合する
ことにより、このクリック環11の回転を前記電源OF
Fポジション21と前記スピードライト発光禁止モード
の設定ポジション24とで回転を規制するロック機構を
構成するところである。そして、クリック環11は常時
は電源OFFポジション21とスピードライト発光禁止
モードの設定ポジション24との間で回転操作可能に構
成されている。
【0025】また、上述したロック解除釦5を押してロ
ックレバー14の先端部を三角形状の溝から外すことに
より、ロック解除状態となり、前述したように電源OF
Fポジション21から調整ポジション26〜28へ、ス
ピードライト発光禁止モードの設定ポジション24から
フィルム巻戻しポジション25へ回転することができ
る。
【0026】前記プリント配線基板13より上方であっ
てレリーズ釦3の下方には、板ばねによるばね接点1
6,17が臨んでおり、レリーズ釦3の半押し操作によ
るカメラの起動操作およびレリーズ釦3の全押し操作に
よるレリーズ操作を検出するように構成されている。図
中19はばね接点16,17間に介在させた絶縁板であ
る。上述した構成において、レリーズ釦3を軽く押して
半押し操作すると、ばね接点16,17が導通してカメ
ラが起動する。また、レリーズ釦3をさらに押し込んで
全押し操作すると、ばね接点16,17はさらに押し下
げられ、プリント配線基板13上に設けた導電パターン
50(図5参照)と導通してカメラ1はレリーズ動作を
開始する。
【0027】なお、前記ばね接点16がGND接続され
た共通接点部、ばね接点17がレリーズ釦3が半押し操
作であることをカメラ内のCPUの入力ポートに伝達す
る半押し接点部であり、前記導電パターン50が全押し
操作であることをCPUの入力ポートに伝達する全押し
接点部として構成されている。
【0028】ここで、図4は上述した図3におけるクリ
ック環11を直線状に展開して表現した図であり、クリ
ック環11の両端は実際には連続している。また、図4
にはクリック環11に形成した半円形状、三角形状の溝
と、ロックレバー14、さらに設定ダイヤル2上に印刷
されている記号を記載してある。なお、ここでは解り易
くするために、記号と溝の位置関係を実際とは異なる配
置に図示してある。また、この図4は、設定ダイヤル2
が電源OFFポジションにあるときを示す。
【0029】カメラ1の電源をONするためには、クリ
ック環11を図4中右方にスライドさせるように設定ダ
イヤル2を回転操作する。このとき、最初にスピードラ
イト自動発光モードポジションでクリック感が得られ
る。さらに、設定ダイヤル2を同じ方向に回転させるこ
とによって、スピードライトの強制発光モード、スピー
ドライトの発光禁止モードへと切替わる。ここでのクリ
ック用の溝は半円形状ではなく三角形状になっているの
で、さらに設定ダイヤル2を回転させようとしても、前
述したようにロックレバー14によって設定ダイヤル2
の回転は阻止されるため設定ダイヤル2は動かない。
【0030】上述した状態において、図3におけるロッ
ク解除釦5を押すことによって、ロックレバー14は下
方に押し下げられるために、設定ダイヤル2の回転は許
容される。したがって、ロック解除釦5を押すことによ
って設定ダイヤル2は巻戻しポジションまで回転可能に
なり、フィルムの巻戻しが実行されるため、誤って撮影
途中にフィルムを巻戻してしまうようなことは起きな
い。さらに、設定ダイヤル2を同じ方向に操作しようと
しても、クリック環11の制限部(溝を有する凹部の両
端部分)によって、たとえロック解除釦5を押しても設
定ダイヤル2は回転しない。
【0031】次に、逆方向に設定ダイヤル2を回転操作
する場合は、レバー14は三角形状の溝の斜面にそって
自動的に押し下げられるために、巻戻しポジション25
からはロック解除釦5を押さなくてもスピードライト発
光禁止モードへ移行できる。同じ方向に設定ダイヤル2
を回転させることによって、電源OFFポジション21
まで各ポジション24,23,22のクリック位置を経
て回転可能である。
【0032】また、電源OFFポジション21から調整
モードである時刻設定ポジション26への移行には、前
述したと同様にロック解除釦5を押す必要がある。これ
も誤って設定ポジションになってしまうことを防止する
ためである。なお、調整ポジション内では、時刻設定、
日付設定、国番号設定の各ポジション26,27,28
には、クリック感はあるものの設定ダイヤル2は自由に
回転可能である。また、国番号設定ポジション28から
設定ダイヤル2をさらに右に回転させようとしてもクリ
ック環11の制限部によって、たとえロック解除釦5を
押しても設定ダイヤル2は回転しない。さらに、調整ポ
ジション26〜28から電源OFFポジション21へは
ロック解除釦5を押さなくても回転操作可能である。
【0033】以上のような構成であるため本発明によれ
ば、通常の撮影に使用する範囲では設定ダイヤル2の回
転操作が自由に行え、カメラ1の電源をOFFするには
単に設定ダイヤル2をOFFの方向に制限がかかるまで
操作すればよいので、不用意に調整モードになることが
ない。これと同様に誤ってフィルムの巻戻しをしてしま
うこともない。
【0034】上述した実施の形態では、設定ダイヤル2
のロック解除を行うためにロック解除釦5を用いている
が、このようなロック解除釦5の代わりに、レリーズ釦
3にロック解除機能をも兼用させてもたせることもでき
る。すなわち、上述したようなロック解除が必要な設定
ダイヤル2の位置にあるときのみレリーズ釦3の押圧操
作で前記レバー14が押し下げられるように構成すれ
ば、レリーズ釦3とロック解除釦5とを兼用することが
できるから、カメラの小型化に有利である。
【0035】図6および図7はロック解除機能を備えた
レリーズ釦3と設定ダイヤル2、クリック環11を含め
た要部構造を説明するものであり、図6はカメラの設定
ダイヤル部分の要部断面図、図7はロック解除釦として
レリーズ釦を兼用する際に用いるロック解除部材とクリ
ック環との関係を示すクリック環の底面図である。この
実施の形態では、ロック解除部材31が、設定ダイヤル
2およびこれに一体的に設けられたクリック環11の内
部に上下動自在に設けられるとともに、これらは相対的
に回動可能に構成されている。そして、設定ダイヤル2
を回転させると、設定ダイヤル2とともに回動動作する
ようになっている。
【0036】また、このロック解除部材31は、レリー
ズ釦3の押圧操作に連動して上下方向にも動くようにな
っている。なお、このロック解除部材31の外周に設け
た爪部31a,31bは前記設定ダイヤル2の電源OF
Fポジション21とスピードライトの発光禁止モードの
設定ポジション24に相当する部分に存在し、設定ダイ
ヤル2がこれらのポジション21または24にあるとき
にレリーズ釦3を押すことによって、図5に示すロック
解除部材31の爪部31a,31bが図6のレバー14
を押下げることになり、ロック解除が達成される。これ
によって図3に示したロック解除釦5を省略することが
できる。
【0037】なお、図6において、ロック解除機能をも
つレリーズ釦3は、設定ダイヤル2とクリック環11に
対して上下動自在でしかも相対的に回動可能に構成され
ている。また、このレリーズ釦3に対して前記ロック解
除部材31は、相対的に回動自在に構成されている。具
体的には、レリーズ釦3に設けた抜け止め用突部3aと
これに所定間隔をおいて設けたセットリング3bとの間
に前記ロック解除部材31が回動自在な状態で保持さ
れ、レリーズ釦3の押し下げに連動して上下動するよう
になっている。
【0038】前記ロック解除部材31は、図7に示すよ
うに、前記爪部31a,31bとは異なる位置にガイド
突部31cを有する。このガイド突部31cは、クリッ
ク環11の内周部に突設した一対の壁部33a,33b
によって回転方向において挟み込まれている。したがっ
て、このロック解除部材31は、このガイド突部31c
と壁部33a,33bの係合によってクリック環11お
よび設定ダイヤル2と一体的に回転するとともに、レリ
ーズ釦3の押し下げによって上下動するように構成され
ている。なお、このロック解除部材31のガイド突部3
1cと壁部33a,33bとの係合位置は、前記フィル
ム巻戻しポジション25と国番号設定ポジション28と
の間に位置するように配置され、ロックレバー14とは
干渉しないように構成されている。
【0039】なお、本発明は上述した実施の形態で説明
した構造には限定されず、各部の形状、構造等を適宜変
形、変更し得ることはいうまでもない。たとえば上述し
た実施の形態では、設定ダイヤルにおいて、撮影動作に
関する複数の設定情報と、撮影動作には関与しない複数
の調整情報として複数のものを例示しているが、本発明
はこれらの例示に限定されることはない。要するに、撮
影動作時に使用する複数の設定モードを設定ダイヤルの
一側に、それ以外の調整、設定モードを他側に設けたも
のであればよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカメラ
によれば、カメラの設定ダイヤルの電源OFFポジショ
ンを挟んで一側にカメラの操作に関する複数の設定ポジ
ションを、他側にカメラの調整に関する複数の調整、設
定ポジションを設けているから、カメラの撮影動作に関
する操作と調整操作とを明確に分離することができ、よ
り一層使い易いカメラを得ることができる。
【0041】また、本発明によれば、撮影動作に関する
ポジションから電源OFFポジションを超えて調整、設
定に関するポジションに移行の際には、設定ダイヤルの
ロック解除釦を押圧操作する必要があるので、撮影時に
ダイヤル操作をしているうちに誤って調整ポジション側
に入ってしまうことがない。
【0042】さらに、本発明によれば、レリーズ釦とロ
ック解除釦とを兼用するように構成することにより、ロ
ック解除のための専用の釦が不要となり、構成部品点数
の削減ととともに、カメラの小型化を図るうえで有効で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るカメラの一つの実施の形態を示
し、カメラの外観を示す図である。
【図2】 本発明に係るカメラの一つの実施の形態を示
し、カメラの設定ダイヤル部分を示す図である。
【図3】 本発明に係るカメラの一つの実施の形態を示
し、カメラの設定ダイヤル部分の断面図である。
【図4】 本発明に係るカメラの一つの実施の形態を示
し、設定ダイヤルとロック機構との関係を説明するため
に直線状に展開した展開図である。
【図5】 プリント配線基板上のプリント配線パターン
とばね接点、ブラシ等との関係を説明するための図であ
る。
【図6】 本発明に係るカメラの別の実施の形態を示す
カメラの設定ダイヤル部分の要部断面図である。
【図7】 ロック解除釦としてレリーズ釦を兼用する際
に用いるロック解除部材とクリック環との関係を示すク
リック環の底面図である。
【符号の説明】
1…カメラ、2…設定ダイヤル、3…レリーズ釦、3a
…抜け止め用突部、3b…セットリング、4…ダイヤル
指標、5…ロック解除釦、11…クリック環、12…ブ
ラシ、13…プリント配線基板、14…ロックレバー、
14a…支点、15…付勢ばね、16,17…ばね接
点、19…絶縁板、21…電源OFFポジション、22
…スピードライト自動発光モードの設定ポジション、2
3…スピードライト強制発光モードの設定ポジション、
24…スピードライト発光禁止モードの設定ポジショ
ン、25…フィルム巻戻しポジション、26…時刻設定
ポジション、27…日付設定ポジション、28…国番号
設定ポジション、31…ロック解除部材、31a,31
b…爪部、31c…ガイド突部、33a,33b…壁
部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の情報に関する複数の設定ポジショ
    ンと、 第2の情報に関する複数の設定ポジションと、 電源をOFFにするための電源OFFポジションとを有
    する設定ダイヤルを備え、 前記設定ダイヤルは、電源OFFポジションを挟んで、
    一側に第1の情報に関する複数の設定ポジションが、他
    側に第2の情報に関する複数の設定ポジションが設けら
    れていることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカメラにおいて、 前記設定ダイヤルには、その回転操作をロックするロッ
    ク機構と、このロック機構によるロック状態を解除する
    ロック解除機構とを備え、 前記設定ダイヤルのロック解除機構をロック解除操作す
    ることにより、前記電源OFFポジションから第2の情
    報に関する複数の設定ポジション側への回動操作を許容
    するように構成したことを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のカメラにおいて、 前記ロック解除機構の解除釦として、レリーズ釦を兼用
    して用いることを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3記載のカメラに
    おいて、 前記設定ダイヤルのロック機構は、前記電源OFFポジ
    ションで前記設定ダイヤルの回転をロックすることを特
    徴とするカメラ。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項2、請求項3または請
    求項4記載のカメラにおいて、 前記第1の情報はカメラの撮影動作に関し、 前記第2の情報はカメラの撮影動作には直接関与しない
    調整、設定に関するものであることを特徴とするカメ
    ラ。
JP10065338A 1998-03-16 1998-03-16 カメラ Pending JPH11258670A (ja)

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Cited By (5)

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