JPH11258484A - オートフォーカスカメラ - Google Patents

オートフォーカスカメラ

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JPH11258484A
JPH11258484A JP10056884A JP5688498A JPH11258484A JP H11258484 A JPH11258484 A JP H11258484A JP 10056884 A JP10056884 A JP 10056884A JP 5688498 A JP5688498 A JP 5688498A JP H11258484 A JPH11258484 A JP H11258484A
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JP
Japan
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lens position
focus
lens
difference
evaluation value
Prior art date
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Pending
Application number
JP10056884A
Other languages
English (en)
Inventor
Seishin Okazaki
誠信 岡▲崎▼
Kazuhiko Sugimoto
和彦 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Priority to US09/262,916 priority patent/US6094537A/en
Publication of JPH11258484A publication Critical patent/JPH11258484A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/08Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification adapted to co-operate with a remote control mechanism

Abstract

(57)【要約】 【構成】 モータ駆動回路18がAFレンズ12を第1
所定量ずつ移動させ、それぞれのレンズ位置で、AF評
価値が求められる。このAF評価値は、合焦位置を頂点
とした山なりの特性を持っている。マイコン40は、最
大AF評価値とそれよりも小さい2つのAF評価値を検
出し、これらの3つのAF評価値に基づいて、最大AF
評価値に対応する特定レンズ位置と合焦位置とのずれを
判別する。ずれが小さければ、マイコン40は特定レン
ズ位置を最適レンズ位置とするが、ずれが大きければ、
マイコン40は特定レンズ位置から第2所定量だけずれ
た位置を最適レンズ位置とする。 【効果】 最大AF評価値ならびにそれよりも小さい2
つのAF評価値に基づいて特定レンズ位置と合焦位置と
のずれを判別し、判別結果に応じて最適レンズ位置を決
定するようにしたため、AFレンズの1回当たりの移動
量を大きく設定しても、最適レンズ位置と合焦位置との
ずれを小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はディジタルカメラに関
し、特にたとえばフォーカスレンズを所定量ずつ移動さ
せて検出したそれぞれのレンズ位置のフォーカス関連成
分に基づいてフォーカスを制御する、ディジタルカメラ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のディジタルカメラでは、
それぞれのレンズ位置で被写体を露光して被写体のコン
トラストを検出し、各コントラストデータからAF評価
値(フォーカス関連成分)を算出し、そして最大のAF
評価値が得られるレンズ位置を最適レンズ位置として、
この最適レンズ位置にフォーカスレンズをセットしてい
た。つまり、AF評価値は、図12に示すようにレンズ
位置に対して山なりに変化し、山の頂点が合焦位置に対
応するため、AF評価値が最大となるレンズ位置を最適
レンズ位置としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来技術では、フォーカスレンズの1回当たりの移動量が
大きければ、最大AF評価値に対応するレンズ位置と合
焦位置とのずれが大きくなり、結果として最適レンズ位
置が合焦位置から大きくずれてしまうという問題があっ
た。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、1
回当たりの移動量が大きくても最適レンズ位置と合焦位
置とのずれを小さくすることができる、ディジタルカメ
ラを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、フォーカス
レンズを第1所定量ずつ移動させて検出したそれぞれの
レンズ位置のフォーカス関連成分に基づいてフォーカス
を制御するディジタルカメラにおいて、最大フォーカス
関連成分ならびに最大フォーカス関連成分よりも小さい
2つのフォーカス関連成分に基づいて最大フォーカス関
連成分に対応する特定レンズ位置と合焦位置とのずれを
判別する判別手段、および判別手段による判別結果に応
じて最適レンズ位置を決定する決定手段を備えることを
特徴とする、ディジタルカメラである。
【0006】
【作用】モータ駆動回路がフォーカスレンズを第1所定
量ずつ移動させ、それぞれのレンズ位置で、フォーカス
関連成分であるAF評価値が求められる。このAF評価
値は、合焦位置を頂点とした山なりの特性を持ってい
る。マイコンは、最大AF評価値とそれよりも小さい2
つのAF評価値を検出し、これらの3つのAF評価値に
基づいて、最大AF評価値に対応する特定レンズ位置と
合焦位置とのずれを判別する。ずれが小さければ、マイ
コンは特定レンズ位置を最適レンズ位置とするが、ずれ
が大きければ、マイコンは特定レンズ位置から第2所定
量だけ離れた位置を最適レンズ位置とする。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、最大フォーカス関連
成分ならびにそれよりも小さい2つのフォーカス関連成
分に基づいて特定レンズ位置と合焦位置とのずれを判別
し、判別結果に応じて最適レンズ位置を決定するように
したため、フォーカスレンズの1回当たりの移動量を大
きく設定しても、最適レンズ位置と合焦位置とのずれを
小さくすることができる。
【0008】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0009】
【実施例】図1を参照して、この実施例のディジタルカ
メラ10は、AFレンズ12を含み、このAFレンズ1
2から入射された被写体の光像が、CCDイメージャ2
0に照射される。CCDイメージャ20には、図2に示
すように複数の受光部20aが形成され、その受光部2
0aの前面には、図3のようにYe,Cy,Mgおよび
Gがモザイク状に配列された補色フィルタ20dが装着
される。各受光部20aがCCDイメージャ20の各画
素を構成し、Ye,Cy,MgおよびGのいずれかが、
各受光部20aに対応して配置されている。照射された
光像は、この補色フィルタ20dを経てCCDイメージ
ャ20の受光部20aに供給され、光電変換される。
【0010】CCDイメージャ20についてより詳しく
説明すると、図2に示すように、CCDイメージャ20
は、各画素に対応する複数の受光部20aと、受光部2
0aで光電変換されかつ蓄積された電荷を垂直方向に転
送する複数の垂直転送レジスタ20bと、垂直転送レジ
スタ20bの終端に配置され垂直転送レジスタ20bに
よって転送されてきた電荷を水平方向に転送する水平転
送レジスタ20cを含み、タイミングジェネレータ22
から出力されるタイミング信号によって駆動される。こ
こで、タイミング信号としては、受光部20aから垂直
転送レジスタ20bに電荷を読み出す読出パルス,垂直
転送レジスタ20b内の電荷を1ラインずつ垂直方向に
転送する垂直転送パルス,水平転送レジスタ20c内の
電荷を1画素ずつ水平方向に転送する水平転送パルス,
非露光期間すなわち非電荷蓄積期間において受光部20
aで生成された電荷をオーバフロードレイン(図示せ
ず)に掃き捨てる掃き捨てパルスなどがある。
【0011】タイミングジェネレータ22は、マイコン
40から出力されたシャッタスピード指示信号に応じ
て、掃き捨てパルスの出力期間を制御する。これによっ
て、電荷蓄積期間が制御され、所望の露光期間(シャッ
タスピード)が得られる。なお、このように掃き捨てパ
ルスの出力期間によって露光期間を制御する技術は、電
子シャッタ機能として周知である。
【0012】カメラモードにおいてCCDイメージャ2
0から出力された画素信号は、A/D変換器24でディ
ジタル信号である画素データに変換され、この画素デー
タが、タイミングジェネレータ22からのタイミング信
号に従って動作するメモリ制御回路28によって、RA
M26に書き込まれる。RAM26に保持された画素デ
ータは、その後メモリ制御回路28によって読み出さ
れ、演算回路30に入力される。
【0013】演算回路30は、入力されたYe,Cy,
MgおよびGのそれぞれの画素データに基づいて、輝度
データ(Yデータ)と色差データR−YおよびB−Yと
を算出する。演算回路30は、算出した色差データを図
示しない白バランス調整回路に入力するとともに、Yデ
ータを重み付け回路32に入力する。重み付け回路32
に入力されたYデータは、重み付け量テーブル34に保
持されている重み付け量と掛け算される。重み付け量テ
ーブル34は、メモリ制御回路28からの読出アドレス
データを受けて、演算回路30から出力されたYデータ
がいずれの画素データから作成されたものであるかを認
識し、そして所望の重み付け量を出力する。この重み付
け量によって輝度データに重み付け処理を施すことで、
中央重点測光が可能となる。
【0014】重み付け回路32から出力されたYデータ
は、積分器36で1フレーム期間(1/30秒)毎に積
分される。演算器38は、積分器36から出力された積
分データを重み付け量の総和で割り算して正規化し、露
出調整の評価対象となる輝度評価値Yaを算出する。マ
イコン40は、演算器38から入力された輝度評価値Y
aに基づいて、最適露光期間を算出する。この最適露光
期間が1/30秒よりも短ければ、この最適露光期間
が、本露光時つまり記録画像の撮影時の露光期間とな
る。一方、最適露光期間が1/30秒よりも長ければ、
マイコン40は本露光時の露光期間を1/30秒とし、
露出不足をストロボ(図示せず)によって補う。
【0015】このようにして本露光時の露光期間が決定
されると、フォーカス制御が実行される。具体的に説明
すると、まずモータ駆動回路18によってAFレンズ1
2が所定位置に配置され、被写体の照度に応じた期間だ
けプリ露光される。最適露光期間が1/30秒よりも短
ければ、この最適露光期間がプリ露光期間となる。一
方、最適露光期間が1/30秒以上1/10秒(3フレ
ーム期間)未満であれば、プリ露光期間は1/30秒に
設定される。また、最適露光期間が1/10秒以上であ
れば、プリ露光期間は1/15秒(2フレーム期間)に
設定される。
【0016】つまり、最適露光期間が1/30秒以上で
あっても1/10秒に満たなければ、1/30秒程度の
プリ露光で被写体を適切に評価することができる。この
ため、プリ露光は、本露光時の最大露光期間である1/
30秒だけ行われる。しかし、最適露光期間が1/10
秒まで長くなると、1/30秒程度のプリ露光では被写
体を十分に評価できず、AF制御の精度が低下してしま
う。このため、プリ露光期間は、1/30秒の2倍(整
数倍)である1/15秒に設定される。
【0017】AF制御時、演算回路30は、算出したY
データをゲート回路42に入力する。フォーカスは主要
被写体に合わせる必要があるため、ゲート回路42は、
主要被写体が位置すると思われる画面中央のYデータの
みを抽出し、ハイパスフィルタ(HPF)44に入力す
る。ハイパスフィルタ44では、輝度データの高域成分
つまり被写体のコントラスト成分が抽出され、積分回路
46は1/30秒または1/15秒毎にこのコントラス
ト成分を積分する。つまり、設定されたプリ露光期間が
1/30秒以下であれば、コントラスト成分は1/30
秒ごとに積分され、設定されたプリ露光期間が1/15
秒であれば、コントラスト成分は1/15秒ごとに積分
される。積分回路46から出力された積分データは、A
F評価値つまりフォーカス関連成分としてマイコン40
に入力される。なお、AF制御時のプリ露光期間が1フ
レーム期間よりも短い場合、余分な電荷は掃き捨てパル
スによって掃き捨てされる。したがって、このときの積
分器46の積分期間を1フレーム期間としても特に問題
はない。
【0018】このような処理が、異なるレンズ位置で実
行され、複数のAF評価値がマイコン40に入力され
る。マイコン40は、入力されたAF評価値の中から最
大AF評価値およびそれよりも小さい2つのAF評価値
を検出し、これら3つのAF評価値に基づいて最適レン
ズ位置を決定する。最適レンズ位置が決定されると、マ
イコン40はモータ駆動回路を制御し、AFレンズ12
を最適レンズ位置にセットする。これによって、フォー
カスが主要被写体に合わせられる。
【0019】マイコン40は、レリーズボタン48が半
分だけ押されたときに、図4〜図8に示すフロー図の処
理を開始し、本露光時の露光期間およびAFレンズ12
の位置を決定する。マイコン40はまず、ステップS1
で絞りを開放するとともに、ステップS3で露光期間を
初期化する。初期の露光期間は1/250秒である。マ
イコン40は次に、ステップS5で露光期間つまりシャ
ッタスピードを1/250秒とするシャッタスピード指
示信号をタイミングジェネレータ22に与え、このシャ
ッタスピードでプリ露光を実行する。これによって上述
の輝度評価値Yaが算出される。
【0020】マイコン40は、ステップS5のプリ露光
に基づいて演算器38から出力された輝度評価値Yaを
ステップS7で取り込み、ステップS9で最適露光期間
を算出する。具体的には、この輝度評価値Yaと最適な
露出状態で得られる目標評価値Ytとを比較し、輝度評
価値Yaが目標評価値Ytに一致する露出期間を算出す
る。たとえば、輝度評価値Yaが“50”で目標評価値
Ytが“100”であれば、現在の輝度は最適状態の半
分しかない。このため、最適露光時間は1/125秒と
なる。
【0021】ステップS10では、このようにして算出
された最適露光期間が1/30秒以上であるかどうかに
よって、本露光時つまりレリーズボタン54が完全に押
されるときの露光期間を決定する。つまり、レリーズボ
タン54が全押しされて記録画像データが得られるとき
は、露光時間は1/30秒を超えてはならない。このた
め、算出された最適露光期間が1/30秒を超えている
場合、本露光時の露光期間は1/30秒とされる。な
お、最適露光期間が1/30秒以下であれば、最適露光
期間=本露光時の露光期間とされる。
【0022】このようにして本露光期間が決定される
と、マイコン40はAF制御を実行する。マイコン40
はまずステップS11でカウンタ40aのカウント値を
初期化し、つまりカウント値(CNT)を“1”に設定
し、次にステップS13で、被写体の照度が低いかどう
か判断する。低照度であるかどうかは、ステップS9で
算出された最適露光期間が1/10秒よりも長いかどう
かによって判断する。そして、1/10秒以上露光をか
けなければ十分なレベルのAF評価値が得られないとき
に低照度と判断し、ステップS15に進む。一方、最適
露光期間が1/10秒に満たなければ、照度は十分であ
るとしてステップS17に進む。ステップS15では、
フラグ40bをセットするが、ステップS17ではフラ
グ40bをリセットする。つまり、フラグ40bは被写
体が低照度であるときにセットされる。
【0023】マイコン40は、ステップS19でフラグ
40bがセットされているかどうか判断する。そして
“YES”であれば、ステップS25でAF制御時のプ
リ露光期間を1/15秒に設定してステップS27に進
む。一方、ステップS19で“NO”であれば、ステッ
プS21で最適露光期間が1/30秒よりも長いかどう
か判断する。ここで“NO”であれば直接ステップS2
7に進むが、“YES”であれば、ステップS23でA
F制御時の露光期間を1/30秒にセットしてステップ
S27に進む。つまり、最適露光期間が1/30秒以下
であれば、最適露光期間がAF制御時のプリ露光期間と
される。
【0024】マイコン40は続いて、ステップS27で
AFレンズ12を図9および図10に示す初期位置(移
動開始位置)に配置し、次にステップS29で、初期位
置の位置データL(1) をカウント値”1”に対応づけ
て、図11に示すテーブル40cに格納する。マイコン
40は続いて、タイミングジェネレータ22からのタイ
ミング信号に従って次の1フレーム期間の先頭を検出す
る。1フレーム期間の先頭が検出されると、ステップS
31で“YES”と判断し、ステップS32で、ステッ
プS19〜S25の処理で設定された露光時間だけ被写
体のプリ露光を行う。
【0025】その後、ステップS33でフラグ40bが
セットされているかどうか判断し、“NO”であれば直
接ステップS37に進むが、“YES”であれば、ステ
ップS35で1フレームの先頭が検出されたと判断され
るのを待って、ステップS37に進む。つまり、フラグ
40bがセットされている場合、プリ露光は2フレーム
期間にわたって行われるため、フラグ40bがリセット
されている場合に比べて1フレーム期間遅れてステップ
S37に進む。そして、ステップS37で次の1フレー
ム期間の先頭が検出されてから、ステップS39でAF
レンズ12を所定量だけ移動させる。また、ステップS
41で、AFレンズ12の位置データL (2) をカウント
値“2”に対応づけてテーブル40cに書き込む。この
ステップS39およびS41の処理は、図9に示すの
期間または図10に示すの期間に実行される。
【0026】ステップS42では、マイコン40はステ
ップS32と同様にプリ露光を行い、ステップS43で
1フレーム期間の先頭が検出されたかどうか判断する。
ここで“YES”であれば、ステップS45で、AFレ
ンズ12が移動する前に露光された被写体像のAF評価
値を取り込む。そして、ステップS47でこのAF評価
値D(CNT) をカウント値に対応づけてテーブル40cに
書き込む。続いて、ステップS49でフラグ40bがセ
ットされているかどうか判断し、“NO”であれば直接
ステップS53に進むが、“YES”であれば、ステッ
プS51の処理を介して、つまり1フレーム期間遅れて
ステップS53に進む。
【0027】ステップS53では、マイコン40はAF
レンズ12を所定量だけ移動させ、次にステップS55
で移動後のAFレンズ12の位置データL(CNT+2) を現
カウント値+2のカウント値に対応づけてテーブル40
cに格納する。そして、ステップS57でカウンタ40
aをインクリメントし、ステップS59で現カウント値
が所定値A(=6)を超えたかどうか判断する。ここで
“NO”であれば、すべてのレンズ位置でのAF評価値
の取り込みが完了していないとしてステップS42に戻
るが、“YES”であれば、AFレンズ12は移動終了
位置まで移動し、すべてのAF評価値が得られたとし
て、ステップS61に進む。
【0028】このように、ステップS11〜S59にお
いて、AFレンズ12が所定量ずつ移動するとともに、
それぞれの位置でAF評価値が取り込まれる。つまり、
図12に示す6つのレンズ位置におけるAF評価値が検
出される。AF評価値の算出には1フレーム期間を要
し、図9および図10のいずれの場合においても、AF
レンズ12が次の位置に移動してから1フレーム遅れ
て、移動前に露光された被写体像のAF評価値が得られ
る。AFレンズ12の移動時期とAF評価値の取込時期
にこのようなずれがあるため、ステップS47でAF評
価値に対応付けるカウント値とステップS55でレンズ
位置データに対応付けるカウント値も、互いに異なる。
なお、図9,図10および図12に示す番号は、レンズ
位置を示している。
【0029】マイコン40は、ステップS61以降で、
図12に示す合焦位置と最大AF評価値に対応する特定
レンズ位置とのずれを判別し、最適レンズ位置にAFレ
ンズ12を移動させる。まずステップS61でカウンタ
40aのカウント値を初期値(=1)に設定し、ステッ
プS63で最大のAF評価値DMAX を仮の値に設定す
る。続いて、ステップS65で現カウント値のAF評価
値D(CNT) が最大AF評価値DMAX よりも大きいかどう
か判断する。ここで“NO”であれば直接ステップS7
1に進むが、“YES”であれば、ステップS67で最
大AF評価値DMA X を現AF評価値D(CNT) によって更
新し、ステップS69で現位置データL(C NT) が示す位
置を特定レンズ位置LMAX とし、そしてステップS70
で現カウント値をピークカウント値PCとする。その
後、ステップS71でカウント値をインクリメントし、
ステップS73でカウント値が所定値Aを超えたかどう
か判断する。ここで“NO”であれば、ステップS65
に戻り上述の処理を繰り返す。最大AF評価値DMAX
すべてのAF評価値D(CNT) との比較が完了すると、ス
テップS73で“YES”と判断される。
【0030】このようにして最大AF評価値DMAX が決
まると、マイコン40は、最大AF評価値DMAX とそれ
よりも小さい2つのAF評価値に基づいて、合焦位置と
特定レンズ位置LMAX とのずれを判別し、判別結果に応
じて最適レンズ位置を決定する。マイコン40は、ステ
ップS75およびS81のそれぞれで、ピークカウント
値PCが“1”であるかどうか、および“A”であるか
どうかを判断する。ステップS75で“YES”であれ
ば、マイコン40は特定レンズ位置=移動開始位置と判
断し、ステップS77で、テーブル40cに格納された
AF評価値が数1を満たすかどうか判断する。
【0031】
【数1】
【0032】つまり、ピークカウント値PCが“1”で
あれば、AF評価値D(1) 〜D(3)は図13(A)また
は図14(A)に示す特性をもつ。レンズ位置番号〜
はカウント値“1”〜“3”に対応する。数1では、
AF評価値D(1) とD(2) との差分ならびにAF評価値
(2) とD(3) との差分が算出され、それぞれの差分が
比較される。そして、比較結果つまり{D(2)
(3) }/{D(1) −D(2)}が所定値a1 より大きい
かどうか判断される。比較結果が所定値a1 よりも大き
ければ、AF評価値D(1) 〜D(3) は図13(A)に示
す特性をもつ。一方、比較結果が所定位置a1 以下であ
れば、AF評価値D(1) 〜D(3) は図14(A)に示す
特性をもつ。図13(A)では、合焦位置はレンズ位置
番号およびの間に存在し、AFレンズ12を合焦位
置に近づける余地が残っている。しかし、図14(A)
では、合焦位置はレンズ位置番号よりも左側に存在す
るため、AFレンズ12をこれ以上合焦位置に近づける
ことはできない。
【0033】したがって、図13(A)に示す特性をも
つ場合には、マイコン40はステップS77で“YE
S”と判断し、ステップS79で数2に従って最適レン
ズ位置LS を算出する。
【0034】
【数2】
【0035】特定レンズ位置LMAX はレンズ位置番号
に対応するため、数2によってAFレンズ12は一回の
レンズ移動量の半分だけ右側に移動し、レンズ位置番号
およびの中間地点に配置される。そして、移動後の
位置が最適レンズ位置LS とされる。これによって、レ
ンズ位置が合焦位置により一層近づく。一方、AF評価
値D(1) 〜D(3) が図14(A)に示す特性をもつとき
は、マイコン40はステップS77で“NO”と判断
し、ステップS80で特定レンズ位置LMAX を最適レン
ズ位置LS とする。
【0036】このようにして最適レンズ位置LS が求め
られると、マイコン40は、ステップS97でAFレン
ズ12を最適レンズ位置LS まで移動させ、処理を終了
する。ステップS81で“YES”であれば、特定レン
ズ位置=移動終了位置であり、AF評価値D(4) 〜D
(6) は図13(B)または図14(B)に示す特性をも
つ。図13(B)では、合焦位置はレンズ位置番号お
よびの間に存在し、図14(B)では、合焦位置はレ
ンズ位置番号の右側に存在する。このため、マイコン
40はステップS83でAF評価値D(4) 〜D(6) を数
3に当てはめ、これらのAF評価値が図13(B)およ
び図14(B)のいずれの特性をもつかを判別する。
【0037】
【数3】
【0038】数3においても、AF評価値D(6) とD
(5) との差分をAF評価値D(5) とD (4) との差分と比
較する。そして、比較結果が所定値a1 より大きけれ
ば、それぞれのAF評価値は図13(B)に示す特性を
もつとして、ステップS85に進む。一方、比較結果が
所定値a1 以下であれば、それぞれの評価値は図14
(B)に示す特性をもつとして、ステップS80に進
む。
【0039】ステップS85では、数4に従って最適レ
ンズ位置LS を算出する。
【0040】
【数4】
【0041】つまり、特定レンズ位置LMAX から1回の
レンズ移動量の半分の値を引き算し、引き算結果を最適
レンズ位置LS とする。特定レンズ位置LMAX は図13
(B)に示すレンズ位置番号に対応しており、数4に
よってレンズ位置番号およびの中間地点が求められ
る。これによって、最適レンズ位置LS は特定レンズ位
置LMAX よりも合焦位置に近づく。なお、各AF評価値
が図14(B)に示す特性をもつ場合は、AFレンズ1
2はこれ以上合焦位置に近づけないため、マイコン40
はステップS80で特定レンズ位置LMAX を最適レンズ
位置LS とする。このようにして最適レンズ位置LS
求められると、マイコン40は、ステップS97でAF
レンズ12を最適レンズ位置LS に移動させ、処理を終
了する。
【0042】ピークカウント値PCが“1”でも“A”
でもなければ、各AF評価値は図15(A)または
(B)に示すような特性をもつ。つまり、最大AF評価
値DMAXに対応するレンズ位置番号が、および以外
のたとえばとなる。このときマイコン40はまずステ
ップS87でAF評価値D(PC-1)がAF評価値D(PC+1)
よりも小さいかどうか判断する。ここで“YES”であ
れば、ステップS89で各AF評価値が数5を満たすか
どうか判断し、ステップS87で“NO”であれば、ス
テップS93で各AF評価値が数6を満たすかどうか判
断する。
【0043】
【数5】
【0044】
【数6】
【0045】数5および数6は、左辺の分母と分子が逆
になっているだけであり、各項には同じAF評価値が割
り当てられる。このような数5および数6によって、合
焦位置,最適レンズ位置および特定レンズ位置の関係が
判別される。各AF評価値が数6を満たす場合、図15
(A)に示すように、合焦位置は特定レンズ位置LMA X
よりもむしろ、2つのレンズ位置(L(2) および
(3) )の中間地点に近い。一方、各AF評価値が数6
を満たさなければ、図15(B)に示すように、合焦位
置は、2つのレンズ位置の中間地点よりも特定レンズ位
置LMAX に近い。
【0046】このため、ステップS93で“YES”で
あれば、マイコン40は、特定レンズ位置と合焦位置と
のずれが大きいと判別し、ステップS95で数4に従っ
て最適レンズ位置LS を算出する。つまり、最適レンズ
位置LMAX から1回の移動量の半分の値を引き算し、最
適レンズ位置LS を求める。一方、ステップS93で
“NO”であれば、マイコン40は、特定レンズ位置と
合焦位置とのずれが小さいと判別し、ステップS90で
特定レンズ位置LMAX を最適レンズ位置LS とする。
【0047】なお、ステップS89で“YES”と判断
されたときは、ステップS91で数2に従ってLS を算
出し、ステップS89で“NO”であれば、ステップS
90で特定レンズ位置LMAX を最適レンズ位置LS とす
る。このようにして最適レンズ位置LS が算出される
と、マイコン40はステップS97でAFレンズ12を
最適レンズ位置LS に移動させ、処理を終了する。
【0048】この実施例によれば、最大AF評価値D
MAX ならびにそれよりも小さい2つのAF評価値に基づ
いて、特定レンズ位置LMAX と合焦位置とのずれを判別
し、判別結果に応じて最適レンズ位置LS を決定するよ
うにしたため、AFレンズ12の1回当たりの移動量を
大きく設定しても、最適レンズ位置LS と合焦位置との
ずれを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】CCDイメージャを示す図解図である。
【図3】補色フィルタを示す図解図である。
【図4】図1実施例の動作の一部を示すフロー図であ
る。
【図5】図1実施例の動作の他の一部を示すフロー図で
ある。
【図6】図1実施例の動作のその他の一部を示すフロー
図である。
【図7】図1実施例の動作のさらにその他の一部を示す
フロー図である。
【図8】図1実施例の動作の他の一部を示すフロー図で
ある。
【図9】図1実施例の動作の一部を示す図解図である。
【図10】図1実施例の動作の他の一部を示す図解図で
ある。
【図11】テーブルを示す図解図である。
【図12】AFレンズ位置とAF評価値との関係を示す
グラフである。
【図13】レンズ位置とAF評価値との関係の一例を示
すグラフである。
【図14】レンズ位置とAF評価値との関係の他の一例
を示すグラフである。
【図15】レンズ位置とAF評価値との関係のその他の
一例を示すグラフである。
【符号の説明】
10 …ディジタルカメラ 12 …AFレンズ 18 …モータ制御回路 20 …CCDイメージャ 30 …演算回路 36,46 …積分器 40 …マイコン 42 …ゲート回路 44 …ハイパスフィルタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 オートフォーカスカメラ
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フォーカスレンズを第1所定量ずつ移動さ
    せて検出したそれぞれのレンズ位置のフォーカス関連成
    分に基づいてフォーカスを制御するディジタルカメラに
    おいて、 最大フォーカス関連成分ならびに前記最大フォーカス関
    連成分よりも小さい2つの前記フォーカス関連成分に基
    づいて前記最大フォーカス関連成分に対応する特定レン
    ズ位置と合焦位置とのずれを判別する判別手段、および
    前記判別手段による判別結果に応じて最適レンズ位置を
    決定する決定手段を備えることを特徴とする、ディジタ
    ルカメラ。
  2. 【請求項2】前記判別手段は、前記最大フォーカス関連
    成分と前記2つのフォーカス関連成分の一方との第1差
    分を算出する第1算出手段、前記最大フォーカス関連成
    分と前記2つのフォーカス関連成分の他方との第2差分
    を算出する第2算出手段、および前記第1差分と前記第
    2差分とを互いに比較して前記ずれを判別する比較手段
    を含む、請求項1記載のディジタルカメラ。
  3. 【請求項3】前記決定手段は、前記第1差分と前記第2
    差分との比が所定値よりも大きいとき、前記特定レンズ
    位置から第2所定量だけずれた位置を前記最適レンズ位
    置とする、請求項2記載のディジタルカメラ。
  4. 【請求項4】前記第2所定量は前記第1所定量の半分で
    ある、請求項3記載のディジタルカメラ。
  5. 【請求項5】前記決定手段は、前記第1差分と前記第2
    差分との比が所定値以下のとき、前記特定レンズ位置を
    前記最適レンズ位置とする、請求項2ないし4のいずれ
    かに記載のディジタルカメラ。
  6. 【請求項6】前記特定レンズ位置を前記フォーカスレン
    ズの移動開始位置および移動終了位置と比較する位置比
    較手段、および前記特定レンズ位置が前記移動開始位置
    および前記移動終了位置と異なるとき前記判別手段を能
    動化する能動化手段をさらに備える、請求項1ないし5
    のいずれかに記載のディジタルカメラ。
JP10056884A 1998-03-09 1998-03-09 オートフォーカスカメラ Pending JPH11258484A (ja)

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