JPH1125829A - 温度ヒューズ及び車両用ワイヤハーネスの異常検出装置 - Google Patents
温度ヒューズ及び車両用ワイヤハーネスの異常検出装置Info
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- JPH1125829A JPH1125829A JP9179536A JP17953697A JPH1125829A JP H1125829 A JPH1125829 A JP H1125829A JP 9179536 A JP9179536 A JP 9179536A JP 17953697 A JP17953697 A JP 17953697A JP H1125829 A JPH1125829 A JP H1125829A
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 140〜160[℃]の範囲の所望の設定温度
で高い作動温度精度で溶断する温度ヒューズを提案する
こと。 【解決手段】 ヒューズ素子21を、52〜100重量
パーセントのインジウムと、残部がすずとでなる合金に
より形成するようにしたことにより、120〜160
[℃]の範囲の所望の設定温度で高い作動温度精度で溶断
する温度ヒューズ20を実現できるようになる。
で高い作動温度精度で溶断する温度ヒューズを提案する
こと。 【解決手段】 ヒューズ素子21を、52〜100重量
パーセントのインジウムと、残部がすずとでなる合金に
より形成するようにしたことにより、120〜160
[℃]の範囲の所望の設定温度で高い作動温度精度で溶断
する温度ヒューズ20を実現できるようになる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は温度ヒューズ及び車
両用ワイヤハーネスの異常検出装置に関し、例えばレア
ショート等が原因となって生じるワイヤハーネスの異常
発熱を検出する場合に適用して好適なものである。
両用ワイヤハーネスの異常検出装置に関し、例えばレア
ショート等が原因となって生じるワイヤハーネスの異常
発熱を検出する場合に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、温度ヒューズ(熱感応ヒューズ)
としては、ヒューズ素子が溶断したときのリード線間の
絶縁性を高くするために、図5及び図6に示すように、
ヒューズ素子1として溶断時にリード線2に付着しやす
い材料を用いた、表面張力作動型の温度ヒューズが広く
用いられている。
としては、ヒューズ素子が溶断したときのリード線間の
絶縁性を高くするために、図5及び図6に示すように、
ヒューズ素子1として溶断時にリード線2に付着しやす
い材料を用いた、表面張力作動型の温度ヒューズが広く
用いられている。
【0003】そしてこのヒューズ素子1を、47〜49
重量パーセントのすずと、53〜51重量パーセントの
インジウムとの二元共晶合金に適量の鉛を添加して12
0〜135[℃]の範囲で溶融するようにしたことによ
り、表面張力が十分あると共に、作動温度のふれを少な
くした温度ヒューズが提案されている(特開昭56−1
1428号公報)。
重量パーセントのすずと、53〜51重量パーセントの
インジウムとの二元共晶合金に適量の鉛を添加して12
0〜135[℃]の範囲で溶融するようにしたことによ
り、表面張力が十分あると共に、作動温度のふれを少な
くした温度ヒューズが提案されている(特開昭56−1
1428号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
温度ヒューズは、種々の電子機器の検温部として広く用
いられている。ここでいま、このような温度ヒューズ
を、車両に配索されたワイヤハーネスの温度を検知する
手段として用いる場合について考える。
温度ヒューズは、種々の電子機器の検温部として広く用
いられている。ここでいま、このような温度ヒューズ
を、車両に配索されたワイヤハーネスの温度を検知する
手段として用いる場合について考える。
【0005】先ず、このようにワイヤハーネスの温度を
検知する必要性について述べる。車両においては、一般
にバッテリやオルタネータ等の電源部により発生させた
電源を複数の電線から構成されたワイヤハーネスを介し
て各負荷に供給するようになっている。このワイヤハー
ネス11は、図7に示すように、多数の芯線11aをポ
リ塩化ビニルなどの絶縁被覆層11bで保護した構造と
なっている。すなわちワイヤハーネスは通常、軟質塩化
ビニルチューブを外挿したり、テープ巻き等により集
束、保護されており、芯線11aからの漏電を防止でき
るようになっている。
検知する必要性について述べる。車両においては、一般
にバッテリやオルタネータ等の電源部により発生させた
電源を複数の電線から構成されたワイヤハーネスを介し
て各負荷に供給するようになっている。このワイヤハー
ネス11は、図7に示すように、多数の芯線11aをポ
リ塩化ビニルなどの絶縁被覆層11bで保護した構造と
なっている。すなわちワイヤハーネスは通常、軟質塩化
ビニルチューブを外挿したり、テープ巻き等により集
束、保護されており、芯線11aからの漏電を防止でき
るようになっている。
【0006】またワイヤハーネスは、一般にヒューズ
(このヒューズは電流遮断用のヒューズであり、温度ヒ
ューズとは異なる)に接続されており、これによりバッ
テリやオルタネータ等の電源部の電圧変動時や電線のデ
ッドショート時に発生する過大電流による各負荷の破損
や電線のさらなる劣化を防止できるようになっている。
(このヒューズは電流遮断用のヒューズであり、温度ヒ
ューズとは異なる)に接続されており、これによりバッ
テリやオルタネータ等の電源部の電圧変動時や電線のデ
ッドショート時に発生する過大電流による各負荷の破損
や電線のさらなる劣化を防止できるようになっている。
【0007】このワイヤハーネスとヒューズとの接続
は、例えば図8に示すようなヒューズボックス12によ
り行われる。ヒューズボックス12は絶縁耐熱樹脂製の
ハウジング15内に収納されたヒューズエレメント13
の両端に設けられた端子14a、14bにワイヤハーネ
スの一端を接続するようになっている。
は、例えば図8に示すようなヒューズボックス12によ
り行われる。ヒューズボックス12は絶縁耐熱樹脂製の
ハウジング15内に収納されたヒューズエレメント13
の両端に設けられた端子14a、14bにワイヤハーネ
スの一端を接続するようになっている。
【0008】ところで車両に用いられているヒューズは
一般に、図9に示すように、ヒューズ定格の200[%]
以上の電流に対しては即座に溶断するような溶断特性を
もつが、200[%]以下の電流に対しては、突入電流に
対する耐久性をもたせているため、比較的溶断時間が長
くされている。
一般に、図9に示すように、ヒューズ定格の200[%]
以上の電流に対しては即座に溶断するような溶断特性を
もつが、200[%]以下の電流に対しては、突入電流に
対する耐久性をもたせているため、比較的溶断時間が長
くされている。
【0009】ここで、車両では、ワイヤハーネス11の
絶縁被膜層11bが経年劣化したり、車両エッジ部との
接触、磨耗等により、芯線11aがボディーに接触し、
いわゆるデッドショートやレアショート(断続ショー
ト)状態になる場合がある。前者の場合には、ヒューズ
に大電流が流れるのでヒューズが即座に溶断するが、後
者の場合には、ヒューズは発熱と放熱を繰り返し、溶断
までの時間が長くなる傾向にある。
絶縁被膜層11bが経年劣化したり、車両エッジ部との
接触、磨耗等により、芯線11aがボディーに接触し、
いわゆるデッドショートやレアショート(断続ショー
ト)状態になる場合がある。前者の場合には、ヒューズ
に大電流が流れるのでヒューズが即座に溶断するが、後
者の場合には、ヒューズは発熱と放熱を繰り返し、溶断
までの時間が長くなる傾向にある。
【0010】そのためレアショートが続くような場合に
は、ヒューズの溶断前にワイヤハーネス11の絶縁被膜
層11bが蓄熱体となり、温度が上昇することがある。
この結果、絶縁被膜層11bがさらに劣化していくこと
になる。
は、ヒューズの溶断前にワイヤハーネス11の絶縁被膜
層11bが蓄熱体となり、温度が上昇することがある。
この結果、絶縁被膜層11bがさらに劣化していくこと
になる。
【0011】従って、ワイヤハーネスの温度を検知し得
るような温度ヒューズがあれば大変便利であると考えら
れる。特にワイヤハーネスが140〜160[℃]になっ
たことを正確に検出できる温度ヒューズが望まれる。何
故ならば、ワイヤハーネスの材質を考慮すると、140
[℃]よりも低い温度を検出してこれを異常と判断してし
まうと、ワイヤハーネスの劣化には未だ十分過ぎる余裕
があるのに異常と判断してしまうことになるので適当で
なく、160[℃]より高い温度しか検出できないのでは
ワイヤハーネスの劣化を防止できない可能性があるから
であり、140〜160[℃]の範囲の所定の設定温度で
正確に溶断してくれる温度ヒューズが必要となる。
るような温度ヒューズがあれば大変便利であると考えら
れる。特にワイヤハーネスが140〜160[℃]になっ
たことを正確に検出できる温度ヒューズが望まれる。何
故ならば、ワイヤハーネスの材質を考慮すると、140
[℃]よりも低い温度を検出してこれを異常と判断してし
まうと、ワイヤハーネスの劣化には未だ十分過ぎる余裕
があるのに異常と判断してしまうことになるので適当で
なく、160[℃]より高い温度しか検出できないのでは
ワイヤハーネスの劣化を防止できない可能性があるから
であり、140〜160[℃]の範囲の所定の設定温度で
正確に溶断してくれる温度ヒューズが必要となる。
【0012】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、140〜160[℃]の範囲の所望の設定温度で高い
作動温度精度で溶断する温度ヒューズ及びレアショート
等に起因するワイヤハーネスの劣化を未然に回避し得る
車両用ワイヤハーネスの異常検出装置を提案しようとす
るものである。
で、140〜160[℃]の範囲の所望の設定温度で高い
作動温度精度で溶断する温度ヒューズ及びレアショート
等に起因するワイヤハーネスの劣化を未然に回避し得る
車両用ワイヤハーネスの異常検出装置を提案しようとす
るものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明により成された請求項1に記載の温度ヒューズ
は、図1に示すように、周囲温度がある温度以上になっ
たとき、ヒューズ素子21が溶断するようになされた温
度ヒューズ20において、ヒューズ素子21を、52〜
100重量パーセントのインジウムと、残部がすずとで
なる合金により形成するようにした。
め本発明により成された請求項1に記載の温度ヒューズ
は、図1に示すように、周囲温度がある温度以上になっ
たとき、ヒューズ素子21が溶断するようになされた温
度ヒューズ20において、ヒューズ素子21を、52〜
100重量パーセントのインジウムと、残部がすずとで
なる合金により形成するようにした。
【0014】以上の構成において、このような重量比率
でなるヒューズ素子21の溶断温度は、図2に示すよう
に、ほぼ120〜160[℃]であり、この重量比率範囲
内で比率を変化させれば、120〜160[℃]の所望の
作動温度を設定することができる。またこのような重量
比率でなるヒューズ素子21の液相線及び固相線の間隔
は数[℃]というほど狭くて、その温度差は小さいので、
作動温度精度が高い温度ヒューズを得ることができる。
因みに、インジウムとすずの合金において、すずの重量
パーセントが48[%]以下の場合は、液体が平衡に共存
している結晶と反応して別の結晶を作り元の結晶を包ん
でしまうような、いわゆる包晶反応を起こすので、液相
線及び固相線の間隔は数[℃]というほど狭くなる。かく
して、120〜160[℃]の範囲の所望の設定温度で高
い作動温度精度で溶断する温度ヒューズ20を実現でき
るようになる。
でなるヒューズ素子21の溶断温度は、図2に示すよう
に、ほぼ120〜160[℃]であり、この重量比率範囲
内で比率を変化させれば、120〜160[℃]の所望の
作動温度を設定することができる。またこのような重量
比率でなるヒューズ素子21の液相線及び固相線の間隔
は数[℃]というほど狭くて、その温度差は小さいので、
作動温度精度が高い温度ヒューズを得ることができる。
因みに、インジウムとすずの合金において、すずの重量
パーセントが48[%]以下の場合は、液体が平衡に共存
している結晶と反応して別の結晶を作り元の結晶を包ん
でしまうような、いわゆる包晶反応を起こすので、液相
線及び固相線の間隔は数[℃]というほど狭くなる。かく
して、120〜160[℃]の範囲の所望の設定温度で高
い作動温度精度で溶断する温度ヒューズ20を実現でき
るようになる。
【0015】また本発明により成された請求項2に記載
の温度ヒューズは、図1に示すように、周囲温度がある
温度以上になったとき、ヒューズ素子21が溶断するよ
うになされた温度ヒューズ20において、ヒューズ素子
21を、85〜100重量パーセントのインジウムと、
残部がすずとでなる合金により形成するようにした。
の温度ヒューズは、図1に示すように、周囲温度がある
温度以上になったとき、ヒューズ素子21が溶断するよ
うになされた温度ヒューズ20において、ヒューズ素子
21を、85〜100重量パーセントのインジウムと、
残部がすずとでなる合金により形成するようにした。
【0016】以上の構成において、このような重量比率
でなるヒューズ素子21の溶断温度は、図2に示すよう
に、ほぼ140〜160[℃]であり、この重量比率範囲
内で比率を変化させれば、140〜160[℃]の所望の
作動温度を設定することができる。またこのような重量
比率でなるヒューズ素子21の液相線及び固相線の間隔
は数[℃]というほど狭くて、その温度差は小さいので、
作動温度精度が高い温度ヒューズを得ることができる。
かくして、140〜160[℃]の範囲の所望の設定温度
で高い作動温度精度で溶断する温度ヒューズ20を実現
できるようになる。
でなるヒューズ素子21の溶断温度は、図2に示すよう
に、ほぼ140〜160[℃]であり、この重量比率範囲
内で比率を変化させれば、140〜160[℃]の所望の
作動温度を設定することができる。またこのような重量
比率でなるヒューズ素子21の液相線及び固相線の間隔
は数[℃]というほど狭くて、その温度差は小さいので、
作動温度精度が高い温度ヒューズを得ることができる。
かくして、140〜160[℃]の範囲の所望の設定温度
で高い作動温度精度で溶断する温度ヒューズ20を実現
できるようになる。
【0017】また本発明により成された請求項3に記載
の温度ヒューズは、図1に示すように、請求項1又は請
求項2のヒューズ素子21をパラフィン系物質23で覆
うようにした。
の温度ヒューズは、図1に示すように、請求項1又は請
求項2のヒューズ素子21をパラフィン系物質23で覆
うようにした。
【0018】以上の構成において、周囲温度がある温度
よりも高くなりヒューズ素子21が溶断した際、図3に
示すように、パラフィン系物質23が溶断したヒューズ
素子21を包囲するようになるので、ヒューズ素子21
が溶断後に再び不必要に接続することを防止できるよう
になる。
よりも高くなりヒューズ素子21が溶断した際、図3に
示すように、パラフィン系物質23が溶断したヒューズ
素子21を包囲するようになるので、ヒューズ素子21
が溶断後に再び不必要に接続することを防止できるよう
になる。
【0019】また本発明により成された請求項4に記載
の温度ヒューズは、図1に示すように、請求項1又は請
求項2のヒューズ素子21を絶縁フィルム24により覆
うようにした。
の温度ヒューズは、図1に示すように、請求項1又は請
求項2のヒューズ素子21を絶縁フィルム24により覆
うようにした。
【0020】以上の構成において、52〜100重量パ
ーセントのインジウムと残部がすずとでなる合金、又は
85〜100重量パーセントのインジウムと残部がすず
とでなる合金によりヒューズ素子21を形成した場合、
このヒューズ素子21は非常に軟性の高いものとなるの
で、加工性を考えると取り扱いにくいものとなる。そこ
で、ヒューズ素子21を絶縁フィルム24により覆え
ば、ヒューズ素子21溶断時のヒューズ素子21の放散
を防止できるのに加えて、温度ヒューズ20のヒューズ
素子21部分を絶縁フィルム24の堅さの分だけ堅くで
き、取り扱いの容易な温度ヒューズ20を実現できるよ
うになる。
ーセントのインジウムと残部がすずとでなる合金、又は
85〜100重量パーセントのインジウムと残部がすず
とでなる合金によりヒューズ素子21を形成した場合、
このヒューズ素子21は非常に軟性の高いものとなるの
で、加工性を考えると取り扱いにくいものとなる。そこ
で、ヒューズ素子21を絶縁フィルム24により覆え
ば、ヒューズ素子21溶断時のヒューズ素子21の放散
を防止できるのに加えて、温度ヒューズ20のヒューズ
素子21部分を絶縁フィルム24の堅さの分だけ堅くで
き、取り扱いの容易な温度ヒューズ20を実現できるよ
うになる。
【0021】また本発明により成された請求項5に記載
の温度ヒューズは、図1に示すように、パラフィン系物
質23を絶縁フィルム24により覆うようにした。
の温度ヒューズは、図1に示すように、パラフィン系物
質23を絶縁フィルム24により覆うようにした。
【0022】また本発明により成された請求項6に記載
の温度ヒューズは、請求項4又は請求項5の絶縁フィル
ム24を熱硬化性樹脂により形成した。
の温度ヒューズは、請求項4又は請求項5の絶縁フィル
ム24を熱硬化性樹脂により形成した。
【0023】以上の構成において、ヒューズ素子21が
溶断したとき当該ヒューズ素子21部分は一段と軟らか
くなるが、熱硬化樹脂の硬度が増すので、温度ヒューズ
20の外形をそのままに保持することができるようにな
る。
溶断したとき当該ヒューズ素子21部分は一段と軟らか
くなるが、熱硬化樹脂の硬度が増すので、温度ヒューズ
20の外形をそのままに保持することができるようにな
る。
【0024】また本発明により成された請求項7に記載
の温度ヒューズは、ヒューズ素子21と、当該ヒューズ
素子21に電流を流すために当該ヒューズ素子21の両
端に接続されるリード線22との間に、ヒューズ素子2
1よりも固くかつリード線22よりも軟らかい導線を介
在させるようにした。
の温度ヒューズは、ヒューズ素子21と、当該ヒューズ
素子21に電流を流すために当該ヒューズ素子21の両
端に接続されるリード線22との間に、ヒューズ素子2
1よりも固くかつリード線22よりも軟らかい導線を介
在させるようにした。
【0025】以上の構成において、リード線22に直接
ヒューズ素子21を接合すると、リード線22とヒュー
ズ素子21の硬度の差が大きいので、当該接合部分でヒ
ューズ素子21がだれてしまい、当該温度ヒューズを所
望の位置に所望の形で配設する際の成形性があまり良く
ないと考えられる。そこでこの請求項のようにすれば、
リード線22からヒューズ素子21へと徐々に軟らかく
なることにより、成形性を良くすることができるように
なる。
ヒューズ素子21を接合すると、リード線22とヒュー
ズ素子21の硬度の差が大きいので、当該接合部分でヒ
ューズ素子21がだれてしまい、当該温度ヒューズを所
望の位置に所望の形で配設する際の成形性があまり良く
ないと考えられる。そこでこの請求項のようにすれば、
リード線22からヒューズ素子21へと徐々に軟らかく
なることにより、成形性を良くすることができるように
なる。
【0026】さらに本発明により成された請求項8に記
載の車両用ワイヤハーネスの異常検出装置30は、図4
に示すように、請求項1〜請求項6乃至請求項7の温度
ヒューズ20をワイヤハーネス40の内部又はワイヤハ
ーネス40に隣接させて配設し、当該温度ヒューズ20
の断線の有無を検出することにより、ワイヤハーネス4
0の異常を検出するようにした。
載の車両用ワイヤハーネスの異常検出装置30は、図4
に示すように、請求項1〜請求項6乃至請求項7の温度
ヒューズ20をワイヤハーネス40の内部又はワイヤハ
ーネス40に隣接させて配設し、当該温度ヒューズ20
の断線の有無を検出することにより、ワイヤハーネス4
0の異常を検出するようにした。
【0027】以上の構成において、140〜160[℃]
の範囲の所定の設定温度で正確に溶断してくれる温度ヒ
ューズ20を用いてワイヤハーネス40の温度上昇を検
出できるようになるため、ワイヤハーネス40の異常発
熱を的確に検出して、レアショート等に起因するワイヤ
ハーネス40の劣化を未然に回避し得る車両用ワイヤハ
ーネスの異常検出装置30を実現できるようになる。
の範囲の所定の設定温度で正確に溶断してくれる温度ヒ
ューズ20を用いてワイヤハーネス40の温度上昇を検
出できるようになるため、ワイヤハーネス40の異常発
熱を的確に検出して、レアショート等に起因するワイヤ
ハーネス40の劣化を未然に回避し得る車両用ワイヤハ
ーネスの異常検出装置30を実現できるようになる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施形態を説明する。
施形態を説明する。
【0029】図1は、実施の形態による温度ヒューズ2
0の構成を示す。温度ヒューズ20は、リード線22の
断線部分に、52〜100重量パーセントのインジウム
と残部がすずの合金でなるヒューズ素子21が設けられ
ている。これにより温度ヒューズ20においては、この
重量比率範囲内で比率を変化させれば、120〜160
[℃]の所望の作動温度を設定することができるようにな
る。
0の構成を示す。温度ヒューズ20は、リード線22の
断線部分に、52〜100重量パーセントのインジウム
と残部がすずの合金でなるヒューズ素子21が設けられ
ている。これにより温度ヒューズ20においては、この
重量比率範囲内で比率を変化させれば、120〜160
[℃]の所望の作動温度を設定することができるようにな
る。
【0030】因みに、図2の相図に示すように、52〜
100重量パーセントのインジウムと残部がすずの合金
でなるヒューズ素子21の溶断温度は、ほぼ120〜1
60[℃]であり、またこのような重量比率でなるヒュー
ズ素子21の液相線及び固相線の間隔は数[℃]というほ
ど狭くて、その温度差は小さいので、作動温度精度が高
い温度ヒューズ20を得ることができるようになる。か
くして、120〜160[℃]の範囲の所望の設定温度で
高い作動温度精度で溶断する温度ヒューズ20を実現で
きるようになる。
100重量パーセントのインジウムと残部がすずの合金
でなるヒューズ素子21の溶断温度は、ほぼ120〜1
60[℃]であり、またこのような重量比率でなるヒュー
ズ素子21の液相線及び固相線の間隔は数[℃]というほ
ど狭くて、その温度差は小さいので、作動温度精度が高
い温度ヒューズ20を得ることができるようになる。か
くして、120〜160[℃]の範囲の所望の設定温度で
高い作動温度精度で溶断する温度ヒューズ20を実現で
きるようになる。
【0031】またヒューズ素子21の周囲は、熱硬化樹
脂でなる絶縁フィルム24により覆われている。因み
に、この実施形態の場合、絶縁フィルム24としてポリ
エチレンが用いられている。これにより温度ヒューズ2
0においては、ヒューズ素子21溶断時のヒューズ素子
21の放散を防止できるのに加えて、温度ヒューズ20
のヒューズ素子21部分を絶縁フィルム24の堅さの分
だけ堅くでき、取り扱いの容易な温度ヒューズ20を実
現できるようになる。
脂でなる絶縁フィルム24により覆われている。因み
に、この実施形態の場合、絶縁フィルム24としてポリ
エチレンが用いられている。これにより温度ヒューズ2
0においては、ヒューズ素子21溶断時のヒューズ素子
21の放散を防止できるのに加えて、温度ヒューズ20
のヒューズ素子21部分を絶縁フィルム24の堅さの分
だけ堅くでき、取り扱いの容易な温度ヒューズ20を実
現できるようになる。
【0032】さらにヒューズ素子21と絶縁フィルム2
4の間には、一般式がCnH2n+2で表される炭化水素で
あるパラフィン系物質23が充填されている。これによ
り温度ヒューズ20においては、周囲温度がある温度よ
りも高くなりヒューズ素子21が溶断した際、図3に示
すように、パラフィン系物質23が溶断したヒューズ素
子21を包囲するようになるので、ヒューズ素子21が
溶断後に再び不必要に接続することを防止できるように
なる。
4の間には、一般式がCnH2n+2で表される炭化水素で
あるパラフィン系物質23が充填されている。これによ
り温度ヒューズ20においては、周囲温度がある温度よ
りも高くなりヒューズ素子21が溶断した際、図3に示
すように、パラフィン系物質23が溶断したヒューズ素
子21を包囲するようになるので、ヒューズ素子21が
溶断後に再び不必要に接続することを防止できるように
なる。
【0033】次にこの温度ヒューズ20を用いた車両用
ワイヤハーネスの異常検出装置について説明する。図4
に示すように、この異常検出装置30は、それぞれ温度
ヒューズ20と同様の構成でなる温度ヒューズ20a〜
20dを電線31に隣接するように配設し、さらに電線
31及び温度ヒューズ20a〜20dを図示しない絶縁
膜により被覆する。
ワイヤハーネスの異常検出装置について説明する。図4
に示すように、この異常検出装置30は、それぞれ温度
ヒューズ20と同様の構成でなる温度ヒューズ20a〜
20dを電線31に隣接するように配設し、さらに電線
31及び温度ヒューズ20a〜20dを図示しない絶縁
膜により被覆する。
【0034】またリード線22により互いに直列接続さ
れた温度ヒューズ20a〜20dには電磁リレー32を
介して電圧印加回路33からの電圧が印加され、リード
線22及び温度ヒューズ20a〜20dに微少電流を流
すようになされている。
れた温度ヒューズ20a〜20dには電磁リレー32を
介して電圧印加回路33からの電圧が印加され、リード
線22及び温度ヒューズ20a〜20dに微少電流を流
すようになされている。
【0035】これによりワイヤハーネス40が正常な状
態の場合には、電磁リレー32のコイル32a、リード
線22及び温度ヒューズ20a〜20dに電流が流れる
ので、電磁リレー32の端子板32bは、図に示すよう
なオフ状態に保持される。
態の場合には、電磁リレー32のコイル32a、リード
線22及び温度ヒューズ20a〜20dに電流が流れる
ので、電磁リレー32の端子板32bは、図に示すよう
なオフ状態に保持される。
【0036】これに対して、ワイヤハーネス40にレア
ショートが生じ、ワイヤハーネス40の温度が140〜
160[℃]の間のある温度まで上昇すると、その箇所の
温度ヒューズ20a〜20c又は20dが溶断するの
で、電磁リレー32のコイル32a、リード線22及び
温度ヒューズ20a〜20dに電流が流れなくなり、端
子板32bはオン状態となる。このとき、警告ランプ3
4に電圧印加回路33からの電圧が印加されることによ
り、警告ランプ34が点灯する。
ショートが生じ、ワイヤハーネス40の温度が140〜
160[℃]の間のある温度まで上昇すると、その箇所の
温度ヒューズ20a〜20c又は20dが溶断するの
で、電磁リレー32のコイル32a、リード線22及び
温度ヒューズ20a〜20dに電流が流れなくなり、端
子板32bはオン状態となる。このとき、警告ランプ3
4に電圧印加回路33からの電圧が印加されることによ
り、警告ランプ34が点灯する。
【0037】かくして、ワイヤハーネスの異常検出装置
30では、ワイヤハーネス40の温度が所定の温度以上
になったことを、ユーザに知らせることができる。これ
によりユーザは、ワイヤハーネスの異常検出装置30に
より異常が検出されたとき、そのワイヤハーネス40を
正常なものに交換することにより、ワイヤハーネス40
のさらなる劣化を未然に回避できるようになる。
30では、ワイヤハーネス40の温度が所定の温度以上
になったことを、ユーザに知らせることができる。これ
によりユーザは、ワイヤハーネスの異常検出装置30に
より異常が検出されたとき、そのワイヤハーネス40を
正常なものに交換することにより、ワイヤハーネス40
のさらなる劣化を未然に回避できるようになる。
【0038】なお上述の実施形態においては、リード線
22にヒューズ素子21を直接接続した場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、ヒューズ素子21とリ
ード線22との間に、ヒューズ素子21よりも固くかつ
リード線22よりも軟らかい例えばアルミ合金等の導線
を介在させるようにしてもよい。このようにすれば、リ
ード線22からヒューズ素子21へと徐々に軟らかくな
ることにより、成形性を良くすることができるようにな
る。
22にヒューズ素子21を直接接続した場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、ヒューズ素子21とリ
ード線22との間に、ヒューズ素子21よりも固くかつ
リード線22よりも軟らかい例えばアルミ合金等の導線
を介在させるようにしてもよい。このようにすれば、リ
ード線22からヒューズ素子21へと徐々に軟らかくな
ることにより、成形性を良くすることができるようにな
る。
【0039】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、周囲温度
がある温度以上になったとき、ヒューズ素子が溶断する
ようになされた温度ヒューズにおいて、ヒューズ素子
を、52〜100重量パーセントのインジウムと、残部
がすずとでなる合金により形成したことにより、120
〜160[℃]の範囲の所望の設定温度で高い作動温度精
度で溶断する温度ヒューズを実現できるようになる。
がある温度以上になったとき、ヒューズ素子が溶断する
ようになされた温度ヒューズにおいて、ヒューズ素子
を、52〜100重量パーセントのインジウムと、残部
がすずとでなる合金により形成したことにより、120
〜160[℃]の範囲の所望の設定温度で高い作動温度精
度で溶断する温度ヒューズを実現できるようになる。
【0040】また本発明によれば、その温度ヒューズを
用いて車両用ワイヤハーネスの異常検出を行うようにし
たことにより、140〜160[℃]の範囲の所定の設定
温度で正確に溶断してくれる温度ヒューズを用いてワイ
ヤハーネスの温度上昇を検出できるようになるため、ワ
イヤハーネスの異常発熱を的確に検出して、レアショー
ト等に起因するワイヤハーネスのさらなる劣化を回避し
得る車両用ワイヤハーネスの異常検出装置を実現できる
ようになる。
用いて車両用ワイヤハーネスの異常検出を行うようにし
たことにより、140〜160[℃]の範囲の所定の設定
温度で正確に溶断してくれる温度ヒューズを用いてワイ
ヤハーネスの温度上昇を検出できるようになるため、ワ
イヤハーネスの異常発熱を的確に検出して、レアショー
ト等に起因するワイヤハーネスのさらなる劣化を回避し
得る車両用ワイヤハーネスの異常検出装置を実現できる
ようになる。
【図1】実施の形態による温度ヒューズの構成を示す断
面図である。
面図である。
【図2】インジウムとすずの合金の相図である。
【図3】温度ヒューズの溶断状態を示す断面図である。
【図4】実施の形態による車両用ワイヤハーネスの異常
検出装置の構成を示す略線図である。
検出装置の構成を示す略線図である。
【図5】従来の温度ヒューズの構成を示す断面図であ
る。
る。
【図6】従来の温度ヒューズの溶断状態を示す断面図で
ある。
ある。
【図7】一般的なワイヤハーネスの構成を示す斜視図で
ある。
ある。
【図8】ヒューズボックスの構成を示す斜視図である。
【図9】車両に用いられているヒューズの溶断特性を示
すグラフである。
すグラフである。
20(20a〜20d) 温度ヒューズ 21 ヒューズ素子 22 リード線 23 パラフィン系物質 24 絶縁フィルム 30 車両用ワイヤハーネスの異常
検出装置 40 ワイヤハーネス
検出装置 40 ワイヤハーネス
Claims (8)
- 【請求項1】 周囲温度がある温度以上になったとき、
ヒューズ素子が溶断するようになされた温度ヒューズに
おいて、 前記ヒューズ素子を、52〜100重量パーセントのイ
ンジウムと、残部がすずとでなる合金により形成したこ
とを特徴とする温度ヒューズ。 - 【請求項2】 周囲温度がある温度以上になったとき、
ヒューズ素子が溶断するようになされた温度ヒューズに
おいて、 前記ヒューズ素子を、85〜100重量パーセントのイ
ンジウムと、残部がすずとでなる合金により形成したこ
とを特徴とする温度ヒューズ。 - 【請求項3】 前記ヒューズ素子をパラフィン系物質で
覆うようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2
に記載の温度ヒューズ。 - 【請求項4】 前記ヒューズ素子を絶縁フィルムにより
覆うようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2
に記載の温度ヒューズ。 - 【請求項5】 前記パラフィン系物質を絶縁フィルムに
より覆うようにしたことを特徴とする請求項3に記載の
温度ヒューズ。 - 【請求項6】 前記絶縁フィルムを熱硬化性樹脂により
形成したことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載
の温度ヒューズ。 - 【請求項7】 前記ヒューズ素子と、当該ヒューズ素子
に電流を流すために当該ヒューズ素子の両端に接続され
るリード線との間に、前記ヒューズ素子よりも固くかつ
リード線よりも軟らかい導線を介在させるようにしたこ
とを特徴とする請求項1〜請求項5乃至請求項6に記載
の温度ヒューズ。 - 【請求項8】 請求項1〜請求項6乃至請求項7の温度
ヒューズをワイヤハーネスの内部又はワイヤハーネスに
隣接させて配設し、当該温度ヒューズの断線の有無を検
出することにより、ワイヤハーネスの異常を検出するよ
うにしたことを特徴とする車両用ワイヤハーネスの異常
検出装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9179536A JPH1125829A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 温度ヒューズ及び車両用ワイヤハーネスの異常検出装置 |
US09/109,047 US6222438B1 (en) | 1997-07-04 | 1998-07-02 | Temperature fuse and apparatus for detecting abnormality of wire harness for vehicle |
DE19829662A DE19829662A1 (de) | 1997-07-04 | 1998-07-03 | Temperatursicherung und Vorrichtung zum Erkennen von Anomalien von Kabelsätzen für Fahrzeuge |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9179536A JPH1125829A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 温度ヒューズ及び車両用ワイヤハーネスの異常検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1125829A true JPH1125829A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16067482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9179536A Pending JPH1125829A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 温度ヒューズ及び車両用ワイヤハーネスの異常検出装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6222438B1 (ja) |
JP (1) | JPH1125829A (ja) |
DE (1) | DE19829662A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003013167A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-01-15 | Sorudaa Kooto Kk | 温度ヒューズ用可溶性合金および温度ヒューズ用線材および温度ヒューズ |
Families Citing this family (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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EP1189252A1 (de) * | 2000-09-13 | 2002-03-20 | Siemens Aktiengesellschaft | Sicherungseinsatz, Verfahren zu seiner Herstellung und Lotsubstanz |
WO2002067282A1 (fr) * | 2001-02-20 | 2002-08-29 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Fusible thermique |
JP4101536B2 (ja) * | 2002-03-06 | 2008-06-18 | 内橋エステック株式会社 | 合金型温度ヒューズ |
JP3990169B2 (ja) * | 2002-03-06 | 2007-10-10 | 内橋エステック株式会社 | 合金型温度ヒュ−ズ |
JP4001757B2 (ja) * | 2002-03-06 | 2007-10-31 | 内橋エステック株式会社 | 合金型温度ヒュ−ズ |
JP4230194B2 (ja) * | 2002-10-30 | 2009-02-25 | 内橋エステック株式会社 | 合金型温度ヒューズ及び温度ヒューズエレメント用線材 |
JP4230251B2 (ja) * | 2003-03-04 | 2009-02-25 | 内橋エステック株式会社 | 合金型温度ヒューズ及び温度ヒューズエレメント用材料 |
DE102008003659A1 (de) * | 2007-03-26 | 2008-10-02 | Robert Bosch Gmbh | Schmelzsicherung zur Unterbrechung eines spannungs- und/oder stromführenden Leiters im thermischen Fehlerfall und Verfahren zur Herstellung der Schmelzsicherung |
DE102007014338A1 (de) * | 2007-03-26 | 2008-10-02 | Robert Bosch Gmbh | Thermosicherung |
DE102007014334A1 (de) * | 2007-03-26 | 2008-10-02 | Robert Bosch Gmbh | Schmelzlegierungselement, Thermosicherung mit einem Schmelzlegierungselement sowie Verfahren zum Herstellen einer Thermosicherung |
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US8674803B2 (en) * | 2007-08-13 | 2014-03-18 | Littelfuse, Inc. | Moderately hazardous environment fuse |
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US8179224B2 (en) * | 2008-04-17 | 2012-05-15 | Chun-Chang Yen | Overcurrent protection structure and method and apparatus for making the same |
JP5072796B2 (ja) * | 2008-05-23 | 2012-11-14 | ソニーケミカル&インフォメーションデバイス株式会社 | 保護素子及び二次電池装置 |
JP5130232B2 (ja) | 2009-01-21 | 2013-01-30 | デクセリアルズ株式会社 | 保護素子 |
JP5301298B2 (ja) * | 2009-01-21 | 2013-09-25 | デクセリアルズ株式会社 | 保護素子 |
JP5130233B2 (ja) * | 2009-01-21 | 2013-01-30 | デクセリアルズ株式会社 | 保護素子 |
JP5192524B2 (ja) * | 2009-09-04 | 2013-05-08 | 乾坤科技股▲ふん▼有限公司 | 保護装置 |
JP6010810B2 (ja) * | 2010-09-16 | 2016-10-19 | 矢崎総業株式会社 | 導電路構造及びワイヤハーネス |
KR101495023B1 (ko) * | 2011-01-21 | 2015-02-24 | 브로제 파르초이크타일레 게엠베하 운트 코. 카게, 뷔르츠부르크 | 특히 모터 차량 부품의 제어 전자기기를 위한 보호 장치 |
US10141149B2 (en) * | 2017-01-30 | 2018-11-27 | Continental Automotive Systems, Inc. | Thin film fuse |
JP2022034733A (ja) * | 2020-08-19 | 2022-03-04 | デクセリアルズ株式会社 | ヒューズエレメント、ヒューズ素子及び保護素子 |
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---|---|---|---|---|
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JPS5333349A (en) | 1976-09-08 | 1978-03-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Chipplike temperature fuse and method of manufacturing thereof |
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-
1997
- 1997-07-04 JP JP9179536A patent/JPH1125829A/ja active Pending
-
1998
- 1998-07-02 US US09/109,047 patent/US6222438B1/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-07-03 DE DE19829662A patent/DE19829662A1/de not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6222438B1 (en) | 2001-04-24 |
DE19829662A1 (de) | 1999-04-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030826 |