JPH11257903A - 寸法計測固定具 - Google Patents

寸法計測固定具

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JPH11257903A
JPH11257903A JP5762598A JP5762598A JPH11257903A JP H11257903 A JPH11257903 A JP H11257903A JP 5762598 A JP5762598 A JP 5762598A JP 5762598 A JP5762598 A JP 5762598A JP H11257903 A JPH11257903 A JP H11257903A
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gripping
dimension measuring
measured
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Kaoru Shiina
薫 椎名
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寸法計測時における作業性、及び計測された
寸法の精度を向上させることができる寸法計測固定具を
提供する。 【解決手段】 爪部材を構成する2本の爪14aと14
bを有し、14aと14bは略対向して設けられて、内
装されたバネ材で所定の把持力を発生するように形成さ
れている第1の固定部11と、爪部材を構成する2本の
爪15aと15bを有し、15aと15bは略対向して
設けられて、内装されたバネ材で所定の把持力を発生す
るように形成されている第2の固定部12と、線状体の
延伸方向に沿って計測目盛が付設され、第1の固定部に
始点側を固定され、第2の固定部に終点側を調整可能に
保持され、第1の固定部11及び第2の固定部12間
を、任意の寸法に保持する寸法計測部13とを有して構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寸法計測固定具に
関し、特に電線、光ファイバー、チューブ等の各種線状
体に適用して良好な寸法計測固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電線や光ファイバー等の線状体
は、所定の経路を有するように分岐等が形成された後、
線状体固定部材を用いて、所望の取付部に取付固定され
る。例えば、自動車等の車両内に配策されるワイヤーハ
ーネスにおいては、車両側に設けられた固定穴等に、ワ
イヤーハーネスに予め取付けられたバンドクリップ等を
係止することにより装着固定される。
【0003】したがって、バンドクリップの取付け寸法
(ピッチ)が、車両側の固定穴寸法より短い場合には、
ワイヤーハーネスの装着が不可能となり、一方クリップ
の取付け寸法が長い場合には、ワイヤーハーネスにたる
みが生じ車両走行時に異常音が発生するという問題を有
している。そのため、ワイヤーハーネスにバンドクリッ
プを取付ける際には、取付け寸法を正確に計測する必要
がある。
【0004】また、ワイヤーハーネスを大量生産する場
合には、通常組立図板上に固定されたワイヤーハーネス
に、指示寸法どおりにバンドクリップを取り付ける事が
できるが、試作品などの少量生産の場合には組立図板を
用意することができないので、ワイヤーハーネスを固定
することができず、以下の手順でバンドクリップの取付
け作業を行っている。
【0005】従来のワイヤーハーネスのバンドクリップ
取付け作業について、図8を参照して説明する。ここで
は、ワイヤーハーネスの分岐部等を基準点として、所定
の寸法位置にバンドクリップを取付ける場合について説
明する。図8において、30はワイヤーハーネスであっ
て、31は分岐部等の寸法計測上の基準点、32はバン
ドクリップ取付位置、50は基準点31とバンドクリッ
プ取付位置32間の寸法Lを計測するメジャーである。
【0006】作業手順は以下の通りとなる。 (ア)まず、作業者は図8(a)に示すように、基準点
31においてメジャー50に収納されている計測尺51
の先端(0点)を一方の手で保持し、他方の手でメジャ
ー50の本体を持ち、ワイヤーハーネス30に沿って引
張ることにより、計測尺51を引き出して所望の寸法L
を計測する。 (イ)上記作業(ア)により計測された寸法Lの位置
(バンドクリップ取付位置32)に印をつける。 (ウ)図8(b)に示すように、作業者は一旦メジャー
50から手を離し、バンドクリップ40を巻き付ける
(仮締め)。 (エ)上記作業(ア)を再び行い、基準点31とバンド
クリップ40間の寸法L’を計測し、取付位置の微調整
を行う。 (オ)バンドクリップ40のバンド部を締め込み、ワイ
ヤーハーネス30に結束固定(本締め)し余分なバンド
部を切り取る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記作業(ア)、
(エ)において、基準点31とバンドクリップ取付位置
32間の寸法L、あるいは基準点31とバンドクリップ
40間の寸法L’を計測し、さらにバンドクリップ取付
位置32に印をつけなければならないため両手を使わな
ければならず、バンドクリップ取付け作業中にメジャー
を何度も持ったり離したりすることとなり、作業性が著
しく低下するという問題を有している。
【0008】また、計測対象であるワイヤーハーネス3
0が固定されていないため、バンドクリップ取付け作業
の効率が低下するとともに、計測される寸法の精度が低
くなるという問題を有している。本発明は、このような
問題点を解決することを目的とし、寸法計測時における
作業性、及び計測された寸法の精度を向上させることが
できる寸法計測固定具を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、被計測物の一端側を、所
定の挟持力で把持固定する第1の把持固定部と、該第1
の把持固定部から離間して、前記被計測物の他端側を、
所定の挟持力で把持固定する第2の把持固定部と、前記
被計測物の延伸方向に沿って計測目盛が付設され、始点
側が前記第1の把持固定部に固定され、前記第1の把持
固定部から任意の寸法だけ離間するように、終点側が前
記第2の把持固定部に調整可能に保持された寸法計測部
とを具備していることを特徴とする。
【0010】このような請求項1記載の寸法計測固定具
によれば、第1、第2の把持固定部によって被計測物が
固定され、寸法計測部により寸法を確認しながら両手を
使って作業することができるので、作業性が向上すると
ともに、寸法ずれを少なくすることができる。また、請
求項2記載の発明は、請求項1記載の寸法計測固定具に
おいて、前記第2の把持固定部は、前記寸法計測部を繰
り出し・収納する収納部を有していることを特徴とす
る。
【0011】このような請求項2記載の寸法計測固定具
によれば、第1、第2の把持固定部間の寸法計測部を被
計測物に沿わせて延在させることができるため、被計測
物の所望の位置を正確に寸法計測することができるとと
もに、不使用時は前記寸法計測部を収納部に収納するこ
とができるため、寸法計測部をコンパクトにすることが
でき、持ち運び等の利便性を向上させることができる。
【0012】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の寸法計測固定具において、少なくとも前記第
1及び第2の把持固定部のいずれか一方が、互いに対向
して設けられた複数本の爪を有していることを特徴とす
る。このような請求項3記載の寸法計測固定具によれ
ば、被計測物に分岐や突起等が形成されている場合で
も、被計測物の寸法計測の基準点を良好に把持し固定す
ることができるため、所望の寸法位置にバンドクリップ
を取り付けることができ取付寸法精度を向上させること
ができる。
【0013】また、把持固定部が対向する複数の爪を有
しているため、被計測物が線状、板状等の場合であって
も、形状に関わらず被計測物を把持固定することができ
寸法精度の向上を図ることができる。そして、請求項4
記載の発明は、請求項1、2又は3記載の寸法計測固定
具において、前記第1の把持固定部が、前記寸法計測部
の始点側の固定位置を調整可能に保持する結合部を有し
ていることを特徴とする。
【0014】このような請求項4記載の寸法計測固定具
によれば、被計測物の寸法計測基準点が第1の把持固定
部による把持が困難な場合でも、基準点近傍の把持容易
な箇所を把持し、寸法計測部の始点側の固定位置を調整
して被計測物の寸法基準点と寸法計測部の0点を合わせ
ることができるため、作業性及び寸法精度を向上させる
ことができる。
【0015】また、請求項5記載の発明は、請求項1、
2、3又は4記載の寸法計測固定具において、前記第1
及び第2の把持固定部の被計測物の挟持面に、くし歯状
の弾性部材が突出して設けられていることを特徴とす
る。このような請求項5記載の寸法計測固定具によれ
ば、くし歯状に突出して設けられた弾性部材が弾性変形
しながら被計測物に圧着するため、被計測物の太さによ
らず良好に把持し固定することができ、作業性及び寸法
精度の向上を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る寸法計測固定
具の第1の実施例について、図1を参照して説明する。
図1に示すように、本実施例の寸法計測固定具10は、
第1の把持固定部を構成する第1の固定部11と、第2
の把持固定部を構成する第2の固定部12と、寸法計測
部13とを有して構成されている。
【0017】第1の固定部11は、爪部材を構成する2
本の爪14aと14bを有し、14aと14bは略対向
して設けられていて、後述するように内装されたバネ材
で所定の把持力を発生するように形成されている。そし
て、第1の固定部11には寸法計測部13の始点側が固
定されている。また、第2の固定部12は、爪部材を構
成する2本の爪15aと15bを有し、15aと15b
は略対向して設けられていて、後述するように内装され
たバネ材で所定の把持力を発生するように形成されてい
る。そして、第2の固定部12には寸法計測部13を巻
き取り収納する収納部16が付設されている。なお、寸
法計測部13の終点側は巻き取り収納する構成の他に第
2の固定部12と寸法計測部13の保持位置が調整可能
なものであれば、寸法計測部13を把持固定する構成で
もかまわない。
【0018】また、寸法計測部13は、被計測物の延伸
方向に沿って計測目盛が付設され、第1の固定部11及
び第2の固定部12間を、任意の寸法に保持するように
形成されている。例えば、寸法計測部13と第2の固定
部12の収納部16を合わせて巻き尺で形成されていて
もよい。次に第1の固定部11に設けられた爪14a、
14b及び第2の固定部12に設けられた爪15a、1
5bの一例について図2を参照して説明する。
【0019】ここで、第1の固定部11の爪14a、1
4bと第2の固定部12の爪15a、15bの構成は同
等であるので、第1の固定部11について説明し、第2
の固定部12については説明を省略する。なお、図1と
同等の構成には同一の符号を付している。図2は図1に
示した第1の固定部11を、第2の固定部12側から見
た図である。
【0020】図2(a)に示すように、爪14aと14
bは支点17において交差し、支点17に設けられた貫
通穴に支柱18を挿入し、互いに所定の範囲内で回動可
能に固定されている。そして、爪14aの端部14a’
と爪14bの端部14b’間にはコイルスプリング19
が設けられている。そのため、爪14aと14bはコイ
ルスプリング19により、常に互いに対向方向に所定の
押圧力を発生する。
【0021】また、爪14a、14bの対向面側には、
例えば図2(a)に示すように板状のゴムにスリットを
設けた構成、あるいは図2(b)に示すようにゴム材を
くし歯状に形成した把持部20が設けられている。ここ
で、図2(b)に示した把持部20が設けられた第1の
固定部11において、所定の線径を有するワイヤーハー
ネスを把持固定する場合について図3を参照して説明す
る。なお、図1、2と同等の構成には同一の符号を付し
ている。
【0022】図3は図1に示した第1の固定部の、A−
A’方向の断面を示した図である。図3(a)に示すよ
うに、何も把持していない状態ではくし歯状のゴム材に
は何の力も加わらない。図3(b)に示すように、細い
線状体30aを把持した状態では、爪14aと14bの
挟持力により把持部20と線状体30aの間に力が加わ
り、弾性を持った把持部20の先端部が柔軟に屈曲して
線状体30aを押圧し把持固定する。
【0023】また、図3(c)に示すように、太い線状
体30bを把持した状態では、爪14aと14bの挟持
力により把持部20と線状体30bの間には、細い線状
体30aの場合より強い力が加わるが、弾性を持った把
持部20が全体で柔軟に屈曲して線状体30bをより強
い力で押圧し把持固定する。また、把持固定された被計
測物と寸法計測部との間に、間隙Sa、Sbを有するよ
うに寸法計測部13を第1、第2の固定部に固定するこ
とにより、後述するように固定部間での作業を容易に行
うことができる。
【0024】従って、本実施例の寸法計測固定具によれ
ば、第1、第2の固定部によって被計測物が固定され、
寸法計測部により寸法を確認しながら両手を使って作業
することができるので、作業性が向上するとともに、寸
法ずれを少なくすることができる。また、第1、第2の
固定部間の寸法計測部を被計測物に沿わせて延伸させる
ことができるため、被計測物の所望の位置を正確に寸法
計測することができるとともに、不使用時は前記寸法計
測部を収納部に収納することができるため、寸法計測部
をコンパクトにすることができ、持ち運び等の利便性を
向上させることができる。
【0025】さらに、第1、第2の固定部の爪内周にく
し歯状の弾性部材を突出させることにより、弾性変形し
ながら被計測物に圧着するため、被計測物の太さによら
ず良好に把持し固定することができ、作業性及び寸法精
度の向上を図ることができる。次に、本発明に係る寸法
計測固定具の第2の実施例について、図4を参照して説
明する。なお、第1の実施例と同等の構成には同一の符
号を付してその説明を省略する。
【0026】図4に示すように、第1の固定部11は爪
部材を構成する4本の爪14a〜14dを有し、14a
と14b、14cと14dがそれぞれ略対向して設けら
れており、14aと14c、14bと14dがそれぞれ
一体となるように形成され、第1の実施例に示した第1
の固定部の爪のように、内装されたバネ部材で所定の挟
持力を発生し、14aと14b、14cと14dのそれ
ぞれの対向面には、板状のゴムにスリットを設けた把持
部20が設けられている。そして、第1の固定部の結合
部21は寸法計測部13の始点側をマジックテープで固
定している。
【0027】次に、第1の固定部11と寸法計測部13
との結合部21について図5を参照して説明する。な
お、図4と同等の構成には同一の符号を付している。図
5に示すように、第1の固定部11の結合部21と寸法
計測部13の始点側先端部22は、互いに貼着するマジ
ックテープで形成されている。そのため、マジックテー
プの貼着箇所を調節することにより、寸法計測部13の
0点23の位置を調節することができ、被計測物の基準
点に正確にかつ容易に合わせることができる。
【0028】次に、上述した第2の実施例の寸法計測固
定具を、ワイヤーハーネスへのバンドクリップ取付作業
に適用した例について、図6を参照して説明する。図6
(a)に示すように、本実施例の寸法計測固定具10に
おいて、第1の固定部11にワイヤーハーネス30の寸
法計測の基準となる基準点31を合わせて把持固定、寸
法計測部13を所望の寸法だけ収納部16から繰り出し
て、第2の固定部12をワイヤーハーネス30の他端側
に把持固定する。
【0029】そのため、寸法測定と線状体の固定が同時
に行うことができるので、所望の計測位置上でワイヤー
ハーネス30に対する所望の作業を両手を使って行うこ
とができ作業効率が向上する。また、図6(a)に示す
ように、ワイヤーハーネス30の寸法計測の基準点31
が分岐中心である場合においても、第1の固定部11の
爪14a〜14dを4本突出した構造とすることによ
り、ワイヤーハーネス30の分岐中心を正確に寸法計測
部13の0点に合わせることができる。
【0030】さらに、寸法計測部13とワイヤーハーネ
ス30との間に、隙間Sを有するように爪14a〜14
d、15a、15bを形成しているので、第1の固定部
11、第2の固定部12間の任意の位置において、所望
の寸法位置でバンドクリップ40の取付けを容易に行う
ことができる。次に、図6(b)に示すように、ワイヤ
ーハーネス30の寸法計測の基準点が第1の固定部11
で把持固定した位置より第2の固定部12寄りにある場
合においても、第1の固定部11の結合部21と寸法計
測部13の始点側先端部22のマジックテープの貼着位
置を調整することにより、ワイヤーハーネス30の寸法
計測の基準点31と寸法計測部13の0点23を正確に
あわせることができる。
【0031】次に、本発明に係る寸法計測固定具の第3
の実施例について、図7を参照して説明する。なお、第
1、第2の実施例と同等の構成には同一の符号を付して
その説明を省略する。図7に示すように、第2の固定部
12は爪部材を構成する4本の爪15a〜15dを有
し、15aと15b、15cと15dがそれぞれ略対向
して設けられており、例えば15aと15c、15bと
15dがそれぞれ一体となるように形成され、第1の実
施例に示した第1の固定部の爪のように、内装されたバ
ネ部材で所定の挟持力を発生する。
【0032】本実施例の寸法計測固定具によれば、第
1、第2の固定部が4本の爪部材で構成されるので、被
計測物が板状体の場合でも被計測物を把持した時に第
1、第2の固定部が揺らいだりせずに固定されるため、
作業性及び寸法精度を向上させることができる。なお、
本実施例ではワイヤーハーネスへのバンドクリップ取付
け作業について説明したが、エア配管や水道管の切断作
業や、光ファイバーの結束作業や、板材の切断作業等に
おいても同様に作業効率の向上と寸法精度の向上を図る
ことができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の寸
法計測固定具によれば、第1、第2の把持固定部によっ
て被計測物が固定され、寸法計測部により寸法を確認し
ながら両手を使って作業することができるので、作業性
が向上するとともに、寸法ずれを少なくすることができ
る。
【0034】また、請求項2記載の寸法計測固定具によ
れば、第1、第2の把持固定部間の寸法計測部を被計測
物に沿わせて延在させることができるため、被計測物の
所望の位置を正確に寸法計測することができるととも
に、不使用時は前記寸法計測部を収納部に収納すること
ができるため、寸法計測部をコンパクトにすることがで
き、持ち運び等の利便性を向上させることができる。
【0035】また、請求項3記載の寸法計測固定具によ
れば、被計測物に分岐や突起等が形成されている場合で
も、被計測物の寸法計測の基準点を良好に把持し固定す
ることができるため、所望の寸法位置にバンドクリップ
を取り付けることができ、取付寸法精度を向上させるこ
とができる。そして、請求項4記載の寸法計測固定具に
よれば、被計測物の寸法計測基準点が第1の把持固定部
による把持が困難な場合でも、基準点近傍の把持容易な
箇所を把持し、寸法計測部の始点側の固定位置を調整し
て被計測物の寸法基準点と寸法計測部の0点を合わせる
ことができるため、作業性及び寸法精度を向上させるこ
とができる。
【0036】また、請求項5記載の寸法計測固定具によ
れば、くし歯状に突出して設けられた弾性部材が弾性変
形しながら被計測物に圧着するため被計測物の太さによ
らず良好に把持し固定することができ、作業性及び寸法
精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る寸法計測固定具の第1の実施例を
示す図である。
【図2】本発明に係る寸法計測固定具に適用される第
1、第2の固定部の構成を示す図である。
【図3】本発明に係る寸法計測固定具に適用される第
1、第2の固定部の把持部の構成を示す図である。
【図4】本発明に係る寸法計測固定具の第2の実施例を
示す図である。
【図5】本発明に係る寸法計測固定具に適用される第1
の固定部の結合部の構成を示す図である。
【図6】本発明に係る寸法計測固定具を用いた作業例を
示す図である。
【図7】本発明に係る寸法計測固定具の第3の実施例を
示す図である。
【図8】従来のワイヤーハーネスのバンドクリップ取付
け作業を示す図である。
【符号の説明】
10 寸法計測固定具 11 第1の固定部 12 第2の固定部 13 寸法計測部 14a〜14d 第1の固定部の爪 14a’、14b’ 端部 15a、15b 第2の固定部の爪 16 収納部 17 支点 18 支柱 19 コイルスプリング 20 把持部 21 結合部 22 始点側先端部 23 0点 30 ワイヤーハーネス 31 始点 32 バンドクリップ取付け位置 40 バンドクリップ 50 メジャー 51 計測尺

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被計測物の一端側を、所定の挟持力で把持
    固定する第1の把持固定部と、 該第1の把持固定部から離間して、前記被計測物の他端
    側を、所定の挟持力で把持固定する第2の把持固定部
    と、 前記被計測物の延伸方向に沿って計測目盛が付設され、
    始点側が前記第1の把持固定部に固定され、前記第1の
    把持固定部から任意の寸法だけ離間するように、終点側
    が前記第2の把持固定部に調整可能に保持された寸法計
    測部とを具備していることを特徴とした寸法計測固定
    部。
  2. 【請求項2】前記第2の把持固定部は、前記寸法計測部
    を繰り出し・収納する収納部を有していることを特徴と
    した請求項1記載の寸法計測固定具。
  3. 【請求項3】少なくとも前記第1及び第2の把持固定部
    のいずれか一方が、互いに対向して設けられた複数本の
    爪を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の
    寸法計測固定具。
  4. 【請求項4】前記第1の把持固定部が、前記寸法計測部
    の始点側の固定位置を調整可能に保持する結合部を有し
    ていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の寸法
    計測固定具。
  5. 【請求項5】前記第1及び第2の把持固定部の挟持面
    に、くし歯状の弾性部材が突出して設けられていること
    を特徴とする請求項1、2、3又は4記載の寸法計測固
    定具。
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