JPH0214257Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0214257Y2 JPH0214257Y2 JP1983019683U JP1968383U JPH0214257Y2 JP H0214257 Y2 JPH0214257 Y2 JP H0214257Y2 JP 1983019683 U JP1983019683 U JP 1983019683U JP 1968383 U JP1968383 U JP 1968383U JP H0214257 Y2 JPH0214257 Y2 JP H0214257Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- tightening
- clamp
- clamp body
- receiving groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229920001903 high density polyethylene Polymers 0.000 claims 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims 1
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
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- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 2
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Landscapes
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はポリエチレン樹脂等を被覆した配電用
被覆電線を引留める如くした被覆電線用引留クラ
ンプに関するものである。
被覆電線を引留める如くした被覆電線用引留クラ
ンプに関するものである。
従来、一般に用いられている架線金具となる引
留クランプ(OB型)は、単にアルミ部材又は鉄
部材製のクランプ本体と締付具部よりなり、この
クランプ本体の電線受溝部へ被覆電線を案内し、
該電線受溝部縁に位置する締付具の押圧締付けの
みにて把持する構成となつている。このため、被
覆電線を直接案内したのでは、緊締力は表面の被
覆部のみに及び内部(芯部)の電線に達しない。
従つて、実際の使用に当つては、クランプされる
巾に亘つて被覆部を剥離せしめ、内部の電線本体
を一旦露出し、この電線本体部をクランプ本体の
電線受溝部へ臨ませ、締付具にて該電線本体のみ
を直接緊締するものである。更に、このクランプ
完了後は、被覆電線の一部が裸線状態となつてい
るため、この裸線を覆うよう別途の絶縁カバー
を、引留クランプ全域を覆うように被せねばなら
ないものである。従つて、被覆電線のクランプ作
業は極めて複雑且つ面倒なものとなつていること
は勿論のこと、引留クランプ用具一式の値も嵩む
等の欠陥を有していた。
留クランプ(OB型)は、単にアルミ部材又は鉄
部材製のクランプ本体と締付具部よりなり、この
クランプ本体の電線受溝部へ被覆電線を案内し、
該電線受溝部縁に位置する締付具の押圧締付けの
みにて把持する構成となつている。このため、被
覆電線を直接案内したのでは、緊締力は表面の被
覆部のみに及び内部(芯部)の電線に達しない。
従つて、実際の使用に当つては、クランプされる
巾に亘つて被覆部を剥離せしめ、内部の電線本体
を一旦露出し、この電線本体部をクランプ本体の
電線受溝部へ臨ませ、締付具にて該電線本体のみ
を直接緊締するものである。更に、このクランプ
完了後は、被覆電線の一部が裸線状態となつてい
るため、この裸線を覆うよう別途の絶縁カバー
を、引留クランプ全域を覆うように被せねばなら
ないものである。従つて、被覆電線のクランプ作
業は極めて複雑且つ面倒なものとなつていること
は勿論のこと、引留クランプ用具一式の値も嵩む
等の欠陥を有していた。
本考案は上記実情に鑑み、被覆電線の上からの
直接締付けにて確実に電線を把持し得る配電用の
引留クランプを提供することを目的としたもので
ある。
直接締付けにて確実に電線を把持し得る配電用の
引留クランプを提供することを目的としたもので
ある。
即ち、本考案はOB型引留クランプ構成となる
クランプ本体の電線受溝部に絶縁性のライナーを
全域に亘つて敷設すると共に、該ライナーの基端
に電線係止用締付駒を一体に形成し、且つ該締付
駒及びこれと対向使用となる他の締付駒との夫々
の内面部に、複数枚の電線喰い込み刃を埋設し、
この刃部で被覆線の被覆部を刺し通し内部の電線
本体へ達しせしめ、該刃部にて直接電線を係止す
る如くしたものである。
クランプ本体の電線受溝部に絶縁性のライナーを
全域に亘つて敷設すると共に、該ライナーの基端
に電線係止用締付駒を一体に形成し、且つ該締付
駒及びこれと対向使用となる他の締付駒との夫々
の内面部に、複数枚の電線喰い込み刃を埋設し、
この刃部で被覆線の被覆部を刺し通し内部の電線
本体へ達しせしめ、該刃部にて直接電線を係止す
る如くしたものである。
以下、本考案を実施例の図面について説明すれ
ば、次の通りである。
ば、次の通りである。
1は一端にハンガー部2を配し、他端に傾斜状
の電線受溝部3を形成した金属(アルミ、鉄)製
のクランプ本体で、この電線受溝部3の内面3a
に一定肉厚をもつた絶縁プラスチツク(ガラス繊
維、ポリアミド)製のライナー4を、先端のクラ
ンプ口元1aからジヤンパー側となる基部1b全
域に亘り焼付け又は接着をもつて固着敷設するも
のであり、且つ該ライナー4のクランプ本体1部
を外れる基端部には電線係止用締付駒5部が一体
に形成してなり、該締付駒5と一対使用となる他
の締付駒5′とを、夫々の四方に穿つてなる軸孔
7に締付ボルト6を挿通して対向設置とする。
又、この両締付駒5,5′の長手方向中央となる
電線受部8,8′面には、複数個の尖端刃部9を
もつた複数枚の電線喰い込み刃10を直交するよ
う埋設してなり、全体で被覆電線用引留クランプ
11となる。この場合、各電線喰い込み刃10の
少なくとも露出となる尖端刃部9の接触面積(突
出巾)は、電線引出し側を小さく、ジヤンパー側
となる基部側を大とし、径間側の入力振動に対し
多少緩衝作用を得る構成としてなる。尚、この複
数枚(図示にあつて3枚)の電線喰い込み刃10
は、第5図A,Bに示すように独立の刃体を3枚
用いても、基板に繋がつた連設の3枚の刃体を使
用してもよい。
の電線受溝部3を形成した金属(アルミ、鉄)製
のクランプ本体で、この電線受溝部3の内面3a
に一定肉厚をもつた絶縁プラスチツク(ガラス繊
維、ポリアミド)製のライナー4を、先端のクラ
ンプ口元1aからジヤンパー側となる基部1b全
域に亘り焼付け又は接着をもつて固着敷設するも
のであり、且つ該ライナー4のクランプ本体1部
を外れる基端部には電線係止用締付駒5部が一体
に形成してなり、該締付駒5と一対使用となる他
の締付駒5′とを、夫々の四方に穿つてなる軸孔
7に締付ボルト6を挿通して対向設置とする。
又、この両締付駒5,5′の長手方向中央となる
電線受部8,8′面には、複数個の尖端刃部9を
もつた複数枚の電線喰い込み刃10を直交するよ
う埋設してなり、全体で被覆電線用引留クランプ
11となる。この場合、各電線喰い込み刃10の
少なくとも露出となる尖端刃部9の接触面積(突
出巾)は、電線引出し側を小さく、ジヤンパー側
となる基部側を大とし、径間側の入力振動に対し
多少緩衝作用を得る構成としてなる。尚、この複
数枚(図示にあつて3枚)の電線喰い込み刃10
は、第5図A,Bに示すように独立の刃体を3枚
用いても、基板に繋がつた連設の3枚の刃体を使
用してもよい。
いまこの引留クランプ11の使用に際し、先ず
クランプ本体1の一端に突出せるハンガー部2端
を電柱等の支持物(図示せず)に連結しておくも
のである。
クランプ本体1の一端に突出せるハンガー部2端
を電柱等の支持物(図示せず)に連結しておくも
のである。
ここにおいて、シメラー(図示せず)等の適宜
手段をもつて引寄せた被覆電線12をクランプ本
体1の電線受溝部3へ、この片側に配した開口部
3b位置より渡し込めば、該被覆電線12は電線
受溝部3中のライナー4上に張設セツトされるも
のとなる。
手段をもつて引寄せた被覆電線12をクランプ本
体1の電線受溝部3へ、この片側に配した開口部
3b位置より渡し込めば、該被覆電線12は電線
受溝部3中のライナー4上に張設セツトされるも
のとなる。
この後、ライナー4の基端部に有する締付駒5
部にあつて、該締付駒5に位置せる被覆電線12
上に他の締付駒5′を被せ、この対向となつた一
対の締付駒5,5′の夫々の四方に有する軸孔7
部に、各々締付ボルト6を挿通し先端にナツト
6′を螺合して締付ければ、該締付駒5,5′の対
向間隔が狭ばまり、内面に突出の電線喰い込み刃
10の尖端刃部9が被覆電線12の被覆部12a
に喰い込み、先端が導体となる電線本体12b部
へ刺さり係合されるものとなる。即ち、引留クラ
ンプ11の基端部に備える締付駒5,5′部は被
覆電線12の芯部となる電線本体12b部を係合
するよう把持するため、該被覆電線12を直接に
クランプ本体1の電線受溝部3へ臨ませるだけで
確実なクランプが出来る。
部にあつて、該締付駒5に位置せる被覆電線12
上に他の締付駒5′を被せ、この対向となつた一
対の締付駒5,5′の夫々の四方に有する軸孔7
部に、各々締付ボルト6を挿通し先端にナツト
6′を螺合して締付ければ、該締付駒5,5′の対
向間隔が狭ばまり、内面に突出の電線喰い込み刃
10の尖端刃部9が被覆電線12の被覆部12a
に喰い込み、先端が導体となる電線本体12b部
へ刺さり係合されるものとなる。即ち、引留クラ
ンプ11の基端部に備える締付駒5,5′部は被
覆電線12の芯部となる電線本体12b部を係合
するよう把持するため、該被覆電線12を直接に
クランプ本体1の電線受溝部3へ臨ませるだけで
確実なクランプが出来る。
この場合、締付駒5,5′の電線受部8,8′に
直交となる電線喰い込み刃10の接触面積は、ク
ランプ本体側を小さく、ジヤンパー側を大として
なるため、クランプ本体1より引出せる被覆電線
12の径間側の入力振動が伝わつても、締付駒
5,5′部における一番手前の電線喰い込み刃1
0の係合は少なく、多少の自由度をもつ状態とな
るので、素線切れを招くこともない。
直交となる電線喰い込み刃10の接触面積は、ク
ランプ本体側を小さく、ジヤンパー側を大として
なるため、クランプ本体1より引出せる被覆電線
12の径間側の入力振動が伝わつても、締付駒
5,5′部における一番手前の電線喰い込み刃1
0の係合は少なく、多少の自由度をもつ状態とな
るので、素線切れを招くこともない。
上述の様に本考案の被覆電線様引留クランプ
は、OB型引留クランプの電線受溝部に締付駒付
きライナーを敷設すると共に、前記締付駒及びこ
れと対向の他の締付駒に複数個の尖端刃部をもつ
た複数枚(少なくとも2枚以上を配さねばガタを
生ずる)の電線喰い込み刃を配する構成としたた
め、被覆電線のクランプに際し、従来のこの種の
クランプの様にクランプ箇所の被覆部をいちいち
剥離することもなく、単に被覆電線をクランプ本
体の電線受溝部へ直接渡し込めばよく、この後に
クランプ本体端の締付駒と対向させた締付駒に貫
通の締付ボルトの締付けだけで、電線喰い込み刃
が電線本体部へ達し係合するため、簡単、確実に
被覆電線を把持し得る。勿論、この場合喰い込み
辺部材を軟質部材使用とし、電線に達したときに
変形自在となる構成を採れば、該電線を傷めるこ
ともない。又、この複数枚の電線喰い込み刃の接
触面積(突出巾)を変えておけば(引出し側を小
さく)、入力振動を緩衝することが可能で、素線
切れも招かない。更に、本考案は基本的にはあく
までも旧来のOB型引留クランプ構造をもつてな
るため、この取扱い作業が容易である等の実用的
効果を奏するものである。
は、OB型引留クランプの電線受溝部に締付駒付
きライナーを敷設すると共に、前記締付駒及びこ
れと対向の他の締付駒に複数個の尖端刃部をもつ
た複数枚(少なくとも2枚以上を配さねばガタを
生ずる)の電線喰い込み刃を配する構成としたた
め、被覆電線のクランプに際し、従来のこの種の
クランプの様にクランプ箇所の被覆部をいちいち
剥離することもなく、単に被覆電線をクランプ本
体の電線受溝部へ直接渡し込めばよく、この後に
クランプ本体端の締付駒と対向させた締付駒に貫
通の締付ボルトの締付けだけで、電線喰い込み刃
が電線本体部へ達し係合するため、簡単、確実に
被覆電線を把持し得る。勿論、この場合喰い込み
辺部材を軟質部材使用とし、電線に達したときに
変形自在となる構成を採れば、該電線を傷めるこ
ともない。又、この複数枚の電線喰い込み刃の接
触面積(突出巾)を変えておけば(引出し側を小
さく)、入力振動を緩衝することが可能で、素線
切れも招かない。更に、本考案は基本的にはあく
までも旧来のOB型引留クランプ構造をもつてな
るため、この取扱い作業が容易である等の実用的
効果を奏するものである。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
側面図、第2図は締付駒部の正面図、第3図はラ
イナー及び締付駒部の斜面図、第4図A,Bは締
付駒部の横断面図及び使用状態の縦断面図、第5
図A,Bは電線喰い込み刃部の斜面図である。 1……クランプ本体、2……ハンガー部、3…
…電線受溝部、4……ライナー、5,5′……締
付駒、6……締付ボルト、8,8′……電線受部、
9……尖端刃部、10……電線喰い込み刃、12
……被覆電線。
側面図、第2図は締付駒部の正面図、第3図はラ
イナー及び締付駒部の斜面図、第4図A,Bは締
付駒部の横断面図及び使用状態の縦断面図、第5
図A,Bは電線喰い込み刃部の斜面図である。 1……クランプ本体、2……ハンガー部、3…
…電線受溝部、4……ライナー、5,5′……締
付駒、6……締付ボルト、8,8′……電線受部、
9……尖端刃部、10……電線喰い込み刃、12
……被覆電線。
Claims (1)
- 一端にハンガー部を設け、他端に電線受溝部を
斜めに配したクランプ本体と締付具部よりなる
OB型引留クランプにおいて、クランプ本体の電
線受溝部の内面に絶縁プラスチツク製ライナーを
全域に亘つて固着敷設すると共に、該ライナーの
基端に一体形成したクランプ本体端より外れる電
線係止用締付駒に、一対使用とする他の締付駒を
締付ボルトの挿通をもつて対向し、且つ双方の締
付駒の各電線受部に、この線路方向に直交せる複
数枚の電線喰い込み刃を、この露出となる尖端刃
部が引出し側を小露出となるよう夫々埋設してな
る被覆電線用引留クランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1968383U JPS59126527U (ja) | 1983-02-14 | 1983-02-14 | 被覆電線用引留クランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1968383U JPS59126527U (ja) | 1983-02-14 | 1983-02-14 | 被覆電線用引留クランプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59126527U JPS59126527U (ja) | 1984-08-25 |
JPH0214257Y2 true JPH0214257Y2 (ja) | 1990-04-18 |
Family
ID=30150823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1968383U Granted JPS59126527U (ja) | 1983-02-14 | 1983-02-14 | 被覆電線用引留クランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59126527U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4836636U (ja) * | 1971-09-04 | 1973-05-02 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5298198U (ja) * | 1976-01-23 | 1977-07-23 |
-
1983
- 1983-02-14 JP JP1968383U patent/JPS59126527U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4836636U (ja) * | 1971-09-04 | 1973-05-02 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59126527U (ja) | 1984-08-25 |
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