JPH11257103A - スロットル開度診断装置 - Google Patents

スロットル開度診断装置

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Publication number
JPH11257103A
JPH11257103A JP8291598A JP8291598A JPH11257103A JP H11257103 A JPH11257103 A JP H11257103A JP 8291598 A JP8291598 A JP 8291598A JP 8291598 A JP8291598 A JP 8291598A JP H11257103 A JPH11257103 A JP H11257103A
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JP
Japan
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throttle
opening
motor
engine
throttle opening
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Application number
JP8291598A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yonezawa
宏之 米澤
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、電子制御スロットル装置
のスプリングの異常の判定を走行中に容易に実施し得
て、走行フィーリングを低下させることなくスプリング
の異常の判定を実施し得るようにすることにある。 【構成】 このため、この発明は、エンジンのスロット
ルバルブをアクセルペダルの操作量に基づいて開閉する
ように制御されるモータを備えるとともにこのモータへ
の通電停止時に前記スロットルバルブを中間開度に保持
させるように付勢力を作用させるスプリングを備えた電
子制御スロットル装置を設け、前記エンジンの減速燃料
カット運転中に前記モータへの通電を停止することによ
り前記スプリングの異常を判定する判定手段を設けたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はスロットル開度診
断装置に係り、特に、電子制御スロットル装置のスプリ
ングの異常の判定を走行中に容易に実施し得て、走行フ
ィーリングを低下させることなくスプリングの異常の判
定を実施し得るスロットル開度診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両等に搭載されるエンジンにおいて
は、一般的にアクセルペダルと吸気系のスロットルバル
ブとをアクセルワイヤ等により機械的に連絡するスロッ
トル装置を設け、アクセルペダルの操作に連動してスロ
ットルバルブを開閉させることにより、吸入空気量を調
整してエンジンの出力を制御している。
【0003】このようにアクセルペダルの操作に連動し
てスロットルバルブを機械的に開閉するスロットル装置
に代えて、近時は、アクセルペダルと別途に電子的にス
ロットルバルブを開閉する電子制御スロットル装置を設
けたエンジンがある。
【0004】この電子制御スロットル装置は、スロット
ルバルブをアクセルペダルの操作量に基づいて開閉する
ように制御されるモータを備え、このモータによりスロ
ットバルブを電子的に開閉する。
【0005】また、電子制御スロットル装置には、前記
モータを備えるとともに、このモータへの通電停止時
に、スロットルバルブを全閉開度に保持させるように付
勢力を作用させるスプリングや、スロットルバルブを中
間開度に保持させるように付勢力を作用させるスプリン
グを備えたものがある。
【0006】このような電子制御スロットル装置として
は、特開平2−252926号公報、特開平6−229
298号公報に開示されるものがある。
【0007】特開平2−252926号公報に開示され
るものは、制御ユニットからの信号に基づいてアクチュ
エータにより電気的にスロットルバルブを開閉制御する
スロットルバルブ制御装置において、前記制御ユニット
には、目標スロットル開度を決定する目標スロットル開
度決定手段と、実スロットル開度を算出するスロットル
開度算出手段と、目標スロットル開度及び実スロットル
開度の差を比較して電気系統の異常を判定する異常判定
手段とを有し、スロットルバルブを作動させるリターン
スプリングを有するスロットルカムとは別体にスロット
ル開度を検出するアクセルカムを設け、アクセルペダル
に連結されたワイヤを前記アクセルカムからスロットル
カムに選択的に付け換え可能に構成したものである。
【0008】特開平6−229298号公報に開示され
るものは、第1の制御信号発生手段でスロットル開度を
パラメータとしてこのスロットル開度が目標開度になる
ように制御信号を演算してスロットルバルブ駆動手段を
制御し、スロットルバルブの基準位置が検出されるまで
は第2の制御信号発生手段によりスロットルバルブの開
度に対応させて予め設定された駆動電源値をパラメータ
として制御信号を演算するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子制御ス
ロットル装置においては、スロットルバルブを開閉する
モータの異常を検出した場合に、アクセルペダルにより
スロットルバルブを機械的に開閉するフェイルセイフを
行っている。
【0010】これにより、電子制御スロットル装置は、
モータの異常発生時にモータをスロットルバルブから切
り離し、アクセルペダルの操作量をスロットルバルブに
機械的に伝達させてエンジンの運転を継続できるように
している。この電子制御スロットル装置のモータの異常
は、電気的に容易に判定することができる。
【0011】ところが、電子制御スロットル装置には、
前記モータを備えるとともに、このモータへの通電停止
時に、スロットルバルブを全閉開度になるように付勢力
を作用させるスプリングや、スロットルバルブを中間開
度になるように付勢力を作用させるスプリングを備えた
ものがある。
【0012】このため、電子制御スロットル装置は、モ
ータによってスロットルバルブを開閉することができる
ことから、このようなスロットルバルブに付勢力を作用
させるスプリングの異常を判定しにくい問題がある。特
に、車両の走行中は、アクセルペダルが絶えず操作され
てスロットルバルブが開閉されており、スロットル開度
が一定となる状況が生じにくいことにより、スプリング
の異常の判定を実施することが困難な問題がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去すべく、エンジンのスロットルバルブを
アクセルペダルの操作量に基づいて開閉するように制御
されるモータを備えるとともにこのモータへの通電停止
時に前記スロットルバルブを中間開度に保持させるよう
に付勢力を作用させるスプリングを備えた電子制御スロ
ットル装置を設け、前記エンジンの減速燃料カット運転
中に前記モータへの通電を停止することにより前記スプ
リングの異常を判定する判定手段を設けたことを特徴と
する。
【0014】前記判定手段は、前記エンジンの減速燃料
カット運転中に前記モータへの通電を停止して前記スロ
ットルバルブを中間開度に保持させることにより前記ス
プリングの異常を判定する判定手段であり、また、前記
スロットルバルブが前記中間開度以上に開動している運
転状態からの前記エンジンの減速燃料カット運転中に前
記モータへの通電を停止して前記スロットルバルブを中
間開度に保持させることにより前記スプリングの異常を
判定する判定手段である。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明のスロットル開度診断装
置は、エンジンのスロットルバルブをアクセルペダルの
操作量に基づいて開閉するように制御されるモータを備
えるとともにこのモータへの通電停止時にスロットルバ
ルブを中間開度に保持させるように付勢力を作用させる
スプリングを備えた電子制御スロットル装置を設け、判
定手段によって、エンジンの減速燃料カット運転中にモ
ータへの通電を停止することによりスプリングの異常を
判定する。
【0016】前記判定手段は、エンジンの減速燃料カッ
ト運転中にモータへの通電を停止してスロットルバルブ
を中間開度に保持させることによりスプリングの異常を
判定し、また、スロットルバルブが中間開度以上に開動
している運転状態からのエンジンの減速燃料カット運転
中にモータへの通電を停止してスロットルバルブを中間
開度に保持させることによりスプリングの異常を判定す
る。
【0017】このように、このスロットル開度診断装置
は、スロットルバルブが開閉されない状況のエンジンの
減速燃料カット運転中にモータへの通電の停止すること
により、スロットルバルブを中間開度に保持させるスプ
リングの付勢力のみがスロットルバルブに作用すること
になり、このときのスロットルバルブの実スロットル開
度と中間開度との関係によってスプリングの異常を判定
することができる。また、このスロットル開度診断装置
は、スロットルバルブが開閉されない状況のエンジンの
減速燃料カット運転中に、スプリングの異常の判定を実
施していることにより、エンジンにトルク変動を生じて
車両に振動を惹起させることもない。
【0018】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。図1〜図6は、この発明の実施例を示すもので
ある。図4において、2は図示しない車両に搭載される
エンジン、4はシリンダブロック、6はピストン、8は
シリンダヘッド、10は燃焼室、12は吸気ポート、1
4は排気ポート、16は吸気バルブ、18は排気バルブ
である。
【0019】このエンジン2は、吸気系としてエアクリ
ーナ20と吸気管22とスロットルボディ24とサージ
タンク26と吸気マニホールド28とを設け、エアクリ
ーナ20の大気に開放するエアクリーナ室30と吸気管
22の管吸気通路32とスロットルボディ24のボディ
吸気通路34とサージタンク26のタンク吸気通路36
と吸気マニホールド28のマニホールド吸気通路38と
を順次に連通して設け、マニホールド吸気通路38を吸
気ポート12に連通して設けている。
【0020】前記エアクリーナ20のエアクリーナ室3
0には、フィルタエレメント40を内蔵して設けてい
る。前記スロットルボディ24のボディ吸気通路34に
は、スロットルバルブ42を開閉可能に設けている。
【0021】また、このエンジン2は、図示しない排気
系として排気マニホールドと触媒コンバータと排気管と
を設け、排気ポート14に排気通路(図示せず)を連通
して設けている。さらに、このエンジン2は、燃料系と
して燃料噴射弁44を設けている。燃料噴射弁44は、
吸気ポート12に指向させて吸気マニホールド28に設
けられ、図示しない燃料タンクから送られる燃料を燃焼
室に向かって噴射する。
【0022】このエンジン2は、前記スロットルバルブ
42のスロットル開度をアクセルペダル46の操作量に
応じて制御する電子制御スロットル装置48を設けてい
る。電子制御スロットル装置48は、図5・図6に示す
如く、スロットルボディ24を本体部50とこの本体部
50に取付けられるカバー部52とにより形成し、本体
部50に前記ボディ吸気通路34とモータ室54とを形
成して設け、本体部50とカバー部52との間にギヤ室
56を形成して設けている。
【0023】本体部50には、ボディ吸気通路34と交
差する方向にバルブ軸58を軸支して設けている。バル
ブ軸58は、ギヤ室56側にロータ取付部60とギヤ取
付部62とネジ部64とを設け、ボディ吸気通路34部
位にバルブ取付部66を設けている。バルブ軸58は、
ロータ取付部60とギヤ取付部62とネジ部64とをギ
ヤ室56に臨ませるとともにバルブ取付部66をボディ
吸気通路34に臨ませて本体部50に軸支して設けてい
る。
【0024】バルブ軸58のボディ吸気通路34に臨む
バルブ取付部66には、スロットルバルブ42を取付け
て設けている。バルブ軸58のギヤ室56に臨むロータ
取付部60には、実スロットル開度を検出するスロット
ルポジションセンサ68のセンサロータ70を取付けて
設けている。このセンサロータ70に近接する本体部5
0には、スロットルポジションセンサ68のセンサ本体
72を取付けて設けている。
【0025】本体部50には、モータ室54にスロット
ルバルブ42を開閉するモータ74を内蔵して設けてい
る。モータ74は、モータ軸76をギヤ室56に臨ませ
るとともにバルブ軸58と平行になるように内蔵して設
けている。
【0026】ギヤ室56には、モータ74の駆動力をバ
ルブ軸58に伝達する駆動ギヤ列78を配設している。
駆動ギヤ列78は、モータ軸76に取付けられたモータ
側ギヤ80と、このモータ側ギヤ80に噛合する中間第
1ギヤ82と、この中間第1ギヤ82と一体的に形成さ
れた中間第2ギヤ84と、この中間第2ギヤ84に噛合
するとともにバルブ軸58のギヤ取付部62に取付けら
れたバルブ側ギヤ86と、からなる。
【0027】中間第1・第2ギヤ82・84は、本体部
50に固設した中間軸88に軸支して設けている。バル
ブ側ギヤ86は、バルブ軸58のギヤ取付部62に取付
けられるボス部90を設け、このボス部90から略扇形
状に延長突設される突出部92を設け、この突出部92
の外縁に円弧形状に形成して設けている。
【0028】前記バルブ軸58のギヤ取付部62に取付
けられたボス部90には、円筒形状の軸側取付部94を
外嵌して設け、この軸側取付部94にうず状に巻いたリ
ターンスプリング96の内側端を取付けて設けている。
リターンスプリング96の外側端は、本体部50のリタ
ーンスプリング取付部(図示せず)に取付けて設けてい
る。リターンスプリング96は、バルブ軸58にスロッ
トルバルブ42を閉じる方向の付勢力を作用させる。
【0029】また、前記バルブ軸58のボス部90に外
嵌された軸側取付部94には、リターンスプリング96
の外方のネジ部64側に位置させて回動板98を取付け
て設け、ネジ部64に取付ナット100を螺着して設け
ている。
【0030】回動板98には、板側取付部102を突出
させて設け、板側取付部102にコイル状に巻いたデフ
ォルトスプリング104の一端側を取付けて設けてい
る。デフォルトスプリング104の他端側は、本体部5
0のデフォルトスプリング取付部106に取付けて設け
ている。デフォルトスプリング104は、バルブ軸58
にスロットルバルブ42を開く方向の付勢力を作用させ
る。
【0031】前記スロットルボディ24のスロットルポ
ジションセンサ68とモータ74とは、電子制御スロッ
トル装置48の制御手段108に接続して設けている。
制御手段108は、モータ74の駆動を制御するモータ
駆動部110と目標スロットル開度を演算する目標開度
演算部112とから構成される。
【0032】前記モータ駆動部110には、前記スロッ
トルバルブ42の実スロットル開度を検出するスロット
ルポジションセンサ68とスロットルバルブ42を開閉
するモータ74とを接続して設けている。
【0033】前記目標開度演算部112には、前記燃料
噴射弁44と、スロットルポジションセンサ68と、ア
クセルペダル46のアクセルペダル操作量を検出するア
クセルポジションセンサ114と、クランク角及びエン
ジン回転数を検出すべくディストリビュータ116と、
このエンジン2を搭載した車両(図示せず)の車速を検
出する車速センサ118と、ブレーキペダル(図示せ
ず)の操作状態を検出するブレーキスイッチ120と、
エンジン2に連結された自動変速機(図示せず)が走行
可能係合状態であることを検出すべくDレンジ判定スイ
ッチ122と、サージタンク26の吸気管圧力を検出す
る圧力センサ124と、スロットルバルブ42がアイド
ル開度であることを検出するアイドルスイッチ126
と、エンジン2の冷却水温度を検出する水温センサ12
8と、警告ランプ130と、を接続して設けている。
【0034】この電子制御スロットル装置48は、モー
タ74に通電されていない場合に、リターンスプリング
96のスロットルバルブ42を閉じる方向の付勢力とデ
フォルトスプリング104のスロットルバルブ42を開
く方向の付勢力とによって、スロットルバルブ42を全
閉開度から全開開度までの間の中間開度θB に保持させ
る。電子制御スロットル装置48は、この中間開度θB
に保持されているスロットルバルブ42を、モータ74
の駆動力により実スロットル開度θ1 が目標スロットル
開度θt になるように開閉制御する。
【0035】即ち、電子制御スロットル装置48は、制
御手段108に各センサ・スイッチ類68・114〜1
28から信号を入力し、目標開度演算部112によって
アクセルペダル操作量APSに基づいて、エンジン回転
数Ne、車速V、スロットル開度TVOを加味して目標
スロットル開度θt を演算し、モータ駆動部110によ
って実スロットル開度θ1 が目標スロットル開度θt
なるようにモータ74に通電して駆動し、スロットルバ
ルブ42を中間開度θB から全開開度側へはリターンス
プリング96の付勢力に抗して開動するとともに中間開
度θB から全閉開度側へはデフォルトスプリング104
の付勢力に抗して閉動する。
【0036】また、この電子制御スロットル装置48
は、モータ74への通電を停止した場合に、スロットル
バルブ42を、リターンスプリング96のスロットルバ
ルブ42を閉じる方向の付勢力とデフォルトスプリング
104のスロットルバルブ42を開く方向の付勢力との
均衡する中間開度θB に戻し、保持させる。なお、図4
において、132はバッテリ、134はイグニションス
イッチ、136はリレーである。
【0037】このエンジン2は、スロットル開度診断装
置138を設けている。スロットル開度診断装置138
は、目標開度演算部112に判定手段140を設けてい
る。判定手段140は、エンジン2の減速燃料カット運
転中にモータ74への通電を停止することによりリター
ンスプリング96及びデフォルトスプリング104の異
常を判定する。
【0038】また、判定手段140は、エンジン2の減
速燃料カット運転中にモータ74への通電を停止してス
ロットルバルブ42を中間開度θB に保持させることに
よりリターンスプリング96及びデフォルトスプリング
104の異常を判定し、スロットルバルブ42が中間開
B 以上に開動している運転状態からのエンジン2の減
速燃料カット運転中にモータ74への通電を停止してス
ロットルバルブ42を中間開度θB に保持させることに
よりリターンスプリング96及びデフォルトスプリング
104の異常を判定する。
【0039】次に作用を説明する。
【0040】エンジン2のスロットル開度診断装置13
8は、図1に示す如く、プログラムがスタート(ステッ
プ200)すると、エンジン回転数Neとアクセルペダ
ル操作量APSと車速Vとスロットル開度TVOとを読
み込み(ステップ202)、目標スロットル開度θt
算出し(ステップ204)、モータ74に通電して駆動
することにより実スロットル開度θ1 が目標スロットル
開度θt になるようにフィードバック制御する(ステッ
プ206)。
【0041】次いで、実スロットル開度θ1 を読み込み
(ステップ208)、実スロットル開度θ1 を診断実行
判断用スロットル開度θa とし(ステップ210)、診
断実行判断用スロットル開度θa が中間開度θB 以上に
設定された診断実行基準スロットル開度θA を越えてい
るか否かを判断する(ステップ212)。
【0042】この判断(ステップ212)がNOの場合
は、読み込み(ステップ202)にリターンする。この
判断(ステップ212)がYESの場合は、アイドルス
イッチ126がONであるか否かを判断する(ステップ
214)。
【0043】この判断(ステップ214)がNOの場合
は、読み込み(ステップ202)にリターンする。この
判断(ステップ214)がYESの場合は、減速燃料カ
ット運転中であるか否かを判断する(ステップ21
6)。
【0044】この判断(ステップ216)がNOの場合
は、読み込み(ステップ202)にリターンする。この
判断(ステップ216)がYESの場合は、ブレーキス
イッチ120がOFFであるか否かを判断する(ステッ
プ218)。
【0045】この判断(ステップ218)がNOの場合
は、読み込み(ステップ202)にリターンする。この
判断(ステップ218)がYESの場合は、減速燃料カ
ット運転中であるので、モータ74への通電を停止する
(ステップ220)。
【0046】このとき、モータ72は、中間開度θB
上の診断実行基準スロットル開度θA を越えて開動され
ていて、減速燃料カット運転により閉動されるスロット
ルバルブ42が、中間開度θB よりもわずかに開き側の
通電停止スロットル開度θCに達した時から所定時間t
だけ停止される。
【0047】このモータ74の停止時(ステップ22
0)の実スロットル開度θ1 をモータ停止時実スロット
ル開度θ2 として読み込み(ステップ222)、モータ
停止時実スロットル開度θ2 を異常判定用スロットル開
度θb とし(ステップ224)、中間開度θB と異常判
定用スロットル開度θb との差の絶対値が異常判定用し
きい値F以下であるか否かを判断する(ステップ22
6)。
【0048】この判断(ステップ226)がYESの場
合は、正常と判定し(ステップ228)し、読み込み
(ステップ202)にリターンする(ステップ23
0)。この判断(ステップ226)がNOの場合は、異
常と判定し(ステップ232)、警告ランプ130を点
灯させて読み込み(ステップ202)にリターンする。
【0049】このように、スロットル開度診断装置13
8は、判定手段140によって、エンジン2の減速燃料
カット運転中にモータ74への通電を停止することによ
りリターンスプリング96及びデフォルトスプリング1
04の異常を判定する。
【0050】また、判定手段140は、エンジン2の減
速燃料カット運転中にモータ74への通電を停止してス
ロットルバルブ42を中間開度θB に保持させることに
よりリターンスプリング96及びデフォルトスプリング
104の異常を判定し、スロットルバルブ42が中間開
度θB 以上の診断実行基準スロットル開度θA を越えて
開動している運転状態からのエンジン2の減速燃料カッ
ト運転中にモータ74への通電を停止してスロットルバ
ルブ42を中間開度θB に保持させることによりリター
ンスプリング96及びデフォルトスプリング104の異
常を判定する。
【0051】即ち、スロットル開度診断装置138は、
図3に示す如く、通常の減速燃料カット運転中に、スロ
ットルバルブ42が全開側から中間開度θB を横切って
全閉側に閉動されるようにモータ74に通電して駆動す
ることにより、実スロットル開度θ1 が目標スロットル
開度θt になるようにフィードバック制御する。
【0052】このスロットル開度診断装置138は、診
断実行条件が成立する場合に、図2に示す如く、スロッ
トルバルブ42のフィードバック制御を中断して診断を
実行する。スロットル開度診断装置138は、エンジン
2が完全暖機状態で、アクセルペダル操作量APSが設
定値APSA を超え、スロットルバルブ42の実スロッ
トル開度θ1 が中間開度θB 以上の診断実行基準スロッ
トル開度θA を越え、エンジン回転数Neが設定値Ne
A を超え、車速Vが設定値VA を超えて、Dレンジ判定
スイッチ122がONとなって自動変速機(図示せず)
が走行可能係合状態となっている運転状態から、アクセ
ルペダル操作量APSが零になってアイドルスイッチ1
26がONとなり、減速燃料カット運転が実施され、且
つブレーキスイッチ120がOFFとなっている減速燃
料カット運転中に、中間開度θBに向かって閉動される
スロットルバルブ42が中間開度θB よりもわずかに開
き側の通電停止スロットル開度θC に達した時から所定
時間tだけモータ74への通電を停止する。
【0053】このモータ74の停止時のモータ停止時実
スロットル開度θ2 である異常判定用スロットル開度θ
b と中間開度θB との差の絶対値が異常判定用しきい値
F以下の場合、つまり、スロットルバルブ42が中間開
度θB ないし略中間開度θB近傍のスロットル開度にな
っている場合は、リターンスプリング96及びデフォル
トスプリング104に破断やへたり等がないので正常と
判定する。
【0054】一方、モータ74の停止時のモータ停止時
実スロットル開度θ2 である異常判定用スロットル開度
θb と中間開度θB との差の絶対値が異常判定用しきい
値Fを越えている場合、つまり、スロットルバルブ42
が中間開度θB から全開側にに大きく開かれあるいは全
開側に大きく閉じられたスロットル開度になっている場
合は、リターンスプリング96及びデフォルトスプリン
グ104のいずれか一方に破断やへたり等を生じている
ので異常と判定する。
【0055】このように、このスロットル開度診断装置
138は、スロットルバルブ42が開閉されない状況の
エンジン2の減速燃料カット運転中にモータ74への通
電の停止することにより、スロットルバルブ42を中間
開度θB に保持させるリターンスプリング96及びデフ
ォルトスプリング104の付勢力のみがスロットルバル
ブ42に作用することになり、このモータ74の停止時
のスロットルバルブ42の実スロットル開度θ2 と中間
開度θB との関係によってリターンスプリング96及び
デフォルトスプリング104の異常を判定することがで
きる。
【0056】また、このスロットル開度診断装置138
は、スロットルバルブ42が開閉されない状況のエンジ
ン2の減速燃料カット運転中に、リターンスプリング9
6及びデフォルトスプリング104の異常の判定を実施
していることにより、エンジン2にトルク変動を生じて
車両に振動を惹起させることもない。
【0057】このため、このスロットル開度診断装置1
38は、電子制御スロットル装置48のリターンスプリ
ング96及びデフォルトスプリング104の異常の判定
を車両の走行中に容易に実施することができ、走行フィ
ーリングを低下させることなくリターンスプリング96
及びデフォルトスプリング104の異常の判定を実施す
ることができる。
【0058】なお、スロットル開度診断装置138は、
診断実行条件の成立によりモータ74への通電を停止し
て診断を行っている間はフィードバック制御を中断して
いるが、この診断中にアクセルペダル46が踏み込ま
れ、減速燃料カット運転から通常の運転に復帰し、ある
いはブレーキペダル(図示せず)が踏み込まれた場合に
は、直ちに通常のフィードバック制御を実施する。ま
た、エンジン2に連結される変速機が手動変速機の場合
には、Dレンジ判定スイッチ122にかえて、ニュート
ラルスイッチにより走行可能係合状態であることを検出
する。
【0059】
【発明の効果】このように、この発明のこのスロットル
開度診断装置は、スロットルバルブが開閉されない状況
のエンジンの減速燃料カット運転中にモータへの通電の
停止することにより、スロットルバルブを中間開度に保
持させるスプリングの付勢力のみがスロットルバルブに
作用することになり、このときのスロットルバルブの実
スロットル開度と中間開度との関係によってスプリング
の異常を判定することができる。また、このスロットル
開度診断装置は、スロットルバルブが開閉されない状況
のエンジンの減速燃料カット運転中に、スプリングの異
常の判定を実施していることにより、エンジンにトルク
変動を生じて車両に振動を惹起させることもない。
【0060】このため、このスロットル開度診断装置
は、電子制御スロットル装置のスプリングの異常の判定
を走行中に容易に実施し得て、走行フィーリングを低下
させることなくスプリングの異常の判定を実施し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すスロットル開度診断装
置の判定のフローチャートである。
【図2】減速燃料カット運転中の判定のタイミングチャ
ートである。
【図3】エンジンの通常の減速燃料カット運転中のタイ
ミングチャートである。
【図4】スロットル開度診断装置の構成図である。
【図5】スロットルボディの断面図である。
【図6】スロットルボディのカバー部を外した状態の正
面図である。
【符号の説明】
2 エンジン 24 スロットルボディ 34 ボディ吸気通路 42 スロットルバルブ 48 電子制御スロットル装置 74 モータ 96 リターンスプリング 104 デフォルトスプリング 108 制御手段 110 モータ駆動部 112 目標開度演算部 138 スロットル開度診断装置 140 判定手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのスロットルバルブをアクセル
    ペダルの操作量に基づいて開閉するように制御されるモ
    ータを備えるとともにこのモータへの通電停止時に前記
    スロットルバルブを中間開度に保持させるように付勢力
    を作用させるスプリングを備えた電子制御スロットル装
    置を設け、前記エンジンの減速燃料カット運転中に前記
    モータへの通電を停止することにより前記スプリングの
    異常を判定する判定手段を設けたことを特徴とするスロ
    ットル開度診断装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、前記エンジンの減速燃
    料カット運転中に前記モータへの通電を停止して前記ス
    ロットルバルブを中間開度に保持させることにより前記
    スプリングの異常を判定する判定手段であることを特徴
    とする請求項1に記載のスロットル開度診断装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、前記スロットルバルブ
    が前記中間開度以上に開動している運転状態からの前記
    エンジンの減速燃料カット運転中に前記モータへの通電
    を停止して前記スロットルバルブを中間開度に保持させ
    ることにより前記スプリングの異常を判定する判定手段
    であることを特徴とする請求項1に記載のスロットル開
    度診断装置。
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