JPH11256934A - 沓摺部の構造及び施工方法 - Google Patents

沓摺部の構造及び施工方法

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JPH11256934A
JPH11256934A JP8021398A JP8021398A JPH11256934A JP H11256934 A JPH11256934 A JP H11256934A JP 8021398 A JP8021398 A JP 8021398A JP 8021398 A JP8021398 A JP 8021398A JP H11256934 A JPH11256934 A JP H11256934A
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JP
Japan
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frame
mortar
door
shoe
base frame
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Application number
JP8021398A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Shimazawa
信明 島澤
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication of JPH11256934A publication Critical patent/JPH11256934A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、床との納まり精度がよく、作業が
容易なロ−コストの沓摺部の構造を提供することを課題
とする。 【解決手段】 沓摺1を据付けるための下地枠2を床ス
ラブ3に固定し、この下地枠2にモルタル4を詰め、沓
摺1を下地枠2に据付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出入口のドアにお
ける沓摺部の構造及び施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドア10を取付ける枠20は、図4に示
すように、通常、上枠13及び同枠13の両側の竪枠1
4,14からなる、いわゆる三方枠20で構成されてい
る。従来の沓摺部の構造及び施工は、図5によると、 上記三方枠20の両竪枠14,14下端部の間に、断
面が溝型の沓摺30を、溝を下面にして接合し四方枠を
形成する。 この四方枠の上下を逆にして、その沓摺30における
上に向けた溝にモルタル15を詰める。 モルタル15が硬化した後、再び四方枠を、沓摺30
を下にして躯体7の所定位置に設置し、三方枠20及び
沓摺30を、夫々躯体7及び床スラブ3から突出するア
ンカ−材16,17に溶接により固定する。 次いで、三方枠20と躯体7との間にモルタル18を
充填し、また沓摺30と床スラブ3との隙間にモルタル
19を充填する。 尚、図中9は床仕上げ材である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は下記の
課題があった。 沓摺30を設置する床スラブ3の表面を、カッタ−で
平滑にする作業に多大な手間がかかる。 床スラブ3をカッタ−ではつる際、騒音、粉塵等が発
生する。 沓摺30に詰めたモルタル15が硬化するまで、ドア
枠(四方枠)を躯体7に取付けることができないため、
作業に手待ちが生じる。 沓摺30は、床スラブ3のアンカ−材17に溶接Wす
るので、特にステンレス製の沓摺の場合は傷める惧れが
ある。
【0004】
【本発明の目的】上記のような課題を解決するためにな
された本発明は、作業公害が発生せず、作業に手待ちが
生じることがなく、また床との納まり精度がよいロ−コ
ストの沓摺部の構造及び施工方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明の沓摺部の構造は、下地枠を床スラブに固
定してモルタルを詰め、この下地枠に沓摺を据付けたこ
とにある。また、沓摺部の施工方法は、ドアの三方枠を
躯体に固定し、断面がU字型の下地枠を床スラブに固定
し、三方枠と躯体との間にモルタルを充填し、下地枠の
溝にモルタルを詰め、沓摺を下地枠に据付けすることに
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。 <イ>沓摺1,7(図1〜図3) 図示の沓摺1,7は、ドア10の付く出入口の下枠に相
当する部材であって、溝型断面の溝部を下向きにして後
述する下地枠2,8に据付ける。沓摺1,7の材質はス
テンレス製又は鋼製のほか硬質塩化ビニ−ル製などであ
る。尚、図1中、11は沓摺1の溝部を形成する側板で
ある。沓摺1,7の幅は、下地枠2,8に嵌合する程度
に若干大きくしてあるので据付けが容易である。
【0007】図3に示す沓摺7は、上面を段差23にし
て戸当たり部とした例である。図3中、21,22は夫
々高さの異なる溝部を形成する側板である。
【0008】<ロ>下地枠2,8(図1〜図3) 図示の下地枠2,8は、前記沓摺1,7を据付けるため
の捨枠であって、U字型(図1,2)、或いはダブル溝
型(図3)断面の溝部を上向きにして床スラブ3に設置
してあり、その材質は鋼製のほか硬質塩化ビニ−ル製な
どである。図2中、12は下地枠2の溝部を形成する側
板。図3中、24,25は夫々下地枠8の溝部を形成す
る側板である。
【0009】図3に示す下地枠8は、同枠8における左
側板25は右側板24よりも高さが低く、中間の垂直板
26は右側板24とほぼ同高さにしてある。従って、こ
の下地枠8は中間垂直板26の両側に浅い溝と深い溝が
形成され、両溝にモルタル4を詰めることにより、戸当
たり型の沓摺7を堅固に据付けることができる。中間垂
直板26は下地枠8と一体で、紙面方向に連続した板で
あるが、断続の板でもよい。
【0010】<ハ>沓摺部の構造の実施形態(図1,
2) 沓摺部は、図示によると、断面がU字型の下地枠2をコ
ンクリ−ト造の床スラブ3の上面に溝を上向きにして固
定し、この下地枠2の溝にモルタル4を詰め、硬化した
のち、沓摺1を溝を下向きにして下地枠2に嵌合した構
造である。これにより床スラブ3との納まり精度がよ
く、また堅固になる。
【0011】<ニ>沓摺部の構造の実施形態(図3) この沓摺部は、略U字型断面の中間に垂直板26を設け
た下地枠8に、戸当たり型の沓摺7を嵌合した構造であ
って、下地枠8の浅い溝と深い溝にモルタル4を詰め、
硬化したのち、沓摺7を溝を下向きにして下地枠8に嵌
合してある。従って、建物の室内外の間に設けるドア1
0の沓摺部に好適である。
【0012】下地枠2,8の床スラブ3への固定は、所
定の間隔をおいてビス5止めしたことにより、従来の鉄
筋などのアンカ−材17を用いて溶接Wする場合と比べ
て、施工が極めて容易且つ確実であり、また床スラブ3
上に突出物がないので作業上安全である。
【0013】また、下地枠2,8の床スラブ3への固定
は、上記ビス5止めに代えて、接着剤(エポキシ樹脂系
の接着剤)を下地枠2,8と床スラブ3の下面との間に
塗布して固定してもよい。(図示省略)
【0014】前記下地枠2,8の床スラブ3への固定に
際し、同スラブ3の表面に不陸がある場合は、ライナ−
プレ−トを装着することにより、スラブ3をはつる必要
がないので作業公害の惧れがない。
【0015】下地枠2,8のモルタル4詰めは、同下地
枠2,8の各側板12、24,25の上端より若干余盛
することにより、沓摺1,7を据付けたとき傷が付きに
くい。
【0016】沓摺1,7の下地枠2,8への据付けに際
しては、下地枠2,8と沓摺1,7における各側板1
1,12、21,24、22,25間に接着剤6(エポ
キシ樹脂系の接着剤)を塗布することにより、強固に一
体化される。尚、図3における沓摺7の段差部23と下
地枠8の中間垂直板26の間にも接着剤6が塗布してあ
る。
【0017】<ホ>沓摺部の施工方法(図1〜図3) ドア10の三方枠20を、壁或いは柱などの躯体7
に、鉄筋などのアンカ−材16を介して固定し、 下地枠2,8を床スラブ3の上面にビス5止めし、 三方枠20と前記躯体7との間にモルタル18を充填
し、 下地枠2,8にモルタル4を詰め、 沓摺1,7を下地枠2,8に接着剤6を用いて据付け
たのち、沓摺1,7周囲の床仕上げを行うことにより、
作業に手待ちが生じないので、施工を迅速に行うことが
できる。図中9,29は床仕上げ材である。
【0018】上記<ホ>の施工方法において、と
を、またとを順序を代えて施工することでもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから、
次のような効果を得ることができる。 (1)下地枠を床スラブの上面に固定して同下地枠にモ
ルタルを詰め、沓摺を下地枠に据付けたことによって、
下地枠は沓摺及びドア枠の定規となるので、床や壁との
納まり精度が向上する。その結果、沓摺部は高品質の堅
固な構造になる。 (2)下地枠を捨枠とし、これをU字型の部材としたこ
とによって、沓摺及びドア枠の位置決め及び調節が更に
容易になるので、前記(1)の効果が増す。 (3)下地枠を床スラブにビスで固定したことによっ
て、従来のようにアンカ−材を介して溶接する場合と比
べて、極めて作業性に優れる。 (4)沓摺を下地枠に接着剤を用いて固着したことによ
って、従来のようにアンカ−材を介して溶接する必要が
ないので、沓摺は歪みや焼け焦げなど損傷の惧れが全く
ない。 (5)ドアの三方枠を躯体に固定し、下地枠を床スラブ
の上面に固定し、三方枠と躯体との間にモルタルを充填
し、下地枠にモルタルを詰め、沓摺を下地枠に据付ける
することによって、 <イ>沓摺を据付けるための床のはつり作業が省略でき
る。その結果、作業公害が発生しない。 <ロ>ドア枠を取付けるための床の墨出し作業が省略で
きる。 <ハ>一連の作業に手待ちが生じないので、施工を迅速
に行うことができる。 <ニ>沓摺を含むドア枠全体の作業を確実且つ容易に行
うことができる。 <ホ>施工精度が向上し、また施工管理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る沓摺部の構造及び施工方法を説明
する斜視図
【図2】沓摺部の構造を示す断面図
【図3】他の実施例の沓摺部の構造を示す断面図
【図4】沓摺部及びドア枠の全体を示す正面図
【図5】従来の沓摺部の構造を示す断面図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】沓摺を据付けるための下地枠を床スラブの
    上面に固定し、 前記下地枠にモルタルを詰め、沓摺を下地枠に据付けた
    ことを特徴とする、 沓摺部の構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の沓摺部の構造において、 下地枠は断面がU字型の部材であることを特徴とする、 沓摺部の構造。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の沓摺部の構造にお
    いて、 下地枠を床スラブにビスで固定したことを特徴とする、 沓摺部の構造。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の沓摺部
    の構造において、 沓摺を下地枠に接着剤を用いて固着したことを特徴とす
    る、 沓摺部の構造。
  5. 【請求項5】ドアの三方枠を躯体に固定し、 断面がU字型の下地枠を床スラブの上面に固定し、 三方枠と躯体との間にモルタルを充填し、 下地枠の溝にモルタルを詰め、 沓摺を下地枠に据付けることを特徴とする、 沓摺部の施工方法。
JP8021398A 1998-03-12 1998-03-12 沓摺部の構造及び施工方法 Pending JPH11256934A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105134009A (zh) * 2015-09-11 2015-12-09 中建七局第二建筑有限公司 框架结构填充墙窗台压顶混凝土结构与施工方法
JP2016199975A (ja) * 2015-04-14 2016-12-01 清水建設株式会社 くつずり及びくつずりの取付方法
JP2018135637A (ja) * 2017-02-20 2018-08-30 戸田建設株式会社 扉の下枠および沓摺の構造

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JP2016199975A (ja) * 2015-04-14 2016-12-01 清水建設株式会社 くつずり及びくつずりの取付方法
CN105134009A (zh) * 2015-09-11 2015-12-09 中建七局第二建筑有限公司 框架结构填充墙窗台压顶混凝土结构与施工方法
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