JPH11256621A - 下部走行体と上部旋回体との構造を持つ車両の走行誤操作 防止方法 - Google Patents

下部走行体と上部旋回体との構造を持つ車両の走行誤操作 防止方法

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JPH11256621A
JPH11256621A JP10689198A JP10689198A JPH11256621A JP H11256621 A JPH11256621 A JP H11256621A JP 10689198 A JP10689198 A JP 10689198A JP 10689198 A JP10689198 A JP 10689198A JP H11256621 A JPH11256621 A JP H11256621A
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JP
Japan
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traveling
lever
upper revolving
revolving
traveling lever
Prior art date
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Application number
JP10689198A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Fujiki
明善 藤木
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 下部走行体と上部旋回体との構造を持つ車両
では、上部旋回体が360度旋回し、車両本体を移動さ
せずに車両を中心にしてどの方向に対しても常に対象物
の正面で作業が可能であり、いかなる回転位置からでも
下部走行体を操作し、車両の移動が出来る。その便利さ
の反面、車両の移動時において、上部走行体が下部走行
体との向きが不一致になった時、走行レバーの操作は逆
の操作となる独特の操作方法を持つ。運転手が旋回位置
を誤確認したため、運転手の操作意図とは逆の方向に車
両が動き、近くの物品・作業員と接触した災害は一向に
減少しない。このヒューマンエラーに対し、機械による
チェック機能を持った操作方法を提供し、誤操作による
災害の減少を目的とするものである。 【構成】 上部旋回体の旋回位置の検出のための旋回位
置検出器と、走行レバー操作の逆となる位置か否かを判
断するロック判断装置、その指示に従い走行レバーのロ
ック及び解除を行う走行レバーロック装置と運転者がロ
ック解除するための走行レバーロック解除装置より構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、下部走行体と上部旋
回体との構造を持つ車両で、上部旋回体が旋回し、下部
走行体との向きが不一致になった時、走行操作レバーを
ロックして誤操作を防ぎ、死亡事故等の防止に寄与する
ものである。
【0002】
【従来の技術】建設機械等に多く使用されている下部走
行体2と上部旋回体1との構造を持つ車両では、上部旋
回体1は360度回転する機能を有する事が大きな利点
であり、運転者4は上部旋回体1に搭乗し、車体の移動
時に走行レバー5を操作して下部走行体2の走行輪6を
動かし、車体の移動を行う。この構造の車両は下部走行
体2の走行輪6が後方にある時に、運転者4が走行レバ
ー5を前に倒すと前進する。この時、ポンプ8で発生し
た加圧油は走行レバー5の操作により回転継手9を経由
して走行モーター10に達し機械を動かす。走行レバー
5を前に倒すか又は後ろに引くかの操作で、走行モータ
ー10をコントロールする。運転者4はバケット等の作
業装置3の機械操作に神経を集中させつつ、走行操作を
行うことが多い。運転の熟練者は、下部走行体2の走行
輪6との位置確認をしっかりと行うが、運転の未熟者は
時として確認がおろそかになり、つい運転者の向いてい
る方向が機械の前進と錯覚し、走行レバーを操作し機械
の移動を行う。もし、上部旋回体1が90度以上旋回
し、当初の位置から考えると運転者4は機械の後進方向
を向いたにもかかわらず、運転者は自分の向いている方
向を機械の前進と勘違いし、運転者が自分の向いている
方向に機械を移動させようとして、運転席の走行レバー
5を前に倒すと、機械は前進し、運転者の背中方向に機
械は移動する。運転者の意図する方向とは逆の結果とな
る。したがって、運転者の意図する方向とは逆に機械が
移動するので、周囲にある機械あるいは作業員と接触
し、物損又人身事故を引起こす。走行レバー5の誤操作
による死亡事故等多くの災害が発生している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、各業界と
も、災害防止について注意を呼びかけているが、意識に
対しての注意喚起であり、ヒューマンエラーのこの種の
誤操作による災害は後を絶たない。本発明は、以上の誤
操作による災害を防止するために、機械の位置と運転者
の操作意図を機械的にチェックする方法に関するもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、上部旋回体1の旋回位置を検知し、下部走行体2に
対し一定範囲以上旋回したときに、走行レバー5をロッ
クし、走行レバーの操作を不能とする。運転者4が走行
レバー5のロック解除操作を行う事により、走行レバー
5の操作を可能とする。
【0005】
【作用】誤動作の可能性のある旋回位置で、運転者4が
旋回位置誤認等のヒューマンエラーのまま走行レバー操
作を行っても、走行レバー5は機能しない。なぜ走行し
ないかの疑問から、逆走行になっている旋回位置である
ことをここで正しく確認・意識する。次ぎに機械の走行
方向に対し、走行レバー5の操作が逆になる事を意識す
る。走行レバー5のロック解除を行い、意図する方向へ
走行レバーを操作する。操作時に意志確認の段階を強制
的につくることにより、確認ミスを修正する事が出来、
誤操作が防止できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を回路図で説明する。 (イ) 旋回位置検知器12を旋回装置11と結び設置
する。 (ロ) ロック判断装置13を設置、旋回位置検知器1
2と結ぶ。 (ハ) 走行レバーロック装置14を設置し、ロック判
断装置13と結ぶ。 (ニ) 走行レバーロック解除装置15を設置し、ロッ
ク判断装置13と結ぶ。 各装置は、電気式・機械式・油圧式のいずれか、あるい
は組合せでもよく、設置位置は各装置の機能が発揮でき
る位置とする。走行レバーロックの作動する位置は、機
種によって異なるので機種によって決定する。走行レバ
ーロックは、走行レバーそのものを固定する方法と、機
能を停止させる方法のいずれでも良い。走行レバーロッ
ク装置が作動状態である時、視覚・聴覚に対し作動を知
らせる装置をセットしても良い。又このリレーは走行レ
バーロック装置が作動状態である時に、走行レバーの操
作が行われた場合のみ作動するようにしても良い。走行
レバーロック解除装置は、走行レバー本体に組込あるい
は運転席内に設置しても良い。以上のように装置する。
【0007】
【発明の効果】上部旋回体1の旋回位置を旋回位置検知
器12が検知し、その情報はロック判断装置13に伝達
される。ロック判断装置13はその位置が一定範囲以上
旋回したと判断した時、走行レバーロック装置14を作
動させて、走行レバー5をロックする。運転者4が旋回
角度を意識し、的確な判断を行っていれば、走行するた
めに予め走行レバーロック解除装置15を作動させて走
行レバー5を操作するため、機械の移動に何等の支障も
生じない。運転者4が旋回位置を意識しないか誤認して
走行レバー5を操作したら走行レバー5はロックされて
いて、機能しない。運転者4は、意志とは異なった結果
より、何故動かなかったを考え、逆走行の旋回位置であ
ることを認識し、旋回位置を考慮した走行レバー4の操
作方向を判断する。その後運転者4は、走行レバーロッ
ク解除装置15を作動させて、走行レバー5を操作す
る。走行レバー5が中立となった状態で、走行レバーロ
ック装置は初期状態に戻る。よって、操作時に意志確認
の段階を強制的に作り出す事により、走行の誤操作を防
止出来る。
【0008】
【図面の簡単な説明】
【図1】下部走行体と上部旋回体の概略図
【図2】下部走行体と上部旋回体と運転者と機械の進行
方向関係表
【図3】本発明の一実施例を示す概要図
【符号の説明】
1は下部走行体 2は上部旋回体 3は作業装置 4は運転者 5は走行レバー 6は走行輪 7は下部走行体の進行方向 8はポンプ 9は回転継手 10は走行モーター 11は旋回装置 12は旋回位置検出器 13はロック判断装置 14走行レバーロック装置 15走行レバーロック解除装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部旋回体の旋回位置を検知し、下部走
    行体に対し一定範囲以上旋回したときに、操作レバーを
    ロックする。
  2. 【請求項2】 運転者のロック解除操作により下部走行
    体の操作を可能とする。
JP10689198A 1998-03-12 1998-03-12 下部走行体と上部旋回体との構造を持つ車両の走行誤操作 防止方法 Pending JPH11256621A (ja)

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JPH11256621A true JPH11256621A (ja) 1999-09-21

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