JPH11255416A - シート後処理装置 - Google Patents

シート後処理装置

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JPH11255416A
JPH11255416A JP6319498A JP6319498A JPH11255416A JP H11255416 A JPH11255416 A JP H11255416A JP 6319498 A JP6319498 A JP 6319498A JP 6319498 A JP6319498 A JP 6319498A JP H11255416 A JPH11255416 A JP H11255416A
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JP
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sheet
punch
motor
punching
processing apparatus
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JP6319498A
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Takeshi Moriyama
剛 森山
Shigeru Sugita
茂 杉田
Kiyoshi Okamoto
清志 岡本
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Canon Inc
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタ,複写機等の画像形成装置から出力
したシート束を、後処理として穿孔するための付属のパ
ンチャー13において、パンチモータ42にステッピン
グモータを使用する場合、その時の必要トルクにより振
動や異音が出たり、あるいは不必要の電流の無駄な消費
や発熱等を生じないようにする手段を提供する。 【解決手段】 このため、ステッピングモータ42のパ
ンチャー13の駆動タイミングを決定する穿孔タイミン
グ検知センサ24a/b等を備え、マイコン501によ
りモータ42の駆動トルクを最適に制御するよう構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置等か
ら排出されるシートの穿孔,積載,分類等を行うシート
後処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以前には、プリンタ,複写機等の画像形
成装置より出力したシート束をバインダなどにファイル
するために、シート端に穿孔を行うパンチャー等を設け
たものがあった。
【0003】これらパンチャーは、画像形成されて排出
されたシート束に、一括して穿孔を行うものであり、手
作業でシート束をパンチャーにセットする必要があった
ため、生産性が低かった。また、シート束の枚数が多い
場合には、パンチとダイスとに過負荷が掛かり、穿孔に
かなりの力が必要になると共に、パンチとダイスとが摩
耗してパンチ不良や抜きバリの発生原因となってしまう
ことがあった。従って、所定枚数以内に分割して数回穿
孔作業を行う必要があり、更に生産性の低下につながっ
ていた。
【0004】そこで、シートの搬送経路上にパンチャー
を設け、上記装置内に設けられた処理トレイ上に積載さ
れたシート束を一括して整合、穿孔するシート処理装置
が提案されている。これにより、以前のパンチャーへシ
ート束をセットする作業を省略することが可能となり、
作業の効率化を図ることが可能となった。
【0005】しかしながら、上記装置においては、処理
トレイ上に積載されたシート束を一括して穿孔している
ため、このシート束に穿孔作業が行われている間は次の
シートを搬送することができず、画像形成装置のシート
搬送処理の速度を上げることが困難であるという問題点
があった。また一括して穿孔を行うことから、前記と同
様の理由により、所定枚数毎に穿孔作業を行わなければ
ならなかった。
【0006】そこで更に、シート搬送経路上に回転式の
パンチとダイスとから構成されるパンチャーを設け、シ
ート搬送速度とパンチャーの回転速度を同期させる方式
のものが提案されている。この構成によれば、搬送中の
シート1枚毎に、搬送を停止させることなく穿孔作業を
行うことが可能となった。
【0007】この場合、穿孔を行うためのパンチモータ
には、穿孔位置の正確さが要求されるために、ステッピ
ングモータが使用されている。
【0008】図5に、代表的なステッピングモータの速
度(横軸)とトルク出力(縦軸)との関係線図例を示
す。これは、定電流駆動型のモータの特性曲線を示した
もので、周知の如く、モータトルクは設定電流によって
変わるのみならず、モータ速度(パルスレート)によっ
ても大きく変動する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来技術
の構成では、シートに穿孔する際にパンチモータの必要
トルクが大きく変化する。すなわち、穿孔していない時
と穿孔している時では、パンチモータに要求されるトル
クが異なる。
【0010】このような負荷環境下でステッピングモー
タを用いる場合、モータのトルクは必要とされる最大ト
ルクにマージンを付加した値(固定値)に設定されてい
たため、負荷が軽かった場合は振動による異音が発生し
たりした。
【0011】また、定電流駆動型のステッピングモータ
で、モータ電流値を最大トルクに相当する値に固定した
場合、低負荷ではモータに対し、必要以上の電流を流す
ことになり、モータ及びモータドライバに発熱が伴って
いた。
【0012】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、この種のステッピ
ングモータの発生トルクと負荷とを最適にバランスさせ
る手段の提供にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、下
記(1)〜(7)項のいずれかのシート後処理装置を提
供することにより、前記目的を達成しようとするもので
ある。
【0014】(1)シートに穿孔するための穿孔手段を
備えるシート後処理装置において、前記穿孔手段を駆動
するための穿孔駆動手段と、前記穿孔駆動手段の駆動タ
イミングを決定する穿孔タイミング検知手段とを備え、
前記穿孔手段の駆動力を制御する制御手段を有すること
を特徴とするシート後処理装置。
【0015】(2)前記制御手段は、前記穿孔手段が前
記シートを穿孔中か否かによって駆動力を制御すること
を特徴とする前記(1)項記載のシート後処理装置。
【0016】(3)前記制御手段は、前記シート後処理
装置に搬入されるシートの厚さによって変化させること
を特徴とする前記(1),(2)項のいずれか記載のシ
ート後処理装置。
【0017】(4)着脱可能に構成された穿孔手段を備
える前記シート後処理装置において、装着された前記穿
孔手段が穿孔可能な穴数を識別する識別手段を備え、前
記制御手段は前記識別手段の情報に基づいて前記穿孔駆
動手段の駆動力を制御することを特徴とする前記(1)
ないし(3)項のいずれか記載のシート後処理装置。
【0018】(5)前記穿孔駆動手段はステッピングモ
ータであることを特徴とする前記(1)ないし(4)項
のいずれか記載のシート後処理装置。
【0019】(6)前記制御手段は、前記穿孔駆動手段
の駆動力を、前記穿孔手段が前記シートを穿孔していな
い時には、シート穿孔中よりも駆動力を小さく制御する
ことを特徴とする前記(1)ないし(5)項のいずれか
記載のシート後処理装置。
【0020】(7)前記制御手段は、前記穿孔駆動手段
に流す電流値を制御することを特徴とする前記(1)な
いし(6)項のいずれか記載のシート後処理装置。
【0021】
【作用】以上のような前記各項の本発明構成により、そ
れぞれ下記の対応項(1)〜(7)の作用/効果が得ら
れる: (1)前記制御手段によりモータのトルクを負荷によっ
て最適に設定できるようなる。
【0022】(2)前記穿孔手段がシート穿孔中か否か
によって駆動力を制御できるようになった。
【0023】(3)前記制御手段は、シート後処理装置
に搬入されるシートの厚さに応じてモータの駆動力を制
御できるようになった。
【0024】(4)シート後処理装置に装着される穿孔
手段が、開けられる穴数に応じてモータの駆動力を制御
できるようなった。
【0025】(5)シートに開ける穴位置の精度を向上
させることができる。
【0026】(6),(7)ステッピングモータの駆動
トルクを最適に制御することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を一
実施例に基づき、図面を参照して詳細に説明する。
【0028】
【実施例】本発明に係るシート後処理装置及び画像形成
装置の代表的な実施形態を、図を用いてまず構造につい
て説明し、ついで動作について説明する。図1は、シー
ト後処理装置を備えた本実施例の画像形成装置の概略構
成を示す模式断面図、図2は、本実施例に係るシート後
処理装置の部分断面図、図3は、パンチャー付近の拡大
側面断面図、図4は、屑箱を上面から見た屑箱模式断面
図である。
【0029】(画像形成装置)先ず、図1を用いて画像
形成装置の概略構成について簡単に説明する:画像形成
装置1の上部には画像形成部2が設けられ、さらに上面
には原稿を自動循環させる原稿自動送り装置(ADF)
4が設置されており、また、装置側方(図中左側)には
複数枚のピントレイ5aを有するシート後処理装置3
(以下“ソータ”という)が付設されている。
【0030】画像形成部2は、周知の電子写真方式を用
いたもので、ここでは詳細な説明は省略するが、プラテ
ンガラス2g上に位置決めされた原稿の画像を不図示の
光学系により、感光体ドラム2a上へ作像し、この感光
体ドラム2aの周囲に設けられた現像器2bによりトナ
ー像化し、これを転写器2cによりシートPへ転写し、
搬送ベルト2dにて感光体ドラム2aから剥離させた後
に、定着器2eにて永久的に定着させるよう構成されて
いる。
【0031】(原稿送り装置)原稿自動送り装置(AD
F)4は、原稿載置台4aに載置された原稿束Dの最下
面の原稿を、給送パス4bを介してプラテンガラス2g
上に送出し、原稿面の読み取りが終了した後、原稿を排
出パス4cを介して再び原稿束Dの上面に送出して載置
するものである。
【0032】(シート後処理装置)次に、図2を用いて
シート後処理装置(ソータ)を説明する:シート後処理
装置であるソータ3は、いわゆるピン移動型ソータであ
り、ピンユニット5にシート材を積載収納するピントレ
イ5aを複数個収納している。上下方向に集積されたピ
ントレイ5aは、両側部に設けられたピンコロ5bが上
下され、1枚ずつ上昇または下降するよう構成されてい
る。
【0033】画像形成装置1よりソータ3に排出された
シートPは、入り口ローラ7にて搬送され、フラッパ8
にて分岐されて、直接排出するノンソートパス3a、ソ
ート及び穿孔を行うソートパス3bとに送出される。単
に排出する場合には、ノンソートパス3aを通り排出ロ
ーラ9より機外へ排出される。
【0034】ソートパス3bへ送出されたシートPは、
第1中間ローラ10にて搬送され、パンチャー13を通
過して穿孔され、第2中間ローラ11にて搬送されてピ
ンユニット5へと排出される。この時各ピントレイ5a
に積載されたシートPには、必要に応じてステイプルユ
ニット6にてステイプルされる。
【0035】(パンチャー)図3に、パンチャー13近
傍の拡大側面断面図を示す。パンチャー13は、中央に
搬送経路13aを形成し、その両側にパンチ14,ダイ
ス15が配置されている。これらパンチ14,ダイス1
5は、シートPの幅方向に2穴用のパンチャーの場合に
は2個、3穴用のパンチャーの場合には3個配設されて
おり、シートPに一度に所定の個数の穿孔を行うよう構
成されている。
【0036】そしてパンチ14及びダイス15は、シー
トPの搬送速度と等しい周速度にて同期して回転し、シ
ートP後端の所定の位置に穿孔する。穿孔後パンチ1
4,ダイス15は、一回転して所定位置にて停止し、次
のシートPが搬送されるまで待機する。
【0037】またパンチャー13のダイス15側下部に
は、屑穴16及びスロープ17が設けられており、ここ
から穿孔により生じたシート屑が落下するように構成さ
れている。さらにパンチャー13のダイス15側下方に
は、屑箱18が設置されている。屑箱18は、図3に示
すように屑箱ステイ21に着脱可能に取り付けられ、一
端には、屑箱の上面断面図の図4の18aに示すような
把手が設けられている。また、図4に示すように、屑箱
18の内面には、反射板19が取り付けられ、これと対
向する面に、二つの検知穴20a,20bが設けられて
いる。
【0038】また、図3に示す屑箱ステイ21には、セ
ンサホルダ22が固設されており、このセンサホルダ2
2に支持された基板23に、その上面模式断面図を図4
に示すように、発光素子24a,受光素子24bが取り
付けられている。この発光素子24a及び受光素子24
bは、上記各検知穴20a,20bに対応する位置に配
置されている。すなわち反射板19は、受光素子24a
及び24bに対し屑箱18の収納部を挟んで対向する位
置に配設されている。
【0039】(ソータ制御部)図6は、本実施例におけ
るシート後処理装置(ソータ)3の制御装置の回路構成
を示すブロック図であり、制御回路は、マイコン(CP
U)501,ROM502,電池でバックアップされた
RAM503,拡張入出力部504,通信制御部50
5,モータ制御部530,センサ制御部550、及びD
/Aコンバータ、A/Dコンバータを中心としたアナロ
グインタフェイス部580等で構成される制御ブロック
600を中心に構成されている。
【0040】(センサ入力)前記マイコン501の入力
ポート、拡張入出力部504の入力ポートには各種セン
サの信号が入力される。
【0041】主なセンサ入力は、(1)入り口ローラ7
(図2)付近に設けられたノンソートセンサ192から
のノンソートセンサ入力、(2)第2中間ローラ11
(図2)付近に設けられたソートセンサ191からのソ
ートセンサ入力、(3)ピントレイ5aを上下動させる
ためのシフトモータ42の回転に同期した信号を出力す
るシフトクロックセンサ201からの入力、(4)ピン
ユニット5がホームポジション(1ビン内にシートが収
納されるポジション)にあることを検出するピンホーム
センサ203からの入力、(5)ステープラユニット6
(図2)の進退動作を行う揺動モータ108(図示せ
ず)の回転に同期した信号を出力する揺動クロックセン
サ210からの入力、(6)ステープラのクリンチ位置
にシートがあるか否かを検知する紙検知センサ104か
らの入力、(7)装着されたパンチャー13が2穴か3
穴を識別するためのパンチャー識別スイッチ111から
の入力、(8)パンチ14(図2)が待機位置にいるこ
とを検知するパンチホームセンサ115からの入力、
(9)ソータ3に搬入された用紙Pの後端を検知しパン
チ14の駆動タイミングを決定するための後端検知セン
サ113からの入力、(10)屑箱18(図2,3)が
満杯になったことを検知する満杯検知センサ114から
の入力、(11)シート束の整合を行う整合棒(図示せ
ず)のホームポジションを検知するための整合ホームセ
ンサ24からの入力、(12)ピン内の用紙を検知する
ためのピン内紙検知センサ116からの入力などであ
る。
【0042】(制御出力)さらに、前記マイコン50
1,拡張入出力部504の出力ポートには、モータ制御
ブロック530や、各種ドライバを介して前述の各負荷
が接続されている。主なドライバを説明すると、510
は、入り口ローラ7,排出ローラ9及び第1中間ローラ
10を駆動する入り口モータドライバ、511は、フラ
ッパ8(図2)に連結されたフラッパソレノイド56を
駆動するフラッパソレノイドドライバ、300は、シフ
トモータ42を駆動するシフトモータドライバ、330
は、ステープラユニット6を前後進させるための揺動モ
ータ108を駆動する揺動モータドライバ、514は、
ステープラユニット6の針打ち動作を行うためのステー
プルモータ112を駆動するステープルモータドライ
バ、515は、シートを上から押さえ込み、カール等に
よるシート端面の浮き上がりを規制して、ステープラが
針打ち動作を行う際の打ち残しシートがないようにする
ための紙押さえソレノイド120を駆動する紙押さえソ
レノイドドライバ、516は、シート束の整合を行う整
合棒を駆動する整合モータ27を駆動する整合モータド
ライバである。517は、シートを穿孔するためのパン
チモータ117を駆動するパンチモータドライバ、51
8は、第2中間ローラ11を駆動させるための排紙モー
タ118を駆動する排紙モータドライバである。
【0043】(アナログインタフェイス)紙検知センサ
104,ビン内紙検知センサ116,後端検知センサ1
13及び満杯検知センサ114の受光側はA/D変換端
子に入力されており、センサの状態監視を行っている。
【0044】更に、アナログインタフェイスのD/A変
換出力端子からは、後述のパンチモータ117の電流制
御出力や揺動モータ電流制御出力等の、モータのトルク
を制御する信号や紙検知センサ104,後端検知センサ
113及び満杯検知センサ114の発光素子の光量を制
御する信号等が出力されている。
【0045】(通信インタフェイス)本実施例のソータ
3(図1)は、通信によって複写機本体との間で制御デ
ータの授受を行っており、受信データとしては、複写機
本体からの排出シートサイズデータ、複写機本体からの
排出シートの厚さデータ、複写機本体のプロセス速度デ
ータ、ノンソート,ソート,グループ等のソータの動作
モード指定データ、ソータの動作開始トリガ信号、ソー
タのイニシャルプリセット信号、ステープル開始信号、
ピンのシフト方向反転信号、シート排出信号、最終シー
ト排出信号等がある。
【0046】更に送信データとしては、使用可能ピン数
データ、複写機からのシート到着を知らせるシート到着
信号、ソータが待機状態にあることを示すソータスタン
バイ信号、ソータが動作中であることを示すソータビジ
ー信号、ソータ3がステープル中であることを示すステ
ープルオン信号、また、ソータ3の動作に支障が生じた
場合の各種アラーム信号等がある。
【0047】このような制御データの授受は、不図示の
通信制御ICを中心とした通信制御部505から、通信
インタフェイス506を介して行われる。
【0048】(穿孔駆動手段制御)図7に、パンチモー
タ制御用の詳細ブロック図を示す。
【0049】パンチモータ42(図6の117)は、4
相のステッピングモータであり、パンチモータドライバ
300は、例えば市販されている三洋電機(株)製のス
テッピングモータドライバSTK6713(商品名)の
ようなIC化された定電流ドライバを用いている。
【0050】パンチモータドライバ300には、マイコ
ン501(図6)から、周知の4相のパンチモータ励磁
制御信号305,306,307,308が入力され、
アナログインタフェイス580からは、モータドライブ
電流を制御するアナログ電圧である、パンチモータ電流
制御信号309が入力されている。このパンチモータ励
磁制御信号305,306,307,308のパルスレ
ートを変えることにより、パンチモータ42の回転速度
を任意に変えることが可能になっている。さらに、パン
チモータ電流制御信号309の電圧レベルを変えること
によって、パンチモータ42の起動時、加速時、定常速
度時やパンチャー6(図2,3)の穿孔時等によってモ
ータトルクを可変にできるように構成されている。
【0051】(本実施形特有の制御1)図8は、本発明
実施例のソータ3におけるパンチモータ電流制御のタイ
ミングチャートの一例図を示したものである。
【0052】253は、同じく複写機本体から送信され
てくるシート排出信号で、この信号がLレベルからHレ
ベルに変化したとき、複写機本体からシートが排出され
ることを示す。
【0053】254は、後端検知センサの出力信号で紙
を検知している間Hレベルとなる。
【0054】305から308は、パンチモータ42
(図7)の相励磁状態を示し、斜線部はモータが回転中
であることを示す。
【0055】309は、パンチモータ42の電流制御信
号で縦軸の値が大きいほど、設定電流が大きいことを示
す。また、図中のI1,I2,I3は、それぞれパンチ
14がシートを穿孔中の電流値、パンチ14(図3)が
シートの穿孔前及び穿孔後の電流値、そしてモータ停止
時の電流値を示す。
【0056】次に、CPU501(図6)によって図8
の前記各電流値I1,I2,I3がどのように決定され
るかを以下に説明する:図11は、図12に示す位置関
係のパンチ14及びダイス15が矢印方向に一回転中
に、パンチモータ42に要求されるモータトルクの関係
を模式化した図である。横軸は、パンチ14の一回転分
の動作位置を示す。縦軸は、パンチモータ42に要求さ
れるトルクで、単位は省略してある。なお、図12
(b)の位置がシートPに穿孔している位置を示す。
【0057】図11における350は、パンチ14及び
ダイス15の矢印方向回転中にシートPに穿孔動作を行
った場合の特性曲線を示し、シートPに穿孔中はモータ
の必要トルクは非常に大きくなる。
【0058】パンチモータ42の駆動タイミングは、後
端検知センサ113(図6)の情報に基づいて制御さ
れ、シートPの後端の所定位置に確実に穿孔を行えるよ
うに適切なタイミングで駆動が開始される。本実施例で
は、シートPの後端が後端検知センサ113を通過した
タイミングから所定時間後に、パンチモータ42の駆動
を開始している。
【0059】また、パンチ14がシートPを穿孔するタ
イミング及び穿孔を終了するタイミングは、図7におけ
る相励磁信号305から308の一変化当たりのパンチ
14の移動量から求められる。ROM502(図6)に
は、これら穿孔動作タイミングに関連する一連の情報が
格納されている。
【0060】従って、CPU501は、パンチモータ4
2が停止中には、図8における電流制御信号309の電
圧レベルをI3に設定し、シートPが後端検知センサを
検知してから所定時間経過後パンチモータ42の駆動を
開始するときに、電流制御信号309をI2に設定し、
パンチ14がシートPに穿孔を行うタイミングで電流制
御信号309をI1に設定する。さらに、パンチ14が
穿孔を終了するタイミングで、電流制御信号309をI
2に設定し、パンチ14がパンチホームポジション検知
センサの情報に基づいて所定位置に停止すると、電流制
御信号309をI3に設定する。
【0061】(本実施形特有の制御2)なお、図9に、
穿孔されるシートPの単位面積当たりの重量(以後、
“重さ”という)によって、必要とされるパンチモータ
42のトルクを2穴用パンチャー及び3穴用パンチャー
それぞれについて示したものである。図9から分かるよ
うに、パンチモータ42に必要とされるトルクは、穿孔
されるシートPの重さ及び穿孔される穴の数によっても
異なる。
【0062】本実施例では、標準的に複写シートとして
使用されるシートPの重さは、ほぼシートの厚さに比例
することを利用して、シートPの重さの代わりに簡易的
にシートPの厚さを電流制御のパラメータとして用いて
いる。シートPの厚さ検知は、複写機本体内のシート搬
送路内で行われている(図示せず)。
【0063】また、装着されているパンチャー13が、
2穴用か3穴用かを識別するためのパンチャー識別信号
によって、装着されるパンチャー13の種類も電流制御
のパラメータとしている。
【0064】すなわち、CPU501(図6)は、複写
機本体から送られてくるシートPの厚さ情報及び装着さ
れるパンチャー13の種類に基づいて、紙の重さ105
g/m2 以下を薄紙、それ以上の用紙を厚紙とし、穿孔
時の電流制御信号309を、図10に、実施例のパンチ
モータの電流制御説明図を示すように、I1−1(薄
紙、2穴)、I1−2(薄紙、3穴)、I1−3(厚
紙、2穴)、I1−4(厚紙、3穴)の4段階に切り替
えている。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パンチモータのトルクを、負荷変化に応じた最適の値に
制御することによって、モータの振動による異音の発生
を防止できる。
【0066】また、必要以上のトルクを発生しないよう
にするため、パンチモータ及びモータ駆動回路、その他
周辺回路の温度上昇を最小限に押さえることができ、機
械の信頼性を向上させることができる。
【0067】更に、前記モータトルクの制御は、モータ
に供給する電流を制御することによって行われるため、
消費電力の削減にも貢献している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の画像形成装置の概略構成を示す模式
断面図
【図2】 図1のシート後処理装置の部分断面図
【図3】 図1のパンチャー付近の拡大側面断面図
【図4】 図1の屑箱の上面構成断面図
【図5】 代表的なステッピングモータの速度−トルク
出力特性線図例
【図6】 実施例のソータ制御装置の回路構成ブロック
【図7】 パンチモータ制御ブロック図
【図8】 パンチモータ電流制御のタイミングチャート
の一例図
【図9】 パンチの種類とシートの重さによるパンチモ
ータの必要トルクの説明図
【図10】 本実施例のパンチモータの電流制御説明図
【図11】 パンチモータの必要トルク曲線図
【図12】 パンチとダイスの位置関係図
【符号の説明】
1 画像形成装置 3 シート後処理装置(ソータ) 5 ピンユニット 6 ステイプルユニット 13 パンチャー 14 パンチ 15 ダイス 18 屑箱 22 センサホルダ 24a 発光素子 24b 受光素子 42,117 パンチモータ 300 パンチモータドライバ 309 パンチモータ電流制御信号 P シート

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートに穿孔するための穿孔手段を備え
    るシート後処理装置において、前記穿孔手段を駆動する
    ための穿孔駆動手段と、前記穿孔駆動手段の駆動タイミ
    ングを決定する穿孔タイミング検知手段とを備え、前記
    穿孔手段の駆動力を制御する制御手段を有することを特
    徴とするシート後処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記穿孔手段が前記シ
    ートを穿孔中か否かによって駆動力を制御することを特
    徴とする請求項1記載のシート後処理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記シート後処理装置
    に搬入されるシートの厚さによって変化させることを特
    徴とする請求項1,2のいずれか記載のシート後処理装
    置。
  4. 【請求項4】 着脱可能に構成された穿孔手段を備える
    前記シート後処理装置において、装着された前記穿孔手
    段が穿孔可能な穴数を識別する識別手段を備え、前記制
    御手段は前記識別手段の情報に基づいて前記穿孔駆動手
    段の駆動力を制御することを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれか記載のシート後処理装置。
  5. 【請求項5】 前記穿孔駆動手段はステッピングモータ
    であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか記
    載のシート後処理装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記穿孔駆動手段の駆
    動力を、前記穿孔手段が前記シートを穿孔していない時
    には、シート穿孔中よりも駆動力を小さく制御すること
    を特徴とする請求項1ないし5のいずれか記載のシート
    後処理装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記穿孔駆動手段に流
    す電流値を制御することを特徴とする請求項1ないし6
    のいずれか記載のシート後処理装置。
JP6319498A 1998-03-13 1998-03-13 シート後処理装置 Withdrawn JPH11255416A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007062872A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Ricoh Co Ltd 穿孔処理装置、シート処理装置および画像形成装置
US11982969B2 (en) 2020-11-06 2024-05-14 Canon Kabushiki Kaisha Post-processing apparatus

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