JPH1125520A - 光ディスクの製造方法 - Google Patents

光ディスクの製造方法

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Publication number
JPH1125520A
JPH1125520A JP17704497A JP17704497A JPH1125520A JP H1125520 A JPH1125520 A JP H1125520A JP 17704497 A JP17704497 A JP 17704497A JP 17704497 A JP17704497 A JP 17704497A JP H1125520 A JPH1125520 A JP H1125520A
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JP
Japan
Prior art keywords
disk substrate
disk
gas
lid
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP17704497A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Takebayashi
幹男 竹林
Toshiyuki Suemitsu
敏行 末光
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP17704497A priority Critical patent/JPH1125520A/ja
Publication of JPH1125520A publication Critical patent/JPH1125520A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク基板の搬送中や保管中に水分等を吸
収しないようにして薄膜の膜質を安定し、高品質の光デ
ィスクを得る。 【解決手段】 成形機1で成形したディスク基板DをN
2 ガス雰囲気のクリーンチューブ2中を搬送し、又はN
2 ガス雰囲気のディスク保管容器7を備えたストッカー
4で保管し、その後成膜機3でディスク基板Dに薄膜を
形成するものであり、ディスク基板Dの搬送中や保管中
に水分等を吸収しないため成膜機3での薄膜形成時にガ
スを放出する恐れがなく、膜質の安定した高品質の光デ
ィスクが得られるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスクの製造方
法に関し、特に搬送中や保管中に雰囲気中の水分などを
吸収せず安定した薄膜形成ができる光ディスクの製造方
法及びそれに用いるディスク保管容器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスクの製造装置を図5を参
照して説明する。図5において、21はディスク基板D
の成形機であり、成形されたディスク基板Dは搬送手段
を内蔵したクリーンチューブ22内に排出されて後続工
程に供給される。23はディスク基板Dに薄膜形成を行
う成膜機であり、クリーンチューブ22からディスク基
板Dを取り入れ、成膜後再びクリーンチューブ22に排
出して後続工程に向けて搬送する。24は成形機21と
成膜機23の間でクリーンチューブ22に接続して配設
されたストッカーであり、成形されたディスク基板Dを
一時的にストックする。
【0003】クリーンチューブ22の上部には、除湿さ
れた空気を送る除湿エア供給ライン25が配設され、こ
の除湿エア供給ライン25とディスク基板Dの搬送空間
26の間にHEPAフィルタ27が配設され、搬送空間
26及びストッカー24内に送る空気の除塵を行ってい
る。
【0004】以上の構成において、成形機21によって
成形されたディスク基板Dは、除湿された空気の中で搬
送又はストックされた後、成膜機23によって薄膜形成
される。その後、必要に応じて保護膜形成、貼り合わ
せ、検査等の工程を経て光ディスクが完成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では成形されたディスク基板Dがクリーンチュ
ーブ22内を搬送される間やストッカー24に保管され
ている間に除湿されてはいるがなお水分の残存する空気
に晒されるため、その中に残存している水分などがディ
スク基板Dに吸収され、薄膜形成時にそれがガス放出さ
れることによって安定した薄膜形成ができず、膜質が安
定しないという問題があった。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、薄膜
の膜質が安定し、高品質の光ディスクが得られる光ディ
スクの製造方法及びそれに用いるディスク保管容器を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスクの製
造方法は、成形したディスク基板をN2 ガス雰囲気中で
搬送又は保管又はその両方を行い、その後ディスク基板
に薄膜を形成するものであり、ディスク基板の搬送中や
保管中に水分等を吸収しないので薄膜形成時にガスを放
出する恐れがなく、安定して薄膜形成できて膜質が安定
し、高品質の光ディスクが得られる。
【0008】また、ディスク基板の保管に際し、蓋とN
2 ガス供給ラインとを備えたディスク保管容器にディス
ク基板を収納し、蓋を開いてディスク基板を出し入れす
るときにN2 ガスを供給し、蓋を閉じて保管するときに
は蓋を開いているときよりも少量のN2 ガスを供給する
と、ディスク基板の出し入れ時に蓋を開いても容器内の
ディスク基板が容器外の雰囲気に晒されず、蓋が閉じて
いるときには容器の隙間から外気が侵入するを防止しな
がらN2 ガスの消費量を少なくできてコスト低下を図る
ことができる。
【0009】また、本発明の光ディスクの製造装置は、
ディスク基板を成形する成形機と、ディスク基板をN2
ガス雰囲気中で搬送するクリーンチューブと、ディスク
基板をN2 ガス雰囲気を保持して一時的に保管するスト
ッカーと、ディスク基板に薄膜を形成する成膜機とを備
えたものであり、上記光ディスクの製造方法を実施して
高品質の光ディスクを製造できる。
【0010】また、本発明のディスク保管容器は、ディ
スク基板を収納可能な容器本体と、容器本体の一端に設
けられたディスク基板を出し入れするための開口部を開
閉する蓋と、容器本体の他端に接続されたN2 ガス供給
ラインとを備えたものであり、上記作用が得られるとと
もに、N2 ガスが容器本体の他端から蓋のある一端に向
けて流れるので、蓋を開いた場合にも容器本体内の全体
をN2 ガス雰囲気に確実に保持でき、ディスク基板を確
実に外気に晒さずに保管することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光ディスクの製造
装置の一実施形態について図1〜図4を参照して説明す
る。
【0012】図1、図2において、1はディスク基板D
の成形機であり、成形されたディスク基板Dは搬送手段
を内蔵したクリーンチューブ2内に排出されて後続工程
に供給される。3はディスク基板Dに薄膜形成を行う成
膜機であり、クリーンチューブ2からディスク基板Dを
取り入れ、成膜後再びクリーンチューブ2に排出して後
続工程に向けて搬送する。4は成形機1と成膜機3の間
でクリーンチューブ2に接続して配設されたストッカー
であり、成形されたディスク基板Dを一時的にストック
する。
【0013】クリーンチューブ2内は、N2 ガス供給ラ
イン5にてN2 ガスが導入されることによってN2 ガス
雰囲気とされている。6は、クリーンチューブ2内に供
給するN2 ガスの除塵を行うフィルタである。
【0014】ストッカー4には複数のディスク保管容器
7を備えており、クリーンチューブ2内を搬送されてき
たディスク基板Dを移載手段(図示せず)にて任意のデ
ィスク保管容器7に収納してストックし、或いはディス
ク保管容器7からクリーンチューブ2へ送り出し可能に
構成されている。
【0015】ディスク保管容器7は、図3、図4に示す
ように、ディスク基板Dを積層状態で収納可能な円筒容
器状の容器本体8と、容器本体8の上端に設けられたデ
ィスク基板Dを出し入れするための開口部9を開閉する
蓋10と、容器本体8の下端に接続されたN2 ガス供給
ライン11にて構成されている。12はN2 ガス供給ラ
イン11に設けられたN2 ガスの除塵を行うフィルタで
ある。また、容器本体8の軸心位置にはディスク基板D
を同芯状態で積層するためのガイド軸13が立設され、
また積層したディスク基板Dを昇降可能に支持して最上
段のディスク基板Dを開口部9の高さに位置させる昇降
支持板14が設けられている。
【0016】ディスク保管容器7に供給するN2 ガスの
流量は、蓋10を開放した時にはその開口部9で0.1
〜10m/sec の面風速が得られるように設定され、蓋
10を閉じた時には容器本体8自体及び容器本体8と蓋
10の間の隙間から出て行くN2 ガスの面風速が同じく
0.1〜10m/sec となるように設定されている。
【0017】蓋10を閉じている時には、その隙間の開
口面積が、蓋10を開いている場合の開口部9の開口面
積の1/100以下と小さいので、N2 ガスの供給量は
少なくて済み、N2 ガスの消費量を少なくできてコスト
アップを抑制できる。
【0018】以上の構成において、成形機1によって成
形されたディスク基板Dは、直ちにN2 ガス雰囲気に保
持されたクリーンチューブ2内に移載されて後続工程に
向けて搬送されるので、搬送中に水分等を含んだ大気の
雰囲気に接することはない。
【0019】この状態でディスク基板Dは成膜機3に向
けて搬送され、あるいは一時的にストッカー4でストッ
クされる。
【0020】クリーンチューブ2からストッカー4にデ
ィスク基板Dをストックする際には、ディスク保管容器
7の蓋10を開放して開口部9を通してディスク基板D
を収納するが、その時ディスク保管容器7内に開口部9
から所定の面風速で流出するようにN2 ガスが供給され
ているので、ディスク保管容器7内はN2 ガス雰囲気に
保持される。その後、ディスク基板Dの収納が終わると
蓋10を閉じるとともに、ディスク保管容器7内にその
隙間から所定の面風速で流出するようにN2 ガスが供給
される。かくして、ディスク基板Dはディスク保管容器
7内が完全にN2 ガス雰囲気に保持された状態でストッ
クされる。
【0021】その後、ストッカー4に一時的にストック
していたディスク基板Dを成膜機3に向けて供給すると
きには、上述のようにディスク保管容器7内のN2 ガス
雰囲気に保持しつつ蓋10を開いてディスク基板Dをク
リーンチューブ2に受け渡し、成膜機3に向けてディス
ク基板Dを供給する。
【0022】クリーンチューブ2を経て成膜機3に供給
されたディスク基板Dは、成膜機3で薄膜形成される。
成膜は真空中で行われるため、ディスク基板Dが水分等
を吸収していると、真空中でH2 Oガスを放出するた
め、H2 Oの成分を含んだ膜が形成されてしまうが、本
実施形態ではディスク基板Dが成形直後よりN2 ガス雰
囲気に保持されているため、水分等を吸収していず、所
望の膜形成が安定して行われる。
【0023】成膜機3で膜形成されたディスク基板Dは
再びクリーンチューブ2内に移載されて後続工程に向け
て搬送され、必要に応じて保護膜形成、貼り合わせ、検
査工程を経て光ディスクが完成する。
【0024】
【発明の効果】本発明の光ディスクの製造方法及び装置
によれば、以上の説明から明らかなように、成形したデ
ィスク基板をN2 ガス雰囲気中で搬送又は保管又はその
両方を行い、その後ディスク基板に薄膜を形成するの
で、ディスク基板の搬送中や保管中に水分等を吸収せ
ず、従って薄膜形成時にガスを放出する恐れがなく、安
定して薄膜形成できて膜質が安定し、高品質の光ディス
クを得ることができる。
【0025】また、ディスク基板の保管に際し、蓋とN
2 ガス供給ラインとを備えたディスク保管容器にディス
ク基板を収納し、蓋を開いてディスク基板を出し入れす
るときにN2 ガスを供給し、蓋を閉じて保管するときに
は蓋を開いているときよりも少量のN2 ガスを供給する
と、ディスク基板の出し入れ時に蓋を開いても容器内の
ディスク基板が容器外の雰囲気に晒されず、蓋が閉じて
いるときには容器の隙間から外気が侵入するを防止しな
がらN2 ガスの消費量を少なくできてコスト低下を図る
ことができる。
【0026】また、本発明のディスク保管容器によれ
ば、ディスク基板を収納可能な容器本体と、容器本体の
一端に設けられたディスク基板を出し入れするための開
口部を開閉する蓋と、容器本体の他端に接続されたN2
ガス供給ラインとを備えているので、上記効果が得られ
るとともに、N2 ガスが容器本体の他端から蓋のある一
端に向けて流れるので容器本体内の全体をN2 ガス雰囲
気に確実に保持でき、ディスク基板を確実に外気に晒さ
ずに保管できるという効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスクの製造装置における一実施
形態の概略構成を示し、(a)は平面図、(b)は縦断
面図である。
【図2】同実施形態の概略構成を示す斜視図である。
【図3】同実施形態におけるディスク保管容器を示し、
(a)は斜視図、(b)は側面図である。
【図4】同実施形態におけるディスク保管容器の蓋を閉
じた状態の側面図である。
【図5】従来例の光ディスクの製造装置の概略構成を示
し、(a)は平面図、(b)は縦断面図である。
【符号の説明】
1 成形機 2 クリーンチューブ 3 成膜機 4 ストッカー 5 N2 ガス供給ライン 7 ディスク保管容器 8 容器本体 9 開口部 10 蓋 11 N2 ガス供給ライン D ディスク基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形したディスク基板をN2 ガス雰囲気
    中で搬送又は保管又はその両方を行い、その後ディスク
    基板に薄膜を形成することを特徴とする光ディスクの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 ディスク基板の保管に際し、蓋とN2
    ス供給ラインとを備えたディスク保管容器にディスク基
    板を収納し、蓋を開いてディスク基板を出し入れすると
    きにN2 ガスを供給し、蓋を閉じて保管するときには蓋
    を開いているときよりも少量のN2 ガスを供給すること
    を特徴とする請求項1記載の光ディスクの製造方法。
  3. 【請求項3】 ディスク基板を成形する成形機と、ディ
    スク基板をN2 ガス雰囲気中で搬送するクリーンチュー
    ブと、ディスク基板をN2 ガス雰囲気を保持して一時的
    に保管するストッカーと、ディスク基板に薄膜を形成す
    る成膜機とを備えたことを特徴とする光ディスクの製造
    装置。
  4. 【請求項4】 ディスク基板を収納可能な容器本体と、
    容器本体の一端に設けられたディスク基板を出し入れす
    るための開口部を開閉する蓋と、容器本体の他端に接続
    されたN2 ガス供給ラインとを備えたことを特徴とする
    ディスク保管容器。
JP17704497A 1997-07-02 1997-07-02 光ディスクの製造方法 Pending JPH1125520A (ja)

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JP17704497A JPH1125520A (ja) 1997-07-02 1997-07-02 光ディスクの製造方法

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Family

ID=16024165

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JP17704497A Pending JPH1125520A (ja) 1997-07-02 1997-07-02 光ディスクの製造方法

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JP (1) JPH1125520A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014013864A (ja) * 2012-07-05 2014-01-23 Asahi Kasei E-Materials Corp レジスト基板の保管方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014013864A (ja) * 2012-07-05 2014-01-23 Asahi Kasei E-Materials Corp レジスト基板の保管方法

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