JP2002326062A - 洗浄装置、洗浄システム、洗浄方法 - Google Patents

洗浄装置、洗浄システム、洗浄方法

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JP2002326062A
JP2002326062A JP2001136389A JP2001136389A JP2002326062A JP 2002326062 A JP2002326062 A JP 2002326062A JP 2001136389 A JP2001136389 A JP 2001136389A JP 2001136389 A JP2001136389 A JP 2001136389A JP 2002326062 A JP2002326062 A JP 2002326062A
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cleaning
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gate valve
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Wataru Okase
亘 大加瀬
Takenobu Matsuo
剛伸 松尾
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄効果の均一性を向上しかつ洗浄処理のた
め必要な面積を節約し、またそのような場合においての
装置への被処理基板の搬送(搬入・搬出)の円滑化も達
成できる洗浄装置、洗浄システム、および洗浄方法を提
供すること。 【解決手段】 第1の側壁と第2の側壁との間に洗浄す
べき被処理基板をこれらの側壁にほぼ平行に縦姿勢で搬
入する。搬入された被処理基板に対して下方から洗浄液
を噴出し同時に上方からこの洗浄液を排出する。縦姿勢
の被処理基板のため洗浄処理に要する面積を節約し、第
1の側壁と第2の側壁との間に隔離空間を形成して被処
理基板をはさむように保持することで被処理基板の面の
各部位に対してほぼ等速の液流を形成して被処理基板面
の各部位での洗浄効果を均一化する。ゲートバルブは、
縦姿勢の被処理基板を第1、第2の側壁と平行に洗浄容
器の内部に受け入れ、ゲートバルブの開閉を非常に小さ
な機械的な動きによってなす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被処理基板の洗浄
を行う洗浄装置、洗浄システム、および洗浄方法に係
り、特に、大型の被処理基板の洗浄に好適な洗浄装置、
洗浄システム、および洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスや平面型表示装置の製造
においては、半導体ウエハやガラス基板などの被処理基
板に対して、成膜、酸化、拡散、エッチングなどの各種
の処理が繰り返しなされる。これらの処理と前工程の処
理との間では、前工程の残留物による悪影響を取り除く
ため必要に応じて被処理基板の洗浄がなされる。
【0003】このような洗浄を行う洗浄装置で用いられ
る一般的な方法の一つとして、被処理基板を水平方向に
保持してまたはさらにスピンさせて、洗浄液を基板の上
方または下方からノズルのような液噴出手段により適用
しその液流で異物を除去するものがある。この方法で
は、被処理基板を水平置きするため、洗浄処理のため大
きな面積を要する。洗浄液適用とともにブラッシング部
材によるブラッシングを併用する場合も同様である。
【0004】また、ノズルから洗浄液が噴出されたあと
の洗浄液移動の制御が難しく、回転時の洗浄液の広がり
によってその速度が基板上で一様化せず、各部位での洗
浄効果を均一化するのが難しい性質もある。さらに、基
板が横置きであるため洗浄後のノズルからの液だれで基
板上に液残りが発生してしまうおそれもある。
【0005】また、別の方法として、洗浄液を満たした
洗浄槽に被処理基板を浸漬し、被処理基板面に対して洗
浄液が相対移動するように洗浄液中で液の流れを作った
り、浸漬された被処理基板を揺動させるものもある。こ
の場合は、被処理基板を縦置きすることも可能であり、
これにより洗浄処理のため比較的小さな面積で済みかつ
洗浄後の基板上の液残りが発生しにくいという利点があ
るものの、やはり、洗浄液の相対移動速度が被処理基板
の各部位で一様化せず、洗浄効果の均一性という点では
困難性がある。
【0006】また、被処理基板の洗浄においては、半導
体ウエハやガラス基板などの基板が大型化する傾向にあ
り、洗浄のため基板を搬送する際にいかに能率的(時間
的にあるいは占有面積的に)にこれを達するかも重要な
要素である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した事
情を考慮してなされたもので、被処理基板の洗浄を行う
洗浄装置、洗浄システム、および洗浄方法において、洗
浄効果の均一性を向上しかつ洗浄処理のため必要な面積
を節約し、またそのような場合においての装置への被処
理基板の搬送(搬入・搬出)の円滑化も達成できる洗浄
装置、洗浄システム、および洗浄方法を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係る洗浄装置は、第1の側壁と前記第1の
側壁に対向する第2の側壁とを有する洗浄容器と、前記
第1の側壁と前記第2の側壁との対向下部側であって前
記第1の側壁と前記第2の側壁との間に設けられ、洗浄
液を上方向に噴出する洗浄液噴出部と、前記第1の側壁
と前記第2の側壁との対向上部側であって前記第1の側
壁と前記第2の側壁との間に設けられ、前記洗浄液噴出
部から噴出された洗浄液を排出する洗浄液排出部と、前
記第1の側壁と前記第2の側壁との対向側方であって前
記第1の側壁と前記第2の側壁との間に設けられ、前記
第1の側壁および前記第2の側壁にほぼ平行に被処理基
板を縦姿勢で前記洗浄容器に搬入・搬出するためのゲー
トバルブと、前記第1の側壁と第2の側壁の一方または
両方の、他方の側壁側の面に設けられ、前記搬入された
被処理基板の両面ともに前記第1および第2の側壁から
隔離して前記被処理基板を保持可能な被処理基板保持部
材とを具備することを特徴とする(請求項1)。
【0009】第1の側壁と第2の側壁との間に洗浄すべ
き被処理基板をこれらの側壁にほぼ平行に縦姿勢で搬入
する。搬入された被処理基板に対して下方から洗浄液を
噴出し同時に上方からこの洗浄液を排出する。したがっ
て、縦姿勢の被処理基板のため洗浄処理に要する面積を
節約することができ、さらに、第1の側壁と第2の側壁
との間に隔離空間を形成して被処理基板をはさむように
保持することで被処理基板の面の各部位に対してほぼ等
速の液流を形成することができる。これにより、被処理
基板面の各部位での洗浄効果を均一化することができ
る。
【0010】また、ゲートバルブが縦姿勢の被処理基板
を第1、第2の側壁と平行に洗浄容器の内部に受け入れ
るため、ゲートバルブとして必要な開口面積がほぼ最小
限で済む。したがって、ゲートバルブの開閉を非常に小
さな機械的な動きによってなすことができる。これに伴
い被処理基板の搬入・搬出も円滑に行うことができる。
【0011】また、本発明に係る洗浄システムは、洗浄
前および後の被処理基板を縦姿勢で移動させることが可
能なアーム型ロボットと、前記アーム型ロボットをほぼ
中心として前記ゲートバルブが前記中心に対向するよう
に放射状に複数配置された請求項1記載の洗浄装置とを
具備することを特徴とする(請求項7)。
【0012】また、本発明に係る洗浄システムは、洗浄
前および後の被処理基板を縦姿勢で移動させることが可
能でかつほぼ水平面内をほぼ直線状に移動するアーム型
ロボットと、前記ゲートバルブが前記直線に対向するよ
うに複数配置された請求項1記載の洗浄装置とを具備す
ることを特徴とする(請求項8)。
【0013】これらの洗浄システムによれば、洗浄装置
のゲートバルブがアーム型ロボットと対向して位置する
ので、複数配置された洗浄装置を対象にして被処理基板
を移動させるアーム型ロボットが円滑に被処理基板を搬
入・搬出することができる。
【0014】また、本発明に係る洗浄方法は、洗浄装置
であって、第1の側壁と前記第1の側壁に対向する第2
の側壁とを有する洗浄容器と、前記第1の側壁と前記第
2の側壁との対向下部側であって前記第1の側壁と前記
第2の側壁との間に設けられ、洗浄液を上方向に噴出す
る洗浄液噴出部と、前記第1の側壁と前記第2の側壁と
の対向上部側であって前記第1の側壁と前記第2の側壁
との間に設けられ、前記洗浄液噴出部から噴出された洗
浄液を排出する洗浄液排出部と、前記第1の側壁と前記
第2の側壁との対向側方であって前記第1の側壁と前記
第2の側壁との間に設けられ、前記第1の側壁および前
記第2の側壁にほぼ平行に被処理基板を縦姿勢で前記洗
浄容器に搬入・搬出するためのゲートバルブと、前記第
1の側壁と第2の側壁の一方または両方の、他方の側壁
側の面に設けられ、前記搬入された被処理基板の両面と
もに前記第1および第2の側壁から隔離して前記被処理
基板を保持可能な被処理基板保持部材とを具備する前記
洗浄装置を用いる洗浄方法であって、前記ゲートバルブ
を開状態にするステップと、前記開状態にされたゲート
バルブを通して洗浄すべき被処理基板を縦姿勢で前記洗
浄容器内に搬入するステップと、前記搬入された被処理
基板を前記被処理基板保持部材により保持するステップ
と、前記ゲートバルブを閉状態にするステップと、前記
保持された被処理基板に対して前記洗浄液噴出部から洗
浄液を噴出しつつ前記洗浄液排出部により前記噴出され
た洗浄液を排出するステップとを具備することを特徴と
する(請求項10)。
【0015】この方法によれば、すでに洗浄装置におけ
る説明と同様な作用・効果を有する。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態とし
て、請求項1記載の洗浄装置において、前記被処理基板
保持部材は、前記被処理基板を保持する状態に至る場合
に位置変化する部品を含む。これにより、基板の搬入時
には、基板と重ならないように保持部材を逃がしてお
き、搬入された後に保持部材を位置変化させて基板を保
持することができる。したがって、基板の搬入をより円
滑にし、かつ、基板の保持をより確実にすることができ
る。
【0017】また、本発明の好ましい実施の形態とし
て、請求項1記載の洗浄装置において、前記被処理基板
保持部材は、上下方向に流れる流体に対して流線性を有
する形状である。これにより、下方向から上方向に流す
洗浄液の液流の乱れを小さくし(渦流の防止、剥離の減
少)、洗浄効果の均一性への影響を最小限に抑えること
ができる。
【0018】また、本発明の好ましい実施の形態とし
て、請求項1記載の洗浄装置において、前記第1または
第2の側壁は、前記洗浄容器としての内部を開放するよ
うに位置変化可能である。すなわち、第1または第2の
側壁が取り外し可能、または係合部材により開放可能、
またはスライド移動可能などとなることにより、洗浄容
器としての内部が開放され得るので、内部のメンテナン
ス処置を簡便に行うことができる。
【0019】また、本発明の好ましい実施の形態とし
て、請求項1記載の洗浄装置は、前記ゲートバルブと対
向し、前記第1の側壁と前記第2の側壁との対向側方で
あって前記第1の側壁と前記第2の側壁との間に架設さ
れた第3の側壁をさらに具備し、前記第3の側壁は、前
記洗浄容器としての内部を開放するように位置変化可能
である。すなわち、第3の側壁が取り外し可能、または
係合部材により開放可能、またはスライド移動可能など
となることにより、洗浄容器としての内部が開放され得
るので、内部のメンテナンス処置を簡便に行うことがで
きる。
【0020】また、本発明の好ましい実施の形態とし
て、請求項1記載の洗浄装置は、前記ゲートバルブと対
向し、前記第1の側壁と前記第2の側壁との対向側方で
あって前記第1の側壁と前記第2の側壁との間に設けら
れ、前記第1の側壁および前記第2の側壁にほぼ平行に
被処理基板を縦姿勢で前記洗浄容器に搬入・搬出するた
めの第2のゲートバルブをさらに具備する。これによ
り、2つのゲートバルブを被処理基板の搬入用と搬出用
とに分けて使うことができ、洗浄後被処理基板の搬出の
ため搬入とは異なる搬送手段を用いることも容易にな
る。このため搬送手段を介した汚染を防止することがで
きる。
【0021】また、本発明の好ましい実施の形態とし
て、請求項2ないし6に記載の洗浄装置は、請求項8ま
たは9の洗浄システムにおける洗浄装置として用いるこ
とができる。この場合、両者が有する作用・効果を享受
することができる。
【0022】また、本発明の好ましい実施の形態とし
て、洗浄前の被処理基板を縦姿勢で移動させることが可
能でかつほぼ水平面内をほぼ直線状に移動する第1のア
ーム型ロボットと、前記ゲートバルブが前記直線に対向
するように複数配置された請求項6記載の洗浄装置と、
前記複数配置された洗浄装置の前記第2のゲートバルブ
の側に対向する直線に沿って移動し、洗浄後の被処理基
板を縦姿勢で移動させることが可能な第2のアーム型ロ
ボットとを具備する。これにより、アーム型ロボットの
ような基板搬送手段を介した汚染を防止することができ
る。
【0023】以下では本発明の実施形態を図面を参照し
ながら説明する。
【0024】図1は、本発明に係る洗浄装置の実施形態
としての構成を示す模式的な正面図(図1(a))、お
よびその正面図中のB−Ba面の矢視図(図1(b))
である。同図に示すように、この実施形態は構成とし
て、洗浄容器部1、洗浄液導入部2、洗浄液導入配管
3、洗浄液排出部4、洗浄液排出配管5、被処理基板保
持部材6a、6b、7a、7b、ゲートバルブ9、洗浄
液導入路11、洗浄液排出路12を有する。
【0025】洗浄容器部1は、被処理基板10を縦置き
で収容可能であり、縦置きされた被処理基板10を取り
囲むように扁平なほぼ直方体である。扁平は、例えば数
cm程度にすることができる。材質は、洗浄すべき被処
理基板に残留する各種の処理液の性質に考慮して耐腐蝕
性のあるものが好ましい。例えば、耐酸性のある樹脂を
用いることができる。
【0026】洗浄液導入部2は、洗浄液導入路11を内
部に含むように配置されかつ洗浄容器部1を下方から支
持して洗浄容器部1を洗浄液導入配管3に固定するもの
である。
【0027】洗浄液導入配管3は、洗浄液を洗浄容器部
1に供給する配管である。その機能として、例えば混合
洗浄液の場合、図1(a)中の配管3の左右両側から洗
浄液が供給されてその両者が衝突し、衝突した洗浄液を
洗浄液導入路11内に導くはたらきを有する。
【0028】洗浄液排出部4は、洗浄液排出路12を内
部に含むように配置されかつ洗浄容器部1を上方から支
持して洗浄容器部1を洗浄液排出配管5に固定するもの
である。
【0029】洗浄液排出配管5は、洗浄容器部1に導入
された洗浄液を排出する配管である。その機能として、
被処理基板10の洗浄時に、洗浄容器部1から流出する
洗浄液を洗浄液排出路12を介して排出するはたらきを
有する。
【0030】被処理基板保持部材6a、6b、7a、7
bは、洗浄すべき被処理基板10を縦姿勢で保持するた
めの部材である。このため、洗浄容器部1の側壁であっ
て面積の大きい方の対向する2つの側壁のうちいずれか
または両方に対して固定されており、これにより被処理
基板10の両面を洗浄容器部1の内壁から離隔して保持
する。その詳細は後述する。
【0031】ゲートバルブ9は、洗浄容器部1の側壁で
あって面積の小さい方の側壁に設けられ、被処理基板1
0を縦姿勢で搬入・搬出可能なように構成される。ゲー
トバルブ9を開状態とすることで被処理基板10を搬入
・搬出するための搬送路が形成され、閉状態とすること
で洗浄容器部1内を洗浄空間として密閉状態にする。開
閉するための構成については後述する。
【0032】洗浄液導入路11は、洗浄液導入配管3か
らの洗浄液を所定の液流形状にして洗浄容器部1に供給
するためのものである。このため、例えば、被処理基板
10の直径が約200mmである場合に対応する形態と
して、洗浄液導入路11が提供する液流路の形状は、図
1(a)の下側(洗浄液導入配管3側)において幅15
0mm、奥行き10mm程度であり、上側(洗浄容器部
1側)において幅220mm、奥行き5mm程度であ
る。また、その高さ方向は、例えば70mm程度であ
る。これにより、洗浄容器部1に噴出される洗浄液の流
速を長手方向に均一に形成することができる。
【0033】洗浄液排出路12は、洗浄液導入路11か
ら洗浄液が洗浄容器部1内に導入されることにより溢流
した分を洗浄液排出配管5に導くものである。洗浄液排
出路12の液流路の形状は、例えば、洗浄液導入路11
のそれと上下対称のものにすることができる。なお、洗
浄液排出配管5および洗浄液排出路12による洗浄液の
排出は、溢流した分の単なる排出のみに留まらず、ポン
プなどを排出配管5に設けて吸排出するようにしてもよ
い。
【0034】これらの構成により、被処理基板10の洗
浄時において、洗浄液が洗浄液導入配管3より洗浄液導
入路11を介して下方から洗浄容器部1内に噴出し、被
処理基板10の両表面に下から上への洗浄液の流れを形
成し、溢流した洗浄液が洗浄液排出路12を介して洗浄
液排出配管5に排出される。これにより、被処理基板1
0の両面には、下から上への例えば50cm/s程度の
均一性の高い液流が形成され得る。これは洗浄液の流れ
として他の洗浄装置と比較して高速であり、しかも、被
処理基板10の両面の各部位に対してほぼ等速で高速の
液流を形成することで、被処理基板10面の各部位での
洗浄効果を均一化することができる。
【0035】また、縦姿勢の被処理基板10を洗浄する
ため洗浄処理に要する装置面積(水平方向の)を節約す
ることが可能になる。また、単に被処理基板10を縦姿
勢としただけでなく洗浄容器部1への被処理基板10の
搬入・搬出を面積の小さい方の側壁から挿入するように
したので、その搬入・搬出のための開口が最低限の大き
さで済む。
【0036】例えば比較として、被処理基板10の搬入
・搬出を面積の大きい方の側壁から行う場合を考える
と、その大きな側壁をほぼすべて移動させる必要が生じ
る。これは、側壁移動のため装置外側に大きな空間の確
保が必要、シール部材の長さが長くなりシール性の信頼
性確保が比較的困難、側壁移動および被処理基板10の
面に大気が対向するような移動に伴い装置外側の塵埃を
まき込みやすいなどの不利がある。
【0037】なお洗浄終了後について説明するに、例え
ば、洗浄液導入配管3からの洗浄液供給を停止し、洗浄
容器部1の下部に設けられた図示しないドレインまたは
洗浄液導入路11から、洗浄容器部1内部に残る洗浄液
を排出する。さらには、洗浄容器部1の上方から下方へ
不活性ガスを流し洗浄容器部1内部および被処理基板1
0表面の残留洗浄液をパージしてもよい。このようなガ
スの導入・排出のためには図示しないガス導入部、ガス
排出部を洗浄容器部1に設けるか、または洗浄液排出路
12および洗浄液導入路11をこれらのため兼用するよ
うにしてもよい。
【0038】図2は、図1に示した実施形態としての構
成におけるA−Aa断面の矢視図(図2(a))、およ
び(a)中のD−Da断面の矢視図(図2(b))であ
る。図2において、すでに説明した構成要素には、同一
番号を付しその説明を原則的に省略する。
【0039】図2(a)に示すように、被処理基板10
は、被処理基板保持部材6b、7b(6a、7a)によ
り保持され、洗浄容器部1の側壁であって面積の大きい
方の間にその側壁とほぼ平行に位置する。下側の保持部
材6b(6a)は、処理容器部1の側壁であって面積の
大きい方のひとつの内面に固定されており、被処理基板
10の周縁部をはさみ受けるように保持するための溝が
上方向に向けて刻設されている。
【0040】また、上側の保持部材7b(7a)は、処
理容器部1の側壁であって面積の大きい方のひとつの内
面に設けられるが、その側壁内面の中で図示のように例
えばほぼ上下方向に可動する。これにより、被処理基板
10の洗浄容器部1への搬入・搬出時は上方向に移動さ
せて被処理基板10の搬送路を確保する。また、洗浄の
ため被処理基板10を保持するときには、下方向に移動
させる。上側の保持部材7b(7a)にも、被処理基板
10をはさみ受けるように保持するための溝があり下方
向に向けて刻設されている。
【0041】なお、上側の保持部材7b(7a)の移動
は、処理容器部1の側壁にアクチュエータを備えること
によれば自動的な動きとして実現できる。また、各保持
部材6b、7b(6a、7a)に刻設された溝は、溝の
入り口側の幅を広くし、溝の奥側をこれより狭くするよ
うにすれば、被処理基板10を保持する状態に至る場合
に案内の役目を果たし円滑に保持状態に移行し得る。
【0042】また、各保持部材6b、7b(6a、7
a)は、図2(a)に示すような一方の側壁からの片持
ち梁形式とする以外に、両側の側壁にはさまれて支持さ
れるような形式としてもよい。
【0043】また、各保持部材6b、7b(6a、7
a)は、洗浄液が流れる上下方向(特に下から上)に対
して抵抗を小さくし、かつ被処理基板10への液接触の
妨げにならないような形状にすることが好ましい。これ
により、洗浄効果の均一性に対する影響を抑制すること
ができるからである。
【0044】このためには、例えば、図2(b)に示す
ように、各保持部材の断面を流線性を有する形状とす
る。流線性を備えることにより、部材6b、7b(6
a、7a)の下流側での液流の乱れはほとんど発生せ
ず、洗浄液は被処理基板10面上を均一性高く移動す
る。なお、流線性を有する断面形状については、流体力
学が教えるところによって設計することができる。
【0045】図3は、図1に示した実施形態としての構
成におけるC−Ca断面の矢視図である。すなわち、こ
の断面は、ゲートバルブ9の開状態、閉状態を説明する
ための図である。図3(a)は、ゲートバルブ9が閉状
態であるときを示し、図3(b)は、ゲートバルブ9が
開状態であるときを示している。
【0046】図3(a)に示すように、ゲートバルブ9
は、洗浄容器部1に固定された角柱状の外側部材9aと
これに嵌合する円柱状の内側部材9bとこれらの間に設
けられたシール部材9c、9dとからなる。角柱状の外
側部材9aは、さらにその長手方向に平行な貫通溝が設
けられ、また、円柱状の内側部材9bにもその長手方向
に平行な貫通溝が設けられている。内側部材9bは、外
側部材9aとの嵌合面に沿って回転褶動する。シール部
材9c、9dは、外側部材9aにおける内側部材9bと
の褶動面であって外側部材9aの貫通溝外側を取り囲む
ように設けられている。
【0047】図3(a)に示すように、外側部材9aの
貫通溝の貫通方向と内側部材9bの貫通溝の貫通方向と
をほぼ直角に設定すると、洗浄容器部1に対してものの
出入りする搬送路が遮断されかつ洗浄容器部1内部を密
閉することができる。また、図3(b)に示すように、
外側部材9aの貫通溝の貫通方向と内部部材9bの貫通
溝の貫通方向とをほぼ一致させると、洗浄容器部1に対
してものの出入りをするための搬送路が形成される。こ
の搬送路を用いて被処理基板10が縦姿勢で洗浄容器部
1に搬入・搬出される。内側部材9bの回転は、アクチ
ュエータを備えることで自動的な動きとしてなすように
してもよい。
【0048】なお、ゲートバルブ9は、図1、図3に示
すように、洗浄容器部1の外側に固定するようにするほ
かに、洗浄容器部1の面積の小さい方の側壁に貫入され
て固定されていてもよい。また、洗浄容器部1の内側に
固定されていてもよい。
【0049】図4は、上記に説明した角柱状の外側部材
9aと円柱状の内側部材9bとを分離してそれぞれの形
状を示す斜視図である。このように、被処理基板の搬入
・搬出のための開口部は、考え得る最小のものとして実
現できる。
【0050】次に、以上述べてきた洗浄装置に被処理基
板10を搬入・搬出するための搬送手段について図5を
参照して説明する。図5は、被処理基板10の搬送手段
としてのアームロボットの構成を示す図である。
【0051】図5に示すように、縦姿勢の被処理基板1
0は、その搬送時に、腕部51cの先端に設けられた扁
平な挟持部材51a、51bに周縁部のほぼ対向する位
置を挟み込まれて移動する。このようなアームロボット
によれば、図3、図4において説明した開口部を形成す
るゲートバルブ9の溝形状を通り抜けることができる。
また、被処理基板10を洗浄容器部1内の保持部材6
a、6bに受け渡した後は挟持状態を解除しゲートバル
ブ9の溝(開口部)を通って退避することができる。
【0052】なお、図5に示したような狭持型のアーム
ロボットのほかに、真空吸着によって被処理基板10を
保持するアームロボットを用いることもできる。真空吸
着による場合もその吸着部は、被処理基板10と平行に
かつ扁平な形状となるようにする。
【0053】次に、図1に示した実施形態の構成の動作
を図6をも参照して説明する。図6は、図1に示した実
施形態としての洗浄装置の構成における動作フローを示
す流れ図である。
【0054】洗浄動作を行う場合にまずゲートバルブ9
を開状態にする(ステップ61)。次に、被処理基板1
0をアームロボットでゲートバルブ9を介して洗浄容器
部(洗浄室)1内に搬入する(ステップ62)。搬入さ
れた被処理基板10は、被処理体保持部材6a、6bに
受け渡され、保持部材6a、6b、7a、7bにより保
持される(ステップ63)。被処理基板10を保持部材
6a、6bに受け渡したあとアームロボットは、洗浄容
器部1内から退避される(ステップ64)。アームロボ
ットの退避のあと、ゲートバルブ9を閉状態とする(ス
テップ65)。これにより被処理基板10を洗浄する準
備が完了する。
【0055】次に、洗浄液を洗浄容器部1内に供給・噴
出して同時にこれを洗浄容器部1から排出する(ステッ
プ66)。これにより、被処理基板10の両面の洗浄が
なされる。この洗浄が終了したら、次に、すでに述べた
ように、洗浄容器部1内に乾燥用ガスを流してもよい
(ステップ67)。
【0056】次に、ゲートバルブ9を開状態とし保持部
材7a、7bを解除する(ステップ68)。そして、ゲ
ートバルブ9を介してアームロボットで洗浄容器部1か
ら洗浄を終えた被処理基板10を搬出する(ステップ6
9)。被処理基板10が搬出されたらゲートバルブ9を
閉状態とする(ステップ70)。以上により一連の洗浄
のための動作がすべて完了する。
【0057】以上説明のように、この実施形態では、ゲ
ートバルブ9が縦姿勢の被処理基板10を面積の大きい
側壁と平行に洗浄容器部1の内部に受け入れるため、ゲ
ートバルブ9として必要な開口面積がほぼ最小限で済
む。したがって、ゲートバルブ9の開閉を非常に小さな
機械的な動きによってなすことができる。これに伴い被
処理基板10の搬入・搬出も円滑に行うことができる。
【0058】次に、図1に示した実施形態とは異なる実
施の形態について図7を参照して説明する。図7は、図
1に示したものとは異なる、本発明に係る洗浄装置の実
施形態としての構成を示す模式的な正面図である。図7
において、すでに説明した構成要素には同一番号を付し
その説明を省略する。
【0059】この実施の形態では、洗浄容器部1の内部
をメンテナンスするため開放することができる。このた
め、図7に示すように、ゲートバルブ9に対向する側壁
1aが係合部材71に係合されつつ位置移動可能になっ
ている。このような側壁1aの移動により、洗浄容器部
1内部に対して外部から直接作業を行うことができる。
【0060】なお、側壁1aの移動は、このような係合
部材による移動方法に限られない。例えば、側壁1aの
取り外しやスライドさせて内部を開放させるようにして
もよい。また、側壁1aを通常の状態に固定する場合の
密閉性を確保するには、シール部材を適宜使用すること
ができる。
【0061】次に、図1、図7に示した実施形態とは異
なる実施の形態について図8を参照して説明する。図8
は、図1、図7に示したものとは異なる、本発明に係る
洗浄装置の実施形態としての構成を示す模式的な正面図
である。図8において、すでに説明した構成要素には同
一番号を付しその説明を省略する。
【0062】この実施の形態も、洗浄容器部1の内部を
メンテナンスするため開放することができる。このた
め、図8に示すように、面積の大きい方の側壁1bが係
合部材81に係合されつつ位置移動可能になっている。
このような側壁1bの移動により、洗浄容器部1内部に
対して外部から直接作業を行うことができる。
【0063】なお、側壁1bの移動や密閉性の確保につ
いては、図7における説明と同様に行うことができる。
【0064】次に、図1、図7、図8に示した実施形態
とは異なる実施の形態について図9を参照して説明す
る。図9は、図1、図7、図8に示したものとは異な
る、本発明に係る洗浄装置の実施形態としての構成を示
す模式的な正面図である。図9において、すでに説明し
た構成要素には同一番号を付しその説明を省略する。
【0065】この実施の形態では、洗浄容器部1の、ゲ
ートバルブ9の設けられた側壁と対向する側壁にもうひ
とつのゲートバルブ91が設けられる。このような構成
により、被処理基板10の搬入と搬出とを別々のゲート
バルブによりなすことができる。したがって、これに伴
い、被処理基板10の搬入と搬出とを別々のアームロボ
ットにより行うことが容易になる。
【0066】すなわち、それぞれのアームロボットは、
ゲートバルブ9に対向する側、およびゲートバルブ91
に対向する側に場所を隔離して配置され得る。このよう
なアームロボットの配置および運用によれば、被処理基
板10の洗浄前後で使用されるアームロボットを別々の
ものとすることができるので、アームロボットを介した
被処理基板の汚染を回避することができる。なお、この
実施の形態では、図8に示したような側壁1bの移動方
法を用いることで洗浄容器部1内部のメンテナンスを行
うことができる。
【0067】次に、本発明に係る洗浄システムについて
その実施の形態を図10を参照して説明する。図10
は、本発明に係る洗浄システムの一実施形態の構成を示
す模式的な平面図であり、すでに説明した構成要素と同
一の構成要素には同一番号を付してある。
【0068】同図に示すように、この洗浄システムは、
洗浄装置101a〜101j、洗浄前ウエハ収容部10
2、洗浄後ウエハ収容部103、アームロボット104
を有する。洗浄装置101a〜101jは、図1、図
7、図8、図9のいずれかの示したような洗浄装置であ
り、アームロボット104に対向する側にはゲートバル
ブが位置する。
【0069】この洗浄システムは、複数の洗浄装置10
1a〜101jが放射状に配置され、またその放射状の
ほぼ中心にアームロボット104が配置されることによ
り、洗浄前ウエハ収容部102に収容された洗浄すべき
被処理基板10を、順次、現に使用されていない洗浄装
置にアームロボット104により搬送し導く。また、複
数の洗浄装置101a〜101bにより洗浄がなされた
被処理基板10をアームロボット104により洗浄後ウ
エハ収容部103に搬送し収容する。
【0070】この実施の形態では、図示のように、洗浄
前ウエハ収容部102、洗浄後ウエハ収容部103で
は、被処理基板10を横姿勢で収容し、各洗浄装置10
1a〜101jでは、被処理基板10を縦姿勢で搬入・
搬出する。このため、アームロボット104は、被処理
基板を単に搬送するのみならず、被処理基板10を挟持
して水平軸を中心にほぼ90度回転させる機能をも有す
る。なお、このような90度回転機能は、洗浄前ウエハ
収容部102、洗浄後ウエハ収容部103がともに縦姿
勢で被処理基板10を収容する場合には必須的にはなら
ない。
【0071】この洗浄システムによれば、洗浄装置10
1a〜101bのゲートバルブそれぞれが、アームロボ
ット104自体の移動なしにアームロボット104に対
向して位置するので、複数配置された洗浄装置101a
〜101bを対象にして被処理基板10を円滑に搬入・
搬出することができる。また、それぞれの洗浄装置10
1a〜101jの間の空間または放射方向外側の側壁に
面する空間を、装置のメンテナンスを行う場合に利用す
ることができる。
【0072】次に、本発明に係る洗浄システムについて
別の実施の形態を図11を参照して説明する。図11
は、図10に示したものとは異なる、本発明に係る洗浄
システムの実施形態の構成を示す模式的な平面図であ
り、すでに説明した構成要素と同一の構成要素には同一
番号を付してある。
【0073】この実施の形態では、洗浄装置101a〜
101jの配置を放射状ではなく、2列の列状とし、そ
れぞれの列におけるアームロボット104に対向する側
にゲートバルブをそれぞれ位置させる。また、アームロ
ボット104を図上で左右に移動させるためのガイドレ
ール112を備える。
【0074】この実施の形態においても、被処理基板1
0の移動については、アームロボット104自体が図上
左右方向に移動することを除き図10に示した実施形態
と同様である。また、この実施形態においても、洗浄装
置101a〜101bのゲートバルブそれぞれが、ガイ
ドレール112で移動するアームロボット104に対向
して位置し得るので、複数配置された洗浄装置101a
〜101bを対象にして被処理基板10を円滑に搬入・
搬出することができる。さらに、それぞれの洗浄装置1
01a〜101jの間の空間またはアームロボット11
2に対向する側とは反対の側壁に面する空間を、装置の
メンテナンスを行う場合に利用することができる。
【0075】次に、本発明に係る洗浄システムについて
さらに別の実施の形態を図12を参照して説明する。図
12は、図10、図11に示したものとは異なる、本発
明に係る洗浄システムの実施形態の構成を示す模式的な
平面図であり、すでに説明した構成要素には同一番号を
付してある。
【0076】この実施の形態では、洗浄装置121a〜
121eは、それぞれ、図9に示したような、ゲートバ
ルブを対向する側壁に2つ有する装置である。また、洗
浄前の被処理基板10を搬送するアームロボット104
aは、ガイドレール112aにより図上左右方向に移動
可能であり、洗浄後の被処理基板10を搬送するアーム
ロボット104bは、ガイドレール112bにより同様
に図上左右方向に移動可能である。
【0077】図12に示されるように、アームロボット
104aは、洗浄装置121a〜121eに被処理基板
10の搬入のみを行い、アームロボット104bは、洗
浄装置121a〜121eからの被処理基板10の搬出
のみを行う。
【0078】この実施形態によれば、図10または図1
1に示した実施形態と同様の効果が発揮されるととも
に、アームロボットを被処理基板10の洗浄前と洗浄後
とで使い分けるので、アームロボットを介した被処理基
板10の汚染をより小さくすることが可能になる。ま
た、それぞれの洗浄装置121a〜121eの間の空間
を、装置のメンテナンスを行う場合に利用することがで
きる。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
第1の側壁と第2の側壁との間に洗浄すべき被処理基板
をこれらの側壁にほぼ平行に縦姿勢で搬入し、搬入され
た被処理基板に対して下方から洗浄液を噴出し同時に上
方からこの洗浄液を排出する。したがって、縦姿勢の被
処理基板のため洗浄処理に要する面積を節約することが
でき、さらに、第1の側壁と第2の側壁との間に隔離空
間を形成して被処理基板をはさむように保持することで
被処理基板の面の各部位に対してほぼ等速の液流を形成
することができる。これにより、被処理基板面の各部位
での洗浄効果を均一化することができる。また、ゲート
バルブが縦姿勢の被処理基板を第1、第2の側壁と平行
に洗浄容器の内部に受け入れるため、ゲートバルブとし
て必要な開口面積がほぼ最小限で済み、ゲートバルブの
開閉を非常に小さな機械的な動きによってなすことがで
きる。これに伴い被処理基板の搬入・搬出も円滑に行う
ことができる。また、洗浄装置のゲートバルブがアーム
型ロボットと対向して位置し得るので、複数配置された
洗浄装置を対象にして被処理基板を移動させるアーム型
ロボットが円滑に被処理基板を搬入・搬出することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る洗浄装置の実施形態としての構成
を示す模式的な正面図(図1(a))、およびその正面
図中のB−Ba面の矢視図(図1(b))。
【図2】図1に示した実施形態としての構成におけるA
−Aa断面の矢視図(図2(a))、および(a)中の
D−Da断面の矢視図(図2(b))。
【図3】図1に示した実施形態としての構成におけるC
−Ca断面の矢視図。
【図4】図3において説明した角柱状の外側部材9aと
円柱状の内側部材9bとを分離してそれぞれの形状を示
す斜視図。
【図5】被処理基板10の搬送手段としてのアームロボ
ットの構成を示す図。
【図6】図1に示した実施形態としての構成における動
作フローを示す流れ図。
【図7】図1に示したものとは異なる、本発明に係る洗
浄装置の実施形態としての構成を示す模式的な正面図。
【図8】図1、図7に示したものとは異なる、本発明に
係る洗浄装置の実施形態としての構成を示す模式的な正
面図。
【図9】図1、図7、図8に示したものとは異なる、本
発明に係る洗浄装置の実施形態としての構成を示す模式
的な正面図。
【図10】本発明に係る洗浄システムの一実施形態の構
成を示す模式的な平面図。
【図11】図10に示したものとは異なる、本発明に係
る洗浄システムの実施形態の構成を示す模式的な平面
図。
【図12】図10、図11に示したものとは異なる、本
発明に係る洗浄システムの実施形態の構成を示す模式的
な平面図。
【符号の説明】
1…洗浄容器部 1a、1b…側壁 2…洗浄液導入部
3…洗浄液導入配管4…洗浄液排出部 5…洗浄液排
出配管 6a、6b、7a、7b…被処理基板保持部材
9、91…ゲートバルブ 9a…外側部材 9b…内
側部材 9c、9d…シール部材 10…被処理基板
11…洗浄液導入路 12…洗浄液排出路 51a、5
1b…挟持部材 51c…腕部 71、81…係合部材
101a、101b、101c、101d、101
e、101f、101g、101h、101i、101
j…洗浄装置 102…洗浄前ウエハ収容部 103…
洗浄後ウエハ収容部 104、104a、104b…ア
ームロボット 112、112a、112b…ガイドレ
ール 121a、121b、121c、121d、12
1e…洗浄装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の側壁と前記第1の側壁に対向する
    第2の側壁とを有する洗浄容器と、 前記第1の側壁と前記第2の側壁との対向下部側であっ
    て前記第1の側壁と前記第2の側壁との間に設けられ、
    洗浄液を上方向に噴出する洗浄液噴出部と、 前記第1の側壁と前記第2の側壁との対向上部側であっ
    て前記第1の側壁と前記第2の側壁との間に設けられ、
    前記洗浄液噴出部から噴出された洗浄液を排出する洗浄
    液排出部と、 前記第1の側壁と前記第2の側壁との対向側方であって
    前記第1の側壁と前記第2の側壁との間に設けられ、前
    記第1の側壁および前記第2の側壁にほぼ平行に被処理
    基板を縦姿勢で前記洗浄容器に搬入・搬出するためのゲ
    ートバルブと、 前記第1の側壁と第2の側壁の一方または両方の、他方
    の側壁側の面に設けられ、前記搬入された被処理基板の
    両面ともに前記第1および第2の側壁から隔離して前記
    被処理基板を保持可能な被処理基板保持部材とを具備す
    ることを特徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記被処理基板保持部材は、前記被処理
    基板を保持する状態に至る場合に位置変化する部品を含
    むことを特徴とする請求項1記載の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記被処理基板保持部材は、上下方向に
    流れる流体に対して流線性を有する形状であることを特
    徴とする請求項1記載の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記第1または第2の側壁は、前記洗浄
    容器としての内部を開放するように位置変化可能である
    ことを特徴とする請求項1記載の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記ゲートバルブと対向し、前記第1の
    側壁と前記第2の側壁との対向側方であって前記第1の
    側壁と前記第2の側壁との間に架設された第3の側壁を
    さらに具備し、前記第3の側壁は、前記洗浄容器として
    の内部を開放するように位置変化可能であることを特徴
    とする請求項1記載の洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記ゲートバルブと対向し、前記第1の
    側壁と前記第2の側壁との対向側方であって前記第1の
    側壁と前記第2の側壁との間に設けられ、前記第1の側
    壁および前記第2の側壁にほぼ平行に被処理基板を縦姿
    勢で前記洗浄容器に搬入・搬出するための第2のゲート
    バルブをさらに具備することを特徴とする請求項1記載
    の洗浄装置。
  7. 【請求項7】 洗浄前および後の被処理基板を縦姿勢で
    移動させることが可能なアーム型ロボットと、 前記アーム型ロボットをほぼ中心として前記ゲートバル
    ブが前記中心に対向するように放射状に複数配置された
    請求項1ないし6のいずれか1項記載の洗浄装置とを具
    備することを特徴とする洗浄システム。
  8. 【請求項8】 洗浄前および後の被処理基板を縦姿勢で
    移動させることが可能でかつほぼ水平面内をほぼ直線状
    に移動するアーム型ロボットと、 前記ゲートバルブが前記直線に対向するように複数配置
    された請求項1ないし6のいずれか1項記載の洗浄装置
    とを具備することを特徴とする洗浄システム。
  9. 【請求項9】 洗浄前の被処理基板を縦姿勢で移動させ
    ることが可能でかつほぼ水平面内をほぼ直線状に移動す
    る第1のアーム型ロボットと、 前記ゲートバルブが前記直線に対向するように複数配置
    された請求項6記載の洗浄装置と、 前記複数配置された洗浄装置の前記第2のゲートバルブ
    の側に対向する直線に沿って移動し、洗浄後の被処理基
    板を縦姿勢で移動させることが可能な第2のアーム型ロ
    ボットとを具備することを特徴とする洗浄システム。
  10. 【請求項10】 洗浄装置であって、第1の側壁と前記
    第1の側壁に対向する第2の側壁とを有する洗浄容器
    と、前記第1の側壁と前記第2の側壁との対向下部側で
    あって前記第1の側壁と前記第2の側壁との間に設けら
    れ、洗浄液を上方向に噴出する洗浄液噴出部と、前記第
    1の側壁と前記第2の側壁との対向上部側であって前記
    第1の側壁と前記第2の側壁との間に設けられ、前記洗
    浄液噴出部から噴出された洗浄液を排出する洗浄液排出
    部と、前記第1の側壁と前記第2の側壁との対向側方で
    あって前記第1の側壁と前記第2の側壁との間に設けら
    れ、前記第1の側壁および前記第2の側壁にほぼ平行に
    被処理基板を縦姿勢で前記洗浄容器に搬入・搬出するた
    めのゲートバルブと、前記第1の側壁と第2の側壁の一
    方または両方の、他方の側壁側の面に設けられ、前記搬
    入された被処理基板の両面ともに前記第1および第2の
    側壁から隔離して前記被処理基板を保持可能な被処理基
    板保持部材とを具備する前記洗浄装置を用いる洗浄方法
    であって、 前記ゲートバルブを開状態にするステップと、 前記開状態にされたゲートバルブを通して洗浄すべき被
    処理基板を縦姿勢で前記洗浄容器内に搬入するステップ
    と、 前記搬入された被処理基板を前記被処理基板保持部材に
    より保持するステップと、 前記ゲートバルブを閉状態にするステップと、 前記保持された被処理基板に対して前記洗浄液噴出部か
    ら洗浄液を噴出しつつ前記洗浄液排出部により前記噴出
    された洗浄液を排出するステップとを具備することを特
    徴とする洗浄方法。
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