JPH11255037A - ウェザーストリップの水抜きクリップ - Google Patents

ウェザーストリップの水抜きクリップ

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JPH11255037A
JPH11255037A JP10062535A JP6253598A JPH11255037A JP H11255037 A JPH11255037 A JP H11255037A JP 10062535 A JP10062535 A JP 10062535A JP 6253598 A JP6253598 A JP 6253598A JP H11255037 A JPH11255037 A JP H11255037A
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drain
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JP10062535A
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Hiromichi Matsumoto
広導 松本
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体パネル21に対してフランジ部20のど
のような折曲角度でも、車体パネル21と水抜きクリッ
プ1の間から水が流入しないようにする。 【解決手段】 水抜きクリップ1は、フランジ部の車外
側側面とウェザーストリップとの間に位置し裏面がフラ
ンジ部の車外側側面に当接する基板2と、車外側車体パ
ネルとウェザーストリップとの間に位置し裏面が車外側
車体パネルに当接する起立板4と、基板2の裏面と起立
板4の裏面に連続し基板2の前端2aから起立板4の後
端4aに亙って形成された水抜き溝5と、を有し、かつ
基板2と起立板4とが薄肉のヒンジ部9によって折曲可
能に連続している。そのため、水抜きクリップ1は確実
にフランジ部と車体パネルに当接し、水抜きクリップ1
下面と車体パネルの間から水が流入することを防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体パネルから折
曲したフランジ部と、このフランジ部に取り付けられる
ウェザーストリップとの間に介装され、ウェザーストリ
ップ内に侵入した水を車外に排出する水抜きクリップに
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のドア開口部やトランクルームの
開口部等の車体開口部には、ゴム製のウェザーストリッ
プが取り付けられ、車内側と車外側との間の気密性を保
持している。
【0003】上記ウェザーストリップは一対の脚部から
なる断面U字形のウェルト部を有し、この各脚部の内側
面には、互いに対向するように設けられた舌片状の上下
各一対のフランジ保持リップが突設されている。これら
各リップが車体開口部の車体パネルから折曲されたフラ
ンジ部を挟持することでウェザーストリップは車体開口
部に固定される。
【0004】このようにウェザーストリップが車体開口
部に固定されると、フランジ部とウェルト部内側面及フ
ランジ保持リップとによって密閉された空間が形成され
る。
【0005】この空間に、結露等による水が溜まったま
まの状態になると、フランジ部に錆が生じたり、ウェザ
ーストリップを形成するゴムが劣化する原因となるた
め、上記空間に溜まった水を車外に排出する必要があ
る。
【0006】そこで、ウェザーストリップとフランジ部
の間に介装され、上記空間に溜まった水を車外に排出す
るために用いられる水抜きクリップが一般に知られてい
る。
【0007】この水抜きクリップ29は合成樹脂にて一
体に形成されたものであり、図7に示すように、起立板
30と、この起立板30より直角に折曲された基板31
と、この基板31の前端両側縁から突出した一対の保持
片32と、上記起立板30と上記基板31の内側面に形
成された水抜き溝33と、を有している(例えば、特開
平8−142775号公報を参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記水抜きク
リップ29は予め90°に折れ曲がった断面L字形に形
成されているため、フランジ部34の車体パネル35か
らの折曲角度が直角でない場合、図8に示すように、車
体パネル35と水抜きクリップ29下面との間に略楔形
の隙間が生じてしまう。
【0009】そのため、この隙間で受け止められた水
が、図7、図8に矢印で示すように、上記水抜き溝33
に沿って、ウェルト部36の内側に画成された空間37
に流入しやすくなり使用することができなかった。
【0010】尚、フランジ部34の車体パネル35から
の折曲角度が直角でない場合はこのような水抜きクリッ
プ29を使用せずに、図9に示すように、ウェザースト
リップ40の車外側脚部41のフランジ保持リップ42
の一部をカットして水抜きスリット43を形成し、この
水抜きスリット43によって、ウェルト部36の内側に
溜まった水を排出する方法が採られているが、このよう
に水抜きスリット43を形成する作業は加工が難しく、
かつ加工のための余工程を必要とするためコストが高く
なるという問題が生じる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る水抜きクリ
ップによれば、車体パネルから折曲したフランジ部に嵌
合するウェザーストリップに予め取り付けられる合成樹
脂製の水抜きクリップであって、上記フランジ部の車外
側側面と上記ウェザーストリップとの間に位置して裏面
が該フランジ部の車外側側面に当接する基板と、車外側
車体パネルと上記ウェザーストリップとの間に位置して
裏面が該車外側車体パネルに沿って配設される起立板
と、上記基板前端の両側部からウェザーストリップの長
手方向に延び、かつ上記基板の裏面より車外側へ張り出
した棒状の一対の保持片と、上記基板の裏面と上記起立
板の裏面に連続して該基板の前端から該起立板の後端に
亙って形成された水抜き溝と、を有してなる水抜きクリ
ップにおいて、上記基板と上記起立板とが薄肉のヒンジ
部を介して折曲可能に連続していることを特徴としてい
る。これによって、ウェザーストリップの車外側脚部の
端縁によって車外側車体パネルに付勢されると、水抜き
クリップの起立板は車体パネルに対するフランジ部の折
曲角度の関わらず、上記起立板は車外側車体パネルに当
接することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。図1は、水抜きクリップ1の表面斜
視図、図2は水抜きクリップ1の裏面斜視図を示す。
【0013】この水抜きクリップ1は合成樹脂により一
体に成形され、図1及び図2に示すように、矩形板状を
なす基板2と、この基板2の前端2a両側部からそれぞ
れ突設した棒状の保持片3と、上記基板2と連続した矩
形板状の起立板4と、からなっている。
【0014】水抜きクリップ1の裏面には、上記保持片
3を両側部に有する基板2の前端2aからこの基板2と
連続した上記起立板4の後端4aに亙って、水抜き溝5
が形成されている。
【0015】この水抜き溝5は、基板2及び起立板4の
他の部分に対して相対的に薄肉に形成され、上記基板2
の前端2aに向かって略三角形状に漸次幅広となって開
放されていると共に、起立板4の後端4aに向かって該
起立板4中央に一定幅に形成され開放されている。
【0016】一定幅になった水抜き溝5の両側には、こ
の水抜き溝5部分と同様に薄肉にされた薄肉部6が形成
されている。この薄肉部6は、起立板4の側面及び後端
4aに開放されている。
【0017】基板2の前端2aの水抜き溝5中央部に
は、略角柱形状の回転防止突起7が形成されている。こ
の回転防止突起7の先端は基板2の前端2aより突出し
ている。
【0018】そして、この回転防止突起7の両側の水抜
き溝5底部には、略三角柱状の係合突起8がそれぞれ形
成されている。
【0019】基板2及び起立板4の表面は、図1に示す
ように、同一平面に沿うように平坦に形成されていると
共に、この基板2と起立板4とは溝により薄肉にされた
ヒンジ部9を介して折曲可能に連続している。
【0020】この水抜きクリップ1は、図3に示すよう
に、ヒンジ部9が凹設された表面を谷側にして折り曲げ
た状態としてウェザーストリップ15に取り付けられ、
ウェザーストリップ15はこの水抜きクリップ1が取り
付けられた状態で車体フランジ部20に取り付けられる
(後述の図6を参照)。
【0021】すなわち、水抜きクリップ1は、図4に示
すように、ウェザーストリップ15のウエルト部16内
に前端2aから挿入され、基板2の表面及び裏面が車外
側下部フランジ保持リップ17及び車内側下部フランジ
保持リップ18に弾接する。また、回動防止突起7及び
係合突起8の上端面が車内側下部フランジ保持リップ1
8に弾接すると共に、上記回動防止突起7の先端が車外
側上部フランジ保持リップ19に弾接する。
【0022】そして、両保持片3は基板2近傍では、そ
の下端縁が車外側下部フランジ保持リップ17に係合
し、先端に向かうにしたがってこの車外側下部フランジ
保持リップ17から外れて該車外側下部フランジ保持リ
ップ17上方に位置する。
【0023】このように取り付けられた水抜きクリップ
1は、基板2の各部位が各フランジ保持リップ17,1
8,19に弾接し、特に係合突起8が車内側下部フラン
ジ保持リップ18に弾接すると共に、回動防止突起7が
車外側上部フランジ保持リップ19に係合するため、水
抜きクリップ1が、図4の矢印方向に回動したり、図4
の紙面に垂直方向に移動することなく取り付けられる。
また、両保持片3が車外側下部フランジ保持リップ17
に係合すると共に、該両保持片3の先端近傍において車
外側下部フランジ保持リップ17の上方に位置するた
め、水抜きクリップ1がウェザーストリップ15から脱
落することもない。
【0024】このような構成の水抜きクリップ1は、図
5及び図6示すように、ワゴン車に多く見られるガラス
ハッチ式のバックウィンドウのフランジ部20のよう
に、車体パネル21と直交していないフランジ部20に
嵌合するウェザーストリップ15に好適である。
【0025】フランジ部20とウェザーストリップ15
の間に介装された水抜きクリップ1は、ウェルト部16
の車外側脚部22の内側とフランジ部20車外側側面の
間で基板2が挟持されると共に、車外側脚部22から延
びた水切りリップ23によって起立板4が車外側車体パ
ネル21bに押し付けられる。そして、上記基板2と上
記起立板4とは上記ヒンジ部9を介して折曲自在に連続
してしているので、上記起立板4は上記車外側車体パネ
ル21bに当接する。
【0026】また、車外側上部フランジ保持リップ19
と車外側下部フランジ保持リップ17との間に画成され
た空間24が、上記水抜きクリップ1の水抜き溝5によ
って車外に連通する。
【0027】つまり、上記水抜きクリップ1の起立板4
と車体パネル21との間に隙間が生じることがなく、両
者の接触部を通して上記空間24内に水が流入すること
を防止することができる。
【0028】さらに、車体パネル21に対してフランジ
部20がどのような角度であっても、上記水抜きクリッ
プ1を使用することができるので、ウェザーストリップ
15のウエルト部16内部のリップに切欠き加工をする
必要がなくなり、この切欠き加工の作業工程の省略が可
能になると共に、コストの低減が可能となる。
【0029】また、車体パネル21に対するフランジ部
20の角度は車体形状の僅かなバラツキによって、所期
の角度と異なってしまう場合があるが、上述したように
水抜きクリップ1は、この水抜きクリップ1が当接する
車外側車体パネル21bに追従して折曲されるので、車
体形状のバラツキによって、車外側車体パネル21bと
水抜きクリップ1との間に隙間が生じることもなくな
る。
【0030】尚、上記水抜きクリップ1はフランジ部2
0が車体パネル21から直角に折曲している場合にも勿
論適用可能であり、また、トランクルーム、バックド
ア、サイドウィンドウ等のウェザーストリップにも使用
できる。
【0031】
【発明の効果】本発明の水抜きクリップは、基板と起立
板を薄肉のヒンジ部で折曲可能に連続しているので、車
体パネルに対してフランジ部がどのような角度であって
も、ウェザーストリップの車外側部分によって上記起立
板が車外側車体パネルに当接するように挟持され、車外
からの水の侵入を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウェザーストリップの水抜きクリ
ップの表面斜視図。
【図2】本発明に係るウェザーストリップの水抜きクリ
ップの裏面斜視図。
【図3】図1の水抜きクリップをヒンジ部において折曲
した状態の斜視図。
【図4】図1の水抜きクリップをウェザーストリップに
取り付けた状態の断面図。
【図5】本発明の水抜きクリップが使用される車両のバ
ックドアの斜視図。
【図6】図5のA−A線に沿った断面図。
【図7】従来のウェザーストリップの水抜きクリップの
斜視図。
【図8】車体パネルに対して直角に折曲されていないフ
ランジ部に装着されたウェザーストリップに従来の水抜
きクリップを適用したときの断面図。
【図9】水抜き通路を切欠形成したウェザーストリップ
の斜視図。
【符号の説明】
1…水抜きリップ 2…基板 4…起立板 9…ヒンジ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体パネルから折曲したフランジ部に嵌
    合するウェザーストリップに予め取り付けられる合成樹
    脂製の水抜きクリップであって、上記フランジ部の車外
    側側面と上記ウェザーストリップとの間に位置して裏面
    が該フランジ部の車外側側面に当接する基板と、車外側
    車体パネルと上記ウェザーストリップとの間に位置して
    裏面が該車外側車体パネルに沿って配設される起立板
    と、上記基板前端の両側部からウェザーストリップの長
    手方向に延び、かつ上記基板の裏面より車外側へ張り出
    した棒状の一対の保持片と、上記基板の裏面と上記起立
    板の裏面に連続して該基板の前端から該起立板の後端に
    亙って形成された水抜き溝と、を有してなる水抜きクリ
    ップにおいて、上記基板と上記起立板とが薄肉のヒンジ
    部を介して折曲可能に連続していることを特徴とするウ
    ェザーストリップの水抜きクリップ。
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