JPH09123845A - ウェザーストリップの水抜きクリップ - Google Patents

ウェザーストリップの水抜きクリップ

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Publication number
JPH09123845A
JPH09123845A JP7285426A JP28542695A JPH09123845A JP H09123845 A JPH09123845 A JP H09123845A JP 7285426 A JP7285426 A JP 7285426A JP 28542695 A JP28542695 A JP 28542695A JP H09123845 A JPH09123845 A JP H09123845A
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JP
Japan
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flange
weather strip
clip
lip
water
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Application number
JP7285426A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Kitakata
真 北片
Masahiro Usuha
昌弘 薄葉
Hiroyuki Otsuka
浩行 大塚
Hiromichi Matsumoto
広導 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェザーストリップ内に溜まった水を円滑に
車外側に排水する。 【解決手段】 起立壁16と、この起立壁16より直角
に折曲する基部18との外側面20に、上端22から先
端24に至る水抜き溝26を形成する。起立壁16の上
端22側部に、内方に張り出した棒状の保持片14,1
4を設ける。保持片14,14の先端に、ウェザースト
リップの上部リップとフランジの車外側側面との間に介
在される突起片34,34を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のトランク
ルーム,ドア回りあるいは窓回りに取り付けられて、ト
ランクリッド,ドアあるいはウインドガラスと車体の間
を水密に密着させるゴム製のウェザーストリップに予め
取り付けられ、ウェザーストリップ内に浸入した水を車
外側に排水する水抜きクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、例えば自動車のトラ
ンクルームの開口周縁部には、ゴム製のウェザーストリ
ップaが取り付けられる。このウェザーストリップa
は、図9に示すように、断面逆U字状のフランジ嵌合溝
b1が形成されたウェルトbと、ウェルトbの上端面に
形成された中空状のシールリップdとから構成される。
フランジ嵌合溝b1の両側面には、それぞれ互いに対向
する一対の下部リップc1,c2および一対の上部リップ
c3,c4が突設され、各リップc1〜c4が車体のパネル
面eより折曲したフランジfを挟持することにより、ウ
ェザーストリップaがフランジfに取り付けられる。そ
して、トランクリッド(図示せず)を閉めたとき、トラ
ンクリッドがシールリップdに弾接して車体側とトラン
クリッドとの間が水密に保持されるようになっている。
【0003】しかしながら、上記ウェザーストリップa
にあっては、何らかの理由でフランジ嵌合溝b1内に雨
水等が浸入したり、結露により水が生じると、フランジ
嵌合溝b1内に水が溜まったままとなり、フランジfに
錆が生じたり、ウェザーストリップaを形成するゴムが
劣化したり、あるいは矢印で示す方向に水が浸入し、つ
いには車室内Rにまで達して車室内Rを濡らす恐れがあ
る。
【0004】このような問題に対処すべく、特公昭61
−33733号公報には図8に示すような水抜きクリッ
プ1が開示されている。この水抜きクリップ1は起立壁
2と基部3とからなる断面L字状に折曲され、その外側
面(山側の面)には起立壁2の上端から基部3の先端に
至る水抜き溝4が形成される。図9に示すように、起立
壁2はフランジfの車外E側の側面と下部リップc2と
の間に挿入され、その上端は車外E側の上部リップc4
と下部リップc2の間に形成された車外E側の下部空間
k1に臨んでいる。一方、基部3の先端は車外Eに露出
している。これにより水抜き溝4が下部空間k1と車外
E空間との間を連通し、フランジ嵌合溝b1内の水を排
水するための排水路が形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この水
抜きクリップ1では、下部空間k1に溜まった水を排水
することはできるものの、上部リップc3,c4の上方に
形成された上部空間jに溜まった水を排水することがで
きない。すなわち従来の水抜きクリップ1では、フラン
ジ嵌合溝b1内の水を確実に排水することはできず、上
述したようなフランジfの発錆、ウェザーストリップa
の劣化、車室内R側への水の進入等の問題が依然として
残っている。
【0006】また、この種のクリップをウェザーストリ
ップaに取り付ける場合、作業効率等の観点から、予め
ウェザーストリップaのウェルトbに水抜きクリップ1
を取り付けておき、次いでウェザーストリップaをフラ
ンジfに取り付ける手順がとられるが、上述した水抜き
クリップ1では、ウェザーストリップaの搬送流通過程
で位置ずれを起こしたり、ウェザーストリップaから外
れてしまう恐れがある。また水抜きクリップ1の脱落や
位置ずれに注意しながらウェザーストリップaをフラン
ジfに取り付けねばならず、その取付作業性が劣下す
る。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みなされたもの
で、位置ずれや脱落等の不都合を生じることなくウェザ
ーストリップの所定箇所に確実に取り付けることができ
るとともに、ウェザーストリップのフランジ嵌合溝内に
溜まった水を円滑に車外側に排水するための排水路を確
実に形成するウェザーストリップの水抜きクリップを提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るウェザーストリップの水抜きクリップ
は、車体のパネル面から折曲したフランジに嵌合され、
このフランジの車外側側面にフランジ嵌合溝内の上部リ
ップおよび下部リップが当接するウェザーストリップ
に、予め取り付けられる水抜きクリップであって、フラ
ンジの車外側側面と下部リップとの間に介在され、上部
リップと下部リップとの間に形成される下部空間内に上
端が臨む起立壁と、この起立壁の下端からほぼ直角に折
曲して車外側へ向かって延び、先端が車外空間に露出す
る基部とを有し、この基部および起立壁の外側面に、起
立壁上端から基部先端に至る水抜き溝を形成する一方、
起立壁の側部から下部空間を通ってウェザーストリップ
の長手方向へそれぞれ延びるとともに、起立壁の壁面よ
り車外側へ張り出した棒状の保持片を設け、この保持片
の先端に、フランジ嵌合溝の頂部へ向かって延び、上部
リップとフランジの車外側側面との間に介在する突起片
を形成したことを特徴としている。
【0009】水抜きクリップが車体とウェザーストリッ
プの間に介装されると、水抜き溝が下部空間と車外空間
とを連通して排水路が形成される。また保持片の先端に
形成された突起片が上部リップとフランジの車外側側面
との間に介在することにより、上部空間を下部空間や水
抜き溝に連通する排水路が形成される。
【0010】水抜きクリップが予めウェザーストリップ
に取り付けられた状態では、起立壁の各部位が下部リッ
プに弾接し、特に保持片の突起片が上部リップに押接す
るため、水抜きクリップが取付位置からずれたり回動す
ることが防がれる。また保持片の下縁が下部リップに係
合するとともに、その先端近傍が下部リップの上方に位
置するため、水抜きクリップが不用意にウェザーストリ
ップから脱落することもない。
【0011】本発明に係る水抜きクリップは、車体の開
口周縁部のうち、地上からの高さの最も低い部位に取り
付けるのが効果的であり、この場合、フランジ嵌合溝内
の水は、水抜きクリップが取り付けられた部位に流下
し、各排水路を伝って車外側に排水される。地上からの
高さの低い部位が長い場合には、後述する実施例の如
く、一定間隔をおいて複数個の水抜きクリップを介装す
れば良い。
【0012】本発明の水抜きクリップは、ウェザースト
リップと総称されるものに適用され、例えば従来例に記
載したようにトランクルームの開口周縁部に設けられる
ようなトランクリッド用ウェザーストリップに限らず、
ウインドガラスに弾接するウインドウェザーストリッ
プ、またバックドアに弾接するウェザーストリップ等に
も好適に用いられる。このようなウェザーストリップ
は、フランジの車外側側面に当接する上部リップおよび
下部リップと、車室内側に設けられた1つあるいは複数
のリップでフランジを挟持することにより、フランジに
嵌合される。
【0013】なお、保持片がフランジの外側面より張り
出して、上部リップに当接した突起片とフランジの外側
面との間に隙間が生じるように構成すれば、上部空間と
下部空間とを連通する排水路がより確実に確保されて好
ましい。
【0014】また、好ましくは、基部の外面に基部先端
および基部の側面に開放する薄肉部を形成する。この薄
肉部が下部リップの下方に形成される底部空間と車外側
を連通することにより、底部空間に溜まった水を車外側
に排水する排水路が形成される。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0016】図7に示すように、車体のトランクルーム
の開口周縁部には、車体とトランクリッド(図示せず)
との間を水密に密着させるゴム製のウェザーストリップ
aが取り付けられており、後述する実施例の水抜きクリ
ップ10は、車体とウェザーストリップaとの間に介在
し、ウェザーストリップa内に溜まった水を車外側に排
水する排水路を形成するものである。
【0017】図1は、本発明の一実施例に係る水抜きク
リップ10の斜視図である。本実施例の水抜きクリップ
10は、合成樹脂により一体的に成形されており、起立
壁16と、この起立壁16の下端から略直角に突出した
基部18とによりL字状に折曲形成されている。
【0018】起立壁16および基部18の外側面20
(L字状に折曲した水抜きクリップ10の山側の面)に
は、起立壁16の上端22から基部18の先端24に至
る水抜き溝26が形成される。この水抜き溝26は、起
立壁16および基部18の他の部位に対して相対的に薄
肉に形成され、起立壁16において略逆三角形状に漸次
幅広となって上端22に開放しているとともに、基部1
8では幅方向中央に一定幅に形成されて先端24に開放
している。
【0019】基部18の水抜き溝26を挟んだ両側に
は、水抜き溝26部分と同様、薄肉に形成された薄肉部
28,28が形成され、これら薄肉部28,28は、そ
れぞれ基部18の先端24および基部18側面において
開放している。
【0020】起立壁16の上端22近傍には回動防止突
起30が形成される。回動防止突起30は、起立壁16
の幅方向中央であって水抜き溝26の中央に形成され、
回動防止突起30の先端部は上端22より爪状に突出し
ている。回動防止突起30の両側には所定間隔離間して
係合突起32,32が形成される。これら係合突起3
2,32は、外側面20より起立壁16の幅方向に突出
し、起立壁16の他の部位に比し、起立壁16の幅方向
に若干厚肉となっている。
【0021】起立壁16の両側部には、それぞれ側方に
突出する細棒状の保持片14,14が形成される。保持
片14,14は、上端22の両側部よりそれぞれ側方に
向けて延び、先端に向かって起立壁16の壁面より内面
側(L字状に折曲した水抜きクリップ10の谷側)に折
曲して突設される。両保持片14,14は、起立壁16
の上端22の上縁に沿って直線上に翼状に延びており、
先端に向かうにしたがって漸次幅狭となっている。
【0022】両保持片14,14の先端には、各保持片
14,14からほぼ直角に折曲して基部18から離れる
方向に延びる突起片34,34が形成される。これら突
起片34,34が、後述するようにウェザーストリップ
aの上部リップc4とフランジfの間に介入する。
【0023】このように構成される水抜きクリップ10
は、図7に示すように、車体とウェザーストリップaと
の間に、地上からの高さが最も低い位置において、所定
距離離間して2箇所で介装される。
【0024】図2の(a)は、水抜きクリップ10が介
在するウェザーストリップ近傍を車外側から見た図であ
り、(b)は、図2(a)のB−B線に沿う断面図であ
る。
【0025】ウェザーストリップaは、上述した従来の
ものと同様、フランジ嵌合溝b1内に下部リップc1,c
2および上部リップc3,c4が突設されたウェルトb
と、このウェルトb上方に一体的に形成された中空状の
シールリップdとから構成される。各リップc1〜c4は
車体のパネル面eより折曲して形成されたフランジfを
挟持し、これによりウェザーストリップaがフランジf
に嵌合される。
【0026】水抜きクリップ10が位置していない部位
では、ウェザーストリップaの各リップc1〜c4がフラ
ンジfの両側面に弾接する。これによりフランジ嵌合溝
b1内には、上部リップc3,c4の上方に上部空間jが
形成され、また上部リップc3,c4と下部リップc1,
c2との間には下部空間kが車室内R側および車外E側
にそれぞれ形成される。上部空間jは、上部リップc
3,c4と、フランジ嵌合溝b1の内壁面と、フランジf
とにより区画形成され、また車外E側の下部空間k1
は、下部リップc2と、上部リップc4と、フランジ嵌合
溝b1の内壁面と、フランジfの車外E側側面とにより
区画形成される。また下部リップc2の下方側には底部
空間mが、フランジfおよびパネル面eの側面とウェザ
ーストリップaとの間に区画形成される。
【0027】図3は図2のIII−III線に沿う断面図であ
る。図2(a)および図3を参照して、水抜きクリップ
10の起立壁16は、フランジfの車外E側側面と、車
外E側の下部リップc2との間に介在され、上端22に
おいて下部空間k1に臨んでいる。一方、基部18は、
車体のパネル面e上に載置され、すなわちパネル面eと
ウェザーストリップaの下縁部との間に介在され、先端
に向かって車外E側に延び、先端24において車外E側
(空間)に露出している。これにより、水抜き溝26
が、起立壁16の上端22において下部空間k1に連通
するとともに、基部18の先端24において車外E空間
に連通し、フランジ嵌合溝b1内の水を車外E側に排水
するための排水路の一部が形成される。
【0028】基部18に形成された薄肉部28,28
は、基部18の側面において底部空間mに臨むととも
に、基部18の先端24において車外E側に露出してお
り、底部空間mと車外E側とを連通する排水路が形成さ
れる。
【0029】図4は図2のIV−IV線に沿う断面図であ
る。図2(a),図4に示すように、両保持片14,1
4は、起立壁16の側部から下部空間k1を通ってウェ
ザーストリップaの長手方向へそれぞれ延びており、先
端に向かうにしたがって起立壁16の壁面より車外E側
に張り出している。保持片14,14先端に形成された
突起片34,34は、フランジ嵌合溝b1の頂部に向か
って上方に延びて上部リップc4とフランジfの車外E
側側面との間に配置され、上部リップc4を車外E側に
押圧している。これにより突起片34,34とフランジ
fの車外E側の側面との間には、上部空間jと下部空間
k1とを連通する隙間Dすなわち排水路が形成される
(図4に示す状態)。
【0030】このような構成により、例えば何らかの原
因で雨水がフランジ嵌合溝b1内に浸入した場合、この
水は地上からの高さが最も低い水抜きクリップ10の取
付部分に流下し、上記各排水路を伝って円滑かつ確実に
車外E側に排出される。例えば上部空間jに溜まった水
は、図2の破線の矢印に示すように、突起片34,34
とフランジfの車外E側側面との間(図4の隙間D)よ
り下部空間k1に流れ込み、水抜き溝26を伝って車外
E側に排水される。また、底部空間m内に浸入した水
は、薄肉部28,28により形成された排水路を伝って
車外E側に排水される。
【0031】このように本実施例では、水抜き溝26に
より下部空間k1と車外E側とを連通する排水路を形成
するとともに、保持片14,14の突起片34,34を
フランジfの車外E側側面と上部リップc4との間に介
在させて上部空間jと下部空間k1とを連通する排水路
を形成したため、フランジ嵌合溝b1内に溜まった水を
円滑かつ確実に排水することができる。
【0032】なお、本実施例では突起片34,34とフ
ランジfの車外E側側面との間に生じた隙間Dにより排
水路が形成されているが、例えば突起片34,34がフ
ランジfに当接している場合であっても、突起片34,
34が上部リップc4とフランジfの車外E側側面との
間に介在していれば、突起片34,34の両側に上部空
間jと下部空間k1とを連通する排水路が形成されるこ
ととなる。
【0033】次に水抜きクリップ10の取付手順につい
て説明する。水抜きクリップ10は、予めウェルトbの
フランジ嵌合溝b1内に起立壁16を挿入して取り付け
られ、その後ウェザーストリップaを車体のフランジf
に取り付けることにより、水抜きクリップ10が車体と
ウェザーストリップaとの間に介装される。
【0034】図5,図6は、水抜きクリップ10が、フ
ランジfに取り付けられる前のウェザーストリップaに
予め取り付けられた状態を示し、図5は、水抜きクリッ
プ10中央付近における断面図、また図6は水抜きクリ
ップ10の突起34近傍における断面図である。
【0035】起立壁16をウェザーストリップaのフラ
ンジ嵌合溝b1内に挿入すると、起立壁16の両側面
が、対向する下部リップc1,c2にそれぞれ弾接する。
また回動防止突起30の外側面および係合突起32(図
5には示されていない)の先端が下部リップc1に弾接
するとともに、回動防止突起30の先端が上部リップc
4に弾接する。
【0036】一方、図2(a)を参照すれば容易に推察
されるように、両保持片14,14は、起立壁16近傍
では、その下縁部において下部リップc2に係合し、先
端に向かうにしたがって下部リップc2から外れて下部
リップc2の上方に位置する。そして各保持片14,1
4の先端に形成された突起片34,34は、上部リップ
c4に弾接する。
【0037】このように取り付けられた水抜きクリップ
10は、起立壁16の各部位が下部リップc1,c2に弾
接し、特に係合突起32が下部リップc2に弾接すると
ともに、回動防止突起30が上部リップc4に係合する
ため、水抜きクリップ10が、図5の矢印n方向に回動
したり、図5の紙面に垂直な方向に移動することが確実
に防がれる。また、両保持片14,14が、下縁におい
て下部リップc2に係合するとともに、先端近傍におい
て下部リップc2の上方に位置するため、水抜きクリッ
プ10がウェザーストリップaから脱落すること(図6
の矢印P方向に抜け落ちること)が確実に防止される。
【0038】このように本実施例では、予めウェザース
トリップaに取り付けられた水抜きクリップ10が脱落
や位置ずれ等の不都合を生じることはなく、ひいてはウ
ェザーストリップaをフランジfに取り付ける際の取付
作業性が著しく向上する。
【0039】なお、本発明のウェザーストリップの水抜
きクリップは、上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない限り種々変更して差し支えな
い。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明の自動車用ウェザ
ーストリップの水抜きクリップによれば、位置ずれや脱
落等の不都合を生じることなくウェザーストリップの所
定箇所に確実に取り付けることができとともに、ウェザ
ーストリップ内に溜まった水を円滑かつ確実に車外側に
排水することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるウェザーストリップ
の水抜きクリップを示す斜視図である。
【図2】(a)は図1の水抜きクリップが適用されたウ
ェザーストリップ近傍を車外側から見た図であり、
(b)は(a)のB−B線に沿う断面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図1の水抜きクリップが予め取り付けられたウ
ェザーストリップの断面図である。
【図6】図1の水抜きクリップが予め取り付けられたウ
ェザーストリップの突起近傍の断面図である。
【図7】自動車のトランクルームの開口周縁部近傍を示
す斜視図である。
【図8】従来の水抜きクリップを示す斜視図である。
【図9】図8の水抜きクリップを取り付けたウェザース
トリップを自動車のボディーに取り付けた状態を示す断
面図である。
【符号の説明】
10…水抜きクリップ 14,14…保持片 16…起立壁 18…基部 20…外側面 22…上端 24…先端 26…水抜き溝 28,28…薄肉部 34,34…突起片 a…ウェザーストリップ c1,c2…下部リップ c3,c4…上部リップ e…パネル面 f…フランジ j…上部空間 k,k1…下部空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 広導 千葉県千葉市稲毛区長沼町330番地 鬼怒 川ゴム工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のパネル面から折曲したフランジに
    嵌合され、このフランジの車外側側面にフランジ嵌合溝
    内の上部リップおよび下部リップが当接するウェザース
    トリップに、予め取り付けられる水抜きクリップであっ
    て、 前記フランジの車外側側面と前記下部リップとの間に介
    在され、前記上部リップと下部リップとの間に形成され
    る下部空間内に上端が臨む起立壁と、この起立壁の下端
    からほぼ直角に折曲して車外側へ向かって延び、先端が
    車外空間に露出する基部とを有し、この基部および前記
    起立壁の外側面に、前記起立壁上端から前記基部先端に
    至る水抜き溝を形成する一方、前記起立壁の側部から前
    記下部空間を通って前記ウェザーストリップの長手方向
    へそれぞれ延びるとともに、前記起立壁の壁面より車外
    側へ張り出した棒状の保持片を設け、この保持片の先端
    に、前記フランジ嵌合溝の頂部へ向かって延び、前記上
    部リップと前記フランジの車外側側面との間に介在する
    突起片を形成したことを特徴とするウェザーストリップ
    の水抜きクリップ。
  2. 【請求項2】 前記保持片が、前記上部リップに当接し
    た突起片と前記フランジの車外側側面との間に隙間が生
    じるように、前記フランジの車外側側面より張り出して
    いることを特徴とする請求項1に記載のウェザーストリ
    ップの水抜きクリップ。
  3. 【請求項3】 前記基部の外面に、前記基部先端および
    基部の側面に開放する薄肉部が形成されることを特徴と
    する請求項1に記載のウェザーストリップの水抜きクリ
    ップ。
JP7285426A 1995-11-02 1995-11-02 ウェザーストリップの水抜きクリップ Pending JPH09123845A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007083916A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Toyota Auto Body Co Ltd 自動車のフードシール構造
JP2017013720A (ja) * 2015-07-03 2017-01-19 西川ゴム工業株式会社 自動車用ウェザーストリップ
CN113415344A (zh) * 2021-07-01 2021-09-21 重庆长安汽车股份有限公司 一种背门槛流水结构及车辆

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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