JPH11254176A - レーザ加工機用集塵装置 - Google Patents

レーザ加工機用集塵装置

Info

Publication number
JPH11254176A
JPH11254176A JP10059422A JP5942298A JPH11254176A JP H11254176 A JPH11254176 A JP H11254176A JP 10059422 A JP10059422 A JP 10059422A JP 5942298 A JP5942298 A JP 5942298A JP H11254176 A JPH11254176 A JP H11254176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
laser beam
workpiece
surface plate
dust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10059422A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3673639B2 (ja
Inventor
Junji Ueno
順司 上野
Junichi Fukuchi
淳一 福地
Riichi Yoshino
利一 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Tobacco Inc filed Critical Japan Tobacco Inc
Priority to JP05942298A priority Critical patent/JP3673639B2/ja
Publication of JPH11254176A publication Critical patent/JPH11254176A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3673639B2 publication Critical patent/JP3673639B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)
  • Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長尺な帯状の被加工物をレーザビームで加工
するレーザ加工機で生じる被加工物の燃焼カスすなわち
微塵を効率よく集塵する。 【解決手段】 定盤21上でチップペーパー15を走行
させ、レーザビームLで開孔処理を行う。定盤21の下
にダクト22を形成し、吸出管23から吸引してダクト
22内に気流Aを形成する。チップペーパー15の両側
に吸気側フード26と排気側フード27を形成する。ダ
ンパー28により吸入管24からの気流を排気側フード
27内に導く。排気口27aから吸気口26aに向かっ
てチップペーパー15の上方を流れる気流Bを形成す
る。気流A,Bで吸引した燃焼カスを集塵タンクに集塵
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばたばこのフ
ィルタ用巻紙に対してレーザビームにより所定間隔で連
続して開孔を設けるレーザ開孔装置など、長尺な帯状の
被加工物をレーザビームで加工するレーザ加工機に係わ
り、このレーザ加工機で生じる微塵を集塵するレーザ加
工機用集塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ開孔装置として例えば図5
に示すものがある。図において、aはパルスレーザ発振
器であり、このパルスレーザ発振器aで出力されたパル
ス状のレーザビームが反射鏡bで下方に反射されて集光
レンズcへ導かれ、この集光レンズcによりレーザビー
ムが集光される。一方、dはたばこのフィルタ用巻紙等
の長尺な帯状の被加工物(以下、原反という。)であ
り、この原反dは、集光レンズcによるレーザビームの
集光焦点位置を通って、テンションローラeにより定盤
としての受光台fの上を矢印Tの方向に走行される。こ
れにより、原反dには、レーザビームのパルス間隔と走
行速度に応じた所定の間隔で開孔が連続的に形成され
る。
【0003】受光台fは空洞状で原反dと接触する部分
にスリットgが形成されており、排気口hから排気され
る。これにより、スリットgの部分で原反dを吸引して
原反dを一定位置で安定走行させるとともに、原反dの
燃焼カスがスリットgを通過するようにしている。ま
た、集光レンズcを保持する保持筒iの下端にノズルj
が形成されるとともに、この保持筒iには加工ガス導入
口kが形成され、この加工ガス導入口kから加工ガスを
導入することにより、ノズルjから乾燥空気を噴出し、
これにより、集光レンズcを原反dの燃焼カスから保護
するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなレーザ開孔
装置においては、原反dに開孔を形成する際に燃焼カス
等の微塵が雲散するが、その一部はスリットgを通って
排気口hから除去される。しかし、特に開孔が貫通する
までの燃焼カスは、反射鏡b、集光レンズc、保持筒
i、ノズルj側に雲散してしまう。これに対して上記従
来の装置ではノズルjから乾燥空気を噴出することで集
光レンズcを保護するようにはなっているが、逆にこの
噴出する空気により燃焼カスがさらに雲散してしまい、
周囲や原反自体を汚したり、集光レンズc以外の光学系
に悪影響を及ぼすことがある。そこで、上記のような燃
焼カスを除去することが要求される。
【0005】また、特開平5−138381号公報に開
示されているように、回転多面体ミラーで走査したレー
ザビームを複数に分割してこの分割したレーザビームを
それぞれ開孔加工に用いることで、高速な開孔加工を可
能にした装置が提案されているが、このように、加工速
度が高速になると、上記のような原反の燃焼カスの発生
量が多くなるので、さらに、この燃焼カスを効率よく除
去することが要求される。
【0006】本発明は、長尺な帯状の被加工物をレーザ
ビームで加工するレーザ加工機で生じる被加工物の燃焼
カスすなわち微塵を効率よく集塵できる集塵装置を提供
することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のレー
ザ加工機用集塵装置は、長尺な帯状の被加工物を定盤上
で該被加工物の長尺方向に走行させるとともに、該定盤
の前記被加工物で覆われる面に形成された開口部に向け
てレーザビームを照射して該レーザビームにより該被加
工物を加工するレーザ加工機に配設され、前記定盤近傍
に生じる微塵を集塵するレーザ加工機用集塵装置であっ
て、前記定盤の前記開口部に連通して該定盤の前記被加
工物と反対側に形成されたダクトと、前記定盤の前記被
加工物側で該被加工物の走行方向と交差する方向で対面
して該被加工物の両側に配設された一対の吸気口とを備
え、前記ダクト内を吸引するとともに、前記吸気口で吸
気することにより前記レーザビームの照射面側に気流を
発生させるようにしたことを特徴とする。
【0008】上記のように構成した請求項1のレーザ加
工機用集塵装置によれば、レーザビームの照射面側の微
塵を、前記吸気口に向かう気流により該吸気口を介して
集塵することができる。
【0009】本発明の請求項2のレーザ加工機用集塵装
置は、請求項1の構成を備え、前記吸気口が前記ダクト
に連通され、該ダクト内を吸引することにより前記吸気
口で吸気するようにしたことを特徴とする。
【0010】上記のように構成した請求項2のレーザ加
工機用集塵装置によれば、請求項1の作用効果に加え、
前記ダクト内を吸引するだけで、前記吸気口に向かう気
流を発生させることができ、構成が簡単になる。
【0011】本発明の請求項3のレーザ加工機用集塵装
置は、長尺な帯状の被加工物を定盤上で該被加工物の長
尺方向に走行させるとともに、該定盤の前記被加工物で
覆われる面に形成された開口部に向けてレーザビームを
照射して該レーザビームにより該被加工物を加工するレ
ーザ加工機に配設され、前記定盤近傍に生じる微塵を集
塵するレーザ加工機用集塵装置であって、前記定盤の前
記開口部に連通して該定盤の前記被加工物と反対側に形
成されたダクトと、前記定盤の前記被加工物側で該被加
工物の走行方向と交差する方向で対面して該被加工物の
両側に配設された一対の吸気口および排気口とを備え、
前記ダクト内を吸引して該ダクト内に気流を発生させる
とともに、前記排気口から前記吸気口に向かう気流を発
生させるようにしたことを特徴とする。
【0012】上記のように構成した請求項3のレーザ加
工機用集塵装置によれば、前記開口部近傍の微塵を、前
記ダクト内の気流により該ダクトを介して集塵すること
ができる。また、レーザビームの照射面側の微塵を、前
記排気口から前記吸気口に向かう気流により該吸気口を
介して集塵することができる。
【0013】本発明の請求項4のレーザ加工機用集塵装
置は、請求項3の構成を備え、前記ダクト内部に生じる
気流の方向を基準にして、該ダクトの下流側に前記吸気
口が連通されるとともに、該ダクトの上流側に前記排気
口が連通され、該ダクト内の気流の一部を前記排気口か
ら前記吸気口に向かう気流とするようにしたことを特徴
とする。
【0014】上記のように構成した請求項4のレーザ加
工機用集塵装置によれば、請求項3の作用効果に加え、
前記ダクト内を吸引して該ダクト内に気流を発生させる
だけで、前記排気口から前記吸気口に向かう気流をも発
生させることができ、構成が簡単になる。
【0015】本発明の請求項5のレーザ加工機用集塵装
置は、請求項4の構成を備え、前記排気口と前記ダクト
とを連通する部分の該ダクト内部に、該ダクト内部の気
流の一部を該排気口側に分離するダンパーを備えている
ことを特徴とする。
【0016】上記のように構成した請求項5のレーザ加
工機用集塵装置によれば、請求項4の作用効果に加え、
前記ダクト内部の気流の一部を前記排気口側に確実に分
離することができる。また、前記排気口から前記吸気口
に向かう気流とダクト内の気流とについて、例えば両者
の強さの関係が所定関係となるようにダンパーの形状や
位置などで設定しておくことができ、さらにその関係を
安定に保持することができる。したがって、例えば被加
工物の安定走行が確実になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。図3は本発明の一実施形態
のレーザ加工機用集塵装置を備えたレーザ開孔機の要部
斜視図であり、長尺な帯状の被加工物としてたばこのフ
ィルタ用巻紙(チップペーパー)を対象とし、このチッ
プペーパーに微細な多数の開孔を形成する。このチップ
ペーパーに形成される微細な開孔は、喫煙時にたばこの
主流煙を外部空気で希釈することにより喫味の緩和化を
図るためのものである。
【0018】なお、たばこの巻製造時には長尺のチップ
ペーパーをフィルタの外周より若干長い長さで切断して
チップペーパー片とし、1つのフィルタチップに対して
2本のたばこ巻(両切り)の切り口を付け合わせ、この
フィルタチップの部分をたばこ巻の一部とともに1枚の
チップペーパー片で巻くことで2本分のたばこが一体に
製造される。このため、一本のチップペーパーには2本
分のたばこに対応して2組の開孔列が形成される。ま
た、この実施形態におけるレーザ開孔機は、たばこ一本
分のフィルタに2列の開孔を形成可能にしたものであ
り、チップペーパーには2列×2組の計4列の開孔を形
成するようになっている。
【0019】レーザ源1から連続的にレーザビームLが
X方向に向けて発生させて集光レンズ2によって集束さ
れる。この集束性のレーザビームLは、ミラー3によっ
てY方向に90度向きを換えてエアースピンドルモータ
5によって回転されるポリゴンミラー(多面体ミラー)
4に入射される。このポリゴンミラー4に入力されるレ
ーザビームLはポリゴンミラー4の回転に伴い偏向され
て集光レンズ6に向けられる。
【0020】集光レンズ6はfθレンズとして設けられ
ており、ポリゴンミラー4で偏向されたレーザビームL
はポリゴンミラー4の回転に伴って偏向角度が変化する
が、集光レンズ6を透過したレーザビームは、その出射
位置が集光レンズ6の面上でZ方向に移動するだけで集
光レンズ6の光軸に対して常に平行に保たれる。すなわ
ち、ポリゴンミラー4の回転に伴って図の矢印のよう
に平行移動するレーザビームが反射ミラー7に入力され
る。
【0021】反射ミラー7で反射されたレーザビームは
第1の2分割対ミラー8に向けられ、この第1の2分割
ミラー8は、反射ミラー7からのレーザビームをその光
路に応じてZ軸の負の方向(図の下方向)にレーザビー
ムL1,L2として反射し、正の方向(図の上方向)に
レーザビームL3,L4として反射する。そして、レー
ザビームL1,L2は第2の分割ミラー9に、レーザビ
ームL3,L4は第3の2分割ミラー10にそれぞれ向
けられる。
【0022】第2の分割ミラー9は、第1の分割ミラー
8からのレーザビームL1をY軸の負の方向(図の左方
向)に反射して第1のレーザ照射部11に向けて入射
し、レーザビームL2をY軸の正の方向(図の右方向)
に反射して第2のレーザ照射部12に向けて入射する。
また、第3の分割ミラー10は第1の分割ミラー8から
のレーザビームL3をY軸の正の方向に反射して第3の
レーザ照射部13に向けて入射し、レーザビームL4を
Y軸の正の方向に反射して第4のレーザ照射部14に向
けて入射する。
【0023】すなわち、集光レンズ6を出射して矢印
のように平行に走査されるレーザビームは、その走査範
囲のうちの最初の4分の1の範囲ではレーザビームL1
として第1のレーザ照射部11に入射され、次の4分の
1の範囲ではレーザビームL2のように第2のレーザ照
射部12に入射される。また、その次の4分の1の範囲
ではレーザビームL3のように第3のレーザ照射部13
に入射され、最後の4分の1の範囲ではレーザビームL
4のように第4のレーザ照射部14に入射される。
【0024】各レーザ照射部11,12,13,14
は、2枚の平行反射板11a,12a,13a,14a
と2枚の集光レンズ11b,12b,13b,14bを
備えており、それぞれレーザビームL1,L2,L3,
L4を平行反射板11a,12a,13a,14aでそ
れぞれ反射するとともに集光レンズ11b,12b,1
3b,14bでそれぞれ集光してチップペーパー15上
に照射する。
【0025】チップペーパー15は、図示しない繰出側
のボビンから巻取側のボビンに引き出されたものであ
る。このチップペーパー15は、二点鎖線で示したテン
ションローラ16により上記の光学系を「コ」の字型に
囲うように配置されており、図示しない駆動装置により
図の矢印Tの方向に走行される。そして、各レーザ照射
部11,12,13,14にそれぞれ対応してチップペ
ーパー15に面した集塵部20が配設されている。な
お、集塵部20は図3ではレーザ照射部11,12,1
3に対応する部分では二点鎖線により図示を省略してあ
るが、レーザ照射部14に対応する集塵部20と同様の
構成になっている。
【0026】図1は集塵部20の断面図、図2は集塵部
20の正面図である。なお、図1は図2のP−P断面で
ある。集塵部20は、チップペーパー15を摺接させる
定盤21の裏面に直方体状の空洞を有するダクト22を
形成しており、このダクト22のチップペーパー15の
長手方向と直交する方向を軸とする吸出管23および吸
入管24が取り付けられている。また、定盤21には、
チップペーパー15に形成する開孔の位置にチップペー
パー15の走行方向(長手方向)に連なる複数の開口部
25が形成されている。また、チップペーパー15に開
孔を形成するためのレーザビームLはこの開口部25の
位置に照射される。なお、開口部25は2列形成されて
いるが、レーザビームLを照射する位置は一カ所であ
り、この照射位置は4カ所のレーザ照射部11,12,
13,14に応じてそれぞれ設定されている。
【0027】定盤21上には、チップペーパー15の両
側となる位置に吸気側フード26と排気側フード27が
形成されており、定盤21の吸気側フード26および排
気側フード27で覆われた部分には開口21a,21b
が形成されており、吸気側フード26および排気側フー
ド27の内部は開口21a,21bを介してダクト22
に連通されている。吸気側フード26のチップペーパー
15側には走行方向を長手とする矩形の吸気口26aが
形成され、同様に、排気側フード27のチップペーパー
15側には走行方向を長手とする矩形の排気口27aが
形成されている。また、吸気口26aおよび排気口27
aの下には、定盤21から立設されチップペーパー15
の長手方向に沿った側壁26b,27bがそれぞれ形成
されている。さらに、排気側フード27の下方のダクト
22内には、定盤21の裏面から垂下され吸入管24と
開口21bの両者に斜めに対向するようなダンパー28
が配設されている。
【0028】図3に示したように吸入管24には吸入パ
イプ31が連結され、この吸入パイプ31の他端は大気
に開放されている。また、吸出管23には吸出パイプ3
2が連結され、この吸出パイプ32の他端は図4に示し
た集塵タンク40に連結されている。なお、図4(B) は
図4(A) のQ−Q断面図である。集塵タンク40は円筒
形状の密閉容器41を本体ケースとし、この密閉容器4
1の内部に円筒形状のフィルタ42が配設されている。
このフィルタ42は密閉容器41の内部を2つの集塵室
43と吸引室44に分割しており、集塵室43は、4つ
の集塵部20の各吸出パイプ32がそれぞれ連結される
4つの吸入連結管45と連通されている。また、吸引室
44は吸引管46と連通されている。そして、吸引管4
6は図示しない吸引装置に連結され、チップペーパー1
5の開孔処理を行うときに吸引装置が駆動され、集塵タ
ンク40内が吸引される。
【0029】以上の構成により、図1に矢印で示したよ
うに、吸入管24か吸入された大気によりダクト22内
には気流Aが形成される。また、吸入管24から吸入さ
れた大気がダンパー28で排気側フード27内に導か
れ、この排気側フード27の排気口27aからチップペ
ーパー15の上方に排気される。一方、吸出管23から
の吸引力により吸気側フード26の吸気口26aからチ
ップペーパー15の上方の空気が吸引される。これによ
り、チップペーパー15の上方に気流Bが形成される。
【0030】したがって、チップペーパー15に開孔を
形成するとき、特にレーザビームLの照射側に煙散する
燃焼カスや燃焼ガスが気流Bにより吸気側フード26を
介して吸出管23に吸引される。また、ダクト22内に
煙散する燃焼カスや燃焼ガスは気流Aにより吸出管23
に吸引される。この吸出管23で吸引された燃焼カスや
燃焼ガスは前記集塵タンク40に吸引され、集塵タンク
40において吸引した燃焼カスが集塵室43に集塵され
る。
【0031】このように、気流A,Bにより、チップペ
ーパー15の表裏両側で煙散する燃焼カスや燃焼ガスが
吸引されるので、効率よく燃焼カス等を集塵することが
できる。なお、チップペーパー15の両側に立設された
側壁26b,27bによりチップペーパー15に直接気
流Bが当たることがないので、チップペーパー15の安
定走行には支障がない。
【0032】なお、気流A,Bの流量によりチップペー
パー15の表裏両側の圧力に差が生じるが、この気流
A,Bの流量はチップペーパー15が定盤21に吸引さ
れながら走行できるような圧力差となるように、予め設
定されている。また、この流量は、ダクト22、吸気側
フード26、排気側フード27、ダンパー28、開孔部
25の形状や大きさ、さらにダンパー28の角度などに
より設定されている。
【0033】以上の実施形態では、吸気側フード26
(およの吸気口26a)と排気側フード27(および排
気口27a)をダクト22に連通することにより、ダク
ト22と同じ吸引源によって気流Aと共に気流Bを形成
するようにしているが、吸気側フード26(およの吸気
口26a)と排気側フード27(および排気口27a)
をダクト22に連通しないで、気流Aと個別に気流Bを
形成するようにしてもよい。
【0034】また、前記実施形態によればダクト22の
気流Aにより集塵効率が高まるが、ダクト22および気
流Aがなくても、チップペーパー15の上部に形成され
る気流Bだけでも、集塵効果が得られる。
【0035】以上の実施形態では被加工物としてチップ
ペーパーを例に説明したが、フィルタの開孔など、その
他の長尺な帯状の被加工物に適用できることはいうまで
もない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
のレーザ加工機用集塵装置によれば、レーザビームの照
射面側の微塵を、前記吸気口に向かう気流により該吸気
口を介して集塵することができるので、燃焼カスなどの
微塵を効率よく集塵できることができる。
【0037】本発明の請求項2のレーザ加工機用集塵装
置によれば、さらに、ダクト内を吸引するだけで、吸気
口に向かう気流を発生させることができ、構成が簡単に
なる。
【0038】本発明の請求項3のレーザ加工機用集塵装
置によれば、2つの気流により、被加工物の両面の微塵
を集塵することができるので、燃焼カスなどの微塵を効
率よく集塵できることができる。
【0039】本発明の請求項4のレーザ加工機用集塵装
置によれば、さらに、ダクト内を吸引して該ダクト内に
気流を発生させるだけで、排気口から吸気口に向かう気
流をも発生させることができ、構成が簡単になる。
【0040】本発明の請求項5のレーザ加工機用集塵装
置によれば、さらに、ダクト内部の気流の一部を排気口
側に確実に分離することができる。また、排気口から前
記吸気口に向かう気流とダクト内の気流とについて、例
えば両者の強さの関係が所定関係となるようにダンパー
の形状や位置などで設定しておくことができ、さらにそ
の関係を安定に保持することができるので、被加工物の
安定走行が確実になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の集塵部の断面図である。
【図2】同集塵部の正面図である。
【図3】同集塵部を備えたレーザ加工機の要部斜視図で
ある。
【図4】実施形態に係わる集塵タンクの底面図および断
面図である。
【図5】従来のレーザ開孔装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
15 チップペーパー 20 集塵部 21 定盤 22 ダクト 26 吸気側フード 26a 吸気口 27 排気側フード 27a 排気口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺な帯状の被加工物を定盤上で該被加
    工物の長尺方向に走行させるとともに、該定盤の前記被
    加工物で覆われる面に形成された開口部に向けてレーザ
    ビームを照射して該レーザビームにより該被加工物を加
    工するレーザ加工機に配設され、前記定盤近傍に生じる
    微塵を集塵するレーザ加工機用集塵装置であって、 前記定盤の前記開口部に連通して該定盤の前記被加工物
    と反対側に形成されたダクトと、前記定盤の前記被加工
    物側で該被加工物の走行方向と交差する方向で対面して
    該被加工物の両側に配設された一対の吸気口とを備え、 前記ダクト内を吸引するとともに、前記吸気口で吸気す
    ることにより前記レーザビームの照射面側に気流を発生
    させるようにしたことを特徴とするレーザ加工機用集塵
    装置。
  2. 【請求項2】 前記吸気口が前記ダクトに連通され、該
    ダクト内を吸引することにより前記吸気口で吸気するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載のレーザ加工機
    用集塵装置。
  3. 【請求項3】 長尺な帯状の被加工物を定盤上で該被加
    工物の長尺方向に走行させるとともに、該定盤の前記被
    加工物で覆われる面に形成された開口部に向けてレーザ
    ビームを照射して該レーザビームにより該被加工物を加
    工するレーザ加工機に配設され、前記定盤近傍に生じる
    微塵を集塵するレーザ加工機用集塵装置であって、 前記定盤の前記開口部に連通して該定盤の前記被加工物
    と反対側に形成されたダクトと、前記定盤の前記被加工
    物側で該被加工物の走行方向と交差する方向で対面して
    該被加工物の両側に配設された一対の吸気口および排気
    口とを備え、 前記ダクト内を吸引して該ダクト内に気流を発生させる
    とともに、前記排気口から前記吸気口に向かう気流を発
    生させるようにしたことを特徴とするレーザ加工機用集
    塵装置。
  4. 【請求項4】 前記ダクト内部に生じる気流の方向を基
    準にして、該ダクトの下流側に前記吸気口が連通される
    とともに、該ダクトの上流側に前記排気口が連通され、
    該ダクト内の気流の一部を前記排気口から前記吸気口に
    向かう気流とするようにしたことを特徴とする請求項3
    記載のレーザ加工機用集塵装置。
  5. 【請求項5】 前記排気口と前記ダクトとを連通する部
    分の該ダクト内部に、該ダクト内部の気流の一部を該排
    気口側に分離するダンパーを備えていることを特徴とす
    る請求項4記載のレーザ加工機用集塵装置。
JP05942298A 1998-03-11 1998-03-11 レーザ加工機用集塵装置 Expired - Fee Related JP3673639B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05942298A JP3673639B2 (ja) 1998-03-11 1998-03-11 レーザ加工機用集塵装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05942298A JP3673639B2 (ja) 1998-03-11 1998-03-11 レーザ加工機用集塵装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11254176A true JPH11254176A (ja) 1999-09-21
JP3673639B2 JP3673639B2 (ja) 2005-07-20

Family

ID=13112819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05942298A Expired - Fee Related JP3673639B2 (ja) 1998-03-11 1998-03-11 レーザ加工機用集塵装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3673639B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2362595A (en) * 2000-05-12 2001-11-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd Laser drilling machine and method for collecting dust
JP2002160087A (ja) * 2000-11-29 2002-06-04 Toppan Forms Co Ltd 排煙機構を備えたレーザ加工装置および方法
WO2005115181A1 (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Japan Tobacco Inc. シガレット製造装置
KR20130025166A (ko) * 2011-09-01 2013-03-11 삼성테크윈 주식회사 자재 가공 장치
CN103286445A (zh) * 2013-04-03 2013-09-11 深圳市大族激光科技股份有限公司 一种激光精密加工设备除尘系统
JP2014024117A (ja) * 2012-07-26 2014-02-06 Electro Scientific Industries Inc 物質捕集方法及び物質捕集装置
CN105151419A (zh) * 2015-08-07 2015-12-16 安徽中烟工业有限责任公司 硬盒卷烟包装机烟支表面粘沫清除装置
JP2016000423A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 住友ベークライト株式会社 樹脂フィルム加工装置
CN105495681A (zh) * 2016-01-27 2016-04-20 广东中烟工业有限责任公司梅州卷烟厂 接装机专用烟支夹末消除装置
TWI613028B (zh) * 2016-09-09 2018-02-01 財團法人工業技術研究院 雷射加工裝置及雷射加工排屑裝置
WO2019234210A1 (fr) 2018-06-08 2019-12-12 Laser Engineering Applications Methode et systeme de gestion de poussieres pour usinage laser
CN110961412A (zh) * 2019-11-29 2020-04-07 河南中烟工业有限责任公司 卷烟机盘纸清理吸附装置
IT202100032318A1 (it) * 2021-12-22 2023-06-22 Gd Spa Apparato e metodo per lavorazioni su un articolo nastriforme senza contatto, preferibilmente per la produzione di celle elettrochimiche
IT202100032321A1 (it) * 2021-12-22 2023-06-22 Gd Spa Apparato e metodo per lavorazioni su un articolo nastriforme senza contatto, preferibilmente per la produzione di celle elettrochimiche
WO2023119226A1 (en) * 2021-12-22 2023-06-29 G.D S.P.A. Method for non-contact processing on a ribbon-like article, preferably for the production of electrochemical cells

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2362595A (en) * 2000-05-12 2001-11-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd Laser drilling machine and method for collecting dust
GB2362595B (en) * 2000-05-12 2002-04-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd Laser drilling machine and method for collecting dust
US6507000B2 (en) * 2000-05-12 2003-01-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Laser drilling machine and method for collecting dust
JP2002160087A (ja) * 2000-11-29 2002-06-04 Toppan Forms Co Ltd 排煙機構を備えたレーザ加工装置および方法
WO2005115181A1 (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Japan Tobacco Inc. シガレット製造装置
KR20130025166A (ko) * 2011-09-01 2013-03-11 삼성테크윈 주식회사 자재 가공 장치
JP2014024117A (ja) * 2012-07-26 2014-02-06 Electro Scientific Industries Inc 物質捕集方法及び物質捕集装置
CN103286445A (zh) * 2013-04-03 2013-09-11 深圳市大族激光科技股份有限公司 一种激光精密加工设备除尘系统
JP2016000423A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 住友ベークライト株式会社 樹脂フィルム加工装置
CN105151419A (zh) * 2015-08-07 2015-12-16 安徽中烟工业有限责任公司 硬盒卷烟包装机烟支表面粘沫清除装置
CN105495681A (zh) * 2016-01-27 2016-04-20 广东中烟工业有限责任公司梅州卷烟厂 接装机专用烟支夹末消除装置
TWI613028B (zh) * 2016-09-09 2018-02-01 財團法人工業技術研究院 雷射加工裝置及雷射加工排屑裝置
WO2019234210A1 (fr) 2018-06-08 2019-12-12 Laser Engineering Applications Methode et systeme de gestion de poussieres pour usinage laser
BE1026360B1 (fr) * 2018-06-08 2020-01-21 Laser Eng Applications Méthode et système de gestion de poussières pour usinage laser
JP2021525174A (ja) * 2018-06-08 2021-09-24 レーザー エンジニアリング アプリケーションズ レーザ加工の粉塵管理の方法およびシステム
CN110961412A (zh) * 2019-11-29 2020-04-07 河南中烟工业有限责任公司 卷烟机盘纸清理吸附装置
CN110961412B (zh) * 2019-11-29 2021-04-16 河南中烟工业有限责任公司 卷烟机盘纸清理吸附装置
IT202100032318A1 (it) * 2021-12-22 2023-06-22 Gd Spa Apparato e metodo per lavorazioni su un articolo nastriforme senza contatto, preferibilmente per la produzione di celle elettrochimiche
IT202100032321A1 (it) * 2021-12-22 2023-06-22 Gd Spa Apparato e metodo per lavorazioni su un articolo nastriforme senza contatto, preferibilmente per la produzione di celle elettrochimiche
WO2023119225A1 (en) * 2021-12-22 2023-06-29 G.D S.P.A. Apparatus and method for non-contact processing a ribbon-like article, preferably for producing electrochemical cells
WO2023119226A1 (en) * 2021-12-22 2023-06-29 G.D S.P.A. Method for non-contact processing on a ribbon-like article, preferably for the production of electrochemical cells
WO2023119223A1 (en) * 2021-12-22 2023-06-29 G.D S.P.A. Apparatus and method for non-contact processing on a ribbon-like article, preferably for the production of electrochemical cells

Also Published As

Publication number Publication date
JP3673639B2 (ja) 2005-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11254176A (ja) レーザ加工機用集塵装置
JP6087009B1 (ja) 集塵方法、集塵装置およびレーザ加工機
JPH01101145A (ja) 紙ウェブにクレープをつける時に放出されるちりを除去するための方法及び装置
JP2001321979A (ja) レーザー穴加工機の加工粉集塵装置
JPS6251101B2 (ja)
US7147724B2 (en) Cleaning device for a longitudinal cutting device and method for cleaning the device
JP2017087203A (ja) 加工機用の集塵装置およびレーザ加工機
JP6240477B2 (ja) 熱加工機の集塵装置
CN108890125B (zh) 一种激光头除尘装置、激光器
JP2002273594A (ja) 熱切断加工装置における集塵装置
JP2001259881A (ja) 排煙機構を備えたレーザー加工装置および方法
JP4185016B2 (ja) レーザ加工副次物の集塵方法及びその装置、レーザ加工装置
KR102092712B1 (ko) 레이저 처리 장치 및 방법
JP2000317670A (ja) 集塵装置、集塵方法、レーザ加工装置、およびレーザ加工方法
JPH091375A (ja) 光移動型レーザ加工機
JPH0234277B2 (ja)
JPS62179888A (ja) レ−ザ加工機の加工ノズル
JP2021126659A (ja) レーザー加工装置
JPS5823507Y2 (ja) レ−ザカコウヒサンブツジヨキヨソウチ
JPH0299292A (ja) レーザ加工用ノズル
JPH11314190A (ja) レーザー加工装置及び集塵方法
CN112792452A (zh) 激光焊接装置
JP2005288470A (ja) レーザ加工装置用集塵装置
JPH07223086A (ja) レーザ溶接用アシストガスノズル
JP2002160087A (ja) 排煙機構を備えたレーザ加工装置および方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050301

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050419

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050425

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees