JP2002160087A - 排煙機構を備えたレーザ加工装置および方法 - Google Patents

排煙機構を備えたレーザ加工装置および方法

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JP2002160087A JP2000363100A JP2000363100A JP2002160087A JP 2002160087 A JP2002160087 A JP 2002160087A JP 2000363100 A JP2000363100 A JP 2000363100A JP 2000363100 A JP2000363100 A JP 2000363100A JP 2002160087 A JP2002160087 A JP 2002160087A
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smoke
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渉 廣畑
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工部分から発生する煙に含まれる微粒子が
堆積してシート上に落下することなく、良好なレーザ加
工を行う。 【解決手段】 所定方向に沿って連続的に移動するシー
ト(6)にレーザビーム(2)を照射して加工するレー
ザ加工装置。レーザビームを供給するためのレーザ光源
と、レーザビームをシート上へ導くための導光部(1
2)と、レーザビームの照射によりシートの加工部分か
ら発生する煙を吸引排出するための吸引排出手段(13
〜18)とを備えている。吸引排出手段は、煙に含まれ
る微粒子がシート上に落下することがないように堆積さ
せるための堆積部(13,14)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排煙機構を備えた
レーザ加工装置および方法に関し、特に連続用紙に対し
てミシン目を形成するときに発生する煙の排出処理機構
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータの出力帳票とし
て、いわゆる連続用紙が使用されている。連続用紙は一
方向に沿って長く延びた用紙であり、その長手方向すな
わち連続方向に沿って両側に一対の縦ミシン目が形成さ
れている。また、その長手方向と直交する方向すなわち
幅方向に沿って横ミシン目が多数形成されている。
【0003】連続用紙にミシン目を形成する方法とし
て、適当な搬送手段の作用によって移動する連続用紙上
に、パルス発振されたレーザビームを、集光レンズを介
して照射する方法が知られている。この場合、レーザビ
ームの照射により、連続用紙のカット部分から煙が発生
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、レー
ザビームを連続用紙に照射して加工する場合、レーザビ
ームの照射により連続用紙の加工部分から煙が発生す
る。発生した煙が集光レンズと連続用紙との間の光路中
に滞留すると、この光路に沿って連続用紙に照射される
レーザビームが煙によって遮られ、良好なレーザ加工を
行うことができない。
【0005】また、レーザビームの照射により連続用紙
の加工部分から発生した煙が集光レンズと連続用紙との
間の光路中に滞留すると、その煙が集光レンズの表面に
作用する。その結果、集光レンズの表面が損なわれ、良
好なレーザ加工を行うことができない。
【0006】そこで、加工部分から発生する煙によって
レーザビームが実質的に遮られることなく、且つこの煙
の作用によって集光レンズの表面が実質的に損なわれる
ことがないように、加工部分から発生する煙を吸引排出
する構成が考えられる。しかしながら、特段の策を講じ
ることなく単に煙を吸引排出しようとすると、煙に含ま
れる微粒子がシートの上方で堆積し、大きくなった微粒
子の塊がシート上に落下して固着することが考えられ
る。
【0007】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
のであり、加工部分から発生する煙に含まれる微粒子が
堆積してシート上に落下することなく、良好なレーザ加
工を行うことのできる、レーザ加工装置および方法を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の第1発明では、所定方向に沿って連続的に
移動するシートにレーザビームを照射して加工するレー
ザ加工装置において、レーザビームを供給するためのレ
ーザ光源と、前記レーザ光源から出力されたレーザビー
ムを前記シート上へ導くための導光部と、レーザビーム
の照射により前記シートの加工部分から発生する煙を吸
引排出するための吸引排出手段とを備え、前記吸引排出
手段は、前記煙に含まれる微粒子が前記シート上に落下
することがないように堆積させるための堆積部を有する
ことを特徴とするレーザ加工装置を提供する。
【0009】第1発明の好ましい態様によれば、前記吸
引排出手段は、前記煙を前記堆積部に向けるための空気
を吹き出すための吹出し部をさらに有する。
【0010】本発明の第2発明では、所定方向に沿って
連続的に移動するシートにレーザビームを照射して加工
するレーザ加工方法において、レーザビームの照射によ
りシートの加工部分から発生する煙を吸引排出する際
に、前記煙に含まれる微粒子が前記シート上に落下する
ことがないように堆積させることを特徴とするレーザ加
工方法を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明では、たとえば連続用紙の
ようなシートに縦ミシン目を形成するレーザ加工装置に
おいて、レーザビームの照射により連続用紙の加工部分
から発生する煙を吸引排出するための吸引排出手段を備
えている。そして、この吸引排出手段は、煙に含まれる
微粒子がシート上に落下することがないように堆積させ
るための堆積部を有し、必要に応じて、煙を堆積部に向
けるための空気を吹き出すための吹出し部をさらに有す
る。
【0012】したがって、本発明では、レーザビームの
照射により連続用紙の加工部分から発生する煙によって
レーザビームが実質的に遮られることなく、且つこの煙
の作用によって集光レンズの表面が実質的に損なわれる
こともない。加えて、加工部分から発生する煙に含まれ
る微粒子が堆積してシート上に落下することなく、良好
なレーザ加工を行うことができる。
【0013】本発明の実施形態を、添付図面に基づいて
説明する。図1は、本発明の実施形態にかかるレーザ加
工装置の構成を概略的に示す斜視図である。また、図2
は、図1のレーザ加工装置に組み込まれた排煙処理機構
の構成を概略的に示す図である。なお、図1では、図面
の明瞭化のために、排煙処理機構の各構成要素の図示を
省略している。本実施形態では、連続用紙に対して縦ミ
シン目を形成するレーザ加工装置に本発明を適用してい
る。
【0014】図1に示す装置は、パルス発振型のレーザ
光源として、たとえば炭酸ガスレーザ光源1を備えてい
る。レーザ光源1から射出されたレーザビーム2は、コ
リメータレンズ3を介して平行ビームとなり、光路折り
曲げ用のミラー4に入射する。ミラー4で反射されたレ
ーザビーム2は、集光レンズ5を介して集光された後、
処理すべき連続用紙6上に結像スポットを形成する。
【0015】一方、連続用紙6は、その長手方向(図中
矢印F1で示す)に沿って連続的に搬送される。こうし
て、連続的に移動する連続用紙6上にレーザビーム2を
照射することにより、連続用紙6の長手方向に沿った縦
ミシン目7が形成される。このとき、レーザビーム2の
照射により、縦ミシン目7のカット部分から煙が発生す
る。すなわち、連続用紙6の加工部分の紙自体およびそ
の表面に塗布されていた接着剤などが燃焼により昇華し
て発煙する。
【0016】図2を参照すると、連続用紙6は、その長
手方向に沿って所要のテンションが加えられた状態で、
4つのガイドローラー11a〜11dの周面に当接しな
がら図中左側から右側へ搬送される。そして、レーザ光
源1(図2では不図示)から供給されたレーザビーム2
が、コリメータレンズ3(図2では不図示)を介して、
ミラー4と集光レンズ5とから構成された導光ユニット
12に入射する。導光ユニット12に入射したレーザビ
ーム2は、集光レンズ5を介して集光され、連続用紙6
の表面(一対のガイドローラー11bと11cとの間に
おいて上側の面)に結像スポットを形成する。
【0017】本実施形態では、連続用紙6の加工部分か
ら発生する煙を吸引排出するための第1吸引排出ダクト
13が設けられている。第1吸引排出ダクト13は、連
続用紙6の表面側(一対のガイドローラー11bと11
cとの間において上側)において、導光ユニット12の
下端部からガイドローラー11bの図中左側までL字状
に延びている。そして、第1吸引排出ダクト13の導光
ユニット12側とは反対側の端に、たとえば可撓性の配
管14の一端14aが接続され、この配管14の他端は
図示を省略したリングブロアーなどの吸込み手段に接続
されている。
【0018】また、第1吸引排出ダクト13には、加工
部分から発生する煙を配管14の一端14aの方へ向け
るための空気を吹き出す一対の吹出しノズル(不図示)
が設けられている。第1の吹出しノズルは、その吹出し
口が導光ユニット12と連続用紙6との間の狭い光路に
向かってほぼ水平に開口している。また、第2の吹出し
ノズルは、その吹出し口が集光レンズ5の直ぐ下側の光
路に向かってほぼ水平に開口している。
【0019】したがって、第1の吹出しノズルから供給
された空気15aは、導光ユニット12と連続用紙6と
の間の狭い光路を図中左側に向かって通過する。一方、
第2の吹出しノズルから供給された空気15bは、導光
ユニット12から図中下側に向かって吐き出される。な
お、第1の吹出しノズルおよび第2の吹出しノズルに
は、たとえば可撓性の配管(不図示)の一端が接続され
ている。そして、その可撓性配管の他端は、たとえば当
該施設内に配設されている圧縮空気の送給用配管(不図
示)に接続されている。
【0020】一方、連続用紙6の裏面側(一対のガイド
ローラー11bと11cとの間において下側)には、連
続用紙6の加工部分から発生する煙を吸引排出するため
の第2吸引排出ダクト16が設けられている。第2吸引
排出ダクト16の吸引口は、連続用紙6の加工部分に向
かって大きく開口している。また、第2吸引排出ダクト
16の内部には、連続用紙6の加工部分から発生する煙
に含まれる微粒子などを捕捉するためのフィルター17
が設けられている。
【0021】さらに、第2吸引排出ダクト16には、た
とえば可撓性の配管18の一端が接続され、この配管1
8の他端は、図示を省略したリングブロアーなどの吸込
み手段に接続されている。なお、配管14の他端が接続
されるリングブロアーと配管18の他端が接続されるリ
ングブロアーとは、同一のものであってもよいし、互い
に異なる別々のものであってもよい。
【0022】以上のように、本実施形態では、レーザビ
ーム2の照射により連続用紙6の加工部分から煙が発生
しても、連続用紙6の表面側では、第2の吹出しノズル
から供給される空気15bの作用により、発生した煙が
集光レンズ5に付着するのが防止される。また、第1の
吹出しノズルから供給される空気(排気ガイドエアー)
15aの作用により、発生した煙が第1吸引排出ダクト
13の内部を介して配管14の一端14aの方へ誘導さ
れた後に、配管14を介して吸引排出される。一方、連
続用紙6の裏面側では、発生した煙が、第2吸引排出ダ
クト16および配管18を介して吸引排出される。
【0023】このように、本実施形態では、加工部分か
ら発生する煙が、集光レンズ5と連続用紙6との間の光
路中にほとんど滞留しない。その結果、この煙によって
レーザビーム2が実質的に遮られることなく、且つこの
煙の作用によって集光レンズ5の表面が実質的に損なわ
れることなく、良好な縦ミシン目の形成を行うことがで
きる。
【0024】さらに、本実施形態では、加工部分から発
生する煙が、第1吸引排出ダクト13の内部を介して配
管14の一端14aの方へ誘導された後に、配管14を
介して吸引排出される。したがって、煙に含まれる微粒
子は、図2において参照符合Aで示す湾曲部に付着して
堆積し易い。仮に、湾曲部Aに付着した微粒子が落下し
ても、その大部分は配管14を介して吸引排出され、極
く一部分だけが配管14の一端14aの近傍に堆積す
る。こうして、煙に含まれる微粒子が湾曲部Aや配管1
4の一端14aの近傍に堆積しても、大きくなった微粒
子の塊がシート6上に落下して固着することはなく、良
好なレーザ加工を行うことができる。
【0025】なお、上述の実施形態では、連続用紙の長
手方向に沿って1本の縦ミシン目を形成する例を示して
いるが、上述の構成を有する装置を並列的に設置するこ
とにより、たとえば一対の縦ミシン目を形成することも
できる。あるいは、1つのレーザ光源からのビームを2
つのビームに分割し、各ビームを上述の構成に準じて連
続用紙6上へ導くことにより、一対の縦ミシン目を形成
することもできる。以下、連続用紙に一対の縦ミシン目
を形成するレーザ加工装置に好適な排煙処理機構の構成
例を概略的に説明する。
【0026】図3は、図2に対応する図であって、連続
用紙に一対の縦ミシン目を形成するレーザ加工装置に組
み込まれた排煙処理機構の構成を概略的に示す図であ
る。図3において、(a)は連続用紙6のレーザ加工面
を上から見た平面図であり、(b)は図2に対応する側
面図である。図3では、図2に示す構成要素と同様の機
能を有する要素に同じ参照符号(あるいは同じ参照符号
+「’」)を付している。
【0027】図3では、連続用紙6の移動方向(長手方
向)に沿って間隔を隔てた一対の導光ユニット12およ
び12’が、連続用紙6の幅方向に沿って往復移動可能
に構成されている。そして、連続用紙6の表面側におい
て、一対の導光ユニット12および12’の両側には、
第1吸引排出ダクト13および13’がそれぞれ設けら
れている。また、連続用紙6の裏面側には、一対の導光
ユニット12および12’に対応する一対の加工部分を
包括するように、連続用紙6の幅方向に沿ってそのほぼ
全体に亘って延びる第2吸引排出ダクト16が設けられ
ている。
【0028】なお、図3の実施形態では、連続用紙6の
移動方向に沿って間隔を隔てた一対の導光ユニット12
および12’が連続用紙6の幅方向に沿って往復移動可
能に構成されている。しかしながら、これに限定される
ことなく、一対の導光ユニット12および12’を連続
用紙6の幅方向の1つの直線に沿って往復移動させた
り、一対の導光ユニット12および12’を連続用紙6
の幅方向の1つの直線に沿って固定的に設置することも
できる。
【0029】なお、図1〜図3に示す実施形態では、連
続用紙に縦ミシン目を形成するレーザ加工装置に対して
本発明を適用しているが、連続用紙に横ミシン目を順次
形成するレーザ加工装置に対しても本発明を適用するこ
とができる。以下、連続用紙に横ミシン目を順次形成す
るレーザ加工装置の構成を概略的に説明する。図4は、
本発明を適用可能なレーザ加工装置の一例として、横ミ
シン目形成装置の構成を概略的に示す斜視図である。
【0030】図4に示す装置は、パルス発振型のレーザ
光源として、たとえば炭酸ガスレーザ光源31を備えて
いる。レーザ光源31から射出されたレーザビーム32
は、コリメータレンズ33を介して平行ビームとなり、
第1ミラー34に入射する。第1ミラー34で反射され
たレーザビーム32は、第2のミラー35で再び偏向さ
れた後、ガルバノメータースキャナー36の反射鏡36
aに入射する。
【0031】ガルバノメータースキャナー36は、1枚
の反射鏡36aを所望のタイミングにしたがって所定の
軸線廻りに往復回動させる。ガルバノメータースキャナ
ー36の走査タイミング、すなわち反射鏡36aの往復
回動の動作タイミングは、制御部37によって制御され
る。ガルバノメータースキャナー36の反射鏡36aに
よって反射されたレーザビーム32は、集光レンズ38
を介して集光された後、処理すべき連続用紙39上に結
像スポットを形成する。
【0032】上述したように、反射鏡36aは、所望の
可変タイミングにしたがって往復回動する。したがっ
て、図中時計廻りに回転する反射鏡36aの作用によ
り、レーザビーム32は参照符号32aで示す位置から
参照符号32bで示す位置へ所定の走査面に沿って走査
され、その結果、連続用紙39上においても図中破線で
示す直線軌道40に沿って結像スポットが走査されるこ
とになる。すなわち、ガルバノメータースキャナー36
および集光レンズ38は、結像スポットが連続用紙39
上において直線軌道40に沿って等速度で移動するよう
に構成されている。
【0033】一方、連続用紙39は、その長手方向(図
中矢印F2で示す)に沿って連続的に且つ等速度で搬送
される。図示を省略したが、連続用紙39の搬送手段と
して、無端ベルトコンベアなどを利用した周知の搬送ユ
ニットを用いることができる。なお、ガルバノメーター
スキャナー36の走査面と連続用紙39の表面との交差
線すなわち直線軌道40が連続用紙39の幅方向に対し
て斜めに設定され、その角度θが後述するように連続用
紙39の移動速度に応じて調整される。
【0034】この目的のため、第2ミラー35、ガルバ
ノメータースキャナー36および集光レンズ38は、ス
テージ41上に固定的に支持されている。なお、ステー
ジ41には、ガルバノメータースキャナー36の反射鏡
36aで反射されて集光レンズ38へ向かうレーザビー
ム32を通過させるための切り欠き部41aが形成され
ている。また、第2ミラー35へ入射するレーザビーム
32の中心軸線を中心としてステージ41を回転駆動す
るための駆動手段として、たとえばサーボモータ42が
設けられている。
【0035】こうして、サーボモータ42によりステー
ジ41を回転駆動すると、ガルバノメータースキャナー
36および集光レンズ38が一体的に回転駆動され、ひ
いてはガルバノメータースキャナー36の走査面が変化
する。その結果、直線軌道40と連続用紙39の幅方向
とがなす走査角度θが変化する。制御部37は、連続用
紙39の搬送手段から供給される移動速度情報に基づい
て、サーボモータ42によりステージ41を回転駆動
し、ひいてはガルバノメータースキャナー36による走
査角度θを制御する。こうして、連続用紙39の移動速
度に応じて走査角度θを適宜調整することにより、連続
用紙39の長手方向と正確に直交する方向に沿って横ミ
シン目が形成される。
【0036】以上のように、図4に示す実施形態では、
連続用紙39が移動する方向と交差する方向にレーザビ
ームが走査されるが、この実施形態に対しても図2に示
す方式と類似の方式にしたがって排煙処理機構を設ける
ことができる。すなわち、簡素な構成例として、第1吸
引排出ダクト、第2吸引排出ダクトおよび吹出しノズル
を、走査軌道に対して平行に且つ固定的に設けることが
できる。また、排煙処理機構の具体的な構成について
は、これに限定されることなく、様々な変形例が可能で
ある。
【0037】なお、上述の各実施形態では、連続用紙に
レーザ加工を施しているが、これに限定されることな
く、他の適当なシートに対して本発明を適用することも
できる。また、上述の各実施形態では、連続用紙にミシ
ン目を形成しているが、これに限定されることなく、た
とえば切断などの他のレーザ加工に対して本発明を適用
することもできる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、レー
ザビームの照射により連続用紙のようなシートの加工部
分から煙が発生しても、加工部分から発生する煙に含ま
れる微粒子が堆積してシート上に落下することなく、良
好なレーザ加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるレーザ加工装置の構
成を概略的に示す斜視図である。
【図2】図1のレーザ加工装置に組み込まれた排煙処理
機構の構成を概略的に示す図である。
【図3】図2に対応する図であって、連続用紙に一対の
縦ミシン目を形成するレーザ加工装置に組み込まれた排
煙処理機構の構成を概略的に示す図である。
【図4】本発明を適用可能なレーザ加工装置の一例とし
て、横ミシン目形成装置の構成を概略的に示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 レーザ光源 2 レーザビーム 3 コリメータレンズ 4 ミラー 5 集光レンズ 6 連続用紙 7 縦ミシン目 11 ガイドローラー 12 導光ユニット 13 第1吸引排出ダクト 14,18 配管 16 第2吸引排出ダクト 17 フィルター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定方向に沿って連続的に移動するシー
    トにレーザビームを照射して加工するレーザ加工装置に
    おいて、 レーザビームを供給するためのレーザ光源と、 前記レーザ光源から出力されたレーザビームを前記シー
    ト上へ導くための導光部と、 レーザビームの照射により前記シートの加工部分から発
    生する煙を吸引排出するための吸引排出手段とを備え、 前記吸引排出手段は、前記煙に含まれる微粒子が前記シ
    ート上に落下することがないように堆積させるための堆
    積部を有することを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 前記吸引排出手段は、前記煙を前記堆積
    部に向けるための空気を吹き出すための吹出し部をさら
    に有することを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工
    装置。
  3. 【請求項3】 所定方向に沿って連続的に移動するシー
    トにレーザビームを照射して加工するレーザ加工方法に
    おいて、 レーザビームの照射によりシートの加工部分から発生す
    る煙を吸引排出する際に、前記煙に含まれる微粒子が前
    記シート上に落下することがないように堆積させること
    を特徴とするレーザ加工方法。
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