JPH11253671A - シートカッター - Google Patents

シートカッター

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JPH11253671A
JPH11253671A JP6547498A JP6547498A JPH11253671A JP H11253671 A JPH11253671 A JP H11253671A JP 6547498 A JP6547498 A JP 6547498A JP 6547498 A JP6547498 A JP 6547498A JP H11253671 A JPH11253671 A JP H11253671A
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cutter
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Kazumi Harada
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Abstract

(57)【要約】 【課題】刃体を覆うカバーのシート案内片に形成した鋭
角な尖形突起をシートの中程に突き刺して、そこからシ
ートカッターを動かすことにより、容易にシートの中程
から切断を行うことができるようにすることを課題とす
る。 【解決手段】シートカッター本体2と、このシートカッ
ター本体2の周縁の一部2aから切刃を突出させた状態
でシートカッター本体2に保持された刃物1または刃物
1′と、前記突出した切刃に通ずるシート案内間隔Gを
形成しながら前記突出した切刃1aを覆うように前記シ
ートカッター本体2の周縁の一部に配設されるカバー3
と、前記シート案内間隔Gの入口にシートWに突き刺す
ことができる鋭角な尖形突起3aが形成されたシート案
内片3bとからなるシートカッター8としたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば組立等が完了
した自動車等を包装して塗装面の汚れを防止する薄いシ
ートを簡単に切断することができるシートカッターに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、組立および検査が完了した自動車
の塗装面を保護するために、例えば、流れ作業の最終位
置等において、自動車の両側部でルーフを見下ろす位置
に居る4人の作業者が、自動車の上方にロール状に配設
した薄いシートを引き出して適当な長さに切断し、その
切断された長方形のシートの4隅部を持って自動車の上
に被せて包装されている。この包装後に、時にボンネッ
トやトランクを開ける必要が生じることもあり、その場
合には、ボディとボンネットおよびトランクとの境界部
のシートを部分的に切断しなければならない。また、必
要に応じて自動車の周囲の余分なシート部分を切断しな
ければならないこともある。また、前記のようにシート
を切断する場合に、シートの端縁から中に向かって切断
する場合またはシートの中程から端縁に向かって切断す
る場合がある。
【0003】前記のような切断を行うために、例えば実
開昭62−115876号公報に開示されたような円形
刃式カッターの使用が考えられる。この円形刃式カッタ
ーは図9に示すように、柄11の先端側に設けた刃体取
付部12,19の内、刃体取付部12側にガイド突部1
3を柄11の基端側へ向けて延設して刃体取付部19の
一側縁とガイド突部13の一側縁との間に切断用切込1
4を形成し、刃体取付部12,19に支持した円形刃1
8をこの切断用切込14に露出させて構成したものであ
る。
【0004】なお、15はガイド突部13に形成した円
形刃18の刃体差込み孔、16は刃体取付部12の円形
刃18の取付部に穿設したナット嵌合孔、17はこのナ
ット嵌合孔16に嵌合するナットで、その内面に突設さ
れたキー突起17aに螺子孔17bが形成されている。
刃体取付部12に穿設したナット嵌合孔16に嵌合した
ナット17のキー突起17aにキー溝を有する円形刃1
8の中心孔18aを嵌合して円形刃18を装着し、その
上に刃体取付部19を被せ、刃体取付部19に穿設した
ボルト挿入孔20にボルト21を挿入し、そのボルト2
1を前記円形刃18の中心孔18aに挿入したナット1
7の螺子孔17bに螺合して円形刃式カッターを組立て
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、自動車
の上に被せた薄いシートを切断する際、刃先が露出した
カッターやナイフもしくは鋏等を使用すると、その刃先
が不用意に自動車の塗装面に当たってその塗装面を傷付
けてしまうおそれがあった。また、シートの切断は、シ
ートの端縁から切断する場合に限らず、シートの中程か
ら端縁に向かって切断する場合もあるが、前記実開昭6
2−115876号公報に開示されているような円形刃
式カッターでは、ガイド突部13の先端13aが柄11
側に向けて延設されているため、ガイド突部13の先端
13aをシートの中程に突き刺してから切断するという
ことができない。また、前記ガイド突部13は柄11と
一体に形成されているため、このガイド突部13が破損
した場合は、その円形刃式カッターは使用することがで
きなくなるという問題もある。この発明は、前記のよう
な問題をなくしたシートカッターを提供することを目的
としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、シートカッター本体2と、
このシートカッター本体2の周縁の一部2aから切刃1
aを突出させた状態で前記シートカッター本体2に保持
された刃物1,1′と、前記突出した切刃1aに通ずる
シート案内間隔Gを形成しながら前記突出した切刃1a
を覆うように前記シートカッター本体2の周縁の一部2
aに配設され、シートに突き刺すために前記シート案内
間隔Gの入口に形成された尖形突起3aを有するカバー
3とからなるシートカッター8としたものである。
【0007】また、請求項2に係る発明は、前記シート
カッター本体2の周縁部の内、シートカッター本体2の
動き方向の後方側である周縁部2c2 を薄厚としたガイ
ド部2cを形成したシートカッター8としたものであ
る。
【0008】また、請求項3に係る発明は、前記刃物
1,1′は、両刃を有するものとし、前記カバー3は、
前記突出した両切刃に通ずる左右のシート案内間隔G,
Gを形成しながら前記突出した両切刃を覆うように前記
シートカッター本体2の周縁の一部2aに配設され、シ
ートに突き刺すために前記左右のシート案内間隔G,G
の入口に形成された左右の尖形突起3a,3aを有する
シートカッターとしたものである。
【0009】また、請求項4に係る発明は、前記刃物
1,1′は、シートカッター本体2の周縁の他の一部2
bから挿入し、前記カバー3に当接し得るように装着し
て、シートカッター本体2に固定支持し得るようにした
シートカッター8としたものである。
【0010】また、請求項5に係る発明は、前記刃物の
突出した切刃を覆うカバー3は、その厚みをシートカッ
ター本体2の厚みより薄くしたシートカッター8とした
ものである。
【0011】また、請求項6に係る発明は、前記カバー
3は、シートカッター本体2に着脱可能にしたシートカ
ッター8としたものである。
【0012】また、請求項7に係る発明は、前記シート
カッター本体2およびカバー3は、合成樹脂製としたシ
ートカッター8としたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るシートカッ
ターについて、図面を参照して詳細に説明する。ちなみ
に、図1はこの発明の第1の実施の形態を示すもので、
(A)はこのシートカッターの正面図、(B)は同平面
図、(C)は同底面図であり、図2は同分解斜視図であ
る。また、図3はこのシートカッターの第2の実施の形
態を示すもので、(A)はこのシートカッターの正面
図、(B)は同平面図、(C)は同底面図、図4は同背
面図である。さらに、図5はこのシートカッターの第3
の実施の形態を示すもので、(A)はこのシートカッタ
ーの正面図、(B)は同底面図である。なお、図6およ
び図7は後述するシート案内間隔の入口に形成された尖
形突起の各実施例を示し、図8は第1の実施の形態のシ
ートカッターでシートが切断されている状態を示す作用
図である。
【0014】請求項1に係る発明は、図1ないし図8に
示すように、シートカッター本体2と、このシートカッ
ター本体2の周縁の一部2a(シートカッター本体の前
端)から切刃1aを突出させた状態で前記シートカッタ
ー本体2に保持された刃物1,1′と、前記突出した切
刃1aに通ずるシート案内間隔Gを形成しながら前記突
出した切刃1aを覆うように前記シートカッター本体2
の周縁の一部2aに配設され、シートに突き刺すために
前記シート案内間隔Gの入口に形成された尖形突起3a
を有するカバー3とからなるシートカッター8としたも
のである。このようなシートカッター8としたことによ
り、図8に示すように、前記カバー3に形成した尖形突
起3aをシートWの中程に突き刺し、そして、手に持っ
たシートカッター本体2を動かすことによって、刃物1
の突出した切刃1aにシートWを案内して切断すること
ができる。また、刃物1の突出した切刃1aを前記カバ
ー3で覆ったことにより、製品を覆った薄いシートWを
切断する場合に、その刃物1の突出した切刃1aが不用
意に製品に当たって製品を傷付けるようなことがなくな
る。なお、前記シート案内間隔Gは、前記シートカッタ
ー本体2の周縁の一部2aとカバー3に形成したシート
案内片3bとの間に形成されており、このシート案内間
隔Gの入口のシート案内片3bの先端に鋭角な尖形突起
3aが形成されている。
【0015】また、請求項2に係る発明は、図1ないし
図8に示すように、前記シートカッター本体2の周縁部
の内、シートカッター本体2の動き方向の後方側である
周縁部2c2 を薄厚としたガイド部2cを形成したシー
トカッター8としたものである。前記のようなガイド部
2cを形成したことにより、例えば、自動車のボディと
ボンネットおよびトランクとの境界部に被さるシートを
切断する必要が生じたときに、前記ガイド部2cを前記
境界部に嵌入し、かつ、この境界部に沿って動かすこと
によって前記シートWをきれいに切断することができ
る。また、ガイド部2cは薄厚であるため、切断直後の
シートWの両切断縁が、移動するシートカッター本体2
に引っ掛かって切断の邪魔になるという不具合が軽減さ
れる。
【0016】請求項3に係る発明は、図5に示す第3の
実施の形態において示されており、図5の(A)に示す
正面図は、シートカッター本体の一部を破断した図であ
り、この破断部分で刃物1の装着状態が示されている。
図5の(B)は底面図であり、前記刃物1は、両刃を有
するものとし、前記カバー3は、前記突出した両切刃に
通ずる左右のシート案内間隔G,Gを形成しながら前記
突出した両切刃を覆うように前記シートカッター本体2
の周縁の一部2aに配設され、シートに突き刺すために
前記左右のシート案内間隔G,Gの入口に形成された左
右の尖形突起3a,3aを有するシートカッター8とし
たものである。このようなシートカッター8としたこと
により、左右のどちらからでもシートの切断が可能とな
る。そのため、迅速な切断作業が要請される場合など
に、シートカッター8の向きを変えながら作業しなけれ
ばならないという煩わしさから開放され、非常に便利で
ある。
【0017】また、請求項4に係る発明は、図1から図
5に示すように、前記刃物1,1′を、シートカッター
本体2の周縁の他の一部2b(シートカッター本体の後
端)から挿入し、前記カバー3に当接し得るように装着
して、シートカッター本体2に固定支持し得るようにし
たシートカッター8としたものである。このようなシー
トカッター8としたことにより、刃物1,1′をシート
カッター本体2の周縁の他の一部2bからシートカッタ
ー本体2内に挿入して、容易に装着固定させることがで
きる。
【0018】また、請求項5に係る発明は、図1から図
5に示すように、前記刃物1,1′の突出した切刃1a
を覆うカバー3の厚みを、シートカッター本体2の厚み
より薄くしたシートカッター8としたものである。この
ようなシートカッター8としたことにより、切断したシ
ートWの両切断縁が、カバー3に引っ掛かるという不具
合が軽減され、シートWの切断をスムーズに行うことが
できる。
【0019】また、請求項6に係る発明は、図1から図
5に示すように、前記カバー3は、シートカッター本体
2に着脱可能にしたシートカッター8としたものであ
る。このようなシートカッター8としたことにより、前
記カバー3が破損した場合に、その破損したカバー3の
みを新しいものに取り換えれば修理が完了するため、経
済的である。
【0020】また、請求項7に係る発明は、図1から図
5に示すように、前記シートカッター本体2およびカバ
ー3を、合成樹脂製としたシートカッター8としたもの
である。このようなシートカッター8としたことによ
り、シートWの切断時に刃物1,1′の突出した切刃1
aを覆うカバー3やシートカッター本体2がシートで包
装された製品に当たった場合でも、製品を傷付けるよう
なことがなく好適である。
【0021】なお、図1ないし図4に示すシートカッタ
ー本体2の平面および背面の形状は、矩形の1隅をカッ
トしたような形状をしており、かつ、シートカッター本
体2は、厚みが半分になった半体21 ,22 に2分割さ
れている。続いて、この発明の第1の実施の形態および
第2の実施の形態について、詳細を説明する。
【0022】第1の実施の形態においては、図2に示す
ように、一方の半体21 の内面2dに、円形の刃物1の
直径より僅かに広い幅の溝2eが形成されており、この
溝2eの中央部に長手方向のスリット溝2fが形成され
ている。前記溝2eには、シートカッター本体2の周縁
の一部2b(後端)から円形の刃物1が挿入され、さら
に、その円形の刃物1の切刃1aがシートカッター本体
2の周縁の一部2a(先端)から突出する。
【0023】前記溝2eのシートカッター本体2の周縁
の一部2a側には、この突出した切刃1aを覆うカバー
3の基端部3cが嵌合する凹部2gが形成されており、
この凹部2gには、さらに孔2hが形成されている。そ
して、前記カバー3の基端部3cを凹部2gに装着する
ことにより、この凹部2gに穿設した孔2hと、カバー
3の基端部3cに穿設した取付孔3dおよび円形の刃物
1に穿設した中心孔1bとが合致する。
【0024】また、前記他方の半体22 の表面には、前
記円形の刃物1の中心孔1bの周囲が露出し得る開口2
iが形成されており、さらに、前記一方の半体21 に形
成したスリット溝2fに対応して前記開口2iに連接し
たスリット2jが形成されている。
【0025】図2に示すように分解された各構成部材
を、シートカッター8として組み立てるには、前記一方
の半体21 の内面2dに形成された凹部2gに、まず前
記カバー3の基端部3cを嵌合する。この際、前記凹部
2gに穿設した孔2hとカバー3の基端部3cに穿設し
た取付孔3dとは合致する。
【0026】次に、前記カバー3の基端部3cの上に円
形の刃物1を置く。この際、前記カバー3の基端部3c
に穿設した取付孔3dと円形の刃物1に形成した中心孔
1bとを合致させるとともに、円形の刃物1の切刃1a
をカバー3のシート案内片3bに形成した刃覆部3eに
嵌合させる(図1(A)および図2参照)。
【0027】さらに、この一方の半体21 の上に他方の
半体22 を合わせ、前記円形の刃物1の中心孔1b、カ
バー3の基端部3cの取付孔3d、一方の半体21 の凹
部2gの孔2hとに順次、取付螺子4を挿通する。そし
て、一方の半体21 の外面まで達して突き出た取付螺子
4の先端にナット5を螺合し、さらに、取付螺子4の頭
4aを締めつけることによって刃物1およびカバー3を
固定する。その後、他方の半体22 と一方の半体21
貫通する複数の孔に、他方の半体22 側から組立螺子6
を差し込み、一方の半体21 の外面から突き出た組立螺
子6の先端部に組立ナット7を螺合してシートカッター
8の組み立てが完了する。
【0028】このシートカッター8を組み立てた後に、
前記円形の刃物1を交換するときには、まず、前記取付
螺子4を緩めて取り外し、円形の刃物1の中心孔1bに
先の尖った工具を嵌合する。続いて、この工具をスリッ
ト2jおよびスリット溝2fに沿わせながらシートカッ
ター本体2の周縁の他の一部2bの方向に向けて円形の
刃物1を移動させる。そうすると、この工具の移動に追
従して前記円形の刃物1が、シートカッター本体2の周
縁の他の一部2bの方向に移動し、他の一部2bから円
形の刃物1が突き出たところで引き抜きが可能となる。
そこで、古い円形の刃物1を引き抜いて、代わりに新し
い円形の刃物1を挿入する。そして、前記同様の工具を
使用し、かつ、前記の操作と逆の操作を行うことによっ
て新しい円形の刃物1を所定の位置に装着する。
【0029】図3はこの発明のシートカッターの第2の
実施の形態を示すもので、その(A)はこのシートカッ
ターの正面図、(B)は同平面図、(C)は同底面図、
図4は同背面図であり、前記第1の実施の形態と相違す
る点は、前記円形の刃物1に代え、市販のカッター刃
1′(長い菱形の刃物)を使用したものである。
【0030】このシートカッター8も、シートカッター
本体2は一方の半体21 と他方の半体22 とに分割され
ており、一方の半体21 の内面には、図3の(A)およ
び(C)に示すように、前記カッター刃1′の幅より僅
かに広い幅の溝2eが形成され、この溝2eに沿って、
シートカッター本体2の一方の半体21 と他方の半体2
2 とにスリット2kが形成されている。この溝2eは、
図3(A)におけるシートカッター本体2の一方の半体
1 の周縁の他の一部2b(後端)の左隅下部から周縁
の一部2a(前端)の右隅下部に至るように形成されて
おり、この溝2eにシートカッター本体2の周縁の他の
一部2bから前記カッター刃1′が挿入され、カッター
刃1′の切刃1aがシートカッター本体2の周縁の一部
2aから突出する。また、この突出した切刃1aを覆う
ように、前記第1の実施の形態と同様の作用を行うカバ
ー3が、シートカッター本体2の周縁の一部2aに設け
られている。
【0031】前記市販のカッター刃1′の基端部には孔
が形成されており、前記溝2eに挿入したカッター刃
1′の基端部の孔に、図3(A),(B),(C)にお
ける他方の半体22 の表面のスリット2kから取付螺子
4を貫通させ、一方の半体21の表面(シートカッター
本体2の裏面)から突出した取付螺子4の先端部にナッ
ト5を螺合し、取付螺子4の頭4aを締めつけてカッタ
ー刃1′を固定する。
【0032】前記市販のカッター刃1′の切れが悪くな
ると、カッター刃1′の先端から所定間隔毎に刻んであ
る刻線から切刃1aを折除し、新たな切刃1aとなった
部分が前記カバー3のシート案内片3bに突き当たるま
で前進させる。このように、カッター刃1′の切れが悪
くなるに従って、その切刃を折除したカッター刃1′と
ともに取付螺子4も前進させるため、カッター刃1′を
挿入する溝2eの中間に長手方向に沿って、取付螺子4
を摺動させるスリット2kが形成されている。また、図
4に示すように、一方の半体21 の外面(シートカッタ
ー本体2の裏面)に、取付螺子4が摺動し得るスリット
2kに沿って取付螺子4に螺合したナット5が当接し摺
動し得る段溝2mが形成されており、この段溝2mにナ
ット5が当接することによって、取付螺子4の頭4aを
回して締め付けるときにナット5が共に回らないように
してある。
【0033】以上の内容が、この発明の第1および第2
の実施の形態の詳細であり、前記シート案内間隔Gは、
シートカッター本体2の周縁の一部2aとカバー3に形
成したシート案内片3bとの間に形成され、このシート
案内間隔Gの入口であるシート案内片3bの先端に尖形
突起3aが形成されている。ちなみに、第3の実施の形
態の要部については前記したが、各部の詳細について
は、第1の実施の形態と共通するので省略する。
【0034】図6は前記カバー3のシート案内間隔Gの
入口すなわちカバー3に形成したシート案内片3bの先
端に形成された尖形突起3aの一実施例を示し、図6の
(A)は正面図、同(B)は左側面図であり、この尖形
突起3aはシート案内片3bの先端部が円錐状に尖って
形成されている。図7は前記尖形突起3aの他の実施例
を示し、図7の(A)は正面図、同(B)は底面図、同
(C)は左側面図であり、この尖形突起3aはシート案
内片3bの先端部が三角錐状に尖って形成されている。
図8は第1の実施の形態のシートカッターでシートが切
断されている状態を示す作用図であり、シートWの中程
にシートカッター8の前記尖形突起3aを突き刺して、
このシートカッター8を矢印に示すように動かしてシー
トを切断する。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明のシートカッターによれば、前記シートカッター本体
の周縁の一部から突出した切刃を覆う、カバーとシート
カッター本体の周縁の一部との間に形成されたシート案
内間隔の入口のカバーの先端に形成された鋭角な尖形突
起をシートの中程に突き刺し、そして、手に持ったシー
トカッター本体を動かすことによって、刃物の突出した
切刃にシートを案内して切断することができる。また、
刃物の突出した切刃を前記カバーで覆ったことにより、
自動車等の製品を覆った薄いシートを切断する場合に、
その刃物の突出した切刃が不用意に製品に当たって製品
を傷付けるようなことがなくなる。
【0036】また、請求項2に係る発明のシートカッタ
ーによれば、前記ガイド部を形成したことにより、例え
ば、自動車のボディとボンネットおよびトランクとの境
界部に被さるシートを切断する必要が生じたときに、前
記ガイド部を前記境界部に嵌入し、かつ、この境界部に
沿って動かすことによって前記シートをきれいに切断す
ることができる。また、ガイド部は薄厚であるため、切
断直後のシートの両切断縁が、移動するシートカッター
本体に引っ掛かって、切断の邪魔になるという不具合が
軽減される。
【0037】また、請求項3に係る発明のシートカッタ
ーによれば、左右のどちらからでもシートの切断が可能
となる。そのため、迅速な切断作業が要請される場合な
どに、シートカッターの向きを考えながら作業しなけれ
ばならないとい煩わしさから開放され、非常に便利であ
る。
【0038】また、請求項4に係る発明のシートカッタ
ーによれば、刃物をシートカッター本体の周縁の他の一
部からシートカッター本体内に挿入して、容易に装着固
定させることができる。
【0039】また、請求項5に係る発明のシートカッタ
ーによれば、切断したシートの両切断縁が、カバーに引
っ掛かるという不具合が軽減され、シートの切断をスム
ーズに行うことができる。
【0040】また、請求項6に係る発明のシートカッタ
ーによれば、前記カバーが破損した場合に、その破損し
たカバーのみを新しいものに取り換えれば修理が完了す
るため、経済的である。
【0041】また、請求項7に係る発明のシートカッタ
ーによれば、シートの切断時に刃物の突出した切刃を覆
うカバーやシートカッター本体がシートで包装された製
品に当たった場合でも、傷付けるようなことがなく好適
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のシートカッターの第1の実施の形態
を示す図である。
【図2】この発明のシートカッターの第1の実施の形態
を示す分解斜視図である。
【図3】この発明のシートカッターの第2の実施の形態
を示す図である。
【図4】この発明のシートカッターの第2の実施の形態
を示す背面図である。
【図5】この発明の第3の実施の形態のシートカッター
の実施の形態を示す図である。
【図6】この発明の構成要素である尖形突起の一実施例
を示す図である。
【図7】この発明の構成要素である尖形突起の他の実施
例を示す図である。
【図8】この発明の第1の実施の形態のシートカッター
の使用状態を示す図である。
【図9】従来の円形刃式カッターの分解斜視図である。
【符号の説明】
1,1′ 刃物 1a 切刃 1b 中心孔 2 シートカッター本体 21 半体 22 半体 2a シートカッター本体の周縁の一部 2b シートカッター本体の周縁の他の一部 2c ガイド部 2c1 周縁部 2c2 周縁部 2d 内面 2e 溝 2f スリット溝 2g 凹部 2h 孔 2i 開口 2k スリット 2m 段溝 3 カバー 3a 鋭角な尖形突起 3b シート案内片 3c 基端部3c 3d 取付孔 3e 刃覆部 4 取付螺子 4a 頭 5 ナット 6 組立螺子 7 組立ナット 8 シートカッター W シート 11 柄 12 刃体取付部 13 ガイド突部 14 切断用切込 15 刃体差込み孔 16 ナット嵌合孔 17 ナット 18 円形刃 19 刃体取付部 20 ボルト挿入孔 21 ボルト

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートカッター本体と、このシートカッタ
    ー本体の周縁の一部から切刃を突出させた状態で前記シ
    ートカッター本体に保持された刃物と、前記突出した切
    刃に通ずるシート案内間隔を形成しながら前記突出した
    切刃を覆うように前記シートカッター本体の周縁の一部
    に配設され、シートに突き刺すために前記シート案内間
    隔の入口に形成された尖形突起を有するカバーとからな
    ることを特徴とするシートカッター。
  2. 【請求項2】前記シートカッター本体の周縁部の内、シ
    ートカッター本体の動き方向の後方側である周縁部を薄
    厚としたガイド部を形成したことを特徴とする請求項1
    に記載のシートカッター。
  3. 【請求項3】前記刃物は、両刃を有するものとし、前記
    カバーは、前記突出した両切刃に通ずる左右のシート案
    内間隔を形成しながら前記突出した両切刃を覆うように
    前記シートカッター本体の周縁の一部に配設され、シー
    トに突き刺すために前記左右のシート案内間隔の入口に
    形成された左右の尖形突起を有することを特徴とする請
    求項1に記載のシートカッター。
  4. 【請求項4】前記刃物は、シートカッター本体の周縁の
    他の一部から挿入し、前記カバーに当接し得るように装
    着して、シートカッター本体に固定支持し得るようにし
    たことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1
    項に記載のシートカッター。
  5. 【請求項5】前記刃物の突出した切刃を覆うカバーは、
    その厚みをシートカッター本体の厚みより薄くしたこと
    を特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記
    載のシートカッター。
  6. 【請求項6】前記カバーは、シートカッター本体に着脱
    可能にしたことを特徴とする請求項1ないし請求項5の
    何れか1項に記載のシートカッター。
  7. 【請求項7】前記シートカッター本体およびカバーは、
    合成樹脂製としたことを特徴とする請求項1ないし請求
    項6のいずれか1項に記載のシートカッター。
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