JPH11253521A - 折畳み可能なサウナ装置 - Google Patents

折畳み可能なサウナ装置

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JPH11253521A
JPH11253521A JP6597098A JP6597098A JPH11253521A JP H11253521 A JPH11253521 A JP H11253521A JP 6597098 A JP6597098 A JP 6597098A JP 6597098 A JP6597098 A JP 6597098A JP H11253521 A JPH11253521 A JP H11253521A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】運搬が容易でかつ使いやすい折畳み可能なサウ
ナ装置。 【解決手段】サウナ装置は収納ボックス12と囲壁体1
3と底枠部材14と座椅子17とを備える。底枠部材は
鉛直状態で収納ボックスに収納されるように構成され
る。底枠部材の後端両側部が取外し可能に枢支される。
一対の側板12bに上側に開口する凹面26aを有する
受け部材26がそれぞれ取付けられ、底枠部材14の後
端両側部が凹面26aに係合して回転可能な凸面14e
と受け部材26の前縁部に係止可能なくびれ面14fを
有する凸部14gをそれぞれ有する。収納した状態の底
枠部材の前端と天板12d内面との間隔が凹面26aの
深さより小さく形成される。囲壁体は一対の側壁と前壁
と上壁と扉カバーとを備え、前壁が開閉可能に構成され
る。扉カバー及び前壁が一連に形成された第1及び第2
スライドファスナにより閉止するように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は折畳み可能な家庭用
の小型サウナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の折畳み可能なサウナ装置
として前方が開口した収納ボックスと、収納ボックスの
前部にこの収納ボックスとともに加熱室を形成する折畳
み可能な囲壁体と、この収納ボックスの一対の側板の各
下端に枢支された底枠部材とを備えたものが知られてい
る(実公平9−2535978)。このサウナ装置には
座椅子が備えられ、装置使用時における使用者が楽な姿
勢を取ることができるとともに、底枠部材を座椅子とと
もに収納ボックスに収納して囲壁体を折畳むことにより
コンパクト化し、このサウナ装置の不使用時における格
納スペースを減少させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のサウナ
装置は上述の収納ボックス、囲壁体及び底枠部材の他
に、加熱室を加熱するための加熱装置等が一体的に形成
されており、比較的重いものである。このため、サウナ
装置を使用する場所と不使用時における装置の格納場所
が異なり、かつその間の距離が比較的離れている場合に
は、装置の重量が重いことに起因してその運搬が困難に
なる不具合がある。この場合台車を使用して移動させる
ことも考えられるが、格納場所までに階段等の台車の走
行を妨げる場所等がある場合にはサウナ装置を運搬でき
ない問題点もある。
【0004】また、このようなサウナ装置は発汗作用に
より装置使用者の健康を維持又は増進することを目的に
使用されるものであるため、使いやすいものであること
が要求され、例えば老人や身体の不自由なものであって
も容易に使用できることが望まれる。本発明の目的は、
運搬が容易でかつ使いやすい折畳み可能なサウナ装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1及び図8に示すように、対向する一対の側板12
a,12bと一対の側板12a,12bの上部を接続す
る天板12dとを有する前方が開口した収納ボックス1
2と、収納ボックス12の前部に設けられ収納ボックス
12とともに加熱室を形成する折畳み可能な囲壁体13
と、収納ボックス12の一対の側板12a,12bの各
下端に枢支された底枠部材14と、底枠部材14の後部
に固定された座板15と座板15の後端に枢支され収納
ボックス12の背面板12cに対して上端が上下動可能
に当接する背もたれ板16とを有する座椅子17とを備
え、底枠部材14が水平状態で囲壁体13を所定の拡開
形状にして座椅子17を着座可能にし、鉛直状態で座椅
子17とともに収納ボックス12に収納されるように構
成された折畳み可能なサウナ装置の改良である。
【0006】その特徴ある構成は、底枠部材14の後端
両側部が一対の側板12a,12bの各下端に取外し可
能に枢支されたところにある。底枠部材14の後端両側
部を側板12a,12bの各下端から取外し、座椅子1
7及び底枠部材14をサウナ装置から分離して別途運搬
することにより、運搬重量を軽減して不使用時における
サウナ装置10の格納場所までの運搬を容易にする。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、一対の側板12a,12bの各下端の前縁
部に上側に開口する凹面26aを有する受け部材26が
それぞれ取付けられ、底枠部材14の後端両側部が凹面
26aに係合して回転可能な凸面14eと受け部材26
の前縁部に係止可能なくびれ面14fを有する凸部14
gをそれぞれ有する折畳み可能なサウナ装置である。上
側に開口する凹面26aを有する受け部材26を一対の
側板12a,12bの各下端の前縁部にそれぞれ取付
け、底枠部材14の後端両側部に形成された凸面14e
を凹面26aに係合するだけの簡単な作業で容易に底枠
部材14の後端両側部を一対の側板12a,12bの各
下端に取外し可能に枢支させる。凸部14gのくびれ面
14fは受け部材26の前縁部に係止することにより水
平状態の底枠部材14が受け部材26から外れることを
防止する。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項2に係る発
明であって、収納ボックス12に収納した状態の底枠部
材14の前端と天板12d内面との間隔が凹面26aの
深さより小さい折畳み可能なサウナ装置である。収納ボ
ックス12に収納した状態の底枠部材14の前端と天板
12d内面との間隔は凹面26aの深さより小さいの
で、底枠部材14が収納ボックス12に収納されると、
底枠部材14は格納時の振動等により上方に移動しても
底枠部材14の前端は天板12d内面に当接して凸部1
4gが受け部材26から外れることを防止する。
【0009】請求項4に係る発明は、図1、図7及び図
8に示すように、対向する一対の側板12a,12bと
一対の側板12a,12bの上部を接続する天板12d
とを有する前方が開口した収納ボックス12と、収納ボ
ックス12の前部に設けられ収納ボックス12とともに
加熱室を形成する折畳み可能な囲壁体13と、収納ボッ
クス12の一対の側板12a,12bの各下端に枢支さ
れた底枠部材14と、底枠部材14の後部に固定された
座板15と座板15の後端に枢支され収納ボックス12
の背面板12cに対して上端が上下動可能に当接する背
もたれ板16とを有する座椅子17とを備え、底枠部材
14が水平状態で囲壁体13を所定の拡開形状にして座
椅子17を着座可能にし、鉛直状態で座椅子17ととも
に収納ボックス12に収納されるように構成され、囲壁
体13が、折畳み可能に形成された一対の側壁13a,
13bと、一対の側壁13a,13bの前端を接続する
前壁13cと、天板12dを被覆する上壁13dと、一
対の側壁13a,13bのうちの一方の側壁13bの上
端に接続され一対の側壁13a,13bの各上端と前壁
13cの上端と上壁13dの前端とにより形成される第
1開口部13fを開閉可能な扉カバー13eとを備えた
折畳み可能なサウナ装置の改良である。
【0010】その特徴ある構成は、前壁13cが、一対
の側壁13a,13bのうちの他方の側壁13aの前端
に接続され、閉止した扉カバー13eの下端と前記一対
の側壁13a,13bの各前端とにより形成される第2
開口部13hを開閉可能に構成されたところにある。第
2開口部13hを開放してサウナ装置の組立又は折畳み
を行えばその作業が容易になり、サウナ装置の実際の使
用に際しては第2開口部13hから加熱室内に入ること
により使用者は前壁13cをまたぐことなく加熱室内に
入ることができる。また、第2開口部13hを開けば例
えば図9に示すような使用態様が可能になり、本発明の
サウナ装置の使用態様を増加させることができる。
【0011】請求項5に係る発明は、請求項4に係る発
明であって、扉カバー13eがその周囲に設けた第1ス
ライドファスナ13gにより上壁13dの前端と一対の
側壁13a,13bのうちの他方の側壁13aの上端と
に接続して第1開口部13fを閉止し、前壁13cが第
2スライドファスナ13jにより閉止した扉カバー13
eの下端と一対の側壁13a,13bのうちの一方の側
壁13bの前端とに接続して第2開口部13hを閉止す
るように構成され、かつ第1スライドファスナ13gと
第2スライドファスナ13jが一連に形成された折畳み
可能なサウナ装置である。扉カバー13e及び前壁13
cによる第1及び第2開口部13f,13hの閉止を第
1及び第2スライドファスナ13g,13jにより行わ
せることにより、扉カバー13e及び前壁13cの開閉
作業が容易になり、第1スライドファスナ13gと第2
スライドファスナ13jを一連に形成することにより、
別々に設ける場合に比較してスライドファスナ13g,
13jの操作がより容易になる。
【0012】請求項6に係る発明は、請求項5に係る発
明であって、扉カバー13eが一対の側壁13a,13
bのうちの一方の側壁13bの上端前部に接続され、扉
カバー13eが第1スライドファスナ13gにより一方
の側壁13bの上端後部に更に接続して第1開口部13
fを閉止するように構成された折畳み可能なサウナ装置
である。扉カバー13eを一方の側壁13bの上端前部
に接続して第1スライドファスナ13gを一方の側壁1
3bの上端後部に更に接続することにより、一方の側壁
13bの上端略中央から他方の側壁13aの上端略中央
までの第1スライドファスナ13gを開くことにより、
図8の一点鎖線で示すように、扉カバー13eの上半分
のみの開放が可能になり、サウナ装置の使用態様を更に
増加させて使いやすいサウナ装置を得る。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図7及び図8に示すように、
サウナ装置10は、収納ボックス12と、囲壁体13
と、底枠部材14と、座板15と背もたれ板16とから
なる座椅子17とにより構成される。収納ボックス12
は、図1〜図4に詳しく示すように、対向する一対の側
板12a,12bとこれらの側板12a,12bを互い
に接続する背面板12cと、天板12dを有し、前方が
開口して形成される。背面板12cには背もたれ板16
の上端が当接する当て板12eが水平方向に設けられ
る。12fは収納ボックスの取っ手である。
【0014】図7及び図8に戻って、囲壁体13はこの
ボックス12の前部に設けられ、ボックス12とともに
加熱室を形成する。囲壁体13は折畳み可能に形成され
た一対の側壁13a,13bを有し、この一対の側壁1
3a,13bの前端は前壁13cにより互いに接続さ
れ、一対の側壁13a,13bの上端であって収納ボッ
クス12の天板12d(図1)に相応する部分はこの天
板12dを被覆する上壁13dにより互いに接続され
る。一対の側壁13a,13bのうちの一方の側壁13
bの上端前部には扉カバー13eが接続され、扉カバー
13eの周囲には第1スライドファスナ13gが設けら
れる。第1スライドファスナ13gにより一方の側壁1
3bの上端後部と上壁13dの前端と一対の側壁13
a,13bのうちの他方の側壁13aの上端とを連続し
て扉カバー13eの周囲に接続し、一対の側壁13a,
13bの各上端と前壁13cの上端と上壁13dの前端
とにより形成される第1開口部13fを閉止するように
構成される。
【0015】一方、前壁13cは一対の側壁13a,1
3bのうちの他方の側壁13aの前端に接続され、閉止
した扉カバー13eの下端と一対の側壁13a,13b
の各前端とにより形成される第2開口部13hを開閉可
能に構成される。前壁13cには第2スライドファスナ
13jが設けられ、第2スライドファスナ13jは第1
スライドファスナ13gに連続して一連に形成される。
一連に形成された第1及び第2スライドファスナ13
g,13jは、第1スライダ13p及び第2スライダ1
3qの間の部分が開くように構成される。第2スライド
ファスナ13jは閉止した扉カバー13eの下端と一対
の側壁13a,13bのうちの一方の側壁13bの前端
とに接続して第2開口部13hを閉止するように構成さ
れ、図9に示すように、第1スライダ13pを他方の側
壁13aの上端前端部に位置させるとともに第2スライ
ダ13qを一方の側壁13bの前端下部に位置させて第
2スライドファスナ13jを開くことにより、前壁13
cを開放可能に構成される。なお、扉カバー13eには
第3スライドファスナ13kによりにより開閉自在に構
成された空気窓13mが形成され、この囲壁体13は一
対の側壁13a,13bが拡開状態で、前壁13cとと
もに水平状態の底枠部材14を覆う大きさに形成され
る。
【0016】図1及び図4に示すように、底枠部材14
は一対の側枠14a,14bと、これらを互いに接続す
る前枠14cと、多数のすのこ板14dを有する。側枠
14a,14bの各後端は一対の側板12a,12bに
枢支される。底枠部材14の側枠14a及び14bのほ
ぼ中央部には短柱18,19がそれぞれネジ21に固定
されて立設される。座椅子17の座板15の前端は短柱
18,19の上端に固定され、その後端は側枠14a,
14bの後部にネジ22により固定されて後下がりに設
置される。座板15は多数のすのこ板15aを架設する
ことにより形成され、その後端には台座23が設けられ
る。座椅子17の背もたれ板16はその下端が蝶番24
により台座23に枢支される。背もたれ板16の上端は
自由端であって、収納ボックス12の背面板12cに対
して上下動可能に設けられ、使用時には当て板12eに
当接するようになっている。背もたれ板16は座板15
と同様に多数のすのこ板16aを架設することにより形
成される。
【0017】図8に示すように、底枠部材14は水平状
態で囲壁体13を所定の拡開形状にして座椅子17を着
座可能に構成され、図1に示すように、底枠部材14の
後端両側部は一対の側板12a,12bの各下端に取外
し可能に枢支される。図1の拡大図に示すように、本実
施の形態では、一対の側板の各下端の前縁部に上側に開
口する凹面26aを有する受け部材26がそれぞれ取付
けられ(片側のみ示す)、底枠部材14の後端両側部で
ある側枠の各後端は、凹面26aに係合して回転可能な
下側に膨出する凸面14eとこの凸面14eに連続して
凸面14eの前部に形成されたくびれ面14fを有する
凸部14gがそれぞれ形成される。受け部材26は凹面
26aを形成するように湾曲して曲げられた湾曲部材2
6bとこの湾曲部材26bの側端縁に溶接により固着さ
れた取付板26cとを有し、この取付板26cを図示し
ない取付ネジにより取付けることにより受け部材26は
側板12aの下端の前縁部に取付けられる。
【0018】凸面14eを凹面26aに係合させるよう
に側枠14a,14bの各後端を受け部材26に配置し
て底枠部材14の後端を回転中心として回転させて底枠
部材14を鉛直状態にすることにより図2(b)に示す
ように、底枠部材14は座椅子17とともに収納ボック
ス12に収納されるように構成され、収納ボックス12
に収納した状態の底枠部材14の前端と天板12d内面
との間隔は凹面26aの深さより小さくなるように構成
される。
【0019】このような構成のサウナ装置10の使用方
法を説明する。 (a) 折畳み状態から使用状態にするとき:図5に示すよ
うに、サウナ装置10を設置する場所に収納ボックス1
2を配置し、図6の矢印Fに示すように囲壁体13の側
壁13a,13bを延ばし、図7に示すように前壁13
c、側壁13a及び13bを広げる。その後、扉カバー
13eを開いて第1開口部13fを開放し、底枠部材1
4を収納ボックス12から引き出すとともに矢印Gに示
すように傾動させて鉛直状態から水平状態にする。この
場合、必要に応じて前壁13cを実線で示すように開い
て第2開口部13hを開放することにより、特に底枠部
材14を水平にする場合の作業を容易にすることができ
る。底枠部材14を水平にすることにより背もたれ板1
6は後傾状態になり、背もたれ板16の上端は当て板1
2eの上に載り安定する。
【0020】実際の使用に際して使用者は第1及び第2
開口部13f,13hから加熱室内に入り、座椅子17
に座る。この場合、前壁13cが開かれた状態であれ
ば、使用者は前壁13cをまたぐことなく加熱室内に入
ることができ、例え老人や身体の不自由なものであって
も容易に座椅子17に座ることができる。次に、第1及
び第2スライドファスナ13g,13jを操作すること
により扉カバー13e及び前壁13cにより第1及び第
2開口部13f,13hを閉めた後、囲壁体13及び背
面板12cに設けられた面ヒータ(図示せず)によりサ
ウナ装置10内を加熱する。これにより、使用者は座板
15に腰をおろして背中を背もたれ板16にあずけた楽
な姿勢で快適なサウナ浴を楽しむことができる。
【0021】なお、扉カバー13eを一方の側壁13b
の上端前部に接続して第1スライドファスナ13gを一
方の側壁13bの上端後部に接続したので、第1スライ
ダ13pを一方の側壁13bの上端略中央に位置させる
とともに第2スライダ13qを他方の側壁13aの上端
略中央に位置させて第1スライダ13p及び第2スライ
ダ13qの間の第1スライドファスナ13gを開くこと
により、図8の1点鎖線で示すように扉カバー13eの
上半分のみを開放してサウナ浴を楽しむこともできる。
また、前壁13cが第2開口部13hを開閉可能に構成
したので、第2開口部13hを開くことにより例えば図
9に示すような使用態様も可能になる。図9の使用態様
ではサウナ装置の使用者は座椅子17に座ることなく寝
た楽な状態で快適なサウナ浴を楽しむことができる。
【0022】(b) 使用状態から折畳み状態にするとき:
上記(a)と反対の手順で収納する。即ち、扉カバー13
eを開いて第1開口部13fを開放し、底枠部材14を
図1の水平状態から図2(a)の実線矢印で示すように
持上げる。この場合必要に応じて前壁13cを開いて第
2開口部13hを開放することにより、特に底枠部材1
4を水平状態から持上げる場合の作業を容易にすること
ができる。底枠部材14を持上げると、背もたれ板16
の上端が上方に移動しながら底枠部材14が収納ボック
ス12に収納され、図2(b)に示すように底枠部材1
4が収納ボックス12に収納されると、収納ボックス1
2に収納した状態の底枠部材14の前端と天板12d内
面との間隔は凹面26aの深さより小さいので、底枠部
材14は運搬時の振動等により上方に移動しても、底枠
部材14の前端は天板12d内面に当接して凸部14g
が受け部材26から外れることを防止する。
【0023】(c) 座椅子及び底枠部材をサウナ装置から
分離して運搬するとき:運搬重量を軽減して運搬を容易
にする場合、底枠部材14の後端両側部を側板12a,
12bの各下端から取外す。この取外しは底枠部材14
を図1の水平状態から図2(a)の実線矢印で示すよう
に持上げて受け部材26の前縁部からくびれ面14fを
離し、底枠部材14が係止収納ボックス12に収納され
る以前に、背もたれ板16を底枠部材14側に傾動させ
て図3(a)で示すように背もたれ板16と底枠部材1
4を重ね合せる。その後、重ね合された背もたれ板16
と底枠部材14を図3(b)の実線矢印で示すように上
方に持上げることにより底枠部材14の後端両側部を一
対の側板12a,12bの各下端から取外す。この場合
底枠部材14の前端は天板12d内面に対向しないので
底枠部材14の上方への移動は許容されサウナ装置10
は2つの部材に分離する。
【0024】この分離された2つの部材を別途格納場所
まで運搬し格納場所で再び底枠部材14の後端を図3
(b)の破線矢印で示すように受け部材26に配置し、
底枠部材14の後端両側部を一対の側板12a,12b
の各下端に枢支させる。その後、側枠14a,14bの
各後端を回転中心として回転させて底枠部材14を鉛直
状態にし、底枠部材14を座椅子17とともに収納ボッ
クス12に収納し、囲壁体13を折畳んでサウナ装置1
0を格納する。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、底
枠部材の後端両側部を取外し可能に枢支したので、その
後端両側部を側板の各下端から取外してサウナ装置から
分離し、別途運搬することにより運搬重量を軽減して不
使用時におけるサウナ装置の格納場所までの運搬を容易
にすることができる。この場合、上側に開口する凹面を
有する受け部材を側板に取付け、その凹面に係合して回
転可能な凸面を有する凸部を底枠部材の後端両側部に形
成すれば、その凸部の凸面を受け部材の凹面に係合する
だけの簡単な作業で容易に底枠部材の後端両側部を側板
の各下端に取外し可能に枢支させることができる。ま
た、凸部にくびれ面を形成すれば、くびれ面が受け部材
の前縁部に係止することにより水平状態の底枠部材が受
け部材から外れることを防止することができ、収納ボッ
クスに収納した状態の底枠部材の前端と天板内面との間
隔を凹面の深さより小さく形成すれば、収納ボックスに
収納された底枠部材が上方に移動して凸部が受け部材か
ら外れることを防止することもできる。
【0026】また、前壁が第2開口部を開閉可能に構成
したので、第2開口部を開放することによりサウナ装置
の組立又は折畳みが容易になり、サウナ装置の実際の使
用に際しては第2開口部から加熱室内に入ることにより
使用者は前壁をまたぐことなく加熱室内に容易に入るこ
とができる。この結果、例え老人や身体の不自由なもの
であっても容易にサウナ浴を楽しむことができる。この
場合、扉カバー及び前壁による第1及び第2開口部の閉
止を第1及び第2スライドファスナにより行わせること
により、扉カバー及び前壁の開閉作業が容易になり、第
1スライドファスナと第2スライドファスナを一連に形
成することにより、別々に設ける場合に比較してその操
作をより容易に行うこともできる。
【0027】更に、前壁を開閉可能に構成したので第2
開口部を開いた図9に示すような使用態様も可能にな
り、本発明のサウナ装置の使用態様が増加する。また、
扉カバーを一方の側壁の上端前部に接続して第1スライ
ドファスナを一方の側壁の上端後部に更に接続すれば、
一方の側壁の上端略中央から他方の側壁の上端略中央ま
での第1スライドファスナを開くことにより、図8の一
点鎖線で示すように扉カバーの上半分を開放して使用す
ることも可能になり、サウナ装置の使用態様が更に増加
する。この結果、サウナ装置使用者にとって使いやすい
サウナ装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の囲壁体を省略したサウナ装置の使用状
態の要部側面図。
【図2】その底枠部材を収納ボックスに収納する状況を
示す側面図。
【図3】その底枠部材を収納ボックスから取外す状況を
示す側面図。
【図4】その囲壁体を省略したサウナ装置の使用状態の
外観斜視図。
【図5】その収納状態のサウナ装置の斜視図。
【図6】その囲壁体を引き出している状態を示す斜視
図。
【図7】その底枠部材を収納ボックスから出している状
態を示す斜視図。
【図8】その使用状態を示す斜視図。
【図9】前壁を開放した状態での使用状態を示す斜視
図。
【符号の説明】
12 収納ボックス 12a,12b 側板 12c 背面板 12d 天板 13 囲壁体 13a,13b 側壁 13c 前壁 13d 上壁 13e 扉カバー 13f 第1開口部 13g 第1スライドファスナ 13h 第2開口部 13j 第2スライドファスナ 14 底枠部材 14e 凸面 14f くびれ面 14g 凸部 15 座板 16 背もたれ板 17 座椅子 26 受け部材 26a 凹面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する一対の側板(12a,12b)と前記一
    対の側板(12a,12b)の上部を接続する天板(12d)とを有す
    る前方が開口した収納ボックス(12)と、前記収納ボック
    ス(12)の前部に設けられ前記収納ボックス(12)とともに
    加熱室を形成する折畳み可能な囲壁体(13)と、前記収納
    ボックス(12)の一対の側板(12a,12b)の各下端に枢支さ
    れた底枠部材(14)と、前記底枠部材(14)の後部に固定さ
    れた座板(15)と前記座板(15)の後端に枢支され前記収納
    ボックス(12)の背面板(12c)に対して上端が上下動可能
    に当接する背もたれ板(16)とを有する座椅子(17)とを備
    え、 前記底枠部材(14)が水平状態で前記囲壁体(13)を所定の
    拡開形状にして前記座椅子(17)を着座可能にし、鉛直状
    態で前記座椅子(17)とともに前記収納ボックス(12)に収
    納されるように構成された折畳み可能なサウナ装置にお
    いて、 前記底枠部材(14)の後端両側部が前記一対の側板(12a,1
    2b)の各下端に取外し可能に枢支されたことを特徴とす
    る折畳み可能なサウナ装置。
  2. 【請求項2】 一対の側板(12a,12b)の各下端の前縁部
    に上側に開口する凹面(26a)を有する受け部材(26)がそ
    れぞれ取付けられ、 底枠部材(14)の後端両側部が前記凹面(26a)に係合して
    回転可能な凸面(14e)と前記受け部材(26)の前縁部に係
    止可能なくびれ面(14f)を有する凸部(14g)をそれぞれ有
    する請求項1記載の折畳み可能なサウナ装置。
  3. 【請求項3】 収納ボックス(12)に収納した状態の底枠
    部材(14)の前端と天板(12d)内面との間隔が凹面(26a)の
    深さより小さい請求項2記載の折畳み可能なサウナ装
    置。
  4. 【請求項4】 対向する一対の側板(12a,12b)と前記一
    対の側板(12a,12b)の上部を接続する天板(12d)とを有す
    る前方が開口した収納ボックス(12)と、前記収納ボック
    ス(12)の前部に設けられ前記収納ボックス(12)とともに
    加熱室を形成する折畳み可能な囲壁体(13)と、前記収納
    ボックス(12)の一対の側板(12a,12b)の各下端に枢支さ
    れた底枠部材(14)と、前記底枠部材(14)の後部に固定さ
    れた座板(15)と前記座板(15)の後端に枢支され前記収納
    ボックス(12)の背面板(12c)に対して上端が上下動可能
    に当接する背もたれ板(16)とを有する座椅子(17)とを備
    え、 前記底枠部材(14)が水平状態で前記囲壁体(13)を所定の
    拡開形状にして前記座椅子(17)を着座可能にし、鉛直状
    態で前記座椅子(17)とともに前記収納ボックス(12)に収
    納されるように構成され、 前記囲壁体(13)が、折畳み可能に形成された一対の側壁
    (13a,13b)と、前記一対の側壁(13a,13b)の前端を接続す
    る前壁(13c)と、前記天板(12d)を被覆する上壁(13d)
    と、前記一対の側壁(13a,13b)のうちの一方の側壁(13b)
    の上端に接続され前記一対の側壁(13a,13b)の各上端と
    前記前壁(13c)の上端と前記上壁(13d)の前端とにより形
    成される第1開口部(13f)を開閉可能な扉カバー(13e)と
    を備えた折畳み可能なサウナ装置において、 前記前壁(13c)が、前記一対の側壁(13a,13b)のうちの他
    方の側壁(13a)の前端に接続され、閉止した前記扉カバ
    ー(13e)の下端と前記一対の側壁(13a,13b)の各前端とに
    より形成される第2開口部(13h)を開閉可能に構成され
    たことを特徴とする折畳み可能なサウナ装置。
  5. 【請求項5】 扉カバー(13e)がその周囲に設けた第1
    スライドファスナ(13g)により上壁(13d)の前端と一対の
    側壁(13a,13b)のうちの他方の側壁(13a)の上端とに接続
    して第1開口部(13f)を閉止し、前壁(13c)が第2スライ
    ドファスナ(13j)により前記閉止した扉カバー(13e)の下
    端と前記一対の側壁(13a,13b)のうちの一方の側壁(13b)
    の前端とに接続して第2開口部(13h)を閉止するように
    構成され、かつ前記第1スライドファスナ(13g)と前記
    第2スライドファスナ(13j)が一連に形成された請求項
    4記載の折畳み可能なサウナ装置。
  6. 【請求項6】 扉カバー(13e)が一対の側壁(13a,13b)の
    うちの一方の側壁(13b)の上端前部に接続され、前記扉
    カバー(13e)が第1スライドファスナ(13g)により前記一
    方の側壁(13b)の上端後部に更に接続して第1開口部(13
    f)を閉止するように構成された請求項5記載の折畳み可
    能なサウナ装置。
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