JP3532518B2 - トランク - Google Patents

トランク

Info

Publication number
JP3532518B2
JP3532518B2 JP2000346546A JP2000346546A JP3532518B2 JP 3532518 B2 JP3532518 B2 JP 3532518B2 JP 2000346546 A JP2000346546 A JP 2000346546A JP 2000346546 A JP2000346546 A JP 2000346546A JP 3532518 B2 JP3532518 B2 JP 3532518B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage
trunk
bottom plate
chair
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000346546A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002142832A (ja
Inventor
宮本  実
宮本  誼
Original Assignee
宮本 実
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 宮本 実 filed Critical 宮本 実
Priority to JP2000346546A priority Critical patent/JP3532518B2/ja
Publication of JP2002142832A publication Critical patent/JP2002142832A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3532518B2 publication Critical patent/JP3532518B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、海外旅行等に用い
る硬質のトランクに関する。 【0002】 【背景及び課題】一般に、海外旅行等に用いる硬質のト
ランクは、一側をヒンジ部により回動自在(開閉自在)
に結合したケース部とリッド部を有する。ケース部とリ
ッド部は、それぞれ合成樹脂等の硬質素材により一体形
成したアウタパネルにより覆われ、全体として剛性を有
する。なお、長手方向を鉛直に起立した際の底面部に
は、複数の自在キャスタ部及び(又は)足部が付設さ
れ、また、長手方向の側面部中央と短手方向の側面部中
央には、それぞれグリップが付設されている。 【0003】ところで、海外旅行等では、例えば、手荷
物が増えた場合、通常、両手が塞がってしまうことにな
るが、この場合であっても片手が自由に使えれば極めて
便利である。また、例えば、待ち合わせ等により同一場
所で長時間待つこともあるが、この際、手軽に腰掛ける
イスがあれば、余分な疲労を強いられることなく極めて
便利である。 【0004】しかし、従来のトランクは、その機能性に
着目した場合、主に収納機能を備えるのみであり、多機
能性、さらには利便性において十分とは言い難い側面が
あった。 【0005】本発明は、このような背景に応えたもので
あり、多機能性を付加することにより、利便性を飛躍的
に高めることができるトランクの提供を目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明に
係るトランク1は、トランク本体2の表面に第一格納部
13を設け、この第一格納部13に、当該第一格納部1
3の一側に一端15xを回動可能に結合した底板部15
と、第一格納部13の他側に一端16x,16xを回動
可能に結合した枠体部16と、この枠体部16と底板部
15間に架け渡して補助収納部Bの側面を構成するネッ
ト部17を備え、折畳むことにより第一格納部13に格
納し、かつ広げることにより補助収納部Bとなる収納機
構部14を付設するとともに、トランク本体2の表面に
第二格納部3を設け、この第二格納部3に、折畳むこと
により当該第二格納部3に格納し、かつ広げることによ
りトランク本体2が後脚部5及び背凭れ部6となるイス
Cを構成するイス機構部4を付設したことを特徴とす
る。 【0007】これにより、収納機構部14を使用しない
ときは、折畳むことにより第一格納部13に格納できる
とともに、使用するときは、底板部15と枠体部16が
ネット部17により囲まれた補助収納部Bが構成され
る。さらに、イス機構部4を使用しなければ、折畳むこ
とにより第二格納部3に格納できるとともに、使用する
ときは、広げることにより、イス機構部4が着座部11
と前脚部12になり、かつトランク本体2が後脚部5と
背凭れ部6になるイスCが構成される。 【0008】 【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。 【0009】まず、本実施例に係るトランク1の構成に
ついて、図1〜図4を参照して説明する。 【0010】トランク1はトランク本体2を備える。こ
のトランク本体2は、ケース部21とリッド部22を有
し、ケース部21とリッド部22の一側は、図に現れな
いヒンジ部により回動自在に結合する。また、ケース部
21とリッド部22は、それぞれ合成樹脂等の硬質素材
により一体形成したアウタパネル21p,22pを備
え、全体として剛性を有している。さらに、長手方向を
鉛直に起立させたトランク本体2の底面部2dには、一
対の自在キャスタ部23…と一対の足部24…を付設す
るとともに、長手方向及び短手方向の側面部中央には、
それぞれグリップ25,26を付設する。以上の構成に
より、ケース部21に対してリッド部22が開閉自在と
なり、かつ収納機能を有する周知の一般的なトランクを
構成する。したがって、トランク本体2には、その他、
内ポケットやロック機構等の一般的なトランクにおける
各種付属構造も備えている。 【0011】一方、リッド部22の広面部22wは、図
1に示すように厚肉形成し、トランク本体2の長手方向
を鉛直に起立させた状態における広面部22wの表面の
上側に、凹部による第二格納部3を設け、この第二格納
部3にイス機構部4を付設する。イス機構部4は、図3
に示すように、矩形板状の着座部11と左右一対の脚部
メンバ12p,12qを有するフレーム状の前脚部12
を備え、第二格納部3の下端に、着座部11の一端11
xを左右一対の軸部(ヒンジ部)27p,27qにより
回動可能に結合するとともに、この着座部11の他端1
1yに、前脚部12の一端12xを左右一対の軸部(ヒ
ンジ部)28p,28qにより回動可能に結合して構成
する。この場合、着座部11の表面には、前脚部12を
格納できる当該前脚部12と同形状の格納凹部11iを
設ける。 【0012】これにより、前脚部12は軸部28p,2
8qを支点に回動させることができ、図1に示すよう
に、着座部11に対して直角となる使用位置と、図2に
示すように、着座部11の格納凹部11iに格納する格
納位置に変位させることができるとともに、着座部11
は軸部27p,27qを支点に回動させることができ、
図1に示すように、広面部22wに対して直角となる使
用位置と、図2に示すように、第二格納部3に格納する
格納位置に変位させることができる。なお、29は、広
げる際に使用する把手を示す。また、着座部11及び前
脚部12に対しては、使用位置及び格納位置の定位置に
止まるように、ストッパ機構やクリック機構を付設する
とともに、必要によりマグネット機構やロック機構を付
設することができる。 【0013】他方、広面部22wの表面の下側には、凹
部による第一格納部13を設け、この第一格納部13に
収納機構部14を付設する。収納機構部14は、図3に
示すように、矩形板状の底板部15と、コの字形に形成
したフレーム状の枠体部16と、枠体部16と底板部1
5間に架け渡すネット部17を備える。この場合、第一
格納部13の下端に、底板部15の一端15xを左右一
対の軸部(ヒンジ部)31p,31qにより回動可能に
結合するとともに、第一格納部13の上側に、枠体部1
6の一端(両端部)16x,16xを軸部(ヒンジ部)
32p,32qにより回動可能に結合する。また、ネッ
ト部17は、上端辺を枠体部16に沿って取付けるとと
もに、下端辺を底板部15の外郭に沿って取付け、枠体
部16と底板部15間における側面を構成する。なお、
底板部15の先端辺部及び左右端辺部には起立した側壁
部15r…を有する。 【0014】これにより、底板部15は軸部31p,3
1qを支点に回動させることができ、図1に示すよう
に、広面部22wに対して直角となる使用位置と、図2
に示すように、第一格納部13に格納する格納位置に変
位させることができるとともに、枠体部16は軸部32
p,32qを支点に回動させることができ、図1に示す
ように、広面部22wに対して直角となる使用位置と、
図2に示すように、第一格納部13に格納する格納位置
に変位させることができる。なお、33は、広げる際に
使用する把手を示す。また、34…は、底板部15を使
用位置に支持する当該底板部15と第一格納部13間に
架設した支持紐であり、左右両側に一対設ける。さら
に、底板部15及び枠体部16に対しては、使用位置及
び格納位置の定位置で止まるように、ストッパ機構やク
リック機構を付設するとともに、必要によりマグネット
機構やロック機構を付設することができる。 【0015】次に、本実施例に係るトランク1の使用方
法及び細部の機能について、図1〜図6を参照して説明
する。 【0016】まず、イス機構部4及び収納機構部14を
使用しないときは、図2及び図3に示すように、それぞ
れ折畳むことにより第二格納部3及び第一格納部13に
格納することができる。これにより、イス機構部4及び
収納機構部14は、共に、第二格納部3及び第一格納部
13の内部に収容され、リッド部22の広面部22wの
表面からは突出しない。したがって、トランク1は、通
常のトランクとして使用できる。 【0017】一方、海外旅行等で、例えば、待ち合わせ
等により同一場所で長時間待つときは、イス機構部4を
図1及び図5に示すように広げればよい。この場合、把
手29を引いて着座部11を水平となる使用位置にセッ
トするとともに、前脚部12を鉛直となる使用位置にセ
ットする。これにより、トランク本体2は、着座部11
よりも下方が後脚部5になり、着座部11よりも上方が
背凭れ部6になるため、広げたイス機構部4とトランク
本体2によるイスCが構成される。よって、着座部11
に腰を降ろして座ることができる。なお、トランク1を
このように使用することにより、待ち合わせ中における
トランク1の盗難を回避できる副次的効果も得る。 【0018】また、例えば、手荷物が増えたときは、収
納機構部14を図1及び図6に示すように広げればよ
い。この場合、把手33を引いて底板部15を水平とな
る使用位置にセットするとともに、枠体部16を水平と
なる使用位置にセットする。これにより、枠体部16,
底板部15,ネット部17及び第一格納部13は、枠体
部16の上方が開放される補助収納部Bを構成する。よ
って、この補助収納部Bに増えた手荷物を入れてトラン
ク1を移動させることができる。 【0019】そして、使用後のイス機構部4及び収納機
構部14は、上述したように、それぞれ折畳むことによ
り第二格納部3及び第一格納部13に格納することがで
きる。この場合、収納機構部14は、最初に、枠体部1
6を格納し、続いて、底板部15を格納する。この際、
ネット部17を収容する空間が底板部15と枠体部16
間に設けられる。なお、形状や寸法等により、格納時の
ネット部17の存在が邪魔になる場合には、ネット部1
7の上端に、枠体部16に引っ掛ける複数のフックを取
付け、使用位置ではフックを枠体部16に引っ掛けて使
用するとともに、格納時には、枠体部16からフックを
外すようにしてもよい。また、ネット部17の一部又は
全部を弾性ゴムにより構成してもよい。 【0020】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成,形状,素材,数量等において、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で任意に変更,追加,削除すること
ができる。 【0021】 【発明の効果】このように、本発明に係るトランクは、
トランク本体の表面に第一格納部を設け、この第一格納
部に、当該第一格納部の一側に一端を回動可能に結合し
た底板部と、第一格納部の他側に一端を回動可能に結合
した枠体部と、この枠体部と底板部間に架け渡して補助
収納部の側面を構成するネット部を備え、折畳むことに
より第一格納部に格納し、かつ広げることにより補助収
納部となる収納機構部を付設するとともに、トランク本
体の表面に第二格納部を設け、この第二格納部に、折畳
むことにより当該第二格納部に格納し、かつ広げること
によりトランク本体が後脚部及び背凭れ部となるイスを
構成するイス機構部を付設したため、次のような顕著な
効果を奏する。 【0022】(1) 収納機構部を付設したことによる
多機能化により利便性を高めることができる。具体的に
は、手荷物が増えたような場合、増えた手荷物を補助収
納部に入れることができる。 【0023】(2) 収納機構部に加えてイス機構部を
付設したため、さらなる利便性を飛躍的に高めることが
できる。具体的には、海外旅行等において待ち合わせ等
により同一場所で長時間待つときの一時的なイスとして
使用できる。また、これにより、副次的効果としてトラ
ンクの盗難を回避できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の好適な実施例に係るトランクのイス機
構部及び収納機構部を広げた状態の縦断側面図、 【図2】同トランクのイス機構部及び収納機構部を格納
した状態の縦断側面図、 【図3】同トランクの一部破断した外観正面図、 【図4】同トランクの外観側面図、 【図5】同トランクにおけるイス機構部を広げた状態の
斜視図、 【図6】同トランクにおける収納機構部を広げた状態の
斜視図、 【符号の説明】 1 トランク 2 トランク本体 3 第二格納部 4 イス機構部 5 後脚部 6 背凭れ部 11 着座部 12 前脚部 13 第一格納部 14 収納機構部 15 底板部 15x 底板部の一端 16 枠体部 16x… 枠体部の一端 17 ネット部 B 補助収納部 C イス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45C 1/00 - 15/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 トランク本体の表面に第一格納部を設
    け、この第一格納部に、当該第一格納部の一側に一端を
    回動可能に結合した底板部と、前記第一格納部の他側に
    一端を回動可能に結合した枠体部と、この枠体部と前記
    底板部間に架け渡して補助収納部の側面を構成するネッ
    ト部を備え、折畳むことにより前記第一格納部に格納
    し、かつ広げることにより前記補助収納部となる収納機
    構部を付設するとともに、前記トランク本体の表面に第
    二格納部を設け、この第二格納部に、折畳むことにより
    当該第二格納部に格納し、かつ広げることにより前記ト
    ランク本体が後脚部及び背凭れ部となるイスを構成する
    イス機構部を付設したことを特徴とするトランク。
JP2000346546A 2000-11-14 2000-11-14 トランク Expired - Fee Related JP3532518B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000346546A JP3532518B2 (ja) 2000-11-14 2000-11-14 トランク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000346546A JP3532518B2 (ja) 2000-11-14 2000-11-14 トランク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002142832A JP2002142832A (ja) 2002-05-21
JP3532518B2 true JP3532518B2 (ja) 2004-05-31

Family

ID=18820397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000346546A Expired - Fee Related JP3532518B2 (ja) 2000-11-14 2000-11-14 トランク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3532518B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2002304064A1 (en) 2002-05-24 2003-12-12 Yoshiaki Tamura Suitcase with foldable chair

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002142832A (ja) 2002-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6227339B1 (en) Upright standing duffle bag
US5067771A (en) Stadium seat apparatus
US5499760A (en) Interconvertible backpack and chair apparatus
JP2006508843A (ja) 乗物用後部座席
JPH0586205B2 (ja)
US1673988A (en) Portable chair
JP3532518B2 (ja) トランク
KR102181190B1 (ko) 가방형 의자
CN209733813U (zh) 便携式马桶
KR20180045903A (ko) 차량용 텐트 및 이를 갖춘 차량
JP2000316619A (ja) 椅子付キャリーバッグ
GB2191682A (en) Suitcase/leisure bed or chair combination
JP3017441U (ja) 折り畳み式腰掛
US20020130005A1 (en) Soft-sided bag with collapsible support member
JP4471422B2 (ja) 折り畳み可能な椅子
JP2004033620A (ja) 屋外用いす及び屋外用テーブルセット
JPH092113A (ja) 車両のシート装置
JP3563205B2 (ja) 自動車用室内テーブル
US5564777A (en) Foldable chair having integral hinges
JPS598143Y2 (ja) 掘こたつ
JP2872992B1 (ja) 折畳み可能なサウナ装置
KR20190003058U (ko) 휴대용 접이식 등받이 의자
US11272768B1 (en) Backpack chair
JP3059433U (ja) 折り畳みベッド
JPH08242973A (ja) ソファーベッド及びソファーベッドの組立方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040303

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees