JPH11252977A - 電動機制御装置とその方法 - Google Patents

電動機制御装置とその方法

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JPH11252977A
JPH11252977A JP10051644A JP5164498A JPH11252977A JP H11252977 A JPH11252977 A JP H11252977A JP 10051644 A JP10051644 A JP 10051644A JP 5164498 A JP5164498 A JP 5164498A JP H11252977 A JPH11252977 A JP H11252977A
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JP
Japan
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motor
acceleration
acceleration time
load
setting
Prior art date
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Application number
JP10051644A
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English (en)
Inventor
Hideaki Hishiyama
秀昭 菱山
Takashi Kobayashi
小林  孝
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】負荷条件に対応した最適な加速時間を実現でき
る電動機制御装置を提供すること。 【解決手段】電動機の速度を設定する速度設定器で設定
された速度信号を加速制限回路によりランプ関数に変換
し、その出力信号により電動機の回転数を制御する電動
機制御装置において、負荷の慣性モーメントを設定する
負荷慣性モーメント設定手段と、電動機の過負荷耐量特
性と加速時間特性から最適な加速時間を算出する加速時
間演算手段を備えているので、負荷の慣性モーメントよ
り電動機の加速特性を算出し、電動機の過負荷耐量特性
と比較演算することにより、過負荷耐量内に収まる範囲
の中で最短の加速時間を算出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動機制御装置に係
わり、特に負荷に応じた最適な加速時間を設定できる電
動機制御装置とその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動機制御装置の一例を図3を参
照して説明する。図に示す従来の電動機制御装置は、電
動機1の速度を設定する速度設定器2と、この速度設定
器2で設定された速度信号をランプ関数に変換する加速
制限回路3と、この加速制限回路3の出力信号により電
動機1の速度を制御する速度制御回路4と、この速度制
御回路4の出力信号により電動機1に電力を供給する電
力変換器5とから構成されている。
【0003】このように構成された電動機制御装置で
は、速度設定器2で設定された速度指令値に対し機械的
ショックを防止すること及び電動機の過負荷を防止する
ことのために、速度指令値がステップ的に変化しても加
速制限回路3で一定の加速レートになるよう信号変換す
ることにより、滑らかな加速特性を実現している。な
お、加速レートは電動機速度の0から100%速度に達
するまでの加速時間で表現している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した構
成の電動機制御装置において、加速制限回路3の加速時
間は電動機1の過負荷耐量で制限を受ける。すなわち、
加速時間を短くすると加速速度が増大し、電動機1の過
負荷耐量を越えると、図示しない保護装置が動作し、電
動機1はトリツプする。一方、電動機1の実際の加速時
間は、負荷の慣性モーメントと電動機トルクで決まるた
め、加速制限回路3の加速時間は負荷の最大慣性モーメ
ントに基づいて決めている。
【0005】しかし、巻取機のように巻取ロールの径に
より慣性モーメントが変化するような負荷の場合、軽負
荷時においても最大負荷時の加速時間になるため必要以
上の加速時間がかかり過ぎるという問題がある。
【0006】本発明は、上記のような従来技術の問題を
解決するためになされたものであり、その目的は負荷条
件に対応した最適な加速時間を実現できる電動機制御装
置とその方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、電動機の速度を設定する速度
設定器で設定された速度信号を加速制限回路によりラン
プ関数に変換し、その出力信号により電動機の回転数を
制御する電動機制御装置において、負荷の慣性モーメン
トを設定する負荷慣性モーメント設定手段と、電動機の
過負荷耐量特性と加速時間特性から最適な加速時間を算
出する加速時間演算手段を備えたことを特徴とする。
【0008】この請求項1は、負荷の慣性モーメントよ
り電動機の加速特性を算出し、電動機の過負荷耐量特性
と比較演算することにより、過負荷耐量内に収まる範囲
の中で最短の加速時間を算出できる。
【0009】本発明の請求項2は、電動機の回転数を制
御する電動機制御方法において、負荷の慣性モーメント
と過負荷電流値とを用いて前記電動機の加速時間曲線を
求め、また、前記電動機の定格電流と過負荷電流値とを
用いて前記電動機の過負荷耐量曲線を求め、前記両曲線
の交点の電流値に制御することで前記電動機の加速時間
を最短にするようにしたことをことを特徴とする。この
請求項2は、電動機の加速時間曲線と電動機の過負荷耐
量曲線の交点の電流値に制御することで負荷の状況に応
じ最短の時間で加速できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は本発明の第1実施例(請求項
1及び請求項2対応)である電動機制御装置のブロック
構成図ある。なお、図3に示した従来技術と同一部分に
は同一符号を付して説明する。
【0011】図に示すように、本実施例の電動機制御装
置は、電動機1の速度を設定する速度設定器2と、この
速度設定器2で設定された速度信号をランプ関数に変換
する加速制限回路3と、この加速制限回路3の出力信号
により電動機1の速度を制御する速度制御回路4と、こ
の速度制御回路4の出力信号により電動機1に電力を供
給する電力変換器5と、後記する負荷慣性モーメント設
定器6及び加速時間演算器7とから構成されている。
【0012】次に、本実施例の動作について説明する。
加速時間演算器7では、あらかじめ電動機1の過負荷耐
量特性を設定しておく。この過負荷耐量特性は、過負荷
電流値IOLと過負荷耐量時間TOLの関数で表現される。
また、過負荷耐量特性は、電動機の種類、運転パターン
等によって変化するが、一例として抄紙機用の直流電動
機では概略次の(1)式で表される。 TOL=K1 /(IOL−I100 2 (1) ここで、K1 は定数、I100 は電動機定格電流である。
【0013】また、負荷慣性モーメント設定器6で設定
される負荷の慣性モーメントJを用いて、電動機の加速
時間Ta を求めると、次の(2)式になる。 Ta =K2 ・J/IOL (2) ここで、K2 は定数である。
【0014】上記(1)式および(2)式をグラフで表
すと、図2に示すような特性図が得られる。この特性図
で、過負荷耐量曲線の下部が過負荷耐量の許容値である
ので、(1)式と(2)式の特性カーブの交点が最短加
速時間になる。
【0015】また、加速時間演算器7では、TOL=Ta
とし、(1)式と(2)式の連立方程式より最短加速時
間を演算し、加速制限回路3の設定時間とすることによ
り過負荷耐量以内で最短の加速時間を設定できる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明(請求項1
及び請求項2対応)によると、負荷の状況に応じ最短の
時間で加速できる電動機制御装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電動機制御装置のブロ
ック構成図。
【図2】図1の電動機制御装置による加速時間と過負荷
耐量の特性図。
【図3】従来の電動機制御装置のブロック構成図。
【符号の説明】
1…電動機、2…速度設定器、3…加速制限回路、4…
速度制御回路、5…電力変換器、6…負荷慣性モーメン
ト設定器、7…加速時間演算器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機の速度を設定する速度設定器で設
    定された速度信号を加速制限回路によりランプ関数に変
    換し、その出力信号により電動機の回転数を制御する電
    動機制御装置において、負荷の慣性モーメントを設定す
    る負荷慣性モーメント設定手段と、電動機の過負荷耐量
    特性と加速時間特性から最適な加速時間を算出する加速
    時間演算手段を備えたことを特徴とする電動機制御装
    置。
  2. 【請求項2】 電動機の回転数を制御する電動機制御方
    法において、負荷の慣性モーメントと過負荷電流値とを
    用いて前記電動機の加速時間曲線を求め、また、前記電
    動機の定格電流と過負荷電流値とを用いて前記電動機の
    過負荷耐量曲線を求め、前記両曲線の交点の電流値に制
    御することで前記電動機の加速時間を最短にするように
    したことをことを特徴とする電動機制御方法。
JP10051644A 1998-03-04 1998-03-04 電動機制御装置とその方法 Pending JPH11252977A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2007046257A1 (ja) * 2005-10-18 2009-04-23 株式会社安川電機 モータ制御装置及び方法及びプログラム記憶媒体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2007046257A1 (ja) * 2005-10-18 2009-04-23 株式会社安川電機 モータ制御装置及び方法及びプログラム記憶媒体
JP4553158B2 (ja) * 2005-10-18 2010-09-29 株式会社安川電機 モータ制御装置及び方法

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