JPH11252516A - 放送システムの制御情報作成装置 - Google Patents

放送システムの制御情報作成装置

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JPH11252516A
JPH11252516A JP10284769A JP28476998A JPH11252516A JP H11252516 A JPH11252516 A JP H11252516A JP 10284769 A JP10284769 A JP 10284769A JP 28476998 A JP28476998 A JP 28476998A JP H11252516 A JPH11252516 A JP H11252516A
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亜紀 中川
Takeshi Nagao
武司 長尾
Shigesue Kaneko
惠季 金子
Hiroyoshi Ishibashi
弘義 石橋
Masaaki Yoshikawa
雅昭 吉川
Yoshiyasu Takeuchi
良康 竹内
Riyouta Tsukidate
良太 槻館
Toru Kawaguchi
透 川口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルTV放送システムの制御情報作成装
置を、制御情報作成手段と制御情報出力手段の2部構成
にして、信頼性を高める。 【解決手段】 入力部とテーブル作成部と出力部で制御
情報作成手段を構成する。入力部とバージョン管理部と
TSパケット化部と帯域調整部と蓄積部とスケジューラ
と出力部で制御情報出力手段を構成する。制御情報作成
手段は、番組スケジュール情報からテーブルを作成し
て、バスを介して制御情報出力手段に渡す。制御情報出
力手段は、テーブルにバージョン番号を付け、パケット
化して送出する。テーブル作成とバージョン管理を分離
したので、柔軟な処理ができ、負荷の変動に対しても安
定に動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルTV放送シス
テムにおいて番組スケジュール情報から制御情報を作成
する制御情報作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放送衛星、通信衛星などの衛星を介して
テレビジョン信号をデジタル化して伝送し、各家庭にお
いてこれを受信するシステムが普及しつつある。このシ
ステムにおいては、100以上のチャンネルを確保するこ
とが可能であるため、きわめて多くの番組を放送するこ
とができる。デジタルTV放送では、MPEG2で映像
と音声を圧縮して放送する。MPEG2では、パケット
多重した複数の映像と音声を、1本のトランスポートス
トリーム(TS)として流す。この際、映像音声のパケ
ット以外に、MPEG2の制御データとして規定される
映像音声情報の多重化のための制御情報が流される。こ
の制御データはセクション型式テーブルで記述されてい
る。テーブルは制御情報の送出単位で、通常、MPEG
2拡張セクション形式をとる。サブテーブルはテーブル
の分割単位で、table_id_extensionによって識別され
る。セクションはサブテーブルの分割単位で、サブテー
ブルは最大256個のセクションに分割される。セクショ
ンにはMPEG2規定のバージョン番号がふられる。
【0003】放送衛星などを利用するデジタルTV放送
システムは、放送番組情報が格納された放送データベー
スと、放送データベースから番組スケジュールおよび映
像/音声データを受け取って、これらのデータを送出す
る映像/音声データ送出装置と、放送データベースから
の番組スケジュール情報を受け取って、映像音声情報の
多重化のための制御情報を作成する制御情報作成装置
と、映像/音声データ送出装置から出力された映像/音
声データと制御情報作成装置から出力された制御情報と
を多重化し、放送電波として出力する多重化装置とを有
している。
【0004】実際の放送局システムは、映像音声系と制
御データ系を別システムとして作成し、各々多重化装置
に出力する構成となっている。番組プログラム情報は、
映像音声系かそれに近いシステムが作成・保持してお
り、制御データ系はそれから情報とスケジュールをもら
い、番組表と番組表のための制御用情報からなる制御デ
ータを作成する。作成した制御データは、パケット多重
化装置に送出され、放送衛星を通じて各家庭のIRDで
受信される。IRD(Integrated Receiver andDecode
r)は、デジタル放送を受信するチューナと、デジタル
信号をアナログ信号に変換するデコーダと、スクランブ
ルを解くデコーダなどを一体化したデジタル放送受信機
である。
【0005】このような従来の放送システムの例とし
て、特開平8-307769号公報に開示された「番組放送シス
テム」がある。また、所望の番組を、迅速かつ確実に選
択することができるように、番組を選択するための電子
番組ガイド(EPG:Electoronic Program Guide)を
番組とともに伝送し、この電子番組ガイドを用いて、番
組を選択する技術の従来例として、特開平8-289268号公
報に開示された「電子番組ガイドおよび方法並びに電子
番組ガイド受信装置および方法」がある。
【0006】従来のデジタルTV放送システムの一般的
な構成例を、図28〜図30に示す。図28において、
放送DB3は、放送番組情報が格納されたデータベース
である。AV送出装置9は、放送データベース3から番
組スケジュールおよび映像/音声データを受け取って、
これらのデータを映像/音声ストリームのデータ形式で
送出する装置である。制御情報作成装置10は、放送デー
タベース3から番組スケジュール情報を受け取って、そ
の番組の制御情報を作成し、制御情報ストリームのデー
タ形式で出力する装置である。多重化装置7は、映像/
音声ストリームと制御情報ストリームとを多重化して放
送電波の形で出力する装置である。
【0007】制御情報作成装置10には、図29に示す制
御データ作成部が組み込まれている。制御データ作成部
は、番組スケジュール情報を格納するスケジュールデー
タベースと、スケジュールデータベースのデータを逐次
処理して制御データを作成する逐次データ作成部と、制
御データを多重化装置へ出力する出力部とを備えてい
る。逐次データ作成部は、放送データベースからスケジ
ュールデータベースへの番組スケジュール情報の受領処
理をコントロールするとともに、自己の制御データ作成
処理を実行する。出力部は、複数個の出力部ボードから
構成されている。
【0008】図30は、出力部1のブロック図である。
各出力部は、制御データ作成部からの制御データを受け
取る入力部と、受け取った制御データを一時的に格納す
る蓄積部と、蓄積部からの制御データを出力する出力部
と、蓄積部からのデータ出力をコントロールするスケジ
ューラとを備えている。出力部1〜3は、それぞれ並行
して制御データの出力が行なえる。出力部1〜3では、
現在送出している制御データを多数のテーブル形式(PA
T、PMT0、PMT1、PMT2、PMT3、・・・)で蓄積部に蓄積
し、このテーブルデータを、スケジューラからの指示に
基づいて出力する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の放送システムの制御情報作成装置では、番組スケジ
ュール情報の入力処理と制御データの作成処理と出力処
理を1つのCPUで処理する構成であり、入力処理と制
御データの作成処理の計算量が大きくCPUの負荷が重
いため、テーブル数が多くて出力処理負荷も大きくなる
と出力処理が遅延して、制御データの送出周期の精度を
上げにくいという問題があった。
【0010】また、従来は制御情報作成手段でバージョ
ン管理をしていたので、制御情報作成手段から制御情報
出力手段に渡すときの時間が遅延するなどの要因によ
り、制御情報出力手段が現在出力しているデータのバー
ジョン番号と、制御情報作成手段から制御情報出力手段
へ渡すデータのバージョン番号との整合性をとるのが困
難であった。バージョン番号の不整合がおきた場合は、
放送システム側からは復旧不可能であった。
【0011】また、従来のバージョン管理部が制御情報
作成手段にあるものでは、いったん制御情報の作成処理
が始まってバージョンが付与されてしまうと、次に緊急
の変更要求が放送データベースから出ても、先の処理が
終わって制御情報出力手段から出力されてしまうまで次
の変更を行なうことができなかった。
【0012】また、従来はそれぞれの制御情報出力手段
が別々のタイミングで送出を始めてしまうので、制御情
報作成手段と一部の制御情報出力手段との間に通信障害
が起きた場合など、新しいデータを送出している制御情
報出力手段と旧データのままの制御情報出力手段とが混
在してしまい、制御情報出力手段間に不整合が起きてし
まうという問題があった。
【0013】また、従来は二重化を行なっていないか、
または二重化を行なっていても制御情報作成手段の主と
制御情報出力手段の主の組み合わせと、制御情報作成手
段の従と制御情報出力手段の従の組み合わせになってお
り、制御情報作成手段の主と制御情報出力手段の従が正
常動作可能でもシステムとしては動作しないので信頼性
が低かった。
【0014】また、従来はTS単位でマルチセクション
化していなかったので、さまざまなTSのデータが脈絡
なくTSパケット化されている場合、部分コンパイルで
部分的に変更することは不可能であった。自動的に制御
情報が作成できず、オペレータからの実行命令を必要と
した。すべてのテーブル情報が定形フォーマットのシス
テムでは、送るデータを少しでも変更すると、システム
を変更する必要があった。
【0015】本発明は上記の問題点を解決するもので、
映像に合わせて映像制御情報や番組情報等を作成、付加
するようにした放送システムにおいて、映像/音声デー
タの送出処理を中断することなく制御情報を変更したり
変更した制御情報を送出することができる放送システム
の制御情報作成装置を提供することを目的とする。
【0016】また、定期的な番組表の変更や、突発的な
番組変更に対応することが可能な放送システムの制御情
報作成装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記の課題
を解決するために、放送システムの制御情報作成装置を
以下のような構成とした。
【0018】第1に、制御情報作成手段と、ネットワー
クで接続された複数の制御情報送出手段との2部構成に
した。このように構成することにより、連続無停止運転
が要求される制御情報送出手段の信頼性を高めることが
できる。
【0019】第2に、制御情報作成手段をホットスタン
バイ型二重化構成にし、制御情報送出手段を並列二重化
構成にした。このように構成することにより、耐障害性
を確保できる。
【0020】第3に、バージョン管理部で取り得るすべ
てのバージョン番号を順番に変更させて出力部から制御
情報を送出する構成にした。このように構成することに
より、障害により現在送出しているバージョン番号が何
番か不明のとき、バージョン番号の整合性を回復でき
る。
【0021】第4に、TSパケット化部において、同一
サブテーブル内のセクションが別グループになるように
グループ化し、そのグループ毎にまとめてTSパケット
化し、送信する構成にした。このように構成することに
より、伝送効率を高めることができる。
【0022】第5に、制御情報の作成情報を記述した設
定ファイルにより制御情報を作成する構成にした。この
ように構成することにより、指定の様式で自動的に制御
情報を作成できる。
【0023】第6に、制御情報のテーブルフォーマット
にフリーフォーマットの領域を設ける構成にした。この
ように構成することにより、システムを変更せずに任意
のデータを送ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載した発明
は、放送システムにおいて、番組スケジュール情報を受
け取って、その番組の制御情報を作成し出力する制御情
報作成装置であって、前記番組スケジュール情報を受け
入れる第1入力部と、テーブル情報を作成するテーブル
作成部と、制御情報出力手段へ前記テーブル情報を出力
する第1出力部とからなる制御情報作成手段と、前記制
御情報作成手段から前記テーブル情報を受け取る第2入
力部と、前記バージョン番号を付与するバージョン管理
部と、前記制御情報作成装置から出力される前記制御情
報のトランスポートストリームをデータ送出用のデータ
構成にまとめるTSパケット化部と、前記テーブル情報
の伝送帯域と周期を調整する帯域調整部と、帯域調整さ
れた前記制御情報を格納する蓄積部と、前記蓄積部から
の前記制御情報の送出タイミングをコントロールするス
ケジューラと、前記制御情報を出力する第2出力部とか
ら構成されている制御情報出力手段とからなる放送シス
テムの制御情報作成装置であり、制御情報作成手段は制
御情報出力手段の出力処理を中断することなくテーブル
情報を作成するという作用を有する。
【0025】本発明の請求項2に記載した発明は、請求
項1記載の放送システムの制御情報作成装置において、
前記番組スケジュール情報に、前記番組スケジュール情
報の変更履歴と前記制御情報作成手段の取得履歴を記述
する箇所を設け、前記制御情報作成手段に、前記変更履
歴を読み、データ取得履歴を書く手段を設け、前記制御
情報作成手段が前記番組スケジュール情報の新規変更箇
所を直接知ることができるようにしたものであり、制御
情報作成装置が変更履歴を読み、制御情報作成装置が番
組スケジュール情報の新規変更箇所を直接知ることがで
きるという作用を有する。
【0026】本発明の請求項3に記載した発明は、請求
項1記載の放送システムの制御情報作成装置において、
前記テーブル作成部に、すべてのバージョン番号と、バ
ージョン番号の変化に連動して変わるテーブル内の情報
との対応表を作成する手段を設け、前記バージョン管理
部で送出するデータにバージョン番号を付加するとき
に、前記対応表をもとにして前記バージョン管理部で計
算したバージョン番号に対応するテーブル内の情報を取
得する手段を設けたものであり、バージョン管理部で対
応表からバージョン番号に対応する情報を取得するとい
う作用を有する。
【0027】本発明の請求項4に記載した発明は、請求
項3記載の放送システムの制御情報作成装置において、
バージョン番号の変化に連動して変わるテーブル内の情
報が、誤り検出情報であるものであり、バージョン管理
部で対応表からバージョン番号に対応する誤り検出情報
を取得するという作用を有する。
【0028】本発明の請求項5に記載した発明は、請求
項1記載の放送システムの制御情報作成装置において、
前記制御情報作成手段の作成した前記制御情報を取得す
る手段とメモリ管理部を前記第2入力部に設け、前記制
御情報送出手段の要求に応じて前記第1出力部が前記制
御情報を渡すことにより、前記制御情報送出手段のメモ
リ容量を考慮しながら前記制御情報のやりとりを行なえ
るようにしたものであり、制御情報送出手段のメモリ容
量を考慮しながら制御情報のやりとりを行なうという作
用を有する。
【0029】本発明の請求項6に記載した発明は、請求
項5記載の放送システムの制御情報作成装置において、
前記第1出力部を制御情報転送手段とすることにより、
制御情報作成装置を、制御情報作成手段と制御情報転送
手段と制御情報出力手段の3部構成にしたものであり、
あらかじめ将来のデータを作成しておくことができると
いう作用を有する。
【0030】本発明の請求項7に記載した発明は、請求
項1記載の放送システムの制御情報作成装置において、
全ての前記制御情報送出手段において出力準備ができた
ことを制御情報作成装置に通知する手段を前記スケジュ
ーラに設け、前記スケジューラからの出力準備完了通知
を管理し、出力可能通知を前記スケジューラに送る手段
を、前記第1出力部に設けたものであり、中継器毎に存
在する制御情報送出手段全部で一斉にデータ更新できる
という作用を有する。
【0031】本発明の請求項8に記載した発明は、放送
システムにおいて、番組スケジュール情報を受け取っ
て、その番組の制御情報を作成し出力する制御情報作成
装置であって、前記番組スケジュール情報を受け入れる
第1入力部と、バージョン番号によって版管理されてい
るテーブル情報を作成するテーブル作成部と、バージョ
ン番号を付与するバージョン管理部と、前記制御情報の
トランスポートストリームをデータ送出用のデータ構成
にまとめるTSパケット化部と、前記テーブル情報の伝
送帯域をすべてのテーブル情報が伝送されるように周期
を増減させて調整する帯域調整部と、制御情報出力手段
へ前記テーブル情報を出力する第1出力部とからなる制
御情報作成手段と、前記制御情報作成手段から前記テー
ブル情報を受け取る第2入力部と、帯域調整された前記
制御情報を格納する蓄積部と、前記蓄積部からの前記制
御情報の送出タイミングをコントロールするスケジュー
ラと、前記制御情報を出力する第2出力部とから構成さ
れている制御情報出力手段とからなる放送システムの制
御情報作成装置であり、制御情報作成手段は制御情報出
力手段の出力処理を中断せずにテーブル情報を作成する
という作用を有する。
【0032】本発明の請求項9に記載した発明は、請求
項1、8記載の放送システムの制御情報作成装置におい
て、前記制御情報出力手段が中継器に対応して存在する
ものであり、中継器に対応して独立に制御情報の出力を
するという作用を有する。
【0033】本発明の請求項10に記載した発明は、請
求項8記載の放送システムの制御情報作成装置におい
て、前記バージョン管理部で取り得るすべてのバージョ
ン番号を順番に変更させて前記第1出力部から前記制御
情報を送出することにより、前記バージョン番号の整合
性を回復させる手段を設けたものであり、バージョン番
号の整合性を回復するという作用を有する。
【0034】本発明の請求項11に記載した発明は、請
求項8記載の放送システムの制御情報作成装置におい
て、出力に成功した最後のバージョン番号と現在のバー
ジョン番号の小さいバージョン番号から大きいバージョ
ン番号まで進めることにより前記バージョン番号の整合
性を回復させる手段を設けたものであり、最短時間でバ
ージョン番号の整合性を回復するという作用を有する。
【0035】本発明の請求項12に記載した発明は、請
求項8記載の放送システムの制御情報作成装置におい
て、前記バージョン管理部はバージョン番号が飛ばない
期限を計算し、前記第2入力部はその期限までに入力完
了したかどうかでバージョン飛びを検出するものであ
り、バージョン飛びを検出するという作用を有する。
【0036】本発明の請求項13に記載した発明は、請
求項8記載の放送システムの制御情報作成装置におい
て、前記バージョン管理部はバージョン番号が飛ばない
期限を計算し、前記第1出力部はその期限までに出力完
了したかどうかでバージョン飛びを検出するものであ
り、バージョン飛びを検出するという作用を有する。
【0037】本発明の請求項14に記載した発明は、請
求項8記載の放送システムの制御情報作成装置におい
て、前記制御情報作成手段と前記制御情報出力手段とを
それぞれ別々にハードウエアの二重化をしたものであ
り、信頼性を高めるという作用を有する。
【0038】本発明の請求項15に記載した発明は、請
求項1、8記載の放送システムの制御情報作成装置にお
いて、前記TSパケット化部において、同一サブテーブ
ル内のセクションが別グループになるようにグループ化
し、そのグループ毎にまとめてTSパケット化し、送信
する手段を設けたものであり、高速に伝送するという作
用を有する。
【0039】本発明の請求項16に記載した発明は、請
求項15記載の放送システムの制御情報作成装置におい
て、前記グループ間の最小送出間隔を保証する手段をも
つスケジューラを備えたものであり、受信機が確実にデ
ータを受信できるようにするという作用を有する。
【0040】本発明の請求項17に記載した発明は、請
求項15記載の放送システムの制御情報作成装置におい
て、前記グループ化は、セクション番号毎に行なわれる
ものであり、高速に伝送するという作用を有する。
【0041】本発明の請求項18に記載した発明は、請
求項8記載の放送システムの制御情報作成装置におい
て、バージョン数が少ないテーブルを判別して前記TS
パケット化部でパケット化を行なう手段と、バージョン
数が多いテーブルを判別して前記TSパケット化部では
パケット生成スケジュールのみを作成して前記制御情報
出力手段に渡してパケット化は前記制御情報出力手段で
行なう手段を設けたものであり、処理負荷とメモリを減
らすという作用を有する。
【0042】本発明の請求項19に記載した発明は、請
求項16記載の放送システムの制御情報作成装置におい
て、前記TSパケット化部でTS単位でマルチセクショ
ン化をする手段を設けたものであり、部分コンパイルを
可能にするという作用を有する。
【0043】本発明の請求項20に記載した発明は、請
求項1、8記載の放送システムの制御情報作成装置にお
いて、前記制御情報作成手段においてあらかじめ設定し
た間隔で前記制御情報を作成することを可能とし、設定
した間隔時間分と余分な時間分の制御情報を作成して前
記制御情報出力手段に渡し、前記制御情報送出手段でも
同じ時間分だけ前記制御データを蓄積するものであり、
自動的に制御情報を作成するという作用を有する。
【0044】本発明の請求項21に記載した発明は、請
求項1、8記載の放送システムの制御情報作成装置にお
いて、出力するテーブルを指定するインターフェース
と、指定のテーブルのみを出すことのできる手段とを設
けたものであり、指定のテーブルのみの出力を可能にす
るという作用を有する。
【0045】本発明の請求項22に記載した発明は、請
求項1、8記載の放送システムの制御情報作成装置にお
いて、トランスポートストリームと前記制御情報送出手
段の割り当てを動的に変更する手段を設けたものであ
り、割り当てを動的に変更することを可能にするという
作用を有する。
【0046】本発明の請求項23に記載した発明は、請
求項1、8記載の放送システムの制御情報作成装置にお
いて、テーブルの送出周期をトランスポンダ単位で設定
する手段を設けたものであり、テーブルの送出周期を中
継器単位で設定可能にするという作用を有する。
【0047】本発明の請求項24に記載した発明は、請
求項1、8記載の放送システムの制御情報作成装置にお
いて、帯域設定をトランスポンダ単位で設定する手段を
設けたものであり、帯域を中継器単位で設定可能にする
という作用を有する。
【0048】本発明の請求項25に記載した発明は、請
求項1、8記載の放送システムの制御情報作成装置にお
いて、帯域設定をサービス単位で設定する手段を設けた
ものであり、帯域をサービス単位で設定可能にするとい
う作用を有する。
【0049】本発明の請求項26に記載した発明は、請
求項1、8記載の放送システムの制御情報作成装置にお
いて、ダミーTSを設定することにより、異なるネット
ワークの番組表を流す手段を設けたものであり、他のネ
ットワークの番組表を流すことを可能にするという作用
を有する。
【0050】本発明の請求項27に記載した発明は、請
求項1、8記載の放送システムの制御情報作成装置にお
いて、前記制御情報作成手段において、前記制御情報を
作成して出力は行なわないで作成結果だけを前記放送デ
ータベースへ返すことのできるモードを指定する手段を
設けたものであり、制御情報を作成して出力は行なわな
いことを可能にするという作用を有する。
【0051】本発明の請求項28に記載した発明は、請
求項1、8記載の放送システムの制御情報作成装置にお
いて、前記制御情報出力手段において、前記制御情報の
出力日時を指定する手段を設けたものであり、制御情報
の出力日時を指定可能にするという作用を有する。
【0052】本発明の請求項29に記載した発明は、請
求項1、8記載の放送システムの制御情報作成装置にお
いて、前記制御情報作成装置に対して緊急変更依頼を行
ない、現在の制御情報の作成を停止して緊急変更を反映
させる手段を設けたものであり、緊急変更を反映可能に
するという作用を有する。
【0053】本発明の請求項30に記載した発明は、請
求項1、8記載の放送システムの制御情報作成装置にお
いて、前記制御情報のテーブルフォーマットに、イベン
ト、ES、サービス単位にフリーフォーマットの領域を
設けたものであり、任意のデータを送ることを可能にす
るという作用を有する。
【0054】本発明の請求項31に記載した発明は、請
求項1、8記載の放送システムの制御情報作成装置にお
いて、前記制御情報のテーブルフォーマットにおいて、
すべてのテーブル情報と共に、テーブルを解析するため
の情報を共に送る手段を設けることにより、すべてのテ
ーブル情報のフォーマットを前以て定形に決めておかな
くても、自由なフォーマットで制御情報作成装置外部か
ら設定できるものであり、テーブル解析情報を送ること
を可能にするという作用を有する。
【0055】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図27を参照しながら詳細に説明する。
【0056】(実施の形態1)本発明の第1の実施の形
態は、入力部とテーブル作成部と出力部とからなる制御
情報作成手段と、入力部とバージョン管理部とTSパケ
ット化部と帯域調整部と蓄積部とスケジューラと出力部
とからなる制御情報出力手段との2部構成になってい
る、放送システムの制御情報作成装置である。
【0057】図1は、本発明の第1の実施の形態の放送
システムの制御情報作成装置のブロック図である。制御
情報作成装置は、制御情報作成手段1と、バス型ネット
ワーク6で接続された複数の制御情報送出手段2で構成
されている。図1において、制御情報作成手段1は、放
送番組情報が格納された放送データベース3から番組ス
ケジュール情報4を受け取って、テーブル情報を作成す
る手段であり、放送データベース3から番組スケジュー
ル情報4を受け入れる入力部11と、バージョン番号によ
って版管理されているテーブル情報を作成するテーブル
作成部12と、制御情報出力手段2へテーブル情報を出力
する出力部13とからなる。
【0058】制御情報出力手段2は、テーブル情報を受
け取って多重化装置7に出力する手段であり、制御情報
作成手段1からバス6を介してテーブル情報を受け取る
入力部21と、バージョン番号を付与するバージョン管理
部22と、制御情報作成手段2から出力される制御情報の
トランスポートストリーム(TS)をデータ送出用のデ
ータ構成にまとめるTSパケット化部23と、テーブル情
報の伝送帯域と周期を調整する帯域調整部24と、帯域調
整された制御情報を格納する蓄積部25と、蓄積部25から
の制御情報の送出タイミングをコントロールするスケジ
ューラ26と、制御情報を出力する出力部27とから構成さ
れている。
【0059】操作端末5は、制御情報作成装置に対し
て、オペレータが動的に設定可能な情報(帯域調整幅な
ど)を設定するための端末装置である。
【0060】図2は、制御情報作成手段1の各部と各デ
ータの関係を示す図である。制御情報作成手段1の入力
部11に入力された番組スケジュール情報4は、スケジュ
ールデータベース14に格納され、テーブル作成部12でテ
ーブル情報15が作成され、出力部13からバス6を介して
制御情報出力手段2へ出力される。
【0061】図3は、制御情報出力手段2の各部と各デ
ータの関係を示す図である。制御情報作成手段1からの
テーブル情報15は、制御情報出力手段2の入力部21に入
力され、バージョン管理部22でバージョン管理データ28
が作成される。TSパケット化部23でパケットデータ29
にされ、帯域調整部24で帯域調整テーブル30に従って帯
域調整される。帯域調整されたデータは、送出周期スケ
ジュール情報31として蓄積部25に蓄積され、スケジュー
ラ26の指示に従って出力部27から出力される。
【0062】制御情報作成手段1は、例えば汎用コンピ
ュータ上のソフトウエアシステムである。制御情報出力
手段2は、例えば専用ボードコンピュータまたはリアル
タイムOS上に構築されているハードに近いシステムで
ある。
【0063】図1〜図3を参照して、第1の実施の形態
の放送システムの制御情報作成装置の基本的な動作を説
明する。制御情報作成手段1の入力部21に、放送データ
ベース3からの新しい番組スケジュール情報が入ると、
入力部21は、番組スケジュール情報4を取りに行く。入
力部21は、番組スケジュール情報4を見て、新規に変更
になっている情報を取得して、スケジュールDB14を作
成し、テーブル作成部12に制御を移す。テーブル作成部
12では、スケジュールDB14をもとにテーブル情報15を
作成する。例えば、番組(=イベント)Aの番組名が変
更になった場合、イベントのテーブルであるEITを作
成し直す。EITは、イベントに関する情報を記述した
テーブルの一種である。
【0064】テーブル作成部12では、PSI/SIテー
ブルを作成する。PSI/SI(Program Specific Inf
ormation/Service Information )テーブルは、映像/
音声/データストリームアドレッシング情報/サービ
ス、番組情報のテーブルである。テーブル情報15を作成
したら、出力部13は全ての制御情報送出手段2に対して
新規データが作成されたことを通知する。
【0065】制御情報送出手段2の入力部21は、制御情
報作成手段1の出力部13に対して、自分のメモリ領域に
応じた量の制御データを要求する。制御情報作成手段1
の出力部13は、それぞれの制御情報出力手段2に対し
て、設定ファイルに記述してあるTSのデータを制御情
報出力手段2の要求に応じた量ずつ制御データを送る。
【0066】制御情報出力手段2では、上記の新しい制
御データを受け取ると、バージョン管理部22により、現
在送出中の制御データのバージョン番号から計算したバ
ージョン番号、即ちMPEG2の規定により、現在送出
中の番号に1を加えた番号を新しい制御データに付け
る。それを受け取ったTSパケット化部23ではパケット
化を行なって帯域調整部24に渡す。帯域調整部24では、
作成されたパケットに対し、あらかじめ設定された帯域
(設定ファイルに記されている)で送信できるように送
信周期を計算し、送出周期スケジュール情報を作成し、
蓄積する。ここまで終了したらスケジューラ26は制御情
報作成手段1の出力部13へ送出準備完了したことを通知
する。
【0067】すべての制御情報出力手段2で帯域調整の
終了したPSI/SIテーブルデータを作成し終わった
ら、制御情報作成手段1の出力部13は、出力可能である
ことを全制御情報出力手段2のスケジューラ26に通知す
る。制御情報出力手段2のスケジューラ26は、タイマ動
作を行ない、蓄積部25のデータを指定されたスケジュー
ル、周期でテーブルデータパケットを出力部27に出力さ
せる。出力部27は多重化装置7に出力する。
【0068】次に、図4〜図8を参照して、第1の実施
の形態の放送システムの制御情報作成装置の各部の動作
を説明する。図4は、変更履歴を記述した番組スケジュ
ール情報4を示す図である。放送データベース3の作成
する番組スケジュール情報4に、番組スケジュール情報
4の変更履歴と制御情報作成手段1の取得履歴を記述す
る箇所を設ける。制御情報作成手段1が番組スケジュー
ル情報4にアクセスするときに、変更履歴を読み、デー
タ取得履歴を書くことができるようにした。制御情報作
成装置が番組スケジュール情報の新規変更箇所を直接知
ることができる。変更箇所が細かくわかるため、バージ
ョンアップする必要のあるテーブルを限定することがで
きる。不必要にバージョンアップしなくてすむので、受
信機の負荷軽減になる。
【0069】図5は、CRCとバージョン番号の対応表
を示す図である。セクション情報のどれか一部が変われ
ばCRCは変わる。このため、セクション情報の一部で
あるバージョン番号が変わってもCRCは変わる。テー
ブル作成部12に、すべてのバージョン番号0〜31と、バ
ージョン番号の変化に連動して変わるテーブル内の情報
(CRC)との対応表を作成する手段を設ける。バージ
ョン管理部22で送出するデータにバージョンを付加する
ときに、その対応表をもとにしてバージョン管理部22で
計算した今回のバージョン番号に対応するテーブル内の
情報(CRC)を取得できるようにした。制御情報出力
手段2が現在送出しているバージョン番号に+1したバ
ージョン番号を、制御情報作成手段1が新しく作成した
制御情報に振り、制御情報作成手段1が作成したCRC
とバージョン番号の対応表を見て、そのバージョン番号
にあったCRCをセクションに付ける。これにより制御
情報出力手段2でバージョンを付けることができるので
バージョン飛びがほとんど起こらない。バージョン番号
は、テーブルの内容が変わったときに+1するように、
MPEG2で規定されているので、バージョン飛び(+
2とか−1になってしまうこと)が起きてはいけない。
CRC(Cyclic Redundancy Check)は、セクションの
誤り検出コードである。MPEG2の規定により、テー
ブルの1単位であるセクションごとに付けられ、バージ
ョンの値が変わると変わる。これにより、制御情報送出
手段ではCRCを計算する必要がなくなり、負担軽減と
なる。
【0070】図6は、制御情報送出手段2の入力部21
に、メモリ管理部32を設けた図である。制御情報作成手
段1の作成した制御情報を取得する手段とメモリ管理部
32を、制御情報送出手段2の入力部21に設ける。制御情
報送出手段2の要求に応じて、制御情報作成手段1の出
力部13が制御情報を渡す。制御情報送出手段2のメモリ
容量を考慮しながら制御情報のやりとりを行なえる。制
御情報送出手段2に情報取得の主導権があるので、制御
情報出力手段2のメモリ容量におさまる分ずつ、テーブ
ル情報を取得して蓄積を繰り返すことにより、情報取得
することができ、制御情報出力手段2側にメモリが少な
い場合に有効である。本件は制御情報をメモリ管理部に
てメモリ上に管理するが、ディスク管理部33を追加して
制御情報の一部または全部をハードディスク上に管理し
てもよい。
【0071】また、制御情報作成手段1が部分コンパイ
ル(新規に変更した箇所だけの制御情報を作ること)す
ることにより、テーブル情報15の一部を書き換えるだけ
の処理でも、制御情報出力手段2側では、部分コンパイ
ルでも全コンパイルでも同様の手順でテーブル情報15を
頭から順次取得すればよい。これは制御情報出力手段2
側の処理負担を変えずに部分コンパイルを実現できると
いう利点がある。部分コンパイルにより、制御情報を作
成する場合、全テーブルを作成し直すことなく、変更に
なった箇所を修正するために必要最低限なテーブルのみ
を作成し直して制御情報出力手段に渡すことにより、処
理速度が向上する。
【0072】図7は、制御情報作成手段1の出力部13
で、出力準備の管理を行なう手段を設けた図である。図
8は、出力準備管理部の動作のフローチャートである。
全制御情報送出手段2において、TSパケット化・帯域
調整して出力準備ができたことを管理する手段を、制御
情報作成手段1の出力部13に設けた。制御情報出力手段
2のスケジューラ26が、出力準備できたことを制御情報
作成手段1に知らせる。全制御情報送出手段2からの情
報が集まった後、制御情報作成手段1の出力部13が「入
れ替え可能」信号を送る。これにより全制御情報出力手
段2が一斉にデータ更新することができる。制御情報作
成手段1と一部の制御情報出力手段2との間に通信障害
が起きた場合など、新しいデータを送出している制御情
報出力手段2と旧データのままの制御情報出力手段2と
が混在して、制御情報出力手段2の間に不整合が起きて
しまうことを防ぐことができる。
【0073】以上のように、本発明の第1の実施の形態
では、制御情報作成装置を、制御情報作成手段と制御情
報出力手段との2部構成としたので、CPUが別にな
り、制御情報作成手段は制御情報出力手段の送出動作を
中断することなく動作できる。
【0074】なお、ここでは制御情報作成装置を2部構
成としたものを説明したが、制御情報作成手段の出力部
を分離して、独立の制御情報転送手段とすることによ
り、制御情報作成装置の構成を、制御情報作成手段と制
御情報転送手段と制御情報出力手段の3部構成にするこ
ともできる。制御情報転送手段を制御情報出力手段2へ
の転送のみを担当するサブプロセスにすることができる
ため、あらかじめ将来のデータを作成しておくことがで
きる。
【0075】(実施の形態2)本発明の第2の実施の形
態は、入力部とテーブル作成部とバージョン管理部とT
Sパケット化部と帯域調整部と出力部とからなる制御情
報作成手段と、入力部と蓄積部とスケジューラと出力部
とから構成されている制御情報出力手段との2部構成に
し、ローテーションコンパイルを行なう放送システムの
制御情報作成装置である。
【0076】図9は、本発明の第2の実施の形態の放送
システムの制御情報作成装置のブロック図である。図9
において、制御情報作成手段1は、放送データベース3
から番組スケジュール情報4を受け入れる入力部11と、
バージョン番号によって版管理されているテーブル情報
を作成するテーブル作成部12と、バージョンを付与する
バージョン管理部22と、制御情報のトランスポートスト
リームをデータ送出用のデータ構成にまとめるTSパケ
ット化部23と、テーブル情報の伝送帯域をすべてのテー
ブル情報が伝送されるように周期を増減させて調整する
帯域調整部24と、制御情報出力手段2へテーブル情報を
出力する出力部13とから構成されている。
【0077】制御情報出力手段2は、制御情報作成手段
1からテーブル情報を受け取る入力部21と、帯域調整さ
れた制御情報を格納する蓄積部25と、蓄積部25からの制
御情報の送出タイミングをコントロールするスケジュー
ラ26と、制御情報を出力する出力部27とから構成されて
いる。
【0078】図10は、バージョン番号が飛ばない期限
の計算を示す図である。図11は、制御情報作成手段1
にバージョン管理データ28を設けた図である。バージョ
ン管理データ28は、バージョン管理部22で付与したバー
ジョン番号を常に記憶しているものである。図12は、
ローテーションコンパイルのフローチャートである。
【0079】図10〜図12を参照して、第2の実施の
形態の放送システムの制御情報作成装置におけるローテ
ーションコンパイルの動作を説明する。テーブルの版管
理用の番号であるバージョン番号は、テーブル情報が変
更されると+1ずつ更新される。バージョン番号は、0
から31までの値を取り、31の次は0に戻る。IRD(受
信機)は、最後に受信したデータに付与されているバー
ジョンの次のバージョン番号のテーブルデータのみを受
信するようになっているので、バージョン番号に飛びが
生じるとデータを受け取れない。
【0080】制御情報作成手段1のテーブル作成部12で
は、番組スケジュール情報4が更新されるたびに、新し
いテーブルを作成し、バージョン番号を+1する。その
バージョン番号を、バージョン管理データ28に記憶して
おく。何らかの障害により、バージョン番号が飛んでし
まったことが検出されると、オペレータが操作端末5か
ら、バージョン番号復旧命令を出す。バージョン番号復
旧命令により、バージョン管理部22は復旧動作を開始す
る。
【0081】バージョン管理データ28を参照して、前回
出力に成功した値と今回のバージョン番号のうち大きい
方を最大値とし、小さい方を初期値とする。初期値から
最大値まで、バージョン番号を+1ずつして、同じテー
ブルデータを送出する。例えば、バージョン番号が1か
ら3に飛んだ場合、1、2、3のテーブルデータを送出
する。通信障害によりバージョン番号が飛んだときに、
前回出力に成功したときのバージョン番号から今回のバ
ージョン番号まで進めることでバージョン番号を修正で
きる。バージョン管理データが残っており、前回のバー
ジョン番号がわかる範囲の障害であれば、最短の時間で
ローテーションコンパイルができる。
【0082】バージョン管理データ28が壊れて、次に何
番のバージョン番号を付けて良いか判らない場合は、テ
ーブルにすべてのバージョン番号をつけ直しながら、付
け直しの数だけ制御情報作成手段1から制御情報出力手
段2へ制御データを送出する。ディスク障害などにより
バージョン管理データ28が失われて、現在送出している
バージョン番号が何番か不明のときは、バージョン管理
部22で、バージョン番号の初期値を0とし、バージョン
番号の最大値をそのシステムの最大値とする。取り得る
すべてのバージョン番号を順番に変更して、出力部27か
ら制御情報を送出することで、バージョン番号の整合性
を回復できる。
【0083】また、新しい制御情報を作成するときに、
異常が起きて接続時刻t1に間に合わない場合に、バー
ジョン番号が飛ばない期限を計算してチェックすること
もできる。図10において、新しいデータのバージョン
番号が5に変わるとき、現在出力中データのバージョン
番号と比較して差が2となり、バージョン飛びが発生す
るので、新しいデータのバージョン番号が5に変わる時
刻t=Xtが、バージョン飛びを起こさないでデータを
切り替えられる期限である。この時刻を全てのテーブル
について計算し、その最も早い時刻を新しいデータ全体
の接続期限とする。この接続期限は制御情報作成手段1
中の、バージョン管理部22で計算され、制御情報出力手
段2に通知される。制御情報出力手段2では、入力部21
においてこの接続期限より前に全データを受信できたか
どうかを検査し、接続期限を越えてしまったときにバー
ジョン飛びを検知する。
【0084】また、この場合は全テーブルを統一的に扱
ったが、テーブル毎の接続期限を通知し、制御情報出力
手段2中の入力部21において、テーブル毎にバージョン
飛びを検知することも可能である。
【0085】また、制御情報出力手段2に接続期限を通
知せず、制御情報生成手段1中の出力部13で接続期限内
に転送完了したかどうかを調べ、転送完了が接続期限を
越えてしまったときにバージョン飛びを検知することも
可能である。
【0086】以上のようなバージョン検知方法によって
バージョン飛びを検知した場合は、前記のローテーショ
ンコンパイルを行なうことによって、バージョンの整合
性を回復できる。
【0087】以上のように、本発明の第2の実施の形態
では、放送システムの制御情報作成装置を、入力部とテ
ーブル作成部とバージョン管理部とTSパケット化部と
帯域調整部と出力部とからなる制御情報作成手段と、入
力部と蓄積部とスケジューラと出力部とから構成されて
いる制御情報出力手段との2部構成とし、バージョン番
号の飛びが生じたときはローテーションコンパイルを行
なうようにしたので、バージョン番号の整合性を回復さ
せることができる。
【0088】(実施の形態3)本発明の第3の実施の形
態は、制御情報作成手段と制御情報出力手段を二重化し
た制御情報作成装置である。
【0089】図13は、本発明の第3の実施の形態の制
御情報作成装置のブロック図である。制御情報作成手段
1と制御情報出力手段2をそれぞれ二重化したものであ
る。
【0090】制御情報作成手段1と制御情報出力手段2
とを、それぞれ別々にハードウエアの二重化を行なう。
主系と従系の制御情報作成手段1は、バージョン番号管
理用のテーブルを共有しているので、主系から従系に切
り替わったときにもバージョン番号の整合性がとれる。
制御情報出力手段2は、常に主系従系両方が同時に動作
しており、多重化装置7へ出力するところだけが切り替
わるようになっているので、出力中に突然、主系から従
系に切り替わっても、出力内容に不整合が起きることが
ない。
【0091】このように、制御情報作成手段1と制御情
報出力手段2は、それぞれの主系と従系が独立に動作で
きるようになっているので、組合せが2×2=4通りに
なり、ハードウエア障害に対する信頼性が向上する。
【0092】以上のように、本発明の第3の実施の形態
では、制御情報作成手段と制御情報出力手段を別々に二
重化したので、ハードウエア障害に対する信頼性が向上
する。
【0093】(実施の形態4)本発明の第4の実施の形
態は、図1もしくは図9の構成において、マルチセクシ
ョン化してテーブル情報を送出する制御情報作成装置で
ある。
【0094】図14は、本発明の第4の実施の形態の制
御情報作成装置において、サブテーブルのセクションを
ブロック化して、マルチセクションにより送出する原理
を示す図である。
【0095】テーブルは複数のサブテーブルから成り、
サブテーブルは複数のセクションから成るが、IRDの
受信負荷の軽減のため、この同一サブテーブルのセクシ
ョンの伝送間隔を25ms以上空けることが、EBU/E
TSIのDVB/SI規格によって規定されている。
【0096】これを実現するために従来は、セクション
毎にTSパケット化を行ない、そのセクション間に25m
sの間隔を空けることを行なっていた。しかしこのよう
にセクション毎にTSパケット化を行なうと、TSパケ
ットは固定長であるので、最後のTSパケットにおいて
無駄な領域がセクション毎にできてしまい、伝送効率が
悪い。
【0097】そこで、制御情報出力部2のTSパケット
化部23において、サブテーブルにまたがってセクション
番号によってグループ分けし、そのグループ毎にまとめ
てTSパケット化することを行なう。即ち、図14にお
いて、サブテーブル1、2、3のセクション番号1のも
のを1つのグループとし、このグループでTSパケット
化を行なう。同様に、サブテーブル1、2、3のセクシ
ョン番号2のものを集め、TSパケット化を行なう。こ
うすることで、セクション毎にTSパケット化を行なう
場合に比べて、無駄な領域を減らすことができる。
【0098】こうして生成したグループ分けされたTS
パケットを出力部27で送出する際、スケジューラ26がグ
ループの間に25msの間隔を空けるようにスケジューリ
ングして送出する。こうすることで、同一サブテーブル
のセクションは違うグループに分けて生成したので、同
一サブテーブルのセクションの伝送間隔を25ms以上空
けるという規格が守れる。
【0099】しかし、図9の構成において、すべてのテ
ーブルに対して上記のようなマルチセクション処理を行
なうと、バージョンの切替りの多いテーブルに関しては
メモリが多く必要になってしまう。バージョンの切り替
えが少ないテーブルについては、TSパケット化部23で
パケット化を行ない、バージョン数が多いテーブルにつ
いては、TSパケット化部23ではパケット生成スケジュ
ールのみを作成して、制御情報出力手段に渡し、パケッ
ト化は制御情報出力手段2で行なうようにする。こうす
ることにより、制御情報出力手段2は、パケット生成ス
ケジュールに従って簡便にパケット化することができ、
制御情報出力手段2の処理負荷も少なく、メモリ使用量
の軽減が図れる。また、制御情報送出手段の負荷の少な
い時にデータ取得を行なえる。そして、メモリ容量を超
えずに最大データ量を蓄積できる。
【0100】以上のように、本発明の第4の実施の形態
では、マルチセクション化してテーブル情報を送出する
ので、パケット化の効率を上げて高速にテーブル情報を
送出できる。
【0101】(実施の形態5)本発明の第5の実施の形
態は、TS単位でマルチセクション化してテーブル情報
を送出する制御情報作成装置である。
【0102】図15は、本発明の第5の実施の形態の制
御情報作成装置において、TS単位でマルチセクション
化してテーブル情報を送出する原理を示す図である。
【0103】TS単位のマルチセクション化と対比する
ために、まず、TS単位でないマルチセクション化によ
るテーブル情報の送出方法を説明する。図16は、番組
情報と、制御情報出力手段(TIP)ごとに送る送出デ
ータとの関係を示す図である。TS1の情報やTS1の
下に所属するサービスやイベントの情報などが、斜線部
に示す番組情報であることを示す。それぞれの制御情報
出力手段(TIP)に送出するデータは、自TSの番組
情報だけでなく、すべてのTSの番組情報に関するデー
タである。
【0104】図17は、単純にTIPnへの送出データ
単位(図16の破線枠部分)でマルチセクションパケッ
ト化した図である。1つのTSパケット中に規則性なく
セクションが割り当てられているので、TS1中の1セ
クションを変更しただけでも、全TSの送出データを再
パケット化しなければならない。
【0105】それに対して、図15に示す方法では、制
御情報出力部のTSパケット化部23で、TS単位でマル
チセクション化をする。マルチセクション対応でも、最
悪TS単位でバージョンアップをすればよいから、部分
コンパイルをすることができる。
【0106】以上のように、本発明の第5の実施の形態
では、TS単位でマルチセクション化をするので、部分
コンパイルをすることができる。
【0107】(実施の形態6)本発明の第6の実施の形
態は、制御情報作成装置が制御情報を作成する情報を記
述した設定ファイルの入力や、動作モード、出力日時の
指定等を操作端末から行なう制御情報作成装置である。
【0108】図18は、本発明の第6の実施の形態の制
御情報作成装置のブロック図である。図18において、
設定ファイル8は、制御情報作成装置が制御情報を作成
する際に読み込む、作成情報を記述したファイルであ
る。
【0109】制御情報作成手段1において、あらかじめ
設定した間隔で制御情報を作成することを可能とする。
設定した間隔時間分+余分な時間分の制御情報を作成し
て、制御情報出力手段2に渡し、制御情報送出手段2で
も同じ時間分だけ制御データを蓄積する。設定ファイル
に制御情報を作成するスケジュールを記述することによ
り、自動的に必要な制御情報の作成、出力をすることが
できる。余分な時間だけ、制御情報作成手段1のHD障
害、または制御情報作成手段−制御情報出力手段間の通
信障害の対応に猶予ができる。余分な時間分とは、実際
には送出されないという意味で余分であり、予備のデー
タである。たとえば、1日、2日、3日のデータを作成
し、翌日2日、3日、4日のデータを作り、入れ替えを
行なうとすると、最初に作った2日3日のデータは実際
には送出されない。しかし、何らかの障害で2日、3
日、4日のデータを作れなくなってしまった場合、また
は送れなかった場合でも、あらかじめ2日、3日のデー
タは作り置きしてあるので、それを流すことができる。
つまり、これにより制御情報作成手段1のHD障害、ま
たは制御情報作成手段−制御情報出力手段間の通信障害
の対応に2日分の猶予ができることになる。
【0110】設定ファイルとは、制御情報作成装置が制
御情報を作成する際に読み込む、作成情報を記述したフ
ァイルである。操作端末5からのオペレータ入力により
編集できる。
【0111】図19は、出力指定の設定ファイル8を示
す図である。出力するテーブルを指定するインターフェ
ースを持つことにより、指定のテーブルのみを出力す
る。例えば、NITのみを出力するなど、実運用前のテ
ストに利用することができる。NITは、ネットワーク
に関する情報を記述するテーブルの一種である。SDT
は、サービスに関する情報を記述するテーブルの一種で
ある。
【0112】図20は、割り当ての設定ファイル8を示
す図である。TSをどの制御情報出力手段2に割り当て
るかファイルに記述しており、このファイルを変更する
ことにより、トランスポートストリーム(TS)と制御
情報送出手段2の割り当てを動的に変更することができ
る。制御情報の作成の際に毎回読み込むことで、制御情
報作成手段1のプログラムを変更せずに制御情報出力手
段2やTSの構成変更に対応できる。
【0113】図21は、送出周期の設定ファイル8を示
す図である。テーブルの送出周期を中継器単位で設定で
きる。例えば、マスタEPGを伝送するEPG中継器で
は短い周期でテーブルを送出し、EPG中継器以外のB
ASIC中継器では、長い周期で送出するというよう
に、中継器ごとに優先順位をつけるために用いる。ま
た、設定ファイル8には、中継器ごとに帯域を指定する
こともできる。さらに、設定ファイル8に、送出帯域を
サービス単位でも設定できるので、サービス(チャネ
ル)ごとに送出優先度を細かく指定することができる。
例えば、あるチャネルは他のチャネルよりも送出帯域を
大きくすることにより、制御情報の送出周期を短くする
ことができるようになり、結果として、特定のチャネル
だけ、すばやく切り替えを行なえるようにしたり、より
多くの情報を送ったりすることが可能である。この機能
は、サービスごとに優先順位をつけるために用いる。
【0114】図22は、ダミーTSを設定した設定ファ
イル8を示す図である。アナログのTS番号をダミーT
Sとして設定することにより、デジタルTSでアナログ
TSの番組表を流せる。例えば、デジタルTVのチャネ
ルにアナログTVの番組表を流すといったように、別ネ
ットワークのSI情報だけ流したいとき、設定ファイル
8において、制御情報出力手段2に対してダミーのTS
番号を割り当てる。制御情報作成手段1では、ダミーの
TS番号が割り当てられている制御情報出力手段2には
制御情報を送らないという処理を入れるだけで、当ネッ
トワーク内の情報と同じように他ネットワークの番組表
を扱うことができる。
【0115】図23は、出力なしのモード指定を示す図
である。制御情報作成手段1において、制御情報を作成
して出力は行なわないで作成結果だけを放送データベー
ス3へ返すというモードを指定できる。入力データの事
前チェックに利用する。モードの指定は、操作端末から
の通信により行なう。
【0116】図24は、制御情報の出力日時の指定を示
す図である。制御情報出力手段2において、制御情報の
出力日時を指定することができる。出力日時の指定は操
作端末5から行なう。指定した日時丁度に新しい番組表
を送ることができる。
【0117】以上のように、本発明の第6の実施の形態
では、制御情報作成装置が制御情報を作成する情報を記
述した設定ファイルを操作端末から入力するので、自動
的に必要な制御情報を作成して出力することができる。
【0118】(実施の形態7)本発明の第7の実施の形
態は、放送データベースからの緊急変更依頼を行なう手
段を設けた制御情報作成装置である。
【0119】図25は、本発明の第7の実施の形態の制
御情報作成装置のブロック図である。
【0120】放送データベース3から制御情報作成装置
1に対して緊急変更依頼手段を設け、現在制御情報を作
成中でも停止して、緊急変更を反映させることができ
る。制御情報が制御情報作成手段1にある間は、緊急変
更可能である。制御情報出力手段2にバージョン管理部
22を移動したため、制御情報作成手段1に制御がある間
は、途中停止して緊急変更を含めた制御情報を制御情報
出力手段2に渡して出力することができる。
【0121】バージョン管理部22が制御情報作成手段1
にあると、いったん制御情報の作成処理が始まってバー
ジョンが付与されてしまうと、次に緊急の変更要求が放
送データベース3から出ても、先の処理が終わって制御
情報出力手段2から出力されてしまうまで次の変更を行
なうことができない。
【0122】以上のように、本発明の第7の実施の形態
では、放送データベースから制御情報作成装置に対して
緊急変更依頼する手段を設けたので、現在制御情報を作
成中でも停止して、緊急変更を反映させることができる
(実施の形態8)本発明の第8の実施の形態は、制御情
報のテーブルフォーマットにフリーフォーマットの領域
を設け、テーブル解析情報を共に送る制御情報作成装置
である。
【0123】図26と図27は、本発明の第8の実施の
形態の制御情報作成装置のブロック図である。図26に
おいて、外部装置Xは、データ放送用のデータなどを作
成する装置である。テーブル情報15は、制御情報にフリ
ーフォーマットの領域を設けたものある。図27におい
て、テーブル情報15は、制御情報にフリーフォーマット
のテーブル解析情報領域を設けたものある。
【0124】制御情報のテーブルフォーマットにおい
て、イベント、ES、サービス単位にフリーフォーマッ
トの領域を設ける。任意のdescriptorをイベント、E
S、サービス単位に自由に付けられるので、例えば、デ
ータ放送用データなどを制御情報作成装置外部の装置で
作成してテーブルに入れたいとき、その外部の装置と受
信機の取り決めさえできていれば、制御情報作成装置は
そのデータの中身をいっさい関知する必要がなく、その
外部装置の必要なタイミングで送出できる。システム要
件が変更になってもコンパイラを修正せずに、送るテー
ブルを変更することができ、IRDでインタラクティブ
な放送などを実現できる。
【0125】制御情報のテーブルフォーマットにおい
て、すべてのテーブル情報と共に、テーブル解析情報を
共に送る手段を設けることにより、すべてのテーブル情
報のフォーマットを前以て定形に決めておかなくても、
自由なフォーマットで制御情報作成装置外部から設定で
きる。また、フォーマットが変更された場合も、システ
ムを変更する必要がない。
【0126】以上のように、本発明の第8の実施の形態
では、放送システムの制御情報作成装置の制御情報のテ
ーブルフォーマットに、サービス、イベント、ES単位
でフリーフォーマットの領域を設け、テーブル解析情報
を共に送るようにしたので、システムを変更せずに自由
なフォーマットでデータを送ることができる。
【0127】
【発明の効果】上記のように、本発明では、放送システ
ムの制御情報作成装置を、制御情報作成手段と制御情報
出力手段の2部構成とし、テーブル作成とバージョン管
理を分離したので、柔軟な処理ができ、負荷の変動に対
しても安定に動作するという効果が得られる。
【0128】また、放送システムの制御情報作成装置
に、番組スケジュール情報の変更履歴と制御情報作成装
置の取得履歴を記述する箇所を設けたので、制御情報作
成装置が番組スケジュール情報の新規変更箇所を直接知
ることができるという効果が得られる。
【0129】また、放送システムの制御情報作成装置
に、テーブル作成部にすべてのバージョン番号と、バー
ジョン番号の変化に連動して変わるテーブル内の情報と
の対応表を作成する手段を設けたので、バージョン管理
部で対応表からバージョン番号に対応する情報を取得で
きるという効果が得られる。
【0130】また、放送システムの制御情報作成装置
に、制御情報作成手段の作成した制御情報を取得する手
段とメモリ管理部を制御情報送出手段の入力部に設けた
ので、制御情報送出手段のメモリ容量を考慮しながら制
御情報のやりとりを行なえるという効果が得られる。
【0131】また、放送システムの制御情報作成装置の
制御情報作成手段の出力部を制御情報転送手段としたの
で、あらかじめ将来のデータを作成しておくことができ
るという効果が得られる。
【0132】また、放送システムの制御情報作成装置の
制御情報作成手段の出力部に、制御情報送出手段からの
出力準備完了通知を管理し、出力可能通知を制御情報送
出手段に送る手段を設けたので、一斉にデータ更新でき
るという効果が得られる。
【0133】また、放送システムの制御情報作成装置の
バージョン管理部に、すべてのバージョン番号を順番に
変更して制御情報を送出する手段を設けたので、バージ
ョン番号の整合性を回復できるという効果が得られる。
また、放送システムの制御情報作成装置に、出力に成功
したときのバージョン番号から今回のバージョン番号ま
で進める手段を設けたので、最短時間でバージョン番号
の整合性を回復できるという効果が得られる。また、放
送システムの制御情報作成装置に、バージョン番号が飛
ばない期限を計算し、その期限までに入力あるいは出力
完了したかどうかを検査する手段を設けたので、バージ
ョン飛びを検出できるという効果が得られる。また、放
送システムの制御情報作成装置を、制御情報作成手段と
制御情報出力手段をそれぞれ二重化構成とし、共有ファ
イルシステムを採用したので、障害のためパケット生成
装置が主系から従系に切り替わったときにもデータの連
続性を保証することができ、パケット送出装置の片方が
停止しても、多重化装置においてパケットを送出してい
る側に自動的に切り替わるので、切れ目のないパケット
送出ができるという効果が得られる。
【0134】また、放送システムの制御情報作成装置
に、同一サブテーブル内のセクションが別グループにな
るようにグループ化し、そのグループ毎にまとめてTS
パケット化し、送信する手段を設けたので、高速に伝送
できるという効果が得られる。
【0135】また、放送システムの制御情報作成装置
を、バージョン数が少ないテーブルはTSパケット化部
でパケット化を行ない、多いテーブルはTSパケット化
部ではパケット生成スケジュールを作成して制御情報出
力手段に渡すことによりパケット化は制御情報出力手段
で行なうように構成したので、処理負荷とメモリを減ら
せるという効果が得られる。
【0136】また、放送システムの制御情報作成装置
を、TSパケット化部でTS単位でマルチセクション化
をするように構成したので、部分コンパイルができると
いう効果が得られる。
【0137】また、放送システムの制御情報作成装置
を、制御情報作成手段においてあらかじめ設定した間隔
で制御情報を作成するように構成したので、自動的に制
御情報を作成できるという効果が得られる。
【0138】また、放送システムの制御情報作成装置
に、出力するテーブルを指定するインターフェースを設
けたので、指定のテーブルのみを出力できるという効果
が得られる。
【0139】また、放送システムの制御情報作成装置
を、トランスポートストリームと制御情報送出手段の割
り当てを動的に変更するように構成したので、制御情報
作成手段のプログラムを変更せずに制御情報出力手段や
トランスポートストリームの構成変更に対応できるとい
う効果が得られる。
【0140】また、放送システムの制御情報作成装置
に、テーブルの送出周期を中継器単位で設定する手段を
設けたので、テーブルの送出周期を中継器単位で設定で
きるという効果が得られる。
【0141】また、放送システムの制御情報作成装置
に、帯域設定をサービス単位で設定する手段を設けたの
で、帯域をサービス単位で設定できるという効果が得ら
れる。
【0142】また、放送システムの制御情報作成装置
に、設定ファイルのTS番号としてダミーTSを設定す
る手段を設けたので、異なるネットワークの番組表を流
すことができるという効果が得られる。
【0143】また、放送システムの制御情報作成装置の
制御情報作成手段に、制御情報を作成して出力は行なわ
ないで作成結果だけを放送データベースへ返すことので
きるモードを指定できる手段を設けたので、制御情報を
作成して出力は行なわないことができるという効果が得
られる。
【0144】また、放送システムの制御情報作成装置の
制御情報出力手段に、制御情報の出力日時を指定する手
段を設けたので、制御情報の出力日時を指定できるとい
う効果が得られる。
【0145】また、放送システムの制御情報作成装置
に、放送データベースから制御情報作成装置に対して緊
急変更を依頼する手段を設けたので、制御情報を作成中
でも停止して緊急変更を反映させることができるという
効果が得られる。
【0146】また、放送システムの制御情報作成装置の
制御情報のテーブルフォーマットに、サービス単位等に
フリーフォーマットの領域を設けたので、任意のデータ
を送ることができるという効果が得られる。
【0147】また、放送システムの制御情報作成装置
に、テーブル解析情報を送る手段を設けるたので、すべ
てのテーブル情報のフォーマットを前以て定形に決めて
おかなくても、自由なフォーマットで制御情報作成装置
外部から設定できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の制御情報作成装置
のブロック図、
【図2】第1の実施の形態の制御情報作成装置の制御情
報作成手段のブロック図、
【図3】第1の実施の形態の制御情報作成装置の制御情
報出力手段のブロック図、
【図4】第1の実施の形態の番組スケジュール情報を示
す図、
【図5】第1の実施の形態のテーブル情報を示す図、
【図6】第1の実施の形態の制御情報出力手段の入力部
にメモリ管理部を設けた図、
【図7】第1の実施の形態の制御情報作成手段の出力部
の出力準備管理を示す図、
【図8】第1の実施の形態の制御情報作成手段の出力部
の動作フロー図、
【図9】本発明の第2の実施の形態の制御情報作成装置
のブロック図、
【図10】第2の実施の形態におけるバージョン管理を
説明する図、
【図11】第2の実施の形態におけるバージョン管理部
のブロック図、
【図12】第2の実施の形態におけるバージョン管理の
フロー図、
【図13】本発明の第3の実施の形態の二重化制御情報
作成装置のブロック図、
【図14】本発明の第4の実施の形態のマルチセクショ
ンの説明図、
【図15】本発明の第5の実施の形態のTS単位のマル
チセクションの説明図、
【図16】番組情報と、制御情報出力手段ごとに送る送
出データとの関係を示す図、
【図17】単純にマルチセクション化してテーブル情報
を送出する原理図、
【図18】本発明の第6の実施の形態の設定ファイル作
成の説明図、
【図19】第6の実施の形態の出力テーブル指定設定フ
ァイルの図、
【図20】第6の実施の形態のTS割り当て指定設定フ
ァイルの図、
【図21】第6の実施の形態の送出周期設定ファイルの
図、
【図22】第6の実施の形態のダミーTS設定ファイル
の図、
【図23】第6の実施の形態の出力なしモード指定の説
明図、
【図24】第6の実施の形態の出力日時指定の説明図、
【図25】本発明の第7の実施の形態の緊急変更依頼を
する手段の説明図、
【図26】本発明の第8の実施の形態のフリーフォーマ
ット領域の説明図、
【図27】第8の実施の形態のテーブル解析ソフトウエ
ア領域の説明図、
【図28】デジタルTV放送システムの構成図、
【図29】従来の制御データ作成部のブロック図、
【図30】従来の制御情報出力部のブロック図である。
【符号の説明】
1 制御情報作成手段 2 制御情報出力手段 3 放送データベース 4 番組スケジュール情報 5 操作端末 6 バス 7 多重化装置 8 設定ファイル 9 映像音声送出装置 10 制御情報作成装置 11 入力部 12 テーブル作成部 13 出力部 14 スケジュールデータベース 15 テーブル情報 21 入力部 22 バージョン管理部 23 TSパケット化部 24 帯域調整部 25 蓄積部 26 スケジューラ 27 出力部 28 バージョン管理データ 29 パケットデータ 30 帯域調整テーブル 31 送出周期スケジュール情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 7/03 7/035 (72)発明者 石橋 弘義 大阪府門真市大字1006番地 松下電器産業 株式会社内 (72)発明者 吉川 雅昭 大阪府門真市大字1006番地 松下電器産業 株式会社内 (72)発明者 竹内 良康 大阪府門真市大字1006番地 松下電器産業 株式会社内 (72)発明者 槻館 良太 大阪府門真市大字1006番地 松下電器産業 株式会社内 (72)発明者 川口 透 大阪府門真市大字1006番地 松下電器産業 株式会社内

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送システムにおいて、番組スケジュー
    ル情報を受け取って、その番組の制御情報を作成し出力
    する制御情報作成装置であって、前記番組スケジュール
    情報を受け入れる第1入力部と、テーブル情報を作成す
    るテーブル作成部と、制御情報出力手段へ前記テーブル
    情報を出力する第1出力部とからなる制御情報作成手段
    と、前記制御情報作成手段から前記テーブル情報を受け
    取る第2入力部と、前記バージョン番号を付与するバー
    ジョン管理部と、前記制御情報作成装置から出力される
    前記制御情報のトランスポートストリームをデータ送出
    用のデータ構成にまとめるTSパケット化部と、前記テ
    ーブル情報の伝送帯域と周期を調整する帯域調整部と、
    帯域調整された前記制御情報を格納する蓄積部と、前記
    蓄積部からの前記制御情報の送出タイミングをコントロ
    ールするスケジューラと、前記制御情報を出力する第2
    出力部とから構成されている制御情報出力手段とからな
    ることを特徴とする放送システムの制御情報作成装置。
  2. 【請求項2】 前記番組スケジュール情報に、前記番組
    スケジュール情報の変更履歴と前記制御情報作成手段の
    取得履歴を記述する箇所を設け、前記制御情報作成手段
    に、前記変更履歴を読み、データ取得履歴を書く手段を
    設け、前記制御情報作成手段が前記番組スケジュール情
    報の新規変更箇所を直接知ることができるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の放送システムの制御情報
    作成装置。
  3. 【請求項3】 前記テーブル作成部に、すべてのバージ
    ョン番号と、バージョン番号の変化に連動して変わるテ
    ーブル内の情報との対応表を作成する手段を設け、前記
    バージョン管理部で送出するデータにバージョン番号を
    付加するときに、前記対応表をもとにして前記バージョ
    ン管理部で計算したバージョン番号に対応するテーブル
    内の情報を取得する手段を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の放送システムの制御情報作成装置。
  4. 【請求項4】 バージョン番号の変化に連動して変わる
    テーブル内の情報が、誤り検出情報であることを特徴と
    する請求項3記載の放送システムの制御情報作成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御情報作成手段の作成した前記制
    御情報を取得する手段とメモリ管理部を前記第2入力部
    に設け、前記制御情報送出手段の要求に応じて前記第1
    出力部が前記制御情報を渡すことにより、前記制御情報
    送出手段のメモリ容量を考慮しながら前記制御情報のや
    りとりを行なえるようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の放送システム制御情報作成装置。
  6. 【請求項6】 前記第1出力部を前記制御情報作成手段
    から分離した制御情報転送手段とすることにより、制御
    情報作成装置を制御情報作成手段と制御情報転送手段と
    制御情報出力手段の3部構成にしたことを特徴とする請
    求項5記載の放送システムの制御情報作成装置。
  7. 【請求項7】 全ての前記制御情報送出手段において出
    力準備ができたことを制御情報作成装置に通知する手段
    を前記スケジューラに設け、前記スケジューラからの出
    力準備完了通知を管理し、出力可能通知を前記スケジュ
    ーラに送る手段を、前記第1出力部に設けたことを特徴
    とする請求項1記載の放送システム制御情報作成装置。
  8. 【請求項8】 放送システムにおいて、番組スケジュー
    ル情報を受け取って、その番組の制御情報を作成し出力
    する制御情報作成装置であって、前記番組スケジュール
    情報を受け入れる第1入力部と、バージョン番号によっ
    て版管理されているテーブル情報を作成するテーブル作
    成部と、バージョン番号を付与するバージョン管理部
    と、前記制御情報のトランスポートストリームをデータ
    送出用のデータ構成にまとめるTSパケット化部と、前
    記テーブル情報の伝送帯域をすべてのテーブル情報が伝
    送されるように周期を増減させて調整する帯域調整部
    と、制御情報出力手段へ前記テーブル情報を出力する第
    1出力部とからなる制御情報作成手段と、前記制御情報
    作成手段から前記テーブル情報を受け取る第2入力部
    と、帯域調整された前記制御情報を格納する蓄積部と、
    前記蓄積部からの前記制御情報の送出タイミングをコン
    トロールするスケジューラと、前記制御情報を出力する
    第2出力部とから構成されている制御情報出力手段とか
    らなることを特徴とする放送システムの制御情報作成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記制御情報出力手段が中継器に対応し
    て存在することを特徴とする請求項1、8記載の放送シ
    ステムの制御情報作成装置。
  10. 【請求項10】 前記バージョン管理部で取り得るすべ
    てのバージョン番号を順番に変更させて前記第1出力部
    から前記制御情報を送出することにより、前記バージョ
    ン番号の整合性を回復させる手段を設けたことを特徴と
    する請求項8記載の放送システムの制御情報作成装置。
  11. 【請求項11】 出力に成功した最後のバージョン番号
    と現在のバージョン番号の小さいバージョン番号から大
    きいバージョン番号まで進めることにより前記バージョ
    ン番号の整合性を回復させる手段を設けたことを特徴と
    する請求項8記載の放送システムの制御情報作成装置。
  12. 【請求項12】 前記バージョン管理部はバージョン番
    号が飛ばない期限を計算し、前記第2入力部はその期限
    までに入力完了したかどうかでバージョン飛びを検出す
    ることを特徴とする請求項8記載の放送システムの制御
    情報作成装置。
  13. 【請求項13】 前記バージョン管理部はバージョン番
    号が飛ばない期限を計算し、前記第1出力部はその期限
    までに出力完了したかどうかでバージョン飛びを検出す
    ることを特徴とする請求項8記載の放送システムの制御
    情報作成装置。
  14. 【請求項14】 前記制御情報作成手段と前記制御情報
    出力手段とをそれぞれ別々にハードウエアの二重化をし
    たことを特徴とする請求項8記載の放送システムの制御
    情報作成装置。
  15. 【請求項15】 前記TSパケット化部において、同一
    サブテーブル内のセクションが別グループになるように
    グループ化し、そのグループ毎にまとめてTSパケット
    化し、送信する手段を設けたことを特徴とする請求項1
    または8記載の放送システムの制御情報作成装置。
  16. 【請求項16】 前記グループ間の最小送出間隔を保証
    する手段をもつスケジューラを備えたことを特徴とする
    請求項15記載の放送システムの制御情報作成装置。
  17. 【請求項17】 前記グループ化は、セクション番号毎
    に行なわれることを特徴とする請求項15記載の放送シ
    ステムの制御情報作成装置。
  18. 【請求項18】 バージョン数が少ないテーブルを判別
    して前記TSパケット化部でパケット化を行なう手段
    と、バージョン数が多いテーブルを判別して前記TSパ
    ケット化部ではパケット生成スケジュールのみを作成し
    て前記制御情報出力手段に渡してパケット化は前記制御
    情報出力手段で行なう手段を設けたことを特徴とする請
    求項8記載の放送システムの制御情報作成装置。
  19. 【請求項19】 前記TSパケット化部でTS単位でマ
    ルチセクション化をする手段を設けたことを特徴とする
    請求項16記載の放送システムの制御情報作成装置。
  20. 【請求項20】 前記制御情報作成手段においてあらか
    じめ設定した間隔で前記制御情報を作成することを可能
    とし、設定した間隔時間分と余分な時間分の制御情報を
    作成して前記制御情報出力手段に渡し、前記制御情報送
    出手段でも同じ時間分だけ前記制御データを蓄積するこ
    とを特徴とする請求項1、8記載の放送システムの制御
    情報作成装置。
  21. 【請求項21】 出力するテーブルを指定するインター
    フェースと、指定のテーブルのみを出すことのできる手
    段とを設けたことを特徴とする請求項1、8記載の放送
    システムの制御情報作成装置。
  22. 【請求項22】 トランスポートストリームと前記制御
    情報送出手段の割り当てを動的に変更する手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1、8記載の放送システムの制
    御情報作成装置。
  23. 【請求項23】 テーブルの送出周期をトランスポンダ
    単位で設定する手段を設けたことを特徴とする請求項
    1、8記載の放送システムの制御情報作成装置。
  24. 【請求項24】 帯域設定をトランスポンダ単位で設定
    する手段を設けたことを特徴とする請求項1、8記載の
    放送システムの制御情報作成装置。
  25. 【請求項25】 帯域設定をサービス単位で設定する手
    段を設けたことを特徴とする請求項1、8記載の放送シ
    ステムの制御情報作成装置。
  26. 【請求項26】 ダミーTSを設定して異なるネットワ
    ークの番組表を流す手段を設けたことを特徴とする請求
    項1、8記載の放送システムの制御情報作成装置。
  27. 【請求項27】 前記制御情報作成手段において、前記
    制御情報を作成して出力は行なわないで作成結果だけを
    前記放送データベースへ返すことのできるモードを指定
    する手段を設けたことを特徴とする請求項1、8記載の
    放送システムの制御情報作成装置。
  28. 【請求項28】 前記制御情報出力手段において、前記
    制御情報の出力日時を指定する手段を設けたことを特徴
    とする請求項1、8記載の放送システムの制御情報作成
    装置。
  29. 【請求項29】 前記制御情報作成装置に対して緊急変
    更依頼を行ない、現在の制御情報の作成を停止して緊急
    変更を反映させる手段を設けたことを特徴とする請求項
    1、8記載の放送システムの制御情報作成装置。
  30. 【請求項30】 前記制御情報のテーブルフォーマット
    に、サービス等の単位にフリーフォーマットの領域を設
    けたことを特徴とする請求項1、8記載の放送システム
    の制御情報作成装置。
  31. 【請求項31】 前記制御情報のテーブルフォーマット
    において、すべてのテーブル情報と共に、テーブルを解
    析するための情報を共に送る手段を設けることにより、
    すべてのテーブル情報のフォーマットを前以て定形に決
    めておかなくても、自由なフォーマットで制御情報作成
    装置外部から設定できることを特徴とする請求項1、8
    記載の放送システムの制御情報作成装置。
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