JP2009165058A - 番組送出システムおよび番組送出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ローカル局での再編成番組の送出制御が容易な番組送出システム、及びその送出方法を提供する。
【解決手段】データサーバ7が各ローカル局のSCPへ供給した番組時刻表情報に基づくメタデータで示されたセグメントで構成される複数の放送番組の素材ファイルを組合せ、それをセンタ局cのラッパ4がMXFファイル化してローカル局へ送出する。そのMXFファイルを入力したローカル局は、各素材ファイルを中継サーバ2に記憶蓄積し、中継サーバ2が分離抽出したメタデータを参照してセグメント部分のうち自局で制作した広告番組と差し換える指定があるセグメントのファイルを、予めCMバンクからコピーして記憶している自局制作のコンテンツファイルと差し換えて送信所へ送出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、放送局においてネット系列に配信されるコンテンツの番組送出システム、及び番組送出方法に関する。
系列放送局では、センタ局から、全国向けに放送するネット番組素材をネット素材信号として、エリヤ局および、そのエリヤ局に属するローカル局へ向けて送出している。ローカル局では、ネット番組とそのローカル局が自局で制作編集したそのローカル局設置地域を対象とした自局番組とのうち、いずれかを選択して放送する。
図1は、系列放送局のネット構成を説明する系統図である。
図1において、系列放送局は、センタ局c、エリヤ局e1〜en、ローカル局d1〜dnの様に階層的構造を持ち、センタ局cは、送信所txc、エリヤ局e1〜enは、それぞれ送信所txe1〜txenを備え、ローカル局d1〜dも同様に送信所txd1〜txdnから番組を放送する。
例えば、ローカル局d1は、センタ局cから送出されたネット番組素材(ネット素材信号)をエリヤ局e1を介して入力し、送信所txd1から送信する。このネット番組素材は、例えば、ビデオサーバbscから出力されるドラマ等の番組コンテンツの映像情報である。
以下広告放送を例に、ローカル局における番組素材の切替と送出について説明する。
そのドラマ番組がもし、全国的な広告と共に放送される場合には、広告コンテンツは、センタ局cのCMバンクcmcからネット素材信号として出力される。一方、そのドラマ番組で、ローカル局が地域限定の広告放送を行う場合、そのローカル局が放送する広告コンテンツは、広告放送時間になると、センタ局からのネット素材信号からローカル局d1のCMバンクcmdから出力される広告コンテンツに切り替えられた広告番組が放送される。
図3は、従来のエリヤ局、またはローカル放送局の番組送出システムが放送する番組を送出する動作手順を説明する機能ブロック図である。
図3において、従来のローカル局の番組送出システムSoは、センタ局に置かれる番組編成情報を管理する電子情報処理システム(EDPS)のデータサーバ(以下、DSと略す。)700、VTRはじめ、スタジオカメラ等各種の素材送出装置80、スイッチャ500、DS700から供給される番組時刻表の情報に基づき、スイッチャ500と各素材送出装置80間の接続を切り替えるその制御を行うSCP(スケジュール コントロール プロセッサ)100、SCP100へ番組送出制御に係わるコマンドやデータを入出力するOA表示タッチパネル300および、系列放送局内の各局が同期して動作する為の時刻情報を出力する局内時計9等の構成を備え、上記各構成それぞれは、制御データ網Bで接続される。
また、全国放送番組は、上位の例えば、エリヤ局のネット番組送出装置8からネット通信網Nを介して下位の各ローカル局のスイッチャ500へ素材信号が送出される。
エリヤ局、又は、ローカル局では、各局の送信所及び、系列の下位のローカル局へ、自局の素材送出装置80の内のいずれかから送出される素材信号、又は、ネット素材信号が各局のSCP100に制御される各局のスイッチャ500で選択されて送出される。
図4は、エリヤ局、または、ローカル局におけるネット番組の放送手順の概念を示す図である。
ここで、図4は、1時間の特集番組で概ね15分間毎に広告放送が挿入される場合を示している。番組開始時刻「15:00」(マーク「a」)から1分間(マーク「b」)の間広告コンテンツが放送され、「15:01」から「15:15」(マーク「c」)の間が特集番組の収録シーンが放送される。以降同様に繰り返され、番組終了時の「15:55」(マーク「i」)から「15:57」(マーク「j」)に広告コンテンツの放送が行われて特集番組が終了する。
特集番組がネット素材として広告部分までを含めて一つに編集されたコンテンツとして放送される場合、SCP100は、DS700から入力された番組時刻情報によって、ネット番組素材送出装置8からスイッチャ500に入力される信号を切り替えることなく特集番組の放送時間を通して継続して送信所、及び下位の放送局へ出力する制御を行う。
一方、ローカル局が独自にその地域向けの広告を放送する場合、SCP100は、DS700から入力された番組時刻情報によって、通知された各広告コンテンツを放送する時間は、そのローカル局の素材送出装置80のCMバンクから蓄積されている広告コンテンツを出力する制御を行う。
すなわち、その時間は、スイッチャ500の入力先をセンタ局のネット番組送出装置8から自局の素材送出装置80のCMバンクに切り替え、ネット素材信号の広告コンテンツの代わりにローカル局で制作した広告コンテンツに差し換えて送信所へ向けて送出する。切り替え時刻情報およびローカル局の広告番組素材は、予めDS700からオペレータに通知され、オペレータから、タッチパネル300により切り替えに係わるコマンドやデータが入力されてSCP100が行うスイッチャ切替に係わる制御シーケンスの変更設定が行われている。
このため、ローカル局では、ネット素材とローカル局独自の広告番組を放送する場合、広告番組素材の入力先を切り替えなければならないのでスイッチャ500や各素材送出装置80を制御するためのオペレータの負担が大きくなる問題があった。また、広告放送でなくても、ネット番組中にローカルニュースを挿入する様な番組放送の場合も同様にオペレータの作業負担が大きくなる。
また、ローカル局に独自のCMバンクの様な素材送出装置を置かず、センタ局のCMバンクから各ローカル局のCM番組をネット通信網を介してローカル局送出する方法も考案されたが、ネット通信網の負荷の増大や、センタで素材管理を全て行わなければならず、センタに負荷が集中する問題がある(例えば、特許文献1。)。
従来の番組送出システムでは、ネット番組にローカル局作成の番組を挿入する場合に、番組送出に複雑なオペレータの作業が発生する問題が有った。
特開2002−84242号公報 (第17頁、第1図)
従来のローカル局における番組送出システムは、ネット番組を放送中にローカル局が独自の番組に切り替えて放送する場合、スイッチャや多くの素材送出装置を制御するためのオペレータの負担が多い問題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、ローカル局での再編成番組の送出制御が容易な番組送出システム、及びその送出方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の番組送出システムは、データサーバが系列放送局の各放送局の番組編成に係わる情報を管理し、下位局が前記系列放送局の上位局のネット番組素材送出手段から出力されるネット番組素材、又は自局が制作編集した番組素材を送信所に向けて送出する番組送出システムにおいて、前記ネット番組素材を構成する複数コンテンツに対応したセグメントで区分し、各前記セグメントの識別情報と各前記セグメントの番組素材の放送時刻、種別を含む前記ネット番組素材の番組編成に係わるメタデータを生成して前記上位局のファイル送出手段と、前記下位局の中継サーバ手段および送出制御手段へ出力するデータサーバと、前記出力されたネット番組素材を符号化データにして前記各セグメントに対応するデータファイルを生成し、それらを続けてまとめた前記ネット番組素材のコンテンツファイルを生成し、そのコンテンツファイルを前記メタデータでラッピングしてMXFファイル化して各下位局の前記中継サーバ手段へ入力するファイル送出手段と、前記ファイル送出手段から入力された前記MXFファイルを前記コンテンツファイルとメタデータとに分離して各前記セグメントに係わるメタデータを判読し、当該セグメントが自局で制作編集した番組素材を放送する種別に指定されている場合、予め内蔵する記憶手段に記憶している当該セグメントに対応する番組素材の符号化データファイルと差し換え、復号して前記放送時刻に自局の送信所に向けて出力する下位局の中継サーバとを具備することを特徴とする。
また本発明の番組送出システムの番組送出方法は、データサーバと、ネット番組素材送出手段と、ファイル送出手段と、中継サーバと、スイッチャと、送出制御手段とを備え、前記データサーバが系列放送局の各放送局の番組編成に係わる情報を管理し、下位局が前記系列放送局の上位局の前記ネット番組素材送出手段から出力されるネット番組素材、又は自局が制作編集した番組素材を送信所に向けて送出する番組送出システムにおいて、前記データサーバは、前記ネット番組素材を構成する複数コンテンツに対応したセグメントで区分し、各前記セグメントの識別情報と各前記セグメントの番組素材の放送時刻、種別を含む前記ネット番組素材の番組編成に係わるメタデータを生成して前記上位局のファイル送出手段と、前記下位局の中継サーバ手段および送出制御手段へ出力し、前記ファイル送出手段は、前記出力されたネット番組素材を受信し、符号化データに変換して前記各セグメントに対応するデータファイルを生成し、それらを続けてまとめた前記ネット番組素材のコンテンツファイルを生成し、そのコンテンツファイルを前記メタデータでラッピングしてMXFファイル化したものを各下位局の前記中継サーバ手段へ入力し、前記MXFファイルを入力された下位局の中継サーバは、前記入力された前記MXFファイルを前記コンテンツファイルとメタデータとに分離して各前記セグメントに係わるメタデータを判読し、当該セグメントが自局で制作編集した番組素材を放送する種別に指定されている場合、予め内蔵する記憶手段に記憶している当該セグメントに対応する番組素材の符号化データファイルと差し換え、復号して前記放送時刻に自局の送信所に向けて自局の前記スイッチャを介して出力し、前記データサーバから前記メタデータを入力された下位局の前記送出制御手段は、前記入力されるメタデータを判読し、前記コンテンツファイルの先頭の送出タイミングと送出終了タイミングの間前記スイッチャが前記中継サーバの出力を送信所に接続する制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、ローカル局での再編成番組の送出制御が容易な番組送出システム、及びその送出方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図2は、本発明の実施例に係るエリヤ局、またはローカル放送局の番組送出システムの機能及び動作を説明する機能ブロック図である。
図2において、図3と同様な機能を有する構成については、同じ符号を付し詳細な説明は省略する。ローカル局の番組送出システムQは、センタ局に置かれる番組編成情報を管理する電子情報処理システム(EDPS)のデータサーバ(以下、DSと略す。)7、スイッチャ5、VTRはじめ、スタジオカメラ等各種の素材送出装置80、DS7から供給される番組時刻表の情報に基づき、各素材送出装置8間の接続を切り替えるスイッチャ5、その制御を行うSCP(スケジュール コントロール プロセッサ)1、番組送出制御に係わるコマンドやデータをSCP1へ入出力するOA表示タッチパネル3、および系列放送局内の各局が同期して動作する為の時刻情報を出力する局内時計9、中継サーバ2等の構成を備え、上記各構成それぞれは、制御データ網Bで接続される。
DS7から番組時刻表情報や後述のメタデータは、制御データ網Bを介してか、又は記憶媒体等によってSCP1及び中継サーバ2等へ供給される。
また、センタ局では、データサーバ7に加え、ネット番組送出装置8と、ローカル局での番組送出制御を容易にするため、データサーバ7が送信する各番組に関わるメタデータでネット番組送出装置8から送出される番組の素材信号をデジタル符号化し、そのデータファイルをメタデータでMXFファイル化してラッピングをするためのラッパ4とを備えている。
センタ局のラッパ4と、ローカル局の中継サーバ2の間は、ネット通信網Nによって接続され、符号化されたネット素材信号が伝送される。ネット番組送出装置8から出力される素材信号は、ラッパ4でデジタル符号化、及びMXFファイル化され、ネット通信網Nを経由して中継サーバ2へ入力される。そして、中継サーバ2では、後述の様にMXFファイルがメタデータとネット素材信号とに分離され、メタデータは更にSCP1へ入力されると共に、ネット素材信号は、スイッチャ5へ入力される。
素材信号のMXFファイル化は、放送局用途はじめ、デジタルファイル化された映像コンテンツの内容を表すメタデータをその映像コンテンツのデジタルファイルと組にして(ラッピングして)1つのデータファイルとして処理するものである。MXFファイルに記述されるメタデータの記述法や使用方法については、ISO(国際標準化機構)が策定したMPEG−7や、TV−Anytime Forumが策定したMetadata Specification等がある。
以下では、番組送出システムの動作、処理をTV−Anytime Forumが策定したMetadata SpecificationのMetadata Specificationに従ったメタデータ利用方法での動作処理を例にして説明する。上記Metadata SpecificationのMetadata Specificationでは、この放送(送出・終了)時刻に係わる情報は、セグメンテーション・メタデータに記載される。
さて、DS7は、センタ局、エリヤ局、ローカル局毎の番組を編成し、各曲の番組時刻表、番組の素材のファイル名称、およびその番組オンエアの開始、終了時刻等の番組時刻表(放送スケジュール情報)をネット通信網N等を介して各局のSCP1へ供給する。
また、DS7は、各局のSCP1へ供給した時刻情報とともに、各番組に関わる、例えば、各番組の識別情報(番組名)、ネット番組か他の番組か、生番組か収録素材か等の種別、番組編成上の参考データ等からなるメタデータをラッパ4へ出力する。
ラッパ4では、例えば、センタ局で制作されたネット番組を送出するネット番組送出装置からのネット番組素材(以下、ネット素材信号と称する。)が入力され、入力されたネット素材信号をデジタル符号化する。そして、メタデータによりこのデジタル符号化されたネット素材信号をラッピングしたMXFファイルを生成してネット通信網Nを介して下位のエリヤ局へ送出する。エリヤ局では、一旦、復号化して素材信号に復元して再編集し、再符号化と再ラッピングするか、又は、そのまま符号化されたネット素材信号を更にネット通信網Nを介してローカル局へ再送信する。
エリヤ局又は、ローカル局で受信されたネット素材信号は、中継サーバ2でMXFファイルがデコードされメタデータが抽出判読され、メタデータは、SCP1へ更に送られる。エリヤ局のSCP1は、予めデータサーバ7から入力されていたメタデータと比較照合する。
所定のルールでその受信したネット素材信号を放送するか、更にローカル局への転送を行うか等を判定する。そして、その判定に基づき、スイッチャ5を選択して送信所へ素材信号を送出するか、ローカル局へ転送、又は、一旦、自局の素材送出装置のVTR等で記録するかの制御を行う。
一方、ローカル局でも同様に、中継サーバ2がネット通信網Nから受信したネット素材信号のメタデータを判読するが、メタデータの番組種別にローカル局で独自の、例えば、広告番組を放送するかそれとも前項放送の広告番組を放送するかがデータサーバ7によって規定されている。そして、ローカル局のSCP1は、このメタデータの指定に従って広告番組の放送の切替制御を行う。
ここで、図4に戻る。
番組は、通常一つの番組毎に区分けされ、例えば、1時間長の番組であっても、広告で区切られる14分単位の番組コンテンツと、1分単位の広告コンテンツとがスイッチャで切り替えられて送出される事が多い。
センタ局、エリヤ局、ローカル局、の各SCP1は、DS7から供給された情報を元に、局内時計を参照して同期させることにより、図3の(a)〜(j)の各ポイントで区切り、各局に設置されたVTRや、カメラ、ビデオサーバ等の各局の素材送出装置80、又は、ネット番組送出装置8からネット通信網Nを介して出力されるコンテンツを、各局のスイッチャ5(又は、図3の従来で有れば、スイッチャ500)で選択する制御が行われてきた。
しかし、1時間長の様な番組でドラマの様な収録コンテンツを放送する場合、センタ局では、予め、ドラマ本体と全国放送向けの広告番組とが区切りなく一つの連続した映像ストリームのコンテンツになったネット素材を送出する場合もある。この様な、一連のストリームが放送されている場合、上述の広告放送のタイミングでローカル局が送出中のネット素材に、自局のCMバンクから出力する信号を挿入する。
この場合、スイッチャ500で切替られるネット番組素材は、復号化された映像信号になっているが、局内時計9を参照したタイミングに加え、自然な画面表示、言い換えれば、フレームと同期してスイッチャ500を切り替えるなどの微細なスイッチャのタイミング制御が必要であった。
本発明の実施例による番組送出システムでは、この様なネット番組素材の切替がスイッチャ5に依らず、中継サーバ2内でデジタル符号化された番組素材のデータで行われる。デジタル符号化は、通常MPEG等による圧縮符号化が行われ、その圧縮符号化におけるフレーム処理と整合した画面表示の自然な切換えが必要である。その為には、切替タイミングを圧縮符号化におけるGOP(Group of Pictures)に合わせる様にする。
ローカル局で放送する広告番組の素材コンテンツは、予め中継サーバ2に、例えば、「CML1」の様なファイル名で蓄積記憶される。この「CML1」は、ポイント「a」と「b」の間の1分間に相当するデータファイルである。このファイル部分を、セグメントa−bと呼ぶ。また、同様にセグメントc−d、セグメントe−f、セグメントg−h、セグメントi−jが「CML2」〜「CML5」の広告コンテンツとして準備される。そして、これらのファイルは、例えば、15フレーム相当のGOPの境界でファイル化されている。
一方、ネット番組素材は、ラッパ4でMXFファイル化され、そのメタデータがカプセルヘッダに収容される。カプセルヘッダに続く各コンテンツは、セグメントa−b、セグメントb−c・・・・セグメントh−i、セグメントi−jのデータファイルである。
そして各セグメントのそれぞれは、広告コンテンツ「CM1」、ドラマコンテンツ「CD1」・・・ドラマコンテンツ「CD4」、広告コンテンツ「CM5」と名付けられるコンテンツのデータファイルである。これらのデータファイルを組み合わせて1つの大きなグループデータのコンテンツファイルCFを構成しており、各データファイルは、GOP境界に合わせて区切られている。
ラッパ4から送出されるMXFファイルのカプセルヘッダに搭載されるメタデータには、DS7からラッパ4に入力されたコンテンツファイルCFの名称と、続いて各セグメントに対して、セグメントの開始、終了時間(時刻)、およびそれらに対応するデータファイル名称とその種別が記されている。
例えば、コンテンツファイルCFの名称としてCF=AADSAT0902、それを構成する各セグメントが、seg[a−b]15:00to15:01;NC=CM1&NL1=CML1,seg[b−c]15:01to15:15;NC=CD1,・・・seg[h−i]15:46to15:55;NC=CD4,seg[i−j]15:55to15:57;NC=CM5&NL1=CML5の様に記述されている。
ここで、セグメントa−bには、開始、終了時刻は、15:00から15:01まで、ファイルの種別として、全国ネット番組素材を示す「NC」とそのデータファイル名「CM1」と、ローカル局d1での広告が予定されていることを示す「&」および、種別「NL1」とそのデータファイル名「CML1」の様に示されている。
MXFファイル化されたコンテンツファイルCF自体には、「NC」で示される対応ファイル、例えば、「CM1」のファイルは含まれる。しかし、「&」以下の種別「NL1」とそのデータファイル名「CML1」は、ローカル局d1の中継サーバ2が、別途記憶手段に予め記憶しておき、後述のようにローカル局d1で「CM1」と差し換えて挿入される事を意味している。
この様に、全国向けである事を示す「NC」と「NL1」とがメタデータに併記されている場合には、ローカル局d1以外は、全国向けの広告コンテンツCM1を送信し、ローカル局d1は、広告コンテンツ「CML1」を送信する。以降同様のルールが適用されているので個々のセグメントについての説明は省略する。
「NC」としか種別が示されていないセグメント部分のふぁいるは、当然全てのローカル局d1〜dnすべてから放送される事は言うまでも無い。
さて、前述の様に、データサーバ7からのメタデータにより広告番組が、ローカル局d1作成の「CML1」のファイルによる広告番組素材で放送されることがローカル局d1のSCP1や中継サーバ2に通知されている。もし、中継サーバ2で受信時にこれらのメタデータが前に通知されたものと異なっていれば、後から入力されたメタデータはSCP1にも通知されているので、その新しいメタデータでSCP1や中継サーバ2が動作する。
また、ローカル局d1のSCP1は、セグメントa−bの様に「NL1」と記されたセグメントについては、その放送時刻前にローカル局d1のスイッチャ5を切り替え、中継サーバ2とローカル局d1の素材送出装置80のCMバンクとを接続し、「CML1」〜「CML5」のコンテンツデータをCMバンクから中継サーバ2の記憶装置(図示せず)へコピー又は、転送しておく。また、中継サーバ2は、種別「NC」であるコンテンツデータ「CD1」〜「CD4」については、ネット通信網Nから受信する時に記憶装置(図示せず)へ書き込み記憶する。
さて、名称AADSAT0902のコンテンツファイルCFのメタデータを受信したローカル局d1のSCP1は、AADSAT0902が15:00〜15:57の間の番組であると判断する。そして、スイッチャ5に対して、セグメントa−bの開始時刻15:00とセグメントi−jの終了時刻の15:57の間スイッチャ5の入力を中継サーバ2に接続する制御を行い、それ以外のタイミングではスイッチャ5は切り替えない。
また中継サーバ2は、局内時計9を参照して、15:00になると「CML1」のファイルを記憶装置から読み出して、復号化した素材信号をスイッチャ5を介して送信所txd1へ向けて送出する。続いて、15:01になると、「CML1」に続けて「CD1」を記憶装置から読み出して復号化して送信機へ向けて送出する。この2つのファイルは、前述のようにGOP境界で区切られており、復号化された素材信号もスムーズな画面表示を保ち切り替えることが出来る。
同様に、ローカル局d1では、セグメントc−dにおいてその中継サーバ2が内部的にファイル「CML2」を復号化してスイッチャ5へ出力すれば良く、15:00〜15:57の間スイッチャ5を切り替えなくても送出される番組コンテンツを差し換えて切り替える事が出来る。こうすれば、中継サーバ2内でのファイル構成は、元々、圧縮符号化でのフレーム間の整合を考慮して準備されているので、中継サーバ2からの出力映像信号はフレーム抜けが発生することなく、広告番組との切替タイミングでも表示画面に影響が出ない。
繰り返しになるが、この様に1つの番組がそれを構成する素材(コンテンツ)の単位によりセグメント化した複数のファイル構造になっており、更に中継サーバ2の内部でGOP境界で区分されたファイルを切り替えているので、中継サーバ2から送出される素材信号の映像情報は、他の素材送出装置からの映像情報とフレーム同期して切替ることが容易に出来る。
従って、15:57以降の別の番組の素材を送出する素材送出装置80へスイッチャ5が切り替えても通常のフレーム間整合を取る以外のスイッチャ5のタイミング制御が不要である。
以上説明した如く、本発明の実施例による番組送出システムは、データサーバが供給する番組時刻表情報に基づくメタデータによりセグメント化された放送番組素材をMXFファイル化して中継サーバに蓄積し、中継サーバ内でメタデータを参照してセグメント化された部分を、自局で制作した番組素材と差し換えることにより、スイッチャの切替を省略でき、切替制御に係わるオペレータの作業負担を減らすと共に、差し換え前後の画面表示もスムーズにすることが出来る。
また、本発明は上記の主旨を逸脱しない範囲で、構成手順等が異なるものであっても適用される。上記実施例では、MXFファイルは、ネット通信網Nを介して入力される方法が示され、リアルタイム性や、即応性、およびSCPとデータサーバとの統一管理性に優れている場合を例に説明したが、MXFファイルは、テープ等の記憶媒体によりラッパから中継サーバへ供給されても良い。
更にMXFファイルをラッピングするメタデータの構成や書式設定を統一しておけば、系列の異なる放送局間でもネット番組素材をクロスして授受することも可能である。上記例では、ドラマと広告との組合せにおける広告部分のセグメント差し替えを行っているが、異系列間では、例えば、ネット番組素材の本体の一部のみを下位局に当たる被供給局が取り出し放送するようにしても良い。いずれの場合も中継サーバが、自局の番組編成情報と、受信、又は、入力されたMXFファイルの各セグメントに対して割り振られたメタデータ判読した内容とを比較することにより、スイッチャ制御をしなくても送出する番組が選択できる。
系列放送局のネット構成を説明する系統図。 本発明の実施例に係るエリヤ局、またはローカル放送局の番組送出システムの機能及び動作を説明する機能ブロック図。 従来のエリヤ局、またはローカル放送局の番組送出システムが放送する番組を送出する動作手順を説明する機能ブロック図。 エリヤ局、または、ローカル局におけるネット番組の放送手順の概念を示す図。
符号の説明
1 SCP(スケジュール コントロール プロセッサ)
2 中継サーバ
3 OA表示・タッチパネル
4 ラッパ
5 スイッチャ
7 データサーバ
8 ネット番組送出装置
80 番組送出装置
9 局内時計
d1〜dnローカル局
N ネット通信網

Claims (5)

  1. データサーバが系列放送局の各放送局の番組編成に係わる情報を管理し、下位局が前記系列放送局の上位局のネット番組素材送出手段から出力されるネット番組素材、又は自局が制作編集した番組素材を送信所に向けて送出する番組送出システムにおいて、
    前記ネット番組素材を構成する複数コンテンツに対応したセグメントで区分し、各前記セグメントの識別情報と各前記セグメントの番組素材の放送時刻、種別を含む前記ネット番組素材の番組編成に係わるメタデータを生成して前記上位局のファイル送出手段と、前記下位局の中継サーバ手段および送出制御手段へ出力するデータサーバと、
    前記出力されたネット番組素材を符号化データにして前記各セグメントに対応するデータファイルを生成し、それらを続けてまとめた前記ネット番組素材のコンテンツファイルを生成し、そのコンテンツファイルを前記メタデータでラッピングしてMXFファイル化して各下位局の前記中継サーバ手段へ入力するファイル送出手段と、
    前記ファイル送出手段から入力された前記MXFファイルを前記コンテンツファイルとメタデータとに分離して各前記セグメントに係わるメタデータを判読し、当該セグメントが自局で制作編集した番組素材を放送する種別に指定されている場合、予め内蔵する記憶手段に記憶している当該セグメントに対応する番組素材の符号化データファイルと差し換え、復号して前記放送時刻に自局の送信所に向けて出力する下位局の中継サーバとを
    具備することを特徴とする番組送出システム。
  2. データサーバが系列放送局の各放送局の番組編成に係わる情報を管理し、下位局が前記系列放送局の上位局のネット番組素材送出手段から出力されるネット番組素材、又は自局が制作編集した番組素材を送信所に向けて送出する番組送出システムの番組送出方法において、
    上記番組送出システムは、データサーバと、
    前記ネット番組素材を構成する複数コンテンツに対応したセグメントで区分し、各前記セグメントの識別情報と各前記セグメントの番組素材の放送時刻、種別を含む前記ネット番組素材の番組編成に係わるメタデータを生成して前記上位局のファイル送出手段と、前記下位局の中継サーバ手段および送出制御手段へ出力するデータサーバと、
    前記送出されたネット番組素材を符号化データにして前記各セグメントに対応するデータファイルを生成し、それらを続けてまとめた前記ネット番組素材のコンテンツファイルを生成し、そのコンテンツファイルを前記メタデータでラッピングしてMXFファイル化して各下位局の前記中継サーバ手段へ入力するファイル送出手段と、
    前記ファイル送出手段から入力された前記MXFファイルを前記コンテンツファイルとメタデータとに分離して各前記セグメントに係わるメタデータを判読し、当該セグメントが自局で制作編集した番組素材を放送する種別に指定されている場合、予め内蔵する記憶手段に記憶している当該セグメントに対応する番組素材の符号化データファイルと差し換え、復号して前記放送時刻に自局の送信所に向けて出力する下位局の中継サーバと、
    前記下位局の前記中継サーバと送信所との間の接続・切り替えをするスイッチャと、
    前記データサーバから入力されるメタデータを判読し、前記コンテンツファイルの先頭の送出タイミングと送出終了タイミングの間前記スイッチャが前記中継サーバの出力を送信所に接続する制御を行う下位局の送出制御手段とを
    具備することを特徴とする番組送出システム。
  3. 前記各セグメントに対応する各データファイルは、圧縮符号化され、GOPの境界で区切られている事を特徴とする
    請求項1、又は2記載の番組送出システム。
  4. データサーバと、ネット番組素材送出手段と、ファイル送出手段と、中継サーバと、スイッチャと、送出制御手段とを備え、前記データサーバが系列放送局の各放送局の番組編成に係わる情報を管理し、下位局が前記系列放送局の上位局の前記ネット番組素材送出手段から出力されるネット番組素材、又は自局が制作編集した番組素材を送信所に向けて送出する番組送出システムにおいて、
    前記データサーバは、
    前記ネット番組素材を構成する複数コンテンツに対応したセグメントで区分し、各前記セグメントの識別情報と各前記セグメントの番組素材の放送時刻、種別を含む前記ネット番組素材の番組編成に係わるメタデータを生成して前記上位局のファイル送出手段と、前記下位局の中継サーバ手段および送出制御手段へ出力し、
    前記ファイル送出手段は、
    前記出力されたネット番組素材を受信し、符号化データに変換して前記各セグメントに対応するデータファイルを生成し、それらを続けてまとめた前記ネット番組素材のコンテンツファイルを生成し、そのコンテンツファイルを前記メタデータでラッピングしてMXFファイル化したものを各下位局の前記中継サーバ手段へ入力し、
    前記MXFファイルを入力された下位局の中継サーバは、前記入力された前記MXFファイルを前記コンテンツファイルとメタデータとに分離して各前記セグメントに係わるメタデータを判読し、当該セグメントが自局で制作編集した番組素材を放送する種別に指定されている場合、予め内蔵する記憶手段に記憶している当該セグメントに対応する番組素材の符号化データファイルと差し換え、復号して前記放送時刻に自局の送信所に向けて自局の前記スイッチャを介して出力し、
    前記データサーバから前記メタデータを入力された下位局の前記送出制御手段は、
    前記入力されるメタデータを判読し、前記コンテンツファイルの先頭の送出タイミングと送出終了タイミングの間前記スイッチャが前記中継サーバの出力を送信所に接続する制御を行うことを
    特徴とする番組送出システムの番組送出方法。
  5. 前記各セグメントに対応する各データファイルは、圧縮符号化され、GOPの境界で区切られている事を特徴とする
    請求項4記載の番組送出システムの番組送出方法。
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