JPH11252043A - 網制御方法及び通信装置 - Google Patents

網制御方法及び通信装置

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JPH11252043A
JPH11252043A JP10046715A JP4671598A JPH11252043A JP H11252043 A JPH11252043 A JP H11252043A JP 10046715 A JP10046715 A JP 10046715A JP 4671598 A JP4671598 A JP 4671598A JP H11252043 A JPH11252043 A JP H11252043A
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JP
Japan
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data
signal
control signal
network control
output
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JP10046715A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiko Kitajima
光彦 北島
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の網制御方法では、専用の制御チャネル
を要するか、複雑な電力制御を必要として、効率的に網
を制御することができず、通信装置の回路規模が増大す
るという問題点があったが、本発明では、効率的に網を
制御でき、規模を縮小することができる通信装置を提供
する。 【解決手段】 網制御信号とデータとをビットごとに同
期させ、別途同期させた複数の拡散符号を用いて各々拡
散し、変調して合成し、前記合成した信号を送信出力す
る網制御方法及び通信装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多元接続システム
における網制御方法及び通信装置に係り、特にクロック
同期を効率的に行うことができ、回路規模を縮小できる
網制御方法及び通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】編隊で飛行する航空機間のように、高速
で移動する移動体間で通信網を組み、かつ通信網への出
入りを自由するために、当該通信網の管理を上記移動体
のどれか一つが受け持ち、通信網に加入している他の移
動体との間で制御に必要な信号(網制御信号)を授受す
るようにしている。
【0003】特に、上記通信網で多重通信を行う場合、
特に周波数分割多重化(FDMA)、又は時分割多重化
(TDMA)を行う場合には、通信チャネルとは別に制
御チャネルを設け、当該制御チャネルを介して網制御信
号を授受している。また、符号分割多重化(CDMA)
を行って網制御信号を授受する場合には、直接拡散の移
動体間の遠近問題での干渉を避けるために、細かな電力
制御を行う必要がある。一般に、このような電力制御
は、処理が複雑であり、大規模な通信装置が必要とな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の網
制御方法では、専用の制御チャネルを要するか、複雑な
電力制御を必要として、効率的に網を制御することがで
きず、通信装置の回路規模が増大するという問題点があ
った。
【0005】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、効率的に網を制御でき、規模を縮小することができ
る通信装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、網制御方法におい
て、網制御信号とデータとをビットごとに同期させ、別
途同期させた複数の拡散符号を用いて各々拡散し、変調
して合成し、前記合成した信号を送信出力することを特
徴としており、網制御信号を送信するための制御チャネ
ルを設ける必要がなく、効率的に網を制御でき、また、
いつでも網制御信号を受信できるので、安定した通信を
行うことができ、さらに、網制御信号と本来送受信され
るべきデータとが同期しているため、符号分割多重化を
用いているにも拘わらず、複雑な電力制御を必要とせ
ず、通信装置の回路規模を縮小できる。
【0007】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、複数のデータと、網制御信号とを符
号分割多重化して送信する送信部を備える通信装置であ
って、前記送信部が、クロック信号を生成して出力する
クロック発振器と、前記クロック信号を分周し、データ
クロックとして出力するデータクロック発生器と、前記
クロック信号を分周し、前記データクロック1つあた
り、拡散符号長の数のチップレートを生成して出力する
チップレート発生器と、搬送波を生成して出力する搬送
波発生器と、送信すべきデータと、前記データクロック
と、前記チップレートと、前記搬送波との入力を受け
て、前記データクロックに応じて前記送信すべきデータ
を1ビットごとに、前記チップレートのタイミングに応
じて生成される拡散符号で拡散し、さらに前記搬送波で
変調して出力する複数のデータ変調手段と、網制御信号
と、前記データクロックと、前記チップレートと、前記
搬送波との入力を受けて、前記データクロックに応じて
前記網制御信号を1ビットごとに、前記チップレートの
タイミングに応じて生成される拡散符号で拡散し、さら
に前記搬送波で変調して出力する制御信号変調手段と、
前記データ変調手段から入力される、変調されたデータ
と、前記制御信号変調手段から入力される、変調された
網制御信号とを合成する合成器と、前記合成された信号
を送信出力する送信器とを有することを特徴としてお
り、網制御信号を送信するための制御チャネルを設ける
必要がなく、効率的に網を制御でき、また、変調された
網制御信号とデータとが同期しているため、符号分割多
重化を用いているにも拘わらず、複雑な電力制御を必要
とせず、回路規模を縮小できる。
【0008】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、符号分割多重化された複数のデータ
と、網制御信号とを受信する受信部を備える通信装置で
あって、前記受信部が、信号を受信する受信器と、前記
受信器が受信した信号から網制御信号を逆拡散して分離
し、復調して出力するとともに、当該網制御信号を逆拡
散した結果である相関出力に基づいて1ビットごとのタ
イミングである同期信号を生成して出力する制御信号復
調手段と、前記受信器が受信した信号を前記同期信号に
応じて生成される拡散符号で逆拡散して、データを分離
し、復調して出力するデータ復調手段とを有することを
特徴としており、制御チャネルを設けることなく網制御
信号を受信し、分離することができるので、効率的に網
を制御でき、また、TDMAによってデータを多重化し
ても、網制御信号は、いつでも受信できるので、安定し
た通信を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る網
制御方法は、網制御信号を本来送受信されるべき信号に
同期させ、当該信号に符号分割多重化して合成し、合成
した信号を送信出力するものであり、網制御信号を送信
するための制御チャネルを設ける必要がなく、効率的に
網を制御でき、かつ、いつでも網制御信号を受信できる
ので、安定した通信を行うことができるものである。
【0010】また、本発明の実施の形態に係る網制御方
法は、網制御信号と本来送受信されるべき信号が同期し
ているため、符号分割多重化を用いているにも拘わら
ず、複雑な電力制御を必要とせず、通信装置の回路規模
を縮小できるものである。
【0011】さらに、本発明の実施の形態に係る通信装
置は、上記の網制御方法を実現するものであり、効率的
に網を制御でき、安定した通信を行うことができ、回路
規模を縮小できるものである。尚、以下の説明におい
て、網制御信号以外の、本来送受信されるべき信号を
「データ」と称して区別することとする。
【0012】本発明の実施の形態に係る通信装置(本装
置)は、送信部と受信部とから構成されている。以下
に、各々を分けて説明する。まず、本装置の送信部は、
図1に示すように、クロック発振器1と、データクロッ
ク発生器2と、チップレート発生器3と、搬送波発生器
4と、複数のデータ変調手段5と、制御信号変調手段6
と、合成器7と、送信器8とから構成されている。図1
は、本装置の送信部の構成ブロック図である。尚、ここ
では、一例として直接拡散の場合を説明する。
【0013】以下、各部を具体的に説明する。クロック
発振器1は、一定の周波数で発振するクロック信号を出
力するものである。データクロック発生器2は、クロッ
ク発振器1から入力されたクロック信号を分周し、1つ
のデータを送信するタイミングを決定するデータクロッ
クとしてデータ変調手段5と制御信号変調手段6とに出
力するものである。
【0014】チップレート発生器3は、クロック発振器
1から入力されたクロック信号を分周し、拡散符号を発
生させるための信号(チップレート)としてデータ変調
手段5と制御信号変調手段6とに出力するものである。
尚、チップレート発生器3が出力するチップレートは、
データクロック発生器2が出力するデータクロック1つ
あたり、拡散符号長の数だけ出力されるようになってい
る。つまり、チップレートは、1つのデータが拡散符号
1周期で拡散されるように調節されている。
【0015】搬送波発生器4は、搬送波信号を生成し
て、データ変調手段5と制御信号変調手段6とに出力す
るものである。
【0016】データ変調手段5は、データクロック発生
器2から入力されるデータクロックに従って、外部から
入力されるデータを1つずつ出力するシフトレジスタ1
1と、チップレート発生器3から入力されるチップレー
トに従ってデータを拡散するための拡散符号を発生する
拡散符号発生器12と、データと、拡散符号発生器12
が出力する拡散符号との排他的論理和を演算して出力す
る合成器13と、当該合成器53が出力する排他的論理
和を搬送波発生器4から入力される搬送波信号で変調し
て外部に出力する位相変調器14とから構成されてお
り、外部から入力されるデータを拡散して変調し、出力
するものである。
【0017】ここで、複数のデータ変調手段5における
夫々のシフトレジスタ11が、データクロック発生器2
から入力されるデータクロックに従ってデータを合成器
13に出力しているため、各データ変調手段5が出力す
るデータは、互いに同期しているようになっている。
【0018】制御信号変調手段6は、基本的には、デー
タ変調手段5と同様のものであり、データクロック発生
器2から入力される網制御信号に従って、外部から入力
される網制御信号を1つずつ出力するシフトレジスタ2
1と、チップレート発生器3から入力されるチップレー
トに従って網制御信号を拡散するための拡散符号を発生
する拡散符号発生器22と、網制御信号と、拡散符号発
生器22が出力する拡散符号との排他的論理和を演算し
て出力する合成器23と、当該合成器23が出力する排
他的論理和を搬送波発生器4から入力される搬送波信号
で変調して外部に出力する位相変調器24とから構成さ
れており、外部から入力される網制御信号を拡散して変
調し、出力するものである。
【0019】ここで、シフトレジスタ21が、シフトレ
ジスタ11と同様に、データクロック発生器2から入力
されるデータクロックに従ってデータを合成器23に出
力しているため、各データ変調手段6が出力する網制御
信号は、データ変調手段5が出力するデータに同期して
いるようになる。
【0020】また、拡散符号発生器22が出力する拡散
符号は、伝送時に遅延が発生した場合を考慮して、受信
時に信号が遅延して到来していることが拡散符号の違い
によって判定できるように、1周期ごとに2つの異なる
拡散符号を交互に出力するものが好適である。
【0021】合成器7は、複数のデータ変調手段5と、
制御信号変調手段6とから入力される変調された信号を
加算合成して、送信器8に出力するものである。送信器
8は、合成器7から入力された信号を所要の信号電力に
増幅して、アンテナを介して電波として放射するもので
ある。
【0022】次に本装置の送信部の動作について図2を
参照しつつ説明する。図2は、本装置の送信部における
各部の信号のタイミングチャート図である。図2におい
て、横軸は、時刻を表している。以下の説明において、
拡散符号発生器12が出力するデータを拡散するための
拡散符号をγと、拡散符号発生器22が出力する網制御
信号を拡散するための、2つの拡散符号を夫々α及びβ
と表すこととする。
【0023】クロック発振器1が出力するクロック信号
をデータクロック発生器2と、チップレート発生器3と
が各々分周して、データクロック及びチップレートとし
て、データ変調手段5と制御信号変調手段6とに出力す
る。
【0024】すると、データ変調手段5のシフトレジス
タ11が、データクロックに従ってデータを1つずつ出
力するようになり、例えば図2(c)に表されるような
信号となる。図2(c)では、データは、1ビットず
つ、「1」,「1」,「1」,「0」の4ビットが出力
されている様子を図示している。
【0025】また、チップレート信号は、データクロッ
ク信号に従って出力されるデータ1つが1周期の拡散符
号γで拡散されるように調整されているので、拡散符号
発生器52が出力する拡散符号γは、図2(b)に示す
ようなタイミングで出力されることととなっている。
【0026】従って、合成器13では、これらの排他的
論理和が演算され、位相変調器14が搬送波発生器4か
ら入力される搬送波信号で当該排他的論理和を変調して
出力する。
【0027】一方、網制御信号は、シフトレジスタ21
の働きにより、データクロック発生器2から入力される
データクロックに従って1つずつ出力される。ここで、
データクロックは、データ変調手段5に入力されている
ものと同じタイミングのものであるので、合成器23に
出力される網制御信号は、図2(f)に示すように、図
2(c)に示したデータの出力タイミングと一致してい
るようになっている。
【0028】尚、図2(f)では、網制御信号として、
1ビットずつ「1」,「0」,「1」,「0」の4ビッ
トが出力されている様子を図示している。
【0029】また、拡散符号発生器22もまた、拡散符
号発生器12に入力されるのと同じタイミングのチップ
レート信号に従って、拡散符号α及びβを交互に出力し
ているので、図2(e)に示すように、図2(b)に示
した拡散符号γと同期しているようになっている。
【0030】尚、データは、TDMAによって多重化さ
れていても構わない。この場合には、各移動体は、網制
御信号によって割り当てられたTDMAのタイムスロッ
トを用いてデータを送信するようになるが、網制御信号
は、常に受信できるようになっている。
【0031】次に、本装置の受信部について図3を参照
しつつ説明する。図3は、本装置の受信部の構成ブロッ
ク図である。本装置の受信部は、図3に示すように、受
信器31と、データ復調手段32と、制御信号復調手段
33と、搬送波発生器34とから構成されている。
【0032】また、データ復調手段32は、拡散符号発
生器41と、乗算器42と、逆拡散器43と、復調器4
4とから構成されており、制御信号復調手段33は、拡
散符号発生器51と、シフトレジスタ52と、3つの乗
算器53と、乗算器53にそれぞれ対応して設けられた
3つの逆拡散器54と、復調器55と、加算器56と、
VCO57とから構成されている。
【0033】以下、各部を具体的に説明する。受信器3
1は、アンテナに到来した信号を所定の信号電力のレベ
ルにまで増幅して、データ復調手段32と、制御信号復
調手段33とに出力するものである。
【0034】データ復調手段32の拡散符号発生器41
は、制御信号復調手段33のVCO57から入力される
同期信号に従って、拡散符号を生成し、乗算器42に出
力するものである。乗算器42は、後に説明する搬送波
発生器34から入力される搬送波信号と拡散符号発生器
41が出力する拡散符号とを乗算して、逆拡散器43に
出力するものである。
【0035】逆拡散器43は、受信器31から入力され
る信号を乗算器42から入力される信号を用いて逆拡散
し、復調器44に出力するものである。復調器44は、
逆拡散器43から入力される、逆拡散された信号からデ
ータを復調して出力するものである。
【0036】すなわち、データ復調手段32は、全体と
して、同期信号と搬送波信号と受信した信号との入力を
受けて、データを逆拡散して復調し、外部に出力するも
のである。
【0037】制御信号復調手段33の拡散符号発生器5
1は、後に説明するVCO57から入力される同期信号
に従って、拡散符号を生成し、シフトレジスタ52に出
力するものである。
【0038】シフトレジスタ52は、3つのカスケード
接続された遅延回路(D)を備え、拡散符号1ビットの
入力を受ける毎に、保持しているビットを外部に出力す
るとともに、順次後段の遅延回路に当該ビットを出力す
るものである。すなわち、シフトレジスタ52は、拡散
符号発生器51から入力された1ビット前の信号と、2
ビット前の信号と、3ビット前の信号とをそれぞれ出力
するものである。
【0039】第1の乗算器53aは、1ビット前の信号
の、第2の乗算器53bは、2ビット前の信号の、第3
の乗算器53cは、3ビット前の信号の入力をそれぞれ
シフトレジスタ52から受けて、搬送波発生器34から
入力される搬送波信号と乗算し、乗算の結果(積)を対
応する逆拡散器54に出力するものである。
【0040】逆拡散器54は、各々対応する乗算器53
から入力された信号を用いて受信器31から入力される
信号を逆拡散して出力するものである。ここで、第1の
乗算器53aに対応する第1の逆拡散器54aと、第3
の乗算器53cに対応する第3の逆拡散器54cとが出
力する、逆拡散した信号は、加算器56に出力され、第
2の乗算器53bに対応する第2の逆拡散器54bが出
力する、逆拡散した信号は、復調器55に出力されるよ
うになっている。
【0041】復調器55は、第2の逆拡散器54bから
入力される信号を復調して、網制御用信号として外部に
出力するものである。加算器56は、第1の逆拡散器5
4aと第3の逆拡散器54cとから入力される、逆拡散
された信号を加算して、VCO57に出力するものであ
る。
【0042】VCO57は、特定の周波数の信号を同期
信号として外部に出力するものである。また、VCO5
7は、加算器56から入力される信号に従って、同期信
号の当該特定の周波数を変化させるようになっている。
【0043】つまり、逆拡散器54が出力する信号は、
それぞれ異なるタイミングでピーク値に達する相関出力
となるが、加算器56が出力する信号に従って、VCO
57が同期信号の周波数を調整することにより、第2の
逆拡散器54bの出力する相関出力のピーク値に達する
タイミングが、図2(d)に示すように網制御信号のビ
ットに同期するようになる。
【0044】すなわち、制御信号復調手段33は、全体
として、搬送波信号と、受信した信号との入力を受け
て、網制御信号を逆拡散し、復調して出力するととも
に、当該網制御信号を元に同期信号を生成して、出力す
るようになっているものである。
【0045】搬送波発生器34は、送信部の搬送波発生
器4と同様のもので、搬送波信号を生成して、データ復
調手段32と、制御信号復調手段33とに出力するもの
である。
【0046】次に、本装置の受信部の動作について説明
する。アンテナに到来した信号は、受信器31によって
受信され、データ復調手段32と、制御信号復調手段3
3とに出力される。
【0047】すると、制御信号復調手段33が当該受信
器31が受信した信号と搬送波発生器34から入力され
る信号とから網制御信号のビットに同期した同期信号を
生成して出力しつつ、網制御信号を逆拡散して、復調し
て出力する。
【0048】そして、データ復調手段32が受信器31
が受信した信号と搬送波発生器34から入力される信号
と、制御信号復調手段33から入力される同期信号によ
って、データを逆拡散して、復調し、出力するようにな
っている。
【0049】本装置によれば、送信部にてデータと網制
御信号とが、互いに同期した拡散符号によって符号多重
化され、送信出力されているので、遠近問題を考慮する
ことなく、受信部において、網制御信号を確実に多重分
離できる効果がある。
【0050】つまり、各移動体が互いに異なる拡散符号
を用いてデータを拡散すれば、各移動体間で授受するデ
ータを確実に受信し、復調できる効果がある。
【0051】さらに、TDMAを組み合わせても、デー
タのみにTDMAを行うことにより、専用のチャネルを
用いることなく網制御信号を授受でき、その結果、網制
御信号をいつでも授受できるため、効率的に網制御を行
うことができる効果がある。さらに、網制御信号を元
に、受信部が同期信号を再生しており、TDMAと符号
分割多重とを組み合わせて使用する場合には、当該同期
信号をTDMAのパイロット信号としていつでも用いる
ことができるため、安定した通信を行うことができる効
果がある。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の網制御方法によれば、網
制御信号とデータとをビットごとに同期させ、別途同期
させた複数の拡散符号を用いて各々拡散し、変調して合
成し、当該合成した信号を送信出力することを特徴とす
る網制御方法としているので、網制御信号を送信するた
めの制御チャネルを設ける必要がなく、効率的に網を制
御できる効果があり、また、いつでも網制御信号を受信
できるので、安定した通信を行うことができる効果があ
り、さらに、網制御信号と本来送受信されるべきデータ
とが同期しているため、符号分割多重化を用いているに
も拘わらず、複雑な電力制御を必要とせず、通信装置の
回路規模を縮小できる効果がある。
【0053】請求項2記載の発明によれば、複数のデー
タと、網制御信号とを符号分割多重化して送信する送信
部を備えた通信装置であって、クロック発振器が出力す
るクロック信号をデータクロック発生器とチップレート
発生器とが各々別の周期で分周し、データクロックが1
つあたり、拡散符号長の数だけチップレートを出力し、
データと網制御信号とを、データ変調手段と、制御信号
変調手段とがそれぞれ当該データクロックに応じて1ビ
ットずつ、別途チップレートによって同期された拡散符
号で拡散し、さらに変調して出力することで、変調した
網制御信号とデータとを互いに同期させ、当該同期させ
た各信号を合成して送信出力する通信装置としているの
で、網制御信号を送信するための制御チャネルを設ける
必要がなく、効率的に網を制御できる効果があり、ま
た、変調された網制御信号とデータとが同期しているた
め、符号分割多重化を用いているにも拘わらず、複雑な
電力制御を必要とせず、回路規模を縮小できる効果があ
る。
【0054】請求項3記載の発明によれば、複数のデー
タと、網制御信号とを符号分割多重化して授受する通信
装置の受信部にて、制御信号復調手段が、受信した信号
から符号分割多重化された網制御信号を逆拡散して分離
し、復調して出力するとともに、当該逆拡散の結果であ
る相関出力に基づいて1ビットごとのタイミングを表す
同期信号を生成して出力し、データ復調手段が当該同期
信号に応じて生成される拡散符号で受信した信号からデ
ータを逆拡散して分離し、復調して出力する通信装置と
しているので、制御チャネルを設けることなく網制御信
号を受信し、分離することができるので、効率的に網を
制御できる効果があり、また、TDMAによってデータ
を多重化しても、網制御信号は、いつでも受信できるの
で、安定した通信を行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本装置の送信部の構成ブロック図である。
【図2】本装置の送信部における各部の信号のタイミン
グチャート図である。
【図3】本装置の受信部の構成ブロック図である。
【符号の説明】
1…クロック発振器、 2…データクロック発生器、
3…チップレート発生器、 4,34…搬送波発生器、
5…データ変調手段、 6…制御信号変調手段、
7,13,23…合成器、 8…送信器、 11,2
1,52…シフトレジスタ、 12,22,41,51
…拡散符号発生器、 14,24…位相変調器、 31
…受信器、 32…データ復調手段、 33…制御信号
復調手段、42,53…乗算器、 43,54…逆拡散
器、 44,55…復調器、 56…加算器、 57…
VCO

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 網制御信号とデータとをビットごとに同
    期させ、別途同期させた複数の拡散符号を用いて各々拡
    散し、変調して合成し、前記合成した信号を送信出力す
    ることを特徴とする網制御方法。
  2. 【請求項2】 複数のデータと、網制御信号とを符号分
    割多重化して送信する送信部を備える通信装置であっ
    て、前記送信部が、 クロック信号を生成して出力するクロック発振器と、 前記クロック信号を分周し、データクロックとして出力
    するデータクロック発生器と、 前記クロック信号を分周し、前記データクロック1つあ
    たり、拡散符号長の数のチップレートを生成して出力す
    るチップレート発生器と、 搬送波を生成して出力する搬送波発生器と、 送信すべきデータと、前記データクロックと、前記チッ
    プレートと、前記搬送波との入力を受けて、前記データ
    クロックに応じて前記送信すべきデータを1ビットごと
    に、前記チップレートのタイミングに応じて生成される
    拡散符号で拡散し、さらに前記搬送波で変調して出力す
    る複数のデータ変調手段と、 網制御信号と、前記データクロックと、前記チップレー
    トと、前記搬送波との入力を受けて、前記データクロッ
    クに応じて前記網制御信号を1ビットごとに、前記チッ
    プレートのタイミングに応じて生成される拡散符号で拡
    散し、さらに前記搬送波で変調して出力する制御信号変
    調手段と、 前記データ変調手段から入力される、変調されたデータ
    と、前記制御信号変調手段から入力される、変調された
    網制御信号とを合成する合成器と、 前記合成された信号を送信出力する送信器とを有するこ
    とを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 符号分割多重化された複数のデータと、
    網制御信号とを受信する受信部を備える通信装置であっ
    て、前記受信部が、 信号を受信する受信器と、 前記受信器が受信した信号から網制御信号を逆拡散して
    分離し、復調して出力するとともに、当該網制御信号を
    逆拡散した結果である相関出力に基づいて1ビットごと
    のタイミングである同期信号を生成して出力する制御信
    号復調手段と、 前記受信器が受信した信号を前記同期信号に応じて生成
    される拡散符号で逆拡散して、データを分離し、復調し
    て出力するデータ復調手段とを有することを特徴とする
    通信装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012004626A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 National Institute Of Advanced Industrial & Technology スペクトル拡散通信システム
JP2013126030A (ja) * 2011-12-13 2013-06-24 National Institute Of Advanced Industrial & Technology スペクトル拡散通信システム

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