JPH11252017A - 赤外線通信機能付き無線携帯端末及び赤外線通信機能付き無線携帯端末・装置間の赤外線発光パワー制御方法 - Google Patents
赤外線通信機能付き無線携帯端末及び赤外線通信機能付き無線携帯端末・装置間の赤外線発光パワー制御方法Info
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Abstract
外線通信相手を知ることによって、通信距離が変わって
も、適切な赤外線発光パワー制御を行なって、赤外線通
信の低消費電力化をはかる。 【解決手段】 無線携帯端末MTにおいて、赤外域の周
波数バンドでの信号を送受信する赤外線通信部7と、赤
外線通信相手情報を検出する通信相手検出部8と、通信
相手検出部8で検出された赤外線通信相手の情報に応じ
て赤外線通信部7での発光パワーを制御する制御部9と
をそなえるように構成する。
Description
4) ・第2実施形態の説明(図2,4,9,15〜17) ・第2実施形態の変形例の説明(図2,15〜19) ・第3実施形態の説明(図2,4,8,20,21) ・第4実施形態の説明(図2,15〜17,19,2
2,23) ・その他 発明の効果
き無線携帯端末及び赤外線通信機能付き無線携帯端末・
装置間の赤外線発光パワー制御方法に関する。近年、無
線携帯端末はその利用形態の多様化が進んでおり、例え
ば、本来の無線通信機能の他に、パーソナルコンピュー
タ(以下、パソコンという)等の端末との間で行なう比
較的近い距離でのデータ通信等にケーブルを用いない赤
外線通信を利用することが考えられている。このように
本来の無線通信機能以外に赤外線通信機能を有する無線
携帯端末を、赤外線通信機能付き無線携帯端末という。
端末が、比較的近い距離をおいて、パソコン等の端末と
の間でデータ通信を行なう場合、その端末間通信距離は
IrDA(Infrared Data Association)の規格によると
100cm程度である。従って、赤外線通信に使用する
発光パワーはこの通信距離を十分カバーしうる値に設定
されている。
無線携帯端末は、上記のようなパソコン等との間でのデ
ータ通信を行なう他に、自動車の車室内でハンズフリー
で使用するためにクレードル(クレードルとは、電源供
給機能,ハンズフリー機能,携帯端末との通信機能等を
有する車載アダプターのことをいう。以下、クレードル
というときは同じ意味で使用する。)にセットして使用
されることもある。この場合、クレードルと無線携帯端
末との間でも、赤外線通信により両者を接続した方が使
い勝手がよい。
クレードルとの間での赤外線通信を考えると、これらの
間の通信は1cm程度の至近距離での通信であるが、赤
外線通信に使用する発光パワーは100cm程度の通信
距離を十分カバーしうる値に設定されるので、端末とク
レードルとの間において至近距離で通信したい場合で
も、100cmでの通信と同様の電流を消費し、これに
より、電池の持ち時間が少なくなってしまい、無線携帯
端末を長時間使用できないという課題がある。すなわ
ち、近年における無線携帯端末の長時間待ち受けの要請
を満足させるためにも、赤外線通信機能付き無線携帯端
末にとって、赤外線通信の低消費電力化は重要な課題で
ある。
たもので、赤外線通信相手や受信パワーを知ることによ
って、通信距離が変わっても、適切な赤外線発光パワー
制御を行なえるようにして、赤外線通信の低消費電力化
をはかった、赤外線通信機能付き無線携帯端末及び赤外
線通信機能付き無線携帯端末・装置間の赤外線発光パワ
ー制御方法を提供することを目的とする。
線通信機能付き無線携帯端末は、無線携帯端末におい
て、赤外域の周波数バンドでの信号を送受信する赤外線
通信部と、赤外線通信相手情報を検出する通信相手検出
手段と、この通信相手検出手段で検出された赤外線通信
相手の情報に応じて、赤外線通信部での発光パワーを制
御する制御手段とをそなえて構成されたことを特徴とし
ている(請求項1)。
通信部を介して、赤外線通信相手から受信するデータか
ら赤外線通信相手情報を検出するように構成されてもよ
く(請求項2)、或いは、所定の外部端子の接続状態か
ら赤外線通信相手情報を検出するように構成されてもよ
い(請求項3)。また、本発明の赤外線通信機能付き無
線携帯端末は、赤外線による通信機能を有する車載アダ
プターに搭載されて使用可能な無線携帯端末において、
赤外域の周波数バンドでの信号を送受信する赤外線通信
部と、赤外線通信相手を識別する識別部と、この識別部
で赤外線通信相手が車載アダプターであることを検出し
た場合に、赤外線通信部の発光パワーを通常の発光パワ
ーよりも低減させる制御部とをそなえて構成されたこと
を特徴としている(請求項4)。
携帯端末は、無線携帯端末において、赤外域の周波数バ
ンドでの信号を送受信する赤外線通信部と、赤外線通信
相手からの受信パワー情報を検出する受信パワー検出手
段と、赤外線通信相手情報を検出する通信相手検出手段
と、受信パワー検出手段で検出された受信パワー情報と
通信相手検出手段で検出された赤外線通信相手情報とを
使用することにより、赤外線通信部での発光パワーを制
御する制御手段とをそなえて構成されたことを特徴とし
ている(請求項5)。
携帯端末は、無線携帯端末において、赤外域の周波数バ
ンドでの信号を送受信する赤外線通信部と、赤外線通信
相手から送信されてくるその赤外線通信相手が検出した
受信パワー情報を受信する受信パワー情報受信手段と、
この受信パワー情報受信手段で受信されたその受信パワ
ー情報に応じて、赤外線通信部での発光パワーを制御す
る制御手段とをそなえて構成されたことを特徴としてい
る(請求項6)。
帯端末は、無線携帯端末において、赤外域の周波数バン
ドでの信号を送受信する赤外線通信部と、赤外線通信相
手からの受信パワー情報を検出する受信パワー検出手段
と、この受信パワー検出手段で検出された受信パワー情
報に応じて、赤外線通信部での発光パワーを制御する制
御手段とをそなえて構成されたことを特徴としている
(請求項7)。
携帯端末・装置間の赤外線発光パワー制御方法は、赤外
線通信機能付き無線携帯端末及び赤外線通信機能付き装
置との間で、赤外域の周波数バンドでの信号を送受信す
るに際して、上記の無線携帯端末及び装置の少なくとも
一方が、赤外線通信相手の情報を検出し、この検出結果
に基づいて、赤外線発光パワーを制御することを特徴と
している(請求項8)。
帯端末・装置間の赤外線発光パワー制御方法は、赤外線
通信機能付き無線携帯端末及び赤外線通信機能付き装置
との間で、赤外域の周波数バンドでの信号を送受信する
に際して、上記の無線携帯端末及び装置の少なくとも一
方が、赤外線通信相手からの受信パワー情報と通信相手
検出手段で検出された赤外線通信相手情報とを使用する
ことにより、赤外線発光パワーを制御することを特徴と
している(請求項9)。
携帯端末・装置間の赤外線発光パワー制御方法は、赤外
線通信機能付き無線携帯端末及び赤外線通信機能付き装
置との間で、赤外域の周波数バンドでの信号を送受信す
るに際して、上記の無線携帯端末及び装置の少なくとも
一方が、赤外線通信相手から送信されてくるその赤外線
通信相手が検出した受信パワー情報を受信し、この検出
結果に基づいて、赤外線発光パワーを制御することを特
徴としている(請求項10)。
携帯端末・装置間の赤外線発光パワー制御方法は、赤外
線通信機能付き無線携帯端末及び赤外線通信機能付き装
置との間で、赤外域の周波数バンドでの信号を送受信す
るに際して、上記の無線携帯端末及び装置の少なくとも
一方が、赤外線通信相手からの受信パワー情報を検出
し、この検出結果に基づいて、赤外線発光パワーを制御
することを特徴としている(請求項11)。
施形態を説明する。 (A)本発明の第1実施形態の説明 図1は本発明の一実施形態としての赤外線通信機能付き
無線携帯端末の構成を示すブロック図であるが、この図
1に示すように、本赤外線通信機能付き無線携帯端末M
Tは、アンテナ1,無線送受信部2,変復調部3,コー
デック(CODEC)4,マイク5,スピーカ6等から
なる本来の無線通信機能を有する部分のほかに、赤外線
送受信(又は赤外線送受光)部としての赤外線通信部
7,通信相手検出部(通信相手検出手段)8,制御部
(制御手段)9をそなえて構成されている。なお、ハー
ドウエアとして、本赤外線通信機能付き無線携帯端末M
Tは、上記のアンテナ1,無線送受信部2,変復調部
3,コーデック4,マイク5,スピーカ6等のほかに、
受発光素子ユニット10,可変抵抗部11,CPU1
2,ROM13,RAM14等を有する。
ナであり、無線送受信部2は、アップコンバータやダウ
ンコンバータ等の周波数変換部を有することにより、R
F(ラジオ周波数)信号とIF(中間周波)信号との間
での周波数変換を施すものであり、変復調部3は変復調
処理を施すものであり、コーデック4は符号化処理ある
いは復号化処理を施すものであり、マイク5やスピーカ
6は送受話機能を有するものであり、これらの部材は全
て公知のものであるので、更なる説明は省略する。
バンドでの信号を送受信するものであって、受発光素子
ユニット10や可変抵抗部11でこの赤外線通信部7の
機能が発揮されるようになっている。さらに、通信相手
検出部8は、赤外線通信部7を介して赤外線通信相手か
ら受信するデータから赤外線通信相手情報を検出するも
のであり、制御部9は、通信相手検出部8で検出された
赤外線通信相手の情報に応じて、赤外線通信部7での発
光パワーを制御するもので、CPU12,ROM13,
RAM14等で、これらの通信相手検出部8や制御部9
の機能が発揮されるようになっている。従って、この通
信相手検出部8は赤外線通信部7を介して赤外線通信相
手からデータを受信し、この受信データから赤外線通信
相手を識別する識別部としての機能も有することにな
る。
トダイオード等の受光素子10A,発光ダイオード(L
ED:Light Emitting Diode )等の発光素子10B,発
光素子ドライブ回路(LEDドライバ)10C等からな
る。また、可変抵抗部11は、相互に並列に接続された
抵抗R1,R2と抵抗接続状態を切り替えるスイッチン
グトランジスタTr1,Tr2等からなる。図9(a)
に示すように、スイッチングトランジスタTr1,Tr
2がオン状態になると、抵抗R1,R2が並列接続状態
になって、両抵抗R1,R2に電流が流れる一方、図9
(b)に示すように、スイッチングトランジスタTr
1,Tr2がオフ状態になると、抵抗R1が切り離され
て、抵抗R2のみが接続された状態になって、抵抗R2
にのみ電流が流れる。そして、抵抗R2のみが接続され
た状態の抵抗値RLOW より、抵抗R1,R2が並列接続
状態のときの抵抗値RSTD の方が、その値が小さいた
め、発光素子10Bへの駆動電流は大きくなることがわ
かる。
ンテナ1,無線送受信部2,変復調部3,コーデック
4,マイク5,スピーカ6等からなる本来の無線通信機
能を有する部分を使用して、無線通信を行なうことがで
きる。そして、赤外線通信部7の受発光素子ユニット1
0の受光素子10Aで受信されたデータ(受信データ)
はCPU12に取り込まれ、このCPU12がROM1
3やRAM14等と協働で通信相手検出部8として機能
することにより、受信データから赤外線通信相手情報が
検出される。更に、CPU12がROM13やRAM1
4等と協働で制御部9として機能することによって、赤
外線通信相手の情報に応じたパワー制御信号が可変抵抗
部11へ出力されることにより、発光素子10Bへの駆
動電流が2段階に切り替えられて、赤外線通信部7での
発光パワーが制御されるようになっている。そして、送
信データはLEDドライバ10Cを経由して発光素子1
0Bから赤外線通信相手へ送信されるようになってい
る。また、この通信相手検出部8が、赤外線通信部7を
介して、赤外線通信相手から受信するデータから赤外線
通信相手情報を検出するように構成されていることにな
る。
MTの外観は、図4(a),(b)に示すようになって
おり、本無線携帯端末MTでは、本来の無線通信機能を
発揮させるために、アンテナ1や操作用プッシュボタン
群15や表示部16等が配設されている。なお、プッシ
ュボタン群15は蓋15Aを用いて被覆可能となってい
る。さらに、端末ケーシングの側壁部には、赤外線通信
部7における赤外線送受用の窓17が形成されている。
そして、この窓17は不透明な赤外線透過部材17Aで
覆われている。
との間で赤外線通信を行なう赤外線による通信機能を有
するクレードルの構成を示すブロック図であるが、この
図2に示すように、このクレードルCDは、受発光素子
ユニット21,CPU22,ROM23,RAM24,
コーデック(CODEC)25,スピーカ26,マイク
ジャック27を有する。
外線通信機能付き無線携帯端末MTとの間で赤外域の周
波数バンドでの信号を送受信する赤外線通信部として機
能するもので、フォトダイオード等の受光素子21A,
発光ダイオード(LED)等の発光素子21B,発光素
子ドライブ回路(LEDドライバ)21C等からなる。
なお発光素子21BとLEDドライバ21Cとの間に
は、1cm程度の至近距離に適した低パワーで発光素子
21Bが発光しうるような抵抗値を有する抵抗Rが介装
されている。
26が内蔵されているが、マイク28はマイクジャック
27に接続することにより使用されるようになってい
る。これにより、受発光素子ユニット21の受光素子2
1Aで、受信された本赤外線通信機能付き無線携帯端末
MTからの例えば音声データ(受信データ)はCPU2
2,ROM23,RAM24等で処理され、その後は、
コーデック25経由で、スピーカ26から出力される一
方、マイク28からの音声信号は、コーデック25を経
由したのち、CPU22,ROM23,RAM24等で
処理され、送信信号(送信データ)として、LEDドラ
イバ21Cを経由して発光素子21Bから通信相手とし
ての本赤外線通信機能付き無線携帯端末MTへ送信され
るようになっている。
(a),(b)に示すようになっており、このクレード
ルCDは、自動車の車室内の適所に配置され、電源供給
機能,ハンズフリー機能,携帯端末との通信機能等を有
する車載アダプターであるが、このクレードルCDは、
本無線携帯端末MTを装着する端末装着部29を上面部
に有しており、端末装着部29内の本無線携帯端末MT
の赤外線送受用窓17と対向すべき部位には、受発光素
子ユニット21の赤外線送受用の窓21Dが形成されて
いる。この窓21Dも不透明な赤外線透過部材(図示せ
ず)で覆われている。また、マイクジャック27はクレ
ードルCDの側面部に設けられている。
との間で赤外線通信を行なう赤外線による通信機能を有
するパソコンの構成を示すブロック図であるが、この図
3に示すように、このパソコンPCは、CPU30,R
OM31,RAM32,キーボード33,マウス34,
ディスプレイ部35等の本来のパソコン機能を有する部
分の他に、受発光素子ユニット36等を有する。
外線通信機能付き無線携帯端末MTとの間で赤外域の周
波数バンドでの信号を送受信する赤外線通信部として機
能するもので、フォトダイオード等の受光素子36A,
発光ダイオード(LED)等の発光素子36B,発光素
子ドライブ回路(LEDドライバ)36C等からなる。
なお発光素子36BとLEDドライバ36Cとの間に
は、100cm程度の距離に適したパワーで発光素子3
6Bが発光しうるような抵抗値を有する抵抗R′が介装
されている。
スプレイ部35はコネクタ33A,34A,35Aを介
してこのパソコンPCに接続される。これにより、この
パソコンPCは、CPU30,ROM31,RAM3
2,キーボード33,マウス34,ディスプレイ部35
等を用いて、本来のパソコン機能を発揮するほか、受発
光素子ユニット36の受光素子36Aで、受信された本
赤外線通信機能付き無線携帯端末MTからの例えばデー
タ信号(受信データ)がCPU30,ROM31,RA
M32等で処理される一方、パソコンPCからのデータ
(送信データ)は、CPU30,ROM31,RAM3
2等で処理され、送信信号(送信データ)として、LE
Dドライバ36Cを経由して発光素子36Bから通信相
手としての本赤外線通信機能付き無線携帯端末MTへ送
信されるようになっている。
は、図6,7に示すように、クレードルCDにセットさ
れてハンズフリーで電話をかけるために使用される場合
と、図8に示すように、パソコンPCとの間でデータ通
信を行なうために使用される場合がある。以下、それぞ
れの場合についてその動作を図6〜図13を用いて説明
する。
示すように、クレードルCDにセットしてハンズフリー
で電話をかけるために使用される場合について説明す
る。この場合は、図7に示すように、まず、本無線携帯
端末MTが、クレードルCDの端末装着部29にセット
される。これにより、本無線携帯端末MTの赤外線送受
用窓17ひいては受発光素子ユニット10とクレードル
CDの赤外線送受用の窓21Dひいては受発光素子ユニ
ット21とが対向する。
ドルCD側から接続要求が出される。これを受けて、本
無線携帯端末MTが接続確認を返す。その後は、お互い
にデバイス情報をやり取りする。これにより、本無線携
帯端末MTは、その通信相手検出部8にて、受信データ
から相手がクレードルCDであることを知り、その制御
部9にて、クレードルCDに応じた低消費電力となるよ
うなパワー制御信号を可変抵抗部11へ出力する。具体
的には、スイッチングトランジスタTr1,Tr2をオ
フさせるような信号を出力し、抵抗R1を切り離して、
抵抗R2にのみ電流が流れるようにさせる。また、これ
により、発光素子10Bには、クレードルCD用の小さ
い電流が流れる。さらに、本無線携帯端末MTは、赤外
線による通信機能を有するクレードルCD(車載アダプ
ター)に搭載されて使用可能であって、赤外線通信部7
において、赤外域の周波数バンドでの信号を送受信し、
通信相手検出部(識別部)8において、赤外線通信相手
を識別し、制御部9において、通信相手検出部(識別
部)8で赤外線通信相手がクレードルCD(車載アダプ
ター)であることを検出した場合に、赤外線通信部7の
発光パワーを通常の発光パワーよりも低減させている。
ドルCDにセットした状態では、発光パワーを抑制した
状態で赤外線通信が行なわれ、その結果、赤外線通信の
低消費電力化をはかることができる。
ように、パソコンPCとの間でデータ通信を行なうため
に使用する場合について説明する。この場合は、制御方
法が変わり、まず、例えば100cm程度の範囲内で、
パソコンPCと距離をあけた位置に、本無線携帯端末M
Tが置かれ、本無線携帯端末MTの赤外線送受用窓17
ひいては受発光素子ユニット10とパソコンPCの受発
光素子ユニット36とが対向して配置される。
ンPC側から接続要求が出される。これを受けて、本無
線携帯端末MTが接続確認を返す。その後は、お互いに
デバイス情報のやり取りは行なわないので、本無線携帯
端末MTは、その通信相手検出部8にて、受信データか
ら相手がクレードルCDでないことを知り、その制御部
9にて、クレードルCDでない装置(この例ではパソコ
ンPC)に応じた消費電力(つまり100cm程度の距
離での赤外線通信を確実に行なえる消費電力)となるよ
うなパワー制御信号を可変抵抗部11へ出力する。具体
的には、図9(a),(b)で説明したようにスイッチ
ングトランジスタTr1,Tr2をオンさせるような信
号を出力し、両抵抗R1,R2に電流が流れるようにす
る。これにより、発光素子10Bには、クレードルCD
用でない大きな電流が流れる。このようにして、この状
態では、十分な発光パワー状態での赤外線通信が行なわ
れる。
端末・装置間の赤外線発光パワー制御方法では、赤外線
通信機能付き無線携帯端末MT及び赤外線通信機能付き
装置(クレードルCD又はパソコンPC)との間で、赤
外域の周波数バンドでの信号を送受信するに際して、無
線携帯端末MTが、赤外線通信相手の情報を検出し、こ
の検出結果に基づいて、赤外線発光パワーを制御してい
ることになる。
T側での制御要領を示すと、図12のようになる。ま
ず、本無線携帯端末MTは、ステップA1で接続要求が
受信されたかを確認し、本無線携帯端末MTが接続要求
を受信すると、ステップA1のYESルートをとり、ス
テップA2で接続確認を設定して、接続確認を通信相手
に返す。なお、本無線携帯端末MTは、接続要求が受信
されない場合、それを受信するまで待つ(ステップA1
のNOルート)。そして、ステップA2の後、本無線携
帯端末MTは、デバイス情報の受信を待ち(ステップA
3のNOルート)、デバイス情報を受信して(ステップ
A3のYESルート)、それがクレードルCDであるな
ら、ステップA4において、YESルートをとって、赤
外線ロー(低)パワー制御を実行する(ステップA
5)。
赤外線通信を行なうことができ、その結果、赤外線通信
の低消費電力化をはかることができる。その後、本無線
携帯端末MTは、通常通信を行ない(ステップA6)、
通信終了かどうかを監視して(ステップA7のNOルー
ト)、通信が終了すると、ステップA7のYESルート
をとって、赤外線発光パワーを通常設定に戻す(ステッ
プA8)。
4で受信したデバイス情報がクレードルCDでない場合
(例えばパソコン)は、ステップA4のNOルートをと
って、通常通信を行なう(ステップA6)。これらの状
態ではいずれも、十分な発光パワー状態での赤外線通信
が行なわれて、赤外線ロー(低)パワー制御は行なわれ
ない。
ドルCDにセットされた状態では、本無線携帯端末MT
が赤外線通信相手としてのクレードルCDを知ることに
よって、発光パワーを抑制した状態で赤外線通信を行な
うことができ、その結果、赤外線通信の低消費電力化を
はかることができるほか、パソコンPCとの赤外線通信
時には、十分な発光パワー状態での赤外線通信が可能と
なる。
端末MT側での他の制御要領を示すと、図13のように
なる。すなわち、本無線携帯端末MTは、ステップB1
で接続要求が受信されたか確認し、接続要求を受信する
と、ステップB1のYESルートをとり、ステップB2
で、接続確認を設定して、接続確認を通信相手に返す。
なお、本無線携帯端末MTは、接続要求が受信されない
場合、それを受信するまで待つ(ステップB1のNOル
ート)。ステップB2の後、本無線携帯端末MTは、デ
バイス情報の受信を待ち(ステップB3のNOルー
ト)、デバイス情報を受信すると、ステップB3のYE
Sルートをとり、ステップB4において、赤外線通信相
手がクレードルCDかパソコンPCであるかを判定す
る。
であるクレードルCDであることがわかると、本無線携
帯端末MTは、ステップB4のYESルートをとり、ス
テップB5で、赤外線ローパワー制御を行ない、ステッ
プB6で、赤外線リンクはずれが生じたかどうかを監視
する。もしはずれていたら、本無線携帯端末MTは、赤
外線発光パワーを通常設定に戻すが(ステップB7)、
もちろん赤外線リンクはずれが生じない場合(ステップ
B6のNOルート)は、本無線携帯端末MTは、赤外線
ロー(低)パワー制御を続ける。その結果、本無線携帯
端末MTは、赤外線通信の低消費電力化をはかることが
できる。
を行ない(ステップB8)、また、通信が終了したかど
うかを監視する(ステップB9のNOルート)。ここで
通信が終了すると、本無線携帯端末MTは、ステップB
9のYESルートをとって、赤外線発光パワーを通常設
定〔ローパワー許可デバイス以外の通常機器(例えばパ
ソコンPC)との通信設定〕に戻す(ステップB1
0)。
Tの通信相手が、ローパワー許可デバイスでないパソコ
ンPCなら、NOルートをとり、本無線携帯端末MT
は、通常通信が行なわれる。
クレードルCDにセットした状態で、赤外線通信の低消
費電力化をはかることができるほか、パソコンPCとの
赤外線通信時には、十分な発光パワー状態での赤外線通
信が可能となる。
説明 なお、上記の第1実施形態では、本無線携帯端末MTの
赤外線通信相手の情報は、受信データとして赤外線通信
手段にて得られていたが、これを別の方法によっても検
出することができる。この場合、本無線携帯端末MTを
クレードルCDにセットした状態で、本無線携帯端末M
Tのクレードル接続検出端子がクレードルCDの端子に
接続されることにより、赤外線通信相手がクレードルC
Dであることを検出するようにするのである。
に、本無線携帯端末MTには、所定の外部端子としての
クレードル接続検出端子18が設けられ、このクレード
ル接続検出端子18がクレードルCDのクレードル端子
18Aと接続されているかどうかの識別は、CPU12
等で構成される通信相手検出部8で行なわれる。この識
別方法は、クレードル接続検出端子18とクレードル端
子18Aとが接続されると、クレードル接続検出端子1
8がローレベルになり、クレードル接続検出端子18と
クレードル端子18Aとが接続されていないと、クレー
ドル接続検出端子18がハイレベルになることで可能で
ある。すなわち、このクレードル接続検出端子18は、
識別部として機能している。
ードルCD(車載アダプター)に搭載されて使用可能な
無線携帯端末MTにおいて、赤外域の周波数バンドでの
信号を送受信する赤外線通信部7と、赤外線通信相手を
識別する識別部(クレードル接続検出端子18)と、こ
の識別部で赤外線通信相手がクレードルCDであること
を検出した場合に、赤外線通信部7の発光パワーを通常
の発光パワーよりも低減させる制御部9とをそなえてい
ることになる。
に示すように、クレードルCDにセットしてハンズフリ
ーで電話をかけるために使用される場合は、まず、本無
線携帯端末MTが、クレードルCDの端末装着部29に
セットされることにより、クレードル接続検出端子18
とクレードル端子18Aとが接続されるので、本無線携
帯端末MTは、その通信相手検出部8にて、相手がクレ
ードルCDであることを知り、その制御部9にて、クレ
ードルCDに応じた低消費電力となるようなパワー制御
信号を可変抵抗部11へ出力する。この場合も、具体的
には、図9(a),(b)で説明したようにスイッチン
グトランジスタTr1,Tr2をオフさせるような信号
を出力し、抵抗R1を切り離して、抵抗R2にのみ電流
が流れるようにさせる。これにより、発光素子10Bに
は、クレードルCD用の小さい電流が流れる。従って、
本無線携帯端末MTをクレードルCDにセットした状態
では、発光パワーを抑制した状態で赤外線通信が行なわ
れる。その結果、赤外線通信の低消費電力化をはかるこ
とができる。
ように、パソコンPCとの間でデータ通信を行なうため
に使用される場合は、クレードル接続検出端子18とク
レードル端子18Aとは接続されないので、本無線携帯
端末MTは、その通信相手検出部8にて、相手がクレー
ドルCDでないことを知り、その制御部9にて、クレー
ドルCDでない装置(この例ではパソコンPC)に応じ
た消費電力となるようなパワー制御信号を可変抵抗部1
1へ出力する。つまり、通信相手検出手段8が、所定の
外部端子の接続状態から赤外線通信相手情報を検出する
ように構成されていることになる。そして、本無線携帯
端末MTは、発光パワー出力を通常設定にして、パソコ
ンPCと100cmの距離での赤外線通信を確実に行な
えるような大きさにする。この場合も、具体的には、図
9(a),(b)で説明したようにスイッチングトラン
ジスタTr1,Tr2をオンさせるような信号を出力
し、両抵抗R1,R2に電流が流れるようにする。これ
により、発光素子10Bには、クレードルCD用でない
大きな電流が流れ、この状態では、十分な発光パワー状
態での赤外線通信が行なわれる。
での制御要領も、図12,13のようになるが、図12
のステップA3及び図13のステップB3におけるデバ
イス情報受信の有無の判定を行なう代わりに、クレード
ル接続端子18の接続状態から通信相手を検出し、ロー
パワー制御実行のオン/オフが行なわれる。即ち、本無
線携帯端末MTの場合は、クレードル接続端子18の接
続状態により通信相手が検出され、通信相手がクレード
ルCDかパソコンPCかが認識される。そして、本無線
携帯端末MTは、接続要求を受信するまで待ち(ステッ
プB1のNOルート)、接続要求を受信すると(ステッ
プB1のYESルート)、接続確認の設定を行ない(ス
テップB2)、ステップB3を省略して、ステップB4
において、YESルートをとり、また通信相手がパソコ
ンPCならば、NOルートをとり、ステップB8以降通
常通信を行なう。
ードル接続端子を通じて、通信相手検出手段によってそ
の相手を識別し、それぞれに合った適切なパワー制御が
できて低消費電力化がはかれる。
手を検出して、赤外線通信相手がパソコンPCならば、
その通信距離により、発光パワーを制御することが可能
である。すなわち、本無線携帯端末MTが、クレードル
CDに載せられた場合は、その発光パワーをローに落と
すようにする一方、本無線携帯端末MTが、パソコンP
Cと赤外線通信を行なう場合は、その通信距離が100
cm程度隔てているときは、通常設定により初期値(最
大値)で赤外線発光パワーが出力されて通信が確実に行
なえるようにし、この通信距離が100cmよりも短か
い距離になると、その通信距離に応じて、発光パワーを
落とすような制御を行なうのである。
として、本無線携帯端末MT及びパソコンPCは共に、
通常は100cm程度の通信を行なうのに十分な赤外線
発光パワーが出力されているものとする。また、以下の
説明のために、PMTR ,PMT S ,PPCR ,PPCS ,P
CDS の5種類の値を定義しておく。PMTR は本無線携帯
端末MT端で検出された受光パワー値、PMTS は本無線
携帯端末MTが送信する際の発光パワー値、PPCR はパ
ソコンPC端で検出された受光パワー値、PPCSはパソ
コンPCが送信する際の発光パワー値、PCDS はクレー
ドルCDが送信する際の発光パワー値をそれぞれ表す。
外線通信機能付き無線携帯端末の構成を示すブロック図
であるが、この図15に示すように、本赤外線通信機能
付き無線携帯端末MTも、前述の第1実施形態と同様
に、アンテナ1,無線送受信部2,変復調部3,コーデ
ック4,マイク5,スピーカ6等からなる本来の無線通
信機能を有する部分をそなえるとともに、赤外線通信部
7,通信相手検出部8,受信パワー検出部(受信パワー
検出手段)40,制御部(制御手段)43等からなる赤
外線通信機能を有する部分をそなえて構成されている。
末MTは、上記のアンテナ1,無線送受信部2,変復調
部3,コーデック4,マイク5,スピーカ6等のほか
に、受発光素子ユニット10,増幅部41,アナログ/
ディジタル変換部(A/D変換部)42,CPU12,
ROM13,RAM14等を有しており、この第2実施
形態にかかる無線携帯端末MTの外観も、前述の第1実
施形態にかかるものと同様、図4(a),(b)に示す
ようになっている。
数バンドでの信号を送受信するものであり、この機能は
受発光素子ユニット10で発揮されるようになってい
る。また、通信相手検出部8は、赤外線通信部7を介し
て赤外線通信相手から受信するデータから赤外線通信相
手情報(パソコンPCかクレードルCD)を検出するも
のであり、この機能はCPU12,ROM13,RAM
14等で発揮される。
から所要の距離を隔てた受信側での受信パワーP
MTR (本無線携帯端末MT端で検出された受信パワー
値)を検出するもので、増幅部41及びA/D変換部4
2により、この受信パワー検出部40の機能が発揮され
るようになっている。また、制御部43は、受信パワー
検出部40で検出された受信パワー情報PMT R と通信相
手検出部8で検出された赤外線通信相手情報とを使用す
ることにより、赤外線通信部7での発光パワーを制御す
るものであって、通信相手検出部8にて検出された通信
相手がクレードルCDのときは、発光パワーPMTS (本
無線携帯端末MTが送信する際の発光パワー値)を低減
させる一方、通信相手がパソコンPC等のときは、受信
パワー検出部40で検出された受信パワーPMTR に応じ
て、赤外線通信部7での発光パワーPMTS の制御を行な
う。そして、この制御部43の機能は、CPU12,R
OM13,RAM14等で発揮されるようになってい
る。ここで、通信相手がパソコンPC等のときの制御部
43の発光パワー制御は次のようにして行なわれる。
ワー検出部40で検出された受信パワーPMTR と所要の
基準値PREF-MTとを比較し、この受信パワーPMTR と基
準値PREF-MTとの差に応じて、赤外線通信部7の発光パ
ワーPMTS を制御するとともに、この受信パワー情報P
MTR を送信データとして、赤外線通信相手(例えばパソ
コンPC)に送信するのである。なお、この基準値P
REF-MTは、赤外線通信を適正に行なえる最小の受光パワ
ー値に相当する値が設定される。また、受信パワー検出
部40のA/D変換部42の出力においての電圧値に応
じて、CPU12から制御信号が自動利得制御(AG
C)10C′に出力されて、発光パワーPMT S は、連続
的な値で制御されうる。
ダイオード等の受光素子10A,発光ダイオード(LE
D)等の発光素子10Bの他に,自動利得制御(AG
C)タイプの発光素子ドライブ回路(AGCタイプのL
EDドライバ)10C′等からなる。従って、発光素子
10Bへの駆動電流を連続的に変更して、発光素子10
Bの発光パワーPMTS を制御でき、発光素子の発光パワ
ーPMTS は、図9(a),(b)で説明したような、ト
ランジスタのオン・オフによるハイ・ローの2段階制御
ではなく、連続的なきめ細かな制御が可能となる。
実施形態の場合と同様に、アンテナ1,無線送受信部
2,変復調部3,コーデック4,マイク5,スピーカ6
等からなる本来の無線通信機能を有する部分を使用し
て、無線通信を行なうことができるほか、赤外線通信部
7の受発光素子ユニット10の受光素子10Aの出力に
おける受信データから通信相手検出部8にて通信相手を
検出し、且つこの受光素子10Aを流れる電流値に基づ
いて、受信パワー検出部40で、赤外線通信相手からく
る光の受信パワー情報PMTR が検出される。即ち、この
受光素子10Aからの受信データはCPU12へ入力さ
れ、このCPU12及びROM13,RAM14等によ
って通信相手検出部8として機能することにより、赤外
線通信相手が検出される。そして、この赤外線通信相手
がクレードルCDの場合には、CPU12は、パワー制
御信号(ローパワー)をAGCタイプのLEDドライバ
10C′へ出力して、このAGCタイプのLEDドライ
バ10C′のゲインを下げることにより、発光素子10
Bへの駆動電流を少なくして、赤外線通信部7での発光
パワーPMTS を通信距離1cm用の低出力にする。
場合、受発光素子ユニット10の受光素子10Aを流れ
る電流値は、増幅部41で電圧値に変換され、さらにA
/D変換部42でディジタル値にされてから、CPU1
2へ入力される。そして、このCPU12及びROM1
3,RAM14が制御部43として機能することによ
り、赤外線通信相手からくる光の受信パワー情報PMTR
に応じたパワー制御信号をAGCタイプのLEDドライ
バ10C′へ出力して、そのゲインを変更することによ
り、発光素子10Bへの駆動電流を連続的に変更して、
赤外線通信部7での発光パワーPMTS を制御する。ま
た、送信データは、LEDドライバ10C′を経由して
発光素子10Bから通信相手へ送信されるとともに、検
出した受信パワー情報PMTR も赤外線通信相手に送り出
される。
PCとの間で、赤外域の周波数バンドでの信号を送受信
するに際して、本無線携帯端末MTが、赤外線通信相手
からの受信パワー情報PMTR と通信相手検出手段8で検
出された赤外線通信相手情報とを使用することにより、
赤外線発光パワーPMTS を制御する方法をとっているこ
とになる。
末との間で赤外線通信を行なう赤外線による通信機能を
有するパソコンPCの構成を示すブロック図であるが、
この図16に示すように、このパソコンPCは、CPU
30,ROM31,RAM32,キーボード33,マウ
ス34,ディスプレイ部35等の本来のパソコン機能を
有するが、本無線携帯端末MTとの間で赤外域の周波数
バンドでの信号を送受信する赤外線通信部として機能す
る受発光素子ユニット36の構成が前述の第1実施形態
と少し異なる。
ダイオード等の受光素子36A,発光ダイオード(LE
D)等の発光素子36Bの他に,自動利得制御(AG
C)タイプの発光素子ドライブ回路(AGCタイプのL
EDドライバ)36C′等からなる。従って、発光素子
36Bへの駆動電流を連続的に変更して、発光素子36
Bの発光パワーPPCS を制御することができる。
Aを通じて得られた本無線携帯端末MTから返信されて
くる無線携帯端末MTが検出した受信パワー情報PMTR
(この受信パワー情報PMTR は、パソコンPCの発光パ
ワー値PPCS との相関を有する)を受信する(取り出
す)受信パワー情報受信部(受信パワー情報受信手段)
45の機能と、この受信パワー情報受信部45で受信さ
れた受信パワー情報PMT R に応じて、発光素子36Bで
の発光パワーPPCS を制御する制御部60の機能とを有
しており、これらの機能は、CPU30,ROM31,
RAM32で発揮されるようになっている。
ワー値PPCS は、所定の通信距離を隔てた本無線携帯端
末MTによって、受光パワー値PMTR として検出され
る。この本無線携帯端末MTの受光パワー値PMTR は、
パソコンPCの発光パワー値P PCS と相関があるので、
この受光パワー値PMTR が本無線携帯端末MTからパソ
コンPCに対して返信されることによって、パソコンP
Cは、自分の発光パワー値をPPCS からPPCS -NEWに変
更することができるのである。これは、図16のパソコ
ンPCの受光素子36Aからの受信データがCPU30
に入力されると、受信パワー情報受信部45は、そのデ
ータから受信パワー情報PMTR を取り出し、制御部60
は、その取り出された受信パワー情報PMTR によって、
発光素子36Bの発光パワーPPCS を制御する。
にして行なわれる。即ち、パソコンPCは、無線携帯端
末MTから返信された受信パワー情報PMTR と所要の基
準値PREF-PCとを比較し、その受信パワー情報PMTR と
基準値PREF-PCとの差に応じて、発光素子36Bの発光
パワーPPCS を制御する。また、この基準値P
REF-PCは、赤外線通信を適正に行なえる最小の受光パワ
ー値に相当する値が設定され、通信距離が短いときは小
さな発光パワーPPCS で出力されるように、発光素子3
6Bでの発光パワーPPCS が制御される。
と区別するために、2種類の制御名称(制御態様1,
2)を定義する。すなわち、制御態様1は、この本無線
携帯端末MTのように、受信パワー検出部40にて受信
パワーPMTR を検出し、このP MTR から自分の発光パワ
ーPMTS を増減する態様であって、自分が検出した受信
パワー値の大きさにより発光パワーを制御する態様を意
味する。制御態様2は、パソコンPCのように、赤外線
通信相手(この場合は本無線携帯端末MT)から返信さ
れてくる赤外線通信相手が受信したパワーPMTR によっ
て、自分の発光パワーPPCS を制御する態様を意味す
る。
スプレイ部35がコネクタ33A,34A,35Aを介
してこのパソコンPCに接続される点は、前述の第1実
施形態と同様である。これにより、このパソコンPC
は、前述の第1実施形態と同様、CPU30,ROM3
1,RAM32,キーボード33,マウス34,ディス
プレイ部35等を用いて、本来のパソコン機能を発揮す
るほか、受発光素子ユニット36の受光素子36Aで
は、本無線携帯端末MTが受信したパソコンPCからの
パワー情報データPMTR 等のデータ信号がCPU30,
ROM31,RAM32等で処理される一方、パソコン
PCからの送信データは、CPU30,ROM31,R
AM32等で処理され、送信信号(送信データ)とし
て、AGCタイプのLEDドライバ36C′を経由して
発光素子36Bから通信相手としての本赤外線通信機能
付き無線携帯端末MTへ送信される。このとき、パソコ
ンPCは、無線携帯端末MTから返信されてくる本無線
携帯端末MTが検出した受信パワー情報PMTR に応じ
て、AGCタイプのLEDドライバ36C′のゲインを
変更することにより、発光素子36Bでの発光パワーP
PCS を制御する。
CDは、図2に示したブロック構成をとり、本無線携帯
端末MTをその上に搭載して使用する態様を取るため、
発光素子21Bからの発光パワーは常時一定値PCDS で
ある。
帯端末MTは、通信相手検出部8によって赤外線通信相
手の検出を行ない、その赤外線通信相手がクレードルC
Dならば、発光パワー値PMTS をローに落とした通信を
行なう。一方、その赤外線通信相手が、パソコンPCな
らば、本無線携帯端末MTは、パソコンPCと、通信距
離に応じた発光パワー出力でデータ通信を行なう。すな
わち、通信距離が100cmの場合は通常の発光パワー
PMTS を出力し、通信距離が100cmよりも短くなる
と、短くなった通信距離に応じ、その発光パワーPMTS
を落として、データ通信を行なう。ここで、パソコンP
C及び本無線携帯端末MTの発光パワー制御方法はそれ
ぞれ次のようになる。
出部40において、パソコンPCから送信された光のパ
ワーの大きさを検出し、この検出された値PMTR と所要
の基準値PREF-MTとを比較する。そして、この比較結果
が所定の範囲内に入っていれば、パソコンPCとの通信
距離は適度と判定して発光素子10Bの発光パワーの値
PMTS を変更することはない。一方、この検出された値
PMTR が大き過ぎると、パソコンPCとの通信距離が近
過ぎると判定して、発光素子10Bの発光パワーの値P
MTS を小さくするように制御する。また同時に、本無線
携帯端末MTは、この受信パワー情報PMTR を、送信デ
ータに載せてパソコンPCに対して送信する。
部30において、本無線携帯端末MTから返信されたデ
ータ中より、受信パワー情報PMTR を取り出し、発光素
子36Bの赤外線発光パワーPPCS を制御する。受信パ
ワー情報PMTR が、通信距離が近過ぎることを示してい
れば、パソコンPCは、発光素子36Bの発光パワーP
PCS を小さくし、逆に、受信パワー情報PMTR が適度な
値ならば、通信距離は適当と判定し、パソコンPCは発
光パワー制御を行なわない。換言すれば、本無線携帯端
末MTがあたかも鏡としてパソコンPCの発光パワー値
を反射しているかのように働き、パソコンPCは、自分
が発光しているパワーの大きさを、本無線携帯端末MT
からの受信状況によって知ることができるのである。
線通信相手を検出して赤外線通信相手がクレードルCD
かパソコンPCかによって発光パワーPMTS を制御をす
るとともに、通信相手がパソコンPCの場合は、通信距
離が100cmなら通常設定での大きな値(ハイパワ
ー)で通信し、また通信距離が100cmよりも短くな
ると、短くなった通信距離に応じ、その値を落として、
データ通信を行なうので、無駄のないパワーの大きさで
通信を行なえてきめ細かな制御が可能となる。
側での制御要領を示すと、図17のようになる。すなわ
ち、まず、ステップC0では無線携帯端末MTであるの
でMTルートがとられ、本無線携帯端末MTは、ステッ
プC1で赤外線通信相手からの接続要求を受信したか確
認し、これを受信すると(ステップC1のYESルー
ト)、ステップC2で、通信相手情報の検出を行なう。
なお、本無線携帯端末MTは、接続要求が受信されない
場合、それを受信するまで待つ(ステップC1のNOル
ート)。また、通信相手情報の検出は、赤外線通信を通
じて行なうほかに、クレードル接続端子から得てもよ
く、その場合は、第1実施形態の変形例と同様にこのス
テップは省略される。
場合、ステップC3のPCルートをとり、本無線携帯端
末MTは、接続確認の設定をして接続確認を通信相手に
返し(ステップC4)、パソコンPCからくる光の受信
パワー情報PMTR を検出し(ステップC5)、受信パワ
ー情報PMTR に応じた発光パワー制御を行なう(ステッ
プC6)。また、ステップC7で、本無線携帯端末MT
は、赤外線リンクはずれが生じたかどうかを監視し、は
ずれた場合は、ステップC7のYESルートをとり、赤
外線発光パワーPMTS は通常設定に戻され(ステップC
9)、赤外線リンクはずれが生じない場合は、ステップ
C7のNOルートをとり、発光パワー制御された適切な
値での通常通信が行なわれる(ステップC8)。
かが監視され(ステップC10のNOルート)、通信が
終了となると、ステップC10のYESルートをとっ
て、プログラムが終了する。一方、ステップC3におい
て、赤外線通信相手がクレードルCDの場合、ステップ
C3のCDルートをとり、本無線携帯端末MTは、接続
確認の設定をして接続確認を通信相手に返し(ステップ
C11)、発光パワーPMTS をロー(低)に落とした状
態で通常通信を行なう(ステップC8)。
17のステップC0でPCルートをとられ、ステップC
13で、パソコンPCは、接続要求を設定して接続要求
信号を本無線携帯端末MTに対して送信し、さらに、ス
テップC14でその接続確認信号を受信したかどうかを
待ち(ステップC14のNOルート)、接続確認信号を
受信すれば、ステップC14のYESルートをとり、本
無線携帯端末MTが検出した受信パワー情報PMTR を受
信して(ステップC5)、その受信パワー情報PMTR に
応じた発光パワー制御を行ない(ステップC6)、その
後は、無線携帯端末MT側のフローとほぼ同じになる。
赤外線通信相手がクレードルCDであるときは、最小限
の発光パワーで通信が行なえて、低消費電力化が促進さ
れる。また、本無線携帯端末MTがパソコンPCとの間
で、赤外域の周波数バンドでの信号を送受信するに際し
ては、本無線携帯端末MTは、パソコンPCからの受信
パワー情報PMTR と通信相手検出手段8で検出された赤
外線相手情報とを使用することにより、赤外線発光パワ
ーPMTS を制御する方法が行なわれている。すなわち、
本無線携帯端末MTは、受信パワー検出手段40で受信
パワーPMTR を検出し、通信相手検出手段8で通信相手
がパソコンPCであることを認識して制御を行なう。そ
して、本無線携帯端末MTは、パソコンPCと通信距離
がどの位隔てて対峙しているかを、本無線携帯端末MT
の受信パワー検出部40にて、パソコンPCからの受信
パワー情報PMTR を検出し、その値の大きさから認識す
る。また、パソコンPCは、本無線携帯端末MTから返
信された光の受信パワー情報PMTR により、自分と本無
線携帯端末MTとの通信距離が短いのか否かを知ること
ができる。こうして、無線携帯端末MTとパソコンPC
との間では、通信距離に応じた最小限の発光パワー状態
での赤外線通信を行なうことができ、無駄な発光パワー
を出さない通信を行なえるので、適切な発光パワー制御
による低消費電力化を図ることができる。
説明 逆に、本無線携帯端末MTとパソコンPCの制御態様を
入れ替えてもよく、パソコンPCが制御態様1をとり、
本無線携帯端末MTが制御態様2をとるように構成する
こともできる。すなわち、パソコンPCは受信パワー検
出部を有して、本無線携帯端末MTからの受光パワー情
報PPCR (パソコンPC端で検出された受信パワー値)
によって、自分の発光パワーPPCS を制御する。また、
本無線携帯端末MTは、パソコンPCから送信された受
信パワー情報PPCR によって、自分の発光パワーPMTS
(本無線携帯端末MTが送信する際の発光パワー値)を
制御する。
合の前提として、本無線携帯端末MT及びパソコンPC
は共に、通常は100cm程度の通信を行なうのに十分
な赤外線発光パワーが出力されているものとする。
末のブロック構成を示すと、図18のようになり、ま
た、パソコンPCのブロック構成を示すと、図19のよ
うになる。この図18に示す無線携帯端末MTは、赤外
域の周波数バンドでの信号を送受信する赤外線通信部7
と、赤外線通信部7を介して赤外線通信相手から受信す
るデータから赤外線通信相手情報(パソコンPCかクレ
ードルCDか)を検出する通信相手検出部8と、赤外線
通信相手としてのパソコンPCから送信されてくるパソ
コンPC端で検出された受信パワー情報PPCR を受信す
る(取り出す)受信パワー情報受信部(受信パワー情報
受信手段)45と、この受信パワー情報受信部45で取
り出された受信パワー情報PPCR と通信相手検出部8と
で検出された赤外線通信相手情報とに応じて、赤外線通
信部7での発光パワーPMTS を制御する制御部44とを
そなえて構成されている。
域の周波数バンドでの信号を送受信する赤外線通信部と
して機能する受発光素子ユニット36と、無線携帯端末
MTからの受信パワー情報PPCR を検出する受信パワー
検出部80と、受信パワー検出部80で検出された受信
パワー情報PPCR に応じて、受発光素子ユニット36で
の発光パワーPPCS を制御する制御部83とをそなえて
構成されている。
フォトダイオード等の受光素子36A,発光ダイオード
(LED)等の発光素子36B,発光素子ドライブ回路
(LEDドライバ)36C等からなり、受信パワー検出
部(受信パワー検出手段)80は、第2実施形態におけ
る無線携帯端末MTに設けられる受信パワー検出部40
と同様、増幅部81とA/D変換部82とを設けてい
る。
実施形態にかかる無線携帯端末MT及びパソコンPCと
それぞれ同じであるので、その更なる説明は省略する。
また、赤外線通信装置としてのクレードルCDは、図2
に示したブロック構成をとり、本無線携帯端末MTをそ
の上に搭載して使用する態様を取るため、発光素子21
Bからの発光パワーPPCS は常時一定値PCDS である。
帯端末MTは、通信相手検出部8によって赤外線通信相
手の検出を行ない、その赤外線通信相手がクレードルC
Dならば、発光パワー値PMTS をローに落とした通信を
行なう。本無線携帯端末MTは、赤外線通信相手がパソ
コンPCならば、その通信距離応じた発光パワー出力で
データ通信を行なう。すなわち、通信距離が100cm
の場合は通常の発光パワーPMTS を出力し、通信距離が
100cmよりも短くなると、短くなった通信距離に応
じ、その値を落として、データ通信を行なう。ここで、
パソコンPC及び本無線携帯端末MTの発光パワー制御
方法はそれぞれ次のようになる。
0において、本無線携帯端末MTから送信された光のパ
ワーの大きさを検出し、この検出された値PPCR と所要
の基準値PREF-PCとを比較する。そして、この比較結果
が所定の範囲内に入っていれば、本無線携帯端末MTと
の通信距離は適度と判定して発光素子36Bの発光パワ
ーの値PPCS を変更することはない。一方、この検出さ
れた値PPCR が大き過ぎると、本無線携帯端末MTとの
通信距離が近過ぎると判定して、発光素子36Bの発光
パワーPPCS の値を小さくするよう制御する。また同時
に、パソコンPCは、この受信パワー情報PPCR を、送
信データに載せて本無線携帯端末MTに対して送信す
る。
パワー情報受信部45において、パソコンPCから返信
されたデータ中より、受信パワー情報PPCR を取り出
し、発光素子10Bでの赤外線発光パワーPMTS を制御
する。受信パワー情報PPCR が、通信距離が近過ぎるこ
とを示していれば、本無線携帯端末MTはその発光パワ
ーPMTS を小さくし、逆に、受信パワー情報PPCR が適
度な値ならば、通信距離は適当と判定し、本無線携帯端
末MTは発光パワー制御を行なわない。換言すれば、パ
ソコンPCがあたかも鏡として本無線携帯端末MTの発
光パワー値を反射しているかのように働き、本無線携帯
端末MTは、自分が発光しているパワーの大きさを、パ
ソコンPCからの受信状況によって知ることができるの
である。
T及びパソコンPCの制御要領は、図17のフローのス
テップC5を除いてほぼ同様である。すなわち、図17
のステップC5において、本無線携帯端末MTがパソコ
ンPCからの受信パワー情報PPCR を受信し、パソコン
PCが本無線携帯端末MTからくる光の受信パワー情報
PMTR を検出する点以外は、前記のフローと同様にな
る。
その赤外線通信相手がクレードルCDであるときは、最
小限の発光パワーで通信が行なえて、低消費電力化が促
進される。また、本無線携帯端末MTがパソコンPCと
の間で、赤外域の周波数バンドでの信号を送受信するに
際しては、本無線携帯端末MTが、パソコンPCから送
信されてくるパソコンPCが検出した受信パワー情報P
PCR を受信し、この検出結果に基づいて、赤外線発光パ
ワーを制御する方法が行なわれている。すなわち、パソ
コンPCは、本無線携帯端末MTと通信距離がどの位を
隔てて対峙しているかを、パソコンPCの受信パワー検
出部80にて、本無線携帯端末MTからの受信パワー情
報PPCR を検出してその値の大きさから認識する。ま
た、本無線携帯端末MTは、パソコンPCから返信され
た光の受信パワー情報PPCR により、自分とパソコンP
Cとの通信距離が近いか否かを知ることができる。こう
して、無線携帯端末MTとパソコンPCとの間で、通信
距離に応じた、最小限の発光パワー状態での赤外線通信
を行なうことができ、無駄な発光パワーを出さない通信
を行なえて、適切且つきめ細やかな発光パワー制御を実
施でき、低消費電力化を図ることができる。
様2をとるようにすることもできる。このための赤外線
通信機能付き無線携帯端末は、図20に示すようなブロ
ック構成をとり、この図20に示す赤外線通信機能付き
無線携帯端末MTは、前述の第1実施形態と同様に、ア
ンテナ1,無線送受信部2,変復調部3,コーデック
4,マイク5,スピーカ6等からなる本来の無線通信機
能を有する部分をそなえるとともに、赤外線通信部7,
通信相手検出部8,受信パワー検出部40,制御部4
3,受信パワー情報受信部84をそなえて構成されてい
る。また、ハードウエアとして、本無線携帯端末MT
は、上記のアンテナ1,無線送受信部2,変復調部3,
コーデック4,マイク5,スピーカ6等のほかに、受発
光素子ユニット10,増幅部41,アナログ/ディジタ
ル変換部42,CPU12,ROM13,RAM14等
を有しており、この第3実施形態にかかる無線携帯端末
MTの外観も、前述の第1実施形態にかかるものと同
様、図4(a),(b)に示すようになっている。
数バンドでの信号を送受信するものであり、この機能は
受発光素子ユニット10内の、フォトダイオード等の受
光素子10A,発光ダイオード等の発光素子(LED)
10B,発光素子ドライブ回路(LEDドライバ)10
C等により発揮されるようになっている。また、通信相
手検出部8は、赤外線通信部7を介して赤外線通信相手
から受信するデータから赤外線通信相手情報(パソコン
PCかクレードルCD)を検出するものであり、この機
能はCPU12,ROM13,RAM14等で発揮され
る。さらに、受信パワー検出部40は、赤外線通信相手
から所要の距離を隔てた受信側での受信パワーPMTR を
検出するものであり、増幅部41及びA/D変換部42
により、この受信パワー検出部40の機能が発揮される
ようになっている。
0にて検出された受信パワー情報P MTR と通信相手検出
部8で検出された赤外線通信相手情報とを使用すること
により、赤外線通信部7での発光パワーを制御するもの
であり、通信相手検出部8にて検出された通信相手がク
レードルCDのときは、発光パワーPMTS を低減させる
一方、通信相手がパソコンPC等のときは、受信パワー
検出部40で検出された受信パワーPMTR に応じて、赤
外線通信部7での発光パワーPMTS の制御を行なう。
外線通信相手としてのパソコンPCから返信されてくる
パソコンPCが検出した受信パワー情報PPCR を受信す
る(取り出す)ものであり、この機能は、CPU12,
ROM13,RAM14等で発揮される。これから、こ
の本無線携帯端末MTは、制御態様2をとっていること
になる。
態にかかるパソコンPCのブロック図を示す。この図2
1に示すパソコンPCは、CPU30,ROM31,R
AM32,キーボード33,マウス34,ディスプレイ
部35等の本来のパソコン機能を有するとともに、受発
光素子ユニット36と、受信パワー検出部80と、制御
部83と、受信パワー情報受信部85とをそなえて構成
されている。
トダイオード等の受光素子36A,発光ダイオード(L
ED)等の発光素子36Bの他に,自動利得制御(AG
C)タイプの発光素子ドライブ回路(AGCタイプのL
EDドライバ)36C′等からなり、本無線携帯端末M
Tとの間で赤外域の周波数バンドでの信号を送受信する
赤外線通信部として機能する。また、受信パワー検出部
80は、本無線携帯端末MTからの受信パワー情報P
PCR を検出するものであって、増幅部81とA/D変換
部82とでこの機能が発揮される。
80にて検出された受信パワー情報PPCR を使用するこ
とにより、赤外線通信部(受発光素子ユニット36)で
の発光パワーを制御するものであり、受信パワー検出部
80で検出された受信パワーPPCR に応じて、赤外線通
信部(受発光素子ユニット36)での発光パワーPPC S
の制御を行なう。また、この機能は、CPU30,RO
M31,RAM32等で発揮されるようになっている。
外線通信相手としての本無線携帯端末MTから返信され
る本無線携帯端末MTが検出した受信パワー情報PMTR
を受信する(取り出す)ものであり、この機能は、CP
U30,ROM31,RAM32等で発揮される。また
これから、このパソコンPCは、制御態様2をとってい
ることになる。そして、図8に示したように、100c
m程度の範囲内で、本本無線携帯端末MTの赤外線送受
用窓17ひいては受発光素子ユニット10とパソコンP
Cの受発光素子ユニット36とが対向して配置される。
CDは、図2に示したブロック構成をとり、本無線携帯
端末MTをその上に搭載して使用する態様を取るため、
発光素子21Bからの発光パワーは常時一定値PCDS で
ある。そして、このような構成によって、本無線携帯端
末MTは、通信相手検出部8によって赤外線通信相手の
検出を行ない、その赤外線通信相手がクレードルCDな
らば、制御部43にて発光パワー値PMTS をローに落と
した通信を行なう一方、赤外線通信相手がパソコンPC
ならば、その通信距離が100cmのときは通常設定の
発光パワーPMTS を出力し、その通信距離が100cm
より短くなると、短くなった距離に応じ、その値を落と
してデータ通信を行なうという、きめ細やかな発光パワ
ー制御が可能となる。換言すれば、本無線携帯端末MT
とパソコンPCとがそれぞれ、あたかも鏡として互いの
赤外線通信相手の発光パワー値を反射しているかのよう
に働き、本無線携帯端末MTとパソコンPCのそれぞれ
は、自分が発光しているパワーの大きさを、互いの赤外
線通信相手からの受信状況によって知ることができるの
である。
その赤外線通信相手がクレードルCDであるときは、最
小限の発光パワーで通信が行なえて、低消費電力化が促
進される。また、本無線携帯端末MTとパソコンPCと
の間で、赤外域の周波数バンドでの信号を送受信するに
際しては、本無線携帯端末MTが、パソコンPCから送
信されてくるパソコンPCが検出した受信パワー情報P
PCR を受信し、この検出結果に基づいて、赤外線発光パ
ワーPMTS を制御するとともに、パソコンPCが、本無
線携帯端末MTから送信されてくる本無線携帯端末MT
が検出した受信パワー情報PMTR を受信し、この検出結
果に基づいて、赤外線発光パワーPPCSを制御している
ので、本無線携帯端末MTとパソコンPC共に、通信距
離に応じた、最小限の発光パワー状態での赤外線通信を
行なうことができ、無駄な発光パワーを出さない通信を
行なえて、適切且つきめ細やかな発光パワー制御を実施
でき、低消費電力化を図ることができる。
様1をとるよう構成することもできる。前述の各実施形
態においては、受信パワー検出部40(図15の受信
部)と、受信パワー検出部80(図19の受信部)とで
検出された受信パワー値PMTR ,PPCR はそれぞれ、一
旦CPU12及びCPU30にて処理されて取り出され
ていた。本無線携帯端末MT及びパソコンPCの双方
が、受信パワー検出部40,80にて検出された値を直
接LEDドライバに入力して、発光素子10B,36B
の発光パワーPMTS ,PPCS を制御するのである。ま
た、本実施形態においても制御を行なう場合の前提とし
て、本無線携帯端末MT及びパソコンPCは共に、通常
は100cm程度の通信を行なうのに十分な赤外線発光
パワーが出力されているものとする。
無線携帯端末MTの構成を示す。この図22に示す無線
携帯端末MTは、赤外線通信部7と、通信相手検出部8
と、増幅部(受信パワー検出手段)41と、制御部50
とをそなえて構成されており、ハードウェアとしては、
上記のアンテナ1,無線送受信部2,変復調部3,コー
デック4,マイク5,スピーカ6等のほかに、受発光素
子ユニット10,増幅部(受信パワー検出手段)41,
CPU12,ROM13,RAM14等を有する。
数バンドでの信号を送受信するものであって、この機能
は受発光素子ユニット10で発揮される。そして、この
受発光素子ユニット10は、受光素子10A,発光素子
10B,LEDドライバ10C′を有する。また、通信
相手検出部8は、赤外線通信相手を検出するものであっ
て、この機能は、CPU12,ROM13,RAM14
で発揮されるようになっている。そして、受発光素子ユ
ニット10内にある受光素子10Aから出力される受信
データは、CPU12に入力されて、この通信相手検出
部8によって、デコードされて、赤外線通信相手が認識
されるようになっている。
にて検出された赤外線通信相手情報を使用して、赤外線
通信相手がクレードルCDであることが検出されたとき
には、本無線携帯端末MTの発光パワーPMTS を最小パ
ワーに落とすとともに、赤外線通信相手がパソコンPC
であることが検出されたときには、その通信距離に応じ
た発光パワー制御を行なうものであり、また、この制御
部50は、増幅部(受信パワー検出手段)41で検出さ
れた受信パワー情報PMTR に応じて赤外線通信部7での
発光パワーPMTS の制御を行なう。そして、この機能
は、この増幅部41と受発光素子ユニット10内にある
LEDドライバ10C′とによって発揮される。なお、
これから、本無線携帯端末MTは、制御態様1をとって
いることになる。
10内にある受光素子10Aにおいて、光電変換され、
増幅部41において、受光素子10Aを流れる電流値に
基づいて、赤外線通信相手からの受信パワー情報PMTR
が電圧として検出される。そして、この検出された電圧
は、直接受発光素子ユニット10内にあるLEDドライ
バ10C′に入力されて、受発光素子ユニット10内に
ある発光素子10Bの発光パワーPMTS が制御される。
従って、検出された受信パワー情報PMTR は、直接、発
光素子10Bに入力されるので、制御がCPU12を介
さないで自律的に行なわれることになる。なお、その他
のものは図15に示した第2実施形態にかかる無線携帯
端末MTとそれぞれ同じであるので、その更なる説明は
省略する。
かるパソコンPCの構成を示す。この図23に示すパソ
コンPCは、赤外域の周波数バンドでの信号を送受信す
る赤外線通信部7と、増幅部(受信パワー検出手段)8
1で検出された受信パワー情報PPCR に応じて赤外線通
信部7での発光パワーPPCS を制御する制御部51とを
そなえて構成されている。また、ハードウェアとして、
上記の受発光素子ユニット36,増幅部(受信パワー検
出手段)81,CPU30,ROM31,RAM32を
有する。なお、キーボード33,マウス34,ディスプ
レイ部35がコネクタ33A,34A,35Aを介して
このパソコンPCに接続される点は、前述の第1実施形
態と同様である。なお、その他のものは図16に示した
第2実施形態にかかるパソコンPCとそれぞれ同じであ
るので、その更なる説明は省略する。
素子ユニット36によって発揮され、この受発光素子ユ
ニット36は、受光素子36A,発光素子36B,LE
Dドライバ36C′からなる。さらに、制御部51は、
増幅部81と受発光素子ユニット36内にあるLEDド
ライバ36C′とによって、その機能が発揮される。ま
た、これから、パソコンPCは、制御態様1をとってい
ることになる。
36内にある受光素子36Aにおいて、光電変換され、
増幅部(受信パワー検出手段)81において、受光素子
36Aを流れる電流値に基づいて、赤外線通信相手から
の受信パワー情報PPCR が電圧として検出される。そし
て、この検出された電圧は、直接受発光素子ユニット3
6内にあるLEDドライバ36C′に入力されて、受発
光素子ユニット36内にある発光素子36Bの発光パワ
ーPPCS が制御される。従って、検出された受信パワー
情報PPCR は、直接、発光素子36Bに入力されるの
で、制御がCPU30を介さないで自律的に行なわれて
いる。
CDは、図2に示したブロック構成をとり、本無線携帯
端末MTをその上に搭載して使用する態様を取るため、
発光素子21Bからの発光パワーは常時一定値PCDS で
ある。このような構成によって、本無線携帯端末MT
は、通信相手検出部8によって赤外線通信相手の検出を
行ない、その赤外線通信相手がクレードルCDならば、
発光パワー値PMTS をローに落とした通信を行ない、ま
た、赤外線通信相手がパソコンPCならば、その通信距
離に応じた出力でデータ通信を行なう。すなわち、通信
距離が100cmの場合は通常の発光パワーPMTS を出
力し、通信距離が100cmよりも短くなると、短くな
った通信距離に応じ、その値を落としてデータ通信を行
なう。ここで、パソコンPC及び本無線携帯端末MTの
発光パワー制御方法はそれぞれ次のようになる。
の受信パワー検出部10の受光素子10Aにより検出さ
れた受信光は電流に変換され、更にこの電流は増幅部
(受信パワー検出手段)41で電圧に変換される。この
ときの電圧は受信パワーPMTRにより変化し、受信パワ
ーPMTR が大きければその値は大きくなる。したがっ
て、この増幅部41の出力電圧はAGCタイプのLED
ドライバ10C′へフィードバックされて、受信パワー
PMTR が大きくなれば、赤外線通信相手が近い距離にい
ることが認識されるので、発光パワーPMTS が下がる方
向に制御が行なわれて、最小のパワーでの通信が可能と
なる。
受信パワー検出部36の受光素子36Aにより検出され
た受信光は電流に変換され、この電流は増幅部(受信パ
ワー検出手段)81で電圧に変換され、この増幅部81
の出力電圧はAGCタイプのLEDドライバ36C′へ
フィードバックされて、受信パワーPPCR が大きくなれ
ば、赤外線通信相手が近い距離にいることが認識される
ので、発光パワーPPC S が下がる方向に制御が行なわれ
て、最小のパワーでの通信が可能となる。
MT側及びパソコンPC側の制御要領はそれぞれ、図1
7において、ステップC5(受信パワー情報検出又は受
信パワー情報受信)がない点以外は、第2実施形態で説
明したフローと同様となる。このように、本無線携帯端
末MT及びパソコンPCとの間で、赤外域の周波数バン
ドでの信号を送受信するに際して、本無線携帯端末MT
とパソコンPCのそれぞれが、赤外線通信相手からの受
信パワー情報PMTR ,PPCR を検出し、この検出結果に
基づいて、赤外線発光パワーPMTS ,PPCS を制御する
方法をとっていることになる。
その赤外線通信相手がクレードルCDであるときは、最
小限の発光パワーで通信が行なえて、低消費電力化が促
進される。また、本無線携帯端末MTとパソコンPCと
の間で、赤外域の周波数バンドでの信号を送受信するに
際しては、本無線携帯端末MTが、パソコンPCからの
受信パワー情報PMTR を検出し、この検出結果に基づい
て、自律的に赤外線発光パワーPMTS を制御するととも
に、パソコンPCが、本無線携帯端末MTから送信され
てくる本無線携帯端末MTが検出した受信パワー情報P
MTR を受信し、この検出結果に基づいて、赤外線発光パ
ワーPPCS を制御する方法が行なわれている。また、こ
うして、無線携帯端末MTとパソコンPC共に、通信距
離に応じた、最小限の発光パワー状態での赤外線通信を
行なうことができ、無駄な発光パワーを出さない通信を
行なえて、適切且つきめ細やかな自律的な発光パワー制
御を実施でき、低消費電力化を図ることができる。
おいては、発光パワー制御は、本無線携帯端末MT及び
パソコンPCの双方にて行なわれているが、本無線携帯
端末MT及びパソコンPCのうちの片方の発光パワーの
みを固定的にし、一方のみが、発光パワー制御を行なう
ようにしてもよい。また、上記の第2実施形態では、A
GCタイプのLEDドライバを用いることにより、本無
線携帯端末MT及びパソコンPCはそれぞれ、発光パワ
ーPMTS ,PPCS を連続的に制御しているが、上記の第
2実施形態において、発光パワーをK段階(K:3以上
の整数)に切り替えることができるような、K値の可変
抵抗部に相当するものを使用してもよい。
携帯端末MTが受信パワーの値PMT R の大きさを知る方
法は、受信パワー検出手段40によっても、あるいは、
パソコンPCから返信されるパソコンPCが検出したパ
ワー情報PPCR によっても行なえるが、どちらから検出
してもよく、これら2系統を有した場合は、主・予備と
して使用できる。
子10A,21A,36Aと、CPU12,22,30
との間に、適当な増幅器(図示せず)や受信帯域補償回
路(図示せず)を介装してもよく、受光素子10A,2
1A,36Aの出力における受信データはそれぞれ、そ
れらの増幅器を用いて増幅されたのち、受信帯域補償回
路で帯域改善されて、各CPUに入力されるが、それ
は、本発明の優位性をなんら損なうものでもない。
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
で、種々変形して実施することができる。さらに、上記
の各実施形態において、赤外線通信機能付きの装置は、
赤外域の周波数バンドでの信号を送受信する赤外線通信
部を有し、送信光のパワーを可変とできる制御部とをそ
なえ、さらに、その光出力のパワーを可変にできるよう
な構造を有するものであれば、パソコンPC以外でも本
無線携帯端末MTの赤外線通信相手となり得ることは言
うまでもない。
置としては、ビル入退館のセキュリティや防犯装置とし
てもよく、ビル入退館のセキュリティ上、入口に設けら
れた防犯装置に対して、人が本無線携帯端末MTを差し
向けて通信を行なうこともでき、また、その赤外線通信
機能を有する装置が自動車の外面等に設けらている状態
で、人が本無線携帯端末MTをその受光部に差し向け
て、キーロックを解除するような使用形態も実施可能で
あり、さらに、本無線携帯端末MTが、物体の存否を検
出するような検出器をそなえたものであってもよい。
信機能付き無線携帯端末によれば、無線携帯端末におい
て、赤外域の周波数バンドでの信号を送受信する赤外線
通信部をそなえるとともに、赤外線通信相手情報を検出
する通信相手検出手段や、この通信相手検出手段で検出
された赤外線通信相手の情報に応じて、赤外線通信部で
の発光パワーを制御する制御手段をそなえて構成されて
いるので、赤外線通信相手や受信パワーを知ることによ
って、通信距離が変わっても、適切な赤外線発光パワー
制御を行なうことができ、その結果、至近距離での通信
時には、赤外線通信の低消費電力化を十分はかれるほ
か、通常の赤外線通信時には、十分な発光パワー状態で
の赤外線通信を実施できる利点がある(請求項1)。
通信部を介して、赤外線通信相手から受信するデータか
ら赤外線通信相手情報を検出するように構成されても、
また、所定の外部端子の接続状態からその赤外線通信相
手情報を検出するように構成されてもよく、このように
すれば、それぞれに合った適切なパワー制御ができて低
消費電力化がはかれる(請求項2,3)。
いて、赤外域の周波数バンドでの信号を送受信する赤外
線通信部と、赤外線通信相手からの受信パワー情報を検
出する受信パワー検出手段と、赤外線通信相手情報を検
出する通信相手検出手段と、受信パワー検出手段で検出
された受信パワー情報と通信相手検出手段で検出された
赤外線通信相手情報とを使用することにより、赤外線通
信部での発光パワーを制御する制御手段とをそなえ、ま
た、赤外線通信機能付き無線携帯端末及び赤外線通信機
能付き装置との間で、赤外域の周波数バンドでの信号を
送受信するに際して、上記の無線携帯端末及び装置の少
なくとも一方が、赤外線通信相手からの受信パワー情報
と通信相手検出手段で検出された赤外線通信相手情報と
を使用することにより、赤外線発光パワーを制御するよ
うに構成されているので、至近距離での通信時には、ハ
イパワーからローパワーに落とす際に、きめ細やかな制
御が可能となり、赤外線通信の低消費電力化を十分はか
れるほか、通常の赤外線通信時には、十分な発光パワー
状態での赤外線通信を実施できる利点がある(請求項
5,9)。
おいて、赤外域の周波数バンドでの信号を送受信する赤
外線通信部と、赤外線通信相手から送信されてくる赤外
線通信相手が検出した受信パワー情報を受信する受信パ
ワー情報受信手段と、この受信パワー情報受信手段で受
信された受信パワー情報に応じて、赤外線通信部での発
光パワーを制御する制御手段とをそなえ、また、赤外線
通信機能付き無線携帯端末及び赤外線通信機能付き装置
との間で、赤外域の周波数バンドでの信号を送受信する
に際して、上記の無線携帯端末及び装置の少なくとも一
方が、赤外線通信相手から送信されてくる赤外線通信相
手が検出した受信パワー情報を受信し、この検出結果に
基づいて、赤外線発光パワーを制御するように構成され
ているので、やはり、至近距離での通信時には、ハイパ
ワーからローパワーに落とす際に、きめ細やかな制御が
可能となり、赤外線通信の低消費電力化を十分はかれる
ほか、通常の赤外線通信時には、十分な発光パワー状態
での赤外線通信を実施できる利点がある(請求項6,1
0)。
機能を有する車載アダプターに搭載され使用可能な無線
携帯端末において、赤外域の周波数バンドでの信号を送
受信する赤外線通信部と、赤外線通信相手を識別する識
別部と、この識別部で赤外線通信相手が車載アダプター
であることを検出した場合に、赤外線通信部の発光パワ
ーを通常の発光パワーよりも低減させる制御部とをそな
えて構成されているので、本無線携帯端末を車載アダプ
ターに搭載させたような至近距離での通信時に、発光パ
ワーを落として赤外線通信の低消費電力化を十分はかれ
る利点がある(請求項4)。
おいて、赤外域の周波数バンドでの信号を送受信する赤
外線通信部と、赤外線通信相手からの受信パワー情報を
検出する受信パワー検出手段と、受信パワー検出手段で
検出された受信パワー情報に応じて、赤外線通信部での
発光パワーを制御する制御手段とをそなえ、また、赤外
線通信機能付き無線携帯端末及び赤外線通信機能付き装
置との間で、赤外域の周波数バンドでの信号を送受信す
るに際して、上記の無線携帯端末及び装置の少なくとも
一方が、赤外線通信相手からの受信パワー情報を検出
し、この検出結果に基づいて、赤外線発光パワーを制御
するように構成されているので、至近距離での通信実施
形態には、赤外線通信の低消費電力化を十分はかれるほ
か、通常の赤外線通信時には、十分な発光パワー状態で
の赤外線通信を実施できる利点がある(請求項7,1
1)。
付き無線携帯端末及び赤外線通信機能付き装置との間
で、赤外域の周波数バンドでの信号を送受信するに際し
て、上記の無線携帯端末及び装置の少なくとも一方が、
赤外線通信相手の情報を検出し、この検出結果に基づい
て、赤外線発光パワーを制御するように構成されている
ので、赤外線通信相手により赤外線発光パワーを変えて
赤外線通信が行なえて、近距離では発光パワーを抑制で
き、また、遠距離では、十分な発光パワーを出力でき
て、低消費電力化がはかれる利点がある(請求項8)。
付き無線携帯端末の構成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
付き無線携帯端末の外観を示すもので、(a)はその平
面図、(b)はその側面図である。
観を示すもので、(a)はその平面図、(b)はその側
面図である。
付き無線携帯端末をクレードルに装着した状態を模式的
に示す斜視図である。
付き無線携帯端末をクレードルに装着した状態を模式的
に示す断面図である。
付き無線携帯端末とパソコンとの間で赤外線通信を行な
っている状態を模式的に示す図である。
態の可変抵抗部での作用を説明する図である。
能付き無線携帯端末とクレードルとの接続手順を説明す
る信号シーケンス図である。
能付き無線携帯端末とパソコンの接続手順を説明する信
号シーケンス図である。
き無線携帯端末での制御要領を説明するフローチャート
である。
き無線携帯端末での他の制御要領を説明するフローチャ
ートである。
線通信機能付き無線携帯端末の構成を示すブロック図で
ある。
能付き無線携帯端末の構成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
き無線携帯端末,パソコンでの制御要領を説明するフロ
ーチャートである。
線通信機能付き無線携帯端末の構成を示すブロック図で
ある。
コンの構成を示すブロック図である。
能付き無線携帯端末の構成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
能付き無線携帯端末の構成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
御手段) 10,21,36 受発光素子ユニット 10A,21A,36A 受光素子 10B,21B,36B 発光素子 10C,21C,36C 発光素子ドライブ回路(LE
Dドライバ) 10C′,36C′ AGCタイプのLEDドライバ 11 可変抵抗部 12,22,30 CPU 13,23,31 ROM 14,24,32 RAM 15 プッシュボタン群 15A 蓋 16 表示部 17,21D 赤外線送受用窓 17A 赤外線透過部材 18 クレードル接続検出端子 18A クレードル端子 27 マイクジャック 29 端末装着部 33 キーボード 33A,34A,35A コネクタ 34 マウス 35 ディスプレイ部 40,70,80 受信パワー検出部(受信パワー検出
手段) 41,81 増幅部(受信パワー検出手段) 42,82 A/D変換部 45,84,85 受信パワー情報受信部(受信パワー
情報受信手段) CD クレードル MT 赤外線通信機能付き無線携帯端末 PC パソコン R1,R2,R,R′ 抵抗 Tr1,Tr2 スイッチングトランジスタ PMTR 本無線携帯端末MT端で検出された受光パワー
(値)又は受信パワー情報 PMTS 本無線携帯端末MTが送信する際の発光パワー
(値) PPCR パソコンPC端で検出された受光パワー(値)
又は受信パワー情報 PPCS ,PPCS -NEW パソコンPCが送信する際の発光
パワー(値) PCDS クレードルCDが送信する際の発光パワー
(値)
Claims (11)
- 【請求項1】 無線携帯端末において、 赤外域の周波数バンドでの信号を送受信する赤外線通信
部と、 赤外線通信相手情報を検出する通信相手検出手段と、 該通信相手検出手段で検出された赤外線通信相手の情報
に応じて、該赤外線通信部での発光パワーを制御する制
御手段とをそなえて構成されたことを特徴とする、赤外
線通信機能付き無線携帯端末。 - 【請求項2】 該通信相手検出手段が、該赤外線通信部
を介して、赤外線通信相手から受信するデータから該赤
外線通信相手情報を検出するように構成されたことを特
徴とする、請求項1記載の赤外線通信機能付き無線携帯
端末。 - 【請求項3】 該通信相手検出手段が、所定の外部端子
の接続状態から該赤外線通信相手情報を検出するように
構成されたことを特徴とする、請求項1記載の赤外線通
信機能付き無線携帯端末。 - 【請求項4】 赤外線による通信機能を有する車載アダ
プターに搭載されて使用可能な無線携帯端末において、 赤外域の周波数バンドでの信号を送受信する赤外線通信
部と、 赤外線通信相手を識別する識別部と、 該識別部で赤外線通信相手が車載アダプターであること
を検出した場合に、該赤外線通信部の発光パワーを通常
の発光パワーよりも低減させる制御部とをそなえて構成
されたことを特徴とする、赤外線通信機能付き無線携帯
端末。 - 【請求項5】 無線携帯端末において、 赤外域の周波数バンドでの信号を送受信する赤外線通信
部と、 赤外線通信相手からの受信パワー情報を検出する受信パ
ワー検出手段と、 赤外線通信相手情報を検出する通信相手検出手段と、 該受信パワー検出手段で検出された該受信パワー情報と
該通信相手検出手段で検出された該赤外線通信相手情報
とを使用することにより、該赤外線通信部での発光パワ
ーを制御する制御手段とをそなえて構成されたことを特
徴とする、赤外線通信機能付き無線携帯端末。 - 【請求項6】 無線携帯端末において、 赤外域の周波数バンドでの信号を送受信する赤外線通信
部と、 赤外線通信相手から送信されてくる該赤外線通信相手が
検出した受信パワー情報を受信する受信パワー情報受信
手段と、 該受信パワー情報受信手段で受信された該受信パワー情
報に応じて、該赤外線通信部での発光パワーを制御する
制御手段とをそなえて構成されたことを特徴とする、赤
外線通信機能付き無線携帯端末。 - 【請求項7】 無線携帯端末において、 赤外域の周波数バンドでの信号を送受信する赤外線通信
部と、 赤外線通信相手からの受信パワー情報を検出する受信パ
ワー検出手段と、 該受信パワー検出手段で検出された受信パワー情報に応
じて、該赤外線通信部での発光パワーを制御する制御手
段とをそなえて構成されたことを特徴とする、赤外線通
信機能付き無線携帯端末。 - 【請求項8】 赤外線通信機能付き無線携帯端末及び赤
外線通信機能付き装置との間で、赤外域の周波数バンド
での信号を送受信するに際して、 上記の無線携帯端末及び装置の少なくとも一方が、 赤外線通信相手の情報を検出し、この検出結果に基づい
て、赤外線発光パワーを制御することを特徴とする、赤
外線通信機能付き無線携帯端末・装置間の赤外線発光パ
ワー制御方法。 - 【請求項9】 赤外線通信機能付き無線携帯端末及び赤
外線通信機能付き装置との間で、赤外域の周波数バンド
での信号を送受信するに際して、 上記の無線携帯端末及び装置の少なくとも一方が、 該赤外線通信相手からの該受信パワー情報と該通信相手
検出手段で検出された該赤外線通信相手情報とを使用す
ることにより、赤外線発光パワーを制御することを特徴
とする、赤外線通信機能付き無線携帯端末・装置間の赤
外線発光パワー制御方法。 - 【請求項10】 赤外線通信機能付き無線携帯端末及び
赤外線通信機能付き装置との間で、赤外域の周波数バン
ドでの信号を送受信するに際して、 上記の無線携帯端末及び装置の少なくとも一方が、 該赤外線通信相手から送信されてくる該赤外線通信相手
が検出した受信パワー情報を受信し、この検出結果に基
づいて、赤外線発光パワーを制御することを特徴とす
る、赤外線通信機能付き無線携帯端末・装置間の赤外線
発光パワー制御方法。 - 【請求項11】 赤外線通信機能付き無線携帯端末及び
赤外線通信機能付き装置との間で、赤外域の周波数バン
ドでの信号を送受信するに際して、 上記の無線携帯端末及び装置の少なくとも一方が、 赤外線通信相手からの受信パワー情報を検出し、この検
出結果に基づいて、赤外線発光パワーを制御することを
特徴とする、赤外線通信機能付き無線携帯端末・装置間
の赤外線発光パワー制御方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10297340A JPH11252017A (ja) | 1997-12-24 | 1998-10-19 | 赤外線通信機能付き無線携帯端末及び赤外線通信機能付き無線携帯端末・装置間の赤外線発光パワー制御方法 |
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