JPH07245591A - 赤外線信号の送信機 - Google Patents

赤外線信号の送信機

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Publication number
JPH07245591A
JPH07245591A JP6034967A JP3496794A JPH07245591A JP H07245591 A JPH07245591 A JP H07245591A JP 6034967 A JP6034967 A JP 6034967A JP 3496794 A JP3496794 A JP 3496794A JP H07245591 A JPH07245591 A JP H07245591A
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JP
Japan
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light emitting
infrared
infrared signal
group
transmission power
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Application number
JP6034967A
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English (en)
Inventor
Michiaki Igarashi
道昭 五十嵐
Masahito Miyagaki
雅人 宮垣
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Sakai Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sakai Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 赤外線信号の送信パワーが大きく、また送信
パワーの切り換えが可能であるとともに電池の使用可能
時間を延ばすことができ、電池使用可能時間を延ばす必
要が無い場合には装置筐体を小型軽量化することができ
る赤外線信号の送信機を提供する。 【構成】 制御内容を選択するための制御内容選択手段
と、この制御内容をパルス信号にて送信するためのパル
ス信号生成手段Tr、……Tr、15と、赤外線信
号を発光するための複数個の赤外線発光手段10、…
…、13と、この複数個の赤外線発光手段の中から発光
させる赤外線発光手段を選択する発光数選択手段15と
を備える。また、前記各赤外線発光手段は、共通のスイ
ッチ素子Tr、……Trに信号接続された赤外線発
光ダイオードを有する発光群9より構成され、さらに、
前記発光数選択手段による選択状況を表示する表示部7
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリモートコントロール等
に使用される赤外線信号の送信機に関し、特に屋外にお
ける遠距離への制御データの送信を可能にし、また、赤
外線信号の送信パワーを送信距離に応じて可変とするこ
とができる赤外線信号の送信機に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は例えばテレビやビデオ等のリモー
トコントロールに使用されている赤外線信号の送信機の
内部構成を示す図である。この赤外線信号の送信機22
は、送信する制御内容を選択するためのスイッチ接点群
23と、このスイッチ接点群23の開閉に基づき、一定
の通信手順に従った制御信号をパルス波24として生成
するための送信用IC25と、この送信用IC25から
のパルス波24を受けてON,OFFするトランジスタ
26と、このトランジスタ26のON作動によって電流
が流れて発光し、OFF作動によって発光を停止するこ
とにより前記パルス波24に基づくパルス符号を発光す
るための赤外線発光ダイオード27より概略構成されて
いる。
【0003】この場合、前記パルス波24に基づいて赤
外線発光ダイオード27が発光および発光の停止を行う
が、この赤外線発光ダイオード27の発光間隔や発光回
数等が制御信号となって図示しない赤外線信号の受信機
にて受信され、テレビやビデオ等の被制御機器のリモー
トコントロールが行われる。
【0004】しかしながら、このような赤外線信号の送
信機22は、前記のようにテレビやビデオ等の室内で使
用される被制御機器のリモートコントロールを前提とし
ていることから、赤外線の信号として送信可能な距離は
せいぜい数メートル程度である。このため、前記赤外線
信号の送信機22においても、配設される赤外線発光ダ
イオード27は通常1個であり、多くても2個程度であ
って、その赤外線信号の送信パワーはさほど大きなもの
ではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本出願人
は、先に、汎用の赤外線信号受光モジュールをそのまま
使用可能とすることによって製造コストを抑えながら、
室内に比べ大光量である屋外にても例えば建設機械や産
業機械等の被制御機器のリモートコントロールに赤外線
信号を使用することができるようにした赤外線信号の受
光器の技術を開示している(例えば特願平6−6502
号)。しかしながら、このような屋外において使用され
る前記建設機械等の被制御機器においては、時に十数メ
ートルの遠距離からリモートコントロールを行う必要が
生じる。このような遠距離でのリモートコントロールを
行う場合、前記図5に示した屋内で使用することを前提
としている赤外線信号の送信機22では、その送信パワ
ーの弱さから、そのまま前記屋外での建設機械等をリモ
ートコントロールするための赤外線信号の送信機として
は使用できない。本発明はこのような問題点に鑑みて創
案されたものであり、赤外線信号の送信パワーが大き
く、屋外においても遠距離に赤外線信号を送信可能な赤
外線信号の送信機の提供を目的としている。
【0006】また、送信距離に関係なく常に最大の送信
パワーで送信するとなるとそれだけ装置駆動用電池の消
耗を早めることになる。すなわち、近距離への送信にも
常に最大の送信パワーで行うのは電池の無駄使いであ
り、遠距離,中距離、近距離あるいは至近距離と、それ
ぞれの送信距離に相応する送信パワーにて送信を行うこ
とにより電池の使用可能時間を延ばすことができる。こ
のことはまた、電池交換や充電の手間が省かれるととも
に使用現場において予備の電池を確保しておく必要がな
くなることからその取扱いが簡便になることを意味す
る。また、電池の使用可能時間を延ばす必要が無い場合
には電池容量が小さくてよいことからこの分の装置筐体
の小型化を図ることができる。本発明はこの様な点に鑑
みて創案されたものであり、赤外線信号の送信側と受信
側との相互の距離に応じて送信パワーの切り換えが可能
であり、したがって電池の使用可能な時間を延ばすこと
ができ、ひいて電池交換や充電の手間が省かれるととも
に予備の電池の確保等が不要となることからその取扱い
が簡便となる赤外線信号の送信機の提供を目的とし、あ
るいは、装置筐体を小型化することができる赤外線信号
の送信機の提供を目的としている。
【0007】また、発光数選択手段にて選択された赤外
線発光手段の選択状況を表示することができる赤外線信
号の送信機の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達
成するために、赤外線信号によって被制御機器のリモー
トコントロールを行う赤外線信号の送信機であり、送信
される赤外線信号の到達距離を決定する送信パワーを任
意に変更することができる赤外線信号の送信機であっ
て、制御内容を選択するための例えば操作スイッチ等よ
りなる制御内容選択手段と、この制御内容選択手段にて
選択された制御内容をパルス信号にて送信するための例
えばCPU,クロックタイマ,データメモリ,トランジ
スタ等よりなるパルス信号生成手段と、このパルス信号
生成手段にて生成されたパルス信号に基づいて赤外線信
号を発光するための例えば赤外線発光ダイオードである
複数個の赤外線発光手段と、この複数個の赤外線発光手
段の中から発光させる赤外線発光手段の個数を送信距離
に応じて選択するための例えは送信パワー決定スイッチ
等よりなる発光数選択手段とを備える構成とするもので
ある。
【0009】また、前記各赤外線発光手段は、共通のス
イッチ素子に信号接続された赤外線発光ダイオードを有
する発光群より構成され、前記発光数選択手段の選択に
応じて、前記複数の赤外線発光手段のうちでどの赤外線
発光手段を発光させるかを記憶する発光数選択メモリを
備える構成とし、さらに、前記発光数選択手段による選
択状況を表示する表示部を備える構成とするものであ
る。
【0010】
【作 用】本発明の作用は次の通りである。制御内容選
択手段によって送信する制御内容が選択され、この選択
された制御内容がパルス信号生成手段においてパルス信
号化される。発光数選択手段においては複数の赤外線発
光手段の中からどの赤外線発光手段を発光させるか、す
なわち、一の赤外線発光手段を発光させるのかまたは二
以上の赤外線発光手段を重畳的に発光させるのかを選択
する。この選択は赤外線信号の送信パワーを決定するも
のであり、発光させる赤外線発光手段の数が多くなれば
当然送信パワーも増大する。このようにして、送信する
制御内容と発光させる赤外線発光手段の数が選択されて
赤外線信号が送信される。
【0011】また、それぞれの赤外線発光手段は、赤外
線発光ダイオードからなる発光群として構成され、これ
らの各発光群を構成する赤外線発光ダイオードは、共通
に接続されたスイッチ素子にて同時に発光し、同時に発
光を停止する。
【0012】発光数選択メモリには、前記複数の赤外線
発光手段のうちで、前記発光数選択手段にて選択されて
発光する赤外線発光手段が記憶される。また、表示部に
は、前記発光数選択手段による選択状況が表示される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明に係る赤外線信号の送信機の外観
斜視図である。図において、この赤外線信号の送信機1
は細長い箱状の筐体をなして、その前面には、所定波長
の赤外線信号のみを透過する透光部材で遮蔽された赤外
線信号の送光窓2を有している。また、装置筐体の上面
部には、図示しない被制御機器の制御内容を選択するた
めの前記制御内容選択手段である複数の操作スイッチ
3,3〜と、後述する赤外線発光ダイオードの点灯個数
によって赤外線信号の送信パワーを決定するための前記
発光数選択手段である送信パワー決定スイッチ4,5
と、電源スイッチ6を有し、また、前記操作スイッチ
3,3〜にて操作された制御内容と、前記送信パワー決
定スイッチ4,5の操作状況が表示される液晶にて形成
された表示部7を有しており、どのような制御内容がど
の程度の送信パワーにて送信されるかが分かるようにな
っている。前記送信パワー決定スイッチ4,5は、その
押釦部分が装置筐体に設けられた凹部に埋め込まれよう
に配設されて意図的に操作をやりにくくしてあり、例え
ば送信パワー決定スイッチ4,5部分に誤って接触する
ようなことがあっても簡単には作動せず、これにより誤
入力を防止している。なお、この送信パワー決定スイッ
チ4,5は、この実施例のように押釦スイッチ以外にも
例えばスナップスイッチや回転式のロータリースイッチ
にて構成してもよい。符号8は装置の携帯に便ならしめ
るために取付けられている携帯用バンドである。
【0014】図2は前記図1に示した赤外線信号の送信
機1の内部構成を示す図である。図において、赤外線信
号を発光するための赤外線発光ダイオード群9は、前記
図1に示す送光窓2の前記透光部材内面に配設されるも
のであり、直列接続された2個の赤外線発光ダイオード
(例えばD1とD2)が2組(例えばD1,D2とD
3,D4)が並列に接続されて前記赤外線発光手段とし
ての1つの発光群を構成しており、このような発光群
が、 第1群 D1 〜 D4 (10) 第2群 D5 〜 D8 (11) 第3群 D9 〜 D12(12) 第4群 D13〜 D16(13) の4群構成にて配設されている。後述するように、各発
光群が順次重畳して発光することにより、赤外線信号の
送信パワーも順次増大するようになっている。なお、前
記各発光群を構成する赤外線発光ダイオードの数は4個
に限定されず、また、各群の赤外線発光ダイオードの個
数を各発光群において同数とせずに異なるように構成し
てもよい。また、赤外線発光ダイオードの数が1個の群
も発光群中に存在してもよいものとする。
【0015】図2に示すトランジスタTr1 ,Tr2
Tr3 ,Tr4 および制御部15は前記パルス信号生成
手段を構成している。このトランジスタTr1 ,T
2 ,Tr3 ,Tr4 は、前記赤外線発光ダイオードの
発光群第1群10ないし第4群13に発光用電力を供給
して発光させるためのスイッチング作用を行うトランジ
スタであり、この実施例においてはパワーMOSFET
が使用されている。このトランジスタTr1 ,Tr2
Tr3 ,Tr4 は、後述する制御部15からのパルス符
号データ21を受けてON,OFFし、このON時に、
電池14からの電力の供給を受けた赤外線発光ダイオー
ドの発光群第1群10ないし発光群第4群13のいずれ
かの発光群が単独あるいは同時に重畳的に発光し、この
発光が赤外線信号となって図示しない受信機に向けて送
信される。
【0016】前記制御部15は、各種制御を行うための
中央演算処理装置(以下CPUと称する)16と、シス
テムプログラムを記憶するためのシステムメモリ17
と、データメモリ18およびパルス波を発生するクロッ
クタイマ19を有している。また、この制御部15に
は、前記図1に示す操作スイッチ3,3〜の各接点3a
〜3nと、送信パワー決定スイッチ4,5の接点4s,
5sが接続されている。さらに、前記トランジスタTr
1 ,Tr2 ,Tr3 ,Tr4 にパルス信号データを出力
するためのデータ出力線20a,20b,20c,20
dが接続されている。
【0017】図3(A),(B)は、前記図2に示す赤
外線発光ダイオードD1ないしD16の配列を示す図で
ある。図(A)に示す配列においては、発光群第1群の
赤外線発光ダイオードD1ないしD4が同心円C上に配
設され、発光群第2群の赤外線発光ダイオードD5〜D
8が、前記発光群第1群を囲むようにその外周円C′上
に配設されている。さらにこの発光群第2群の左右に、
発光群第3群の赤外線発光ダイオードD9〜D12が1
対づつ配設され、同じく発光群第2群の上下に発光群第
4群の赤外線発光ダイオードD13〜D16が1対づつ
配設されて、発光群第3群と第4群の各赤外線発光ダイ
オードD9〜D16が最外周円C″上に配設されてい
る。このように、中心部に配設された発光群第1群の赤
外線発光ダイオードが先ず発光し、赤外線信号の送信パ
ワーを大きくする場合には、この第1群の赤外線発光ダ
イオードの発光と同時にまた重畳的に外方に配設された
赤外線発光ダイオードを順次発光させるようになってお
り、このような、赤外線発光ダイオードをバラバラな位
置にて発光させず、一つの集合として順次発光させる構
成をとることにより、発光ダイオードの発光時における
光軸がまとまって放射されて、効率よく赤外線信号の送
信を行うことができるようになっている。
【0018】図3(B)は、赤外線発光ダイオードの別
の配列を示す図であり、この配列においては横一列に配
設された発光群第1群の赤外線発光ダイオードD1ない
しD4の上方および下方の横一列に、発光群第2群の赤
外線発光ダイオードD5〜D8および発光群第3群の赤
外線発光ダイオードD9〜D12が配設され、これらの
配列の左右に発光群第4群の赤外線発光ダイオードD1
3〜D16が一対づつ配設されている。この例において
も、前記のように、中心部に配設された発光群第1群の
発光ダイオードD1〜D4が先ず発光し、この発光群第
1群の発光と同時にまた重畳的に第2群以下の発光群が
順次集合して発光するように各発光群の発光ダイオード
が配設されている。
【0019】以上のような各発光群における赤外線発光
ダイオードの配列において、発光群第1群のみを発光さ
せた場合には赤外線信号の送信パワーが最も小さく、以
下、発光群第1群と発光群第2群とを同時に発光させた
場合、次いで、発光群第1群ないし発光群第3群を同時
に発光させた場合、と、順次赤外線信号の送信パワーが
増大し、発光群第1群から発光群第4群のすべてを発光
させた場合において赤外線信号の送信パワーが最大とな
る。
【0020】今、発光群第1群から発光群第4群までの
すべての赤外線発光ダイオードD1ないしD16の16
個を発光させた場合(a)と、発光群第1群と第2群を
構成するD1ないしD8の赤外線発光ダイオード8個を
発光させた場合(b)とを比較してみると、一般に光源
の光のパワー(赤外線信号の送信パワー)をPl ,距離
をX,この距離X点における光のパワーをPX とすれ
ば、 PX =PL /X2 ・・・・・・・・ (1)式 の
関係がなりたつ。 この(1)式に、発光させる赤外線発光ダイオードの前
記個数(a),(b)を入れると。 (a)の場合、PX1=16Pl /X1 2・・・(2)式 (b)の場合 PX2= 8Pl /X2 2・・・(3)式 PX1とPX2がイコールとなる距離、すなわち光のパワー
が同じになる到達距離を求めるために(2)式=(3)
式を演算すると、結局、X2 /X1 =1/1.4とな
る。
【0021】すなわち、前記(a)において、例えば送
信位置より20メートル地点に赤外線信号が到達する場
合において、前記(b)の到達距離は14メートル地点
ということになる。つまり、赤外線信号の送信先までの
距離が14メートル以下であれば、前記発光群第1群か
ら第4群までの総てを作動させてフルパワーにて送信す
る必要はなく、発光群第1群と第2群を作動させるだけ
でよい。従って、この場合における電池の消費電力は、
発光群第1群から第4群までのすべてを発光させた場合
よりも50%減となってこの分の電池使用電力を節約す
ることができ、電池の使用可能時間を延ばすことができ
る。あるいは、電池の使用可能時間を延ばす必要が無い
場合には搭載する電池容量を小さくすることができ、こ
の分装置筐体を小型化することができる。
【0022】図4は、前記発光数選択メモリとしてのデ
ータメモリ18に格納される制御データの一つとしての
前記送信パワー決定スイッチ4,5のON,OFFの組
み合わせに対応する前記トランジスタTr1 ないしTr
4 の作動状況、およびこれによって発光する各発光群を
示すものである。図のように、送信パワー決定スイッチ
4,5がともにOFFの場合には赤外線信号の送信パワ
ーが最小の場合であり、この場合においてはトランジス
タTr1 が作動して発光群第1群のみが発光するように
なる。逆に、送信パワー決定スイッチ4,5がともにO
Nの場合には赤外線信号の送信パワーが最大の場合であ
り、トランジスタTr1 〜Tr4 がともに作動し、これ
により発光群第1群から第4群が重畳的に発光する。ど
の赤外線発光ダイオードを発光させるかを選択するの
に、多数の赤外線発光ダイオード個々について選択する
のに比較して群単位にまとめて選択できるので、容易に
操作できる。CPU16は、後述するように、この発光
数選択メモリに記憶されたデータに基づいて各トランジ
スタTr1 ないしTr4 の作動を制御し、各発光群の発
光を制御する。
【0023】前記データメモリ18にはまた、図示しな
い被制御機器へ送信する制御データをパルス符号として
送信するためのパルス符号データが記憶されている。す
なわち、前記図1に示す操作スイッチ3,3〜にて選択
された例えば被制御機器の前進操作や後進操作等の制御
内容を、一定の通信手順に従った赤外線信号送信のO
N,OFFによるパルス符号として送信するためのパル
ス符号データが記憶されている。CPU16は、システ
ムメモリ17に記憶されたシステムプログラムに従って
前記操作スイッチ3,3〜の押釦による接点3a〜3n
の開閉状況を解析し、この解析によって送信する制御内
容を判断し、この制御内容に対応するものとして予めデ
ータメモリ18に記憶されているパルス符号データに基
づいて、クロックタイマ19にて生成されるパルス波を
用いたパルス符号としてデータ出力線20a,20b,
20c,20dに出力する。
【0024】以上のように構成される赤外線信号の送信
機1(図1参照)において、先ず、電源スイッチ6をO
Nとし、赤外線信号の送信距離に応じて送信パワー決定
スイッチ4,5のONまたはOFF操作を行う。この操
作により、図2に示す送信パワー決定スイッチ4,5の
接点4s,5sが開閉する。また、制御部15のCPU
16は、接点4s,5sの開閉信号を受けると、システ
ムメモリ17に記憶されたシステムプログラムに従って
データメモリ18中に記憶されている制御データをサー
チし、前記発光数選択メモリであるデータメモリ18に
記憶されている前記図4に示すデータに基づいてトラン
ジスタTr1 ないしTr4 のいずれを作動させるか、つ
まり、赤外線信号の送信パワーの決定となる発光群第1
群から発光群第4群のいずれを発光させるかを判断す
る。これにより、送信距離に応じて発光させる赤外線発
光手段としての各発光群の組み合わせを容易に選択でき
る。
【0025】次いで図示しない被制御機器の制御内容、
例えば被制御機器が建設車両等であれば、その前進操
作,後進操作等の制御内容を所定の操作スイッチ3,3
〜を押釦することにより選択する。この操作スイッチ
3,3〜の操作は、その接点3aないし3nを介してC
PU16に送出され、CPU16は、システムメモリ1
7に記憶されているシステムプログラムに従ってデータ
メモリ18をサーチし、このデータメモリに記憶されて
いる被制御機器の制御データの中から、各接点3a〜3
nの開閉に対応する制御内容として記憶されているパル
ス符号データを、クロックタイマ19にて生成されるパ
ルス波を用いたパルス符号としてデータ出力線20a,
20b,20c,20dに出力する。
【0026】表示部7(図1および図2参照)には、C
PU16の制御によって前記操作スイッチ3,3〜と送
信パワー決定スイッチ4,5による選択内容が逐次表示
されて、送信される制御内容が何であり、また、どの程
度の送信パワーにて送信されるかを把握できるようにな
っており、これにより誤操作を防止している。
【0027】前記のように、操作スイッチ3,3〜の押
釦によって選択された制御内容は、CPU16の制御に
よってデータ出力線20a,20b,20c,20dに
パルス符号データとして出力されるが、例えば、前記送
信パワー決定スイッチ4,5の操作が、それぞれON,
OFFと操作されてトランジスタTr1 ,Tr2 の作
動、従って発光群第1群と第2群の発光が選択されてい
る場合であれば(図4参照)、CPU16は、データ出
力線20a,20bに例えば被制御機器の前進制御を行
うパルス符号データ21を出力する。このパルス符号デ
ータ21の出力を受けてトランジスタTr1 とTr2
作動し、パルス符号データ21のONデータ出力時にト
ランジスタTr1 とTr2 もON作動し、このON作動
時に発光群第1群10と第2群11を構成する赤外線発
光ダイオードD1ないしD8が電池14から電力の供給
を受けて発光する。また、前記パルス符号データ21の
OFFデータ出力時にトランジスタTr1 とTr2 もO
FFとなって発光群第1群10と第2群11を構成する
赤外線発光ダイオードD1ないしD8の発光も停止す
る。この断続した発光および発光の停止が赤外線信号の
送信機1(図1参照)の送光窓2から赤外線信号として
送信され、図示しない赤外線信号の受光機にて受信され
る。
【0028】このように、発光群第1群10ないし第4
群13(図2参照)のいずれの発光群を発光させるかを
選択可能とする構成は、不必要な赤外線発光ダイオード
D1ないしD16の発光を行わないことを意味し、この
ことは赤外線発光ダイオードD1ないしD16の寿命を
延ばす効果をも有する。
【0029】
【発明の効果】以上説明のように本発明によれば、赤外
線信号の送信パワーが大きく、光量の多い屋外において
も遠距離に赤外線信号を送信することができる赤外線信
号の送信機を実現できる。
【0030】そして、赤外線信号の送信側と受信側との
相互の距離に応じて送信パワーの切り換えが可能であ
り、したがって電池の使用可能時間を延ばすことがで
き、ひいては電池交換や充電の手間が省かれるとともに
予備の電池の確保等が不要となることからその取扱いが
簡便である赤外線信号の送信機を実現でき、また、電池
の使用可能時間を延ばす必要が無い場合には電池容量を
小さくすることができてこの分、装置筐体を小型化する
ことができる赤外線信号の送信機を実現できる。
【0031】各赤外線発光手段は、共通のスイッチ素子
に信号接続された赤外線発光ダイオードを有する発光群
より構成されていることから、発光させる発光ダイオー
ドを群単位にまとめて選択できるので、操作がやりやり
易くなる。また、発光数選択手段によって複数の赤外線
発光手段のうちからどの赤外線発光手段を発光させるか
を記憶する発光数選択メモリを備える構成により、送信
距離に応じて発光させる赤外線発光手段の組み合わせを
容易に選択できるようになる。
【0032】さらに、送信パワーの決定となる発光数選
択手段による選択状況が表示部に表示される構成によ
り、送信される赤外線信号がどの程度の送信パワーによ
って送信されるかを目視にて確認できることから、誤操
作を防止することができる赤外線信号の送信機を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る赤外線信号の送信機の一実施例を
示す外観斜視図である。
【図2】本発明に係る赤外線信号の送信機の内部構成を
示す図である。
【図3】図(A),図(B)は、赤外線発光ダイオード
D1ないしD16の配列を示す図であり、図(C)は、
各発光群に対応する赤外線発光ダイオードD1ないしD
16を示す図である。
【図4】送信パワー決定スイッチのON,OFFに対応
するトランジスタTr1 ないしTr4 の作動状況および
作動する発光群を示す図である。
【図5】例えばテレビやビデオ等のリモートコントロー
ルに使用される従来技術における赤外線信号の送信機の
内部構成を示す図である。
【符号の説明】
Tr1 〜Tr4 ・トランジスタ 1・・赤外線信号の送信機 2・・送光窓 3・・操作スイッチ 4・・送信パワー決定スイッチ 5・・送信パワー決定スイッチ 6・・電源スイッチ 7・・表示部 9・・赤外線発光ダイオード群 10・発光群第1群 11・発光群第2群 12・発光群第3群 13・発光群第4群 14・電池 15・制御部 16・CPU 17・システムメモリ 18・データメモリ 19・クロックタイマ 20a〜20d・データ出力線 21・パルス符号データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/04 10/06 10/00 H04Q 9/00 311 U

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線信号によって被制御機器のリモー
    トコントロールを行う赤外線信号の送信機であり、送信
    される赤外線信号の到達距離を決定する送信パワーを任
    意に変更することができる赤外線信号の送信機であっ
    て、 制御内容を選択するための制御内容選択手段と、 この制御内容選択手段にて選択された制御内容をパルス
    信号にて送信するためのパルス信号生成手段と、 このパルス信号生成手段にて生成されたパルス信号に基
    づいて赤外線信号を発光するための複数個の赤外線発光
    手段と、 この複数個の赤外線発光手段の中から発光させる赤外線
    発光手段の個数を送信距離に応じて選択するための発光
    数選択手段とを備えたことを特徴とする赤外線信号の送
    信機。
  2. 【請求項2】 前記各赤外線発光手段は、共通のスイッ
    チ素子に信号接続された赤外線発光ダイオードを有する
    発光群より構成されたことを特徴とする請求項1記載の
    赤外線信号の送信機。
  3. 【請求項3】 前記発光数選択手段の選択に応じて、前
    記複数の赤外線発光手段のうちでどの赤外線発光手段を
    発光させるかを記憶する発光数選択メモリを備えたこと
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の記載の赤外
    線信号の送信機。
  4. 【請求項4】 前記発光数選択手段による選択状況を表
    示する表示部を備えたことを特徴とする請求項1,請求
    項2または請求項3記載の赤外線信号の送信機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6525854B1 (en) 1997-12-24 2003-02-25 Fujitsu Limited Portable radio terminal with infrared communication function, infrared emission power controlling method between portable radio terminal and apparatus with infrared communication function
JP2004119068A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Oriental Land Co Ltd 赤外線を用いた演出システム
JP2009260861A (ja) * 2008-04-21 2009-11-05 Mitsubishi Electric Corp リモコン装置
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