JPH11250456A - 磁気ディスク基板の製造装置 - Google Patents

磁気ディスク基板の製造装置

Info

Publication number
JPH11250456A
JPH11250456A JP6457398A JP6457398A JPH11250456A JP H11250456 A JPH11250456 A JP H11250456A JP 6457398 A JP6457398 A JP 6457398A JP 6457398 A JP6457398 A JP 6457398A JP H11250456 A JPH11250456 A JP H11250456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass substrate
substrate
film
magnetic
films
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6457398A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayasu Suzuki
正康 鈴木
Noritaka Akita
典孝 秋田
Yoshihiro Hashimoto
喜裕 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP6457398A priority Critical patent/JPH11250456A/ja
Publication of JPH11250456A publication Critical patent/JPH11250456A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス基板上に磁性膜を成膜した後、プラズ
マCVDにおいてガラス基板に対してDCバイアスを印
加してその磁性膜上にDLC膜を両面同時成膜する際
に、そのDLC膜の成膜を安定・確実に行う。 【解決手段】 ガラス基板に対して複数のスパッタ装置
11で磁性膜を順次成膜した後、そのガラス基板を搬送
装置13によって複数のプラズマCVD装置12に移し
てこれらで順次成膜を行う。搬送装置13は、ガラス基
板をスパッタ装置11からプラズマCVD装置12に移
す際に、チャッキングし直して基板ホルダによりホール
ドさせ、チャッキング位置が磁性膜が良好に成膜された
導電性の良好な部分となるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ハードディスク
記録装置の記録媒体である磁気ディスク基板を製造する
装置に関し、とくにガラス基板上に磁性膜を成膜した後
その上に保護膜を成膜して磁気ディスク基板を製造する
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスク記録装置の記録媒体であ
る磁気ディスク基板は、通常、ガラス等のディスクの表
面に磁性膜を成膜し、さらにその上に保護膜を設けて作
られる。磁性膜はプラズマスパッタ装置によって成膜さ
れる。保護膜は、プラズマCVD装置によって成膜され
た、耐腐食性および耐摩耗性に優れた炭素系薄膜である
DLC膜(ダイアモンド状薄膜)が用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
磁気ディスク基板の製造装置では、保護膜の両面成膜を
確実に行うことができないという問題がある。すなわ
ち、プラズマCVD装置によって保護膜を成膜する場
合、基板に対してRF電源によってバイアスを印加する
ときは、プラズマ電荷は基板ホルダの形状に大きく依存
するので、基板の両面での同時成膜は困難である。そこ
で、基板の両面に同時成膜しようとする場合は、DC電
源によって基板に対してバイアスを加える必要があるの
であるが、保護膜の成膜工程の前に行われる磁性膜成膜
工程において、基板をチャッキングするツメの基板に対
する接触部では磁性膜が厳密には成膜されないため、チ
ャッキング部分で導電性が悪く、そのためにDCバイア
ス印加は不確実なものとなり、良好な保護膜を確実に成
膜することができない。
【0004】この発明は、上記に鑑み、ガラス基板上に
磁性膜を成膜した後その上に保護膜を成膜して磁気ディ
スク基板を製造する際に、その保護膜を安定・確実に成
膜することができるようにして、磁気ディスク製造の歩
留まりを改善することができるようにした、磁気ディス
ク基板の製造装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明による磁気ディスク基板の製造装置におい
ては、ガラス基板表面に磁性膜を成膜するスパッタ手段
と、該磁性膜の上に保護膜を成膜するプラズマCVD手
段と、磁性膜の成膜が終わったガラス基板のチャッキン
グ位置を変更した上で該ガラス基板を基板ホルダにチャ
ッキングさせて上記プラズマCVD手段に送り込む搬送
手段とが備えられていることが特徴となっている。
【0006】スパッタ手段によってガラス基板表面に磁
性膜を成膜する場合、その基板をチャッキングするツメ
の基板に対する接触部では磁性膜が厳密には成膜されな
い。そこで、搬送手段によって、磁性膜の成膜が終わっ
たガラス基板のチャッキング位置を変更して、その基板
を基板ホルダに再度チャッキングさせた上で、プラズマ
CVD手段に送り込んで、保護膜を成膜するようにすれ
ば、ツメによりチャッキングしている部分を、磁性膜が
良好に成膜されていて導電性の良好な部分とすることが
できるので、確実にDCバイアスを印加することができ
る。そのため、プラズマCVD手段において、基板に対
してDCバイアスを印加して、安定な保護膜を両面同時
成膜することができる。その結果、磁気ディスク製造の
歩留まりを向上させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。図1におい
て、複数のスパッタ装置11、11、…と複数のプラズ
マCVD装置12、12、…が並べられており、搬送装
置13によってガラス基板が順次出し入れされるように
なっている。図2に示すようにガラス基板21が基板ホ
ルダ31により保持される。具体的には図3で示すよう
にV溝を有する板で構成されたツメ32が基板ホルダ3
1に固定されており、このツメ32のV溝にガラス基板
21を入れることによって、ガラス基板21を基板ホル
ダ31で保持する。
【0008】このように基板ホルダ31でホールドされ
た状態で、ガラス基板21が複数のスパッタ装置11、
11、…、および複数のプラズマCVD装置12、1
2、…に順次所定の時間入れられてスパッタおよびデポ
ジションが行われる。すなわち、スパッタ装置11とプ
ラズマCVD装置12の合計数だけ同時にこれらが行わ
れる。一つのガラス基板21について見ると、スパッタ
装置11、11、…に順次搬送されることにより、その
各々で所定の厚さの磁性膜が成膜される。これにより、
図4に示すようにガラス基板21の両面に最終的に所望
の厚さとなった磁性膜22が成膜される。その後、複数
のプラズマCVD装置12、12、…に順次送られるこ
とによって、その各々でDLC膜が所定の厚さずつ成膜
され、最終的に図4に示すように所望の厚さのDLC膜
23を得る。
【0009】このように複数のスパッタ装置11、1
1、…および複数のプラズマCVD装置12、12、…
を並べて、それらにガラス基板21を順に送るととも
に、それらで同時に成膜することにより、多数枚のガラ
ス基板21に対して効率よく磁性膜とDLC膜の成膜を
行うことができる。
【0010】搬送装置13は、図示しないがたとえばロ
ボットアームで基板ホルダ31を掴んで、基板ホルダ3
1にホールドされたガラス基板21を搬送するように構
成することなどができる。そして、スパッタ装置11か
らプラズマCVD装置12に移す際に、いったん、ガラ
ス基板21を基板ホルダ31のツメ32から取り外し、
ガラス基板21を回転させて角度をずらした上で、ふた
たびツメ32によってチャッキングさせる。このように
チャッキング位置をずらした上で、再度ツメ32でチャ
ッキングした状態で、プラズマCVD装置12に送る。
【0011】スパッタ装置11により、たとえばコバル
ト/クロム合金をスパッタすることにより、磁性膜であ
るコバルト/クロム合金層を成膜するが、その際、ツメ
32が接触している部分では十分な成膜がなされない。
そのため、図2の(a)に示すようにガラス基板21を
3つのツメ32でチャッキングすることによって基板ホ
ルダ31で保持し、この状態でスパッタ成膜を行うと、
図2の(b)に示すようにガラス基板21の両面に磁性
膜22が形成されるが、ツメ32との接触部では成膜不
良部24が生じてしまう。
【0012】ところが、上記のようにガラス基板21を
回転させてチャッキング位置をずらして再度チャッキン
グすると、図2の(c)に示すように、この成膜不良部
24以外の部分つまり磁性膜22が良好に成膜された部
分でツメ32によってチャッキングしている状態とする
ことができる。そこで、この状態でプラズマCVD装置
12、12、…の各々で、基板ホルダ31にDC電源に
よるバイアスを加える場合、良好な磁性膜22の部分で
ツメ32によるチャッキングがなされていて導電性の良
好な部分から基板21に直流バイアス電圧印加を行うこ
とができるため、そのDCバイアス印加を確実・安定な
ものとすることができ、その結果、DLC膜23のデポ
ジションを良好に行うことができる。
【0013】ちなみに、このようにチャッキング位置を
変更することなく従来のようにそのままスパッタ装置1
1からプラズマCVD装置12に移すなら、ツメ32に
よるチャッキング位置は磁性膜22の成膜不良部24の
ままであるから、ツメ32と基板21の導電性は悪く、
そのため基板21に対して安定にDCバイアス電圧印加
を行うことができない。その結果、DCバイアス電圧印
加によって基板21の両面にDLC膜23を成膜するこ
とができなかったのである。
【0014】なお、スパッタ装置11としては、ECR
(電子サイクロトロン共鳴)スパッタ装置やDC(ある
いはRF)マグネトロンスパッタ装置などを用いること
ができる。また、プラズマCVD装置12としては、E
CRプラズマCVD装置等を用いることができる。その
他、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で具体的な構成な
どを種々に変更できることはいうまでもない。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の磁気デ
ィスク基板の製造装置によれば、ガラス基板上に磁性膜
を成膜した後その上に保護膜を成膜する際に、導電性の
良好な部分でチャッキングできるため、プラズマCVD
においてガラス基板に対して確実にDCバイアスを印加
し、その保護膜を安定・確実に両面同時成膜することが
できる。そのため、磁気ディスク製造の歩留まりを向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すブロック図。
【図2】各工程でのガラス基板の基板ホルダによる保持
状態を示す正面概略図。
【図3】基板ホルダのツメによるチャッキングを示す模
式的な斜視図。
【図4】ガラス基板とその上に成膜された膜を示す断面
図。
【符号の説明】
11 スパッタ装置 12 プラズマCVD装置 13 搬送装置 21 ガラス基板 22 磁性膜 23 DLC膜 24 磁性膜の成膜不良部 31 基板ホルダ 32 ツメ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス基板表面に磁性膜を成膜するスパ
    ッタ手段と、該磁性膜の上に保護膜を成膜するプラズマ
    CVD手段と、磁性膜の成膜が終わったガラス基板のチ
    ャッキング位置を変更した上で該ガラス基板を基板ホル
    ダにチャッキングさせて上記プラズマCVD手段に送り
    込む搬送手段とを備えることを特徴とする磁気ディスク
    基板の製造装置。
JP6457398A 1998-02-28 1998-02-28 磁気ディスク基板の製造装置 Pending JPH11250456A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6457398A JPH11250456A (ja) 1998-02-28 1998-02-28 磁気ディスク基板の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6457398A JPH11250456A (ja) 1998-02-28 1998-02-28 磁気ディスク基板の製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11250456A true JPH11250456A (ja) 1999-09-17

Family

ID=13262117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6457398A Pending JPH11250456A (ja) 1998-02-28 1998-02-28 磁気ディスク基板の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11250456A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003083164A1 (en) * 2002-03-29 2003-10-09 Lg Electronics Inc. Surface treatment system, surface treatment method and product produced by surface treatment method
JP2007184041A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 磁気記録媒体の製造方法および製造装置
CN100413602C (zh) * 2002-08-19 2008-08-27 乐金电子(天津)电器有限公司 热交换器的表面处理装置和其方法及制品
JP2011228192A (ja) * 2010-04-22 2011-11-10 Toyota Motor Corp 燃料電池用出力ターミナル

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003083164A1 (en) * 2002-03-29 2003-10-09 Lg Electronics Inc. Surface treatment system, surface treatment method and product produced by surface treatment method
CN100413602C (zh) * 2002-08-19 2008-08-27 乐金电子(天津)电器有限公司 热交换器的表面处理装置和其方法及制品
JP2007184041A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 磁気記録媒体の製造方法および製造装置
JP4552861B2 (ja) * 2006-01-06 2010-09-29 富士電機デバイステクノロジー株式会社 磁気記録媒体の製造方法および製造装置
JP2011228192A (ja) * 2010-04-22 2011-11-10 Toyota Motor Corp 燃料電池用出力ターミナル

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8784622B2 (en) System and method for dual-sided sputter etch of substrates
US6176932B1 (en) Thin film deposition apparatus
JP4222589B2 (ja) 基板搬送装置及びそれを用いた基板処理装置
US20080149590A1 (en) Substrate-Holder, Etching Method of the Substrate, and the Fabrication Method of a Magnetic Recording Media
US6660089B2 (en) Substrate support mechanism and substrate rotation device
US6228429B1 (en) Methods and apparatus for processing insulating substrates
US20110287177A1 (en) Vacuum processing apparatus, substrate rotation apparatus, and deposition method
JPH11229150A (ja) 情報記録ディスク用成膜装置
US20170186631A1 (en) Apparatus and method for reducing substrate sliding in process chambers
JPH11250456A (ja) 磁気ディスク基板の製造装置
US8038797B2 (en) Apparatus and method for manufacturing magnetic recording medium
JP2002008226A (ja) 情報記録ディスク製造装置及び製造方法並びにプラズマアッシング方法
JP4657959B2 (ja) 成膜装置及び磁気ディスクの製造方法
JP2000163741A (ja) ディスク基板の製造装置
US7727412B2 (en) Dry etching method
JP2002025047A (ja) 情報記録ディスク用成膜装置
US20040160691A1 (en) Master information carrier for magnetic transfer
US6268582B1 (en) ECR plasma CVD apparatus
JP2003242638A (ja) 磁気転写装置
JP4961157B2 (ja) 成膜装置及び磁気ディスクの製造方法
JPH06264237A (ja) 磁気記録体の製造装置の基板ホルダー
JPH11256340A (ja) Dlc膜の成膜方法及びそれにより製造された磁気記録媒体
JP2004265558A (ja) 磁気転写用マスター担体の作製方法
JP2009194360A (ja) 薄膜作成装置における基板保持具上の堆積膜の剥離防止方法及び薄膜作成装置
JP2000239848A (ja) Ecrプラズマcvd装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040603

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050401

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050401

A521 Written amendment

Effective date: 20050404

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

A977 Report on retrieval

Effective date: 20050620

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050628

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20051101

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02