JPH1124945A - 複数プロセス間におけるデータ転送方法及び方式 - Google Patents

複数プロセス間におけるデータ転送方法及び方式

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JPH1124945A
JPH1124945A JP18919997A JP18919997A JPH1124945A JP H1124945 A JPH1124945 A JP H1124945A JP 18919997 A JP18919997 A JP 18919997A JP 18919997 A JP18919997 A JP 18919997A JP H1124945 A JPH1124945 A JP H1124945A
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JP
Japan
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notification
processes
transfer
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JP18919997A
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Shigeo Hosoi
樹雄 細井
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プロセス間のデータ転送において、転送データ
の増大によるTCP/IPソケットへの負荷を軽減し、
データの転送効率を向上させる、データ転送方法の提
供。 【解決手段】プロセス間でデータ転送が発生した場合、
送信側プロセスのデータ転送手段12が転送データを共
有メモリ3上のデータ受け渡し手段31に渡し、データ
転送通知手段13は送信キュー32にデータ転送通知を
キューインし、受信側プロセスのデータ転送通知受理手
段22にキューインしたことを通知する。通知を受けた
受信側プロセスのデータ転送通知受理手段22はデータ
受信手段23を起動し、データ受け渡し手段31からデ
ータを受け取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置にお
けるデータ転送方法及び方式に関し、特に複数プロセス
間でのデータ転送方法及び方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のデータ送信では、通信プ
ロトコルとして、TCP/IP(Transport Control
Protocol/Internet Protocol)を用いてネットワーク
を介したデータ送受信が行われている。TCP/IPに
よるデータ送受信では、他プロセスに転送するデータす
べてをTCP/IP上に送信している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のプロセ
ス間データ転送方法は下記記載の問題点を有している。
【0004】第一の問題点は、転送データ量が増大する
と、TCP/IP上にデータの滞留が発生し、TCP/
IPへの送信ができなくなる、ということである。その
理由は、プロセス間通信をソケット(socket)に
よるデータ転送で行うため、データ量が増大した場合ス
トリームにデータ送信ができなくなるためである。な
お、ソケットによるプロセス間通信については、例えば
文献(「UNIXシステムコールプログラミング」、N
EC日本電気株式会社、1993年4月、第126、1
27頁)等の記載が参照される。
【0005】第二の問題点は、共有メモリをデータ転送
の手段として用いる場合、複数のプロセス間で同期がと
れない、ということである。
【0006】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、プロセス間のデ
ータ転送において、転送データの増大によるTCP/I
Pソケットへの負荷を軽減し、データの転送効率を向上
させる、データ転送方法及び方式を提供することにあ
る。また本発明は、プロセス間のデータ転送において共
有メモリを用いて同期をとるようにしたデータ転送方法
及び方式を提供することも、その目的の一つとしてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、情報処理装置上で動作するプロセスとプ
ロセスとの間でデータを転送するデータ転送方式におい
て、送信側プロセスは、他のプロセスに転送する転送デ
ータを、複数のプロセスで共有される共有メモリ上のデ
ータ受け渡し手段に渡すデータ転送手段と、送信キュー
にデータ転送通知をエントリさせ、受信側プロセスに前
記データ転送通知が前記送信キューにエントリされてい
ることを通知するデータ転送通知手段と、を備え、受信
側プロセスは、前記通知を受けた際にデータ受信手段を
起動するデータ転送通知受理手段と、前記共有メモリ上
の前記データ受け渡し手段からデータを受け取るデータ
受信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】また、本発明のデータ転送方法は、情報処
理装置上で動作するプロセスとプロセスとの間でデータ
を転送する方法において、あるプロセスと他のプロセス
との間でデータ転送を行う際に、送信側プロセスは転送
データを、複数プロセス間で共有される共有メモリに書
き込む共に、データ転送通知をソケットを用いた通信に
より受信側プロセスに通知し、この通知を受けた受信側
プロセスは、前記ソケットを用いずに、前記共有メモリ
から転送データを読み込む、ことを特徴とする。
【0009】[発明の概要]本発明の概要について説明
する。本発明においては、データ転送方法は、転送デー
タを共有メモリに格納して、他のプロセスに同期的に転
送するようにしたものである。より具体的には、送信側
プロセスのデータ転送手段(図1の12および13)に
より共有メモリ(図1の3)上のデータ受け渡し手段3
1にデータを渡し、データ転送通知手段(図1の13)
から受信側プロセスのデータ転送通知受理手段(図1の
22)にデータ転送通知を通知し、受信側プロセスのデ
ータ受信手段(図1の23)により、共有メモリ上のデ
ータ受け渡し手段(図3の31)から転送データを取り
出す。
【0010】本発明においては、データ受け渡し手段に
は転送する実データが渡されるわけではなく、プロセス
1のデータ転送通知手段(図1の13)から他プロセス
2ののデータ転送通知受理手段(図1の22)にはデー
タ受信手段(図2の23)を起動する契機だけをあたえ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態につ
いて図面を参照して以下に詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の実施の形態の構成を示す
図である。図1を参照すると、本発明の実施形態におい
ては、プロセス1とプロセス2および共有メモリ3を含
んで構成されている。送信プロセス1は、プロセス間通
信手段11、データ転送手段12、及び、データ転送通
知手段13を含む。受信プロセス2は、プロセス間通信
手段21、データ転送通知受理手段22、及びデータ受
信手段23を含む。共通メモリ3はデータ受け渡し手段
31と送信キュー32を含む。
【0013】図2は、本発明の実施の形態におけるデー
タ転送手段12の処理フローを示すフローチャートであ
る。図1及び図2を参照して、本発明の実施の形態のデ
ータ転送手段12の動作について説明する。
【0014】プロセス間通信手段11は、データ送信事
象が発生すると、データ転送手段12を起動する。
【0015】データ転送手段12は、転送データをデー
タ受け渡し手段31にわたす(図2のステップS2
1)。データ転送手段12はデータ転送通知手段13に
対してプロセス2に対するデータ転送通知を要求する
(図2のステップS22)。
【0016】図3は、本発明の実施の形態におけるデー
タ転送通知手段13の処理フローを示すフローチャート
である。図1及び図3を参照して、本発明の実施の形態
のデータ転送通知手段13の動作について説明する。
【0017】データ転送通知手段13は、送信キュー3
2にデータ転送事象をキューイン(queue in)する
(図3のステップS31)。また、送信キュー32の先
頭(ヘッド)にキューした場合(図3のステップS32
のYes分岐)、データ転送通知受理手段22に対し
て、送信キュー32にキューがあることを、TCP/I
Pのソケットを通して通知する(図3のステップS3
3)。
【0018】図4は、本発明の実施の形態におけるデー
タ転送通知受理手段22の処理フローを示すフローチャ
ートである。図1及び図4を参照して、本発明の実施の
形態のデータ転送通知受理手段22の動作について説明
する。
【0019】データ転送通知手段13からソケットによ
る通知を受けた際(図4のステップS41)、プロセス
2のデータ転送通知受理手段22は、共有メモリ3の送
信キュー32にキューがあるため(図4のステップS4
2のYes分岐)、送信キュー32からデータ転送事象を
キューアウト(queue out)する(図4のステップS4
3)。
【0020】データ転送通知受理手段22はデータ受信
手段23を起動する(図4のステップS44)。
【0021】データ受信手段23はデータ受け渡し手順
31からデータを読み込む(図4のステップS45)。
【0022】データ転送通知受理手段22は、データ転
送通知手段13の送信キュー32が空きになるまでキュ
ーの取り出し処理、及びデータ受信手段23の起動を行
う(図4のステップS42からS45)。
【0023】
【実施例】上記した実施の形態について更に具体的に説
明すべく、本発明の一実施例について、図5を参照して
詳細に説明する。
【0024】本発明の一実施例は、エンジニアリングワ
ークステーションEWS4800上で動作するNWCM
200(ネットワーク運用管理)のプロセスを含む。A
PIP201(アプリケーションインタフェースプロセ
ス、API受付プロセス)とNWCP202(ネットワ
ーク制御プロセス)との間で、APIP201に対して
ネットワーク活性コマンド100が投入された場合を用
いて説明する。APIP201はデータ転送手段12、
データ転送通知手段13を含み、NWCP202はデー
タ転送通知受理手段22、データ受信手段23を含む。
【0025】APIP201に対してネットワーク活性
コマンド100が投入されるとAPIP201は、活性
コマンド100のデータをNWCP202に渡し、NW
CP202がネットワークの活性を行う。NWCP20
2で活性が完了すると、応答をAPIP201に返却す
る。応答を受け取ったAPIP201は、コマンド投入
元に対してコマンド完了を通知する。
【0026】APIP201に対してネットワーク活性
コマンド100が投入されるとAPIP201はデータ
転送手段12を起動する。
【0027】データ転送手段12は、ネットワーク活性
コマンド100のデータをデータ受け渡し手段31に書
き込む。データ転送手段12はデータ転送通知手段13
に対して転送データがあることを通知する。
【0028】通知を受けたデータ転送通知手段13は、
APIP201の送信キュー32にデータ転送通知をキ
ューインする。
【0029】送信キュー32の先頭にキューした場合
は、NWCP202のデータ転送受理手段32に対して
TCP/IPのソケットを用いてキューインしたこと
を、一バイトデータを送信して通知する。送信キュー3
2の先頭でない場合には、データ転送受理手段22に通
知は行わない。
【0030】データ転送通知を受信したNWCP202
のデータ転送通知受理手段22はデータ受信手段23を
起動する。
【0031】データ転送通知受理手段22から起動され
たデータ受信手段23はデータ受け渡し手段31からネ
ットワーク活性コマンドのデータを読みとる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記記載の効果を奏する。
【0033】(1)本発明の第1の効果は、大量の転送
データが発生しても、TCP/IPのソケットへの送信
が失敗することがない、ということである。
【0034】その理由は、本発明においては、TCP/
IPのソケットへ実際の転送データを送信しないためで
ある。
【0035】(2)本発明の第2の効果は、送信するプ
ロセスがブロックすることを回避できる、ことである。
【0036】その理由は、本発明においては、送信キュ
ーを用いてデータ転送事象の受け渡しを行うためであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態におけるデータ転送手段1
2の処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態におけるデータ転送通知手
段13の処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態におけるデータ転送通知受
理手段22の処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例における機能構成および踏査
環境を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 プロセス 2 プロセス 3 共有メモリ 11 プロセス間通信手段 12 データ転送手段 13 データ転送通知手段 21 プロセス間通信手段 22 データ転送通知受理手段 23 データ受信手段 31 データ受け渡し手段 32 送信キュー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報処理装置上で動作するプロセスとプロ
    セスとの間でデータを転送するデータ転送方式におい
    て、 送信側プロセスは、他のプロセスに転送する転送データ
    を、複数のプロセスで共有される共有メモリ上のデータ
    受け渡し手段に渡すデータ転送手段と、 送信キューにデータ転送通知をエントリさせ、受信側プ
    ロセスに前記データ転送通知が前記送信キューにエント
    リされていることを通知するデータ転送通知手段と、 を備え、 受信側プロセスは、前記通知を受けた際にデータ受信手
    段を起動するデータ転送通知受理手段と、 前記共有メモリ上の前記データ受け渡し手段からデータ
    を受け取るデータ受信手段と、 を備えたことを特徴とする複数プロセス間におけるデー
    タ転送方式。
  2. 【請求項2】前記データ転送通知手段は前記送信キュー
    の先頭にキューされた時に、前記データ転送通知を前記
    受信側プロセスにソケットを用いて通知する、ことを特
    徴とする請求項1記載の複数プロセス間におけるデータ
    転送方式。
  3. 【請求項3】情報処理装置上で動作するプロセスとプロ
    セスとの間でデータを転送する方法において、 あるプロセスと他のプロセスとの間でデータ転送を行う
    際に、送信側プロセスは転送データを、複数プロセス間
    で共有される共有メモリに書き込む共に、データ転送通
    知をソケットを用いた通信により受信側プロセスに通知
    し、 この通知を受けた受信側プロセスは、前記ソケットを用
    いずに、前記共有メモリから転送データを読み込む、 ことを特徴とする複数プロセス間におけるデータ転送方
    法。
  4. 【請求項4】前記ソケットがTCP/IPのソケットで
    ある、ことを特徴とする請求項3記載の複数プロセス間
    におけるデータ転送方法。
  5. 【請求項5】情報処理装置上で動作する複数プロセス間
    のデータ転送を行う際の、送信側プロセスにおいて、転
    送データをプロセス間の共有メモリに書き込むと共に、
    データ転送通知をソケットを用いた通信により受信側プ
    ロセスに通知する手段、及び、 受信側プロセスにおいて、前記通知を受けた際にソケッ
    トを用いずに前記共有メモリから転送データを読み出す
    手段、 の上記各手段を前記情報処理装置で機能させるためのプ
    ログラムを記録した記録媒体。
JP18919997A 1997-06-30 1997-06-30 複数プロセス間におけるデータ転送方法及び方式 Pending JPH1124945A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014528612A (ja) * 2011-09-29 2014-10-27 オラクル・インターナショナル・コーポレイション トランザクショナルミドルウェアマシン環境において異なるメッセージキューをサポートするためのシステムおよび方法
JP2016146139A (ja) * 2015-02-09 2016-08-12 富士通株式会社 会話管理システム、会話管理方法及び会話管理プログラム
US9690638B2 (en) 2011-09-29 2017-06-27 Oracle International Corporation System and method for supporting a complex message header in a transactional middleware machine environment

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Effective date: 20000201