JPH11249189A - ブレ補正装置及び交換レンズ - Google Patents

ブレ補正装置及び交換レンズ

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JPH11249189A
JPH11249189A JP10049114A JP4911498A JPH11249189A JP H11249189 A JPH11249189 A JP H11249189A JP 10049114 A JP10049114 A JP 10049114A JP 4911498 A JP4911498 A JP 4911498A JP H11249189 A JPH11249189 A JP H11249189A
Authority
JP
Japan
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shake
blur
unit
lens
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Application number
JP10049114A
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English (en)
Inventor
Yoshio Imura
好男 井村
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影情報に応じてブレを正確に検出したりブ
レを補正することができるブレ補正装置及び交換レンズ
を提供する。 【解決手段】 S204において、例えば、露出情報、
フォーカシング情報、ストロボ情報、インターバルタイ
マ情報などが送信される。S209において、露出情報
としてプログラム露出情報以外の情報、例えば、シャッ
タ優先自動露出モードなどが送信されたときには、角速
度センサの出力信号から所定の周波数成分が除去され
て、角速度の基準値が演算される。また、S213にお
いて、例えば、画面サイズ情報、シャッタ秒時情報、絞
り値情報などが送信される。画面サイズ情報として、例
えば、パノラマサイズが送信されたときには、ブレ補正
範囲がパノラマサイズ対応に変更される。このように、
撮影情報に応じて、角速度センサの出力信号の処理方法
や駆動制御を変更することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラなどにおけ
る手ブレなどによるブレを補正するブレ補正装置及び交
換レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平2−181741号公報は、ブレ
を検出するブレ検出手段と、撮影光学系の光路を可変す
る光路変更手段と、カメラが三脚などの固定部材に支持
されたことを検知する支持検知手段と、光路変更手段を
駆動制御する制御手段とを備えるブレ補正装置を開示し
ている。このブレ補正装置は、固定部材へのカメラの支
持を支持検知手段が検知すると、ブレ検出手段及び光路
変更手段への給電を制御手段が停止している。
【0003】特開平3−170919号公報は、ブレを
検出するブレ検出手段と、ブレを補正するブレ補正手段
と、フィルムへの露光を制御する露光量制御手段と、ブ
レを正確に補正できるか否か判定する判定手段と、被写
体を照明する補助光手段と、露光中に、ブレを正確に補
正できないと判定手段が判定したときに、補助光手段を
発光させる制御手段とを備えるブレ補正装置を開示して
いる。このブレ補正装置は、露光時間を短く設定して露
光量が減ったときに、この露光量の不足を補助光手段に
よって補っている。
【0004】特開平7−209686号公報は、ブレを
検出するブレ検出手段と、ブレを補正するブレ補正手段
と、セルフタイマモードを設定するセルフタイマモード
設定手段と、セルフタイマモードを選択しているとき
に、ブレ補正手段及びブレ検出手段を作動させない制御
手段とを備えるブレ補正装置を開示している。このブレ
補正装置は、三脚などにカメラを固定するセルフタイマ
使用時には、ブレが極めて小さくなるために、ブレ補正
手段及びブレ検出手段を停止して消費電力を少なくして
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のブレ補正装置
は、特定の撮影状況ではブレ補正を禁止したり、ブレ補
正が不可能なときの動作に関するものであった。このた
めに、撮影状況に応じて、ブレを正確に検出したり、ブ
レ補正制御を変えることができないという問題があっ
た。
【0006】本発明の課題は、撮影情報に応じてブレを
正確に検出したりブレを補正することができるブレ補正
装置及び交換レンズを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施の形態に対応する符号を
付して説明するが、これに限定するものではない。すな
わち、請求項1の発明は、ブレを検出し、ブレ検出信号
を出力するブレ検出部(1,2,3)と、ブレ補正する
ブレ補正光学系(7)と、前記ブレ補正光学系を駆動す
る駆動部(5,6)と前記ブレ検出信号に基づいて、前
記駆動部を駆動制御する制御部(4)と、撮影に関する
撮影情報を伝達する撮影情報伝達部(10)とを含み、
前記ブレ検出部は、前記撮影情報に応じて、前記ブレ検
出信号の処理方法及び/又は検出動作を変更(S20
9)することを特徴とするブレ補正装置である。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載のブレ
補正装置において、前記撮影情報は、露出モード、フォ
ーカシング動作、ズーミング動作、インターバルタイ
マ、セルフタイマ、ストロボモードに関する情報のう
ち、少なくとも一つの情報であることを特徴とするブレ
補正装置である。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のブレ補正装置において、前記ブレ検出部は、前
記ブレ検出信号を処理する信号処理部(3)を備え、前
記信号処理部は、前記撮影情報に応じて、前記ブレ検出
信号から所定の周波数成分を除去して、前記ブレ検出信
号の基準値を演算(S603,S703,S804,S
1003)することを特徴とするブレ補正装置である。
【0010】請求項4の発明は、請求項3に記載のブレ
補正装置において、外部操作によって、前記撮影情報を
設定する撮影情報設定部(15,16)を備え、前記信
号処理部は、前記撮影情報設定部が設定する撮影情報に
応じて、前記ブレ検出信号から所定の周波数成分を除去
して、前記ブレ検出信号の基準値を演算(S603,S
703)することを特徴とするブレ補正装置である。
【0011】請求項5の発明は、請求項3又は請求項4
に記載のブレ補正装置において、前記信号処理部は、前
記露出モードがシャッタ優先自動露出モード、絞り優先
自動露出モード若しくはマニュアル露出モードであると
き、又は、前記フォーカシング動作若しくは前記ズーミ
ング動作がマニュアルモードであるときには、前記ブレ
検出信号から高域周波数成分を除去して、前記基準値を
演算(S603,S703)することを特徴とするブレ
補正装置である。
【0012】請求項6の発明は、請求項3から請求項5
までのいずれか1項に記載のブレ補正装置において、前
記信号処理部は、ストロボモードが赤目軽減モードであ
るとき、又は、セルフタイマの設定時間(ST)が所定
時間(STO )を越えるときには、前記ブレ検出信号か
ら低域周波数成分を除去して、前記基準値を演算(S8
04)することを特徴とするブレ補正装置である。
【0013】請求項7の発明は、請求項3から請求項6
までのいずれか1項に記載のブレ補正装置において、前
記ブレ検出部は、インターバルタイマの間隔時間(I
T)が所定時間(ITO )を越えるときには、検出動作
を停止(S905)することを特徴とするブレ補正装置
である。
【0014】請求項8の発明は、ブレを検出し、ブレ検
出信号を出力するブレ検出部(1,2)と、ブレ補正す
るブレ補正光学系(7)と、前記ブレ補正光学系を駆動
する駆動部(5,6)と、前記ブレ検出信号に基づい
て、前記駆動部を駆動制御する制御部(4)と、撮影に
関する撮影情報を伝達する撮影情報伝達部(10)とを
含み、前記制御部は、前記撮影情報に応じて、前記駆動
部の駆動制御を変更(S209,S214)することを
特徴とするブレ補正装置である。
【0015】請求項9の発明は、請求項8に記載のブレ
補正装置において、前記撮影情報は、撮影画面サイズ、
露光時間に関する情報、ストロボモード、絞り値に関す
る情報のうち、少なくとも一つの情報であることを特徴
としているブレ補正装置である。
【0016】請求項10の発明は、請求項9に記載のブ
レ補正装置において、前記制御部は、前記撮影画面サイ
ズ(C,P,H)に応じて、前記ブレ補正光学系の駆動
範囲を前記駆動部に変更(S1103,S1105,S
1106)させることを特徴とするブレ補正装置であ
る。
【0017】請求項11の発明は、請求項9又は請求項
10に記載のブレ補正装置において、前記制御部は、前
記ストロボモードであって、前記露光時間(TV )が所
定時間(TVO)以上であるときには、前記駆動部を駆動
停止させることを特徴とするブレ補正装置である。
【0018】請求項12の発明は、請求項9から請求項
11までのいずれか1項に記載のブレ補正装置におい
て、前記駆動部は、前記絞り値(AV )が所定値
(AVO)を越えるときには、前記ブレ補正光学系の駆動
範囲を前記駆動部に拡大(S1302)させることを特
徴とするブレ補正装置である。
【0019】請求項13の発明は、請求項1から請求項
7までのいずれか1項に記載のブレ補正装置を備えるカ
メラシステムを構成し、カメラボディ(40)に装着可
能な交換レンズ(30)において、前記ブレ検出部は、
前記撮影情報に応じて、前記ブレ検出信号の処理方法及
び/又は検出動作を変更(S209)することを特徴と
する交換レンズである。
【0020】請求項14の発明は、請求項8から請求項
12までのいずれか1項に記載のブレ補正装置を備える
カメラシステムを構成し、カメラボディ(40)に装着
可能な交換レンズにおいて、前記制御部は、前記撮影情
報に応じて、前記駆動部の駆動制御を変更(S209,
S214)することを特徴としている交換レンズであ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図面など
を参照して、本発明の実施形態について、さらに詳しく
説明する。まず、本発明の第1実施形態に係るブレ補正
装置を一眼レフカメラに適用した場合を例に挙げて説明
し、このブレ補正装置の概要を説明する。図1は、本発
明の第1実施形態に係るブレ補正装置を搭載した一眼レ
フカメラのブロック図である。
【0022】(交換レンズ)交換レンズ30は、角速度
センサ1,2と、センサ回路3と、レンズ側CPU4
と、ボイスコイルモータ(以下、VCMという)5,6
と、ブレ補正レンズ7と、位置センサ8,9と、ブレモ
ード設定スイッチSW3とを備えている。交換レンズ3
0は、カメラボディ40に着脱自在に取り付けられてお
り、交換可能である。
【0023】角速度センサ1,2は、カメラに生じる振
動を検出するセンサである。角速度センサ1は、x軸回
りの角速度を検出するピッチ角速度センサであり、角速
度センサ2は、y軸回りの角速度を検出するヨー角速度
センサである。角速度センサ1,2は、それぞれ検出し
た角速度に応じた角速度信号(ブレ検出信号)を、セン
サ回路3に出力する。
【0024】センサ回路3は、角速度センサ1,2が出
力する角速度信号について、所定の処理をする回路であ
る。センサ回路3は、角速度センサ1,2が出力する角
速度信号から所定の周波数成分を除去するフィルタと、
このフィルタの出力信号を増幅するアンプと、このアン
プの出力信号に基づいて、角速度信号の基準値(ブレ補
正制御の基準値)を演算する基準値演算部などからな
る。
【0025】レンズ側CPU4は、ブレ補正制御をする
ための中央処理部である。レンズ側CPU4は、センサ
回路3の出力信号、焦点距離情報及び撮影距離情報に基
づいてブレ速度及びブレ補正量を演算する。レンズ側C
PU4は、位置センサ8,9が出力する位置検出信号
と、ブレ速度及びブレ補正量に応じた目標駆動位置信号
との差を演算して、ブレ補正レンズ7を駆動するための
駆動信号を、VCM5,6にそれぞれ出力する。レンズ
側CPU4は、信号ラインSL1,SL2を介して、ボ
ディ側CPU10と通信が可能である。レンズ側CPU
4は、ボディ側CPU10が送信する情報を読み込み、
センサ回路3のフィルタの特性をこの情報に応じて変更
したり、VCM5,6の制御方法を変更する。
【0026】VCM5,6は、ブレ補正レンズ7を駆動
するためのモータである。VCM5は、ブレ補正レンズ
7をy軸方向に駆動するためのモータであり、VCM6
は、ブレ補正レンズ6をx軸方向に駆動するためのモー
タである。VCM5,6は、ヨークと、ヨークとの間に
磁界を形成する永久磁石と、ブレ補正レンズ7に取り付
けたコイルなどからなる。VCM5,6は、コイルに駆
動電流(駆動信号)が流れると、それぞれx軸方向及び
y軸方向に駆動力を発生する。
【0027】ブレ補正レンズ7は、撮影光学系の少なく
とも一部を構成し、撮影光路を変更してブレを補正する
レンズである。ブレ補正レンズ7は、例えば、光軸に対
して略直交する方向に駆動してブレを補正する。
【0028】位置センサ8,9は、ブレ補正レンズ7の
位置を検出するセンサである。位置センサ8は、ブレ補
正レンズ7のy軸方向の位置を検出し、位置センサ9
は、ブレ補正レンズ7のx軸方向の位置を検出する。位
置センサ8,9は、例えば、発光素子(LED)と、受
光素子(PSD)と、LEDとPSDとの間に配置さ
れ、ブレ補正レンズ7に取り付けられたスリット部材な
どからなる。位置センサ8,9は、スリット部材の移動
によって変化するPSDに入射する光の位置を、位置検
出信号として出力する。
【0029】ブレモード設定スイッチSW3は、ブレを
補正するか否かを設定するためのスイッチである。ブレ
モード設定スイッチSW3は、ブレを補正する第1のモ
ードと、ブレを補正しない第2のモードとの間で切替可
能である。
【0030】(カメラボディ)カメラボディ40は、ボ
ディ側CPU10と、被写体の明るさを測る測光部11
と、被写体までの距離を測る測距部12と、シャッタ秒
時設定部13と、絞り値設定部14と、露出モード設定
部15と、AFモード設定部16と、セルフタイマ設定
部17と、ストロボ設定部18と、インターバルタイマ
設定部19と、画面サイズ設定部20と、焦点距離読み
込み部21と、撮影距離読み込み部22と、シャッタ部
23と、絞り部24と、フィルム駆動部25と、放電管
に高圧電荷を印加して瞬間的に発光するストロボ26
と、AF駆動部27と、表示部28と、半押しスイッチ
SW1と、全押しスイッチSW2とを備えている。
【0031】ボディ側CPU10は、カメラボディ40
側の種々の制御をするための中央処理部である。ボディ
側CPU10は、例えば、撮影のための種々の制御を行
う。ボディ側CPU10は、半押しスイッチSW1のO
N動作に基づいて、ブレ補正開始信号を発生したり、全
押しスイッチSW2のON動作に基づいて、ブレ補正開
始信号を発生する。また、ボディ側CPU10は、撮影
に関する種々の情報を所定のタイミングでレンズ側CP
U4に送信する。
【0032】シャッタ秒時設定部13は、シャッタ秒時
(シャッタスピード、露光時間)を設定するものであ
る。シャッタ秒時設定部13は、図示しないシャッタダ
イヤルなどを撮影者が手動操作することによって、シャ
ッタ秒時を設定する。シャッタ秒時設定部13は、設定
したシャッタ秒時をシャッタ秒時情報としてボディ側C
PU10に伝達する。
【0033】絞り値設定部14は、絞り値を設定するも
のである。絞り値設定部14は、図示しない絞り環など
を撮影者が手動操作することによって、絞り値を設定す
る。絞り値設定部14は、設定した絞り値を絞り値情報
としてボディ側CPU10に伝達する。
【0034】露出モード設定部15は、プログラム露出
モード、シャッタ優先自動露出モード、絞り優先自動露
出モード又はマニュアル露出モードなどを設定するもの
である。ここで、プログラム露出モードは、被写体の明
るさに応じて、常に適正な露出となるように絞り値とシ
ャッタ秒時とを自動的に組み合わせるモードである。シ
ャッタ優先自動露出モードは、撮影者が設定したシャッ
タ秒時と被写体の明るさに応じて、適正な露出となるよ
うに絞り値を自動的に設定するモードである。絞り優先
自動露出モードは、撮影者が設定した絞り値と被写体の
明るさに応じて、適正な露出となるようにシャッタ秒時
を自動的に設定するモードである。マニュアル露出モー
ドは、絞り値とシャッタ秒時とを撮影者の好みに応じて
設定するモードである。露出モード設定部15は、図示
しないコマンドダイヤルや絞り環などを撮影者が手動操
作して選択した露出モードを、露出モード情報としてボ
ディ側CPU10に伝達する。
【0035】AFモード設定部16は、オートフォーカ
スモード(以下、AFモードという)又はマニュアルフ
ォーカスモード(以下、MFモードという)を設定する
ためのものである。ここで、AFモードは、撮影光学系
の少なくとも一部を構成するフォーカス光学系を自動的
に駆動して焦点調整をするモードである。MFモード
は、図示しない距離環を撮影者が手動操作することによ
って、フォーカス光学系を駆動して焦点調整をするモー
ドである。以下、という)とに切り替えるものである。
AFモード設定部16は、撮影者が選択したフォーカス
モードをフォーカシング情報として、ボディ側CPU1
0に伝達する。
【0036】セルフタイマ設定部17は、全押しスイッ
チSW2のON動作から所定時間経過後に撮影を行うセ
ルフタイマ機能を設定するものである。セルフタイマ設
定部17は、タイマ時間を設定可能である。セルフタイ
マ設定部17は、撮影者がセルフタイマ機能を選択した
ときには、タイマの設定時間などをセルフタイマ情報と
してボディ側CPU10に伝達する。
【0037】ストロボ設定部18は、ストロボを使用す
るときに設定するものである。ストロボ設定部18は、
暗い場所でのストロボ使用時に、人物の目が赤く写る現
象を軽減する赤目軽減モード、暗い場所や逆光時などに
ストロボを自動的に発光する自動発光モード、明るい場
所でストロボを発光する強制発光モードなどのストロボ
モードを設定可能である。ストロボ設定部18は、撮影
者が選択したモードをストロボ情報として、ボディ側C
PU10に伝達する。
【0038】インターバルタイマ設定部19は、設定し
た時刻から一定時間毎に、設定した回数の撮影を繰り返
して行うインターバルタイマ機能を設定するものであ
る。インターバルタイマ設定部19は、露光から次の露
光までの間隔時間や撮影回数などを設定可能である。イ
ンターバルタイマ設定部19は、撮影者がインターバル
タイマ機能を選択したときには、間隔時間や撮影回数な
どをインターバルタイマ情報として、ボディ側CPU1
0に伝達する。
【0039】画面サイズ設定部20は、画面サイズの縦
横比を約2:3に設定するクラシックサイズ、画面サイ
ズの縦横比を約9:16に設定するHタイプ又は画面サ
イズの縦横比を約1:3に設定するパノラマサイズに切
り替えるものである。画面サイズ設定部20は、撮影者
が選択した画面サイズを画面サイズ情報として、ボディ
側CPU10に伝達する。
【0040】焦点距離読み込み部21は、撮影光学系の
焦点距離を検出して読み込むものである。焦点距離読み
込み部21は、例えば、撮影光学系の少なくとも一部を
構成するズーム光学系を、光軸方向に移動するために撮
影者が操作する図示しないズーム環の位置や、ズーム光
学系の光軸方向における位置から焦点距離を検出して読
み込む。焦点距離読み込み部21は、読み込んだ焦点距
離情報をボディ側CPU10に伝達する。
【0041】撮影距離読み込み部22は、撮影距離を検
出して読み込むものである。焦点距離読み込み部21
は、フィルム面から被写体までの距離を検出して読み込
む。撮影距離読み込み部22は、読み込んだ撮影距離情
報をボディ側CPU10に伝達する。
【0042】シャッタ部23は、フィルム面への入射光
線の通路を開閉したり、時間露光するものである。シャ
ッタ部23は、図示しないミラーを駆動するミラー駆動
部と、このミラー駆動部を駆動制御するシャッタ制御部
などからなる。シャッタ部23は、撮影者が設定したシ
ャッタ秒時に基づいて、シャッタ動作を行う。
【0043】絞り部24は、撮影光学系を透過した光線
束や光量などを制限するものである。絞り部24は、同
心状に口径を連続的に可変する絞り機構部と、この絞り
機構部を駆動する絞り駆動部などからなる。
【0044】フィルム駆動部25は、図示しないフィル
ムの巻き上げ及び巻き戻しをするものである。フィルム
駆動部25は、フィルムを巻き上げ及び巻き戻すための
モータと、このモータを駆動制御する制御回路などから
なる。
【0045】AF駆動部27は、測距部12の測距結果
に基づいて、焦点調節をするものである。AF駆動部2
7は、撮影光学系の少なくとも一部を構成するフォーカ
ス光学系を光軸方向に駆動するためのAFモータと、こ
のAFモータを駆動制御するAF制御回路などからな
る。
【0046】表示部28は、各種の情報を表示するもの
である。表示部28は、例えば、図示しないファインダ
内や外部表示パネル内に、発光素子(LED)や液晶表
示(LCD)により、各種の情報を表示する。表示部2
8は、例えば、撮影者が選択した露出モード、シャッタ
秒時、絞り値、画面サイズなどやフィルムカウンタなど
を表示する。
【0047】半押しスイッチSW1は、一連の撮影準備
動作を開始するためのスイッチである。半押しスイッチ
SW1は、図示しないレリーズボタンの半押し動作に連
動してON動作する。
【0048】全押しスイッチSW2は、露光動作などの
撮影動作を開始するためのスイッチである。全押しスイ
ッチSW2は、レリーズボタンの全押し動作に連動して
ON動作する。
【0049】信号ラインSL1は、撮影に関する種々の
情報を、ボディ側CPU10からレンズ側CPU4に送
信するためのものである。
【0050】信号ラインSL2は、ブレ補正制御に関す
る信号を、ボディ側CPU10からレンズ側CPU4に
送信するためのものである。信号ラインSL2は、半押
しスイッチSW1のON動作時(半押し動作中)にブレ
補正を開始するためのブレ補正開始信号と、全押しスイ
ッチSW2のON動作時(露光中)にブレ補正を開始す
るためのブレ補正開始信号と、ブレ補正制御を変更する
ためのブレ補正制御変更信号などを送信する。
【0051】つぎに、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置におけるボディ側CPUの動作を説明する。図
2は、本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置におけ
るボディ側CPUの動作を説明するためのフローチャー
トである。なお、ボディ側CPU10は、図示しないメ
インスイッチがON動作すると本フローをスタートし
て、レンズ側CPU4に電源を供給する。
【0052】ステップ(以下、Sとする)201におい
て、ボディ側CPU10は、半押しスイッチSW1がO
N動作したか否かを判断する。半押しスイッチSW1が
ON動作したときには、S202に進み、半押しスイッ
チSW1がON動作しなかったときには、半押しスイッ
チSW1がON動作するまで、ボディ側CPU10が判
断を繰り返す。
【0053】S202において、ボディ側CPU10
は、表示部28に情報の表示を指示する。ボディ側CP
U10は、表示部28に各種情報の表示を指示する。表
示部28は、撮影者が選択した露出モード、シャッタ秒
時、絞り値、画面サイズなどやフィルムカウンタなどを
表示する。
【0054】S203において、ボディ側CPU10
は、ブレモード設定スイッチSW3がON動作したか否
かを判断する。ブレモード設定スイッチSW3がON動
作したときには、S204に進み、ブレモード設定スイ
ッチSW3がON動作しなかったときには、S205に
進む。
【0055】S204において、ボディ側CPU10
は、情報送信Aを実行する。ボディ側CPU10は、露
出モード情報、フォーカシング情報、セルフタイマ情
報、インターバルタイマ情報、ストロボ情報のうち、撮
影者が選択した情報を信号ラインSL1を介してレンズ
側CPU4に送信する。
【0056】図3は、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置におけるレンズ側CPUの情報読み込みAルー
チンを説明するためのフローチャートである。レンズ側
CPU4は、情報読み込みAを実行する。レンズ側CP
U4は、ボディ側CPU10が送信した露出モード情報
(S301)、フォーカシング情報(S302)、スト
ロボ情報(S303)、セルフタイマ情報(S30
4)、インターバルタイマ情報(S305)を読み込
む。
【0057】図2に示すS205において、ボディ側C
PU10は、測光部11に測光を指示する。測光部11
は、露出モード設定部15が自動露出モードに設定して
いるときには、シャッタ秒時及び絞り値を決定するため
に被写体の明るさを測る。
【0058】S206において、ボディ側CPU10
は、測距部12に測距を指示する。測距部12は、焦点
調整をするために、被写体までの距離を測る。
【0059】S207において、ボディ側CPU10
は、AF駆動部27にAF駆動を指示する。AF駆動部
27は、測距部12の測距結果に応じて、図示しないフ
ォーカス光学系をAF制御回路によって駆動制御して、
フォーカス光学系が焦点調節をする。
【0060】S208において、ボディ側CPU10
は、情報送信Bを実行する。ボディ側CPU10は、撮
影者が選択した画面サイズ情報、焦点距離情報、撮影距
離情報を信号ラインSL1を介してレンズ側CPU4に
送信する。
【0061】図4は、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置におけるレンズ側CPUの情報読み込みBルー
チンを説明するためのフローチャートである。レンズ側
CPU4は、情報読み込みBを実行する。レンズ側CP
U4は、ボディ側CPU10が送信した焦点距離情報
(S401)、撮影距離情報(S402)、画面サイズ
情報(S403)を読み込む。
【0062】図2に示すS209において、ボディ側C
PU10は、ブレ補正処理Aを指示する。ボディ側CP
U10は、信号ラインSL2を通じて、半押し動作中
(撮影準備動作中)にブレを補正するためのブレ補正開
始信号を、レンズ側CPU4に送信する。
【0063】S210において、ボディ側CPU10
は、半押しスイッチSW1がON動作しているか否かを
判断する。半押しスイッチSW1がON動作を維持して
いるときには、S211に進み、半押しスイッチSW1
がON動作していないときには、S217に進む。
【0064】S211において、ボディ側CPU10
は、全押しスイッチSW2がON動作しているか否かを
判断する。全押しスイッチSW2がON動作したときに
は、S212に進み、全押しスイッチSW2がON動作
しなかったときには、S201に戻る。
【0065】S212において、ボディ側CPU10
は、ブレモード設定スイッチSW3がON動作している
か否かを判断する。ブレモード設定スイッチSW3がO
N動作を維持しているときには、S213に進み、ブレ
モード設定スイッチSW3がON動作していないときに
は、S215に進む。
【0066】S213において、ボディ側CPU10
は、情報送信Cを実行する。ボディ側CPU10は、撮
影者が選択したシャッタ秒時、絞り値などの情報を信号
ラインSL1を介してレンズ側CPU4に送信する。
【0067】図5は、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置におけるレンズ側CPUの情報読み込みCルー
チンを説明するためのフローチャートである。レンズ側
CPU4は、情報読み込みCを実行する。レンズ側CP
U4は、ボディ側CPU10が送信したシャッタ秒時情
報(S501)、絞り値情報(S502)を読み込む。
【0068】図2に示すS214において、ボディ側C
PU10は、ブレ補正処理Bを指示する。ボディ側CP
U10は、信号ラインSL2を通じて、全押し動作中
(撮影動作中)にブレを補正するためのブレ補正開始信
号を、レンズ側CPU4に送信する。
【0069】S215において、ボディ側CPU14
は、露光を指示する。シャッタ部23及び絞り部24が
作動して、露光を開始する。
【0070】S216において、ボディ側CPU14
は、フィルム駆動部25にフィルム巻上げを指示し、フ
ィルム駆動部25が図示しないフィルムを巻き上げて、
リターンする。
【0071】S217において、ボディ側CPU14
は、情報クリアを指示する。S210において、半押し
スイッチSW1がON動作を維持していないときには、
レンズ側CPU4が読み込んだ情報を、その後に変更す
る可能性がある。レンズ側CPU4は、読み込んだ情報
をクリアして、S201に戻る。
【0072】つぎに、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置におけるレンズ側CPUのブレ検出動作及びブ
レ補正動作を説明する。 (露出モード情報に対する処理)図6は、本発明の第1
実施形態に係るブレ補正装置の露出モード情報に対する
ブレ補正処理ルーチンを説明するためのフローチャート
である。S601において、レンズ側CPU4は、プロ
グラム露出モードであるか否かを判断する。レンズ側C
PU4は、読み込んだ露出モード情報がプログラム露出
モードであるか否かを判断する。露出モードがプログラ
ム露出モードであるときには、S602に進み、露出モ
ードがシャッタ優先自動露出モード、絞り優先自動露出
モード又はマニュアル露出モードであるときには、S6
03に進む。
【0073】S602において、レンズ側CPU4は、
ブレ検出Aを開始させる。レンズ側CPU4は、ボディ
側CPU10が出力するブレ補正開始信号の受信に基づ
いて、角速度センサ1,2をON動作し、角速度センサ
1,2は、交換レンズ30及びカメラボディ40に生ず
る振動の検出を開始する。プログラム露出モードを撮影
者が選択しているときには、シャッタ秒時や絞り値を半
押し動作中に設定し直す可能性が低い。このために、交
換レンズ30及びカメラボディ40に大きな振動が加わ
る可能性が低い。このために、センサ回路3は、角速度
センサ1,2が振動の検出を開始すると同時に、角速度
の絶対値を演算するために、角速度センサ1,2の出力
信号(角速度信号)の基準値を通常の処理方法で演算す
る。
【0074】S603において、レンズ側CPU4は、
ブレ検出Bを開始させる。シャッタ優先自動露出モー
ド、絞り優先自動露出モード又はマニュアル露出モード
を撮影者が選択しているときには、シャッタ秒時や絞り
値をブレ検出中に設定し直す可能性が高い。このため
に、交換レンズ30及びカメラボディ40に大きな振動
が加わると、角速度の基準値を正確に演算することがで
きない。センサ回路3は、角速度センサ1,2が振動の
検出を開始すると同時に、カメラを構えているときの振
動(通常5〔度/秒〕程度)を越える角速度を、角速度
センサ1,2の出力信号からフィルタによってカットし
て、角速度の基準値を演算する。
【0075】S604において、レンズ側CPU4は、
ブレ補正を開始させる。レンズ側CPU4は、ボディ側
CPU10が出力するブレ補正開始信号を受信すると、
センサ回路3が出力する角速度信号に基づいて、ブレ速
度及びブレ補正量を演算する。レンズ側CPU4は、こ
のブレ速度及びブレ補正量に応じてVCM5,6を駆動
制御し、ブレ補正レンズ7がブレを補正する。
【0076】(フォーカシング情報に対する処理)図7
は、本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置のフォー
カシング情報に対するブレ補正処理ルーチンを説明する
ためのフローチャートである。S701において、レン
ズ側CPU4は、AFモードであるか否かを判断する。
レンズ側CPU4は、読み込んだフォーカシング情報が
AFモードであるか否かを判断する。フォーカシングモ
ードがAFモードであるときには、S702に進み、フ
ォーカシングモードがMFモードであるときには、S7
03に進む。
【0077】S702において、レンズ側CPU4は、
ブレ検出Aを開始させる。レンズ側CPU4は、ボディ
側CPU10が出力するブレ補正開始信号の受信に基づ
いて、角速度センサ1,2をON動作し、角速度センサ
1,2が振動の検出を開始する。AFモードを撮影者が
選択しているときには、撮影者が距離環を操作しないた
めに、交換レンズ30及びカメラボディ40に大きな振
動が加わる可能性が低い。このために、センサ回路3
は、角速度センサ1,2の出力信号の基準値を、通常の
処理方法で演算する。
【0078】S703において、レンズ側CPU4は、
ブレ検出Bを開始させる。MFモードを撮影者が選択し
ているときには、撮影者が距離環を操作して焦点調整を
行う。このために、ブレ検出中に、交換レンズ30及び
カメラボディ40に大きな振動が加わる可能性が高い。
センサ回路3は、カメラを構えているときの振動(通常
5〔度/秒〕程度)を越える角速度をフィルタによって
カットして、角速度の基準値を演算する。
【0079】S704において、レンズ側CPU4は、
ブレ補正を開始させる。レンズ側CPU4は、センサ回
路3の出力信号に基づいて、ブレ速度及びブレ補正量を
演算してVCM5,6を駆動制御し、ブレ補正レンズ7
がブレを補正する。
【0080】(ストロボ情報に対する処理)図8は、本
発明の第1実施形態に係るブレ補正装置のストロボ情報
に対するブレ補正処理ルーチンを説明するためのフロー
チャートである。
【0081】S801において、レンズ側CPU4は、
ストロボモードであるか否かを判断する。レンズ側CP
U4は、ストロボ情報を読み込んだか否かを判断する。
ストロボ情報を読み込んだときには、S802に進み、
ストロボ情報を読み込まなかったときには、S803に
進む。
【0082】S802において、レンズ側CPU4は、
赤目軽減モードであるか否かを判断する。レンズ側CP
U4は、読み込んだストロボ情報が赤目軽減モードであ
るか否かを判断する。ストロボ情報が赤目軽減モードで
あるときには、S804に進み、ストロボ情報が赤目軽
減モードではないときには、S803に進む。
【0083】S803において、レンズ側CPU4は、
ブレ検出Aを開始させる。レンズ側CPU4は、ボディ
側CPU10が出力するブレ補正開始信号の受信に基づ
いて、角速度センサ1,2をON動作し、角速度センサ
1,2が振動の検出を開始する。センサ回路3は、角速
度センサ1,2の出力信号の基準値を通常の処理方法で
演算する。
【0084】S804において、レンズ側CPU4は、
ブレ検出Cを開始させる。赤目軽減モードを撮影者が選
択しているときには、撮影直前にストロボを複数回発光
したり、被写体にランプの光を照射したりする。このた
めに、全押しスイッチSW2がON動作してから露光開
始までに1〜2秒程度の遅れがある。その結果、センサ
回路3によって角速度の基準値を演算する時間が長くな
るために、2Hz以下の周波数の影響が生ずる。センサ
回路3は、角速度センサ1,2による振動の検出開始と
同時に、角速度の絶対値を演算するために、この角速度
センサ1,2の出力信号から2Hz以下の周波数成分を
フィルタによってカットして、角速度の基準値を演算す
る。
【0085】S805において、レンズ側CPU4は、
ブレ補正を開始させる。レンズ側CPU4は、センサ回
路3の出力信号に基づいて、ブレ速度及びブレ補正量を
演算してVCM5,6を駆動制御し、ブレ補正レンズ7
がブレを補正する。
【0086】(インターバルドタイマ情報に対する処
理)図9は、本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置
のインターバルタイマ情報に対するブレ補正処理ルーチ
ンを説明するためのフローチャートである。S901に
おいて、レンズ側CPU4は、間隔時間ITが所定時間
ITO 以下であるか否かを判断する。レンズ側CPU4
は、インターバルタイマ情報を読み込んだときには、こ
のインターバルタイマ情報に基づいて、間隔時間ITが
所定時間ITO 以下であるか否かを判断する。間隔時間
ITが所定時間ITO 以下であるときには、S902に
進み、間隔時間ITが所定時間ITO を越えるときに
は、S904に進む。
【0087】S902において、レンズ側CPU4は、
ブレ検出Aを開始させる。レンズ側CPU4は、ボディ
側CPU10が出力するブレ補正開始信号の受信に基づ
いて、角速度センサ1,2をON動作し、角速度センサ
1,2が振動の検出を開始する。センサ回路3は、角速
度センサ1,2の出力信号の基準値を通常の処理方法で
演算する。
【0088】S903において、レンズ側CPU4は、
ブレ補正を開始させる。レンズ側CPU4は、センサ回
路3の出力信号に基づいて、ブレ速度及びブレ補正量を
演算してVCM5,6を駆動制御し、ブレ補正レンズ7
がブレを補正する。
【0089】S904において、レンズ側CPU4は、
ブレ検出を停止させる。間隔時間ITが、例えば、30
秒以上であるときには、この間隔時間IT内でブレ補正
レンズ7を駆動すると必要以上に電力を消費してしま
う。レンズ側CPU4は、間隔時間ITが所定時間IT
O を越えるときには、図示しない電源回路から角速度セ
ンサ1,2への電源の供給を停止して、電力消費を抑え
る。その結果、角速度センサ1,2は、角速度の検出を
停止する。
【0090】S905において、レンズ側CPU4は、
ブレ補正を停止させる。レンズ側CPU4は、図示しな
い電源回路からVCM5,6への電源の供給を停止し
て、VCM5,6が駆動を停止する。
【0091】(セルフタイマ情報に対する処理)図10
は、本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置のセルフ
タイマ情報に対するブレ補正処理ルーチンを説明するた
めのフローチャートである。S1001において、レン
ズ側CPU4は、設定時間STが所定時間STO 以下で
あるか否かを判断する。レンズ側CPU4は、セルフタ
イマ情報を読み込んだときには、このセルフタイマ情報
に基づいて、設定時間STが所定時間STO以下である
か否かを判断する。設定時間STが所定時間STO 以下
であるときには、S1002に進み、設定時間STが所
定時間STO を越えるときには、S1003に進む。
【0092】S1002において、レンズ側CPU4
は、ブレ検出Aを開始させる。セルフタイマの設定時間
STが、例えば、2秒以下であるときには、手持ち撮影
である可能性が高い。このために、レンズ側CPU4
は、ボディ側CPU10が出力するブレ補正開始信号の
受信に基づいて、角速度センサ1,2をON動作し、角
速度センサ1,2が振動の検出を開始する。センサ回路
3は、角速度センサ1,2の出力信号の基準値を通常の
処理方法で演算する。
【0093】S1003において、レンズ側CPU4
は、ブレ検出Dを開始させる。設定時間STが、例え
ば、2秒を越えるようなときには、カメラを三脚に固定
して使用する可能性が高く、手ブレによる振動がカメラ
に加わらないと考えられる。しかし、三脚の固有振動数
と同じ周波数帯域の外乱、例えば、風などが三脚に加わ
ると、この固有振動数で三脚が共振する。その結果、ブ
レを完全に止めることができないために、三脚の共振に
よるブレを補正する必要がある。三脚の固有振動数は、
50Hz前後であり、手ブレによる振動数5〜15Hz
よりも高い。センサ回路3は、手ブレによる振動数5〜
15Hz近傍の周波数成分を、角速度センサ1,2の出
力信号からフィルタによってカットし、角速度の検出周
波数を高く設定して角速度の基準値を演算する。
【0094】S1004において、レンズ側CPU4
は、ブレ補正を開始させる。レンズ側CPU4は、セン
サ回路3の出力信号に基づいて、ブレ速度及びブレ補正
量を演算してVCM5,6を駆動制御し、ブレ補正レン
ズ7がブレを補正する。
【0095】(画面サイズ情報に対する処理)図11
は、本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の画面サ
イズ情報に対するブレ補正処理ルーチンを説明するため
のフローチャートである。S1101において、レンズ
側CPU4は、ブレ検出Aを開始させる。レンズ側CP
U4は、ボディ側CPU10が出力するブレ補正開始信
号の受信に基づいて、角速度センサ1,2をON動作
し、角速度センサ1,2が振動の検出を開始する。セン
サ回路3は、角速度センサ1,2の出力信号の基準値を
演算する。
【0096】S1102において、レンズ側CPU4
は、画面サイズがHタイプであるか否かを判断する。撮
影レンズの解像力やコントラストなどの性能は、通常、
画面中央に対して周辺が劣っている。また、ブレ補正レ
ンズ7の駆動量(補正量)に応じて、性能の劣化や像位
値の移動が発生する。このために、ブレ補正レンズ7の
駆動量には限界がある。クラシックサイズやパノラマサ
イズは、Hタイプよりも狭い範囲を使用するために、性
能が劣化する周辺部を使用しない。このために、画面全
体の平均性能は、クラシックサイズやパノラマサイズの
ほうがHタイプよりも向上する。その結果、画面サイズ
がクラシックサイズ又はパノラマサイズのときには、ブ
レ補正レンズ7の駆動量を大きくすることができる。レ
ンズ側CPU4は、読み込んだ画面サイズ情報に基づい
て、画面サイズがHタイプであるか否かを判断する。画
面サイズがHタイプであるときには、S1103に進
み、画面サイズがHタイプではないときには、S110
4に進む。
【0097】S1103において、レンズ側CPU4
は、ブレ補正レンズ7の駆動範囲を補正範囲Hに設定す
る。Hタイプは、クラシックサイズよりも画面サイズが
横方向(x軸方向)に長く、パノラマサイズよりも縦方
向(y軸方向)に長い。このために、Hタイプ対応の補
正範囲Hは、ブレ補正レンズ7のx軸方向の駆動量をク
ラシックサイズよりも小さく設定し、ブレ補正レンズ7
のy軸方向の駆動量をパノラマサイズよりも小さく設定
する必要がある。レンズ側CPU4は、ブレ補正レンズ
7の駆動範囲をこの補正範囲Hに設定する。
【0098】S1104において、レンズ側CPU4
は、画面サイズがパノラマサイズであるか否かを判断す
る。レンズ側CPU4は、読み込んだ画面サイズ情報に
基づいて、画面サイズがパノラマサイズであるか否かを
判断する。画面サイズがパノラマサイズであるときに
は、S1105に進み、画面サイズがパノラマサイズで
はない(クラシックサイズである)ときには、S110
6に進む。
【0099】S1105において、レンズ側CPU4
は、ブレ補正レンズ7の駆動範囲を補正範囲Pに設定す
る。パノラマサイズは、横方向(x軸方向)の画面サイ
ズがクラシックサイズと同じであるが、クラシックサイ
ズやHタイプよりも縦方向(y軸方向)に短い。このた
めに、パノラマサイズ対応の補正範囲Pは、ブレ補正レ
ンズ7のx軸方向の駆動量をHタイプよりも大きく設定
し、ブレ補正レンズ7のy軸方向の駆動量をHタイプや
クラシックサイズよりも大きく設定することができる。
レンズ側CPU4は、ブレ補正レンズ7の駆動範囲をこ
の補正範囲Pに設定する。
【0100】S1106において、レンズ側CPU4
は、ブレ補正レンズ7の駆動範囲を補正範囲Hに設定す
る。クラシックサイズは、Hタイプよりも横方向(x軸
方向)に短い。このために、クラシックサイズ対応の補
正範囲Cは、ブレ補正レンズ7のx軸方向の駆動量をH
タイプよりも大きく設定することができるが、ブレ補正
レンズ7のy軸方向の駆動量をパノラマサイズよりも小
さく設定する必要がある。レンズ側CPU4は、ブレ補
正レンズ7の駆動範囲をこの補正範囲Cに設定する。
【0101】S1107において、レンズ側CPU4
は、ブレ補正を開始させる。レンズ側CPU4は、セン
サ回路3の出力信号に基づいて、ブレ速度及びブレ補正
量を演算する。レンズ側CPU4は、ブレ速度及びブレ
補正量に基づいて、補正範囲C,P,Hに応じてVCM
5,6を駆動制御して、ブレ補正レンズ7がブレを補正
する。
【0102】(シャッタ秒時情報に対する処理)図12
は、本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置のシャッ
タ秒時情報に対するブレ補正処理ルーチンを説明するた
めのフローチャートである。S1201において、レン
ズ側CPU4は、ストロボモードであるか否かを判断す
る。レンズ側CPU4は、ストロボ情報を読み込んだか
否かを判断する。ストロボ情報を読み込んだときには、
S1202に進み、ストロボ情報を読み込まなかった
(ストロボを使用しない)ときには、S1203に進
む。
【0103】S1202において、レンズ側CPU4
は、シャッタ秒時TV が同調秒時TVOよりも小さいか否
かを判断する。シャッタ秒時TV が、例えば、同調秒時
VO=1/250秒よりも小さいときには、S1203
に進む。シャッタ秒時TV が同調秒時TVO=1/250
秒以上であるときには、シャッタ秒時が速いためにブレ
を補正する必要がない。
【0104】S1203において、レンズ側CPU4
は、ブレ補正を開始させる。シャッタ秒時TV が同調秒
時TVO=1/250秒よりも小さいときには、シャッタ
秒時が遅いために、ストロボの光が届かない背景はブレ
てしまう。このために、レンズ側CPU4は、センサ回
路3の出力信号に基づいて、ブレ速度及びブレ補正量を
演算してVCM5,6を駆動制御し、ブレ補正レンズ7
がブレを補正する。
【0105】(絞り値情報に対する処理)図13は、本
発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の絞り値情報に
対するブレ補正処理ルーチンを説明するためのフローチ
ャートである。S1301において、レンズ側CPU4
は、絞り値AV が所定値AVOよりも大きいか否かを判断
する。絞り値AV が、例えば、所定値AVO=5.6より
も大きいときには、S1302に進み、絞り値AV が所
定値AVO=5.6以下であるときには、S1303に進
む。
【0106】S1302において、レンズ側CPU4
は、補正範囲の変更を指示する。撮影レンズの解像力や
コントラストなどの性能は、通常、画面中央に対して周
辺が劣り、ブレ補正レンズ7の駆動量(補正量)に応じ
て、性能の劣化や像位値の移動が発生する。このため
に、ブレ補正レンズ7の駆動量には限界があるが、絞り
部24を絞ると、これらの性能が向上する。また、絞り
部24を絞ることによって、ブレ補正レンズ7の駆動量
を大きく設定することができるために、補正範囲を広く
することができる。レンズ側CPU4は、絞り値AV
所定値AVO=5.6よりも大きいときには、ブレ補正レ
ンズ7の駆動範囲を広く設定する。
【0107】S1303において、レンズ側CPU4
は、ブレ補正を開始させる。レンズ側CPU4は、セン
サ回路3の出力信号に基づいて、ブレ速度及びブレ補正
量を演算してVCM5,6を駆動制御し、ブレ補正レン
ズ7がブレを補正する。
【0108】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置
は、以下に記載するような効果を有する。 (1) 本発明の第1実施形態は、レンズ側CPU4が
読み込んだ情報に応じて、角速度センサ1,2の出力信
号の処理方法をセンサ回路3が変更して、この出力信号
から所定の周波数成分を除去することができる。このた
めに、プログラム露出モード以外の露出モードを撮影者
が選択した場合において、角速度センサ1,2が角速度
を検出しているときに、シャッタ秒時や露出値を再設定
して大きな振動がカメラに加わっても、角速度の基準値
を正確に演算することができる。同様に、角速度センサ
1,2が角速度を検出しているときに、撮影者が距離環
を操作して、大きな振動がカメラに加わっても、角速度
の基準値を正確に演算することができる。一方、プログ
ラム露出モードやAFモードを撮影者が選択したときに
は、大きな振動がカメラに加わる可能性が低いために、
センサ回路3は、角速度センサ1,2の出力信号を通常
の方法によって処理して、基準値を正確に演算すること
ができる。
【0109】また、赤目軽減モードを撮影者が選択した
ときには、角速度の基準値を演算する時間が長くなるた
めに、角速度センサ1,2の出力信号から所定の周波数
成分を除去して、角速度の基準値を正確に演算すること
ができる。さらに、セルフタイマの設定時間STが所定
時間STO を越えるときには、三脚使用を考慮して、三
脚の固有振動数近傍の信号成分を除去して、角速度の基
準値を正確に演算することができる。
【0110】(2) 本発明の第1実施形態は、レンズ
側CPU4が読み込んだ撮影に関する情報に応じて、角
速度センサ1,2の検出動作を変えることができる。こ
のために、インターバルタイマの間隔時間ITが所定時
間ITO を越えるときには、角速度センサ1,2の検出
動作を停止して、電力消費を抑えることができる。
【0111】(3) 本発明の第1実施形態は、レンズ
側CPU4が読み込んだ撮影に関する情報に応じて、V
CM5,6の駆動制御を変更することができる。このた
めに、画面サイズに応じて、ブレ補正レンズ7の駆動範
囲を可変して、最適なブレ補正を行うことができる。ま
た、ストロボを使用する場合において、シャッタ秒時T
V が遅いときには、ブレ補正レンズ7を駆動してブレを
正確に補正することができる。さらに、絞り値AV が所
定値よりも大きいときには、ブレ補正レンズ7の駆動範
囲を可変して、最適なブレ補正を行うことができる。
【0112】(4) 本発明の第1実施形態は、半押し
スイッチSW1のON動作開始前(撮影準備動作前)
に、露出モード情報、フォーカシング情報、ストロボ情
報、セルフタイマ情報、インターバルタイマ情報を撮影
者が設定している。これらの情報は、半押しスイッチS
W1がON動作を維持している間(撮影準備動作中)
に、撮影者が変更する可能性の低い情報である。このた
めに、角速度の検出を開始する直前に、角速度の検出に
関連するこれらの情報の少なくとも一つを、レンズ側C
PU4によって読み込み、角速度センサ1,2の出力信
号の処理方法を変えて、角速度の基準値を正確に演算す
ることができる。また、レンズ側CPU4が読み込んだ
情報に応じて、角速度センサ1,2の検出動作を停止し
て、電力消費を抑えることができる。
【0113】(5) 本発明の第1実施形態は、ブレ補
正を開始する直前に、ブレ補正に関連する画面サイズ情
報を、レンズ側CPU4によって読み込んでいる。この
画面サイズ情報は、半押しスイッチSW1がON動作を
維持している間(撮影準備動作中)に、撮影者が変更す
る可能性の低い情報である。このために、ブレ補正を開
始する直前に、レンズ側CPU4によって画面サイズ情
報を読み込み、画面サイズに応じてVCM5,6を駆動
制御して、最適なブレ補正を行うことができる。
【0114】(6) 本発明の第1実施形態は、ブレ補
正を開始する直前に、ブレ補正に関連する焦点距離情報
及び撮影距離情報をレンズ側CPU4によって読み込ん
でいる。これらの情報は、ブレ速度及びブレ補正量を演
算する際に必要な情報であって、半押しスイッチSW1
がON動作を維持している間(撮影準備動作中)に、変
化する可能性が高い情報である。このために、ブレ補正
を開始する直前の正確な情報を、レンズ側CPU4によ
って読み込み、演算したブレ速度及びブレ補正量に応じ
てVCM5,6を駆動して、ブレを正確に補正すること
ができる。
【0115】(7) 本発明の第1実施形態は、全押し
スイッチSW2のON動作直後(撮影動作開始直前)
に、ブレ補正に関連するシャッタ秒時と絞り値をレンズ
側CPU4によって読み込んでいる。これらの情報は、
撮影時に使用する情報であって、半押しスイッチSW1
がON動作を維持している間(撮影準備動作中)には必
要のない情報である。このために、露光を開始する直前
の正確な情報を、レンズ側CPU4によって読み込み、
ブレ補正を停止したり、補正範囲を広げてブレを補正し
たりすることができる。
【0116】(8) 本発明の第1実施形態は、ブレ検
出開始直前やブレ補正開始直前の所定のタイミングに、
ブレ検出に関連する情報とブレ補正に関連する情報とに
分けて、撮影者が設定した情報だけをレンズ側CPU4
が読み込んでいる。このために、撮影に関するすべての
情報を一度にレンズ側CPU4が読み込むのに比べて、
読み込み時間を短縮することができる。
【0117】(他の実施形態)本発明は、以上説明した
実施形態に限定するものではなく、以下に記載するよう
に、種々の変形又は変更が可能であって、これらも本発
明の均等の範囲内である。 (1) 本発明の実施形態は、所定値AVO=5.6の場
合を例に挙げて説明したが、この値に限定するものでは
なく、所定値AVOは、レンズ性能などによって最適な値
に設定することができる。
【0118】(2) 本発明の実施形態は、露出モード
情報、インターバルタイマ情報などを撮影者の外部操作
によって設定しているが、設定する情報は、これらに限
定するものではない。例えば、ズームスイッチによって
ズーミング動作を手動操作又は自動操作に切り替えて、
ズーミング情報を設定する場合についても、図7に示す
フォーカシング情報に対する処理と同様の処理を行うこ
とができる。
【0119】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、撮影情報に応じて、ブレ検出部が出力するブレ検
出信号の処理方法及び/又は検出動作を変更するので、
ブレを正確に検出したり、電力消費を抑えることができ
る。また、撮影状況に応じて、駆動部の駆動制御を制御
部が変更するので、最適なブレ補正を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置を搭
載した一眼レフカメラのブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置にお
けるボディ側CPUの動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図3】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置にお
けるレンズ側CPUの情報読み込みAルーチンを説明す
るためのフローチャートである。
【図4】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置にお
けるレンズ側CPUの情報読み込みBルーチンを説明す
るためのフローチャートである。
【図5】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置にお
けるレンズ側CPUの情報読み込みCルーチンを説明す
るためのフローチャートである。
【図6】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の露
出モード情報に対するブレ補正処理ルーチンを説明する
ためのフローチャートである。
【図7】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置のフ
ォーカシング情報に対するブレ補正処理ルーチンを説明
するためのフローチャートである。
【図8】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置のス
トロボ情報に対するブレ補正処理ルーチンを説明するた
めのフローチャートである。
【図9】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置のイ
ンターバルタイマ情報に対するブレ補正処理ルーチンを
説明するためのフローチャートである。
【図10】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の
セルフタイマ情報に対するブレ補正処理ルーチンを説明
するためのフローチャートである。
【図11】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の
画面サイズ情報に対するブレ補正処理ルーチンを説明す
るためのフローチャートである。
【図12】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の
シャッタ秒時情報に対するブレ補正処理ルーチンを説明
するためのフローチャートである。
【図13】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の
絞り値情報に対するブレ補正処理ルーチンを説明するた
めのフローチャートである。
【符号の説明】
1,2 角速度センサ 4 レンズ側CPU 5,6 VCM(ボイスコイルモータ) 7 ブレ補正レンズ 10 ボディ側CPU 15 露出モード設定部 16 AFモード設定部 17 セルフタイマ設定部 18 ストロボ設定部 19 インターバルタイマ設定部 20 画面サイズ設定部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレを検出し、ブレ検出信号を出力する
    ブレ検出部と、 ブレ補正するブレ補正光学系と、 前記ブレ補正光学系を駆動する駆動部と、 前記ブレ検出信号に基づいて、前記駆動部を駆動制御す
    る制御部と、 撮影に関する撮影情報を伝達する撮影情報伝達部とを含
    み、 前記ブレ検出部は、前記撮影情報に応じて、前記ブレ検
    出信号の処理方法及び/又は検出動作を変更すること、 を特徴とするブレ補正装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記撮影情報は、露出モード、フォーカシング動作、ズ
    ーミング動作、インターバルタイマ、セルフタイマ、ス
    トロボモードに関する情報のうち、少なくとも一つの情
    報であること、 を特徴とするブレ補正装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のブレ補正
    装置において、 前記ブレ検出部は、前記ブレ検出信号を処理する信号処
    理部を備え、 前記信号処理部は、前記撮影情報に応じて、前記ブレ検
    出信号から所定の周波数成分を除去して、前記ブレ検出
    信号の基準値を演算すること、 を特徴とするブレ補正装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のブレ補正装置におい
    て、 外部操作によって、前記撮影情報を設定する撮影情報設
    定部を備え、 前記信号処理部は、前記撮影情報設定部が設定する撮影
    情報に応じて、前記ブレ検出信号から所定の周波数成分
    を除去して、前記ブレ検出信号の基準値を演算するこ
    と、 を特徴とするブレ補正装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4に記載のブレ補正
    装置において、 前記信号処理部は、前記露出モードがシャッタ優先自動
    露出モード、絞り優先自動露出モード若しくはマニュア
    ル露出モードであるとき、又は、前記フォーカシング動
    作若しくは前記ズーミング動作がマニュアルモードであ
    るときには、前記ブレ検出信号から高域周波数成分を除
    去して、前記基準値を演算すること、 を特徴とするブレ補正装置。
  6. 【請求項6】 請求項3から請求項5までのいずれか1
    項に記載のブレ補正装置において、 前記信号処理部は、ストロボモードが赤目軽減モードで
    あるとき、又は、セルフタイマの設定時間が所定時間を
    越えるときには、前記ブレ検出信号から低域周波数成分
    を除去して、前記基準値を演算すること、 を特徴とするブレ補正装置。
  7. 【請求項7】 請求項3から請求項6までのいずれか1
    項に記載のブレ補正装置において、 前記ブレ検出部は、インターバルタイマの間隔時間が所
    定時間を越えるときには、検出動作を停止すること、 を特徴とするブレ補正装置。
  8. 【請求項8】 ブレを検出し、ブレ検出信号を出力する
    ブレ検出部と、 ブレ補正するブレ補正光学系と、 前記ブレ補正光学系を駆動する駆動部と、 前記ブレ検出信号に基づいて、前記駆動部を駆動制御す
    る制御部と、 撮影に関する撮影情報を伝達する撮影情報伝達部とを含
    み、 前記制御部は、前記撮影情報に応じて、前記駆動部の駆
    動制御を変更すること、 を特徴とするブレ補正装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記撮影情報は、撮影画面サイズ、露光時間に関する情
    報、ストロボモード、絞り値に関する情報のうち、少な
    くとも一つの情報であること、 を特徴とするブレ補正装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記制御部は、前記撮影画面サイズに応じて、前記ブレ
    補正光学系の駆動範囲を前記駆動部に変更させること、
    を特徴とするブレ補正装置。
  11. 【請求項11】 請求項9又は請求項10に記載のブレ
    補正装置において、 前記制御部は、前記ストロボモードであって、前記露光
    時間が所定時間以上であるときには、前記駆動部を駆動
    停止させること、 を特徴とするブレ補正装置。
  12. 【請求項12】 請求項9から請求項11までのいずれ
    か1項に記載のブレ補正装置において、 前記駆動部は、前記絞り値が所定値を越えるときには、
    前記ブレ補正光学系の駆動範囲を前記駆動部に拡大させ
    ること、 を特徴とするブレ補正装置。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項7までのいずれか
    1項に記載のブレ補正装置を備えるカメラシステムを構
    成し、カメラボディに装着可能な交換レンズにおいて、 前記ブレ検出部は、前記撮影情報に応じて、前記ブレ検
    出信号の処理方法及び/又は検出動作を変更すること、 を特徴とする交換レンズ。
  14. 【請求項14】 請求項8から請求項12までのいずれ
    か1項に記載のブレ補正装置を備えるカメラシステムを
    構成し、カメラボディに装着可能な交換レンズにおい
    て、 前記制御部は、前記撮影情報に応じて、前記駆動部の駆
    動制御を変更すること、 を特徴とする交換レンズ。
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