JPH11249190A - ブレ補正装置 - Google Patents
ブレ補正装置Info
- Publication number
- JPH11249190A JPH11249190A JP10049211A JP4921198A JPH11249190A JP H11249190 A JPH11249190 A JP H11249190A JP 10049211 A JP10049211 A JP 10049211A JP 4921198 A JP4921198 A JP 4921198A JP H11249190 A JPH11249190 A JP H11249190A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shake
- blur
- blur correction
- lens
- side cpu
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 撮影者が選択するモードに応じてブレ補正を
することができるとともに、正確にブレを補正すること
ができるブレ補正装置を提供する。 【解決手段】 ブレ補正装置は、撮影者が操作する操作
スイッチに基づいて、ブレ補正制御を変更する。制御係
数αは、補正範囲の中心Oから周辺に駆動するときの係
数で、制御係数βは、周辺から中心Oに駆動するときの
係数である。遠距離撮影モードが選択されたときには、
(A)に示すように、制御係数α1 ,β1が1に設定さ
れ、検出されたブレ速度又はブレ量に対して忠実にブレ
が補正される。中距離撮影モードが選択されたときに
は、(B)に示すように、制御係数α2 よりも制御係数
β2 が大きく設定され、ブレ補正レンズが中心O付近で
駆動される。近距離撮影モードが選択されたときには、
(C)に示すように、制御係数α3 ,β3 が1よりも大
きく設定され、ブレ補正レンズが大きく駆動される。
することができるとともに、正確にブレを補正すること
ができるブレ補正装置を提供する。 【解決手段】 ブレ補正装置は、撮影者が操作する操作
スイッチに基づいて、ブレ補正制御を変更する。制御係
数αは、補正範囲の中心Oから周辺に駆動するときの係
数で、制御係数βは、周辺から中心Oに駆動するときの
係数である。遠距離撮影モードが選択されたときには、
(A)に示すように、制御係数α1 ,β1が1に設定さ
れ、検出されたブレ速度又はブレ量に対して忠実にブレ
が補正される。中距離撮影モードが選択されたときに
は、(B)に示すように、制御係数α2 よりも制御係数
β2 が大きく設定され、ブレ補正レンズが中心O付近で
駆動される。近距離撮影モードが選択されたときには、
(C)に示すように、制御係数α3 ,β3 が1よりも大
きく設定され、ブレ補正レンズが大きく駆動される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラなどにおけ
る手ブレなどによるブレを補正するブレ補正装置に関す
るものである。
る手ブレなどによるブレを補正するブレ補正装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】特開平4−328534号公報は、像ブ
レ補正を行う像ブレ補正手段と、三脚が取り付けられて
いるのを検知する三脚取付検知スイッチとを備える像ブ
レ補正装置を開示している。この像ブレ補正装置は、三
脚取付検知スイッチの検知結果に応じて、像ブレ補正特
性を可変することによって、三脚使用時と手持ち撮影時
とで、最適な像ブレ補正を行っている。
レ補正を行う像ブレ補正手段と、三脚が取り付けられて
いるのを検知する三脚取付検知スイッチとを備える像ブ
レ補正装置を開示している。この像ブレ補正装置は、三
脚取付検知スイッチの検知結果に応じて、像ブレ補正特
性を可変することによって、三脚使用時と手持ち撮影時
とで、最適な像ブレ補正を行っている。
【0003】特開昭61−288664号公報は、慣性
角速度を検出する慣性角速度検出手段と、鏡筒を回転自
在に支持する支持体とこの鏡筒との相対的な位置関係を
検出する相対角度検出手段と、防振撮影とパンニング撮
影とに対応する操作スイッチとを備える撮影装置を開示
している。この撮影装置は、操作スイッチを操作してパ
ンニング撮影を選択したときには、慣性角速度検出手段
の出力信号と相対角度検出手段の出力信号との合成比率
を大きくして、防振効果よりも速応性を重視した撮影条
件に設定している。
角速度を検出する慣性角速度検出手段と、鏡筒を回転自
在に支持する支持体とこの鏡筒との相対的な位置関係を
検出する相対角度検出手段と、防振撮影とパンニング撮
影とに対応する操作スイッチとを備える撮影装置を開示
している。この撮影装置は、操作スイッチを操作してパ
ンニング撮影を選択したときには、慣性角速度検出手段
の出力信号と相対角度検出手段の出力信号との合成比率
を大きくして、防振効果よりも速応性を重視した撮影条
件に設定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の像ブレ補正装置
及び撮影装置は、被写体に適したブレ補正制御を撮影者
が選択することができないという問題があった。
及び撮影装置は、被写体に適したブレ補正制御を撮影者
が選択することができないという問題があった。
【0005】本発明の課題は、撮影者が選択するモード
に応じてブレ補正をすることができるとともに、正確に
ブレを補正することができるブレ補正装置を提供するこ
とである。
に応じてブレ補正をすることができるとともに、正確に
ブレを補正することができるブレ補正装置を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施の形態に対応する符号を
付して説明するが、これに限定するものではない。すな
わち、請求項1の発明は、ブレを検出し、ブレ検出信号
を出力(S402;S602)するブレ検出部(1,
2)と、ブレを補正するブレ補正光学系(7)と、前記
ブレ補正光学系を駆動する駆動部(5,6)と、前記ブ
レ検出信号に基づいて、前記駆動部を駆動制御する制御
部(4)と、前記制御部の制御モードを選択する制御モ
ード選択部(SW3;SW4)とを含み、前記制御部
は、前記制御モード選択部により選択された制御モード
に基づいて、前記駆動部の駆動制御を変更(S409,
S411,S412,S418,S420,S421;
S609,S610,S616,S617)することを
特徴とするブレ補正装置である。
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施の形態に対応する符号を
付して説明するが、これに限定するものではない。すな
わち、請求項1の発明は、ブレを検出し、ブレ検出信号
を出力(S402;S602)するブレ検出部(1,
2)と、ブレを補正するブレ補正光学系(7)と、前記
ブレ補正光学系を駆動する駆動部(5,6)と、前記ブ
レ検出信号に基づいて、前記駆動部を駆動制御する制御
部(4)と、前記制御部の制御モードを選択する制御モ
ード選択部(SW3;SW4)とを含み、前記制御部
は、前記制御モード選択部により選択された制御モード
に基づいて、前記駆動部の駆動制御を変更(S409,
S411,S412,S418,S420,S421;
S609,S610,S616,S617)することを
特徴とするブレ補正装置である。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載のブレ
補正装置において、前記ブレ検出信号に基づいて、ブレ
補正量(d)及び/又はブレ速度(v)を演算する演算
部(4)を備えることを特徴とするブレ補正装置であ
る。
補正装置において、前記ブレ検出信号に基づいて、ブレ
補正量(d)及び/又はブレ速度(v)を演算する演算
部(4)を備えることを特徴とするブレ補正装置であ
る。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のブレ補正装置において、前記制御モードは、少
なくとも、前記ブレ補正量又は前記ブレ速度に応じて、
前記駆動部を駆動制御(S409,S418;S60
9,S616)する遠距離モードと、前記ブレ補正量又
は前記ブレ速度の割合(α,β)を大きくして駆動制御
(S412,S421;S610,S617)する近距
離モードとを含むことを特徴とするブレ補正装置であ
る。
に記載のブレ補正装置において、前記制御モードは、少
なくとも、前記ブレ補正量又は前記ブレ速度に応じて、
前記駆動部を駆動制御(S409,S418;S60
9,S616)する遠距離モードと、前記ブレ補正量又
は前記ブレ速度の割合(α,β)を大きくして駆動制御
(S412,S421;S610,S617)する近距
離モードとを含むことを特徴とするブレ補正装置であ
る。
【0009】請求項4の発明は、請求項3に記載のブレ
補正装置において、前記制御モードは、駆動範囲の限界
(18)に向けて前記ブレ補正光学系を駆動する場合
と、駆動範囲の中心(O)に向けて前記ブレ補正光学系
を駆動する場合とで、前記ブレ補正量又は前記ブレ速度
の割合(β)を可変して、前記駆動部を駆動制御(S4
11,S420)する中距離モードを含むことを特徴と
しているブレ補正装置である。
補正装置において、前記制御モードは、駆動範囲の限界
(18)に向けて前記ブレ補正光学系を駆動する場合
と、駆動範囲の中心(O)に向けて前記ブレ補正光学系
を駆動する場合とで、前記ブレ補正量又は前記ブレ速度
の割合(β)を可変して、前記駆動部を駆動制御(S4
11,S420)する中距離モードを含むことを特徴と
しているブレ補正装置である。
【0010】請求項5の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のブレ補正装置において、前記制御モードは、少
なくとも、前記ブレ補正量又は前記ブレ速度に応じて、
前記駆動部を駆動制御(S409,S418;S60
9,S616)する遠距離モードと、駆動範囲の限界
(18)に向けて前記ブレ補正光学系を駆動する場合
と、駆動範囲の中心(O)に向けて前記ブレ補正光学系
を駆動する場合とで、前記ブレ補正量又は前記ブレ速度
の割合(β)を可変して、前記駆動部を駆動制御(S4
11,S420)する中距離モードとを含むことを特徴
とするブレ補正装置である。
に記載のブレ補正装置において、前記制御モードは、少
なくとも、前記ブレ補正量又は前記ブレ速度に応じて、
前記駆動部を駆動制御(S409,S418;S60
9,S616)する遠距離モードと、駆動範囲の限界
(18)に向けて前記ブレ補正光学系を駆動する場合
と、駆動範囲の中心(O)に向けて前記ブレ補正光学系
を駆動する場合とで、前記ブレ補正量又は前記ブレ速度
の割合(β)を可変して、前記駆動部を駆動制御(S4
11,S420)する中距離モードとを含むことを特徴
とするブレ補正装置である。
【0011】請求項6の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のブレ補正装置において、前記制御モードは、少
なくとも、前記ブレ補正量又は前記ブレ速度の割合
(α,β)を大きくして駆動制御(S412,S42
1;S610,S617)する近距離モードと、駆動範
囲の限界(18)に向けて前記ブレ補正光学系を駆動す
る場合と、駆動範囲の中心(O)に向けて前記ブレ補正
光学系を駆動する場合とで、前記ブレ補正量又は前記ブ
レ速度の割合(β)を可変して、前記駆動部を駆動制御
(S411,S420)する中距離モードとを含むこと
を特徴とするブレ補正装置である。
に記載のブレ補正装置において、前記制御モードは、少
なくとも、前記ブレ補正量又は前記ブレ速度の割合
(α,β)を大きくして駆動制御(S412,S42
1;S610,S617)する近距離モードと、駆動範
囲の限界(18)に向けて前記ブレ補正光学系を駆動す
る場合と、駆動範囲の中心(O)に向けて前記ブレ補正
光学系を駆動する場合とで、前記ブレ補正量又は前記ブ
レ速度の割合(β)を可変して、前記駆動部を駆動制御
(S411,S420)する中距離モードとを含むこと
を特徴とするブレ補正装置である。
【0012】請求項7の発明は、請求項4から請求項6
までのいずれか1項に記載のブレ補正装置において、前
記中距離モードは、前記ブレ補正光学系を駆動範囲の中
心に向けて駆動するときには、前記ブレ補正量又は前記
ブレ速度の割合(β)を大きくして駆動制御する制御モ
ードであることを特徴とするブレ補正装置である。
までのいずれか1項に記載のブレ補正装置において、前
記中距離モードは、前記ブレ補正光学系を駆動範囲の中
心に向けて駆動するときには、前記ブレ補正量又は前記
ブレ速度の割合(β)を大きくして駆動制御する制御モ
ードであることを特徴とするブレ補正装置である。
【0013】請求項8の発明は、請求項7に記載のブレ
補正装置において、前記中距離モードは、前記ブレ補正
光学系が駆動範囲の限界に近づくほど、前記ブレ補正量
又は前記ブレ速度の割合(β)を大きくして駆動制御す
る制御モードであることを特徴とするブレ補正装置であ
る。
補正装置において、前記中距離モードは、前記ブレ補正
光学系が駆動範囲の限界に近づくほど、前記ブレ補正量
又は前記ブレ速度の割合(β)を大きくして駆動制御す
る制御モードであることを特徴とするブレ補正装置であ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図面など
を参照して、本発明の実施形態について、さらに詳しく
説明する。まず、本発明の第1実施形態に係るブレ補正
装置を一眼レフカメラに適用した例を挙げて説明し、こ
のブレ補正装置の概要を説明する。図1は、本発明の第
1実施形態に係るブレ補正装置を搭載した一眼レフカメ
ラのブロック図である。
を参照して、本発明の実施形態について、さらに詳しく
説明する。まず、本発明の第1実施形態に係るブレ補正
装置を一眼レフカメラに適用した例を挙げて説明し、こ
のブレ補正装置の概要を説明する。図1は、本発明の第
1実施形態に係るブレ補正装置を搭載した一眼レフカメ
ラのブロック図である。
【0015】交換レンズ20は、角速度センサ1,2
と、センサ回路3と、レンズ側CPU4と、ボイスコイ
ルモータ(以下、VCMという)5,6と、ブレ補正レ
ンズ7と、位置センサ8,9とを備えている。交換レン
ズ20は、カメラボディ30に着脱自在に取り付けられ
ており、交換可能である。
と、センサ回路3と、レンズ側CPU4と、ボイスコイ
ルモータ(以下、VCMという)5,6と、ブレ補正レ
ンズ7と、位置センサ8,9とを備えている。交換レン
ズ20は、カメラボディ30に着脱自在に取り付けられ
ており、交換可能である。
【0016】角速度センサ1,2は、カメラに生じる振
動を検出するセンサである。角速度センサ1は、x軸回
りの角速度を検出するピッチ角速度センサであり、角速
度センサ2は、y軸回りの角速度を検出するヨー角速度
センサである。角速度センサ1,2は、それぞれ検出し
た角速度に応じた角速度信号(ブレ検出信号)を、セン
サ回路3に出力する。
動を検出するセンサである。角速度センサ1は、x軸回
りの角速度を検出するピッチ角速度センサであり、角速
度センサ2は、y軸回りの角速度を検出するヨー角速度
センサである。角速度センサ1,2は、それぞれ検出し
た角速度に応じた角速度信号(ブレ検出信号)を、セン
サ回路3に出力する。
【0017】センサ回路3は、角速度センサ1,2が出
力する角速度信号について、所定の処理をする回路であ
る。センサ回路3は、角速度センサ1,2が出力する角
速度信号から所定の周波数成分を除去するフィルタと、
このフィルタの出力信号を増幅するアンプなどからな
る。
力する角速度信号について、所定の処理をする回路であ
る。センサ回路3は、角速度センサ1,2が出力する角
速度信号から所定の周波数成分を除去するフィルタと、
このフィルタの出力信号を増幅するアンプなどからな
る。
【0018】レンズ側CPU4は、ブレ補正制御をする
ための中央処理部である。レンズ側CPU4は、センサ
回路3の出力信号に基づいて、ブレ速度及びブレ補正量
を演算する。レンズ側CPU4は、位置センサ8,9が
出力する位置検出信号と、ブレ速度及びブレ補正量に応
じた目標駆動位置信号との差を演算して、ブレ補正レン
ズ7を駆動するための駆動信号を、VCM5,6にそれ
ぞれ出力する。また、レンズ側CPU4は、信号ライン
SL1,SL2を介して、ボディ側CPU14と通信が
可能である。
ための中央処理部である。レンズ側CPU4は、センサ
回路3の出力信号に基づいて、ブレ速度及びブレ補正量
を演算する。レンズ側CPU4は、位置センサ8,9が
出力する位置検出信号と、ブレ速度及びブレ補正量に応
じた目標駆動位置信号との差を演算して、ブレ補正レン
ズ7を駆動するための駆動信号を、VCM5,6にそれ
ぞれ出力する。また、レンズ側CPU4は、信号ライン
SL1,SL2を介して、ボディ側CPU14と通信が
可能である。
【0019】VCM5,6は、ブレ補正レンズ7を駆動
するためのモータである。VCM5は、ブレ補正レンズ
7をy軸方向に駆動するためのモータであり、VCM6
は、ブレ補正レンズ6をx軸方向に駆動するためのモー
タである。VCM5,6は、ヨークと、ヨークとの間に
磁界を形成する永久磁石と、ブレ補正レンズ7に取り付
けたコイルなどからなる。VCM5,6は、コイルに駆
動電流(駆動信号)が流れると、それぞれx軸方向及び
y軸方向に駆動力を発生する。
するためのモータである。VCM5は、ブレ補正レンズ
7をy軸方向に駆動するためのモータであり、VCM6
は、ブレ補正レンズ6をx軸方向に駆動するためのモー
タである。VCM5,6は、ヨークと、ヨークとの間に
磁界を形成する永久磁石と、ブレ補正レンズ7に取り付
けたコイルなどからなる。VCM5,6は、コイルに駆
動電流(駆動信号)が流れると、それぞれx軸方向及び
y軸方向に駆動力を発生する。
【0020】ブレ補正レンズ7は、撮影光学系の少なく
とも一部を構成し、撮影光路を変更してブレを補正する
レンズである。ブレ補正レンズ7は、例えば、光軸に対
して略直交する方向に駆動して、ブレを補正する。
とも一部を構成し、撮影光路を変更してブレを補正する
レンズである。ブレ補正レンズ7は、例えば、光軸に対
して略直交する方向に駆動して、ブレを補正する。
【0021】位置センサ8,9は、ブレ補正レンズ7の
位置を検出するセンサである。位置センサ8は、ブレ補
正レンズ7のy軸方向の位置を検出し、位置センサ9
は、ブレ補正レンズ7のx軸方向の位置を検出する。位
置センサ8,9は、例えば、発光素子(LED)と、受
光素子(PSD)と、LEDとPSDとの間に配置さ
れ、ブレ補正レンズ7に取り付けられたスリット部材な
どからなる。位置センサ8,9は、スリット部材の移動
によって変化するPSDに入射する光の位置を、位置検
出信号として出力する。
位置を検出するセンサである。位置センサ8は、ブレ補
正レンズ7のy軸方向の位置を検出し、位置センサ9
は、ブレ補正レンズ7のx軸方向の位置を検出する。位
置センサ8,9は、例えば、発光素子(LED)と、受
光素子(PSD)と、LEDとPSDとの間に配置さ
れ、ブレ補正レンズ7に取り付けられたスリット部材な
どからなる。位置センサ8,9は、スリット部材の移動
によって変化するPSDに入射する光の位置を、位置検
出信号として出力する。
【0022】カメラボディ30は、シャッタ秒時設定回
路10と、被写体の明るさを測る測光回路11と、被写
体までの距離を測る測距回路12と、焦点距離読み込み
回路13と、ボディ側CPU14と、シャッタ制御回路
15と、AF制御回路16と、フィルム駆動制御回路1
7と、半押しスイッチSW1と、全押しスイッチSW2
とを備えている。
路10と、被写体の明るさを測る測光回路11と、被写
体までの距離を測る測距回路12と、焦点距離読み込み
回路13と、ボディ側CPU14と、シャッタ制御回路
15と、AF制御回路16と、フィルム駆動制御回路1
7と、半押しスイッチSW1と、全押しスイッチSW2
とを備えている。
【0023】シャッタ秒時設定回路10は、手動操作に
よって、シャッタ秒時(シャッタスピード、露光時間)
を設定する回路である。シャッタ秒時設定回路10は、
シャッタ秒時を選択する図示しないシャッタダイヤルな
どを備えている。
よって、シャッタ秒時(シャッタスピード、露光時間)
を設定する回路である。シャッタ秒時設定回路10は、
シャッタ秒時を選択する図示しないシャッタダイヤルな
どを備えている。
【0024】焦点距離読み込み回路13は、撮影光学系
の焦点距離を検出するための回路である。焦点距離読み
込み回路13は、例えば、撮影光学系を光軸方向に移動
するために撮影者が操作する図示しない操作環の位置
や、撮影光学系の光軸方向における位置や、撮影光学系
の焦点距離を検出する。
の焦点距離を検出するための回路である。焦点距離読み
込み回路13は、例えば、撮影光学系を光軸方向に移動
するために撮影者が操作する図示しない操作環の位置
や、撮影光学系の光軸方向における位置や、撮影光学系
の焦点距離を検出する。
【0025】ボディ側CPU14は、カメラボディ側の
種々の制御をするための中央処理部である。ボディ側C
PU14は、半押しスイッチSW1のON動作に基づい
て、ブレ補正開始信号を発生したり、全押しスイッチS
W2のON動作に基づいて、ブレ補正開始信号及び/又
は露光開始信号を発生する。また、ボディ側CPU14
は、測距回路12が測った被写体までの距離と、焦点距
離読み込み回路13が読み込んだ焦点距離とに基づい
て、撮影距離を演算して所定の判定を行う。
種々の制御をするための中央処理部である。ボディ側C
PU14は、半押しスイッチSW1のON動作に基づい
て、ブレ補正開始信号を発生したり、全押しスイッチS
W2のON動作に基づいて、ブレ補正開始信号及び/又
は露光開始信号を発生する。また、ボディ側CPU14
は、測距回路12が測った被写体までの距離と、焦点距
離読み込み回路13が読み込んだ焦点距離とに基づい
て、撮影距離を演算して所定の判定を行う。
【0026】シャッタ制御回路15は、図示しないシャ
ッタの動作を制御するための回路である。シャッタ制御
回路15は、撮影者が設定したシャッタ秒時に基づい
て、シャッタの動作を制御する。
ッタの動作を制御するための回路である。シャッタ制御
回路15は、撮影者が設定したシャッタ秒時に基づい
て、シャッタの動作を制御する。
【0027】AF制御回路16は、測距回路12の測距
結果に基づいて、焦点調節をするための回路である。A
F制御回路16は、撮影光学系の少なくとも一部を構成
するフォーカシングレンズを光軸方向に駆動するための
AFモータなどを駆動制御する。
結果に基づいて、焦点調節をするための回路である。A
F制御回路16は、撮影光学系の少なくとも一部を構成
するフォーカシングレンズを光軸方向に駆動するための
AFモータなどを駆動制御する。
【0028】フィルム駆動制御回路17は、図示しない
フィルムの巻き上げ及び巻き戻しを制御するための回路
である。フィルム駆動制御回路17は、フィルムを巻き
上げ及び巻き戻すためのモータなどを備えている。
フィルムの巻き上げ及び巻き戻しを制御するための回路
である。フィルム駆動制御回路17は、フィルムを巻き
上げ及び巻き戻すためのモータなどを備えている。
【0029】半押しスイッチSW1は、一連の撮影準備
動作を開始するためのスイッチである。半押しスイッチ
SW1は、図示しないレリーズボタンの半押し動作に連
動してON動作する。
動作を開始するためのスイッチである。半押しスイッチ
SW1は、図示しないレリーズボタンの半押し動作に連
動してON動作する。
【0030】全押しスイッチSW2は、露光動作などの
撮影動作を開始するためのスイッチである。全押しスイ
ッチSW2は、レリーズボタンの全押し動作に連動して
ON動作する。
撮影動作を開始するためのスイッチである。全押しスイ
ッチSW2は、レリーズボタンの全押し動作に連動して
ON動作する。
【0031】信号ラインSL1は、撮影距離に関する撮
影距離情報及び焦点距離に関する焦点距離情報を、ボデ
ィ側CPU14からレンズ側CPU4に送信するための
ものである。
影距離情報及び焦点距離に関する焦点距離情報を、ボデ
ィ側CPU14からレンズ側CPU4に送信するための
ものである。
【0032】信号ラインSL2は、ブレ補正制御に関す
る信号を、ボディ側CPU14からレンズ側CPU4に
送信するためのものである。信号ラインSL2は、半押
しスイッチSW1のON動作時(半押し動作中)にブレ
補正を開始するためのブレ補正開始信号、全押しスイッ
チSW2のON動作時(露光中)にブレ補正を開始する
ためのブレ補正開始信号、ブレ補正停止信号、センタリ
ング動作開始信号及びブレ検出開始信号などを送信す
る。
る信号を、ボディ側CPU14からレンズ側CPU4に
送信するためのものである。信号ラインSL2は、半押
しスイッチSW1のON動作時(半押し動作中)にブレ
補正を開始するためのブレ補正開始信号、全押しスイッ
チSW2のON動作時(露光中)にブレ補正を開始する
ためのブレ補正開始信号、ブレ補正停止信号、センタリ
ング動作開始信号及びブレ検出開始信号などを送信す
る。
【0033】つぎに、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置の動作を、ボディ側CPUの動作を中心に説明
する。図2は、本発明の第1実施形態に係るブレ補正装
置の動作を説明するためのフローチャートである。図3
は、図2に続くフローチャートである。なお、ボディ側
CPU14は、図示しないメインスイッチがON動作す
ると本フローをスタートして、レンズ側CPU4に電源
を供給する。
補正装置の動作を、ボディ側CPUの動作を中心に説明
する。図2は、本発明の第1実施形態に係るブレ補正装
置の動作を説明するためのフローチャートである。図3
は、図2に続くフローチャートである。なお、ボディ側
CPU14は、図示しないメインスイッチがON動作す
ると本フローをスタートして、レンズ側CPU4に電源
を供給する。
【0034】ステップ(以下、Sとする)201におい
て、ボディ側CPU14は、半押しスイッチSW1がO
N動作したか否かを判断する。半押しスイッチSW1が
ON動作したときには、S202に進み、半押しスイッ
チSW1がON動作しなかったときには、半押しスイッ
チSW1がON動作するまで、ボディ側CPU14が判
断を繰り返す。
て、ボディ側CPU14は、半押しスイッチSW1がO
N動作したか否かを判断する。半押しスイッチSW1が
ON動作したときには、S202に進み、半押しスイッ
チSW1がON動作しなかったときには、半押しスイッ
チSW1がON動作するまで、ボディ側CPU14が判
断を繰り返す。
【0035】S202において、ボディ側CPU14
は、レンズ側CPU4にブレ検出開始を指示する。ボデ
ィ側CPU14は、信号ラインSL2を通じて、レンズ
側CPU4にブレ検出開始信号を送信する。レンズ側C
PU4は、このブレ検出開始信号の受信に基づいて、角
速度センサ1,2をON動作し、交換レンズ20及びカ
メラボディ30に生ずる振動の検出を角速度センサ1,
2が開始する。
は、レンズ側CPU4にブレ検出開始を指示する。ボデ
ィ側CPU14は、信号ラインSL2を通じて、レンズ
側CPU4にブレ検出開始信号を送信する。レンズ側C
PU4は、このブレ検出開始信号の受信に基づいて、角
速度センサ1,2をON動作し、交換レンズ20及びカ
メラボディ30に生ずる振動の検出を角速度センサ1,
2が開始する。
【0036】S203において、シャッタ秒時設定回路
10がシャッタ秒時を読み込む。図示しないシャッタダ
イヤルを撮影者が操作して、シャッタ秒時を設定したと
きには、シャッタ秒時設定回路10は、シャッタ秒時を
読み込む。
10がシャッタ秒時を読み込む。図示しないシャッタダ
イヤルを撮影者が操作して、シャッタ秒時を設定したと
きには、シャッタ秒時設定回路10は、シャッタ秒時を
読み込む。
【0037】S204において、焦点距離読み込み回路
13が焦点距離を読み込む。焦点距離読み込み回路13
は、撮影光学系の焦点距離を読み込む。
13が焦点距離を読み込む。焦点距離読み込み回路13
は、撮影光学系の焦点距離を読み込む。
【0038】S205において、測光回路11が被写体
の明るさを測り、自動露出モードのときには、シャッタ
秒時及び絞り値をボディ側CPU14が決定する。
の明るさを測り、自動露出モードのときには、シャッタ
秒時及び絞り値をボディ側CPU14が決定する。
【0039】S206において、測距回路12が被写体
までの距離を測る。
までの距離を測る。
【0040】S207において、ボディ側CPU14
は、AF制御回路16にAF制御を指示する。AF制御
回路16は、測距回路12の測距結果に応じて、図示し
ないフォーカシングレンズを駆動して焦点調節をする。
は、AF制御回路16にAF制御を指示する。AF制御
回路16は、測距回路12の測距結果に応じて、図示し
ないフォーカシングレンズを駆動して焦点調節をする。
【0041】S208において、ボディ側CPU14
は、撮影距離Rが第1の所定値R1 よりも大きいか否か
を判断する。撮影距離Rが第1の所定値R1 よりも大き
いときには、S209に進み、撮影距離Rが第1の所定
値R1 以下であるときには、S210に進む。
は、撮影距離Rが第1の所定値R1 よりも大きいか否か
を判断する。撮影距離Rが第1の所定値R1 よりも大き
いときには、S209に進み、撮影距離Rが第1の所定
値R1 以下であるときには、S210に進む。
【0042】S209において、ボディ側CPU14
は、レンズ側CPU4にブレ補正モードA開始を指示す
る。ボディ側CPU14は、信号ラインSL2を通じ
て、半押し動作中(撮影準備動作中)にブレ補正モード
Aによりブレ補正を開始するブレ補正開始信号を、レン
ズ側CPU4に送信する。また、ボディ側CPU14
は、信号ラインSL1を通じて、焦点距離情報及び撮影
距離情報をレンズ側CPU4に送信する。レンズ側CP
U4は、角速度センサ1,2が出力する角速度信号に基
づいて、ブレ速度及びブレ補正量を演算する。
は、レンズ側CPU4にブレ補正モードA開始を指示す
る。ボディ側CPU14は、信号ラインSL2を通じ
て、半押し動作中(撮影準備動作中)にブレ補正モード
Aによりブレ補正を開始するブレ補正開始信号を、レン
ズ側CPU4に送信する。また、ボディ側CPU14
は、信号ラインSL1を通じて、焦点距離情報及び撮影
距離情報をレンズ側CPU4に送信する。レンズ側CP
U4は、角速度センサ1,2が出力する角速度信号に基
づいて、ブレ速度及びブレ補正量を演算する。
【0043】S210において、ボディ側CPU14
は、撮影距離Rが所定値R2 よりも大きいか否かを判断
する。撮影距離Rが所定値R2 よりも大きいときには、
S211に進み、撮影距離Rが所定値R2 以下であると
きには、S212に進む。
は、撮影距離Rが所定値R2 よりも大きいか否かを判断
する。撮影距離Rが所定値R2 よりも大きいときには、
S211に進み、撮影距離Rが所定値R2 以下であると
きには、S212に進む。
【0044】S211において、ボディ側CPU14
は、レンズ側CPU4にブレ補正モードB開始を指示す
る。ボディ側CPU14は、ブレ補正モードBにより半
押し動作中にブレ補正を開始するブレ補正開始信号を、
レンズ側CPU4に送信する。また、ボディ側CPU1
4は、焦点距離情報及び撮影距離情報をレンズ側CPU
4に送信し、レンズ側CPU4は、ブレ速度及びブレ補
正量を演算する。
は、レンズ側CPU4にブレ補正モードB開始を指示す
る。ボディ側CPU14は、ブレ補正モードBにより半
押し動作中にブレ補正を開始するブレ補正開始信号を、
レンズ側CPU4に送信する。また、ボディ側CPU1
4は、焦点距離情報及び撮影距離情報をレンズ側CPU
4に送信し、レンズ側CPU4は、ブレ速度及びブレ補
正量を演算する。
【0045】S212において、ボディ側CPU14
は、レンズ側CPU4にブレ補正モードC開始を指示す
る。ボディ側CPU14は、ブレ補正モードCにより半
押し動作中にブレ補正を開始するブレ補正開始信号を、
レンズ側CPU4に送信する。また、ボディ側CPU1
4は、焦点距離情報及び撮影距離情報をレンズ側CPU
4に送信し、レンズ側CPU4は、ブレ速度及びブレ補
正量を演算する。
は、レンズ側CPU4にブレ補正モードC開始を指示す
る。ボディ側CPU14は、ブレ補正モードCにより半
押し動作中にブレ補正を開始するブレ補正開始信号を、
レンズ側CPU4に送信する。また、ボディ側CPU1
4は、焦点距離情報及び撮影距離情報をレンズ側CPU
4に送信し、レンズ側CPU4は、ブレ速度及びブレ補
正量を演算する。
【0046】S213において、ボディ側CPU14
は、半押しスイッチSW1がON動作しているか否かを
判断する。半押しスイッチSW1がON動作を維持して
いるときには、S215に進み、半押しスイッチSW1
がON動作していないときには、S214に進む。
は、半押しスイッチSW1がON動作しているか否かを
判断する。半押しスイッチSW1がON動作を維持して
いるときには、S215に進み、半押しスイッチSW1
がON動作していないときには、S214に進む。
【0047】S214において、ボディ側CPU14
は、レンズ側CPU4にブレ補正停止を指示する。ボデ
ィ側CPU14は、信号ラインSL2を通じて、ブレ補
正停止信号をレンズ側CPU4に送信する。レンズ側C
PU4は、このブレ補正停止信号の受信に基づいて、V
CM5,6の駆動を停止する。
は、レンズ側CPU4にブレ補正停止を指示する。ボデ
ィ側CPU14は、信号ラインSL2を通じて、ブレ補
正停止信号をレンズ側CPU4に送信する。レンズ側C
PU4は、このブレ補正停止信号の受信に基づいて、V
CM5,6の駆動を停止する。
【0048】S215において、ボディ側CPU14
は、全押しスイッチSW2がON動作しているか否かを
判断する。全押しスイッチSW2がON動作したときに
は、S216に進み、全押しスイッチSW2がON動作
しなかったときにはS203に戻り、ボディ側CPU1
4は、S203以降の処理を繰り返す。
は、全押しスイッチSW2がON動作しているか否かを
判断する。全押しスイッチSW2がON動作したときに
は、S216に進み、全押しスイッチSW2がON動作
しなかったときにはS203に戻り、ボディ側CPU1
4は、S203以降の処理を繰り返す。
【0049】S216において、ボディ側CPU14
は、レンズ側CPU4にブレ補正停止を指示する。ボデ
ィ側CPU14は、信号ラインSL2を通じて、全押し
動作中(露光中)にブレを補正するためのブレ補正開始
信号を、レンズ側CPU4に送信する。レンズ側CPU
4は、このブレ補正開始信号の受信に基づいて、VCM
5,6の駆動制御を一旦中止する。そして、レンズ側C
PU4は、VCM5,6を駆動制御し、VCM5,6
は、ブレ補正レンズ7の中心が図5に示す中心Oと一致
するまで、ブレ補正レンズ7を駆動する。
は、レンズ側CPU4にブレ補正停止を指示する。ボデ
ィ側CPU14は、信号ラインSL2を通じて、全押し
動作中(露光中)にブレを補正するためのブレ補正開始
信号を、レンズ側CPU4に送信する。レンズ側CPU
4は、このブレ補正開始信号の受信に基づいて、VCM
5,6の駆動制御を一旦中止する。そして、レンズ側C
PU4は、VCM5,6を駆動制御し、VCM5,6
は、ブレ補正レンズ7の中心が図5に示す中心Oと一致
するまで、ブレ補正レンズ7を駆動する。
【0050】S217において、ボディ側CPU14
は、撮影距離Rが所定値R1 よりも大きいか否かを判断
する。撮影距離Rが所定値R1 よりも大きいときには、
S218に進み、撮影距離Rが所定値R1 以下であると
きには、S219に進む。
は、撮影距離Rが所定値R1 よりも大きいか否かを判断
する。撮影距離Rが所定値R1 よりも大きいときには、
S218に進み、撮影距離Rが所定値R1 以下であると
きには、S219に進む。
【0051】S218において、ボディ側CPU14
は、レンズ側CPU4にブレ補正モードA開始を指示す
る。ボディ側CPU14は、全押し動作中(露光中)に
ブレ補正モードAによりブレ補正を開始するブレ補正開
始信号を、レンズ側CPU4に送信する。また、ボディ
側CPU14は、焦点距離情報及び撮影距離情報をレン
ズ側CPU4に送信し、レンズ側CPU4は、ブレ速度
及びブレ補正量を演算して、直ちにブレ補正制御を再開
する。
は、レンズ側CPU4にブレ補正モードA開始を指示す
る。ボディ側CPU14は、全押し動作中(露光中)に
ブレ補正モードAによりブレ補正を開始するブレ補正開
始信号を、レンズ側CPU4に送信する。また、ボディ
側CPU14は、焦点距離情報及び撮影距離情報をレン
ズ側CPU4に送信し、レンズ側CPU4は、ブレ速度
及びブレ補正量を演算して、直ちにブレ補正制御を再開
する。
【0052】S219において、ボディ側CPU14
は、撮影距離Rが所定値R2 よりも大きいか否かを判断
する。撮影距離Rが所定値R2 よりも大きいときには、
S220に進み、撮影距離Rが所定値R2 以下であると
きには、S221に進む。
は、撮影距離Rが所定値R2 よりも大きいか否かを判断
する。撮影距離Rが所定値R2 よりも大きいときには、
S220に進み、撮影距離Rが所定値R2 以下であると
きには、S221に進む。
【0053】S220において、ボディ側CPU14
は、レンズ側CPU4にブレ補正モードB開始を指示す
る。ボディ側CPU14は、ブレ補正モードBにより露
光中にブレ補正を開始するブレ補正開始信号を、レンズ
側CPU4に送信する。また、ボディ側CPU14は、
焦点距離情報及び撮影距離情報をレンズ側CPU4に送
信し、レンズ側CPU4は、ブレ速度及びブレ補正量の
演算後、直ちにブレ補正制御を再開する。
は、レンズ側CPU4にブレ補正モードB開始を指示す
る。ボディ側CPU14は、ブレ補正モードBにより露
光中にブレ補正を開始するブレ補正開始信号を、レンズ
側CPU4に送信する。また、ボディ側CPU14は、
焦点距離情報及び撮影距離情報をレンズ側CPU4に送
信し、レンズ側CPU4は、ブレ速度及びブレ補正量の
演算後、直ちにブレ補正制御を再開する。
【0054】S221において、ボディ側CPU14
は、レンズ側CPU4にブレ補正モードC開始を指示す
る。ボディ側CPU14は、ブレ補正モードCにより露
光中にブレ補正を開始するブレ補正開始信号を、レンズ
側CPU4に送信する。また、ボディ側CPU14は、
焦点距離情報及び撮影距離情報をレンズ側CPU4に送
信し、レンズ側CPU4は、ブレ速度及びブレ補正量の
演算後、直ちにブレ補正制御を再開する。
は、レンズ側CPU4にブレ補正モードC開始を指示す
る。ボディ側CPU14は、ブレ補正モードCにより露
光中にブレ補正を開始するブレ補正開始信号を、レンズ
側CPU4に送信する。また、ボディ側CPU14は、
焦点距離情報及び撮影距離情報をレンズ側CPU4に送
信し、レンズ側CPU4は、ブレ速度及びブレ補正量の
演算後、直ちにブレ補正制御を再開する。
【0055】S222において、ボディ側CPU14
は、シャッタ制御回路15に露光開始を指示する。ボデ
ィ側CPU14は、シャッタ制御回路15に露光開始信
号を送信する。ボディ側CPU14がブレ補正開始信号
を送信した後に、シャッタ制御回路15は、露光開始信
号に基づいて、図示しないシャッタを直ちに作動して、
露光を開始する。
は、シャッタ制御回路15に露光開始を指示する。ボデ
ィ側CPU14は、シャッタ制御回路15に露光開始信
号を送信する。ボディ側CPU14がブレ補正開始信号
を送信した後に、シャッタ制御回路15は、露光開始信
号に基づいて、図示しないシャッタを直ちに作動して、
露光を開始する。
【0056】S223において、ボディ側CPU14
は、シャッタ制御回路15に露光終了を指示する。シャ
ッタ制御回路15は、図示しないシャッタを直ちに作動
して、露光を終了する。
は、シャッタ制御回路15に露光終了を指示する。シャ
ッタ制御回路15は、図示しないシャッタを直ちに作動
して、露光を終了する。
【0057】S224において、ボディ側CPU14
は、レンズ側CPU4にブレ補正停止を指示する。ボデ
ィ側CPU14は、信号ラインSL2を通じて、ブレ補
正停止信号をレンズ側CPU4に送信する。レンズ側C
PU4は、このブレ補正停止信号の受信に基づいて、V
CM5,6の駆動制御を停止する。
は、レンズ側CPU4にブレ補正停止を指示する。ボデ
ィ側CPU14は、信号ラインSL2を通じて、ブレ補
正停止信号をレンズ側CPU4に送信する。レンズ側C
PU4は、このブレ補正停止信号の受信に基づいて、V
CM5,6の駆動制御を停止する。
【0058】S225において、ボディ側CPU14
は、フィルム駆動制御回路17にフィルム巻上げを指示
する。フィルム駆動制御回路17は、図示しないフィル
ムを巻き上げる。
は、フィルム駆動制御回路17にフィルム巻上げを指示
する。フィルム駆動制御回路17は、図示しないフィル
ムを巻き上げる。
【0059】つぎに、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置におけるブレ速度及びブレ補正量の演算方法を
説明する。図4は、本発明の第1実施形態に係るブレ補
正装置におけるブレ速度及びブレ補正量の演算方法を説
明するための図である。交換レンズ20及びカメラボデ
ィ30が、像面19上を中心として、光軸Iから光軸
I’まで角速度ωで傾くと、ブレ補正レンズ7は、図中
破線の位置に移動する。このときに、光軸Iが傾くこと
によって発生するブレ(以下、角度ブレという)と、ブ
レ補正レンズ7がシフトすることによって発生するブレ
(以下、平行ブレという)の2種類のブレが発生する。
以下では、ブレ速度及びブレ量の演算方法を、角度ブレ
と平行ブレとに分けて説明する。
補正装置におけるブレ速度及びブレ補正量の演算方法を
説明する。図4は、本発明の第1実施形態に係るブレ補
正装置におけるブレ速度及びブレ補正量の演算方法を説
明するための図である。交換レンズ20及びカメラボデ
ィ30が、像面19上を中心として、光軸Iから光軸
I’まで角速度ωで傾くと、ブレ補正レンズ7は、図中
破線の位置に移動する。このときに、光軸Iが傾くこと
によって発生するブレ(以下、角度ブレという)と、ブ
レ補正レンズ7がシフトすることによって発生するブレ
(以下、平行ブレという)の2種類のブレが発生する。
以下では、ブレ速度及びブレ量の演算方法を、角度ブレ
と平行ブレとに分けて説明する。
【0060】(角度ブレによるブレ速度及びブレ量)ブ
レ補正レンズ7の焦点距離f、撮影距離R、被写体から
ブレ補正レンズ7までの距離a、ブレ補正レンズ7から
像面までの距離bとすると、結像式より、以下の数1及
び数2が成立する。
レ補正レンズ7の焦点距離f、撮影距離R、被写体から
ブレ補正レンズ7までの距離a、ブレ補正レンズ7から
像面までの距離bとすると、結像式より、以下の数1及
び数2が成立する。
【0061】
【数1】
【0062】
【数2】
【0063】ブレ補正レンズ7から像面までの距離b
は、以下の数3に示すように、数1及び数2を解くこと
により求めることができる。
は、以下の数3に示すように、数1及び数2を解くこと
により求めることができる。
【0064】
【数3】
【0065】ここで、光軸Iが一点鎖線で示す位置から
角速度ωで光軸I’まで傾くと、ブレ速度vR には、以
下の数4が成立する。
角速度ωで光軸I’まで傾くと、ブレ速度vR には、以
下の数4が成立する。
【0066】
【数4】
【0067】また、このときのブレ補正量(ブレ量)d
R には、以下の数5が成立する。
R には、以下の数5が成立する。
【0068】
【数5】
【0069】(平行ブレによるブレ速度及びブレ量)ブ
レ補正レンズ7が速度vL で動くと、ブレ速度vS に
は、以下の数6が成立する。
レ補正レンズ7が速度vL で動くと、ブレ速度vS に
は、以下の数6が成立する。
【0070】
【数6】
【0071】このときのブレ補正量(ブレ量)dS に
は、以下の数7が成立する。
は、以下の数7が成立する。
【0072】
【数7】
【0073】以上より、ブレ速度vには、以下の数8が
成立する。
成立する。
【0074】
【数8】
【0075】また、ブレ補正量dには、以下の数9が成
立する。
立する。
【0076】
【数9】
【0077】なお、上記計算は、実際の傾き角度ωtが
小さいものとして、概略的に計算したものである。
小さいものとして、概略的に計算したものである。
【0078】図5は、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置のブレ補正範囲を示す図である。図6は、角度
ブレ量と平行ブレ量を撮影距離毎に示す図である。ここ
で、図5は、ブレ補正範囲18とその中心Oを示し、図
6は、焦点距離f=300mm、傾き角度ωt=0.5
度のときのブレ量を一例として示したものである。
補正装置のブレ補正範囲を示す図である。図6は、角度
ブレ量と平行ブレ量を撮影距離毎に示す図である。ここ
で、図5は、ブレ補正範囲18とその中心Oを示し、図
6は、焦点距離f=300mm、傾き角度ωt=0.5
度のときのブレ量を一例として示したものである。
【0079】レンズ側CPU4は、数8及び数9に基づ
いてブレ速度v及びブレ補正量dを演算し、VCM5
は、ブレ補正レンズ7をy軸方向に駆動し、VCM6
は、ブレ補正レンズ7をx軸方向に駆動する。ここで、
回転によるブレ量dR とシフトによるブレ量dS の大き
さを比較すると、例えば、撮影距離Rが3m(焦点距離
fの10倍)のときには、平行ブレ量dS は、角度ブレ
量dR の13%となる。図6に示すように、シフトによ
るブレ量dS は、遠距離では小さいが、撮影距離Rが近
くなり近距離ほど急激に大きくなる。このために、角速
度センサ1,2によるブレ検出では、平行ブレの影響を
考慮して、近距離ほどブレ補正量を大きくする必要があ
る。
いてブレ速度v及びブレ補正量dを演算し、VCM5
は、ブレ補正レンズ7をy軸方向に駆動し、VCM6
は、ブレ補正レンズ7をx軸方向に駆動する。ここで、
回転によるブレ量dR とシフトによるブレ量dS の大き
さを比較すると、例えば、撮影距離Rが3m(焦点距離
fの10倍)のときには、平行ブレ量dS は、角度ブレ
量dR の13%となる。図6に示すように、シフトによ
るブレ量dS は、遠距離では小さいが、撮影距離Rが近
くなり近距離ほど急激に大きくなる。このために、角速
度センサ1,2によるブレ検出では、平行ブレの影響を
考慮して、近距離ほどブレ補正量を大きくする必要があ
る。
【0080】つぎに、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置におけるブレ補正制御の変更例を説明する。図
7は、本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置におけ
るブレ補正制御の変更例を示すグラフである。ここで、
図7(A)〜図7(C)は、それぞれブレ補正モード
A,B,Cを示すグラフであり、縦軸は、制御係数の値
であり、横軸は、図5に示すブレ補正範囲18であり、
原点Oは、図5に示す中心Oである。以下では、ブレ補
正モードA、ブレ補正モードB、ブレ補正モードCとに
分けて、ブレ補正制御の変更例を説明する。
補正装置におけるブレ補正制御の変更例を説明する。図
7は、本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置におけ
るブレ補正制御の変更例を示すグラフである。ここで、
図7(A)〜図7(C)は、それぞれブレ補正モード
A,B,Cを示すグラフであり、縦軸は、制御係数の値
であり、横軸は、図5に示すブレ補正範囲18であり、
原点Oは、図5に示す中心Oである。以下では、ブレ補
正モードA、ブレ補正モードB、ブレ補正モードCとに
分けて、ブレ補正制御の変更例を説明する。
【0081】(ブレ補正モードA)図2及び図3に示す
S208,S217において、撮影距離Rが、例えば、
図6に示す撮影距離(所定値)R1 =48mよりも遠距
離のときには、遠景の被写体の撮影であって、被写体は
静止しているか、動く被写体であってもその動きは小さ
い。このために、レンズ側CPU4は、図7(A)に示
すように、ブレ補正モードAのときには、演算したブレ
速度v又はブレ補正量dに対して割合を変更せずに、制
御係数α1 ,β1 =1に設定する。その結果、レンズ側
CPU4は、以下の数10〜数13に示すように、演算
したブレ速度v又はブレ補正量dのままVCM5,6を
駆動制御する。
S208,S217において、撮影距離Rが、例えば、
図6に示す撮影距離(所定値)R1 =48mよりも遠距
離のときには、遠景の被写体の撮影であって、被写体は
静止しているか、動く被写体であってもその動きは小さ
い。このために、レンズ側CPU4は、図7(A)に示
すように、ブレ補正モードAのときには、演算したブレ
速度v又はブレ補正量dに対して割合を変更せずに、制
御係数α1 ,β1 =1に設定する。その結果、レンズ側
CPU4は、以下の数10〜数13に示すように、演算
したブレ速度v又はブレ補正量dのままVCM5,6を
駆動制御する。
【0082】
【数10】
【0083】
【数11】
【0084】
【数12】
【0085】
【数13】 ここで、制御係数α1 は、図5に示す中心Oからブレ補
正範囲18の周辺(補正限界)に向けて、ブレ補正レン
ズ7を駆動するときの係数である。制御係数β1 は、ブ
レ補正範囲18の周辺から中心Oに向けて、ブレ補正レ
ンズ7を駆動するときの係数である。
正範囲18の周辺(補正限界)に向けて、ブレ補正レン
ズ7を駆動するときの係数である。制御係数β1 は、ブ
レ補正範囲18の周辺から中心Oに向けて、ブレ補正レ
ンズ7を駆動するときの係数である。
【0086】(ブレ補正モードB)図2及び図3に示す
S210,S219において、撮影距離Rが、例えば、
図6に示す撮影距離(所定値)R2 =3mよりも遠距離
のときには、頻度の高い撮影距離であって、被写体は動
くものが多いと考えられる。このために、ブレ補正モー
ドAのように、演算したブレ速度v又はブレ補正量dの
まま、レンズ側CPU4がVCM5,6を駆動制御する
と、ブレ補正レンズ7がブレ補正範囲18の限界にすぐ
に達し、十分にブレを補正することができない。そこ
で、レンズ側CPU4は、図7(B)に示すように、ブ
レ補正モードBのときには、制御係数α2 =1に設定す
る。一方、レンズ側CPU4は、中心O付近では、制御
係数β2 =1に設定し、周辺に近づくにしたがって、制
御係数β1を直線的に増加して、1よりも大きくなるよ
うに設定する。その結果、レンズ側CPU4は、以下の
数14〜数17に示すように、演算したブレ速度v又は
ブレ補正量dに対して割合を変更して、VCM5,6を
駆動制御する。
S210,S219において、撮影距離Rが、例えば、
図6に示す撮影距離(所定値)R2 =3mよりも遠距離
のときには、頻度の高い撮影距離であって、被写体は動
くものが多いと考えられる。このために、ブレ補正モー
ドAのように、演算したブレ速度v又はブレ補正量dの
まま、レンズ側CPU4がVCM5,6を駆動制御する
と、ブレ補正レンズ7がブレ補正範囲18の限界にすぐ
に達し、十分にブレを補正することができない。そこ
で、レンズ側CPU4は、図7(B)に示すように、ブ
レ補正モードBのときには、制御係数α2 =1に設定す
る。一方、レンズ側CPU4は、中心O付近では、制御
係数β2 =1に設定し、周辺に近づくにしたがって、制
御係数β1を直線的に増加して、1よりも大きくなるよ
うに設定する。その結果、レンズ側CPU4は、以下の
数14〜数17に示すように、演算したブレ速度v又は
ブレ補正量dに対して割合を変更して、VCM5,6を
駆動制御する。
【0087】
【数14】
【0088】
【数15】
【0089】
【数16】
【0090】
【数17】 ここで、制御係数α2 は、中心Oからブレ補正範囲18
の周辺に向けて、ブレ補正レンズ7を駆動するときの係
数である。制御係数β2 は、ブレ補正範囲18の周辺か
ら中心Oに向けて、ブレ補正レンズ7を駆動するときの
係数である。レンズ側CPU4は、図7(B)に示すよ
うに、ブレ補正レンズ17が周辺に近づくと、このブレ
補正レンズ17を中心O側に引き戻すように、VCM
5,6を駆動制御する。このために、VCM5,6は、
レンズ側CPU4が演算したブレ速度v又はブレ補正量
dよりも大きく、ブレ補正レンズ7を駆動制御する。そ
の結果、ブレ補正レンズ7を中心O付近で可能な限り駆
動することができるとともに、ブレ補正範囲18の限界
にブレ補正レンズ7が達して、ブレを補正できなくなる
のを防止し、長時間ブレを補正することができる。
の周辺に向けて、ブレ補正レンズ7を駆動するときの係
数である。制御係数β2 は、ブレ補正範囲18の周辺か
ら中心Oに向けて、ブレ補正レンズ7を駆動するときの
係数である。レンズ側CPU4は、図7(B)に示すよ
うに、ブレ補正レンズ17が周辺に近づくと、このブレ
補正レンズ17を中心O側に引き戻すように、VCM
5,6を駆動制御する。このために、VCM5,6は、
レンズ側CPU4が演算したブレ速度v又はブレ補正量
dよりも大きく、ブレ補正レンズ7を駆動制御する。そ
の結果、ブレ補正レンズ7を中心O付近で可能な限り駆
動することができるとともに、ブレ補正範囲18の限界
にブレ補正レンズ7が達して、ブレを補正できなくなる
のを防止し、長時間ブレを補正することができる。
【0091】(ブレ補正モードC)図2及び図3に示す
S210,S219において、撮影距離Rが、例えば、
図6に示す撮影距離(所定値)R2 =3mより遠距離で
はないときには、近距離撮影であって、図6に示すよう
に、平行ブレを考慮する必要がある。このために、ブレ
補正モードAのように、演算したブレ速度v又はブレ補
正量dのまま、レンズ側CPU4がVCM5,6を駆動
制御すると、正確にブレを補正することができない。そ
こで、レンズ側CPU4は、図7(C)に示すように、
ブレ補正モードCのときには、制御係数α3 ,β3 =
1.2〜1.3に設定する。その結果、レンズ側CPU
4は、以下の数18〜数21に示すように、演算したブ
レ速度v又はブレ補正量dに対して割合を変更して、V
CM5,6を駆動制御する。
S210,S219において、撮影距離Rが、例えば、
図6に示す撮影距離(所定値)R2 =3mより遠距離で
はないときには、近距離撮影であって、図6に示すよう
に、平行ブレを考慮する必要がある。このために、ブレ
補正モードAのように、演算したブレ速度v又はブレ補
正量dのまま、レンズ側CPU4がVCM5,6を駆動
制御すると、正確にブレを補正することができない。そ
こで、レンズ側CPU4は、図7(C)に示すように、
ブレ補正モードCのときには、制御係数α3 ,β3 =
1.2〜1.3に設定する。その結果、レンズ側CPU
4は、以下の数18〜数21に示すように、演算したブ
レ速度v又はブレ補正量dに対して割合を変更して、V
CM5,6を駆動制御する。
【0092】
【数18】
【0093】
【数19】
【0094】
【数20】
【0095】
【数21】 ここで、制御係数α3 は、中心Oからブレ補正範囲18
の周辺に向けて、ブレ補正レンズ7を駆動するときの係
数である。制御係数β3 は、ブレ補正範囲18の周辺か
ら中心Oに向けて、ブレ補正レンズ7を駆動するときの
係数である。レンズ側CPU4は、図7(C)に示すよ
うに、演算したブレ速度v又はブレ補正量dよりも大き
く、ブレ補正レンズ17が駆動するようにVCM5,6
を駆動制御する。このために、平行ブレによるブレ速度
やブレ量を考慮して、正確にブレを補正することができ
る。
の周辺に向けて、ブレ補正レンズ7を駆動するときの係
数である。制御係数β3 は、ブレ補正範囲18の周辺か
ら中心Oに向けて、ブレ補正レンズ7を駆動するときの
係数である。レンズ側CPU4は、図7(C)に示すよ
うに、演算したブレ速度v又はブレ補正量dよりも大き
く、ブレ補正レンズ17が駆動するようにVCM5,6
を駆動制御する。このために、平行ブレによるブレ速度
やブレ量を考慮して、正確にブレを補正することができ
る。
【0096】(第2実施形態)図8は、本発明の第2実
施形態に係るブレ補正装置を搭載した一眼レフカメラの
ブロック図である。本発明の第2実施形態は、第1実施
形態と異なり、交換レンズ20側が操作スイッチSW3
を備えている他の実施形態である。
施形態に係るブレ補正装置を搭載した一眼レフカメラの
ブロック図である。本発明の第2実施形態は、第1実施
形態と異なり、交換レンズ20側が操作スイッチSW3
を備えている他の実施形態である。
【0097】操作スイッチSW3は、レンズ側CPU4
によるブレ補正制御の状態を、撮影者の選択によって切
り替えるためのスイッチである。操作スイッチSW3
は、レンズ側CPU4に接続されている。操作スイッチ
SW3は、撮影者の操作によって、ブレ補正モードDを
実行する第1の位置(OFF)と、ブレ補正モードEを
実行する第2の位置(ON1)と、ブレ補正モードFを
実行する第3の位置(ON2)との3ポジションに切り
替わる。
によるブレ補正制御の状態を、撮影者の選択によって切
り替えるためのスイッチである。操作スイッチSW3
は、レンズ側CPU4に接続されている。操作スイッチ
SW3は、撮影者の操作によって、ブレ補正モードDを
実行する第1の位置(OFF)と、ブレ補正モードEを
実行する第2の位置(ON1)と、ブレ補正モードFを
実行する第3の位置(ON2)との3ポジションに切り
替わる。
【0098】つぎに、本発明の第2実施形態に係るブレ
補正装置の動作を、ボディ側CPUの動作を中心に説明
する。図9は、本発明の第2実施形態に係るブレ補正装
置の動作を説明するためのフローチャートである。図1
0は、図9に続くフローチャートである。本発明の第2
実施形態は、S408〜S412及びS417〜S42
1が図2及び図3に示すフローチャートと異なり、その
他のステップについては、図2及び図3に示すステップ
と対応する番号を付して、その詳細な説明を省略する。
補正装置の動作を、ボディ側CPUの動作を中心に説明
する。図9は、本発明の第2実施形態に係るブレ補正装
置の動作を説明するためのフローチャートである。図1
0は、図9に続くフローチャートである。本発明の第2
実施形態は、S408〜S412及びS417〜S42
1が図2及び図3に示すフローチャートと異なり、その
他のステップについては、図2及び図3に示すステップ
と対応する番号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0099】S408において、ボディ側CPU14
は、操作スイッチSW3がON動作したか否かを判断す
る。レンズ側CPU3は、操作スイッチSW3がON動
作(ON1又はON2)したときには、通信ラインSL
1を通じて、操作スイッチON1信号又は操作スイッチ
ON2信号をボディ側CPU14に送信する。ボディ側
CPU14は、この操作スイッチON1信号又は操作ス
イッチON2信号に基づいて、操作スイッチSW3がO
N動作したか否かを判断する。操作スイッチSW3がO
N動作したときには、S410に進み、操作スイッチS
W3がON動作していないときには、S419に進む。
は、操作スイッチSW3がON動作したか否かを判断す
る。レンズ側CPU3は、操作スイッチSW3がON動
作(ON1又はON2)したときには、通信ラインSL
1を通じて、操作スイッチON1信号又は操作スイッチ
ON2信号をボディ側CPU14に送信する。ボディ側
CPU14は、この操作スイッチON1信号又は操作ス
イッチON2信号に基づいて、操作スイッチSW3がO
N動作したか否かを判断する。操作スイッチSW3がO
N動作したときには、S410に進み、操作スイッチS
W3がON動作していないときには、S419に進む。
【0100】S409において、ボディ側CPU14
は、レンズ側CPU4にブレ補正モードD開始を指示す
る。ボディ側CPU14は、信号ラインSL2を通じ
て、半押し動作中(撮影準備動作中)にブレ補正モード
Dによりブレ補正を開始するブレ補正開始信号を、レン
ズ側CPU4に送信する。また、ボディ側CPU14
は、信号ラインSL1を通じて、焦点距離情報及び撮影
距離情報をレンズ側CPU4に送信する。レンズ側CP
U4は、角速度センサ1,2が出力する角速度信号に基
づいて、ブレ速度及びブレ補正量を演算する。
は、レンズ側CPU4にブレ補正モードD開始を指示す
る。ボディ側CPU14は、信号ラインSL2を通じ
て、半押し動作中(撮影準備動作中)にブレ補正モード
Dによりブレ補正を開始するブレ補正開始信号を、レン
ズ側CPU4に送信する。また、ボディ側CPU14
は、信号ラインSL1を通じて、焦点距離情報及び撮影
距離情報をレンズ側CPU4に送信する。レンズ側CP
U4は、角速度センサ1,2が出力する角速度信号に基
づいて、ブレ速度及びブレ補正量を演算する。
【0101】S410において、ボディ側CPU14
は、操作スイッチSW3がON1動作したか否かを判断
する。ボディ側CPU14は、レンズ側CPU4が送信
する操作スイッチON1信号又は操作スイッチON2信
号に基づいて、操作スイッチSW3がON1動作したか
否かを判断する。操作スイッチSW3がON1動作した
ときには、S411に進み、操作スイッチSW3がON
1動作しなかったときには、S412に進む。
は、操作スイッチSW3がON1動作したか否かを判断
する。ボディ側CPU14は、レンズ側CPU4が送信
する操作スイッチON1信号又は操作スイッチON2信
号に基づいて、操作スイッチSW3がON1動作したか
否かを判断する。操作スイッチSW3がON1動作した
ときには、S411に進み、操作スイッチSW3がON
1動作しなかったときには、S412に進む。
【0102】S411において、ボディ側CPU14
は、レンズ側CPU4にブレ補正モードE開始を指示す
る。ボディ側CPU14は、ブレ補正モードEにより半
押し動作中にブレ補正を開始するブレ補正開始信号を、
レンズ側CPU4に送信する。また、ボディ側CPU1
4は、焦点距離情報及び撮影距離情報をレンズ側CPU
4に送信し、レンズ側CPU4は、ブレ速度及びブレ補
正量を演算する。
は、レンズ側CPU4にブレ補正モードE開始を指示す
る。ボディ側CPU14は、ブレ補正モードEにより半
押し動作中にブレ補正を開始するブレ補正開始信号を、
レンズ側CPU4に送信する。また、ボディ側CPU1
4は、焦点距離情報及び撮影距離情報をレンズ側CPU
4に送信し、レンズ側CPU4は、ブレ速度及びブレ補
正量を演算する。
【0103】S412において、ボディ側CPU14
は、レンズ側CPU4にブレ補正モードF開始を指示す
る。ボディ側CPU14は、ブレ補正モードFにより半
押し動作中にブレ補正を開始するブレ補正開始信号を、
レンズ側CPU4に送信する。また、ボディ側CPU1
4は、焦点距離情報及び撮影距離情報をレンズ側CPU
4に送信し、レンズ側CPU4は、ブレ速度及びブレ補
正量を演算する。
は、レンズ側CPU4にブレ補正モードF開始を指示す
る。ボディ側CPU14は、ブレ補正モードFにより半
押し動作中にブレ補正を開始するブレ補正開始信号を、
レンズ側CPU4に送信する。また、ボディ側CPU1
4は、焦点距離情報及び撮影距離情報をレンズ側CPU
4に送信し、レンズ側CPU4は、ブレ速度及びブレ補
正量を演算する。
【0104】S417において、ボディ側CPU14
は、操作スイッチSW3がON動作したか否かを判断す
る。操作スイッチSW3がON動作したときには、S4
19に進み、操作スイッチSW3がON動作していない
ときには、S418に進む。
は、操作スイッチSW3がON動作したか否かを判断す
る。操作スイッチSW3がON動作したときには、S4
19に進み、操作スイッチSW3がON動作していない
ときには、S418に進む。
【0105】S418において、ボディ側CPU14
は、レンズ側CPU4にブレ補正モードD開始を指示す
る。ボディ側CPU14は、全押し動作中(露光中)に
ブレ補正モードDによりブレ補正を開始するブレ補正開
始信号を、レンズ側CPU4に送信する。また、ボディ
側CPU14は、焦点距離情報及び撮影距離情報をレン
ズ側CPU4に送信し、レンズ側CPU4は、ブレ速度
及びブレ補正量を演算して、直ちにブレ補正制御を再開
する。
は、レンズ側CPU4にブレ補正モードD開始を指示す
る。ボディ側CPU14は、全押し動作中(露光中)に
ブレ補正モードDによりブレ補正を開始するブレ補正開
始信号を、レンズ側CPU4に送信する。また、ボディ
側CPU14は、焦点距離情報及び撮影距離情報をレン
ズ側CPU4に送信し、レンズ側CPU4は、ブレ速度
及びブレ補正量を演算して、直ちにブレ補正制御を再開
する。
【0106】S419において、ボディ側CPU14
は、操作スイッチSW3がON1動作したか否かを判断
する。操作スイッチSW3がON1動作したときには、
S420に進み、操作スイッチSW3がON1動作しな
かったとき(ON2動作したとき)には、S421に進
む。
は、操作スイッチSW3がON1動作したか否かを判断
する。操作スイッチSW3がON1動作したときには、
S420に進み、操作スイッチSW3がON1動作しな
かったとき(ON2動作したとき)には、S421に進
む。
【0107】S420において、ボディ側CPU14
は、レンズ側CPU4にブレ補正モードE開始を指示す
る。ボディ側CPU14は、ブレ補正モードEにより露
光中にブレ補正を開始するブレ補正開始信号を、レンズ
側CPU4に送信する。また、ボディ側CPU14は、
焦点距離情報及び撮影距離情報をレンズ側CPU4に送
信し、レンズ側CPU4は、ブレ速度及びブレ補正量の
演算後、直ちにブレ補正制御を再開する。
は、レンズ側CPU4にブレ補正モードE開始を指示す
る。ボディ側CPU14は、ブレ補正モードEにより露
光中にブレ補正を開始するブレ補正開始信号を、レンズ
側CPU4に送信する。また、ボディ側CPU14は、
焦点距離情報及び撮影距離情報をレンズ側CPU4に送
信し、レンズ側CPU4は、ブレ速度及びブレ補正量の
演算後、直ちにブレ補正制御を再開する。
【0108】S421において、ボディ側CPU14
は、レンズ側CPU4にブレ補正モードF開始を指示す
る。ボディ側CPU14は、ブレ補正モードFにより露
光中にブレ補正を開始するブレ補正開始信号を、レンズ
側CPU4に送信する。また、ボディ側CPU14は、
焦点距離情報及び撮影距離情報をレンズ側CPU4に送
信し、レンズ側CPU4は、ブレ速度及びブレ補正量の
演算後、直ちにブレ補正制御を再開する。
は、レンズ側CPU4にブレ補正モードF開始を指示す
る。ボディ側CPU14は、ブレ補正モードFにより露
光中にブレ補正を開始するブレ補正開始信号を、レンズ
側CPU4に送信する。また、ボディ側CPU14は、
焦点距離情報及び撮影距離情報をレンズ側CPU4に送
信し、レンズ側CPU4は、ブレ速度及びブレ補正量の
演算後、直ちにブレ補正制御を再開する。
【0109】つぎに、本発明の第2実施形態に係るブレ
補正装置におけるブレ補正制御の変更例を説明する。図
11は、本発明の第2実施形態に係るブレ補正装置にお
けるブレ補正制御の変更例を示すグラフである。ここ
で、図11(A)〜図11(C)は、それぞれブレ補正
モードD,E,Fを示すグラフであり、縦軸は、制御係
数の値であり、横軸は、図5に示すブレ補正範囲18で
あり、原点Oは、図5に示す中心Oである。以下では、
ブレ補正モードD、ブレ補正モードE、ブレ補正モード
Fとに分けて、ブレ補正制御の変更例を説明する。
補正装置におけるブレ補正制御の変更例を説明する。図
11は、本発明の第2実施形態に係るブレ補正装置にお
けるブレ補正制御の変更例を示すグラフである。ここ
で、図11(A)〜図11(C)は、それぞれブレ補正
モードD,E,Fを示すグラフであり、縦軸は、制御係
数の値であり、横軸は、図5に示すブレ補正範囲18で
あり、原点Oは、図5に示す中心Oである。以下では、
ブレ補正モードD、ブレ補正モードE、ブレ補正モード
Fとに分けて、ブレ補正制御の変更例を説明する。
【0110】(ブレ補正モードD)ブレ補正モードD
は、例えば、遠景の被写体の撮影であって、被写体は静
止しているか、動く被写体であってもその動きが小さい
ときに、撮影者が選択スイッチSW3をON動作しない
で選択する遠距離撮影モードである。この場合には、レ
ンズ側CPU4は、図11(A)に示すように、演算し
たブレ速度v又はブレ補正量dに対して割合を変更せず
に、制御係数α1 ,β1 =1に設定する。そして、レン
ズ側CPU4は、以下の数22〜数25に示すように、
演算したブレ速度v又はブレ補正量dのままVCM5,
6を駆動制御する。
は、例えば、遠景の被写体の撮影であって、被写体は静
止しているか、動く被写体であってもその動きが小さい
ときに、撮影者が選択スイッチSW3をON動作しない
で選択する遠距離撮影モードである。この場合には、レ
ンズ側CPU4は、図11(A)に示すように、演算し
たブレ速度v又はブレ補正量dに対して割合を変更せず
に、制御係数α1 ,β1 =1に設定する。そして、レン
ズ側CPU4は、以下の数22〜数25に示すように、
演算したブレ速度v又はブレ補正量dのままVCM5,
6を駆動制御する。
【0111】
【数22】
【0112】
【数23】
【0113】
【数24】
【0114】
【数25】 ここで、制御係数α4 は、図5に示す中心Oからブレ補
正範囲18の周辺(補正限界)に向けて、ブレ補正レン
ズ7を駆動するときの係数である。制御係数β4 は、ブ
レ補正範囲18の周辺から中心Oに向けて、ブレ補正レ
ンズ7を駆動するときの係数である。
正範囲18の周辺(補正限界)に向けて、ブレ補正レン
ズ7を駆動するときの係数である。制御係数β4 は、ブ
レ補正範囲18の周辺から中心Oに向けて、ブレ補正レ
ンズ7を駆動するときの係数である。
【0115】(ブレ補正モードE)ブレ補正モードE
は、例えば、頻度の高い撮影距離であって、動く被写体
が多いときに、撮影者が選択スイッチSW3をON1動
作して選択する中距離撮影モードである。この場合に
は、レンズ側CPU4は、図11(B)に示すように、
制御係数α5 =1に設定するとともに、中心Oから周辺
に近づくにしたがって、制御係数β5 を直線的に増加し
て、1よりも大きくなるように設定する。その結果、レ
ンズ側CPU4は、以下の数26〜数29に示すよう
に、演算したブレ速度v又はブレ補正量dに対して割合
を変更して、VCM5,6を駆動制御する。
は、例えば、頻度の高い撮影距離であって、動く被写体
が多いときに、撮影者が選択スイッチSW3をON1動
作して選択する中距離撮影モードである。この場合に
は、レンズ側CPU4は、図11(B)に示すように、
制御係数α5 =1に設定するとともに、中心Oから周辺
に近づくにしたがって、制御係数β5 を直線的に増加し
て、1よりも大きくなるように設定する。その結果、レ
ンズ側CPU4は、以下の数26〜数29に示すよう
に、演算したブレ速度v又はブレ補正量dに対して割合
を変更して、VCM5,6を駆動制御する。
【0116】
【数26】
【0117】
【数27】
【0118】
【数28】
【0119】
【数29】 ここで、制御係数α5 は、中心Oからブレ補正範囲18
の周辺に向けて、ブレ補正レンズ7を駆動するときの係
数である。制御係数β5 は、ブレ補正範囲18の周辺か
ら中心Oに向けて、ブレ補正レンズ7を駆動するときの
係数である。レンズ側CPU4は、図11(B)に示す
ように、ブレ補正レンズ17が周辺に近づくと、このブ
レ補正レンズ17を中心O側に引き戻すように、VCM
5,6を駆動制御する。このために、レンズ側CPU4
は、演算したブレ速度v又はブレ補正量dよりも大き
く、VCM5,6を駆動制御する。その結果、ブレ補正
レンズ7を中心O付近で可能な限り駆動することができ
るとともに、ブレ補正範囲18の限界にブレ補正レンズ
7が達して、ブレを補正できなくなるのを防止し、長時
間ブレを補正することができる。
の周辺に向けて、ブレ補正レンズ7を駆動するときの係
数である。制御係数β5 は、ブレ補正範囲18の周辺か
ら中心Oに向けて、ブレ補正レンズ7を駆動するときの
係数である。レンズ側CPU4は、図11(B)に示す
ように、ブレ補正レンズ17が周辺に近づくと、このブ
レ補正レンズ17を中心O側に引き戻すように、VCM
5,6を駆動制御する。このために、レンズ側CPU4
は、演算したブレ速度v又はブレ補正量dよりも大き
く、VCM5,6を駆動制御する。その結果、ブレ補正
レンズ7を中心O付近で可能な限り駆動することができ
るとともに、ブレ補正範囲18の限界にブレ補正レンズ
7が達して、ブレを補正できなくなるのを防止し、長時
間ブレを補正することができる。
【0120】(ブレ補正モードF)ブレ補正モードF
は、平行ブレが発生する近接撮影のときに、撮影者が選
択スイッチSW3をON2動作して選択する近距離撮影
モードである。この場合には、レンズ側CPU4は、図
11(C)に示すように、制御係数α6 ,β6 =1.2
〜1.3に設定する。その結果、レンズ側CPU4は、
以下の数30〜数33に示すように、演算したブレ速度
v又はブレ補正量dに対して割合を変更して、VCM
5,6を駆動制御する。
は、平行ブレが発生する近接撮影のときに、撮影者が選
択スイッチSW3をON2動作して選択する近距離撮影
モードである。この場合には、レンズ側CPU4は、図
11(C)に示すように、制御係数α6 ,β6 =1.2
〜1.3に設定する。その結果、レンズ側CPU4は、
以下の数30〜数33に示すように、演算したブレ速度
v又はブレ補正量dに対して割合を変更して、VCM
5,6を駆動制御する。
【0121】
【数30】
【0122】
【数31】
【0123】
【数32】
【0124】
【数33】 ここで、制御係数α6 は、中心Oからブレ補正範囲18
の周辺に向けて、ブレ補正レンズ7を駆動するときの係
数である。制御係数β6 は、ブレ補正範囲18の周辺か
ら中心Oに向けて、ブレ補正レンズ7を駆動するときの
係数である。レンズ側CPU4は、図11(C)に示す
ように、演算したブレ速度v又はブレ補正量dよりも大
きく、VCM5,6を駆動制御するために、平行ブレに
よるブレ速度やブレ量を考慮して、正確にブレを補正す
ることができる。
の周辺に向けて、ブレ補正レンズ7を駆動するときの係
数である。制御係数β6 は、ブレ補正範囲18の周辺か
ら中心Oに向けて、ブレ補正レンズ7を駆動するときの
係数である。レンズ側CPU4は、図11(C)に示す
ように、演算したブレ速度v又はブレ補正量dよりも大
きく、VCM5,6を駆動制御するために、平行ブレに
よるブレ速度やブレ量を考慮して、正確にブレを補正す
ることができる。
【0125】(第3実施形態)図12は、本発明の第3
実施形態に係るブレ補正装置を搭載した一眼レフカメラ
のブロック図である。本発明の第3実施形態は、第1実
施形態及び第2実施形態と異なり、交換レンズ20側が
マクロ撮影スイッチSW4を備えている他の実施形態で
ある。
実施形態に係るブレ補正装置を搭載した一眼レフカメラ
のブロック図である。本発明の第3実施形態は、第1実
施形態及び第2実施形態と異なり、交換レンズ20側が
マクロ撮影スイッチSW4を備えている他の実施形態で
ある。
【0126】マクロ撮影スイッチSW4は、撮影者の選
択によって、レンズ側CPU4によるブレ補正制御の状
態を、通常撮影時モードGとマクロ撮影時モードHとに
切り替えるためのスイッチである。マクロ撮影スイッチ
SW4は、レンズ側CPU4に接続されている。マクロ
撮影スイッチSW4は、撮影者の操作によって、通常撮
影時におけるブレ補正制御(通常撮影時モードG)を実
行する第1の位置(OFF)と、マクロ撮影時における
ブレ補正制御(マクロ撮影時モードH)を実行する第2
の位置(ON)とに切り替わる。
択によって、レンズ側CPU4によるブレ補正制御の状
態を、通常撮影時モードGとマクロ撮影時モードHとに
切り替えるためのスイッチである。マクロ撮影スイッチ
SW4は、レンズ側CPU4に接続されている。マクロ
撮影スイッチSW4は、撮影者の操作によって、通常撮
影時におけるブレ補正制御(通常撮影時モードG)を実
行する第1の位置(OFF)と、マクロ撮影時における
ブレ補正制御(マクロ撮影時モードH)を実行する第2
の位置(ON)とに切り替わる。
【0127】つぎに、本発明の第3実施形態に係るブレ
補正装置の動作を、ボディ側CPUの動作を中心に説明
する。図13は、本発明の第3実施形態に係るブレ補正
装置の動作を説明するためのフローチャートである。図
14は、図13に続くフローチャートである。本発明の
第3実施形態は、S608〜S610及びS615〜S
617が図2及び図3に示すフローチャートと異なり、
その他のステップについては、詳細な説明を省略する。
補正装置の動作を、ボディ側CPUの動作を中心に説明
する。図13は、本発明の第3実施形態に係るブレ補正
装置の動作を説明するためのフローチャートである。図
14は、図13に続くフローチャートである。本発明の
第3実施形態は、S608〜S610及びS615〜S
617が図2及び図3に示すフローチャートと異なり、
その他のステップについては、詳細な説明を省略する。
【0128】S608において、ボディ側CPU14
は、マクロ撮影スイッチSW4がON動作したか否かを
判断する。レンズ側CPU3は、マクロ撮影スイッチS
W4がON動作したときには、通信ラインSL1を通じ
て、マクロスイッチON信号をボディ側CPU14に送
信する。ボディ側CPU14は、このマクロスイッチO
N信号に基づいて、マクロスイッチSW4がON動作し
たか否かを判断する。マクロスイッチSW4がON動作
したときには、S610に進み、マクロ撮影スイッチS
W4がON動作していないときには、S609に進む。
は、マクロ撮影スイッチSW4がON動作したか否かを
判断する。レンズ側CPU3は、マクロ撮影スイッチS
W4がON動作したときには、通信ラインSL1を通じ
て、マクロスイッチON信号をボディ側CPU14に送
信する。ボディ側CPU14は、このマクロスイッチO
N信号に基づいて、マクロスイッチSW4がON動作し
たか否かを判断する。マクロスイッチSW4がON動作
したときには、S610に進み、マクロ撮影スイッチS
W4がON動作していないときには、S609に進む。
【0129】S609において、ボディ側CPU14
は、レンズ側CPU4に通常撮影時モードG開始を指示
する。ボディ側CPU14は、信号ラインSL2を通じ
て、半押し動作中(撮影準備動作中)に通常撮影時モー
ドGによりブレ補正を開始するブレ補正開始信号を、レ
ンズ側CPU4に送信する。また、ボディ側CPU14
は、信号ラインSL1を通じて、焦点距離情報及び撮影
距離情報をレンズ側CPU4に送信する。レンズ側CP
U4は、角速度センサ1,2が出力する角速度信号に基
づいて、ブレ速度及びブレ補正量を演算する。
は、レンズ側CPU4に通常撮影時モードG開始を指示
する。ボディ側CPU14は、信号ラインSL2を通じ
て、半押し動作中(撮影準備動作中)に通常撮影時モー
ドGによりブレ補正を開始するブレ補正開始信号を、レ
ンズ側CPU4に送信する。また、ボディ側CPU14
は、信号ラインSL1を通じて、焦点距離情報及び撮影
距離情報をレンズ側CPU4に送信する。レンズ側CP
U4は、角速度センサ1,2が出力する角速度信号に基
づいて、ブレ速度及びブレ補正量を演算する。
【0130】通常撮影時モードGは、図11(A)に示
すブレ補正モードDと同じであり、レンズ側CPU4
は、演算したブレ速度v又はブレ補正量dに対して割合
を変更せずに、VCM5,6を駆動制御する。
すブレ補正モードDと同じであり、レンズ側CPU4
は、演算したブレ速度v又はブレ補正量dに対して割合
を変更せずに、VCM5,6を駆動制御する。
【0131】S610において、ボディ側CPU14
は、レンズ側CPU4にマクロ撮影時モードH開始を指
示する。ボディ側CPU14は、マクロ撮影時モードH
により半押し動作中にブレ補正を開始するブレ補正開始
信号を、レンズ側CPU4に送信する。また、ボディ側
CPU14は、焦点距離情報及び撮影距離情報をレンズ
側CPU4に送信し、レンズ側CPU4は、ブレ速度及
びブレ補正量を演算する。
は、レンズ側CPU4にマクロ撮影時モードH開始を指
示する。ボディ側CPU14は、マクロ撮影時モードH
により半押し動作中にブレ補正を開始するブレ補正開始
信号を、レンズ側CPU4に送信する。また、ボディ側
CPU14は、焦点距離情報及び撮影距離情報をレンズ
側CPU4に送信し、レンズ側CPU4は、ブレ速度及
びブレ補正量を演算する。
【0132】マクロ撮影モードHは、図11(C)に示
すブレ補正モードFと同じであり、レンズ側CPU4
は、演算したブレ速度v又はブレ補正量dに対して割合
を変更して、VCM5,6を駆動制御する。
すブレ補正モードFと同じであり、レンズ側CPU4
は、演算したブレ速度v又はブレ補正量dに対して割合
を変更して、VCM5,6を駆動制御する。
【0133】S615において、ボディ側CPU14
は、マクロ撮影スイッチSW4がON動作したか否かを
判断する。マクロ撮影スイッチSW4がON動作したと
きには、S617に進み、マクロ撮影スイッチSW4が
ON動作していないときには、S616に進む。
は、マクロ撮影スイッチSW4がON動作したか否かを
判断する。マクロ撮影スイッチSW4がON動作したと
きには、S617に進み、マクロ撮影スイッチSW4が
ON動作していないときには、S616に進む。
【0134】S616において、ボディ側CPU14
は、レンズ側CPU4に通常撮影時モードG開始を指示
する。ボディ側CPU14は、全押し動作中(露光中)
に通常撮影時モードGによりブレ補正を開始するブレ補
正開始信号を、レンズ側CPU4に送信する。また、ボ
ディ側CPU14は、焦点距離情報及び撮影距離情報を
レンズ側CPU4に送信し、レンズ側CPU4は、ブレ
速度及びブレ補正量を演算して、直ちにブレ補正制御を
再開する。
は、レンズ側CPU4に通常撮影時モードG開始を指示
する。ボディ側CPU14は、全押し動作中(露光中)
に通常撮影時モードGによりブレ補正を開始するブレ補
正開始信号を、レンズ側CPU4に送信する。また、ボ
ディ側CPU14は、焦点距離情報及び撮影距離情報を
レンズ側CPU4に送信し、レンズ側CPU4は、ブレ
速度及びブレ補正量を演算して、直ちにブレ補正制御を
再開する。
【0135】S617において、ボディ側CPU14
は、レンズ側CPU4にマクロ撮影時モードH開始を指
示する。ボディ側CPU14は、マクロ撮影時モードH
により露光中にブレ補正を開始するブレ補正開始信号
を、レンズ側CPU4に送信する。また、ボディ側CP
U14は、焦点距離情報及び撮影距離情報をレンズ側C
PU4に送信し、レンズ側CPU4は、ブレ速度及びブ
レ補正量の演算後、直ちにブレ補正制御を再開する。
は、レンズ側CPU4にマクロ撮影時モードH開始を指
示する。ボディ側CPU14は、マクロ撮影時モードH
により露光中にブレ補正を開始するブレ補正開始信号
を、レンズ側CPU4に送信する。また、ボディ側CP
U14は、焦点距離情報及び撮影距離情報をレンズ側C
PU4に送信し、レンズ側CPU4は、ブレ速度及びブ
レ補正量の演算後、直ちにブレ補正制御を再開する。
【0136】(他の実施形態)本発明は、以上説明した
実施形態に限定するものではなく、以下に記載するよう
に、種々の変形又は変更が可能であって、これらも本発
明の均等の範囲内である。 (1) 本発明の実施形態は、焦点距離f=300m
m、撮影距離(所定値)R1 =48m、撮影距離(所定
値)R2 =3mの場合を例に挙げて説明したが、これに
限定するものではない。例えば、焦点距離f=50mm
のときには、撮影距離(所定値)R1 =8m,R2 =5
0cmとしても、本発明を適用することができる。
実施形態に限定するものではなく、以下に記載するよう
に、種々の変形又は変更が可能であって、これらも本発
明の均等の範囲内である。 (1) 本発明の実施形態は、焦点距離f=300m
m、撮影距離(所定値)R1 =48m、撮影距離(所定
値)R2 =3mの場合を例に挙げて説明したが、これに
限定するものではない。例えば、焦点距離f=50mm
のときには、撮影距離(所定値)R1 =8m,R2 =5
0cmとしても、本発明を適用することができる。
【0137】(2) 本発明の実施形態は、撮影距離R
が撮影距離(所定値)R1 ,R2 よりも大きいか否か、
操作スイッチSW3のON動作、マクロ撮影スイッチS
W4のON動作を、ボディ側CPU14が判断している
が、レンズ側CPU4がこれらを判断してもよい。
が撮影距離(所定値)R1 ,R2 よりも大きいか否か、
操作スイッチSW3のON動作、マクロ撮影スイッチS
W4のON動作を、ボディ側CPU14が判断している
が、レンズ側CPU4がこれらを判断してもよい。
【0138】(3) 本発明の実施形態は、近距離撮影
のときには、制御係数α3 ,β3 =1.2〜1.3に設
定しているが、この値に限定するものではなく、数8及
び数9を用いて、制御係数α3 ,β3 を正確に演算して
もよい。
のときには、制御係数α3 ,β3 =1.2〜1.3に設
定しているが、この値に限定するものではなく、数8及
び数9を用いて、制御係数α3 ,β3 を正確に演算して
もよい。
【0139】(4) 本発明の実施形態は、半押し動作
中と全押し動作中(露光中)において、撮影距離(所定
値)R1 ,R2 及び制御係数α,βが同じ場合を例に挙
げて説明したが、半押し動作中と露光中とでそれぞれ異
なる値を設定してもよい。
中と全押し動作中(露光中)において、撮影距離(所定
値)R1 ,R2 及び制御係数α,βが同じ場合を例に挙
げて説明したが、半押し動作中と露光中とでそれぞれ異
なる値を設定してもよい。
【0140】(5) 本発明の実施形態は、マクロ撮影
スイッチSW4によって、図11(A)及び図11
(C)に示す変更例に切り替えているが、図11(A)
及び図11(B)に示す変更例又は図11(B)及び図
11(C)に示す変更例に切り替えてもよい。また、ブ
レ補正モードは、制御係数α,βを何段階か用意して、
複数のモードを切替可能にすることもできる。
スイッチSW4によって、図11(A)及び図11
(C)に示す変更例に切り替えているが、図11(A)
及び図11(B)に示す変更例又は図11(B)及び図
11(C)に示す変更例に切り替えてもよい。また、ブ
レ補正モードは、制御係数α,βを何段階か用意して、
複数のモードを切替可能にすることもできる。
【0141】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、制御モード選択部により選択した制御モードに基
づいて、駆動部の駆動制御を変更するので、被写体に適
したブレ補正を選択することができる。
れば、制御モード選択部により選択した制御モードに基
づいて、駆動部の駆動制御を変更するので、被写体に適
したブレ補正を選択することができる。
【図1】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置を搭
載した一眼レフカメラのブロック図である。
載した一眼レフカメラのブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の動
作を説明するためのフローチャートである。
作を説明するためのフローチャートである。
【図3】図2に続くフローチャートである。
【図4】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置にお
けるブレ速度及びブレ補正量の演算方法を説明するため
の図である。
けるブレ速度及びブレ補正量の演算方法を説明するため
の図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置のブ
レ補正範囲を示す図である。
レ補正範囲を示す図である。
【図6】角度ブレ量と平行ブレ量を撮影距離毎に示す図
である。
である。
【図7】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置にお
けるブレ補正制御の変更例を示すグラフである。
けるブレ補正制御の変更例を示すグラフである。
【図8】本発明の第2実施形態に係るブレ補正装置を搭
載した一眼レフカメラのブロック図である。
載した一眼レフカメラのブロック図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係るブレ補正装置の動
作を説明するためのフローチャートである。
作を説明するためのフローチャートである。
【図10】図9に続くフローチャートである。
【図11】本発明の第2実施形態に係るブレ補正装置に
おけるブレ補正制御の変更例を示すグラフである。
おけるブレ補正制御の変更例を示すグラフである。
【図12】本発明の第3実施形態に係るブレ補正装置を
搭載した一眼レフカメラのブロック図である。
搭載した一眼レフカメラのブロック図である。
【図13】本発明の第3実施形態に係るブレ補正装置の
動作を説明するためのフローチャートである。
動作を説明するためのフローチャートである。
【図14】図13に続くフローチャートである。
1,2 角速度センサ 4 レンズ側CPU 5,6 VCM(ボイスコイルモータ) 7 ブレ補正レンズ 14 ボディ側CPU 18 ブレ補正範囲 O 中心 R1 ,R2 所定値(撮影距離) SW3 操作スイッチ SW4 マクロ撮影スイッチ d ブレ補正量(ブレ量) v ブレ速度 α 制御係数(中心から周辺への駆動時) β 制御係数(周辺から中心への駆動時)
Claims (8)
- 【請求項1】 ブレを検出し、ブレ検出信号を出力する
ブレ検出部と、 ブレを補正するブレ補正光学系と、 前記ブレ補正光学系を駆動する駆動部と、 前記ブレ検出信号に基づいて、前記駆動部を駆動制御す
る制御部と、 前記制御部の制御モードを選択する制御モード選択部と
を含み、 前記制御部は、前記制御モード選択部により選択された
制御モードに基づいて、前記駆動部の駆動制御を変更す
ること、 を特徴とするブレ補正装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のブレ補正装置におい
て、 前記ブレ検出信号に基づいて、ブレ補正量及び/又はブ
レ速度を演算する演算部を備えること、 を特徴とするブレ補正装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のブレ補正
装置において、 前記制御モードは、少なくとも、 前記ブレ補正量又は前記ブレ速度に応じて、前記駆動部
を駆動制御する遠距離モードと、 前記ブレ補正量又は前記ブレ速度の割合を大きくして駆
動制御する近距離モードと、 を含むことを特徴とするブレ補正装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載のブレ補正装置におい
て、 前記制御モードは、駆動範囲の限界に向けて前記ブレ補
正光学系を駆動する場合と、駆動範囲の中心に向けて前
記ブレ補正光学系を駆動する場合とで、前記ブレ補正量
又は前記ブレ速度の割合を可変して、前記駆動部を駆動
制御する中距離モードを含むこと、 を特徴とするブレ補正装置。 - 【請求項5】 請求項1又は請求項2に記載のブレ補正
装置において、 前記制御モードは、少なくとも、 前記ブレ補正量又は前記ブレ速度に応じて、前記駆動部
を駆動制御する遠距離モードと、 駆動範囲の限界に向けて前記ブレ補正光学系を駆動する
場合と、駆動範囲の中心に向けて前記ブレ補正光学系を
駆動する場合とで、前記ブレ補正量又は前記ブレ速度の
割合を可変して、前記駆動部を駆動制御する中距離モー
ドと、 を含むことを特徴とするブレ補正装置。 - 【請求項6】 請求項1又は請求項2に記載のブレ補正
装置において、 前記制御モードは、少なくとも、 前記ブレ補正量又は前記ブレ速度の割合を大きくして駆
動制御する近距離モードと、 駆動範囲の限界に向けて前記ブレ補正光学系を駆動する
場合と、駆動範囲の中心に向けて前記ブレ補正光学系を
駆動する場合とで、前記ブレ補正量又は前記ブレ速度の
割合を可変して、前記駆動部を駆動制御する中距離モー
ドと、 を含むことを特徴とするブレ補正装置。 - 【請求項7】 請求項4から請求項6までのいずれか1
項に記載のブレ補正装置において、 前記中距離モードは、前記ブレ補正光学系を駆動範囲の
中心に向けて駆動するときには、前記ブレ補正量又は前
記ブレ速度の割合を大きくして駆動制御する制御モード
であること、 を特徴とするブレ補正装置。 - 【請求項8】 請求項7に記載のブレ補正装置におい
て、 前記中距離モードは、前記ブレ補正光学系が駆動範囲の
限界に近づくほど、前記ブレ補正量又は前記ブレ速度の
割合を大きくして駆動制御する制御モードであること、 を特徴とするブレ補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10049211A JPH11249190A (ja) | 1998-03-02 | 1998-03-02 | ブレ補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10049211A JPH11249190A (ja) | 1998-03-02 | 1998-03-02 | ブレ補正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11249190A true JPH11249190A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=12824656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10049211A Pending JPH11249190A (ja) | 1998-03-02 | 1998-03-02 | ブレ補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11249190A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001188271A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-10 | Canon Inc | 像振れ補正システム、カメラシステム、カメラ及び交換レンズ |
-
1998
- 1998-03-02 JP JP10049211A patent/JPH11249190A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001188271A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-10 | Canon Inc | 像振れ補正システム、カメラシステム、カメラ及び交換レンズ |
JP4677074B2 (ja) * | 1999-12-28 | 2011-04-27 | キヤノン株式会社 | カメラシステムおよびカメラ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7856177B2 (en) | Lens apparatus and camera | |
JP2003172961A (ja) | ブレ補正装置及び撮影装置 | |
JP2008020703A (ja) | 像ブレ補正装置 | |
JP2002258147A (ja) | 撮像装置、焦点調整方法および記憶媒体 | |
JP2020184029A (ja) | 防振制御装置及び方法、及び、撮像装置 | |
US6272289B1 (en) | Camera | |
JP2003302571A (ja) | 自動焦点調節方法、自動焦点調節装置及び撮像装置 | |
JP2004219581A (ja) | 自動焦点調節装置 | |
JP3389617B2 (ja) | カメラ用ブレ補正装置 | |
JP2822409B2 (ja) | カメラの定倍率撮影装置 | |
JP2006221195A (ja) | ブレ補正機能付きカメラシステム | |
JP4092760B2 (ja) | ブレ補正装置 | |
JPH0980570A (ja) | ブレ補正カメラ | |
JP2002250952A (ja) | 振れ補正装置 | |
JP2008191391A (ja) | 焦点調節装置、カメラ | |
JPH11249190A (ja) | ブレ補正装置 | |
JP2012042589A (ja) | 像振れ補正機構、レンズ鏡筒、および撮像装置 | |
JP2008139640A (ja) | 撮像装置 | |
JP2006133265A (ja) | カメラシステム | |
JP4151102B2 (ja) | ブレ補正装置及び交換レンズ | |
JP4701006B2 (ja) | 手ぶれ検出装置および撮影装置 | |
JPH11249189A (ja) | ブレ補正装置及び交換レンズ | |
JP4817544B2 (ja) | 防振制御装置、カメラ及び補正手段位置制御装置 | |
JPH0682889A (ja) | カメラ | |
JPH08101420A (ja) | 振れ補正装置とそれを備えたカメラシステム、カメラボディ及びレンズ鏡筒 |