JPH11249175A - アクティブマトリクス基板およびその製造方法ならびに液晶表示パネル - Google Patents
アクティブマトリクス基板およびその製造方法ならびに液晶表示パネルInfo
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- JPH11249175A JPH11249175A JP7340998A JP7340998A JPH11249175A JP H11249175 A JPH11249175 A JP H11249175A JP 7340998 A JP7340998 A JP 7340998A JP 7340998 A JP7340998 A JP 7340998A JP H11249175 A JPH11249175 A JP H11249175A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画素領域に凹凸が形成され、入射光を適度に
散乱させることができ、優れた白色度ならびに反射特性
を有するアクティブマトリクス基板、およびこれを用い
た、コントラストが高く、明るく色純度の良好な高画質
の液晶表示パネルを提供する。 【解決手段】 アクティブマトリクス基板100は、基
板30、この基板30上に所定のパターンで配設された
信号電極16、この信号電極16に接続された2端子型
非線形素子40、およびこの2端子型非線形素子40に
接続された画素領域20を有する。2端子型非線形素子
40は、基板30上に積層された、第1の導電膜42、
絶縁膜44および第2の導電膜46a,46bを有す
る。画素領域20は、2端子型非線形素子40の第1の
導電膜42と同じ成膜工程で形成され、さらに表面に凹
凸を有する第1の層22、絶縁膜24および画素電極お
よび反射膜として機能する第2の層26を有する。
散乱させることができ、優れた白色度ならびに反射特性
を有するアクティブマトリクス基板、およびこれを用い
た、コントラストが高く、明るく色純度の良好な高画質
の液晶表示パネルを提供する。 【解決手段】 アクティブマトリクス基板100は、基
板30、この基板30上に所定のパターンで配設された
信号電極16、この信号電極16に接続された2端子型
非線形素子40、およびこの2端子型非線形素子40に
接続された画素領域20を有する。2端子型非線形素子
40は、基板30上に積層された、第1の導電膜42、
絶縁膜44および第2の導電膜46a,46bを有す
る。画素領域20は、2端子型非線形素子40の第1の
導電膜42と同じ成膜工程で形成され、さらに表面に凹
凸を有する第1の層22、絶縁膜24および画素電極お
よび反射膜として機能する第2の層26を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング素子
として2端子型非線形素子を含むアクティブマトリクス
基板およびその製造方法ならびに液晶表示パネルに関す
る。
として2端子型非線形素子を含むアクティブマトリクス
基板およびその製造方法ならびに液晶表示パネルに関す
る。
【0002】
【背景技術】携帯用に好適な小型の液晶表示装置におい
ては、低電圧駆動,低電力,薄型などの特性が求められ
ている。これらの特性を達成する有効な方法の一つとし
て、バックライトを用いない、いわゆる反射型の液晶表
示装置が開発されている。
ては、低電圧駆動,低電力,薄型などの特性が求められ
ている。これらの特性を達成する有効な方法の一つとし
て、バックライトを用いない、いわゆる反射型の液晶表
示装置が開発されている。
【0003】このタイプの液晶表示装置においては、反
射膜に凹凸を設けて散乱光を発生させることにより反射
面の白色度を向上させることが行われている。例えば、
基板上に、表面に凹凸を有する樹脂層などを形成し、そ
の上に画素電極を形成する技術が知られている(例え
ば、特開平4−212931号公報、特開平5−232
465号公報参照)。この液晶表示装置においては、画
素領域の表面に凹凸を形成するために画素電極の下にパ
ターニングされた樹脂層などを設ける工程を必要とし、
プロセス数が増えるという問題がある。
射膜に凹凸を設けて散乱光を発生させることにより反射
面の白色度を向上させることが行われている。例えば、
基板上に、表面に凹凸を有する樹脂層などを形成し、そ
の上に画素電極を形成する技術が知られている(例え
ば、特開平4−212931号公報、特開平5−232
465号公報参照)。この液晶表示装置においては、画
素領域の表面に凹凸を形成するために画素電極の下にパ
ターニングされた樹脂層などを設ける工程を必要とし、
プロセス数が増えるという問題がある。
【0004】また、アクティブマトリクス方式の液晶表
示装置は、画素領域毎にスイッチング素子を設けてマト
リクスアレイを形成したアクティブマトリクス基板と、
たとえばカラーフィルタを設けた対向基板との間に液晶
を充填しておき、各画素領域毎の液晶の配向状態を制御
して、所定の画像情報を表示するものである。スイッチ
ング素子としては、一般に、薄膜トランジスタ(TF
T)などの3端子素子または金属−絶縁体−金属(MI
M)型非線形素子などの2端子素子が用いられている。
そして、2端子素子を用いたスイッチング素子は、3端
子素子に比べ、クロスオーバ短絡の発生がなく、製造工
程を簡略化できるという点で優れている。
示装置は、画素領域毎にスイッチング素子を設けてマト
リクスアレイを形成したアクティブマトリクス基板と、
たとえばカラーフィルタを設けた対向基板との間に液晶
を充填しておき、各画素領域毎の液晶の配向状態を制御
して、所定の画像情報を表示するものである。スイッチ
ング素子としては、一般に、薄膜トランジスタ(TF
T)などの3端子素子または金属−絶縁体−金属(MI
M)型非線形素子などの2端子素子が用いられている。
そして、2端子素子を用いたスイッチング素子は、3端
子素子に比べ、クロスオーバ短絡の発生がなく、製造工
程を簡略化できるという点で優れている。
【0005】MIM型非線形素子は、一般的に、下電極
(第1の導電膜)としてタンタルを用い、上電極(第2
の導電膜)としてクロムなどの金属あるいはITO膜を
用いている。ところで、タンタルは、絶縁膜上に薄膜を
成膜するとβ−タンタルとなり、その比抵抗はバルクの
場合の約10倍となって、配線抵抗が高くなる。そのた
め、配線抵抗を下げるために、配線膜として上電極の金
属膜が用いられる。そして、上電極としては、クロムが
よく用いられるが、クロムは金属の中でも比抵抗が高
く、配線抵抗を下げるという観点からは充分とはいえな
い。そこで、配線膜として抵抗が低く安価な例えばアル
ミニウムを使用することが試みられている。
(第1の導電膜)としてタンタルを用い、上電極(第2
の導電膜)としてクロムなどの金属あるいはITO膜を
用いている。ところで、タンタルは、絶縁膜上に薄膜を
成膜するとβ−タンタルとなり、その比抵抗はバルクの
場合の約10倍となって、配線抵抗が高くなる。そのた
め、配線抵抗を下げるために、配線膜として上電極の金
属膜が用いられる。そして、上電極としては、クロムが
よく用いられるが、クロムは金属の中でも比抵抗が高
く、配線抵抗を下げるという観点からは充分とはいえな
い。そこで、配線膜として抵抗が低く安価な例えばアル
ミニウムを使用することが試みられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、画素
領域に凹凸が形成され、入射光を適度に散乱させること
ができ、優れた白色度ならびに反射特性を有するアクテ
ィブマトリクス基板、およびこれを用いた、コントラス
トが高く、明るく色純度の良好な高画質の液晶表示パネ
ルを提供することにある。
領域に凹凸が形成され、入射光を適度に散乱させること
ができ、優れた白色度ならびに反射特性を有するアクテ
ィブマトリクス基板、およびこれを用いた、コントラス
トが高く、明るく色純度の良好な高画質の液晶表示パネ
ルを提供することにある。
【0007】さらに、本発明の他の目的は、上述した優
れた特性を有するアクティブマトリクス基板の製造方法
を提供することにある。
れた特性を有するアクティブマトリクス基板の製造方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアクティブ
マトリクス基板は、基板、この基板上に所定のパターン
で配設された信号電極、この信号電極に接続された2端
子型非線形素子、およびこの2端子型非線形素子に接続
された画素領域を備え、前記2端子型非線形素子は、前
記基板上に積層された、第1の導電膜、絶縁膜および第
2の導電膜を含み、前記画素領域は、前記2端子型非線
形素子の第1の導電膜、絶縁膜および第2の導電膜の少
なくとも1つの膜と同じ成膜工程で形成され、さらに表
面に凹凸を有する第1の層、および前記第1の層の上に
形成され、画素電極および反射膜として機能する第2の
層、を含む。
マトリクス基板は、基板、この基板上に所定のパターン
で配設された信号電極、この信号電極に接続された2端
子型非線形素子、およびこの2端子型非線形素子に接続
された画素領域を備え、前記2端子型非線形素子は、前
記基板上に積層された、第1の導電膜、絶縁膜および第
2の導電膜を含み、前記画素領域は、前記2端子型非線
形素子の第1の導電膜、絶縁膜および第2の導電膜の少
なくとも1つの膜と同じ成膜工程で形成され、さらに表
面に凹凸を有する第1の層、および前記第1の層の上に
形成され、画素電極および反射膜として機能する第2の
層、を含む。
【0009】このアクティブマトリクス基板において
は、表面に凹凸を有する第1の層の上に、画素電極およ
び反射膜として機能する第2の層を形成することによ
り、画素領域を形成している。そして、前記第2の層は
前記第1の層の凹凸に沿って形成されるため、画素領域
の表面に前記第1の層の凹凸に対応した凹凸が形成され
ることになる。
は、表面に凹凸を有する第1の層の上に、画素電極およ
び反射膜として機能する第2の層を形成することによ
り、画素領域を形成している。そして、前記第2の層は
前記第1の層の凹凸に沿って形成されるため、画素領域
の表面に前記第1の層の凹凸に対応した凹凸が形成され
ることになる。
【0010】このような凹凸を有する画素領域において
は、外部から入射した光の一部は、表面の凹凸によって
散乱される。その結果、反射面の白色度が高くなり、コ
ントラストの優れた画像表示が可能となる。
は、外部から入射した光の一部は、表面の凹凸によって
散乱される。その結果、反射面の白色度が高くなり、コ
ントラストの優れた画像表示が可能となる。
【0011】前記画素領域の第1の層は、その表面の凹
凸が周期的に形成されることが望ましく、この凹凸の平
均周期は、一周期の凹凸の高さをH、幅をPとするとそ
の比(P/H)が好ましくは5〜20、より好ましくは
7〜15であることが望ましい。一周期の凹凸の高さと
幅とを前記範囲に設定することにより、散乱光の角度の
範囲を広くすることができ、視角特性、すなわち、液晶
表示パネルの視角領域が広くなること、画素電極面での
パネル周辺にある物の写り込みが無くなること、などの
点で優れる。
凸が周期的に形成されることが望ましく、この凹凸の平
均周期は、一周期の凹凸の高さをH、幅をPとするとそ
の比(P/H)が好ましくは5〜20、より好ましくは
7〜15であることが望ましい。一周期の凹凸の高さと
幅とを前記範囲に設定することにより、散乱光の角度の
範囲を広くすることができ、視角特性、すなわち、液晶
表示パネルの視角領域が広くなること、画素電極面での
パネル周辺にある物の写り込みが無くなること、などの
点で優れる。
【0012】また、前記画素領域の第1の層は、その凸
部の縦断面の形状が下記(式1)で表されるカーブにで
きるだけ沿った形状となることが望ましい。
部の縦断面の形状が下記(式1)で表されるカーブにで
きるだけ沿った形状となることが望ましい。
【0013】(式1) Y=sin2X ここで、Xは断面の基板面に平行な部分の長さを示し、
Yは断面の高さを示す。
Yは断面の高さを示す。
【0014】そして、該第1の層の凹凸をエッチングに
よって形成する場合には、その縦断面の形状はほぼ矩形
あるいは台形であることが望ましい。さらに、前記第1
の層の縦断面の形状は、側面に段差を有することが望ま
しい。このような段差を設けることにより、前記第1の
層の縦断面の形状は前記式1のカーブにより近似し、反
射面の散乱特性および反射特性がより向上する。その結
果、反射面において、散乱光に依存する白レベル(白色
度)と、反射光に依存する黒レベルとをバランスよく設
定することができ、明るくコントラストの高い画像表示
が可能となる。
よって形成する場合には、その縦断面の形状はほぼ矩形
あるいは台形であることが望ましい。さらに、前記第1
の層の縦断面の形状は、側面に段差を有することが望ま
しい。このような段差を設けることにより、前記第1の
層の縦断面の形状は前記式1のカーブにより近似し、反
射面の散乱特性および反射特性がより向上する。その結
果、反射面において、散乱光に依存する白レベル(白色
度)と、反射光に依存する黒レベルとをバランスよく設
定することができ、明るくコントラストの高い画像表示
が可能となる。
【0015】そして、画素領域の表面形状を決定する第
1の層は、画素電極が形成される前の工程で形成される
膜によって形成される。具体的には、前記第1の層は、
前記2端子型非線形素子の第1の導電膜、絶縁膜および
第2の導電膜の少なくとも1つの膜と同じ工程で形成さ
れ、好ましくは、第1の導電膜と同じ成膜工程で形成さ
れる。このように2端子型非線形素子を構成する膜と同
じ工程で画素領域の第1の層を形成すれば、成膜工程を
増加させることなく、該第1の層を形成することができ
る。
1の層は、画素電極が形成される前の工程で形成される
膜によって形成される。具体的には、前記第1の層は、
前記2端子型非線形素子の第1の導電膜、絶縁膜および
第2の導電膜の少なくとも1つの膜と同じ工程で形成さ
れ、好ましくは、第1の導電膜と同じ成膜工程で形成さ
れる。このように2端子型非線形素子を構成する膜と同
じ工程で画素領域の第1の層を形成すれば、成膜工程を
増加させることなく、該第1の層を形成することができ
る。
【0016】前記画素領域の第2の層は、前記2端子型
非線形素子の第2の導電膜と同じ成膜工程で形成される
ことが望ましい。さらに、前記信号電極も、これらの第
2の層および第2の導電膜と同じ成膜工程で形成される
ことが望ましい。このように3者の成膜を同一工程で行
うことにより製造工程をより少なくすることができる。
また、前記第2の層と前記第2の導電膜とを同じ膜で構
成することにより、異種金属の接触による電気化学的な
腐食などの問題を発生することがなく、電気的接続の点
からも好ましい。
非線形素子の第2の導電膜と同じ成膜工程で形成される
ことが望ましい。さらに、前記信号電極も、これらの第
2の層および第2の導電膜と同じ成膜工程で形成される
ことが望ましい。このように3者の成膜を同一工程で行
うことにより製造工程をより少なくすることができる。
また、前記第2の層と前記第2の導電膜とを同じ膜で構
成することにより、異種金属の接触による電気化学的な
腐食などの問題を発生することがなく、電気的接続の点
からも好ましい。
【0017】前記第2の層および前記第2の導電膜は、
反射率が高く、さらにマイグレーションなどを考慮する
と、例えばアルミニウム、銀およびこれらの金属の合金
から選択される物質が好ましい。
反射率が高く、さらにマイグレーションなどを考慮する
と、例えばアルミニウム、銀およびこれらの金属の合金
から選択される物質が好ましい。
【0018】前記画素電極は、さらに、前記第1の層と
前記第2の層との間に、前記2端子型非線形素子の絶縁
膜と同じ工程で形成される絶縁膜を有することが好まし
い。このように第1の層と第2の層との間に絶縁膜を介
在させることにより異種の金属膜が直接接触することに
よる電気化学的な腐食を発生することがない。そして、
前記絶縁膜は、前記2端子型非線形素子の絶縁膜と同じ
工程で形成されるため、工程数を増加する必要がない。
前記第2の層との間に、前記2端子型非線形素子の絶縁
膜と同じ工程で形成される絶縁膜を有することが好まし
い。このように第1の層と第2の層との間に絶縁膜を介
在させることにより異種の金属膜が直接接触することに
よる電気化学的な腐食を発生することがない。そして、
前記絶縁膜は、前記2端子型非線形素子の絶縁膜と同じ
工程で形成されるため、工程数を増加する必要がない。
【0019】本発明のアクティブマトリクス基板は、た
とえば、以下の工程(a)〜(g)を含む製造方法によ
って得られる。
とえば、以下の工程(a)〜(g)を含む製造方法によ
って得られる。
【0020】(a)基板上に、2端子型非線形素子を構
成する第1の導電膜を形成する工程、(b)前記第1の
導電膜上に、2端子型非線形素子を構成する絶縁膜を形
成する工程、(c)前記絶縁膜上に、2端子型非線形素
子を構成する第2の導電膜を形成する工程、(d)前記
2端子型非線形素子の第1の導電膜、絶縁膜および第2
の導電膜の少なくとも1つの膜と同じ成膜工程で、画素
領域を構成する第1の層を形成する工程、(e)フォト
リソグラフィおよびエッチングによって、前記画素領域
を構成する第1の層の表面に凹凸を形成する工程、
(f)前記第1の層の上に、画素電極および反射膜とし
て機能する第2の層を形成する工程、および(g)信号
電極を形成する工程。
成する第1の導電膜を形成する工程、(b)前記第1の
導電膜上に、2端子型非線形素子を構成する絶縁膜を形
成する工程、(c)前記絶縁膜上に、2端子型非線形素
子を構成する第2の導電膜を形成する工程、(d)前記
2端子型非線形素子の第1の導電膜、絶縁膜および第2
の導電膜の少なくとも1つの膜と同じ成膜工程で、画素
領域を構成する第1の層を形成する工程、(e)フォト
リソグラフィおよびエッチングによって、前記画素領域
を構成する第1の層の表面に凹凸を形成する工程、
(f)前記第1の層の上に、画素電極および反射膜とし
て機能する第2の層を形成する工程、および(g)信号
電極を形成する工程。
【0021】本発明の製造方法によれば、工程(d)
で、前記2端子型非線形素子の第1の導電膜、絶縁膜お
よび第2の導電膜の少なくとも1つの膜と同じ成膜工程
で画素領域を構成する第1の層を形成することができ
る。そのため、別個の成膜工程を要せずに本発明のアク
ティブマトリクス基板を従来の方法と同様の成膜工程に
より簡易に製造することができる。
で、前記2端子型非線形素子の第1の導電膜、絶縁膜お
よび第2の導電膜の少なくとも1つの膜と同じ成膜工程
で画素領域を構成する第1の層を形成することができ
る。そのため、別個の成膜工程を要せずに本発明のアク
ティブマトリクス基板を従来の方法と同様の成膜工程に
より簡易に製造することができる。
【0022】また、前記工程(a)および(d)は、同
一の工程で行われることが望ましい。そうすることによ
り、画素領域を構成する第1の層は、2端子型非線形素
子の第1の導電膜と同じ成膜工程で形成された後に、フ
ォトリソグラフィおよびエッチングの工程を付加するこ
とにより、所定の形状を有する凹凸を表面に形成するこ
とができる。なお、この製造方法におけるその他の成膜
工程の共通化によるプロセス簡略化については既に述べ
たので、記載を省略する。
一の工程で行われることが望ましい。そうすることによ
り、画素領域を構成する第1の層は、2端子型非線形素
子の第1の導電膜と同じ成膜工程で形成された後に、フ
ォトリソグラフィおよびエッチングの工程を付加するこ
とにより、所定の形状を有する凹凸を表面に形成するこ
とができる。なお、この製造方法におけるその他の成膜
工程の共通化によるプロセス簡略化については既に述べ
たので、記載を省略する。
【0023】さらに、本発明の液晶表示パネルは、上述
したアクティブマトリクス基板を備えたことを特徴と
し、より具体的には、請求項1〜8のいずれかに記載の
アクティブマトリクス基板、前記アクティブマトリクス
基板に対向して配置される対向基板、および前記アクテ
ィブマトリクス基板と前記対向基板との間に封入された
液晶層、を含む。
したアクティブマトリクス基板を備えたことを特徴と
し、より具体的には、請求項1〜8のいずれかに記載の
アクティブマトリクス基板、前記アクティブマトリクス
基板に対向して配置される対向基板、および前記アクテ
ィブマトリクス基板と前記対向基板との間に封入された
液晶層、を含む。
【0024】この液晶表示パネルによれば、反射面の白
色度が高く、かつコントラストが高く、従って高品質の
画像表示が可能である。この液晶表示パネルは、幅広い
用途、特に携帯が可能な液晶表示装置に好適である。
色度が高く、かつコントラストが高く、従って高品質の
画像表示が可能である。この液晶表示パネルは、幅広い
用途、特に携帯が可能な液晶表示装置に好適である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しながら説明する。
について、図面を参照しながら説明する。
【0026】(アクティブマトリクス基板および液晶表
示パネル)図1は、本発明の実施の形態にかかるアクテ
ィブマトリクス基板の液晶駆動領域の1単位を模式的に
示す平面図であり、図2は、図1におけるA−A線に沿
った部分を模式的に示す断面図、図3は、図1における
B−B線に沿った部分を模式的に示す断面図、および図
4は、図1におけるC−C線に沿った部分を模式的に示
す断面図である。
示パネル)図1は、本発明の実施の形態にかかるアクテ
ィブマトリクス基板の液晶駆動領域の1単位を模式的に
示す平面図であり、図2は、図1におけるA−A線に沿
った部分を模式的に示す断面図、図3は、図1における
B−B線に沿った部分を模式的に示す断面図、および図
4は、図1におけるC−C線に沿った部分を模式的に示
す断面図である。
【0027】アクティブマトリクス基板100を構成す
る2端子型非線形素子40は、バック・ツー・バック
(back−to−back)構造を有する。つまり、
2端子型非線形素子40は、第1の2端子型非線形素子
40aと第2の2端子型非線形素子40bとを、極性を
反対にして直列に接続した構造を有する。
る2端子型非線形素子40は、バック・ツー・バック
(back−to−back)構造を有する。つまり、
2端子型非線形素子40は、第1の2端子型非線形素子
40aと第2の2端子型非線形素子40bとを、極性を
反対にして直列に接続した構造を有する。
【0028】具体的には、図2に示すように、2端子型
非線形素子40は、絶縁性を有する、たとえばガラス,
プラスチックなどからなる基板30の表面に絶縁膜32
を介して積層された、タンタルあるいはタンタル合金か
らなる第1の導電膜42と、この第1の導電膜42の表
面に形成された絶縁膜44と、この絶縁膜44の表面に
形成され、相互に離間した第2の導電膜46a,46b
とから構成されている。そして、第1の導電膜42、絶
縁膜44および一方の第2の導電膜46aから第1の2
端子型非線形素子40aが構成され、第1の導電膜4
2、絶縁膜44および他方の第2の導電膜46bから第
2の2端子型非線形素子40bが構成されている。
非線形素子40は、絶縁性を有する、たとえばガラス,
プラスチックなどからなる基板30の表面に絶縁膜32
を介して積層された、タンタルあるいはタンタル合金か
らなる第1の導電膜42と、この第1の導電膜42の表
面に形成された絶縁膜44と、この絶縁膜44の表面に
形成され、相互に離間した第2の導電膜46a,46b
とから構成されている。そして、第1の導電膜42、絶
縁膜44および一方の第2の導電膜46aから第1の2
端子型非線形素子40aが構成され、第1の導電膜4
2、絶縁膜44および他方の第2の導電膜46bから第
2の2端子型非線形素子40bが構成されている。
【0029】前記第1の2端子型非線形素子40aの第
2の導電膜46aは、信号電極(走査線またはデータ
線)16の一部によって構成され、前記第2の2端子型
非線形素子40bの第2の導電膜46bは、画素領域2
0を構成する画素電極26に一体的に接続されている。
また、信号電極16は、端子70に接続されている。
2の導電膜46aは、信号電極(走査線またはデータ
線)16の一部によって構成され、前記第2の2端子型
非線形素子40bの第2の導電膜46bは、画素領域2
0を構成する画素電極26に一体的に接続されている。
また、信号電極16は、端子70に接続されている。
【0030】前記画素領域20は、前記絶縁膜32上に
積層された、複数の凸部28を有する第1の層22と、
この第1の層22上に形成された絶縁膜24と、この絶
縁膜24の上に形成され、反射膜および画素電極として
機能する第2の層26とから構成されている。
積層された、複数の凸部28を有する第1の層22と、
この第1の層22上に形成された絶縁膜24と、この絶
縁膜24の上に形成され、反射膜および画素電極として
機能する第2の層26とから構成されている。
【0031】前記第1の層22を構成する各凸部(単位
凸部)28は、図3に示すように、その断面形状はほぼ
台形を成し、さらに段差部28aを有する。このように
段差部28aを有することにより、第2の層26の散乱
および反射特性が向上し、より高い白色度およびコント
ラストを得ることができる。また、単位凹凸部25の平
均周期の幅をPとし、高さ(膜厚)をHとすると、両者
の比(P/H)は5〜20が好ましい。そして、前記第
1の層22の膜厚は、300〜1500nmであること
が望ましい。前記膜厚の下限値は、主として光の散乱を
適正なものとするのに必要な最低限の凹凸の高さを得る
のに必要である。また、第1の層22の膜厚が前記膜厚
の上限値を超えると、その膜自体によるストレスによ
り、クラックなどの不都合が生ずることがある。
凸部)28は、図3に示すように、その断面形状はほぼ
台形を成し、さらに段差部28aを有する。このように
段差部28aを有することにより、第2の層26の散乱
および反射特性が向上し、より高い白色度およびコント
ラストを得ることができる。また、単位凹凸部25の平
均周期の幅をPとし、高さ(膜厚)をHとすると、両者
の比(P/H)は5〜20が好ましい。そして、前記第
1の層22の膜厚は、300〜1500nmであること
が望ましい。前記膜厚の下限値は、主として光の散乱を
適正なものとするのに必要な最低限の凹凸の高さを得る
のに必要である。また、第1の層22の膜厚が前記膜厚
の上限値を超えると、その膜自体によるストレスによ
り、クラックなどの不都合が生ずることがある。
【0032】そして、後に詳述するように、前記第1の
層22は、前記2端子型非線形素子の第1の導電膜42
と同一の工程によって成膜され、その後フォトリソグラ
フィおよびエッチングによって表面に凹凸が形成され
る。
層22は、前記2端子型非線形素子の第1の導電膜42
と同一の工程によって成膜され、その後フォトリソグラ
フィおよびエッチングによって表面に凹凸が形成され
る。
【0033】前記画素領域20を構成する第2の層26
は、画素電極として機能するための導電性を有するだけ
でなく、反射膜として機能する必要があるため、高い反
射率が要求され、例えば、アルミニウム、銀およびこれ
らの金属の合金から選択されることが望ましく、特にア
ルミニウムあるいはアルミニウム合金から構成されるこ
とが望ましい。前記第2の層26は、前記第1の層22
の凹凸形状に沿った凹凸表面を有し、前記段差部28a
に対応する段差部29を有する。
は、画素電極として機能するための導電性を有するだけ
でなく、反射膜として機能する必要があるため、高い反
射率が要求され、例えば、アルミニウム、銀およびこれ
らの金属の合金から選択されることが望ましく、特にア
ルミニウムあるいはアルミニウム合金から構成されるこ
とが望ましい。前記第2の層26は、前記第1の層22
の凹凸形状に沿った凹凸表面を有し、前記段差部28a
に対応する段差部29を有する。
【0034】前記絶縁膜32は、たとえば酸化タンタル
から構成されている。前記絶縁膜32は、第2の導電膜
46a,46bの堆積後に行われる熱処理よって第1の
導電膜42の剥離が生じないこと、および基板30から
の第1の導電膜42への不純物の拡散を防止することを
目的として形成されているので、これらのことが問題に
ならない場合は必ずしも必要でない。
から構成されている。前記絶縁膜32は、第2の導電膜
46a,46bの堆積後に行われる熱処理よって第1の
導電膜42の剥離が生じないこと、および基板30から
の第1の導電膜42への不純物の拡散を防止することを
目的として形成されているので、これらのことが問題に
ならない場合は必ずしも必要でない。
【0035】前記第1の導電膜42は、タンタル単体、
あるいはタンタルを主成分とし、これに周期律表で6,
7および8族に属する元素を含ませた合金膜としてもよ
い。合金に添加される元素としては、たとえばタングス
テン,クロム,モリブデン,レニウム,イットリウム,
ランタン,ディスプロリウムなどを好ましく例示するこ
とができる。特に、前記元素としてはタングステンが好
ましく、その含有割合はたとえば0.1〜6原子%であ
ることが好ましい。また、前記画素領域20を構成する
第1の層22は、前記第1の導電膜42と同一工程で形
成される。
あるいはタンタルを主成分とし、これに周期律表で6,
7および8族に属する元素を含ませた合金膜としてもよ
い。合金に添加される元素としては、たとえばタングス
テン,クロム,モリブデン,レニウム,イットリウム,
ランタン,ディスプロリウムなどを好ましく例示するこ
とができる。特に、前記元素としてはタングステンが好
ましく、その含有割合はたとえば0.1〜6原子%であ
ることが好ましい。また、前記画素領域20を構成する
第1の層22は、前記第1の導電膜42と同一工程で形
成される。
【0036】前記絶縁膜44は、前記第1の導電膜42
を陽極酸化することによって得られる酸化膜から構成さ
れている。また、前記画素領域20を構成する絶縁膜2
4は、前記絶縁膜44と同一の工程によって形成され
る。このように画素領域20を構成する第1の層22と
第2の層26との間に絶縁膜24を形成することによ
り、異なる種類の金属が直接接触する時に生ずる電気化
学的な腐食などの問題を回避することができる。
を陽極酸化することによって得られる酸化膜から構成さ
れている。また、前記画素領域20を構成する絶縁膜2
4は、前記絶縁膜44と同一の工程によって形成され
る。このように画素領域20を構成する第1の層22と
第2の層26との間に絶縁膜24を形成することによ
り、異なる種類の金属が直接接触する時に生ずる電気化
学的な腐食などの問題を回避することができる。
【0037】また、第2の導電膜46a,46b、第2
の層(画素電極)26および信号電極16は、同一の導
電膜によって構成されている。このように第2の導電
膜、画素電極および信号電極を単一の膜で形成すること
により、膜形成に要する製造工程を少なくすることがで
きるだけでなく、2端子型非線形素子の第2の導電膜4
6bと画素電極26とを異種の導電体で接合する場合に
比べて接触抵抗を小さくすることができるだけでなく、
電気化学的な腐食などの問題を回避することができ、良
好な電気的接続が可能となる。
の層(画素電極)26および信号電極16は、同一の導
電膜によって構成されている。このように第2の導電
膜、画素電極および信号電極を単一の膜で形成すること
により、膜形成に要する製造工程を少なくすることがで
きるだけでなく、2端子型非線形素子の第2の導電膜4
6bと画素電極26とを異種の導電体で接合する場合に
比べて接触抵抗を小さくすることができるだけでなく、
電気化学的な腐食などの問題を回避することができ、良
好な電気的接続が可能となる。
【0038】前記第2の導電膜46a,46b、画素電
極26および信号電極16を構成する金属としては、例
えばアルミニウム、銀およびこれらの合金などを例示す
ることができ、導電性およびコストの点でアルミニウム
あるいはアルミニウムの合金が好ましい。アルミニウム
の合金としては、例えば、Al−Sc、Al−Cu、A
l−Si、Al−Cu−Si、Al−Cu−Ti−B、
Al−NdおよびAl−Mgなどを例示することができ
る。
極26および信号電極16を構成する金属としては、例
えばアルミニウム、銀およびこれらの合金などを例示す
ることができ、導電性およびコストの点でアルミニウム
あるいはアルミニウムの合金が好ましい。アルミニウム
の合金としては、例えば、Al−Sc、Al−Cu、A
l−Si、Al−Cu−Si、Al−Cu−Ti−B、
Al−NdおよびAl−Mgなどを例示することができ
る。
【0039】前記端子70は、図4に示すように、下層
の導電膜72と、上層の導電膜74とから構成されてい
る。下層の導電膜72は特に限定されないが、例えば前
記2端子型非線形素子40の第1の導電膜42と同一の
工程で形成され、タンタルあるいはタンタル合金からな
ることがプロセスの点から望ましい。ただし、下層の導
電膜72は、陽極酸化によって表面が酸化されることを
避けるために、前記第1の導電膜42および第1の層2
2を陽極酸化するのに用いられる配線電極60a,60
b,60c(図1参照)とは電気的に分離された状態で
形成される。また、上層の導電膜74は特に限定されな
いが、信号電極16、画素電極26および第2の導電膜
46a,46bの成膜と同時に形成されることがプロセ
スの点から望ましい。
の導電膜72と、上層の導電膜74とから構成されてい
る。下層の導電膜72は特に限定されないが、例えば前
記2端子型非線形素子40の第1の導電膜42と同一の
工程で形成され、タンタルあるいはタンタル合金からな
ることがプロセスの点から望ましい。ただし、下層の導
電膜72は、陽極酸化によって表面が酸化されることを
避けるために、前記第1の導電膜42および第1の層2
2を陽極酸化するのに用いられる配線電極60a,60
b,60c(図1参照)とは電気的に分離された状態で
形成される。また、上層の導電膜74は特に限定されな
いが、信号電極16、画素電極26および第2の導電膜
46a,46bの成膜と同時に形成されることがプロセ
スの点から望ましい。
【0040】本実施の形態に係るバック・ツー・バック
構造のMIM型非線形素子は、図5に示すように、機能
的には、容量48と、双方向非線形素子49とを並列に
接続した回路と見なすことができる。バック・ツー・バ
ック構造の2端子型非線形素子40は、電圧−電流特性
の対称性が、クロス型の2端子型非線形素子に比べて優
れている。電圧−電流特性の対称性がよいとは、ある電
圧において、信号線たとえばデータ線から画素電極に電
流を流すときと、画素電極からデータ線に電流を流すと
きとの電流の絶対値の差が十分に小さいことである。
構造のMIM型非線形素子は、図5に示すように、機能
的には、容量48と、双方向非線形素子49とを並列に
接続した回路と見なすことができる。バック・ツー・バ
ック構造の2端子型非線形素子40は、電圧−電流特性
の対称性が、クロス型の2端子型非線形素子に比べて優
れている。電圧−電流特性の対称性がよいとは、ある電
圧において、信号線たとえばデータ線から画素電極に電
流を流すときと、画素電極からデータ線に電流を流すと
きとの電流の絶対値の差が十分に小さいことである。
【0041】次に、前記2端子型非線形素子40を用い
た液晶表示パネルの一例について説明する。
た液晶表示パネルの一例について説明する。
【0042】図5は、前記2端子型非線形素子40を用
いたアクティブマトリクス方式の液晶表示パネルの等価
回路の一例を示す。この液晶表示パネル10は、走査信
号駆動回路120およびデータ信号駆動回路110を含
む。液晶表示パネル10には、信号線、すなわち複数の
走査線12および複数のデータ線14が設けられ、前記
走査線12は前記走査信号駆動回路120により、前記
データ線14は前記データ信号駆動回路110により駆
動される。そして、各単位画素18において、走査線1
2とデータ線14との間に2端子型非線形素子40と液
晶表示要素(液晶層)41とが直列に接続されている。
なお、図5では、2端子型非線形素子40が走査線12
側に接続され、液晶表示要素41がデータ線14側に接
続されているが、これとは逆に2端子型非線形素子40
をデータ線14側に、液晶表示要素41を走査線12側
に設ける構成としてもよい。
いたアクティブマトリクス方式の液晶表示パネルの等価
回路の一例を示す。この液晶表示パネル10は、走査信
号駆動回路120およびデータ信号駆動回路110を含
む。液晶表示パネル10には、信号線、すなわち複数の
走査線12および複数のデータ線14が設けられ、前記
走査線12は前記走査信号駆動回路120により、前記
データ線14は前記データ信号駆動回路110により駆
動される。そして、各単位画素18において、走査線1
2とデータ線14との間に2端子型非線形素子40と液
晶表示要素(液晶層)41とが直列に接続されている。
なお、図5では、2端子型非線形素子40が走査線12
側に接続され、液晶表示要素41がデータ線14側に接
続されているが、これとは逆に2端子型非線形素子40
をデータ線14側に、液晶表示要素41を走査線12側
に設ける構成としてもよい。
【0043】図6は、本実施の形態にかかる液晶表示パ
ネルの構造の一例を模式的に示す斜視図である。この液
晶表示パネル10は、2枚の基板、すなわちアクティブ
マトリクス基板100と対向基板200とが対向して設
けられ、これらの基板100,200間に液晶が封入さ
れている。前記アクティブマトリクス基板100は、前
述したように、基板30上に、絶縁膜32が形成されて
いる。この絶縁膜32の表面には、一方の信号電極16
(走査線12)が複数設けられている。そして、対向基
板200は、基板34の一方の表面に、前記走査線12
に交差するようにデータ線14が短冊状に複数形成さ
れ、他方の表面には偏光板36が設けられている。さら
に、画素電極26は2端子型非線形素子40を介して走
査線12に接続されている。なお、図6において、2端
子型非線形素子40および画素領域20については、図
1〜図3に示す部材と同一部材には同一の符号を付して
示している。
ネルの構造の一例を模式的に示す斜視図である。この液
晶表示パネル10は、2枚の基板、すなわちアクティブ
マトリクス基板100と対向基板200とが対向して設
けられ、これらの基板100,200間に液晶が封入さ
れている。前記アクティブマトリクス基板100は、前
述したように、基板30上に、絶縁膜32が形成されて
いる。この絶縁膜32の表面には、一方の信号電極16
(走査線12)が複数設けられている。そして、対向基
板200は、基板34の一方の表面に、前記走査線12
に交差するようにデータ線14が短冊状に複数形成さ
れ、他方の表面には偏光板36が設けられている。さら
に、画素電極26は2端子型非線形素子40を介して走
査線12に接続されている。なお、図6において、2端
子型非線形素子40および画素領域20については、図
1〜図3に示す部材と同一部材には同一の符号を付して
示している。
【0044】そして、走査線12とデータ線14とに印
加された信号に基づいて、液晶表示要素41を表示状
態,非表示状態またはその中間状態に切り替えて表示動
作を制御する。表示動作の制御方法については、一般的
に用いられる方法を適用できる。
加された信号に基づいて、液晶表示要素41を表示状
態,非表示状態またはその中間状態に切り替えて表示動
作を制御する。表示動作の制御方法については、一般的
に用いられる方法を適用できる。
【0045】(アクティブマトリクス基板の製造プロセ
ス)次に、たとえば図1〜図4に示すアクティブマトリ
クス基板100の製造方法について説明する。アクティ
ブマトリクス基板100は、たとえば以下のプロセスに
よって製造される。
ス)次に、たとえば図1〜図4に示すアクティブマトリ
クス基板100の製造方法について説明する。アクティ
ブマトリクス基板100は、たとえば以下のプロセスに
よって製造される。
【0046】(a)まず、基板30上に酸化タンタルか
らなる絶縁膜32が形成される。絶縁膜32は、たとえ
ばスパッタリング法で堆積したタンタル膜を熱酸化する
方法、あるいは酸化タンタルからなるターゲットを用い
たスパッタリングやコスパッタリング法により形成する
ことができる。この絶縁膜32は、第1の導電膜42の
密着性を向上させ、さらに基板30からの不純物の拡散
を防止するために設けられるものであるので、たとえば
50〜200nm程度の膜厚で形成される。
らなる絶縁膜32が形成される。絶縁膜32は、たとえ
ばスパッタリング法で堆積したタンタル膜を熱酸化する
方法、あるいは酸化タンタルからなるターゲットを用い
たスパッタリングやコスパッタリング法により形成する
ことができる。この絶縁膜32は、第1の導電膜42の
密着性を向上させ、さらに基板30からの不純物の拡散
を防止するために設けられるものであるので、たとえば
50〜200nm程度の膜厚で形成される。
【0047】次いで、絶縁膜32上に、タンタルあるい
はタンタル合金からなる第1の導電膜42のための導電
膜が形成される。そして、この第1の導電膜42の形成
工程と同じ工程で、画素領域20の第1の層22のため
の導電膜および端子70の下層導電膜72のための導電
膜が形成される。この導電膜は、スパッタリング法や電
子ビーム蒸着法で形成することができ、さらに、一般に
用いられているフォトリソグラフィおよびエッチング技
術によってパターニングされ、第1の導電膜42、第1
の層22のための導電膜および下層導電膜72のための
導電膜が形成される。そして、下層導電膜72のための
導電膜は、前記第1の導電膜42および第1の層22の
ための導電膜と分離してパターニングされる。
はタンタル合金からなる第1の導電膜42のための導電
膜が形成される。そして、この第1の導電膜42の形成
工程と同じ工程で、画素領域20の第1の層22のため
の導電膜および端子70の下層導電膜72のための導電
膜が形成される。この導電膜は、スパッタリング法や電
子ビーム蒸着法で形成することができ、さらに、一般に
用いられているフォトリソグラフィおよびエッチング技
術によってパターニングされ、第1の導電膜42、第1
の層22のための導電膜および下層導電膜72のための
導電膜が形成される。そして、下層導電膜72のための
導電膜は、前記第1の導電膜42および第1の層22の
ための導電膜と分離してパターニングされる。
【0048】前記第1の導電膜42および第1の層22
のための導電膜の膜厚は、2端子型非線形素子の特性お
よび第1の層の高さH(図3参照)を考慮して好適な値
が選択され、好ましくは300〜1500nm、より好
ましくは500〜1000nmとされる。タンタル合金
からなる第1の導電膜を形成する方法としては、混合タ
ーゲットを用いたスパッタリング法、コスパッタリング
法あるいは電子ビーム蒸着法などを用いることができ
る。タンタル合金に含まれる元素としては、周期律表で
6,7および8族の元素、好ましくはタングステン、ク
ロム、モリブデン、レニウムなどの前述した元素を選択
することができる。
のための導電膜の膜厚は、2端子型非線形素子の特性お
よび第1の層の高さH(図3参照)を考慮して好適な値
が選択され、好ましくは300〜1500nm、より好
ましくは500〜1000nmとされる。タンタル合金
からなる第1の導電膜を形成する方法としては、混合タ
ーゲットを用いたスパッタリング法、コスパッタリング
法あるいは電子ビーム蒸着法などを用いることができ
る。タンタル合金に含まれる元素としては、周期律表で
6,7および8族の元素、好ましくはタングステン、ク
ロム、モリブデン、レニウムなどの前述した元素を選択
することができる。
【0049】(b)ついで、前記第1の層22のための
導電膜を、一般に用いられているフォトリソグラフィお
よびエッチング技術によってパターニングすることによ
り、表面に所定の凹凸形状を有する第1の層(凹凸膜)
22を形成する。この時、少なくとも、2端子型非線形
素子40の第1の導電膜42の表面が前記エッチングに
よって悪影響を受けないように、該2端子型非線形素子
の形成領域はマスキングされる。
導電膜を、一般に用いられているフォトリソグラフィお
よびエッチング技術によってパターニングすることによ
り、表面に所定の凹凸形状を有する第1の層(凹凸膜)
22を形成する。この時、少なくとも、2端子型非線形
素子40の第1の導電膜42の表面が前記エッチングに
よって悪影響を受けないように、該2端子型非線形素子
の形成領域はマスキングされる。
【0050】本実施の形態においては、前記第1の層2
2の単位凸部28は、その断面形状が所定形状を成すよ
うに、複数回にわたってフォトリソグラフィおよびエッ
チングが繰り返されることが望ましい。例えば、図3に
示すように、単位凸部28が段差部28aを有する場合
には、少なくとも2回のパターニングが必要となる。
2の単位凸部28は、その断面形状が所定形状を成すよ
うに、複数回にわたってフォトリソグラフィおよびエッ
チングが繰り返されることが望ましい。例えば、図3に
示すように、単位凸部28が段差部28aを有する場合
には、少なくとも2回のパターニングが必要となる。
【0051】(c)ついで、2端子型非線形素子40を
構成する第1の導電膜42および画素領域20を構成す
る第1の層22上に、酸化タンタルからなる絶縁膜44
および24が形成される。この絶縁膜44および24
は、陽極酸化法を用いて前記第1の導電膜42および第
1の層22の表面を酸化させることにより形成される。
陽極酸化に用いられる化成液は特に限定されないが、例
えば0.01〜0.1重量%のクエン酸水溶液を用いる
ことができる。前記絶縁膜44は、2端子型非線形素子
の特性などによって好ましい膜厚が選択され、たとえば
20〜70nm程度とされる。そして、第1の導電膜4
2および第1の層22を陽極酸化する際に電極として用
いられた配線電極60a,60b,60c(図1参照)
は、通常のフォトリソグラフィおよびエッチング技術に
よって除去される。
構成する第1の導電膜42および画素領域20を構成す
る第1の層22上に、酸化タンタルからなる絶縁膜44
および24が形成される。この絶縁膜44および24
は、陽極酸化法を用いて前記第1の導電膜42および第
1の層22の表面を酸化させることにより形成される。
陽極酸化に用いられる化成液は特に限定されないが、例
えば0.01〜0.1重量%のクエン酸水溶液を用いる
ことができる。前記絶縁膜44は、2端子型非線形素子
の特性などによって好ましい膜厚が選択され、たとえば
20〜70nm程度とされる。そして、第1の導電膜4
2および第1の層22を陽極酸化する際に電極として用
いられた配線電極60a,60b,60c(図1参照)
は、通常のフォトリソグラフィおよびエッチング技術に
よって除去される。
【0052】(d)ついで、信号電極16、第2の導電
膜46a,46bおよび画素電極26のための、例えば
アルミニウム膜からなる導電膜が形成される。この導電
膜の膜厚は、2端子型非線形素子の特性などによって好
適な値が選択され、通常30〜200nmとされる。こ
の導電膜は、スパッタリング法や電子ビーム蒸着法で形
成することができる。そして、前記信号電極16、第2
の導電膜46a,46bおよび画素電極26は、一般に
用いられているフォトリソグラフィおよびエッチング技
術によってパターニングされる。また、この工程におい
て、前記端子70を構成する上部導電膜74も同時に形
成される。
膜46a,46bおよび画素電極26のための、例えば
アルミニウム膜からなる導電膜が形成される。この導電
膜の膜厚は、2端子型非線形素子の特性などによって好
適な値が選択され、通常30〜200nmとされる。こ
の導電膜は、スパッタリング法や電子ビーム蒸着法で形
成することができる。そして、前記信号電極16、第2
の導電膜46a,46bおよび画素電極26は、一般に
用いられているフォトリソグラフィおよびエッチング技
術によってパターニングされる。また、この工程におい
て、前記端子70を構成する上部導電膜74も同時に形
成される。
【0053】(実験例)次に、本発明の画素領域におけ
る凹凸形状が散乱光に与える影響を調べるために行った
実験について述べる。実験に用いたサンプルおよび測定
法は以下の通りである。
る凹凸形状が散乱光に与える影響を調べるために行った
実験について述べる。実験に用いたサンプルおよび測定
法は以下の通りである。
【0054】(a)サンプル 画素領域を構成する第1の層の平均周期の高さと幅との
比(P/H)(図3参照)が、それぞれ、6,10およ
び30である3種のサンプル(サンプル1,2および
3)を形成した。また比較用のサンプルとして、反射型
液晶表示装置において反射板として用いられる市販品M
タイプ反射板(日東電工社製)を用いた。
比(P/H)(図3参照)が、それぞれ、6,10およ
び30である3種のサンプル(サンプル1,2および
3)を形成した。また比較用のサンプルとして、反射型
液晶表示装置において反射板として用いられる市販品M
タイプ反射板(日東電工社製)を用いた。
【0055】(b)測定法 図8に示すように、資料台に固定したサンプルSに対し
て、その法線方向から30゜の角度で光源400から平
行光を入射させ、サンプルSの表面を0゜として、法線
方向に検出器300を0゜から95゜まで移動させて、
散乱光の強度を検出した。検出器300には、光電子増
倍管を用いた。なお、図8において、符号500はスリ
ットを示す。
て、その法線方向から30゜の角度で光源400から平
行光を入射させ、サンプルSの表面を0゜として、法線
方向に検出器300を0゜から95゜まで移動させて、
散乱光の強度を検出した。検出器300には、光電子増
倍管を用いた。なお、図8において、符号500はスリ
ットを示す。
【0056】以上の測定結果を図7に示す。図7におい
て、横軸は検出器の角度を示し、縦軸は光の散乱強度に
比例する、検出器の出力電圧を示す。図7において符号
aはサンプル1を、符号bはサンプル2を、符号cはサ
ンプル3を、および符号dは比較サンプルの結果を示
す。
て、横軸は検出器の角度を示し、縦軸は光の散乱強度に
比例する、検出器の出力電圧を示す。図7において符号
aはサンプル1を、符号bはサンプル2を、符号cはサ
ンプル3を、および符号dは比較サンプルの結果を示
す。
【0057】図7から、P/Hが30、10および6と
小さくなるに従って、散乱光の指向性が弱くなっていく
ことがわかる。P/Hが6であるサンプル1は、散乱光
の指向性が弱く広い散乱角度を有するが、正反射方向の
散乱強度が小さいために暗くなってしまう。したがっ
て、このサンプル1は、昼間の屋外などの太陽光以外の
特定の光源が無く、あらゆる角度からの光を有効に利用
する場合に向いている。また、P/Hが30であるサン
プル3は、散乱特性に非常に強い指向性を有するため
に、正反射方向では明るいものの、正反射方向から少し
角度がずれると充分な散乱強度が得られず、表示画像が
見え難くなる。したがって、このサンプル3は、観測方
向を限定した用途に向いていることがわかる。これらの
サンプルのなかで、P/Hが10であるサンプル2は、
サンプル1とサンプル3との中間的な特性を有してお
り、比較例とよく近似した反射特性を有し、実用上有用
であることが分かる。
小さくなるに従って、散乱光の指向性が弱くなっていく
ことがわかる。P/Hが6であるサンプル1は、散乱光
の指向性が弱く広い散乱角度を有するが、正反射方向の
散乱強度が小さいために暗くなってしまう。したがっ
て、このサンプル1は、昼間の屋外などの太陽光以外の
特定の光源が無く、あらゆる角度からの光を有効に利用
する場合に向いている。また、P/Hが30であるサン
プル3は、散乱特性に非常に強い指向性を有するため
に、正反射方向では明るいものの、正反射方向から少し
角度がずれると充分な散乱強度が得られず、表示画像が
見え難くなる。したがって、このサンプル3は、観測方
向を限定した用途に向いていることがわかる。これらの
サンプルのなかで、P/Hが10であるサンプル2は、
サンプル1とサンプル3との中間的な特性を有してお
り、比較例とよく近似した反射特性を有し、実用上有用
であることが分かる。
【0058】上述した実施の形態においては、2端子型
非線形素子として、いわゆるバック・ツー・バック構造
の素子を用いたが、これに限定されず、いわゆる単一の
導電膜−絶縁膜−導電膜から成るクロス型の2端子型非
線形素子を用いてもよい。
非線形素子として、いわゆるバック・ツー・バック構造
の素子を用いたが、これに限定されず、いわゆる単一の
導電膜−絶縁膜−導電膜から成るクロス型の2端子型非
線形素子を用いてもよい。
【0059】
【図1】本発明の実施の形態に係るアクティブマトリク
ス基板の要部を模式的に示す平面図である。
ス基板の要部を模式的に示す平面図である。
【図2】図1におけるA−A線に沿った断面図である。
【図3】図1におけるB−B線に沿った断面図である。
【図4】図1におけるC−C線に沿った断面図である。
【図5】本発明に係る液晶表示パネルの等価回路を示す
図である。
図である。
【図6】本発明に係る液晶表示パネルの斜視図である。
【図7】本発明に係るアクティブマトリクス基板につい
て求めた、散乱光に関する測定結果を示す図である。
て求めた、散乱光に関する測定結果を示す図である。
【図8】本発明に係るアクティブマトリクス基板につい
て求めた、散乱光に関する測定に用いられた装置を示す
図である。
て求めた、散乱光に関する測定に用いられた装置を示す
図である。
10 液晶表示パネル 12 走査線 14 データ線 16 信号電極 20 画素領域 22 第1の層(凹凸膜) 24 絶縁膜 26 第2の層(画素電極) 30 基板 32 絶縁膜 40 2端子型非線形素子 40a 第1の2端子型非線形素子 40b 第2の2端子型非線形素子 42 第1の導電膜 44 絶縁膜 46a,46b 第2の導電膜 100 アクティブマトリクス基板 200 対向基板
Claims (16)
- 【請求項1】 基板、この基板上に所定のパターンで配
設された信号電極、この信号電極に接続された2端子型
非線形素子、およびこの2端子型非線形素子に接続され
た画素領域を備え、 前記2端子型非線形素子は、前記基板上に積層された、
第1の導電膜、絶縁膜および第2の導電膜を含み、 前記画素領域は、 前記2端子型非線形素子の第1の導電膜、絶縁膜および
第2の導電膜の少なくとも1つの膜と同じ成膜工程で形
成され、さらに表面に凹凸を有する第1の層、および前
記第1の層の上に形成され、画素電極および反射膜とし
て機能する第2の層、を含むアクティブマトリクス基
板。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記画素領域の第1の層は、前記2端子型非線形素子の
第1の導電膜と同じ成膜工程で形成されるアクティブマ
トリクス基板。 - 【請求項3】 請求項1または2において、 前記画素領域の第2の層は、前記2端子型非線形素子の
第2の導電膜と同じ成膜工程で形成されるアクティブマ
トリクス基板。 - 【請求項4】 請求項3において、 前記第2の層は、アルミニウム、銀およびこれらの金属
の合金から選択される物質からなるアクティブマトリク
ス基板。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記画素領域は、さらに、前記第1の層と第2の層との
間に、絶縁膜を有するアクティブマトリクス基板。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記画素領域の第1の層は、その凹凸が周期的に形成さ
れ、前記凹凸の平均周期は、一周期の凹凸の高さと幅と
の比(幅/高さ)が5〜20であるアクティブマトリク
ス基板。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、 前記画素領域の第1の層は、その凸部の縦断面の形状が
ほぼ矩形あるいは台形であるアクティブマトリクス基
板。 - 【請求項8】 請求項7において、 前記画素領域の第1の層は、その凸部の縦断面の形状が
段差を有するアクティブマトリクス基板。 - 【請求項9】以下の工程(a)〜(g)を含むことを特
徴とするアクティブマトリクス基板の製造方法。 (a)基板上に、2端子型非線形素子を構成する第1の
導電膜を形成する工程、(b)前記第1の導電膜上に、
2端子型非線形素子を構成する絶縁膜を形成する工程、
(c)前記絶縁膜上に、2端子型非線形素子を構成する
第2の導電膜を形成する工程、(d)前記2端子型非線
形素子の第1の導電膜、絶縁膜および第2の導電膜の少
なくとも1つの膜と同じ成膜工程で、画素領域を構成す
る第1の層を形成する工程、(e)フォトリソグラフィ
およびエッチングによって、前記画素領域を構成する第
1の層の表面に凹凸を形成する工程、(f)前記第1の
層の上に、画素電極および反射膜として機能する第2の
層を形成する工程、および(g)信号電極を形成する工
程。 - 【請求項10】 請求項9において、 前記工程(a)および(d)は、同一の工程で行われる
アクティブマトリクス基板の製造方法。 - 【請求項11】 請求項9または10において、 前記工程(c)および(f)は、同一の工程で行われる
アクティブマトリクス基板の製造方法。 - 【請求項12】 請求項9〜11のいずれかにおいて、 前記工程(b)は、前記第1の導電膜を陽極酸化するこ
とによって行われるアクティブマトリクス基板の製造方
法。 - 【請求項13】 請求項12において、 前記工程(b)と同一の工程で、前記画素領域を構成す
る前記第1の層と前記第2の層との間に絶縁膜が形成さ
れるアクティブマトリクス基板の製造方法。 - 【請求項14】請求項9〜13のいずれかにおいて、 前記工程(e)において、複数回のフォトリソグラフィ
およびエッチングを行うことによって、前記第1の層の
凸部の縦断面形状が段差を有するように形成されるアク
ティブマトリクス基板の製造方法。 - 【請求項15】 請求項9〜14のいずれかにおいて、 前記画素領域の第2の層、前記2端子型非線形素子の第
2の導電膜および前記信号電極は、アルミニウム、銀、
およびこれらの金属の合金から選択される物質からなる
アクティブマトリクス基板の製造方法。 - 【請求項16】 請求項1〜8のいずれかに記載のアク
ティブマトリクス基板、 前記アクティブマトリクス基板に対向して配置される対
向基板、および 前記アクティブマトリクス基板と前記対向基板との間に
封入された液晶層、 を含む液晶表示パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7340998A JPH11249175A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | アクティブマトリクス基板およびその製造方法ならびに液晶表示パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7340998A JPH11249175A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | アクティブマトリクス基板およびその製造方法ならびに液晶表示パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11249175A true JPH11249175A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=13517379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7340998A Withdrawn JPH11249175A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | アクティブマトリクス基板およびその製造方法ならびに液晶表示パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11249175A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005056848A (ja) * | 2003-08-05 | 2005-03-03 | Lg Electron Inc | 有機el素子 |
-
1998
- 1998-03-05 JP JP7340998A patent/JPH11249175A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005056848A (ja) * | 2003-08-05 | 2005-03-03 | Lg Electron Inc | 有機el素子 |
JP4684594B2 (ja) * | 2003-08-05 | 2011-05-18 | エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド | 有機el素子 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050510 |