JPH11249095A - ファラデー回転子 - Google Patents
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- JPH11249095A JPH11249095A JP10067753A JP6775398A JPH11249095A JP H11249095 A JPH11249095 A JP H11249095A JP 10067753 A JP10067753 A JP 10067753A JP 6775398 A JP6775398 A JP 6775398A JP H11249095 A JPH11249095 A JP H11249095A
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Abstract
の温度依存性を小さくする。特に磁化方向が変化するよ
うな使用形態で温度特性の良好なファラデー回転子を使
用した光デバイスを提供する。 【解決手段】 ファラデー素子20に外部磁界を印加す
ることにより、ファラデー素子を透過する偏光の偏光面
を回転させるファラデー回転子である。ファラデー素子
の磁化方向と光線方向とのなす角をαとした時、角度α
の温度依存性によるファラデー回転角の変化量と、ファ
ラデー効果の温度依存性によるファラデー回転角の変化
量とが、互いに異符号で且つ一方の絶対値が他方の絶対
値の2倍未満となる方向に外部磁界を印加し、ファラデ
ー回転角の温度変化量を小さくする。互いに異符号で且
つ絶対値がほぼ等しくなる方向に外部磁界を印加する構
成が最良である。
Description
ファラデー素子の磁化方向が斜めになるようにファラデ
ー素子と外部磁界印加手段を配置したファラデー回転子
に関し、更に詳しく述べると、ファラデー素子の磁化方
向と光線方向とのなす角度αの温度依存性を利用してフ
ァラデー回転角の温度変化量を低減したファラデー回転
子に関するものである。このファラデー回転子は、光ア
ッテネータや光アイソレータなど、ファラデー効果を利
用した各種の光デバイスに有用である。
みに透過させる光アイソレータや、光の透過光量を制御
するための光アッテネータなどが必要であり、それらに
は透過光の偏光面を回転させるファラデー回転子が組み
込まれている。その他、光スイッチ、光サーキュレー
タ、光フィルタ、光イコライザなど各種の光デバイスに
もファラデー回転子が用いられている。
うに、互いに45度傾いた偏光面をもつよう配置した偏
光子1と検光子2との間に、45度ファラデー回転子3
を挿入した構成である。ファラデー回転子3は、磁気光
学結晶からなるファラデー素子と外部磁界印加手段であ
る永久磁石との組み合わせであり、永久磁石による外部
磁界を光線方向に一致するように印加して磁気光学結晶
が磁気的に飽和した状態とし、その状態で透過光の偏光
面が45度回転する厚さに設計されている。光アイソレ
ータの順方向に光を通した場合、偏光子1を通過した光
は殆ど無損失で検光子2を通過する(図21のA参
照)。それに対し逆方向の場合は、検光子2を通過した
光はファラデー回転子3を通過することにより偏光面が
偏光子1と直交するため、偏光子1を通過できない(図
21のB参照)。この光アイソレータは偏光依存タイプ
であるが、この他に偏光無依存タイプもある(特願昭5
6−148290号)。
す。図2のAに示すように、それぞれコリメートレンズ
10,11を有する入力ファイバ12と出力ファイバ1
3との間に、楔形複屈折結晶(例えばルチルなど)から
なる偏光子14と、ファラデー回転子15と、楔形複屈
折結晶からなる検光子16を、この順序で光軸上に配置
した構成である(特願平4−205044号参照)。こ
こでファラデー回転子15は、図2のBに示すように、
ファラデー素子(磁気光学結晶)17と、それに90度
異なる2方向から磁界を印加する永久磁石18と電磁石
19との組み合わせからなる。ファラデー素子17の磁
化方向は、永久磁石18による一定磁界と電磁石19よ
る可変磁界との合成磁界の方向を向き、それに応じてフ
ァラデー回転角が変化する。
両複屈折結晶の光学軸が互いに平行となるように配置し
た場合、次のように動作する。入力ファイバ12から出
射し第1のレンズ10で平行ビームとなった光は、偏光
子14により常光oと異常光eに分離する。常光oと異
常光eの偏光方向は互いに直交している。そして、各々
の光はファラデー回転子15を通過する際、光軸に平行
方向の磁化の大きさに応じて偏光方向が回転し、それぞ
れ検光子16により常光o1 と異常光e1 、常光o2 と
異常光e2 に分離する。検光子16から出射する常光o
1 と異常光e2は互いに平行で、第2のレンズ11によ
って出力ファイバ13に結合する(実線で示す)が、検
光子16から出射する異常光e1 と常光o2 は互いに平
行ではなく広がるために、第2のレンズ11を通っても
出力ファイバ13には結合しない(破線で示す)。
ラデー回転角は90度(磁化が光軸と平行)であり、偏
光子14から出射した常光oは検光子16から異常光e
1 として出射し、偏光子14から出射した異常光eは検
光子16から常光o2 として出射するため、第2のレン
ズ11を通っても出力ファイバ13には結合しない。そ
れに対して電磁石19による印加磁界が十分大きいと、
ファラデー回転角は0度に近づき、偏光子14から出射
した常光oは殆どそのまま検光子16から常光o1 とし
て出射し、偏光子14から出射した異常光eは殆どその
まま検光子16から異常光e2 とて出射するため、両光
は平行で全て第2のレンズ11によって出力ファイバ1
3に結合する。このようにして電磁石19による印加磁
界の強さに応じて、磁化が回転してファラデー回転角は
約90度から約0度までの範囲で変化し、それに応じて
出力ファイバ13に結合する光量が異なることになり、
光アッテネータとして機能することになる。
晶の光学軸が互いに直交するように配置した場合は、上
記と反対に、ファラデー回転角が90度の場合に透過光
量が最大となり、0度の場合には透過光量が最小とな
る。
ファラデー素子としては、近年、主にLPE法(液相エ
ピタキシャル法)により作製したBi(ビスマス)置換
希土類鉄ガーネット単結晶膜(LPE膜)が用いられて
いる。その理由は、LPE膜はBiの寄与によってYI
G(イットリウム鉄ガーネット)単結晶に比べてファラ
デー回転係数が大きい利点を有するからである。
希土類鉄ガーネット単結晶膜は、ファラデー回転角の温
度依存性が大きいという欠点がある。そのため、ファラ
デー回転子の温度依存性も大きくなり、このファラデー
回転子を用いて作製される光アイソレータや光アッテネ
ータ等のデバイスの温度特性が大きいという問題が生じ
る。
る方法(特願昭60−243217号) 磁気光学素子に2個のガーネット結晶を用いファラデ
ー回転角の温度依存性を相殺させることにより、ファラ
デー回転子の温度依存性を改善する方法(特願昭60−
134372号、特願平2−180757号) 偏光子、検光子を最適配置とし、デバイスとして温度
特性を改善する技術(特願平8−45231号) が提案されている。
のような問題がある。の方法は、磁気光学素子である
Bi置換希土類鉄ガーネットにTbを添加することによ
りファラデー回転角の温度依存性を小さくしている。し
かし、実施例の記載からすると、光アイソレータを構成
するとき、最も温度依存性が小さい時の波長1.5μm
における磁気光学素子の厚みが約1700μmとなり、
LPE法による高品質の結晶育成が厚み500μm程度
が限界であることからすると非常に厚い。の方法で
は、二つの異なる結晶を作製しなければならないため、
コストが増大する。の技術は、偏光面と検光子が直交
状態である最大光減衰点(量)が偏光面の角度、言い換
えればファラデー回転角に敏感であるのに対し、偏光面
と検光子が平行状態である最大光透過点(量)がファラ
デー回転角に鈍感であることから、ファラデー回転角の
温度変化量の絶対値が最も大きくなるファラデー回転角
が最大のとき、偏光面と検光子が平行になり、ファラデ
ー回転角の温度変化量の絶対値が最も小さくなるファラ
デー回転角が最小のとき、偏光面と検光子が直交状態に
なるようにして、最大光減衰量、挿入損失(最大光透過
量)の温度依存性を小さくした光アッテネータを実現し
ている。しかし、最大光減衰点はファラデー回転角に敏
感なため、その点におけるファラデー回転角の温度依存
性は非常に小さくしなければならないが、本質的にファ
ラデー回転子に温度依存性があるために、温度依存性低
減には限界がある。
ァラデー回転角の温度依存性を低減する技術を提供する
ことである。本発明の他の目的は、ファラデー回転角の
温度依存性が小さいファラデー回転子を提供することで
ある。本発明の更に他の目的は、温度特性の良好な光ア
ッテネータなどのファラデー回転子を使用した光デバイ
スを提供することである。
子に外部磁界を印加することにより、ファラデー素子を
透過する偏光の偏光面を回転させるファラデー回転子で
ある。本発明では、ファラデー素子の磁化方向と光線方
向とのなす角をαとした時、角度αの温度依存性による
ファラデー回転角の変化量と、ファラデー効果の温度依
存性によるファラデー回転角の変化量とが、互いに異符
号で且つ一方の絶対値が他方の絶対値の2倍未満となる
方向に外部磁界を印加し、ファラデー回転角の温度変化
量を小さくするように構成している。勿論、互いに異符
号で且つ絶対値がほぼ等しくなる方向に外部磁界を印加
することで、角度αの温度依存性によるファラデー回転
角の変化量と、ファラデー効果の温度依存性によるファ
ラデー回転角の変化量とをほぼ相殺する構成が最良であ
る。
気光学結晶からなる。ファラデー素子が複数の磁気光学
結晶からなる場合には、それらの方位を揃えて配列して
外部磁界を印加する構成がある。即ち、各磁気光学結晶
の磁化方向と光線方向とのなす角をαとした時、角度α
の温度依存性によるファラデー回転角の変化量と、ファ
ラデー効果の温度依存性によるファラデー回転角の変化
量とが、互いに異符号で且つ一方の絶対値が他方の絶対
値の2倍未満となる単一方位に外部磁界を印加し、ファ
ラデー回転角の温度変化量を小さくする。
からなる場合、それらの方位を違えて配列して外部磁界
を印加する構成もある。各磁気光学結晶の磁化方向と光
線透過方向とのなす角をα1 ,α2 ,・・・とした時、
角度α1 ,α2 ,・・・の温度依存性によるファラデー
回転角の変化量と、ファラデー効果の温度依存性による
ファラデー回転角の変化量との総和が、絶対値で各磁気
光学結晶のファラデー効果の温度依存性によるファラデ
ー回転角の変化量の総和以下となる方向に外部磁界を印
加し、ファラデー回転角の温度変化量を小さくする。
晶としては、例えば液相エピタキシャル法で作製した
(RBi)3 (FeM)5 O12又は(RBi)3 Fe5
O12(但しRはイットリウムを含む希土類元素から選ば
れた1種以上の元素、Mは鉄と置換できる1種以上の元
素)がある。典型的には、Tb1.00Y0.65Bi1.35Fe
4.05Ga0.95O12なる組成である。またY3 Fe5 O12
なる組成のガーネット単結晶でもよい。
は、ファラデー素子の磁化方向を光線方向から傾けるよ
うに印加する。例えば、一対の永久磁石、又は電磁石
を、光線方向に対して斜めに配置する。あるいは光線方
向に対して平行方向と垂直方向の2方向から磁界を印加
する構成もある。例えば一方は永久磁石により、他方は
電磁石により磁界を印加する。
ソレータ、光アッテネータ、光スイッチ、光サーキュレ
ータ、光フィルタ、光イコライザなど、各種の光デバイ
スに利用できる。
素子20を通過する際、ファラデー素子の磁化が光線方
向から角度α傾いているとすると、ファラデー回転角θ
F は、図1のBから分かるように、次の式で表せる。 θF =θFmax×cos α … θFmaxはファラデー回転角の最大値であり、磁化方向が
光線方向に一致した場合である。偏光面は磁化の光線方
向成分しか回転しない。ここで重要なことは、ファラデ
ー素子の磁化方向は、外部からの印加磁界の他、磁気光
学結晶の結晶磁気異方性による影響を受けるということ
である。つまり、θFmaxのみならず、角度αも温度Tの
関数なのである。そこで、上記式は次の式のように
表せる。 θF (T)=θFmax(T)×cos α(T) … 式より、ファラデー回転角の温度係数は、 dθF /dT=cos α×dθFmax/dT+θFmax×(−sin α)×dα/dT … となる。ここで定数項を、 C1 =cos α C2 =θFmax×(−sin α) とすると、上記式は次のように表せる。 dθF /dT=C1 ×dθFmax/dT+C2 ×dα/dT … この右辺第1項はファラデー素子のファラデー効果の温
度依存性によるファラデー回転角の温度係数である。そ
れに対して右辺第2項は、ファラデー素子の磁化方向と
光線方向とのなす角度αの温度依存性によるファラデー
回転角の変化率をに対応しており、この角度αの温度変
化は主にファラデー素子である磁気光学結晶の結晶磁気
異方性の温度依存性を起源としている。因に従来の光ア
イソレータで使用しているファラデー回転子の場合に
は、十分大きな外部磁界が光線方向に印加されており、
ファラデー素子の磁化方向が常に光線方向に一致してい
るために、前記の右辺第2項は常に零であり、材料の
温度係数のみが問題となる。
ため設計的に数値を動かすことはできないが、第2項は
角度αが含まれているため、結晶の方位によっては、そ
の数値は符号も含めて大きくも小さくもできる。つまり
ファラデー素子の特定方位に磁化を向けるとことによ
り、右辺第1項と第2項の符号を反対にでき、それによ
ってファラデー回転角の変化量をほぼ相殺し、ファラデ
ー回転角の温度依存性を小さくすることが可能となる。
子への外部磁界印加方向、電磁石の駆動電流値と温度を
任意に変えて、直交偏光子法によりファラデー回転角を
測定した。これは基本的に光アッテネータと同じ構成で
ある。光ファイバ30から出射した光はレンズ31によ
り平行光となり、偏光子32、ファラデー素子33、検
光子34を通過し、レンズ35によって光ファイバ36
の入射端に集光する。ここで符号38の部分がファラデ
ー回転子であり、その一例を図4に示す。ファラデー素
子33には一対の永久磁石40,41によって光軸に平
行方向に飽和に要する磁界が印加され、電磁石42によ
り光軸と垂直方向に磁界が印加されて、該電磁石42の
コイル電流を変えることでそれらの合成磁界を変化させ
る。ファラデー素子にはガーネット単結晶を用いた。
晶は次のように作製した。PbO−B2 O3 −Bi2 O
3 を融剤とし、液相エピタキシャル法(LPE法)によ
り、格子定数が12.496Å、組成が(CaGd)3
(MgZrGa)5 O12である直径3インチ、厚み11
70μmの基板の(111)面上に、Bi置換希土類鉄
ガーネット単結晶(LPE膜、組成Tb1.00Y0.65Bi
1.35Fe4.05Ga0.95O12、膜厚450μm)を育成し
た。図5に示すように、基板50には予め大小二つのフ
ラット面(オリエンテーションフラット)が付けられて
おり、大きなフラット面は(-110)面、小さなフラッ
ト面は(11-2)面である。LPE膜を符号52で示
す。次に、得られたLPE膜を7.6mm×5.0mmに切
断し、研磨により基板を除去した後に、大気中で110
0℃、8時間熱処理した。これは、成長誘導による一軸
磁気異方性定数を低減するためである。その後、再度研
磨して、7.6mm×5.0mm×0.33mmの形状に鏡面
仕上げし、表裏両面の(111)面に反射防止膜を蒸着
した。そして、1.0mm×1.2mm×0.33mmに切断
し、最後に(111)面と(-110)面と(-1-12)面
の交点を少し削って方位の目印とした。最終的なガーネ
ット単結晶の形状及び面を図5のDに示す。振動試料型
磁力計(VSM)によりガーネット単結晶の飽和に要す
る磁化を測定したところ120エルステッドであったた
め、永久磁石による固定磁界を150エルステッドに設
定して、ガーネット単結晶を飽和させるようにした。そ
して、光がガーネット単結晶の反射防止膜を蒸着した
面、即ち(111)面に対して垂直に入射するようにし
て測定を行った。このガーネット単結晶の磁化が光線と
平行方向を向いたときのファラデー回転角は約32度で
ある。(なお、結晶の面及び方位を表す表記法では、負
の指数についてはその数値の上に横棒を引いて表すが、
本明細書ではそれができないために指数にマイナス符号
を付して表記している。)
中心としたステレオ投影図である。隣り合う同心円は互
いに10度ずつ異なっている面を意味し、隣り合う径方
向の線は互いに10度ずつ異なっている面を意味する。
従って、ガーネット単結晶の任意の面は、このステレオ
投影図内の点として示すことができる。
の紙面垂直方向の裏側から表側の方向で150エルステ
ッドの磁界が印加され、それによって飽和している。こ
の状態のところに、電磁石によりa方位〈-1-12〉、b
方位〈-1-12〉方位から〈-101〉方位へ24度の方
向、c方位〈-101〉、d方位〈-211〉に磁界を印加
し、ファラデー回転角を測定した。測定は、温度が10
℃、25℃、65℃の3点で行った。
0に示す。図7〜図10を比較すると、印加磁界方向に
よってファラデー回転角のスペクトルが大きく異なって
いることが分かる。これは、観測されるファラデー回転
角が、ファラデー効果を起源とするものの寄与だけでな
く、結晶の異方性を起源とするものも含んでいるためで
ある。ガーネット単結晶は結晶磁気異方性を有してお
り、それによって〈111〉方位とその対称等価な方位
が磁化容易軸であり、〈100〉方位とその対称等価な
方位が磁化困難軸である。そして結晶磁気異方性の大き
さは、低温になるほど大きくなる(P.Hansen等 Thin So
lid Films, 114(1984)69-107)。
加した場合である。つまり、電磁石と永久磁石の合成磁
界ベクトル経路は図6のaとなり、経路の中心付近、正
確には(111)面から55度に(001)面がある。
経路aの断面図を図11に示す。ガーネット単結晶60
の磁化は、磁化容易軸である〈111〉方位と〈-1-1
1〉方位に向き易く、磁化困難軸の〈001〉方位に向
き難い。その程度は、低温になるほど大きくなる。その
ため、低温になるほど、〈001〉方位を急速に通過
し、〈-1-11〉方位に近づくため、ファラデー回転角の
スペクトルは図7に示すようになる。10℃と25℃の
ファラデー回転角が電磁石の磁界を大きくした時に符号
が正から負になっているのは、磁化の光線方向成分が光
線の進行方向に対し逆方向から正方向に変わったためで
ある。図7において、電流値が15mA、20mA、2
5mAの3点では、ファラデー回転角の温度依存性が大
きく異なっている。15mAの点ではファラデー回転角
の温度係数は負であり、20mAではほぼ零で、25m
Aでは正である。
ようにファラデー回転角の温度係数は式で決まる。
式の右辺第1項のファラデー効果を起源とする寄与は、
ファラデー効果が温度上昇に伴い小さくなるので、ファ
ラデー回転角は小さくなり、その温度係数、つまり右辺
第1項は負となる。それに対し、異方性起源のファラデ
ー回転角の温度係数である右辺第2項の寄与は、電流値
が異なると電磁石と永久磁石の合成磁界ベクトル方向が
異なる(つまりファラデー素子への印加磁界方向が変わ
る)ため、各点で異なる。15mAの点では、低温にな
るほど結晶の磁化が〈001〉方位に近づけないため、
磁化の回転角αは小さくなる。逆に言えば、温度が高い
ほどαは大きくなり、そのため第2項の温度係数は負に
なる。よって第1項と第2項の両方とも温度係数が負で
あり、観測されるファラデー回転角の温度係数dθF /
dTも負になる。25mAの点でも、低温になるほど結
晶の磁化が〈001〉方位に近づけないが、既に通過し
ているため、磁化の回転角αは大きくなる。逆に言え
ば、温度が高いほどαは小さくなる。そのため第2項の
温度係数は正になり、その大きさは第1項よりも大きい
ため、観測されるファラデー回転角の温度係数dθF /
dTは正になる。これらに対し、20mAの点では第2
項は正であり、しかもその大きさが第1項とほぼ同じで
あるため、温度係数は相殺されてほぼ零になる。
へ24度の方向に電磁石の磁界を印加した場合である。
つまり、電磁石と永久磁石の合成磁界ベクトルの経路は
図6のbとなる。経路上には磁化容易軸や磁化困難軸は
無いが、近くに〈001〉方位がある。この影響によ
り、式の右辺第1項と第2項が相殺され、ファラデー
回転角が10℃、25℃、65℃でほぼ同じ値になって
いる。
加した場合である。つまり、電磁石と永久磁石の合成磁
界ベクトル経路は図6のcで、磁化容易軸や磁化困難軸
から最も離れており、且つ最寄りの磁化容易軸や磁化困
難軸がこの経路から対称的に位置している。例えば、最
寄りの磁化容易軸の〈-1-11〉と〈-111〉、あるいは
磁化困難軸の〈001〉と〈-100〉は、経路cが対称
軸となるところに位置している。そのため、結晶の磁化
方向は異方性の影響を殆ど受けず、電磁石と永久磁石の
磁界の合成ベクトル方向に追従している。温度係数で
は、第2項の寄与は殆ど無く、第1項の寄与によって負
となっている。
印加した場合である。つまり、電磁石と永久磁石の合成
磁界ベクトル経路は図6のdとなり、中心の(111)
面から70度の位置に(-111)面がある。低温になる
ほど磁化は〈111〉方位と〈-111〉方位に向き易く
なる。〈-111〉方位に結晶の磁化が向いている場合の
ファラデー回転角は、磁化が光線方向を向いている時の
ファラデー回転角×cos 70=32度×cos 70=11度で
ある。図10のスペクトルが図9のスペクトルに比べて
電流値が大きい側でのファラデー回転角が大きいのは、
結晶の磁化が〈-111〉方位付近に向いているためであ
る。
磁界を印加することにより、第1項と第2項の符号を反
対にでき、それによってファラデー回転角の変化量が相
殺してファラデー回転角の温度依存性を小さくすること
ができる。また、その手段としては、図7、図8のよう
に単一のある特定方向に磁界を印加してもよいし、また
図7〜図10のスペクトルが大きく異なっていることか
ら、ファラデー素子に複数のガーネット単結晶を用い
て、各々の結晶の任意の方位に磁界を印加し、それらの
総和のファラデー回転角の温度依存性が小さくなるよう
にしてもよい。
経路aの〈-1-12〉方位に電磁石の磁界を印加した場合
と、その対称等価な方位、つまり〈-1-12〉方位から1
20度に位置する〈-12-1〉方位と〈2-1-1〉方位に磁
界を印加した場合は、ファラデー回転角の振る舞いは同
じになる。同様に、経路b〜dにおいても、対称等価な
方位では同じ結果になる。
じめに直交偏光子法によりファラデー回転角の温度特性
を測定した。次に、偏光子と検光子を、それらを通過す
る光の偏光面のなす角度が135度になるように固定し
て、光減衰量の温度特性を測定した。永久磁石の磁界は
150エルステッドであり、電磁石の駆動電流値は20
mAで固定した。この測定系は基本的に光アイソレータ
と同じであり、光減衰量は逆方向挿入損失に相当する。
図5に示すような手順で作製した。PbO−B2 O3 −
Bi2 O3 を融剤とし、LPE法により、格子定数が1
2.496Å、組成が(CaGd)3 (MgZrGa)
5 O12である直径3インチ、厚み1170μmの基板の
(111)面上に、Bi置換希土類鉄ガーネット単結晶
(LPE膜、組成Tb1.00Y0.65Bi1.35Fe4.05Ga
0.95O12、膜厚450μm)を育成した。図5に示すよ
うに、基板には予め大小二つのフラット面が付けられて
おり、大きなフラット面は(-110)面、小さなフラッ
ト面は(11-2)面である。次に、得られたLPE膜を
7.6mm×5.0mmに切断し、研磨により基板を除去し
た後に、大気中で1100℃、8時間熱処理した。これ
は、成長誘導による一軸磁気異方性定数を低減するため
である。その後、再度研磨して、7.6mm×5.0mm×
0.35mmの形状に鏡面仕上げし、表裏両面の(11
1)面に反射防止膜を蒸着した。そして、1.0mm×
1.2mm×0.35mmに切断し、最後に(111)面と
(-110)面と(-1-12)面の交点を少し削って方位の
目印とした。振動試料型磁力計(VSM)によりガーネ
ット単結晶の飽和に要する磁化を測定したところ120
エルステッドであったため、永久磁石による固定磁界を
150エルステッドにして、ガーネット単結晶を飽和さ
せるようにした。そして、光がガーネット単結晶の反射
防止膜を蒸着した面、即ち(111)面に対して垂直に
入射するようにして測定を行った。
70は、上記のような磁性ガーネット単結晶72を3
個、方位を揃えて並べて、角を面取りした側の(-1-1
2)面を電磁石のS極側に配置した。つまり、電磁石の
磁界は〈-1-12〉方位に印加される。このことは、図7
の経路aにおける電磁石の電流値20mAの場合に相当
する。ガーネット単結晶は、磁化が光線と平行方向を向
いたとき約34度のファラデー回転角を有するものであ
り、ファラデー素子としては34度×3個=102度の
ファラデー回転角を有するものである。ここでガーネッ
ト単結晶を3個使用しているのは、育成した結晶の膜厚
が450μmであり、それを加工して用いているため膜
厚が薄くなり、1個当たりのファラデー回転角が小さい
ためである。現時点ではLPE法による結晶育成は、膜
厚が500μmを超えると、欠陥や割れが生じて育成が
困難である。しかし、将来的に育成技術が進歩して50
0μmを超える厚い膜の育成が可能になり、加工後の結
晶1個当たりの厚みを大きくしてファラデー回転角を大
きくできれば、使用するガーネット単結晶の個数は2個
乃至1個で構わない。
向と垂直の磁界が印加され、永久磁石により光線方向と
平行の磁界が印加される。ファラデー回転角の測定結果
を図13に、光減衰量の測定結果を図14に示す。これ
らの図から、実施例1はファラデー回転角と光減衰量の
温度依存性は小さく、光アイソレータとして使用した場
合、有効であることが分かる。実際に光アイソレータを
作製する場合には、本実施例のように永久磁石と電磁石
を用いて磁性ガーネット単結晶の磁化を光軸から傾けて
もよいし、一対の永久磁石を光軸に対して斜めに配置さ
せて磁性ガーネット単結晶の磁化を光軸から傾けてもよ
いし、1個の円筒状の永久磁石を光軸に対して斜めに置
き、その中に磁性ガーネット単結晶を蒸着面である(1
11)面が光軸と垂直になるように置き、磁性ガーネッ
ト単結晶の磁化を光軸から傾けてもよい。いずれの場合
も効果は同じで、ファラデー回転角の温度依存性は小さ
くなる。
手順で作製、測定したものである。ファラデー素子は、
実施例1で用いたものと同じ磁性ガーネット単結晶を厚
み0.233mmにしたものを2個使用し、磁化方向が光
線方向と平行方向を向いたとき約45度のファラデー回
転角を有するものである。ファラデー回転角と光減衰量
は、図3の測定系から電磁石を除き永久磁石の磁界のみ
を結晶に印加して測定した。また磁性ガーネット単結晶
は2個とも、光線がガーネット単結晶の反射防止膜を蒸
着した面、即ち(111)面に対して垂直に入射するよ
うに配置されている。永久磁石により、磁性ガーネット
単結晶の磁化は飽和されており、その方向は光軸と平行
になっている。はじめに直交偏光子法によりファラデー
回転角の温度特性を測定した。次に偏光子と検光子を、
それらを通過する光の偏光面のなす角度が135度にな
るように固定して光減衰量の温度特性を測定した。この
測定系は、基本的に従来の光アイソレータと同じであ
り、光減衰量は逆方向挿入損失に相当する。
1)と同じ手順で作製した。但し、寸法は1.0mm×
1.2mm×0.33mmであり、磁化が光線方向と平行方
向を向いたとき約32度のファラデー回転角を有するも
のである。図3の測定系を使用し、はじめに直交偏光子
法によりファラデー回転角の温度依存性を測定した。次
に、偏光子と検光子を、通過する光の偏光面のなす角度
が105度になるように設置して、光減衰量の温度特性
を測定した。永久磁石の磁界は150エルステッドであ
り、電磁石の駆動電流値は0〜80mAで可変した。こ
の測定系は、基本的に光アッテネータと同じである。図
12のBに示すように、ファラデー素子74は、上記で
作製した磁性ガーネット単結晶72を3個、方位を変え
て並べ、一番手前のガーネット単結晶の面取りした側の
(-1-12)面を電磁石のS極側に、後ろの2個のガーネ
ット単結晶の面取りした側の(-1-12)を電磁石のN極
側にして配置した。ガーネット単結晶には電磁石により
光線方向と垂直の磁界を印加し、永久磁石により光線方
向に平行方向の磁界を印加する。このことは、後ろの2
個のガーネット単結晶に対しては、ステレオ投影図の中
心の(111)と最外周円上の(11-2)面を結んだ線
上に磁界を印加し、一番手前の1個の磁気光学結晶に対
しては、ステレオ投影図の中心の(111)と最外周円
上の(-1-12)面を結んだ線上に磁界を印加することを
意味している。
また光減衰量の測定結果を図16に示す。図15より、
電磁石の電流値が大きいところでのファラデー回転角の
温度依存性の小さいことが分かる。また、図16より、
光減衰量の温度依存性が小さいことも分かる。これらの
結果から、この構成は、磁気光学式可変光アッテネータ
に有効である。
1)と同じ手順で作製した。但し、寸法は1.0mm×
1.2mm×0.33mmであり、磁化が光線方向と平行方
向を向いたとき約32度のファラデー回転角を有するも
のである。図3の測定系を使用し、はじめに直交偏光子
法によりファラデー回転角の温度依存性を測定した。次
に、偏光子と検光子を、通過する光の偏光面のなす角度
が105度になるように設置して、光減衰量の温度特性
を測定した。永久磁石の磁界は150エルステッドであ
り、電磁石の駆動電流値は0〜80mAで可変した。こ
の測定系は、基本的に光アッテネータと同じである。図
12のAのように、ファラデー素子70は、上記で作製
した磁性ガーネット単結晶72を3個、方位を揃えて並
べ、電磁石の磁界を〈-1-12〉方位から〈-101〉方位
へ24度の方向に印加した。ガーネット単結晶には電磁
石により光線方向と垂直の磁界を印加し、永久磁石によ
り光線方向に平行方向の磁界を印加する。このことは磁
気光学結晶に対して、ステレオ投影図の中心の(11
1)と最外周円上の(-1-12)面から(-101)面へ2
4度の位置を結んだ線上に磁界を印加することを意味し
ている。
また光減衰量の測定結果を図18に示す。図17より、
ファラデー回転角の温度依存性の小さいことが分かる。
また図18より、光減衰量の温度依存性が小さいことも
分かる。これらの結果から、この構成は、磁気光学式可
変光アッテネータに有効である。
1)と同じ手順で作製した。但し、寸法は1.0mm×
1.2mm×0.33mmであり、磁化が光線方向と平行方
向を向いたとき約32度のファラデー回転角を有するも
のである。図3の測定系を使用し、はじめに直交偏光子
法によりファラデー回転角の温度依存性を測定した。次
に、偏光子と検光子を、通過する光の偏光面のなす角度
が105度になるように設置して、光減衰量の温度特性
を測定した。永久磁石の磁界は150エルステッドであ
り、電磁石の駆動電流値は0〜80mAで可変した。こ
の測定系は、基本的に光アッテネータと同じである。フ
ァラデー素子は、上記で作製したガーネット単結晶を3
個、図12のAのように方位を揃えて並べ、(-110)
面を電磁石のS極側にして配置した。つまり、電磁石の
磁界は〈-110〉方位に印加される。ガーネット単結晶
には電磁石により光線方向と垂直の磁界を印加し、永久
磁石により光線方向に平行方向の磁界を印加する。
また光減衰量の測定結果を図20に示す。図19及び図
20より、ファラデー回転角及び光減衰量の温度依存性
が大きいことが分かる。これらの結果から、この構成
は、磁気光学式可変光アッテネータとしては不適当であ
る。
となる磁気光学結晶の結晶磁気異方性の温度依存性を利
用することにより、磁気光学結晶の磁化方向と光線方向
とのなす角度の温度依存性によるファラデー回転角の変
化量と、ファラデー効果の温度依存性によるファラデー
回転角の変化量が極力相殺されるように構成でき、その
結果として磁化方向が変化するような使用形態において
もファラデー回転角の温度変化量を低減できる効果が生
じる。
向との関係を示す説明図。
状と方位の説明図。
したステレオ投影図。
示すグラフ。
示すグラフ。
示すグラフ。
角の関係を示すグラフ。
係を示す断面図。
結晶の配列方位の説明図。
回転角の関係を示すグラフ。
関係を示すグラフ。
ー回転角の関係を示すグラフ。
関係を示すグラフ。
ー回転角の関係を示すグラフ。
関係を示すグラフ。
ー回転角の関係を示すグラフ。
関係を示すグラフ。
晶は次のように作製した。PbO−B2 O3 −Bi2 O
3 を融剤とし、液相エピタキシャル法(LPE法)によ
り、格子定数が12.496Å、組成が(CaGd)3
(MgZrGa)5 O12である直径3インチ、厚み11
70μmの基板の(111)面上に、Bi置換希土類鉄
ガーネット単結晶(LPE膜、組成Tb1.00Y0.65Bi
1.35Fe4.05Ga0.95O12、膜厚450μm)を育成し
た。図5に示すように、基板50には予め大小二つのフ
ラット面(オリエンテーションフラット)が付けられて
おり、大きなフラット面は(-110)面、小さなフラッ
ト面は(11-2)面である。LPE膜を符号52で示
す。次に、得られたLPE膜を7.6mm×5.0mmに切
断し、研磨により基板を除去した後に、大気中で110
0℃、8時間熱処理した。これは、成長誘導による一軸
磁気異方性定数を低減するためである。その後、再度研
磨して、7.6mm×5.0mm×0.33mmの形状に鏡面
仕上げし、表裏両面の(111)面に反射防止膜を蒸着
した。そして、1.0mm×1.2mm×0.33mmに切断
し、最後に(111)面と(-110)面と(-1-12)面
の交点を少し削って方位の目印とした。最終的なガーネ
ット単結晶の形状及び面を図5のDに示す。振動試料型
磁力計(VSM)によりガーネット単結晶の飽和に要す
る磁界を測定したところ120エルステッドであったた
め、永久磁石による固定磁界を150エルステッドに設
定して、ガーネット単結晶を飽和させるようにした。そ
して、光がガーネット単結晶の反射防止膜を蒸着した
面、即ち(111)面に対して垂直に入射するようにし
て測定を行った。このガーネット単結晶の磁化が光線と
平行方向を向いたときのファラデー回転角は約32度で
ある。(なお、結晶の面及び方位を表す表記法では、負
の指数についてはその数値の上に横棒を引いて表すが、
本明細書ではそれができないために指数にマイナス符号
を付して表記している。)
図5に示すような手順で作製した。PbO−B2 O3 −
Bi2 O3 を融剤とし、LPE法により、格子定数が1
2.496Å、組成が(CaGd)3 (MgZrGa)
5 O12である直径3インチ、厚み1170μmの基板の
(111)面上に、Bi置換希土類鉄ガーネット単結晶
(LPE膜、組成Tb1.00Y0.65Bi1.35Fe4.05Ga
0.95O12、膜厚450μm)を育成した。図5に示すよ
うに、基板には予め大小二つのフラット面が付けられて
おり、大きなフラット面は(-110)面、小さなフラッ
ト面は(11-2)面である。次に、得られたLPE膜を
7.6mm×5.0mmに切断し、研磨により基板を除去し
た後に、大気中で1100℃、8時間熱処理した。これ
は、成長誘導による一軸磁気異方性定数を低減するため
である。その後、再度研磨して、7.6mm×5.0mm×
0.35mmの形状に鏡面仕上げし、表裏両面の(11
1)面に反射防止膜を蒸着した。そして、1.0mm×
1.2mm×0.35mmに切断し、最後に(111)面と
(-110)面と(-1-12)面の交点を少し削って方位の
目印とした。振動試料型磁力計(VSM)によりガーネ
ット単結晶の飽和に要する磁界を測定したところ120
エルステッドであったため、永久磁石による固定磁界を
150エルステッドにして、ガーネット単結晶を飽和さ
せるようにした。そして、光がガーネット単結晶の反射
防止膜を蒸着した面、即ち(111)面に対して垂直に
入射するようにして測定を行った。
Claims (14)
- 【請求項1】 ファラデー素子に外部磁界を印加するこ
とにより、ファラデー素子を透過する偏光の偏光面を回
転させるファラデー回転子において、 ファラデー素子の磁化方向と光線方向とのなす角をαと
した時、角度αの温度依存性によるファラデー回転角の
変化量と、ファラデー効果の温度依存性によるファラデ
ー回転角の変化量とが、互いに異符号で且つ一方の絶対
値が他方の絶対値の2倍未満となる方向に外部磁界を印
加し、ファラデー回転角の温度変化量を小さくしたファ
ラデー回転子。 - 【請求項2】 単一もしくは複数の磁気光学結晶からな
るファラデー素子に外部磁界を印加することにより、フ
ァラデー素子を透過する偏光の偏光面を回転させるファ
ラデー回転子において、 磁気光学結晶の磁化方向と光線方向とのなす角をαとし
た時、角度αの温度依存性によるファラデー回転角の変
化量と、ファラデー効果の温度依存性によるファラデー
回転角の変化量とが、互いに異符号で且つ一方の絶対値
が他方の絶対値の2倍未満となる単一方位に外部磁界を
印加し、ファラデー回転角の温度変化量を小さくしたフ
ァラデー回転子。 - 【請求項3】 角度αの温度依存性によるファラデー回
転角の変化量と、ファラデー効果の温度依存性によるフ
ァラデー回転角の変化量とが、互いに異符号で且つ絶対
値がほぼ等しい方向に外部磁界を印加する請求項1又は
2記載のファラデー回転子。 - 【請求項4】 複数の磁気光学結晶からなるファラデー
素子に外部磁界を印加することにより、ファラデー素子
を透過する偏光の偏光面を回転させるファラデー回転子
において、 磁気光学結晶の方位を違えて配列し、各磁気光学結晶の
磁化方向と光線透過方向とのなす角をα1 ,α2 ,・・
・とした時、角度α1 ,α2 ,・・・の温度依存性によ
るファラデー回転角の変化量と、ファラデー効果の温度
依存性によるファラデー回転角の変化量との総和が、絶
対値で各磁気光学結晶のファラデー効果の温度依存性に
よるファラデー回転角の変化量の総和以下となる方向に
外部磁界を印加し、ファラデー回転角の温度変化量を小
さくしたファラデー回転子。 - 【請求項5】 磁気光学結晶が、液相エピタキシャル法
で作製した(RBi)3 (FeM)5 O12又は(RB
i)3 Fe5 O12(但しRはイットリウムを含む希土類
元素から選ばれた1種以上の元素、Mは鉄と置換できる
1種以上の元素)である請求項1乃至4のいずれかに記
載のファラデー回転子。 - 【請求項6】 磁気光学結晶がY3 Fe5 O12である請
求項1乃至4のいずれかに記載のファラデー回転子。 - 【請求項7】 ファラデー素子に外部磁界を印加するこ
とにより、ファラデー素子を透過する偏光の偏光面を回
転させるファラデー回転子において、 ファラデー素子である磁気光学結晶の組成がTb1.00Y
0.65Bi1.35Fe4.05Ga0.95O12であり、その磁気光
学結晶に対して、ステレオ投影図の中心の(111)と
最外周円上の(-1-12)面から(-101)面へ24度の
位置を結んだ線上に磁界を印加し、ファラデー回転角の
温度変化量を小さくしたファラデー回転子。 - 【請求項8】 ファラデー素子に外部磁界を印加するこ
とにより、ファラデー素子を透過する偏光の偏光面を回
転させるファラデー回転子において、 組成がTb1.00Y0.65Bi1.35Fe4.05Ga0.95O12で
ありほぼ同一厚さの磁気光学結晶を3個用いてファラデ
ー素子とし、それらのうちの2個の磁気光学結晶に対し
ては、ステレオ投影図の中心の(111)と最外周円上
の(11-2)面を結んだ線上に磁界を印加し、他の1個
の磁気光学結晶に対しては、ステレオ投影図の中心の
(111)と最外周円上の(-1-12)面を結んだ線上に
磁界を印加し、ファラデー回転角の温度変化量を小さく
したファラデー回転子。 - 【請求項9】 光線方向に対し平行方向と垂直方向の二
方向から永久磁石と電磁石とによって外部磁界を印加
し、それらの合成磁界によりファラデー素子の磁化方向
を光線方向に対して傾けた請求項1乃至8のいずれかに
記載のファラデー回転子。 - 【請求項10】 請求項9に記載のファラデー回転子を
用い、電磁石の磁界を可変することにより、ファラデー
回転角の温度依存性を制御するファラデー回転子の温度
依存性制御方法。 - 【請求項11】 請求項1乃至9のいずれかに記載のフ
ァラデー回転子を用いた光アイソレータ。 - 【請求項12】 請求項9に記載のファラデー回転子を
用い、該ファラデー回転子の光線方向の前後に偏光子と
検光子を配置し、電磁石の磁界を、ファラデー回転角の
温度依存性が最小になる値に設定した光アイソレータ。 - 【請求項13】 請求項1乃至9のいずれかに記載のフ
ァラデー回転子を用いた光アッテネータ。 - 【請求項14】 請求項9に記載のファラデー回転子を
用い、該ファラデー回転子の光線方向の前後に偏光子と
検光子を配置し、電磁石により外部磁界を可変すること
で透過光量を制御する光アッテネータ。
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CA002263780A CA2263780C (en) | 1998-03-03 | 1999-03-01 | Faraday rotator |
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US (1) | US6288827B1 (ja) |
EP (1) | EP0940704B1 (ja) |
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