JP3581030B2 - ファラデー回転角可変装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の磁性ガーネット単結晶からなるファラデー素子に、2方向以上から外部磁界を印加して合成磁界ベクトルを可変することにより、通過光の偏光面の回転角を制御するファラデー回転角可変装置に関するものである。更に詳しく述べると本発明は、2枚の磁性ガーネット単結晶を対として、それら両方の磁性ガーネット単結晶の光が入射する(111)面内での方位が互いにほぼ180°異なる向きで組み合わせたものを用いるファラデー回転角可変装置に関するものである。この装置は、例えば偏波スクランブラや光アッテネータなどの光デバイスに有用である。
【0002】
【従来の技術】
光通信システムなどでは、光の偏波方向を連続的且つ周期的に可変する偏波スクランブラ、あるいは光の透過光量を制御するための光アッテネータなどが必要であり、それらにはファラデー回転角可変装置が組み込まれている。このファラデー回転角可変装置は、ファラデー素子に2方向以上から磁界を印加し、それらの合成磁界ベクトルを可変することにより、ファラデー素子を透過する光線のファラデー回転角を制御する装置である。通常、ファラデー素子としては、ファラデー効果を有する磁性ガーネット単結晶が用いられている。
【0003】
偏波スクランブラは、主としてファラデー回転角可変装置により構成される。ファラデー回転角可変装置は、ファラデー素子と、例えば、それに対して光軸に垂直方向に磁界を印加する電磁石と、光軸と平行方向に磁界を印加する永久磁石からなる。永久磁石によってファラデー素子を磁気飽和の状態とし、電磁石のコイルに供給する電流を変化させることで合成磁界の向きを変化させる。この合成磁界ベクトルの変化によってファラデー回転角が変化し、ファラデー素子を通過する光線の偏波方向を連続的且つ周期的に可変することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
偏波スクランブラでは、ファラデー素子を構成している磁性ガーネット単結晶に印加する正負の可変合成磁界に対して、ファラデー回転角が再現性よく対称的に変化する必要がある。ところがガーネット単結晶は立方晶であり、(111)面に垂直の方向について見ると3回回転対称軸を有する。その上、磁性ガーネット単結晶には結晶磁気異方性がある。そのため、合成磁界ベクトルが辿る経路によってファラデー回転角(の挙動)が異なり、光デバイスの特性がばらつく。また、ファラデー回転角の挙動が、電磁石による磁界が+磁界と−磁界の時とで非対称になると、DOP(Degree of Polarization:偏波度)が大きくなる。
【0005】
その対策として、本発明者等は先に、合成磁界ベクトルの変位経路が、磁性ガーネット単結晶の(111)面を中心としたステレオ投影図における中心の(111)面と、最外周円上の(110)面と等価な面を結んだ線、もしくはその近傍になるように特定する技術を提案した(特願平9−243394号参照)。特定された変位経路は、それを対称軸として磁化容易軸と磁化困難軸があり、結晶磁気異方性の影響が打ち消されるためである。従って、その特定の変位経路からずれると、バランスがくずれ、結晶磁気異方性の影響を受ける。この時、問題となるのは、特性面から判断される許容ずれ角が何度であるかということである。ところが、これは結晶磁気異方性の大きさに依存し、結晶磁気異方性が大きな場合は、許容ずれ角が小さくなり、磁性ガーネット単結晶に対する印加磁界の方向の調整が難しくなる。
【0006】
本発明の目的は、いかなる大きさの結晶磁気異方性を有する磁性ガーネット単結晶を用いても、合成磁界ベクトルの変位経路が磁性ガーネット単結晶のどの面を通っても、正方向の電磁界と負方向の電磁界とでファラデー回転角の対称性が良好なファラデー回転角可変装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ファラデー効果を有する磁性ガーネット単結晶からなるファラデー素子に、2方向以上から外部磁界を印加して、それらの合成磁界ベクトルを可変することにより、ファラデー素子を通過する光の偏光面の回転角を可変するファラデー回転角可変装置である。本発明においては、ファラデー素子は、2枚の磁性ガーネット単結晶を一対として、それを単一もしくは複数対組み合わせて必要なファラデー回転角を発現しうるようにし、光線が全ての磁性ガーネット単結晶の(111)面に入射し、一対の磁性ガーネット単結晶は、(111)面内での一方の磁性ガーネット単結晶の方位が他方の磁性ガーネット単結晶の方位に対して同一方向から180°±10°回転させた方位となるように配列されており、その点に特徴がある。
【0008】
図1は磁性ガーネット単結晶の(111)面を中心としたステレオ投影図である。つまり磁性ガーネット単結晶の(111)面に光線を入射したときの方位状態を示している。隣り合う同心円は互いに10度ずつ異なっている面を意味し、隣り合う径方向の線も互いに10度ずつ異なっている面を意味する。従って、磁性ガーネット単結晶の任意の面は、このステレオ投影図内の点として示すことができる。外部磁界は光線と平行方向と直交方向の両方から印加される。即ち、図1の紙面に垂直な方向と紙面上の任意の方向である。図1より、結晶方位は3回回転対称であるため、紙面上の直線経路を見ると、〔最外周円上の(110)と等価な面〕−〔中心の(111)面〕−〔最外周円上の(110)と等価な面〕を結ぶ経路以外は(111)を中心として非対称に各方位が存在する。これがファラデー回転角非対称の原因である。しかし、結晶方位が互いに反対の関係にある2個の磁性ガーネット単結晶を一対として組み合わせると、見掛け上、6回回転対称になり、中心の(111)を通る直線は全て対称となる。従って、紙面上のどの方向に磁界を印加しても、ファラデー回転角は対称となる。
【0009】
【発明の実施の態様】
本発明において、一対の磁性ガーネット単結晶は、ほぼ同一組成で且つほぼ同一厚みとするのがよい。一対の磁性ガーネット単結晶は、前記のように、(111)面内での一方の磁性ガーネット単結晶の方位が他方の磁性ガーネット単結晶の方位に対して同一方向から180°±10°回転させた方位となるように配列する。10°以内であれば、多少ずれてもほぼ6回回転対称に近い状態が保たれるからである。しかし、最良の状態は、互いにほぼ反対方位を向くように組み合わせることである。即ち、磁性ガーネット単結晶を偶数個使用し、その半数が残りの半数に対して逆方位になっており、全体として対を構成するように配列するのがよい。可変磁界は、例えば入射光線方向に対して平行方向と垂直方向の2方向から永久磁石と電磁石によって印加する構成とする。磁性ガーネット単結晶の対は、必要とするファラデー回転角に応じて1対ないし複数対並設することになる。
【0010】
磁性ガーネット単結晶としては、液相エピタキシャル法により作製した(RBi)3 (FeM)5 O12(但し、Rはイットリウムを含む希土類元素から選ばれた1種もしくは2種以上の元素、Mは鉄と置換できる1種もしくは2種以上の元素)あるいはY3 Fe5 O12が好適である。
【0011】
本発明に係るファラデー回転角可変装置は、偏波スクランブラや光アッテネータ等に適用できる。
【0012】
【実施例】
まず、磁性ガーネット単結晶を図2に示す工程で作製した。はじめに、PbO−B2 O3 −Bi2 O3 を融剤として、LPE法により、格子定数が12.496Å、組成が(CaGd)3 (MgZrGa)5 O12である直径3インチ、厚み1200μmの非磁性ガーネット基板10の(111)面上に、Bi置換希土類鉄ガーネット単結晶膜12(LPE膜:組成Tb0.96Y0.66Bi1.38Fe4.06Ga0.94O12、膜厚490μm)を育成した。基板には予め大小二つのフラット面(オリエンテーション・フラット)が付けられており、大きな方のフラット面は(−110)面、小さな方のフラット面は(11−2)面である(図2のA参照)。次に、育成したLPE膜を基板とともに7.6mm×5.0mm(刃厚0.2mmを含む)に切断し(図2のBで破線は切断線を示す)、研磨により基板を除去した後に、大気中で1100℃、8時間熱処理した。熱処理するのは、成長誘導による一軸磁気異方性を低減するためである。その後、再度研磨して、7.6mm×5.0mm×0.33mmの形状に鏡面仕上げし、表裏両面の(111)面に反射防止膜を蒸着した。そして、1.0mm×1.2mm×0.33mmに切断し(図2のCで破線は切断線を示す)、最後に(111)面と(−110)面と(−1−12)面の交点の角を少し削ってマーカーとした。一隅に付着したペイント、あるいは片面の一縁の切断線に沿って設けた溝や段差をマーカーとしてもよい。最終的に作製した磁性ガーネット単結晶の形状及び面を図2のDに示す。(なお、結晶の面の表記法では、負の指数については、その数値の上に横棒を引いて表すが、本明細書ではそれが出来ないために指数にマイナス記号を付すことで表記している。)
【0013】
ファラデー素子は、図3に示すように、マーカーが対角の関係に位置するように方位を反対に向けて2個の磁性ガーネット単結晶14を組み合わせて構成した(これを「X型配置」と称する)。
【0014】
図4に示す系を用い、直交偏光子法により作製した磁性ガーネット単結晶のファラデー回転角を測定した。この系は、光ファイバ20から出射した光が、レンズ21、偏光子22、ファラデー素子23、検光子24を通過し、レンズ25によって光ファイバ26に集光するように構成され、ファラデー素子23には電磁石27によって光軸方向に磁界が印加されるとともに、一対の永久磁石28によって光軸と垂直な方向に磁界が印加される。電磁石27のコイルに流す電流を変化させることによって、光軸方向の磁界が変化し、それに応じて合成磁界ベクトルも変化するようになっている。
【0015】
ファラデー回転角の測定には、図3に示したX型配置のファラデー素子を用いた。光線が磁性ガーネット単結晶の反射防止膜を蒸着した面、即ち(111)面に対して垂直に入射するようにし、ファラデー素子を入射面の(111)面と平行な面内で10度ずつ回転させて測定した。光の入射側の磁性ガーネット単結晶に対する合成磁界ベクトルの変位経路は図5の経路a〜gに相当する。測定結果を図6〜図12に示す。
【0016】
これらの測定結果から、合成磁界ベクトルがa〜gで示されるどの変位経路を辿っても、電磁石による正方向の可変磁界と負方向の可変磁界とで、可変磁界の絶対値に対するファラデー回転角の変化はほぼ一致していた。つまり、+方向に可変磁界が振れる場合と、−方向に可変磁界が振れる場合とで、ほぼ同じ曲線に乗っており、対称性が極めて良好であることが分かった。それに対して、磁性ガーネット単結晶単体について、同様に、磁界経路aの場合のファラデー回転角を測定すると、図13に示すようになり、非常に対称性が悪かった。
【0017】
図14に偏波スクランブラの一実施例を示す。Aは全体の構成図であり、Bはファラデー素子の説明図である。本発明においてファラデー素子32,34は、磁化が光線と平行方向を向いたときにファラデー回転角がほぼ30度となる磁性ガーネット単結晶14を、2枚、方位を反対向きに組み合わせて前記X型配置のファラデー素子とし、それを3組(従って磁性ガーネット単結晶を合計6枚)用いて、合計のファラデー回転角が約180度となるように配列したものである。なお光線は各磁性ガーネット単結晶の(111)面に垂直に透過するように設定する。また各磁性ガーネット単結晶は、分かり易くするために互いに離して描いてあるが、実際にはそれら全てを接着一体化したものでもよい。図14のAに戻って、光ファイバ30から出射した光はレンズ31により平行光となり、ファラデー素子32、1/4波長板33、ファラデー素子34を通過し、レンズ35によって光ファイバ36の入射端に集光する。ファラデー素子32,34には電磁石37,39により光軸と平行方向に磁界が印加され、更に永久磁石38,40によって、光軸に垂直方向に磁界が印加される。永久磁石38,40によって磁気飽和の状態とし、電磁石37,39のコイルに供給する電流を変化させることで、合成磁界ベクトルを変化させ、透過光の偏波方向を連続的且つ周期的に変える。
【0018】
ファラデー素子に印加する合成磁界ベクトルの変位経路別(経路a〜g)に、上記のような構成の偏波スクランブラを7台組み立て、それぞれDOPを測定した(実施例)。また比較のために、方位を揃えて2個の磁性ガーネット単結晶を固定したファラデー素子を方位を揃えて3組並べた場合についても、印加する磁界の変位経路別に偏波スクランブラを組み立て、DOPを測定した(比較例)。いずれも、測定に用いた光の波長は1550nmであり、永久磁石の磁界は150エルステッドである。また各磁性ガーネット単結晶は、磁化が光線方向と平行の時、ファラデー回転角が約30度となる厚みに設定した。
【0019】
測定結果を表1に示す。なお、DOPは次式で定義される。
DOP(%)=(s1 2 +s2 2 +s3 2 )1/2 ×100
但し、s1 ,s2 ,s3 :ストークスパラメータ
本実施例の偏波スクランブラでは印加磁界の変位経路によらず、DOPは10%未満となる。それに対して比較例の偏波スクランブラでは、変位経路dのときはDOPが7%と小さくなるが、それ以外の変位経路ではかなり大きくなり、印加磁界方向によってDOPが大きく変化することが分かる。
【0020】
【表1】
【0021】
なお本発明において、各磁性ガーネット単結晶は必ずしも図14のBに示すように交互に向きを変えてその順序に配列する必要はなく、全体として対が構成されるように配列されていればよい。具体的には、磁性ガーネット単結晶を偶数個使用し、その半数が残りの半数に対し逆方位になっており、全体として対が構成されるようにする。また、上記の実施例において、ガーネット単結晶の一部を膜厚半分のものを2個に置き換えても、同様の効果が得られる。このように、使用するガーネット単結晶の個々の厚みを変えても、全体として、ある方位とそれとは逆方位の磁性ガーネット単結晶のファラデー回転角が対を構成していれば、効果がある。しかし、このような構成では、多種(厚みの異なるもの)の磁性ガーネット単結晶を作製しなければならず、生産性は悪くなる。
【0022】
【発明の効果】
本発明は上記のように、2枚の磁性ガーネット単結晶を一対として、それを単一もしくは複数対組み合わせてファラデー素子とし、光は全ての磁性ガーネット単結晶の(111)面に入射し、一対の磁性ガーネット単結晶は、(111)面内で方位が互いに逆となるように配列したことにより、外部磁界方向に対するファラデー回転角の角度依存性が小さくなり、合成磁界ベクトルがどの経路を辿っても、言い換えると外部磁界の向きに対して(111)面内であればどの方向にファラデー素子を組み込んでも、合成磁界に対するファラデー回転角の変化は+磁界と−磁界でほぼ対称となる。
【0023】
これにより、磁性ガーネット単結晶に印加する合成磁界ベクトルを可変してファラデー回転角を制御する装置の、ファラデー素子組み込み時の角度ずれなどに起因する特性のばらつきが抑えられ、特性が安定する。具体的には、偏波スクランブラや光アッテネータの特性のばらつきを抑えることができ、更に偏波スクランブラにおいては外部印加磁界の方向にかかわらずDOPを小さくすることができるし、組み立てが容易となり作業性が非常に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁性ガーネット単結晶の(111)面を中心としたステレオ投影図。
【図2】磁性ガーネット単結晶の製造工程の一例を示す説明図。
【図3】磁性ガーネット単結晶の配置説明図。
【図4】直交偏光子法によるファラデー回転角の測定系を示す説明図。
【図5】合成磁界ベクトルの変位経路を示す説明図。
【図6】X型配置ファラデー素子の磁界経路aにおける電磁石磁界とファラデー回転角の関係を示すグラフ。
【図7】X型配置ファラデー素子の磁界経路bにおける電磁石磁界とファラデー回転角の関係を示すグラフ。
【図8】X型配置ファラデー素子の磁界経路cにおける電磁石磁界とファラデー回転角の関係を示すグラフ。
【図9】X型配置ファラデー素子の磁界経路dにおける電磁石磁界とファラデー回転角の関係を示すグラフ。
【図10】X型配置ファラデー素子の磁界経路eにおける電磁石磁界とファラデー回転角の関係を示すグラフ。
【図11】X型配置ファラデー素子の磁界経路fにおける電磁石磁界とファラデー回転角の関係を示すグラフ。
【図12】X型配置ファラデー素子の磁界経路gにおける電磁石磁界とファラデー回転角の関係を示すグラフ。
【図13】磁性ガーネット単結晶単体の電磁石磁界とファラデー回転角の関係を示すグラフ。
【図14】偏波スクランブラの一例を示す説明図。
【符号の説明】
10 非磁性ガーネット基板
12 Bi置換希土類鉄ガーネット単結晶膜
14 磁性ガーネット単結晶
Claims (6)
- ファラデー効果を有する磁性ガーネット単結晶からなるファラデー素子に、2方向以上から外部磁界を印加して、それらの合成磁界ベクトルを可変することにより、ファラデー素子を通過する光の偏光面の回転角を可変する装置において、
ファラデー素子は、2枚の磁性ガーネット単結晶を一対として、それを単一もしくは複数対組み合わせ、光線が全ての磁性ガーネット単結晶の(111)面に入射し、一対の磁性ガーネット単結晶は、(111)面内での一方の磁性ガーネット単結晶の方位が他方の磁性ガーネット単結晶の方位に対して同一方向から180°±10°回転させた方位となるように配列されていることを特徴とするファラデー回転角可変装置。 - 一対の磁性ガーネット単結晶は、ほぼ同一組成で且つほぼ同一厚みであり、互いにほぼ逆向きの方位で配列されている請求項1記載のファラデー回転角可変装置。
- 磁性ガーネット単結晶を偶数個使用し、その半数が残りの半数に対して逆方位になっており、全体として対を構成するように配列した請求項1又は2記載のファラデー回転角可変装置。
- 入射光線方向に対して平行方向と垂直方向の2方向から永久磁石と電磁石によって外部磁界を印加する請求項1乃至3のいずれかに記載のファラデー回転角可変装置。
- 磁性ガーネット単結晶が、液相エピタキシャル法により作製した(RBi)3 (FeM)5 O12(但し、Rはイットリウムを含む希土類元素から選ばれた1種もしくは2種以上の元素、Mは鉄と置換できる1種もしくは2種以上の元素)である請求項1乃至4のいずれかに記載のファラデー回転角可変装置。
- 磁性ガーネット単結晶が、液相エピタキシャル法により作製したY3 Fe5 O12である請求項1乃至4のいずれかに記載のファラデー回転角可変装置。
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