JPH11248761A - 電圧比較回路 - Google Patents

電圧比較回路

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JPH11248761A
JPH11248761A JP5399898A JP5399898A JPH11248761A JP H11248761 A JPH11248761 A JP H11248761A JP 5399898 A JP5399898 A JP 5399898A JP 5399898 A JP5399898 A JP 5399898A JP H11248761 A JPH11248761 A JP H11248761A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力信号に混入した雑音の影響を抑制でき、
信号のレベル変化を高精度に検出可能な電圧比較回路を
実現する。 【解決手段】 コンパレータCMP1の出力信号の立ち
上がりまたは立ち下がりエッジに応じて、遅延回路DL
Y1またはDLY2を動作させ、遅延回路DLY1の遅
延時間内に、基準電圧切り替え回路SWC1は比較用電
圧を共通電位VSSに保持し、遅延回路DLY2の遅延時
間内に、基準電圧切り替え回路SWC1は比較用電圧を
電源電圧VCCに保持し、遅延回路の遅延時間が経過した
後、比較用電圧を再び初期値に設定するので、電圧比較
回路にヒステリシス特性が付与され、入力信号Vinに混
入した雑音の影響を抑制でき、安定した比較結果が得ら
れる。さらに、出力信号の時間遅延が解消され、入力信
号のレベル変化点を正確に検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、信号のゼ
ロクロスを検出できる電圧比較回路、特にヒステリシス
特性により雑音の影響を抑制でき、誤動作を回避できる
電圧比較回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、入力信号のゼロクロスを検出
する電圧比較回路は、入力信号の電圧レベルと所定の基
準信号の電圧レベルとを比較し、その比較結果により入
力信号が基準信号レベルを通過するポイントを検出す
る。
【0003】図10は、このような電圧比較回路の基本
構成例を示している。図示のように、電圧比較回路は、
コンパレータCMP0と基準電圧Vref を提供する電圧
源により構成されている。入力信号Vinはコンパレータ
CMP0の反転入力端子(−)に印加され、基準電圧V
ref は、コンパレータCMP0の非反転入力端子(+)
に印加されている。入力信号Vinは、例えば、図11
(a)に示すように所定の基準値を中心にレベルが上下
に変動する信号とする。コンパレータCMP0から図1
1(b)に示す出力信号V0 が得られる。このように、
出力信号V0 のレベル変化エッジにより、入力信号Vin
のレベルが基準値を通過した時点を正確に把握すること
ができる。
【0004】しかし、入力信号Vinに雑音が混入されて
いる場合には、図10に示す電圧比較回路では正確な結
果が得られない。例えば、図12の波形図に示すよう
に、入力信号Vinに混入されている雑音の影響により、
入力信号Vinのレベルが基準電圧Vref に接近している
場合に、入力信号Vinのレベルが基準電圧Vref を複数
回通過し、これに応じて出力信号V0 の立ち上がりまた
は立ち下がりエッジが不安定になる。
【0005】図13および図14は、入力信号Vinおよ
び出力信号V0 のレベル変化点付近を拡大して表示した
ものである。図13(a)および(b)に示すように、
入力信号Vinのレベルが上昇し、基準電圧Vref に近づ
いている場合に、雑音の影響により信号レベルが所定の
期間において基準電圧Vref を上下する。この間、出力
信号V0 にランダムな幅を持つ複数のパルスが発生して
しまう。いわゆる出力信号V0 に“髭”が生じる。入力
信号Vinのレベルが降下して、基準電圧Vrefに近づく
場合には、図14(a)および(b)に示すように、同
様に、出力信号V0 に“髭”が生じてしまう。
【0006】このように、入力信号Vinに雑音が混入し
た場合、図10に示す単純な電圧比較回路においては、
出力信号V0 の立ち上がりおよび立ち下がりエッジが不
安定になる。この問題を解決するために、図15および
図16に示すヒステリシス特性を有する電圧比較回路が
提案されている。
【0007】図15(a)はヒステリシス特性を持つ電
圧比較回路の一例を示す回路図である。図示のように、
本例の電圧比較回路においては、出力信号V0 を抵抗素
子R3を介して基準電圧Vref の発生回路にフィードバ
ックさせることにより、電圧比較回路にヒステリシス特
性を持たせている。
【0008】基準電圧Vref は、電源電圧VCCと共通電
位VSSとの間に接続されている二つの抵抗素子R1とR
2で生じた分圧電圧である。ここで、例えば、抵抗素子
R1およびR2の抵抗値をそれぞれr1,r2とし、共
通電位VSSを0Vとすると、基準電圧Vref の電圧値v
ref は、次式より求まる。
【0009】
【数1】 vref =VCC・r2/(r1+r2) …(1)
【0010】同図(c)に示すように、コンパレータC
MP0において、入力端子(+)に印加される基準電圧
ref のレベルが反転入力端子(−)に印加される入力
信号Vinのレベルより高い場合、ハイレベルの信号、例
えば、電源電圧VCCレベルの信号が出力され、逆に入力
端子(+)に印加される基準電圧Vref のレベルが反転
入力端子(−)に印加される入力信号Vinのレベルより
低い場合、ローレベルの信号、例えば,共通電位VSS
ベルの信号が出力される。
【0011】コンパレータCMP0の出力信号V0 が抵
抗素子R3を介して、抵抗素子R1とR2との接続点に
フィードバックされているので、ここで、抵抗素子R3
の抵抗値をr3とし、且つ抵抗素子R1とR3の並列抵
抗値をr13として、抵抗素子R2とR3との並列抵抗
値をr23とすると、図15(b)に示す電圧Vt+お
よびVt−のレベルがそれぞれ次式により与えられる。
【0012】
【数2】 Vt+=VCC・r2/(r13+r2) …(2) Vt−=VCC・r23/(r1+r23) …(3)
【0013】例えば、(r1=r2=r3)の場合に、
Vt+=0.67VCC、Vt−=0.33VCCとなる。
このように、入力信号Vinのレベルが基準電圧Vref
レベルより低い場合に、コンパレータCMP0からハイ
レベルの出力信号V0 が出力される。このハイレベルの
出力信号V0 が抵抗素子R3を介してフィードバックさ
れるので、コンパレータCMP0の入力端子(+)に式
(2)に示す電圧Vt+が入力される。入力信号Vin
レベルが上昇し、電圧Vt+を越えたとき、コンパレー
タCMP0の出力信号V0 がローレベルに変化する。こ
れに応じて、コンパレータCMP0の入力端子(+)に
式(3)に示す電圧Vt−が印加される。入力信号Vin
のレベルが降下して、電圧Vt−以下になるとき、コン
パレータCMP0の出力信号レベルが再び変化し、ロー
レベルからハイレベルに切り替わる。
【0014】このように、コンパレータCMP0の出力
信号V0 をフィードバックし、これに応じて基準電圧V
ref のレベルを制御することにより、電圧比較回路にヒ
ステリシスを与えることができる。
【0015】図16はヒステリシス特性を持つ電圧比較
回路の他の構成例を示している。図示のように、本例に
おいては、図15に示す電圧比較回路とほぼ同様に、出
力信号V0 をフィードバックし、これに応じて基準電圧
ref のレベルを制御し、電圧比較回路にヒステリシス
特性を持たせている。
【0016】同図(a)に示すように、基準電圧Vref
は、電源電圧VCCと共通電位VSS間に接続されている抵
抗素子R1、R2、R3およびnMOSトランジスタN
T0により発生される。ここで、抵抗素子R1,R2,
R3の抵抗値をそれぞれr1,r2,r3として、ま
た、nMOSトランジスタNT0がオン状態時の抵抗
は、無視できる程度とすると、nMOSトランジスタN
T0のオン/オフ状態に応じて、基準電圧Vref のレベ
ルが次式により求められる。
【0017】
【数3】 Vt−=VCC・r2/(r1+r2) …(4) Vt+=VCC・(r2+r3)/(r1+r2+r3) …(5)
【0018】ここで、Vt−はnMOSトランジスタN
T0がオン状態にあるときの基準電圧Vref のレベル
で、Vt+は、nMOSトランジスタNT0がオフ状態
にあるときの基準電圧Vref のレベルである。また、式
(4)と式(5)の間には、(Vt−<Vt+)の関係
が成立する。
【0019】例えば、入力信号Vinのレベルが基準電圧
ref のレベルより高い場合、コンパレータCMP0’
の出力端子からハイレベルの信号V0 が出力される。こ
れに応じて、トランジスタNT0がオン状態に保持さ
れ、基準電圧Vref は、式(4)に示すVt−レベルに
保持される。一方、入力信号Vinのレベルが基準電圧V
ref のレベルより低い場合、コンパレータCMP0’の
出力端子からローレベルの信号V0 が出力される。これ
に応じて、トランジスタNT0がオフ状態に保持され、
基準電圧Vref は、式(5)に示すVt+レベルに保持
される。このように、コンパレータCMP0’の出力信
号V0 をフィードバックすることにより、電圧比較回路
にヒステリシス特性を与えることができ、雑音の影響を
抑制することが可能である。
【0020】図13の(c)および同図(d)は、ヒス
テリシス特性を持つ電圧比較回路に雑音が混入した入力
信号Vinが入力した場合の出力信号V0 の波形を示して
いる。図示のように、入力信号Vinのレベルが上昇し、
基準電圧Vref のレベルを越えたとき、出力信号V0
レベルが変化し、これに応じてコンパレータに入力され
る基準電圧がVt−レベルとなり、それ以降の入力信号
inの雑音によるレベル変動が出力信号V0 に影響を及
ぼすことがなくなる。同様に、入力信号Vinのレベルが
降下し、基準電圧Vref のレベルより低くなったときの
入出力信号の波形を図14(c)および同図(d)に示
している。図示のように、入力信号Vinのレベルが基準
電圧Vref より低くなったとき、出力信号V0 のレベル
が変化し、これに応じて、コンパレータに入力される基
準電圧がVt+レベルとなる。このため、それ以降の入
力信号の雑音による影響が抑制される。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のヒステリシス特性を持つ電圧比較回路においては、
コンパレータの出力信号のレベル変化点は、実際の入力
信号Vinが基準電圧Vre f を通過した時点よりΔtの遅
延が生じる。このため、時間や位相を重視する応用回路
へは使用できないという不利益がある。
【0022】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、入力信号が所定の基準電圧(比
較用電圧)に達する時間を正確に検出することができ、
当該入力信号に混入した雑音の影響を抑制でき、信号の
レベル変化を高精度に検出可能な電圧比較回路を提供す
ることにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の電圧比較回路は、入力信号と比較用信号と
を比較し、上記入力信号が上記比較用信号よりも大きい
場合に第1のレベルの出力信号を出力し、上記入力信号
が上記比較用信号よりも小さい場合に第2のレベルの出
力信号を出力する比較回路と、上記出力信号が第1のレ
ベルから第2のレベルまたは第2のレベルから第1のレ
ベルに変化した場合に、上記出力信号のレベルを所定の
期間固定とする制御回路とを有する。
【0024】また、本発明では、好適には、上記制御回
路は、上記出力信号が第1のレベルから第2のレベルへ
変化したことを検出する第1の検出回路と、上記出力信
号が第2のレベルから第1のレベルへ変化したことを検
出する第2の検出回路と、上記所定の期間を計測するタ
イマ回路と、上記比較用信号のレベルを第1の基準値、
第2の基準値または第3の基準値に設定する比較用信号
設定回路とを有し、上記比較用信号は、上記第1の検出
回路または上記第2の検出回路の検出結果に応じて上記
第1の基準値または上記第3の基準値に設定され、その
後上記所定の期間が経過すると上記第2の基準値に設定
される。
【0025】また、本発明では、好適には、上記制御回
路は、上記出力信号が第1のレベルから第2のレベルへ
変化したことを検出する第1の検出回路と、上記出力信
号が第2のレベルから第1のレベルへ変化したことを検
出する第2の検出回路と、第1の時間と第2の時間とを
計測するタイマ回路と、上記比較用信号のレベルを第1
の基準値、第2の基準値または第3の基準値に設定する
比較用信号設定回路とを有し、上記比較用信号は、上記
第1の検出回路の検出結果に応じて上記第1基準値に設
定され、その後上記第1の時間が経過すると上記第2の
基準値に設定され、上記第2の検出回路の検出結果に応
じて上記第3の基準値に設定され、その後上記第2の時
間が経過すると上記第2の基準値に設定される。
【0026】更に、本発明では、好適には、上記タイマ
回路は上記出力信号を入力する遅延回路を有する。
【0027】更に、本発明では、好適には、上記遅延回
路は直列に接続された複数のフリップフロップを有す
る。
【0028】本発明によれば、比較回路(コンパレー
タ)により、雑音が混入している入力信号と比較用信号
設定回路からの比較用信号とが比較され、その比較結果
に応じて第1または第2のレベルを持つ出力信号が発生
される。上記コンパレータから出力される出力信号のレ
ベルが変化したとき、制御回路は、所定の期間だけ、例
えば遅延回路により設定された遅延時間分だけ比較用信
号を初期値(第2の基準値)と異なる第1または第3の
基準値に設定し、当該遅延時間が経過した後、比較用信
号が再び初期値(第2の基準値)に設定される。これに
よって、電圧比較回路にヒステリシス特性が付与される
ことになり、入力信号に混入した雑音の影響を抑制する
ことができ、入力信号のレベル変化点を正確に検出する
ことが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は本発明に係る電圧比較回路の第1の実施形態を示
す回路図である。図示のように、本実施形態の電圧比較
回路は、コンパレータCMP1、基準電圧切り替え回路
SWC1および遅延回路DLY1,DLY2により構成
されている。
【0030】コンパレータCMP1の非反転入力端子
(+)に、比較対象となる信号Vinが入力され、反転入
力端子(−)に、基準電圧切り替え回路SWC1からの
比較用電圧が入力される。コンパレータCMP1は、入
力信号Vinのレベルと比較用電圧のレベルを比較し、比
較結果に応じて所定のレベルを持つ信号V0 を出力す
る。例えば、入力信号Vinのレベルが比較用電圧のレベ
ルよりも高い場合、ハイレベル、例えば、電源電圧VCC
レベルの信号が出力され、逆に、入力信号Vinのレベル
が比較用電圧のレベルよりも低い場合、ローレベル、例
えば、共通電位VSSレベルの信号が出力される。
【0031】基準電圧切り替え回路SWC1は、図示の
ように、スイッチS1,S2およびS3により構成され
ている。基準電圧切り替え回路SWC1に、外部からv
refのレベルを持つ電圧が入力される。スイッチS1
は、電圧vref の入力端子とノードND1との間に接続
され、スイッチS2は、共通電位VSSとノードND1と
の間に接続され、スイッチS3は、電源電圧VCCとノー
ドND1との間に接続されている。スイッチS1は、N
ORゲートNRGT1からのスイッチ制御信号SC0に
よりオン/オフ状態が制御され、スイッチS2は、遅延
回路DLY1からのスイッチ制御信号SC1によりオン
/オフ状態が制御され、スイッチS3は、遅延回路DL
Y2からのスイッチ制御信号SC2によりオン/オフ状
態が制御される。NORゲートNRGT1の2つの入力
端子に、それぞれスイッチ制御信号SC1,SC2が入
力され、これらの制御信号に応じてスイッチ制御信号S
C0が発生される。
【0032】回路動作時に、スイッチ制御信号SC1,
SC2およびSC3に応じて、スイッチS1,S2,S
3の内、1つのみがオン状態に設定され、他の2つはオ
フ状態に保持される。スイッチS1がオン状態に設定さ
れているとき、基準電圧vre f がノードND1に出力さ
れ、スイッチS2がオン状態に設定されているとき、共
通電位VSSがノードND1に出力され、スイッチS3が
オン状態に設定されているとき、電源電圧VCCがノード
ND1に出力される。ノードND1の電圧は、比較用電
圧として、コンパレータCMP1の反転入力端子(−)
に入力される。
【0033】遅延回路DLY1およびDLY2は、それ
ぞれコンパレータCMP1の出力信号V0 の立ち上がり
エッジおよび立ち下がりエッジに対して、所定の遅延時
間を与える。遅延回路DLY1およびDLY2は、それ
ぞれの遅延時間に応じたスイッチ制御信号SC1および
SC2を出力する。
【0034】遅延回路DLY1は、Dフリップフロップ
D−FF1,D−FF2,D−FF3およびD−FF
4、さらにANDゲートAGT3により構成されてい
る。DフリップフロップD−FF1の信号入力端子Dに
は、電源電圧VCCが印加され、出力端子QはDフリップ
フロップD−FF2の信号入力端子Dに接続されてい
る。DフリップフロップD−FF1の出力端子Qから、
スイッチ制御信号SC1が出力される。Dフリップフロ
ップD−FF1のクロック入力端子にANDゲートAG
T1の出力信号が印加される。ANDゲートAGT1の
一方の入力端子はコンパレータCMP1の出力端子に接
続され、他方の入力端子は遅延回路DLY2のDフリッ
プフロップD−FF5の反転出力端子Qzに接続されて
いる。
【0035】DフリップフロップD−FF2の出力端子
Qは、DフリップフロップD−FF3の入力端子Dに接
続され、DフリップフロップD−FF3の出力端子Q
は、DフリップフロップD−FF4の入力端子Dに接続
されている。DフリップフロップD−FF2,D−FF
3,D−FF4のクロック入力端子に、クロック信号C
LKが入力されている。さらに、DフリップフロップD
−FF1,D−FF2,D−FF3のリセット信号端子
は、ANDゲートAGT3の出力端子に接続されてお
り、DフリップフロップD−FF4のリセット信号端子
は、リセット信号RSTの入力端子に接続されている。
ANDゲートAGT3の一方の入力端子は、リセット信
号RSTの入力端子に接続され、他方の入力端子は、D
フリップフロップD−FF4の反転出力端子Qzに接続
されている。
【0036】遅延回路DLY2は、Dフリップフロップ
D−FF5,D−FF6,D−FF7およびD−FF
8、さらにANDゲートAGT4により構成されてい
る。DフリップフロップD−FF5の信号入力端子Dに
は、電源電圧VCCが印加され、出力端子QはDフリップ
フロップD−FF6の信号入力端子Dに接続されてい
る。DフリップフロップD−FF5の出力端子Qから、
スイッチ制御信号SC2が出力される。Dフリップフロ
ップD−FF5のクロック入力端子にANDゲートAG
T2の出力信号が印加される。ANDゲートAGT2の
一方の入力端子はインバータ1の出力端子に接続され、
インバータINV1の入力端子はコンパレータCMP1
の出力端子に接続されている。ANDゲートAGT2の
他方の入力端子は遅延回路DLY1のDフリップフロッ
プD−FF1の反転出力端子Qzに接続されている。
【0037】DフリップフロップD−FF6の出力端子
Qは、DフリップフロップD−FF7の入力端子Dに接
続され、DフリップフロップD−FF7の出力端子Q
は、DフリップフロップD−FF8の入力端子Dに接続
されている。DフリップフロップD−FF6,D−FF
7,D−FF8のクロック入力端子に、クロック信号C
LKが入力されている。さらに、DフリップフロップD
−FF5,D−FF6,D−FF7のリセット信号端子
は、ANDゲートAGT4の出力端子に接続されてお
り、DフリップフロップD−FF8のリセット信号端子
は、リセット信号RSTの入力端子に接続されている。
ANDゲートAGT4の一方の入力端子は、リセット信
号RSTの入力端子に接続され、他方の入力端子は、D
フリップフロップD−FF8の反転出力端子Qzに接続
されている。
【0038】図2は、本実施形態の動作を説明するため
の波形図である。以下、図1および図2を参照しつつ、
本実施形態の電圧比較回路の動作について説明する。ま
ず、動作開始前に、リセット信号RSTが所定の時間に
おいてローレベルに設定される。これに応じて、AND
ゲートAGT3およびAGT4の出力信号が同じ時間に
おいてローレベルに保持されるので、遅延回路DLY1
およびDLY2にあるすべてのDフリップフロップD−
FF1〜D−FF4およびD−FF5〜D−FF8がリ
セットされ、それぞれの出力端子Qがローレベルに保持
され、反転出力端子Qzはハイレベルに保持される。
【0039】即ち、初期状態において、スイッチ制御信
号SC1,SC2がともにローレベルに保持され、これ
に応じて、NORゲートNRGT1の出力信号、即ちス
イッチ制御信号SC0がハイレベルに保持される。この
結果、基準電圧切り替え回路SWC1において、スイッ
チS1のみがオン状態に保持され、他のスイッチS2,
S3がともにオフ状態に保持される。このとき、電圧v
ref が比較用電圧としてコンパレータCMP1に供給さ
れる。
【0040】コンパレータCMP1において、入力信号
inと比較用電圧(電圧Vref )とが比較される。図2
に示すように時間t0 で入力信号Vinのレベルが比較用
電圧(電圧Vref )に達する。これに応じて、コンパレ
ータCMP1の出力信号V0がローレベルからハイレベ
ルに切り替わる。このため、図1においてANDゲート
AGT1の出力信号がローレベルからハイレベルに切り
替わり、DフリップフロップD−FF1の出力端子Q
は、ローレベルからハイレベルに切り替わる。即ち、ス
イッチ制御信号SC1がローレベルからハイレベルに切
り替わるので、NORゲートNRGT1の出力信号、即
ちスイッチ制御信号SC0がハイレベルからローレベル
に切り替わる。
【0041】このとき、基準電圧切り替え回路SWC1
において、スイッチS1がオン状態からオフ状態に切り
替わり、スイッチS2がオフ状態からオン状態に切り替
わる。なお、スイッチS3の状態は変化せず、オフ状態
のままに保持される。この状態において、共通電位VSS
が比較用電圧としてコンパレータCMP1に出力され
る。
【0042】クロック信号CLKの立ち上がりエッジに
おいて、DフリップフロップD−FF2の出力端子Q
は、ローレベルからハイレベルに切り替わり、また、次
のクロック信号CLKの立ち上がりエッジにおいて、D
フリップフロップD−FF3の出力端子もローレベルか
らハイレベルに切り替わる。さらに、次のクロック信号
CLKの立ち上がりエッジにおいて、Dフリップフロッ
プD−FF4の出力端子もローレベルからハイレベルに
切り替わり、これに応じてDフリップフロップD−FF
4の反転出力端子Qzはハイレベルからローレベルに切
り替わる。
【0043】ANDゲートAGT3の出力信号は、Dフ
リップフロップD−FF4の反転出力端子Qzのレベル
変化に応じてハイレベルからローレベルに切り替わるの
で、DフリップフロップD−FF1,D−FF2および
D−FF3がリセットされる。これに応じて、スイッチ
制御信号SC1がハイレベルからローレベルに切り替わ
り、NORゲートNRGT1の出力信号、即ちスイッチ
制御信号SC0がローレベルからハイレベルに立ち上が
る。
【0044】このとき、基準電圧切り替え回路SWC1
において、スイッチS2はオン状態からオフ状態に切り
替わり、スイッチS1はオフ状態からオン状態に切り替
わる。なお、スイッチS3の状態は変化せず、オフ状態
のままに保持される。この状態において、電圧vref
再び比較用電圧としてコンパレータCMP1に供給され
る。
【0045】DフリップフロップD−FF1,D−FF
2およびD−FF3がリセットされた後、次のクロック
信号CLKの立ち上がりエッジにおいて、Dフリップフ
ロップD−FF4もリセットされ、反転出力端子Qzが
ローレベルからハイレベルに切り替わる。
【0046】次いで、図2に示すように、時間t1 にお
いて、入力信号Vinのレベルが降下し、比較用電圧(電
圧Vref )のレベルに達する。これに応じてコンパレー
タCMP1の出力信号V0 がハイレベルからローレベル
に切り替わる。このため、図1においてANDゲートA
GT2の出力信号がローレベルからハイレベルに切り替
わり、DフリップフロップD−FF5の出力端子Qは、
ローレベルからハイレベルに切り替わる。即ち、スイッ
チ制御信号SC2がローレベルからハイレベルに切り替
わるので、NORゲートNRGT1の出力信号、即ちス
イッチ制御信号SC0がハイレベルからローレベルに切
り替わる。
【0047】このとき、基準電圧切り替え回路SWC1
において、スイッチS1がオン状態からオフ状態に切り
替わり、スイッチS3がオフ状態からオン状態に切り替
わる。なお、スイッチS2の状態は変化せず、オフ状態
のままに保持される。この状態において、電源電圧VCC
が比較用電圧としてコンパレータCMP1に出力され
る。
【0048】そして、クロック信号CLKの立ち上がり
エッジにおいて、DフリップフロップD−FF6の出力
端子Qは、ローレベルからハイレベルに切り替わり、ま
た、次のクロック信号CLKの立ち上がりエッジにおい
て、DフリップフロップD−FF7の出力端子もローレ
ベルからハイレベルに切り替わる。さらに、次のクロッ
ク信号CLKの立ち上がりエッジにおいて、Dフリップ
フロップD−FF8の出力端子もローレベルからハイレ
ベルに切り替わり、これに応じてDフリップフロップD
−FF8の反転出力端子Qzはハイレベルからローレベ
ルに切り替わる。
【0049】ANDゲートAGT4の出力信号は、Dフ
リップフロップD−FF8の反転出力端子Qzのレベル
変化に応じてハイレベルからローレベルに切り替わるの
で、それに応じて、DフリップフロップD−FF5,D
−FF6およびD−FF7がリセットされる。これに応
じて、スイッチ制御信号SC2がハイレベルからローレ
ベルに切り替わり、NORゲートNRGT1の出力信
号、即ちスイッチ制御信号SC0がローレベルからハイ
レベルに立ち上がる。
【0050】このとき、基準電圧切り替え回路SWC1
において、スイッチS3はオン状態からオフ状態に切り
替わり、スイッチS1はオフ状態からオン状態に切り替
わる。なお、スイッチS2の状態は変化せず、オフ状態
のままに保持される。この状態において、電圧vref
比較用電圧としてコンパレータCMP1に供給される。
【0051】DフリップフロップD−FF5,D−FF
6およびD−FF7がリセットされた後、次のクロック
信号CLKの立ち上がりエッジにおいて、Dフリップフ
ロップD−FF8もリセットされ、反転出力端子Qzが
ローレベルからハイレベルに切り替わる。
【0052】このように、入力信号Vinのレベルが比較
用電圧(電圧Vref )のレベルを越えたとき、基準電圧
切り替え回路SWC1により、基準電圧Vref は共通電
位V SSレベルに設定され、遅延回路DLY1により、ク
ロック信号CLKの約3周期分の時間において、比較用
電圧は共通電位VSSに保持され、その後再び初期値v
ref に設定される。同様に、入力信号Vinのレベルが比
較用電圧(電圧Vref )のレベルより低くなったとき、
比較用電圧は電源電圧VCCレベルに設定され、遅延回路
DLY2により、クロック信号CLKの約3周期分の時
間において、比較用電圧は電源電圧VCCに保持され、そ
の後再び初期値vref に設定される。
【0053】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、コンパレータCMP1の出力信号の立ち上がりまた
は立ち下がりエッジに応じて、遅延回路DLY1または
DLY2を動作させ、遅延回路DLY1の遅延時間内
に、基準電圧切り替え回路SWC1は比較用電圧を共通
電位VSSに保持し、遅延回路DLY2の遅延時間内に、
基準電圧切り替え回路SWC1は比較用電圧を電源電圧
CCに保持する。遅延回路の遅延時間が経過した後、基
準電圧切り替え回路SWC1は、比較用電圧を再び初期
値(電圧Vref )に設定するので、電圧比較回路にヒス
テリシス特性が付与され、入力信号Vinに混入した雑音
の影響を抑制でき、安定した比較結果が得られる。さら
に、出力信号のレベルが切り替わった後、所定の時間後
に比較用電圧は、初期値(電圧Vref )に再設定される
ので、出力信号の遅延が回避され、入力信号が所定の基
準値を通過するレベル変化点を正確に検出することが可
能である。
【0054】なお、図1に示す回路例においては、遅延
回路DLY1,DLY2はそれぞれ4段のDフリップフ
ロップにより構成されているが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、遅延回路を構成するDフリップフロ
ップの段数を、雑音による影響を低減させるために必要
な遅延時間をもとに、入力信号Vinおよびクロック信号
CLKの周波数に応じて設定することができる。さら
に、必要に応じて任意にコンパレータの出力信号の立ち
上がりエッジおよび立ち下がりエッジに応じて動作する
遅延回路DLY1およびDLY2の遅延時間を異なるよ
うに設定することも可能である。
【0055】第2実施形態 図3は本発明に係る電圧比較回路の第2の実施形態を示
す回路図である。本実施形態の電圧比較回路において、
コンパレータCMP1および基準電圧切り替え回路SW
C1は、図1に示す本発明の第1の実施形態とほぼ同じ
であるが、他の構成部分は、第1の実施形態と異なる。
図3において、図1と同様な構成部分は、図1と同じ符
号を用いて表記する。
【0056】図3に示す電圧比較回路において、AND
ゲートAGT1とDフリップフロップD−FF1は、コ
ンパレータCMP1の出力信号V0 の立ち上がりエッジ
を検出する第1のエッジ検出回路を構成し、インバータ
INV1、ANDゲートAGT2およびDフリップフロ
ップD−FF5は、コンパレータCMP1の出力信号V
0 の立ち下がりエッジを検出する第2のエッジ検出回路
を構成している。図示のように、本実施形態において、
一つの遅延回路DLY0のみを設けて、コンパレータC
MP1の立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジの両
方に対して所定の遅延時間を与える。
【0057】第1のエッジ検出回路において、ANDゲ
ートAGT1の一方の入力端子はコンパレータCMP1
の出力端子に接続され、他方の入力端子は第2のエッジ
検出回路を構成するDフリップフロップD−FF5の反
転出力端子Qzに接続されている。ANDゲートAGT
1の出力端子は、DフリップフロップD−FF1のクロ
ック入力端子に接続されている。DフリップフロップD
−FF1の出力端子Qからスイッチ制御信号SC1が出
力される。
【0058】第2のエッジ検出回路において、インバー
タINV1の入力端子は、コンパレータCMP1の出力
端子に接続され、ANDゲートAGT2の一方の入力端
子はインバータINV1の出力端子に接続され、他方の
入力端子は第1のエッジ検出回路を構成するDフリップ
フロップD−FF1の反転出力端子Qzに接続されてい
る。ANDゲートAGT2の出力端子は、Dフリップフ
ロップD−FF5のクロック入力端子に接続されてい
る。DフリップフロップD−FF5の出力端子Qからス
イッチ制御信号SC2が出力される。
【0059】第1のエッジ検出回路は、コンパレータC
MP1の出力信号V0 の立ち上がりエッジを検出する。
即ち、出力信号V0 の立ち上がりエッジに応じてDフリ
ップフロップD−FF1の出力端子Qはローレベルから
ハイレベルに切り替えられる。そして、遅延回路DLY
0の遅延時間において、DフリップフロップD−FF1
の出力端子Qは、ハイレベルに保持されるままとなる。
なお、この間DフリップフロップD−FF1の反転出力
端子Qzがローレベルに保持されているので、ANDゲ
ートAGT2の出力端子もローレベルに保持され、第2
のエッジ検出回路は動作しない。
【0060】第2のエッジ検出回路は、コンパレータC
MP1の出力信号V0 の立ち下がりエッジを検出する。
即ち、出力信号V0 の立ち下がりエッジに応じてDフリ
ップフロップD−FF5の出力端子Qはローレベルから
ハイレベルに切り替えられる。そして、遅延回路DLY
0の遅延時間において、DフリップフロップD−FF5
の出力端子Qは、ハイレベルに保持されるままとなる。
この間DフリップフロップD−FF5の反転出力端子Q
zがローレベルに保持されているので、ANDゲートA
GT1の出力端子もローレベルに保持され、第1のエッ
ジ検出回路は動作しない。
【0061】このように、第1および第2のエッジ検出
回路は、一方が動作するとき、他方の動作を禁止するこ
とができる。これによって、エッジ検出回路の誤動作を
防止でき、コンパレータCMP1の入力信号Vinに混入
した雑音の影響を抑制することが可能である。
【0062】遅延回路DLY0は、ORゲートOGT
1、ANDゲートAGT5およびDフリップフロップD
−FF2,D−FF3およびD−FF4により構成され
ている。ORゲートOGT1の2つの入力端子は、それ
ぞれDフリップフロップD−FF1およびD−FF5の
出力端子Qに接続され、出力端子はDフリップフロップ
D−FF2の入力端子Dに接続されている。Dフリップ
フロップD−FF2の出力端子Qは、Dフリップフロッ
プD−FF3の入力端子Dに接続され、その出力端子Q
は、DフリップフロップD−FF4の入力端子Dに接続
されている。
【0063】ANDゲートAGT5の一方の入力端子
は、リセット信号RSTの入力端子に接続され、他方の
入力端子は、DフリップフロップD−FF4の反転出力
端子Qzに接続されている。ANDゲートAGT5の出
力端子は、DフリップフロップD−FF1,D−FF
2,D−FF3およびD−FF5のリセット信号端子に
接続されている。
【0064】図4は、本実施形態の電圧比較回路の動作
を説明するための波形図である。以下、図3および図4
を参照しつつ、本実施形態の動作を説明する。まず、動
作開始前に、リセット信号RSTが所定の時間において
ローレベルに設定される。これに応じて、ANDゲート
AGT5の出力信号もほぼ同じ時間においてローレベル
に保持されるので、遅延回路DLY0にあるすべてのD
フリップフロップD−FF2〜D−FF4および第1と
第2のエッジ検出回路を構成するDフリップフロップD
−FF1,D−FF5がリセットされ、それぞれの出力
端子Qがローレベルに保持され、反転出力端子Qzはハ
イレベルに保持される。
【0065】即ち、初期状態において、スイッチ制御信
号SC1,SC2がともにローレベルに保持され、これ
に応じてNORゲートNRGT1の出力信号、即ちスイ
ッチ制御信号SC0がハイレベルに保持されるので、基
準電圧切り替え回路SWC1において、スイッチS1の
みがオン状態に保持され、他のスイッチS2,S3がと
もにオフ状態に保持されている。このとき、電圧vref
が比較用電圧としてコンパレータCMP1に供給され
る。
【0066】コンパレータCMP1において、入力信号
inと比較用電圧(電圧Vref )とが比較される。図4
に示すように時間t0 で入力信号Vinのレベルが比較用
電圧(電圧Vref )のレベルに達する。これに応じて、
コンパレータCMP1の出力信号V0 がローレベルから
ハイレベルに切り替わる。このため、ANDゲートAG
T1の出力信号がローレベルからハイレベルに切り替わ
り、DフリップフロップD−FF1の出力端子Qは、ロ
ーレベルからハイレベルに切り替わる。即ち、第1のエ
ッジ検出回路によってコンパレータCMP1の出力信号
の立ち上がりエッジが検出され、それに応じて、スイッ
チ制御信号SC1がローレベルからハイレベルに切り替
わるので、NORゲートNRGT1の出力信号、即ちス
イッチ制御信号SC0がハイレベルからローレベルに切
り替わる。
【0067】このとき、基準電圧切り替え回路SWC1
において、スイッチS1がオン状態からオフ状態に切り
替わり、スイッチS2がオフ状態からオン状態に切り替
わる。なお、スイッチS3の状態は変化せず、オフ状態
のままに保持される。この状態において、共通電位VSS
が比較用電圧としてコンパレータCMP1に出力され
る。
【0068】DフリップフロップD−FF1の出力信号
に応じて、ORゲートOGT1の出力信号がハイレベル
に保持される。その後クロック信号CLKの立ち上がり
エッジにおいて、DフリップフロップD−FF2の出力
端子Qは、ローレベルからハイレベルに切り替わり、ま
た、次のクロック信号CLKの立ち上がりエッジにおい
て、DフリップフロップD−FF3の出力端子もローレ
ベルからハイレベルに切り替わる。さらに、次のクロッ
ク信号CLKの立ち上がりエッジにおいて、Dフリップ
フロップD−FF4の出力端子もローレベルからハイレ
ベルに切り替わり、これに応じてDフリップフロップD
−FF4の反転出力端子Qzはハイレベルからローレベ
ルに切り替わる。
【0069】ANDゲートAGT5の出力信号は、Dフ
リップフロップD−FF4の反転出力端子Qzのレベル
変化に応じてハイレベルからローレベルに切り替わるの
で、DフリップフロップD−FF1,D−FF2および
D−FF3がリセットされる。これに応じて、スイッチ
制御信号SC1がハイレベルからローレベルに切り替え
られ、NORゲートNRGT1の出力信号、即ちスイッ
チ制御信号SC0がローレベルからハイレベルに立ち上
がる。
【0070】このとき、基準電圧切り替え回路SWC1
において、スイッチS2はオン状態からオフ状態に切り
替わり、スイッチS1はオフ状態からオン状態に切り替
わる。なお、スイッチS3の状態は変化せず、オフ状態
のままに保持される。この状態において、電圧vref
比較用電圧としてコンパレータCMP1に供給される。
【0071】遅延回路DLY0において、Dフリップフ
ロップD−FF2およびD−FF3がリセットされた
後、次のクロック信号CLKの立ち上がりエッジにおい
て、DフリップフロップD−FF4もリセットされ、そ
の反転出力端子Qzがローレベルからハイレベルに切り
替わる。
【0072】次いで、図4に示すように、時間t1 にお
いて、入力信号Vinのレベルが降下し、比較用電圧(電
圧Vref )のレベルに達する。これに応じてコンパレー
タCMP1の出力信号V0 がハイレベルからローレベル
に切り替わる。このため、図3においてANDゲートA
GT2の出力信号がローレベルからハイレベルに切り替
わり、DフリップフロップD−FF5の出力端子Qは、
ローレベルからハイレベルに切り替わる。即ち、第2の
エッジ検出回路によってコンパレータCMP1の出力信
号の立ち下がりエッジが検出され、それに応じて、スイ
ッチ制御信号SC2がローレベルからハイレベルに切り
替わるので、NORゲートNRGT1の出力信号、即ち
スイッチ制御信号SC0がハイレベルからローレベルに
切り替わる。
【0073】このとき、基準電圧切り替え回路SWC1
において、スイッチS1がオン状態からオフ状態に切り
替わり、スイッチS3がオフ状態からオン状態に切り替
わる。なお、スイッチS2の状態は変化せず、オフ状態
のままに保持される。この状態において、電源電圧VCC
が比較用電圧としてコンパレータCMP1に出力され
る。
【0074】DフリップフロップD−FF5の出力信号
に応じて、ORゲートOGT1の出力信号がハイレベル
に保持される。その後、クロック信号CLKの立ち上が
りエッジにおいて、DフリップフロップD−FF2の出
力端子Qは、ローレベルからハイレベルに切り替わり、
また、次のクロック信号CLKの立ち上がりエッジにお
いて、DフリップフロップD−FF3の出力端子もロー
レベルからハイレベルに切り替わる。さらに、次のクロ
ック信号CLKの立ち上がりエッジにおいて、Dフリッ
プフロップD−FF4の出力端子もローレベルからハイ
レベルに切り替わり、これに応じてDフリップフロップ
D−FF4の反転出力端子Qzはハイレベルからローレ
ベルに切り替わる。
【0075】ANDゲートAGT5の出力信号は、Dフ
リップフロップD−FF4の反転出力端子Qzのレベル
変化に応じてハイレベルからローレベルに切り替わるの
で、DフリップフロップD−FF5,D−FF2および
D−FF3がリセットされる。これに応じて、スイッチ
制御信号SC2がハイレベルからローレベルに切り替え
られ、NORゲートNRGT1の出力信号、即ちスイッ
チ制御信号SC0がローレベルからハイレベルに立ち上
がる。
【0076】このとき、基準電圧切り替え回路SWC1
において、スイッチS3はオン状態からオフ状態に切り
替わり、スイッチS1はオフ状態からオン状態に切り替
わる。なお、スイッチS2の状態は変化せず、オフ状態
のままに保持される。この状態において、電圧vref
比較用電圧としてコンパレータCMP1に供給される。
【0077】遅延回路DLY0において、Dフリップフ
ロップD−FF2およびD−FF3がリセットされた
後、次のクロック信号CLKの立ち上がりエッジにおい
て、DフリップフロップD−FF4もリセットされ、そ
の反転出力端子Qzがローレベルからハイレベルに切り
替わる。
【0078】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、コンパレータCMP1は入力信号Vinと基準電圧切
り替え回路SWC1で設定した比較用電圧とを比較し、
比較結果として信号V0 を出力する。第1および第2の
エッジ検出回路はそれぞれ出力信号V0 の立ち上がりお
よび立ち下がりエッジを検出し、検出信号に応じて遅延
回路DLY0が動作し、さらにエッジ検出回路の出力信
号に応じて、基準電圧切り替え回路SWC1を制御し、
比較用電圧のレベルを設定するので、電圧比較回路にヒ
ステリシス特性が付与され、入力信号Vinに混入した雑
音の影響を抑制でき、安定した比較結果が得られる。さ
らに、出力信号の時間遅延が回避され、入力信号Vin
レベル変化点を正確に検出することができる。また、本
実施形態は、前述した第1の実施形態に較べて、遅延回
路を一つのみ有するので、回路構成が簡単化され、レイ
アウト面積の縮小が図れる。
【0079】なお、遅延回路DLY0を構成するDフリ
ップフロップの段数は図3に例示した3段に限定される
ことなく、雑音による影響を低減させるために必要な遅
延時間をもとに、入力信号Vinおよびクロック信号CL
Kの周波数に応じて任意に設定することができる。
【0080】第3実施形態 図5は本発明に係る電圧比較回路の第3の実施形態を示
す回路図である。図示のように、本実施形態の電圧比較
回路は、コンパレータCMP1、基準電圧切り替え回路
SWC2、遅延回路DLY1aおよびDLY2aにより
構成されている。
【0081】コンパレータCMP1は、上述した本発明
の第1および第2の実施形態にあるコンパレータCMP
1と同様であり、入力端子(+)に印加される入力信号
inと反転入力端子(−)に印加される比較用電圧とを
比較し、比較結果に応じて所定のレベルを持つ信号V0
を出力する。例えば、入力信号Vinのレベルが比較用電
圧のレベルよりも高い場合、電源電圧VCCレベルの信号
が出力され、逆に、入力信号Vinのレベルが比較用電圧
のレベルよりも低い場合、共通電位VSSレベルの信号が
出力される。
【0082】基準電圧切り替え回路SWC2は、図示の
ように、抵抗素子R1,R2、pMOSトランジスタP
T1およびnMOSトランジスタNT1により構成され
ている。抵抗素子R1,R2は、電源電圧VCCと共通電
位VSSとの間に直列に接続されており、その接続ノード
ND2の電圧は比較用電圧としてコンパレータCMP1
に供給される。pMOSトランジスタPT1のソースは
電源電圧VCCに接続され、ドレインはノードND2に接
続され、ゲートに遅延回路DLY2aからの切り替え信
号SP1が印加されている。nMOSトランジスタNT
1のドレインはノードND2に接続され、ソースは共通
電位VSSに接続され、ゲートに遅延回路DLY1aから
の切り替え信号SP2が印加されている。
【0083】遅延回路DLY1aおよびDLY2aは、
例えば、図示のように単安定マルチバイブレータOS
1,OS2により構成されている。これらの単安定マル
チバイブレータOS1,OS2は、入力端子Aに印加さ
れる入力信号の立ち下がりエッジまたは入力端子Bに印
加される入力信号の立ち上がりエッジに応じて、出力信
号Qが立ち上がる。抵抗素子とキャパシタにより設定さ
れる時定数に応じて、出力端子Qは一旦ハイレベルに保
持され、その後出力端子Qが立ち下がり、ローレベルに
保持される。
【0084】このため、遅延回路DLY1aの遅延時間
Δt1 は、抵抗素子R3とキャパシタC1の値により決
定され、遅延回路DLY2aの遅延時間Δt2 は、抵抗
素子R4とキャパシタC2の値により決定される。遅延
回路DLY1aおよびDLY2aの遅延時間Δt1 ,Δ
2 は、入力信号Vinの周波数などに応じて設定され
る。なお、必要に応じて遅延回路DLY1a,DLY2
aの遅延時間Δt1 ,Δt2 を等しく設定できることは
いうまでもない。
【0085】単安定マルチバイブレータOS1の入力端
子Aは、共通電位VSSに接続され、入力端子Bは、AN
DゲートAGT1の出力端子に接続されている。AND
ゲートAGT1の一方の入力端子は、コンパレータCM
P1の出力端子に接続され、他方の入力端子は、単安定
マルチバイブレータOS2の反転出力端子Qzに接続さ
れている。単安定マルチバイブレータOS1の出力端子
Qから切り替え信号SP2が出力され、切り替え信号S
P2は基準電圧切り替え回路SWC2のnMOSトラン
ジスタNT1のゲートに印加される。
【0086】単安定マルチバイブレータOS2の入力端
子Aは、ANDゲートAGT2の出力端子に接続され、
入力端子Bは電源電圧VCCに接続されている。ANDゲ
ートAGT2の一方の入力端子は、インバータINV1
の出力端子に接続され、他方の入力端子は、単安定マル
チバイブレータOS1の反転出力端子Qzに接続されて
いる。インバータINV1の入力端子は、コンパレータ
CMP1の出力端子に接続されている。単安定マルチバ
イブレータOS2の反転出力端子Qzから切り替え信号
SP1が出力され、切り替え信号SP1は基準電圧切り
替え回路SWC2のpMOSトランジスタPT1のゲー
トに印加される。
【0087】単安定マルチバイブレータOS1,OS2
のリセット信号端子は、リセット信号RSTの入力端子
に接続されている。電圧比較回路が動作を開始すると
き、リセット信号RSTが所定の時間において、ローレ
ベルに設定されるので、これに応じて単安定マルチバイ
ブレータOS1,OS2がリセットされ、出力端子Qは
ローレベルに保持され、反転出力端子Qzはハイレベル
に保持される。
【0088】ANDゲートAGT1はコンパレータCM
P1の出力信号V0 の立ち上がりエッジを検出する第1
のエッジ検出回路を構成し、インバータINV1および
ANDゲートAGT2は出力信号V0 の立ち下がりエッ
ジを検出する第2のエッジ検出回路を構成している。
【0089】図6は、本実施形態の動作を示す波形図で
ある。以下、図5および図6を参照しつつ、本実施形態
の動作を説明する。図6に示すように、初期状態として
コンパレータCMP1の出力信号V0 がローレベルに保
持され、また、リセット信号RSTにより、単安定マル
チバイブレータOS1,OS2がリセットされ、単安定
マルチバイブレータOS1の出力端子Qはローレベル、
単安定マルチバイブレータOS2の反転出力端子Qzは
ハイレベルにそれぞれ保持されている。即ち、切り替え
信号SP1がハイレベル、切り替え信号SP2がローレ
ベルにそれぞれ設定されている。
【0090】この状態において、基準電圧切り替え回路
SWC2において、pMOSトランジスタPT1および
nMOSトランジスタNT1がともにオフ状態に保持さ
れ、ノードND2の電圧は、抵抗素子R1,R2による
分圧電圧で決まる。ここで、共通電位VSSを0Vとする
と、初期状態において、比較用電圧の電圧値vr は、次
式により求まる。
【0091】
【数4】 vr =VCC・r2/(r1+r2) …(6)
【0092】ここで、r1,r2はそれぞれ抵抗素子R
1,R2の抵抗値である。
【0093】入力信号Vinのレベルが上昇し、比較用電
圧(電圧Vr )のレベルを越えたとき、コンパレータC
MP1の出力信号V0 がローレベルからハイレベルに切
り替わる。出力信号V0 の立ち上がりエッジにおいて、
ANDゲートAGT1の出力信号が立ち上がる。これに
応じて単安定マルチバイブレータOS1の出力端子Qも
ローレベルからハイレベルに切り替えられる。時間Δt
1 の間に、単安定マルチバイブレータOS1の出力端子
Qがハイレベルに保持される。これに応じて基準電圧切
り替え回路SWC2において、nMOSトランジスタN
T1がオン状態に保持され、比較用電圧は共通電位VSS
に設定される。
【0094】遅延回路DLY1aの遅延時間Δt1 が経
過した後、単安定マルチバイブレータOS1の出力端子
Qは、ローレベルに切り替わる。基準電圧切り替え回路
SWC2においてnMOSトランジスタNT1はオフ状
態に設定されるので、比較用電圧は、初期値vr に切り
替えられる。
【0095】入力信号Vinのレベルが降下し、比較用電
圧(電圧Vr )のレベルに達したとき、コンパレータC
MP1の出力信号V0 がハイレベルからローレベルに切
り替わる。出力信号V0 の立ち下がりエッジにおいて、
ANDゲートAGT2の出力信号が立ち下がる。これに
応じて単安定マルチバイブレータOS2の出力端子Qが
ローレベルからハイレベルに切り替えられ、その反転出
力端子Qzはハイレベルからローレベルに切り替えられ
る。時間Δt2 の間に、単安定マルチバイブレータOS
2の出力端子Qがハイレベルに保持され、反転出力端子
Qzがローレベルに保持される。これに応じて基準電圧
切り替え回路SWC2において、pMOSトランジスタ
PT1がオン状態に保持され、比較用電圧は電源電圧V
CCに設定される。
【0096】遅延回路DLY2aの遅延時間Δt2 が経
過した後、単安定マルチバイブレータOS2の出力端子
Qは、ローレベルに切り替わり、反転出力端子Qzはハ
イレベルに切り替わる。基準電圧切り替え回路SWC2
においてpMOSトランジスタPT1はオフ状態に設定
されるので、比較用電圧は、初期値vr に切り替えられ
る。
【0097】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、コンパレータCMP1は入力信号Vinと基準電圧切
り替え回路SWC2で設定した比較用電圧とを比較し、
比較結果として信号V0 を出力する。ANDゲートAG
T1およびAGT2によりそれぞれ出力信号V0 の立ち
上がりおよび立ち下がりエッジを検出し、立ち上がりエ
ッジを検出したとき、遅延回路DLY1aを動作させ、
立ち下がりエッジを検出したとき、遅延回路DLY2a
を動作させる。これらの遅延回路から出力された切り替
え信号SP1,SP2に応じて、基準電圧切り替え回路
SWC2を制御し、比較用電圧のレベルを設定するの
で、電圧比較回路にヒステリシス特性が付与され、入力
信号Vinに混入した雑音の影響を抑制でき、安定した比
較結果が得られる。さらに、出力信号V0 の時間遅延が
回避され、入力信号Vinのレベル変化点を正確に検出す
ることができる。また、本実施形態において、遅延回路
DLY1a,DLY2aの遅延時間を制御するための外
部クロック信号CLKが不要となるため、回路構成が簡
単で、配線の簡単化が図れる。
【0098】第4実施形態 図7は本発明に係る電圧比較回路の第4の実施形態を示
す回路図である。図示のように、本実施形態の電圧比較
回路は、コンパレータCMP1、基準電圧切り替え回路
SWC2および遅延回路DLY1,DLY2により構成
されている。
【0099】コンパレータCMP1および遅延回路DL
Y1,DLY2は、前述した本発明の第1の実施形態の
ものと同じであり、また、基準電圧切り替え回路SWC
2は、図5に示す第3の実施形態の基準電圧切り替え回
路と同じである。
【0100】図7に示すように、コンパレータCMP1
と基準電圧切り替え回路SWC2は、回路ブロック10
を構成している。当該回路ブロック10は、端子3を介
して、外部からの入力信号VinをコンパレータCMP1
の端子(+)に入力し、さらに、端子1より遅延回路D
LY1から切り替え信号SP1を入力し、基準電圧切り
替え回路SWC2のnMOSトランジスタNT1のゲー
トに印加し、端子2より遅延回路DLY2から切り替え
信号SP2を入力し、基準電圧切り替え回路SWC2の
pMOSトランジスタPT1のゲートに印加する。な
お、切り替え信号SP1は、遅延回路DLY1のDフリ
ップフロップD−FF1の出力端子Qから出力され、切
り替え信号SP2は、遅延回路DLY2のDフリップフ
ロップD−FF5の反転出力端子Qzから出力される。
【0101】以下、図7を参照しつつ、本実施形態の動
作について説明する。電圧比較回路が動作する前に、リ
セット信号RSTにより初期状態に設定される。即ち、
遅延回路DLY1,DLY2の各DフリップフロップD
−FF1〜D−FF4,D−FF5〜D−FF8がリセ
ットされ、出力端子Qがローレベルに、反転出力端子Q
zがハイレベルに保持される。即ち、初期状態におい
て、切り替え信号SP1がローレベル、切り替え信号S
P2がハイレベルにそれぞれ設定される。これに応じ
て、基準電圧切り替え回路SWC2において、pMOS
トランジスタPT1およびnMOSトランジスタNT1
がともにオフ状態に設定され、比較用電圧は、抵抗素子
R1,R2により設定された分圧電圧vr に設定され
る。
【0102】コンパレータCMP1の立ち上がりエッジ
に応じて、ANDゲートAGT1の出力信号が立ち上が
り、さらに、遅延回路DLY1のDフリップフロップD
−FF1の出力端子Qも立ち上がる。遅延回路DLY1
で設定された遅延時間において、DフリップフロップD
−FF1の出力端子Qがハイレベルに保持され、その
後、ローレベルに切り替えられる。
【0103】切り替え信号SP1がハイレベルに保持さ
れている間に、基準電圧切り替え回路SWC2のnMO
SトランジスタNT1がオン状態に保持され、比較用電
圧は共通電位VSSに設定される。
【0104】コンパレータCMP1の立ち下がりエッジ
に応じて、ANDゲートAGT2の出力信号が立ち上が
り、さらに、これに応じて遅延回路DLY2のDフリッ
プフロップD−FF5の出力端子Qも立ち上がる。遅延
回路DLY2で設定された遅延時間において、Dフリッ
プフロップD−FF5の出力端子Qがハイレベルに保持
され、その後、ローレベルに切り替えられる。Dフリッ
プフロップD−FF5の反転出力端子Qzは出力端子Q
がハイレベルの間に、ローレベルに保持される。即ち、
切り替え信号SP2は、コンパレータCMP1の出力信
号の立ち下がりエッジから、遅延回路DLY2の遅延時
間の間にローレベルに保持される。
【0105】切り替え信号SP2がローレベルに保持さ
れている間に、基準電圧切り替え回路SWC2のpMO
SトランジスタPT1がオン状態に保持され、比較用電
圧は電源電圧VCCに設定される。
【0106】このように、遅延回路DLY1,DLY2
および基準電圧切り替え回路SWC2により、電圧比較
回路にヒステリシス特性が付与される。この結果、入力
信号Vinに混入された雑音の影響を抑制でき、電圧比較
回路の誤動作を回避でき、且つ入力信号Vinのレベル変
化点を正確に検出できる。
【0107】図8は、コンパレータCMP1と基準電圧
切り替え回路SWC2により構成された回路ブロック1
0を示している。なお、当該回路ブロック10は、図7
に示す電圧比較回路の回路ブロック10と同じ構成を有
する。
【0108】回路ブロック10においては、コンパレー
タCMP1が非反転接続である。即ち、入力信号Vin
コンパレータCMP1の非反転入力端子(+)に印加さ
れ、基準電圧Vref はコンパレータCMP1の反転入力
端子(−)に印加される。このため、入力信号Vinのレ
ベルが比較用電圧のレベルより高いとき、コンパレータ
CMP1からハイレベルの出力信号V0 が出力され、逆
に入力信号Vinのレベルが比較用電圧のレベルより低い
とき、コンパレータCMP1からローレベルの出力信号
0 が出力される。
【0109】非反転接続の場合に、コンパレータCMP
1の出力信号V0 の立ち上がりエッジから所定の時間に
おいて、比較用電圧を初期値より低いレベル、例えば、
共通電位VSSに設定し、コンパレータCMP1の出力信
号V0 の立ち下がりエッジから所定の時間において、比
較用電圧を初期値より高いレベル、例えば、電源電圧V
CCに設定することにより、電圧比較回路にヒステリシス
特性を付与できる。
【0110】図9は、反転接続の場合のコンパレータC
MP2および基準電圧切り替え回路SWC3の構成を示
している。コンパレータCMP2、基準電圧切り替え回
路SWC3およびインバータINV3,INV4により
回路ブロック20が構成されている。
【0111】図示のように、入力信号Vinはコンパレー
タCMP2の反転入力端子(−)に印加され、比較用電
圧はコンパレータCMP2の非反転入力端子(+)に印
加される。このため、入力信号Vinのレベルが基準電圧
レベルより高いとき、コンパレータCMP2からローレ
ベルの出力信号V0 が出力され、逆に入力信号Vinのレ
ベルが基準電圧レベルより低いとき、コンパレータCM
P2からハイレベルの出力信号V0 が出力される。
【0112】非反転接続の場合に、コンパレータCMP
2の出力信号V0 の立ち上がりエッジから所定の時間に
おいて、比較用電圧を初期値より高いレベル、例えば、
電源電圧VCCに設定し、コンパレータCMP2の出力信
号V0 の立ち下がりエッジから所定の時間において、比
較用電圧を初期値より低いレベル、例えば、共通電位V
SSに設定することにより、電圧比較回路にヒステリシス
特性を付与できる。
【0113】なお、図9に示す回路ブロック20に接続
される遅延回路DLY1,DLY2は、図7に示す遅延
回路と同じ構成を有するものとする。初期状態におい
て、切り替え信号SP1はローレベル、切り替え信号S
P2はハイレベルにそれぞれ設定されいるので、インバ
ータINV2,INV3の出力端子はそれぞれハイレベ
ルとローレベルに設定される。このため、基準電圧切り
替え回路SWC3のpMOSトランジスタPT1および
nMOSトランジスタNT1がともにオフ状態に設定さ
れる。このとき、比較用電圧は、抵抗素子R1,R2に
より設定された分圧電圧に設定される。
【0114】入力信号Vinのレベルが降下し、比較用電
圧のレベルに達したとき、コンパレータCMP2の出力
信号V0 がローレベルからハイレベルに立ち上がる。出
力信号V0 の立ち上がりエッジから遅延回路DLY1の
遅延時間において、切り替え信号SP1がハイレベルに
設定される。これに応じてインバータINV2の出力信
号がローレベルに設定されるので、基準電圧切り替え回
路SWC3のpMOSトランジスタPT1がオン状態に
設定され、比較用電圧Vref は電源電圧VCCに設定され
る。
【0115】逆に、入力信号Vinのレベルが上昇し、比
較用電圧Vref のレベルを越えたとき、コンパレータC
MP2の出力信号V0 がハイレベルからローレベルに立
ち下がる。出力信号V0 の立ち下がりエッジから遅延回
路DLY2の遅延時間において、切り替え信号SP2が
ローレベルに設定される。これに応じてインバータIN
V3の出力信号がハイレベルに設定されるので、基準電
圧切り替え回路SWC3のnMOSトランジスタNT1
がオン状態に設定され、比較用電圧Vref は共通電位V
SSに設定される。
【0116】このように、回路ブロック20により、反
転接続の電圧比較回路にヒステリシス特性を与えること
ができる。反転接続の場合において、入力信号Vinに混
入された雑音の影響を抑制でき、回路の誤動作を防止で
き、入力信号のレベル変化点を高精度に検出することが
可能である。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電圧比較
回路によれば、電圧比較回路の出力信号レベルの変化に
応じて、所定の時間だけ電圧比較回路にヒステリシス特
性を付与することにより、検出対象信号に混入された雑
音の影響を抑制でき、検出対象信号が所定の基準値を通
過するレベル変化点を高精度に検出することが可能とな
る。これにより、検出対象信号の立ち上がりおよび立ち
下がりの位相関係が重要な場合に本発明の電圧比較回路
を適用することで、従来の電圧比較回路のヒステリシス
特性に起因する信号遅延が解消でき、高精度な制御を実
現できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電圧比較回路の第1の実施形態を
示す回路図である。
【図2】第1の実施形態の動作を示す波形図である。
【図3】本発明に係る電圧比較回路の第2の実施形態を
示す回路図である。
【図4】第2の実施形態の動作を示す波形図である。
【図5】本発明に係る電圧比較回路の第3の実施形態を
示す回路図である。
【図6】第3の実施形態の動作を示す波形図である。
【図7】本発明に係る電圧比較回路の第4の実施形態を
示す回路図である。
【図8】非反転接続の電圧比較回路の基準電圧切り替え
回路およびコンパレータ部分の構成を示す回路図であ
る。
【図9】反転接続の電圧比較回路の基準電圧切り替え回
路およびコンパレータ部分の構成を示す回路図である。
【図10】一般的な電圧比較回路の構成を示す回路図で
ある。
【図11】一般的な電圧比較回路の動作を示す波形図で
ある。
【図12】入力信号に雑音が混入した場合の電圧比較回
路の動作を示す波形図である。
【図13】入力信号が上昇して基準電圧を通過した前後
の入力および出力信号の波形を示す拡大図である。
【図14】入力信号が降下して基準電圧を通過した前後
の入力および出力信号の波形を示す拡大図である。
【図15】ヒステリシス特性が付与された電圧比較回路
の一例を示す図である。
【図16】ヒステリシス特性が付与された電圧比較回路
の他の例を示す図である。
【符号の説明】
10,20…基準電圧切り替え回路とコンパレータで構
成した回路ブロック、CMP0,CMP0’,CMP
1,CMP2…コンパレータ、D−FF1〜D−FF8
…Dフリップフロップ、NRGT1…NORゲート、A
GT1〜AGT5…ANDゲート、INV1,INV
2,INV3…インバータS1,S2,S3…スイッ
チ、OGT1…ORゲート、DLY0,DLY1,DL
Y2,DLY1a,DLY2a…遅延回路、OS1,O
S2…単安定マルチバイブレータ、PT1…pMOSト
ランジスタ、NT1…nMOSトランジスタ、R1,R
2,R3,R4…抵抗素子、C1,C2…キャパシタ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の電圧比較回路は、入力信号と比較用
信号とを比較し、上記入力信号が上記比較用信号よりも
大きい場合に第1のレベルの出力信号を出力し、上記入
力信号が上記比較用信号よりも小さい場合に第2のレベ
ルの出力信号を出力する比較回路と、上記出力信号が第
1のレベルから第2のレベルに変化したことを検出する
第1の検出回路と、上記出力信号が第2のレベルから第
1のレベルに変化したことを検出する第2の検出回路
と、上記第1又は第2の検出回路の検出結果に応じて、
所定の期間を計測するタイマ回路と、上記比較用信号の
レベルを第1の基準値、第2の基準値または第3の基準
値に設定する比較用信号設定回路とを有し、上記比較用
信号は、上記第1の検出回路または上記第2の検出回路
の検出結果に応じて上記第1の基準値または上記第3の
基準値に設定され、その後上記所定の期間が経過すると
上記第2の基準値に設定される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】また、本発明の第2の電圧比較回路は、入
力信号と比較用信号とを比較し、上記入力信号が上記比
較用信号よりも大きい場合に第1のレベルの出力信号を
出力し、上記入力信号が上記比較用信号よりも小さい場
合に第2のレベルの出力信号を出力する比較回路と、上
記出力信号が第1のレベルから第2のレベルに変化した
ことを検出する第1の検出回路と、上記出力信号が第2
のレベルから第1のレベルに変化したことを検出する第
2の検出回路と、上記第1又は第2の検出回路の検出結
果に応じて、第1の時間又は第2の時間を計測するタイ
マ回路と、上記比較用信号のレベルを第1の基準値、第
2の基準値又は第3の基準値に設定する比較用信号設定
回路とを有し、上記比較用信号は、上記第1の検出回路
の検出結果に応じて上記第1の基準値に設定され、その
後上記第1の時間が経過すると上記第2の基準値に設定
され、上記第2の検出回路の検出結果に応じて上記第3
の基準値に設定され、その後上記第2の時間が経過する
と上記第2の基準値に設定される
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】また、本発明では、好適には、上記第1の
基準値は上記第2の基準値よりも大きく、上記第2の基
準値は上記第3の基準値よりも大きい
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】更に、本発明では、好適には、上記第1の
基準値は電源電圧であり、上記第3の基準値は基準電位
であり、上記第2の基準値は、上記第1の基準値と上記
第3の基準値とのほぼ中間の電位である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】更に、本発明では、好適には、上記タイマ
回路は上記出力信号を入力する遅延回路を有する
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】更に、本発明では、好適には、上記遅延回
路は直列に接続された複数のフリップフロップを有す
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】このように、入力信号Vinのレベルが比較
用電圧(電圧Vref )のレベルを越えたとき、基準電圧
切り替え回路SWC1により、比較用電圧は共通電位V
SSレベルに設定され、遅延回路DLY1により、クロッ
ク信号CLKの約3周期分の時間において、比較用電圧
は共通電位VSSに保持され、その後再び初期値vref
設定される。同様に、入力信号Vinのレベルが比較用電
圧(電圧Vref )のレベルより低くなったとき、比較用
電圧は電源電圧VCCレベルに設定され、遅延回路DLY
2により、クロック信号CLKの約3周期分の時間にお
いて、比較用電圧は電源電圧VCCに保持され、その後再
び初期値vref に設定される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】なお、図1に示す回路例においては、遅延
回路DLY1,DLY2はそれぞれ4段のDフリップフ
ロップにより構成されているが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、遅延回路を構成するDフリップフロ
ップの段数を、雑音による影響を低減させるために必要
な遅延時間をもとに、入力信号Vinおよびクロック信号
CLKの周波数に応じて任意に設定することができる。
さらに、必要に応じて任意にコンパレータの出力信号の
立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジに応じて動作
する遅延回路DLY1およびDLY2の遅延時間を異な
るように設定することも可能である。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0114
【補正方法】変更
【補正内容】
【0114】入力信号Vinのレベルが降下し、比較用電
圧のレベルに達したとき、コンパレータCMP2の出力
信号V0 がローレベルからハイレベルに立ち上がる。出
力信号V0 の立ち上がりエッジから遅延回路DLY1の
遅延時間において、切り替え信号SP1がハイレベルに
設定される。これに応じてインバータINV2の出力信
号がローレベルに設定されるので、基準電圧切り替え回
路SWC3のpMOSトランジスタPT1がオン状態に
設定され、比較用電圧は電源電圧VCCに設定される。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0115
【補正方法】変更
【補正内容】
【0115】逆に、入力信号Vinのレベルが上昇し、
較用電圧のレベルを越えたとき、コンパレータCMP2
の出力信号V0 がハイレベルからローレベルに立ち下が
る。出力信号V0 の立ち下がりエッジから遅延回路DL
Y2の遅延時間において、切り替え信号SP2がローレ
ベルに設定される。これに応じてインバータINV3の
出力信号がハイレベルに設定されるので、基準電圧切り
替え回路SWC3のnMOSトランジスタNT1がオン
状態に設定され、比較用電圧は共通電位VSSに設定され
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号と比較用信号とを比較し、上記入
    力信号が上記比較用信号よりも大きい場合に第1のレベ
    ルの出力信号を出力し、上記入力信号が上記比較用信号
    よりも小さい場合に第2のレベルの出力信号を出力する
    比較回路と、 上記出力信号が第1のレベルから第2のレベルまたは第
    2のレベルから第1のレベルに変化した場合に、上記出
    力信号のレベルを所定の期間固定とする制御回路とを有
    する電圧比較回路。
  2. 【請求項2】上記制御回路は、上記出力信号が第1のレ
    ベルから第2のレベルに変化したことを検出する第1の
    検出回路と、上記出力信号が第2のレベルから第1のレ
    ベルに変化したことを検出する第2の検出回路と、上記
    所定の期間を計測するタイマ回路と、上記比較用信号の
    レベルを第1の基準値、第2の基準値または第3の基準
    値に設定する比較用信号設定回路とを有し、 上記比較用信号は、上記第1の検出回路または上記第2
    の検出回路の検出結果に応じて上記第1の基準値または
    上記第3の基準値に設定され、その後上記所定の期間が
    経過すると上記第2の基準値に設定される請求項1に記
    載の電圧比較回路。
  3. 【請求項3】上記制御回路は、上記出力信号が第1のレ
    ベルから第2のレベルへ変化したことを検出する第1の
    検出回路と、上記出力信号が第2のレベルから第1のレ
    ベルへ変化したことを検出する第2の検出回路と、第1
    の時間と第2の時間とを計測するタイマ回路と、上記比
    較用信号のレベルを第1の基準値、第2の基準値または
    第3の基準値に設定する比較用信号設定回路とを有し、 上記比較用信号は、上記第1の検出回路の検出結果に応
    じて上記第1の基準値に設定され、その後上記第1の時
    間が経過すると上記第2の基準値に設定され、上記第2
    の検出回路の検出結果に応じて上記第3の基準値に設定
    され、その後上記第2の時間が経過すると上記第2の基
    準値に設定される請求項1記載の電圧比較回路。
  4. 【請求項4】上記第1の基準値は上記第2の基準値より
    も大きく、上記第2の基準値は上記第3の基準値よりも
    大きい請求項2又は3に記載の電圧比較回路。
  5. 【請求項5】上記タイマ回路は上記出力信号を入力する
    遅延回路を有する請求項2、3又は4に記載の電圧比較
    回路。
  6. 【請求項6】上記遅延回路は直列に接続された複数のフ
    リップフロップを有する請求項5に記載の電圧比較回
    路。
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