JP2001036008A - 半導体集積回路 - Google Patents
半導体集積回路Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 素子特性ばらつきに応じて、内部電位を変動
させること。 【解決手段】 本発明は、素子の特性ばらつきに応じ
て、例えば(1)半導体集積回路の回路動作速度には余
裕があり消費電流が多くなる場合(トランジスタのしき
い値電圧が低めにできた場合など)には、その電源電圧
(内部電位)を回路動作速度のスペックを満たしつつな
るべく低めに設定して消費電流の削減をねらい、(2)
半導体集積回路の回路動作速度が遅くなる場合(トラン
ジスタのしきい値電圧が高めにできた場合など)には、
なるべく電源電圧(内部電位)を高めに設定して動作速
度のスペックに到達させようとする内部回路である。
させること。 【解決手段】 本発明は、素子の特性ばらつきに応じ
て、例えば(1)半導体集積回路の回路動作速度には余
裕があり消費電流が多くなる場合(トランジスタのしき
い値電圧が低めにできた場合など)には、その電源電圧
(内部電位)を回路動作速度のスペックを満たしつつな
るべく低めに設定して消費電流の削減をねらい、(2)
半導体集積回路の回路動作速度が遅くなる場合(トラン
ジスタのしきい値電圧が高めにできた場合など)には、
なるべく電源電圧(内部電位)を高めに設定して動作速
度のスペックに到達させようとする内部回路である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、半導体集積回路
に関わり、特に内部電源電位回路を有する半導体集積回
路に関する。
に関わり、特に内部電源電位回路を有する半導体集積回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路が内部電源電位回
路を持つ場合、その内部電源電位回路が出力する内部電
位は半導体の製造プロセスのばらつきによる半導体集積
回路の動作特性のばらつきとは無関係にほぼ一定の値を
出力する場合が多かった。しかし一方で、半導体集積回
路自身は、動作特性が製造ばらつきによってばらつく。
そこで、例えばその製造ばらつきによってMOSトラン
ジスタのしきい値電圧がばらつく場合について考える。
この場合、内部電位VINTが一定であると以下のように
動作速度と消費電流にMOSトランジスタのしきい値電
圧Vthのばらつきの影響が現れることになる。つまり、
Vthが設計した値よりも低めの値になるように製造され
ると、可能動作速度は速くなり、消費電流は多くなる。
一方で、Vthが設計した値よりも高めの値になるように
製造されると、可能動作速度は遅くなり、消費電流は少
なくなる。
路を持つ場合、その内部電源電位回路が出力する内部電
位は半導体の製造プロセスのばらつきによる半導体集積
回路の動作特性のばらつきとは無関係にほぼ一定の値を
出力する場合が多かった。しかし一方で、半導体集積回
路自身は、動作特性が製造ばらつきによってばらつく。
そこで、例えばその製造ばらつきによってMOSトラン
ジスタのしきい値電圧がばらつく場合について考える。
この場合、内部電位VINTが一定であると以下のように
動作速度と消費電流にMOSトランジスタのしきい値電
圧Vthのばらつきの影響が現れることになる。つまり、
Vthが設計した値よりも低めの値になるように製造され
ると、可能動作速度は速くなり、消費電流は多くなる。
一方で、Vthが設計した値よりも高めの値になるように
製造されると、可能動作速度は遅くなり、消費電流は少
なくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術による
と、Vthが高めの値に製造されてしまった場合は、動作
速度のスペックを満たさない問題がある。Vthが低めの
値に製造されてしまった場合は、消費電流が増大してし
まう問題がある。このような問題は、内部電位VINTを
素子の特性のばらつきによらず一定値に設計しているか
ぎり生じるものである。また、図1に示したように、半
導体集積回路の加工ばらつき、回路動作時の温度などの
ばらつきに応じて、最適な内部電位を決定できるような
内部電源電位生成回路もある(特開平9−28287
6)。しかし、図1に示した内部電源電位生成回路1で
は、半導体集積回路の動作時には、クリティカルパス2
が終始充放電動作を行なっている。そのため、クリティ
カルパス2を大きくとらなければならない場合は、内部
電源電位生成回路1自身の動作電流を無視できなくな
る。また、内部電源電位VINT〜クリティカルパス2〜
積分回路3〜オペアンプ4〜VINTで形成しているフィ
ードバックループ系は、クリティカルパス2をどのよう
にとるかによっては発振の可能性があり、システムの安
定性を保って設計するのは難しいという問題がある。
と、Vthが高めの値に製造されてしまった場合は、動作
速度のスペックを満たさない問題がある。Vthが低めの
値に製造されてしまった場合は、消費電流が増大してし
まう問題がある。このような問題は、内部電位VINTを
素子の特性のばらつきによらず一定値に設計しているか
ぎり生じるものである。また、図1に示したように、半
導体集積回路の加工ばらつき、回路動作時の温度などの
ばらつきに応じて、最適な内部電位を決定できるような
内部電源電位生成回路もある(特開平9−28287
6)。しかし、図1に示した内部電源電位生成回路1で
は、半導体集積回路の動作時には、クリティカルパス2
が終始充放電動作を行なっている。そのため、クリティ
カルパス2を大きくとらなければならない場合は、内部
電源電位生成回路1自身の動作電流を無視できなくな
る。また、内部電源電位VINT〜クリティカルパス2〜
積分回路3〜オペアンプ4〜VINTで形成しているフィ
ードバックループ系は、クリティカルパス2をどのよう
にとるかによっては発振の可能性があり、システムの安
定性を保って設計するのは難しいという問題がある。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、半導体集積回路の素子特性ばらつきに応じて、
内部電位を変動させることを目的とするものである。
であり、半導体集積回路の素子特性ばらつきに応じて、
内部電位を変動させることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる半導体集
積回路は、集積回路を動作させる内部電位を発生させる
内部電源電位生成回路と、前記集積回路の動作速度と所
定の動作速度とを比較する回路動作速度比較回路と、前
記内部電位を所定の初期値から上昇させ、前記集積回路
の動作速度が前記所定の動作速度よりも速くなったとこ
ろの電位を前記内部電位として設定する内部電位制御回
路とを具備することを特徴とする。ここで、前記回路動
作速度比較回路は、前記集積回路内のクリティカルパス
自身、又はそのクリティカルパスの模擬回路の遅延時間
を測定して前記集積回路の動作速度を特定する動作速度
特定回路を有することが好ましい。また、前記回路動作
速度比較回路は、前記遅延時間を測定するバイナリカウ
ンタを有することが好ましい。また、前記回路動作速度
比較回路は、前記遅延時間を電圧に変換する時間―電位
差変換回路を具備することが好ましい。また、前記回路
動作速度比較回路及び前記内部電位制御回路を、前記集
積回路の初期化時に動作させる内部電位決定シーケンス
動作回路を具備することが好ましい。本発明にかかる半
導体集積回路は、集積回路を動作させる内部電位を発生
させる内部電源電位生成回路と、前記集積回路内のクリ
ティカルパスを模擬し、それぞれ異なる内部電位で動作
される複数のクリティカルパス模擬回路と、前記クリテ
ィカルパス模擬回路の動作速度と所定の動作速度とをそ
れぞれ比較する複数の回路動作速度比較回路と、前記複
数の回路動作速度比較回路の出力に応じて前記内部電位
を所望の電位に設定する内部電位制御回路とを具備する
ことを特徴とする。
積回路は、集積回路を動作させる内部電位を発生させる
内部電源電位生成回路と、前記集積回路の動作速度と所
定の動作速度とを比較する回路動作速度比較回路と、前
記内部電位を所定の初期値から上昇させ、前記集積回路
の動作速度が前記所定の動作速度よりも速くなったとこ
ろの電位を前記内部電位として設定する内部電位制御回
路とを具備することを特徴とする。ここで、前記回路動
作速度比較回路は、前記集積回路内のクリティカルパス
自身、又はそのクリティカルパスの模擬回路の遅延時間
を測定して前記集積回路の動作速度を特定する動作速度
特定回路を有することが好ましい。また、前記回路動作
速度比較回路は、前記遅延時間を測定するバイナリカウ
ンタを有することが好ましい。また、前記回路動作速度
比較回路は、前記遅延時間を電圧に変換する時間―電位
差変換回路を具備することが好ましい。また、前記回路
動作速度比較回路及び前記内部電位制御回路を、前記集
積回路の初期化時に動作させる内部電位決定シーケンス
動作回路を具備することが好ましい。本発明にかかる半
導体集積回路は、集積回路を動作させる内部電位を発生
させる内部電源電位生成回路と、前記集積回路内のクリ
ティカルパスを模擬し、それぞれ異なる内部電位で動作
される複数のクリティカルパス模擬回路と、前記クリテ
ィカルパス模擬回路の動作速度と所定の動作速度とをそ
れぞれ比較する複数の回路動作速度比較回路と、前記複
数の回路動作速度比較回路の出力に応じて前記内部電位
を所望の電位に設定する内部電位制御回路とを具備する
ことを特徴とする。
【0006】ここで、前記回路動作速度比較回路は、前
記遅延時間を測定するバイナリカウンタを有することが
好ましい。また、前記回路動作速度比較回路は、前記遅
延時間を電圧に変換する時間―電位差変換回路を具備す
ることが好ましい。また、前記回路動作速度比較回路及
び前記内部電位制御回路を前記集積回路の初期化時に動
作させる内部電位決定シーケンス動作回路を具備するこ
とが好ましい。また、前記内部電位制御回路により設定
された内部電位を記憶しておく不揮発性記憶素子を更に
具備することが好ましい。本発明は、上記構成を採用す
ることにより、半導体集積回路の素子特性ばらつきに応
じて、内部電位を変動させることを可能とする。
記遅延時間を測定するバイナリカウンタを有することが
好ましい。また、前記回路動作速度比較回路は、前記遅
延時間を電圧に変換する時間―電位差変換回路を具備す
ることが好ましい。また、前記回路動作速度比較回路及
び前記内部電位制御回路を前記集積回路の初期化時に動
作させる内部電位決定シーケンス動作回路を具備するこ
とが好ましい。また、前記内部電位制御回路により設定
された内部電位を記憶しておく不揮発性記憶素子を更に
具備することが好ましい。本発明は、上記構成を採用す
ることにより、半導体集積回路の素子特性ばらつきに応
じて、内部電位を変動させることを可能とする。
【0007】
【発明の実施の形態】<本発明の第1の実施の形態>本
発明の第1の実施の形態について、図面(図1〜図6)
を参酌して説明する。本実施の形態における内部電源電
位決定回路は、図2及び図3に分けて記載してある。ま
ず図2に示したように、本発明の第1の実施の形態にか
かる半導体集積回路は、半導体集積回路のクリティカル
パス11と外部クロック分周器12、13と、ロジック
ゲートAND_Aと、ロジックゲートNAND_Aと、
バイナリカウンタ14と、バイナリ大小比較回路15
と、ロジックゲートNAND_Bと、シフトレジスタ1
6とを具備する。クリティカルパス11は内部電源電位
VINTで動作し、外部クロック分周器12の出力(出
力信号A)が接続される。そして、ロジックゲートAN
D_Aには外部クロック分周器12の出力(出力信号
A)とクリティカルパス11からの出力(出力信号B)
とが接続される。また、ロジックゲートNAND_Aに
はロジックゲートAND_Aからの出力(出力信号C)
と外部クロック信号とが入力される。バイナリカウンタ
14にはロジックゲートNAND_Aの出力が接続され
る。ここで、バイナリカウンタ14としては、動作可能
速度測定器として機能するものであればこれに限られな
い。また、バイナリカウンタ14の出力にはバイナリ大
小比較回路15が接続される。後述するように、このバ
イナリ大小比較回路15はバイナリカウンタ14におけ
る測定の結果、クリティカルパスの遅延時間が既定値以
内に入っているかどうか判定するものである。
発明の第1の実施の形態について、図面(図1〜図6)
を参酌して説明する。本実施の形態における内部電源電
位決定回路は、図2及び図3に分けて記載してある。ま
ず図2に示したように、本発明の第1の実施の形態にか
かる半導体集積回路は、半導体集積回路のクリティカル
パス11と外部クロック分周器12、13と、ロジック
ゲートAND_Aと、ロジックゲートNAND_Aと、
バイナリカウンタ14と、バイナリ大小比較回路15
と、ロジックゲートNAND_Bと、シフトレジスタ1
6とを具備する。クリティカルパス11は内部電源電位
VINTで動作し、外部クロック分周器12の出力(出
力信号A)が接続される。そして、ロジックゲートAN
D_Aには外部クロック分周器12の出力(出力信号
A)とクリティカルパス11からの出力(出力信号B)
とが接続される。また、ロジックゲートNAND_Aに
はロジックゲートAND_Aからの出力(出力信号C)
と外部クロック信号とが入力される。バイナリカウンタ
14にはロジックゲートNAND_Aの出力が接続され
る。ここで、バイナリカウンタ14としては、動作可能
速度測定器として機能するものであればこれに限られな
い。また、バイナリカウンタ14の出力にはバイナリ大
小比較回路15が接続される。後述するように、このバ
イナリ大小比較回路15はバイナリカウンタ14におけ
る測定の結果、クリティカルパスの遅延時間が既定値以
内に入っているかどうか判定するものである。
【0008】そして、バイナリ大小比較回路15の出力
(判定信号Z)と内部電源電位設定シーケンススタート
信号と外部クロック信号とがロジックゲートNAND_
Bに接続される。このとき、バイナリ大小比較回路15
の出力はインバータを介してロジックゲートNAND_
Bに接続される。後述するように、このバイナリ大小比
較回路15からの出力信号は、動作しているシーケンス
を止める機能を果たす。そして、ロジックゲートNAN
D_Bの出力が外部クロック分周器12、13に接続さ
れる。さらに、外部クロック分周器13の出力は、シフ
トレジスタ16に接続される。そして、図3に示したよ
うに、シフトレジスタ16の出力(X1、X2・…X
n)は内部降圧回路17に接続される。図3に示すよう
に、内部降圧回路17は例えば抵抗比を可変にすること
によりその出力電位(内部電源電位VINT)を可変に
できるものである。なお、ここでクリティカルパスと
は、半導体集積回路中でその半導体集積回路の動作速度
を決定してしまう部分のことである。また、本実施の形
態では、いずれの場合もクリティカルパスそのものを用
いるか、もしくは、クリティカルパスのレプリカの回路
を用いるかいずれでもかまわない。これに関しては以下
同様である。
(判定信号Z)と内部電源電位設定シーケンススタート
信号と外部クロック信号とがロジックゲートNAND_
Bに接続される。このとき、バイナリ大小比較回路15
の出力はインバータを介してロジックゲートNAND_
Bに接続される。後述するように、このバイナリ大小比
較回路15からの出力信号は、動作しているシーケンス
を止める機能を果たす。そして、ロジックゲートNAN
D_Bの出力が外部クロック分周器12、13に接続さ
れる。さらに、外部クロック分周器13の出力は、シフ
トレジスタ16に接続される。そして、図3に示したよ
うに、シフトレジスタ16の出力(X1、X2・…X
n)は内部降圧回路17に接続される。図3に示すよう
に、内部降圧回路17は例えば抵抗比を可変にすること
によりその出力電位(内部電源電位VINT)を可変に
できるものである。なお、ここでクリティカルパスと
は、半導体集積回路中でその半導体集積回路の動作速度
を決定してしまう部分のことである。また、本実施の形
態では、いずれの場合もクリティカルパスそのものを用
いるか、もしくは、クリティカルパスのレプリカの回路
を用いるかいずれでもかまわない。これに関しては以下
同様である。
【0009】次に、図4を参照しながら上記半導体集積
回路の動作波形および動作シーケンス(内部電源電位決
定シーケンス)について説明する。まず、内部電源電位
VINTをある初期値に設定しておく。これには、シフ
トレジスタ16の出力信号X1に「H」を記憶させてお
くこととする。つまり、図3に示したように、信号X1
に「H」が入るため、内部電源電位VINTは図示した
内部降圧回路17で設定できる電位のうち最も低い電位
となる。また、判定信号Zは「L」としておく。そし
て、内部電源電位設定シーケンススタート信号が「H」
になることにより、ロジックゲートNAND_Bからは
外部クロック信号の反転信号が出力される。この反転信
号は、外部クロック分周器12及び13に入力される。
次に、外部クロック分周器12の出力である信号Aがク
リティカルパス11に入力される。このクリティカルパ
ス11からの出力信号である信号Bは、信号Aに比べて
クリティカルパス11による遅延時間τだけ遅延して出
力され、ロジックゲートAND_Aに入力される。ロジ
ックゲートAND_Aには、信号Aと信号Bとが入力さ
れる。これにより、信号Aと信号Bとが共に「H」であ
る場合に、ロジックゲートAND_Aの出力である信号
Cが「H」となる。この信号Cと外部クロック信号とが
ロジックゲートNAND_Aに入力される。これによ
り、ロジックゲートNAND_Aの出力信号Dとして、
信号Cが「L」である間のみ外部クロック信号の反転信
号が出力される。
回路の動作波形および動作シーケンス(内部電源電位決
定シーケンス)について説明する。まず、内部電源電位
VINTをある初期値に設定しておく。これには、シフ
トレジスタ16の出力信号X1に「H」を記憶させてお
くこととする。つまり、図3に示したように、信号X1
に「H」が入るため、内部電源電位VINTは図示した
内部降圧回路17で設定できる電位のうち最も低い電位
となる。また、判定信号Zは「L」としておく。そし
て、内部電源電位設定シーケンススタート信号が「H」
になることにより、ロジックゲートNAND_Bからは
外部クロック信号の反転信号が出力される。この反転信
号は、外部クロック分周器12及び13に入力される。
次に、外部クロック分周器12の出力である信号Aがク
リティカルパス11に入力される。このクリティカルパ
ス11からの出力信号である信号Bは、信号Aに比べて
クリティカルパス11による遅延時間τだけ遅延して出
力され、ロジックゲートAND_Aに入力される。ロジ
ックゲートAND_Aには、信号Aと信号Bとが入力さ
れる。これにより、信号Aと信号Bとが共に「H」であ
る場合に、ロジックゲートAND_Aの出力である信号
Cが「H」となる。この信号Cと外部クロック信号とが
ロジックゲートNAND_Aに入力される。これによ
り、ロジックゲートNAND_Aの出力信号Dとして、
信号Cが「L」である間のみ外部クロック信号の反転信
号が出力される。
【0010】そして、信号Dをバイナリカウンタ14で
数え上げる。さらに、バイナリ大小比較回路15によ
り、あらかじめ記憶してあるバイナリ値Xとバイナリカ
ウンタ14でカウントされた値Yとを比較する。このと
き、X≦Yならば、判定信号Zを「H」とする。また、
X>Yであれば、判定信号Zを「L」とする。判定信号
Zが「L」の場合(X>Y)には、ロジックゲートNA
ND_Bに「H」が入力されるため、そのロジックゲー
トNAND_Bの出力は外部クロック信号の反転信号の
ままである。そして、外部クロック分周器13の出力に
従って、シフトレジスタ16の出力X1に記憶されてい
る「H」情報がX2へと移る。すると、図3に示したよ
うに、信号X2に「H」が入るため、内部電源電位VI
NTは図示した内部降圧回路17で設定できる電位のう
ち2番目に低い電位となる。このようにして、内部電源
電位VINTを微少に上昇させ、再度、バイナリ値Xと
バイナリカウンタ14でカウントされた値Yとを比較す
る。それでもX>Yである場合は、再度そのシーケンス
を繰り返す。判定信号Zが「H」の場合(X≦Y)は、
ロジックゲートNAND_Bに「L」が入力されるた
め、そのロジックゲートNAND_Bの出力は外部クロ
ック信号の反転信号から「H」になり、固定される。こ
れにより、このシーケンスが停止する。そして、内部電
源電位はこの時点での内部電源電位VINTに設定され
る。
数え上げる。さらに、バイナリ大小比較回路15によ
り、あらかじめ記憶してあるバイナリ値Xとバイナリカ
ウンタ14でカウントされた値Yとを比較する。このと
き、X≦Yならば、判定信号Zを「H」とする。また、
X>Yであれば、判定信号Zを「L」とする。判定信号
Zが「L」の場合(X>Y)には、ロジックゲートNA
ND_Bに「H」が入力されるため、そのロジックゲー
トNAND_Bの出力は外部クロック信号の反転信号の
ままである。そして、外部クロック分周器13の出力に
従って、シフトレジスタ16の出力X1に記憶されてい
る「H」情報がX2へと移る。すると、図3に示したよ
うに、信号X2に「H」が入るため、内部電源電位VI
NTは図示した内部降圧回路17で設定できる電位のう
ち2番目に低い電位となる。このようにして、内部電源
電位VINTを微少に上昇させ、再度、バイナリ値Xと
バイナリカウンタ14でカウントされた値Yとを比較す
る。それでもX>Yである場合は、再度そのシーケンス
を繰り返す。判定信号Zが「H」の場合(X≦Y)は、
ロジックゲートNAND_Bに「L」が入力されるた
め、そのロジックゲートNAND_Bの出力は外部クロ
ック信号の反転信号から「H」になり、固定される。こ
れにより、このシーケンスが停止する。そして、内部電
源電位はこの時点での内部電源電位VINTに設定され
る。
【0011】つまり、バイナリカウンタ14を用いて、
その段階での内部電源電位VINTにより動作される半
導体集積回路全体の動作周波数を決定づけるクリティカ
ルパスの遅延時間τを測定する。その結果、その遅延時
間が適切であれば、内部電源電位をその時点での内部電
位VINTに固定することとなるのである。以上のよう
にして、動作速度のスペックを満たす最適な内部電源電
位VINTを決定する。この第1の実施の形態では、図
5に示したように、上記のような内部電源電位決定シー
ケンスを半導体集積回路の電源投入直後の初期化動作時
に外部電源電圧が投入されたのを検知して行なうか、も
しくは集積回路が動作中にこの内部電源電位再設定の命
令を受けたときに行なう。図6は、外部電位検知回路お
よび内部電源電位再設定の信号を受けたときに、内部電
源電位決定シーケンスのスタート信号を発生する回路で
ある。図示した回路により、半導体集積回路の電源が投
入され、外部電源電位がVccに立ち上がると、内部電
源電位設定シーケンススタート信号が「H」となる。ま
た、内部電源電位リセット信号が「H」となると、内部
電源電位決定シーケンススタート信号は「H」となる。
このようにして内部電源電位決定シーケンススタート信
号が「H」になると、上述したように、適切な内部電源
電位VINTを設定するシーケンスが動作することとな
る。
その段階での内部電源電位VINTにより動作される半
導体集積回路全体の動作周波数を決定づけるクリティカ
ルパスの遅延時間τを測定する。その結果、その遅延時
間が適切であれば、内部電源電位をその時点での内部電
位VINTに固定することとなるのである。以上のよう
にして、動作速度のスペックを満たす最適な内部電源電
位VINTを決定する。この第1の実施の形態では、図
5に示したように、上記のような内部電源電位決定シー
ケンスを半導体集積回路の電源投入直後の初期化動作時
に外部電源電圧が投入されたのを検知して行なうか、も
しくは集積回路が動作中にこの内部電源電位再設定の命
令を受けたときに行なう。図6は、外部電位検知回路お
よび内部電源電位再設定の信号を受けたときに、内部電
源電位決定シーケンスのスタート信号を発生する回路で
ある。図示した回路により、半導体集積回路の電源が投
入され、外部電源電位がVccに立ち上がると、内部電
源電位設定シーケンススタート信号が「H」となる。ま
た、内部電源電位リセット信号が「H」となると、内部
電源電位決定シーケンススタート信号は「H」となる。
このようにして内部電源電位決定シーケンススタート信
号が「H」になると、上述したように、適切な内部電源
電位VINTを設定するシーケンスが動作することとな
る。
【0012】以上のように、本発明の第1の実施の形態
にかかる半導体集積回路よると、半導体集積回路の可能
動作速度が速めに出来上がった場合(例えば、MOSト
ランジスタのしきい値電圧が低めにできた場合など)
は、その回路の電源電圧(内部電源電位VINT)を、
動作速度のスペックを満たす範囲内で、下げることによ
ってその消費電流の削減を行うことができる。また、半
導体集積回路の可能動作速度が遅めに出来上がった場合
(例えば、MOSトランジスタのしきい値電圧が低めに
出来上がった場合など)は、その回路の電源電圧(内部
電位VINT)を動作速度のスペックを満たすよう高め
に設定できる。つまり、半導体集積回路の素子特性ばら
つきに応じて、内部電位を変動させることが可能とな
る。また、従来技術のようなフィードバックループが存
在しないため、発振を抑制することが可能となり、設計
マージンを広くすることが可能となる。また、バイナリ
カウンタ14を用いることで半導体集積回路全体の動作
周波数を決定づけるクリティカルパスの遅延時間τの測
定をロジック的に行なうことができるため、外部ノイズ
に強くなる。また、内部電源電位を設定する回路自身の
プロセスばらつきの影響を受けることを抑制できるた
め、設計が容易となる。
にかかる半導体集積回路よると、半導体集積回路の可能
動作速度が速めに出来上がった場合(例えば、MOSト
ランジスタのしきい値電圧が低めにできた場合など)
は、その回路の電源電圧(内部電源電位VINT)を、
動作速度のスペックを満たす範囲内で、下げることによ
ってその消費電流の削減を行うことができる。また、半
導体集積回路の可能動作速度が遅めに出来上がった場合
(例えば、MOSトランジスタのしきい値電圧が低めに
出来上がった場合など)は、その回路の電源電圧(内部
電位VINT)を動作速度のスペックを満たすよう高め
に設定できる。つまり、半導体集積回路の素子特性ばら
つきに応じて、内部電位を変動させることが可能とな
る。また、従来技術のようなフィードバックループが存
在しないため、発振を抑制することが可能となり、設計
マージンを広くすることが可能となる。また、バイナリ
カウンタ14を用いることで半導体集積回路全体の動作
周波数を決定づけるクリティカルパスの遅延時間τの測
定をロジック的に行なうことができるため、外部ノイズ
に強くなる。また、内部電源電位を設定する回路自身の
プロセスばらつきの影響を受けることを抑制できるた
め、設計が容易となる。
【0013】<本発明の第2の実施の形態>本発明の第
2の実施の形態について、図面(図7〜図8、図3)を
参酌して説明する。第2の実施の形態は、第1の実施の
形態におけるバイナリカウンタ14の代わりに、遅延時
間―電圧変換回路によって遅延時間τを電圧値に変換す
るものである。そしてその遅延時間τを変換した電圧値
が、あらかじめ参照用に設定された電圧値より大きけれ
ばその内部電源電位VINTに決定するというものであ
る。本発明の第2の実施の形態について、第1の実施の
形態と同様の部分については同一の符号を付すこととし
て、以下、異なる部分について説明する。図7に示した
ように、本発明の第2の実施の形態においては、クリテ
ィカルパス11の出力と、外部クロック分周器12の出
力とが、ロジックゲートNAND_Cの入力に接続され
る。このロジックゲートNAND_Cの出力は、PMO
SトランジスタAのゲートに接続される。このPMOS
トランジスタAのソースは外部電源電位Vccに接続さ
れ、ドレインはカレントミラー回路21に接続される。
カレントミラー回路21の出力は、コンパレータ22の
一方の端子に入力される。また、カレントミラー回路2
1の出力(コンパレータ22の一方の端子)はNMOS
トランジスタAを介して接地電位に接続される。このN
MOSトランジスタAのゲートには、外部クロック分周
器13の出力が接続される。なお、コンパレータ22の
他方の入力端子には参照電位Vref2が入力される。
コンパレータ22の出力は第1の実施の形態と同様に、
インバータを挟んでロジックゲートNAND_Bに入力
されることとなる。また、シフトレジスタ16の出力
は、図3に記載した内部降圧回路17に接続される。
2の実施の形態について、図面(図7〜図8、図3)を
参酌して説明する。第2の実施の形態は、第1の実施の
形態におけるバイナリカウンタ14の代わりに、遅延時
間―電圧変換回路によって遅延時間τを電圧値に変換す
るものである。そしてその遅延時間τを変換した電圧値
が、あらかじめ参照用に設定された電圧値より大きけれ
ばその内部電源電位VINTに決定するというものであ
る。本発明の第2の実施の形態について、第1の実施の
形態と同様の部分については同一の符号を付すこととし
て、以下、異なる部分について説明する。図7に示した
ように、本発明の第2の実施の形態においては、クリテ
ィカルパス11の出力と、外部クロック分周器12の出
力とが、ロジックゲートNAND_Cの入力に接続され
る。このロジックゲートNAND_Cの出力は、PMO
SトランジスタAのゲートに接続される。このPMOS
トランジスタAのソースは外部電源電位Vccに接続さ
れ、ドレインはカレントミラー回路21に接続される。
カレントミラー回路21の出力は、コンパレータ22の
一方の端子に入力される。また、カレントミラー回路2
1の出力(コンパレータ22の一方の端子)はNMOS
トランジスタAを介して接地電位に接続される。このN
MOSトランジスタAのゲートには、外部クロック分周
器13の出力が接続される。なお、コンパレータ22の
他方の入力端子には参照電位Vref2が入力される。
コンパレータ22の出力は第1の実施の形態と同様に、
インバータを挟んでロジックゲートNAND_Bに入力
されることとなる。また、シフトレジスタ16の出力
は、図3に記載した内部降圧回路17に接続される。
【0014】次に、図8を参照しながら上記半導体集積
回路の動作波形および動作シーケンス(内部電源電位決
定シーケンス)について説明する。まず、内部電源電位
VINTをある初期値に設定しておく。これには、シフ
トレジスタ16の出力信号X1に「H」を記憶させてお
くこととする。つまり、図3に示したように、信号X1
に「H」が入るため、内部電源電位VINTは図示した
内部降圧回路17で設定できる電位のうち最も低い電位
となる。また、判定信号Zは「L」としておく。そし
て、内部電源電位設定シーケンススタート信号が「H」
になることにより、ロジックゲートNAND_Bからは
外部クロック信号の反転信号が出力される。この反転信
号は、外部クロック分周器12及び13に入力される。
次に、外部クロック分周器12の出力である信号Aがク
リティカルパス11に入力される。このクリティカルパ
ス11からの出力信号である信号Bは、信号Aに比べて
クリティカルパス11による遅延時間τだけ遅延して出
力され、ロジックゲートNAND_Cに入力される。ロ
ジックゲートNAND_Cには、信号Aと信号Bとが入
力される。これにより、信号Aと信号Bとが共に「H」
である場合にのみ、ロジックゲートNAND_Cの出力
である信号Cが「L」となる。この信号CがPMOSト
ランジスタAのゲートに入力される。
回路の動作波形および動作シーケンス(内部電源電位決
定シーケンス)について説明する。まず、内部電源電位
VINTをある初期値に設定しておく。これには、シフ
トレジスタ16の出力信号X1に「H」を記憶させてお
くこととする。つまり、図3に示したように、信号X1
に「H」が入るため、内部電源電位VINTは図示した
内部降圧回路17で設定できる電位のうち最も低い電位
となる。また、判定信号Zは「L」としておく。そし
て、内部電源電位設定シーケンススタート信号が「H」
になることにより、ロジックゲートNAND_Bからは
外部クロック信号の反転信号が出力される。この反転信
号は、外部クロック分周器12及び13に入力される。
次に、外部クロック分周器12の出力である信号Aがク
リティカルパス11に入力される。このクリティカルパ
ス11からの出力信号である信号Bは、信号Aに比べて
クリティカルパス11による遅延時間τだけ遅延して出
力され、ロジックゲートNAND_Cに入力される。ロ
ジックゲートNAND_Cには、信号Aと信号Bとが入
力される。これにより、信号Aと信号Bとが共に「H」
である場合にのみ、ロジックゲートNAND_Cの出力
である信号Cが「L」となる。この信号CがPMOSト
ランジスタAのゲートに入力される。
【0015】信号Cが「L」となり、PMOSトランジ
スタAがオンされると、カレントミラー回路21の出力
信号Eがコンパレータ22に入力される。信号Eは、図
示の通り、信号Cが「L」になってから徐々に「H」へ
上昇する。そして、信号Eの電圧が参照電圧Vref2
よりも高くなると、コンパレータ22の出力である判定
信号Zが「H」となる。なお、NMOSトランジスタA
は、外部クロック分周器13の出力を受けて、所定時間
ごとにカレントミラー回路21の出力(信号E)をリセ
ットするものである。このとき、クリティカルパスでの
遅延時間τが長くて、信号Bが「H」になるのが遅くな
ったとする。すると、信号Cが「L」になるのが遅くな
り、結果的に信号Cが「L」である時間が短くなる。こ
れにより、PMOSトランジスタAがオンされる時間が
短くなり、信号Eの電圧が上昇していく時間が短くな
る。このため、信号Eの電圧が参照電圧Vref2より
も高くならないことがある。すると、コンパレータ22
の出力である判定信号Zは「L」のままである。そし
て、判定信号Zが「L」の場合には、上記第1の実施の
形態で説明した通り、内部電源電位VINTを微少に上
昇させ、再度、上記のシーケンスを繰り返す。また、判
定信号Zが「H」の場合は、上記第1の実施の形態で説
明した通り、上記シーケンスを停止させる。そして、内
部電源電位はこの時点での内部電源電位VINTに設定
される。
スタAがオンされると、カレントミラー回路21の出力
信号Eがコンパレータ22に入力される。信号Eは、図
示の通り、信号Cが「L」になってから徐々に「H」へ
上昇する。そして、信号Eの電圧が参照電圧Vref2
よりも高くなると、コンパレータ22の出力である判定
信号Zが「H」となる。なお、NMOSトランジスタA
は、外部クロック分周器13の出力を受けて、所定時間
ごとにカレントミラー回路21の出力(信号E)をリセ
ットするものである。このとき、クリティカルパスでの
遅延時間τが長くて、信号Bが「H」になるのが遅くな
ったとする。すると、信号Cが「L」になるのが遅くな
り、結果的に信号Cが「L」である時間が短くなる。こ
れにより、PMOSトランジスタAがオンされる時間が
短くなり、信号Eの電圧が上昇していく時間が短くな
る。このため、信号Eの電圧が参照電圧Vref2より
も高くならないことがある。すると、コンパレータ22
の出力である判定信号Zは「L」のままである。そし
て、判定信号Zが「L」の場合には、上記第1の実施の
形態で説明した通り、内部電源電位VINTを微少に上
昇させ、再度、上記のシーケンスを繰り返す。また、判
定信号Zが「H」の場合は、上記第1の実施の形態で説
明した通り、上記シーケンスを停止させる。そして、内
部電源電位はこの時点での内部電源電位VINTに設定
される。
【0016】つまり、遅延時間―電圧変換回路によって
クリティカルパス11の遅延時間τを電圧値に変換し
て、その段階での内部電源電位VINTにより動作され
る半導体集積回路全体の動作周波数を決定づけるクリテ
ィカルパスの遅延時間τを測定する。その結果、その遅
延時間が適切であれば、内部電源電位をその時点での内
部電位VINTに固定することとなるのである。そのた
め、参照電圧Vref2は、所望の内部電源電圧VIN
Tが得られるよう、あらかじめ所望の電圧に設定してお
くこととなる。このようにして、動作速度のスペックを
満たす最適な内部電源電位VINTを決定する。以上の
ように、本発明の第2の実施の形態にかかる半導体集積
回路よると、半導体集積回路の素子特性ばらつきに応じ
て、内部電位を変動させることが可能となる。また、従
来技術のようなフィードバックループが存在しないた
め、発振を抑制することが可能となり、設計マージンを
広くすることが可能となる。また、遅延時間―電圧変換
回路を用いることで、半導体集積回路全体の動作周波数
を決定づけるクリティカルパス11の遅延時間τの測定
をアナログ的に行なうことができるため、分解能の高い
制御機構を得ることができる。
クリティカルパス11の遅延時間τを電圧値に変換し
て、その段階での内部電源電位VINTにより動作され
る半導体集積回路全体の動作周波数を決定づけるクリテ
ィカルパスの遅延時間τを測定する。その結果、その遅
延時間が適切であれば、内部電源電位をその時点での内
部電位VINTに固定することとなるのである。そのた
め、参照電圧Vref2は、所望の内部電源電圧VIN
Tが得られるよう、あらかじめ所望の電圧に設定してお
くこととなる。このようにして、動作速度のスペックを
満たす最適な内部電源電位VINTを決定する。以上の
ように、本発明の第2の実施の形態にかかる半導体集積
回路よると、半導体集積回路の素子特性ばらつきに応じ
て、内部電位を変動させることが可能となる。また、従
来技術のようなフィードバックループが存在しないた
め、発振を抑制することが可能となり、設計マージンを
広くすることが可能となる。また、遅延時間―電圧変換
回路を用いることで、半導体集積回路全体の動作周波数
を決定づけるクリティカルパス11の遅延時間τの測定
をアナログ的に行なうことができるため、分解能の高い
制御機構を得ることができる。
【0017】<本発明の第3の実施の形態>本発明の第
3の実施の形態について、図面(図9〜図11)を参酌
して説明する。第3の実施の形態は、図9に示したよう
に、あらかじめ半導体集積回路のクリティカルパスのレ
プリカの回路を複数用意しておき、また、それぞれのク
リティカルパスには、それぞれ内部電位(VINT1<
VINT2<……<VINTN)を内部電源電位として
用い、クリティカルパスの動作速度判定回路を並列に接
続して動作可能な内部電位VINTを判定しようという
ものである。まず、構成について説明する。内部電源電
位設定シーケンススタート信号と外部クロック信号がロ
ジックゲートNAND_Bに入力される。ロジックゲー
トNAND_Bの出力は外部クロック分周器12に入力
される。外部クロック分周器12の出力以降において
は、第2の実施の形態で説明したものと同じ回路構成が
コンパレータ22の出力まで並列に複数個(図9ではn
個)配置される。ここで、このn個の回路における相違
点は、それぞれのクリティカルパス32の動作電圧が内
部電源電位VINT1〜VINTn(VINT1<VI
NT2<……<VINTN)であるという点である。そ
して、コンパレータ34の出力Y1〜Ynは組み合わせ
論理回路35の入力される。組み合わせ論理回路35の
出力X1〜Xnにより、内部降圧回路36が動作して内
部電源電位VINTが生成される。ここで、内部降圧回
路36は、第1の実施の形態で説明した内部降圧回路1
7と同様のものである(図3参照)。
3の実施の形態について、図面(図9〜図11)を参酌
して説明する。第3の実施の形態は、図9に示したよう
に、あらかじめ半導体集積回路のクリティカルパスのレ
プリカの回路を複数用意しておき、また、それぞれのク
リティカルパスには、それぞれ内部電位(VINT1<
VINT2<……<VINTN)を内部電源電位として
用い、クリティカルパスの動作速度判定回路を並列に接
続して動作可能な内部電位VINTを判定しようという
ものである。まず、構成について説明する。内部電源電
位設定シーケンススタート信号と外部クロック信号がロ
ジックゲートNAND_Bに入力される。ロジックゲー
トNAND_Bの出力は外部クロック分周器12に入力
される。外部クロック分周器12の出力以降において
は、第2の実施の形態で説明したものと同じ回路構成が
コンパレータ22の出力まで並列に複数個(図9ではn
個)配置される。ここで、このn個の回路における相違
点は、それぞれのクリティカルパス32の動作電圧が内
部電源電位VINT1〜VINTn(VINT1<VI
NT2<……<VINTN)であるという点である。そ
して、コンパレータ34の出力Y1〜Ynは組み合わせ
論理回路35の入力される。組み合わせ論理回路35の
出力X1〜Xnにより、内部降圧回路36が動作して内
部電源電位VINTが生成される。ここで、内部降圧回
路36は、第1の実施の形態で説明した内部降圧回路1
7と同様のものである(図3参照)。
【0018】次に、回路動作について説明する。図9に
示したように、まず外部クロック信号が外部クロック分
周器31に入力される。この外部クロック分周器31の
出力からコンパレータ34の出力までは本発明の第2の
実施の形態で説明したのと同じ動作である。そして、コ
ンパレータ34からは信号Y1〜Ynが出力される。こ
の信号Y1〜Ynは組み合わせ論理回路35へ入力され
る。ここで、クリティカルパス32が適正な動作スペッ
クを満たす内部電源電位で動作されている回路について
は出力Y(Y1〜Yn)が「1」となる。ここで、図1
0に組み合わせ論理回路35の真理値表を示す。このよ
うな真理値表を用いることにより、適正な内部電源電位
VINTが選択されるように内部降圧回路36が動作す
る。これにより、動作速度のスペックを満たす最適な内
部電源電位VINTが決定される。ここで、この第3の
実施の形態では、第2の実施の形態で説明したような遅
延時間―電圧変換回路を用いたタイプを利用した例を挙
げたが、図11に示したように、第1の実施の形態で説
明したバイナリカウンタを用いたタイプを並列に接続し
て用いることも可能である。以上のように、本発明の第
3の実施の形態にかかる半導体集積回路よると、半導体
集積回路の素子特性ばらつきに応じて、内部電位を変動
させることが可能となる。また、従来技術のようなフィ
ードバックループが存在しないため、発振を抑制するこ
とが可能となり、設計マージンを広くすることが可能と
なる。
示したように、まず外部クロック信号が外部クロック分
周器31に入力される。この外部クロック分周器31の
出力からコンパレータ34の出力までは本発明の第2の
実施の形態で説明したのと同じ動作である。そして、コ
ンパレータ34からは信号Y1〜Ynが出力される。こ
の信号Y1〜Ynは組み合わせ論理回路35へ入力され
る。ここで、クリティカルパス32が適正な動作スペッ
クを満たす内部電源電位で動作されている回路について
は出力Y(Y1〜Yn)が「1」となる。ここで、図1
0に組み合わせ論理回路35の真理値表を示す。このよ
うな真理値表を用いることにより、適正な内部電源電位
VINTが選択されるように内部降圧回路36が動作す
る。これにより、動作速度のスペックを満たす最適な内
部電源電位VINTが決定される。ここで、この第3の
実施の形態では、第2の実施の形態で説明したような遅
延時間―電圧変換回路を用いたタイプを利用した例を挙
げたが、図11に示したように、第1の実施の形態で説
明したバイナリカウンタを用いたタイプを並列に接続し
て用いることも可能である。以上のように、本発明の第
3の実施の形態にかかる半導体集積回路よると、半導体
集積回路の素子特性ばらつきに応じて、内部電位を変動
させることが可能となる。また、従来技術のようなフィ
ードバックループが存在しないため、発振を抑制するこ
とが可能となり、設計マージンを広くすることが可能と
なる。
【0019】また、シーケンスを何度も繰り替えす必要
がなくなり、内部電源電位の設定を短時間で行なうこと
が可能となる。これにより、特に半導体集積回路の動作
中に内部電源電位を再設定する場合に有利となる。 <本発明の第4の実施の形態>本発明の第4の実施の形
態について、図12を参酌して説明する。上記1の実施
の形態から第3の実施の形態では、内部降圧回路とし
て、PMOSタイプの負帰還回路を用いていた。しか
し、PMOSタイプの負帰還回路で構成した内部降圧回
路では、高速に大電流の充放電がなされる場合には、充
放電による内部降圧電位の変動にPMOSタイプの負帰
還回路の応答速度が十分に追従していかない、もしくは
応答速度を速くしようとすると発振を起こす場合があ
る。そのため、結果として安定した降圧電位を生成しえ
ないという可能性がある。そこで、本実施の形態は、図
12に示したように、第1の実施の形態から第3の実施
の形態にかかる内部降圧電源電位回路の出力電位を参照
電位として用いて、ジャイアントトランジスタ(Giant
Transistor)タイプと呼ばれるNMOSタイプの負帰
還回路からなる内部降圧回路を内部降圧回路として用い
ている。
がなくなり、内部電源電位の設定を短時間で行なうこと
が可能となる。これにより、特に半導体集積回路の動作
中に内部電源電位を再設定する場合に有利となる。 <本発明の第4の実施の形態>本発明の第4の実施の形
態について、図12を参酌して説明する。上記1の実施
の形態から第3の実施の形態では、内部降圧回路とし
て、PMOSタイプの負帰還回路を用いていた。しか
し、PMOSタイプの負帰還回路で構成した内部降圧回
路では、高速に大電流の充放電がなされる場合には、充
放電による内部降圧電位の変動にPMOSタイプの負帰
還回路の応答速度が十分に追従していかない、もしくは
応答速度を速くしようとすると発振を起こす場合があ
る。そのため、結果として安定した降圧電位を生成しえ
ないという可能性がある。そこで、本実施の形態は、図
12に示したように、第1の実施の形態から第3の実施
の形態にかかる内部降圧電源電位回路の出力電位を参照
電位として用いて、ジャイアントトランジスタ(Giant
Transistor)タイプと呼ばれるNMOSタイプの負帰
還回路からなる内部降圧回路を内部降圧回路として用い
ている。
【0020】ジャイアントトランジスタタイプの内部降
圧回路は、一般にPMOS負帰還回路を用いた内部降圧
回路より応答速度が速く、かつ発振の可能性の少ないも
のを比較的容易に設計することが可能であり、比較的安
定な内部降圧電位の生成が可能である。つまり、図12
に示したように、ジャイアントトランジスタ(Giant T
ransistor)タイプの内部降圧回路41に参照電源電位設
定回路の出力電位VINT_SBを入力する。これによ
り、高速に大電流の充放電がなされる場合にも安定した
内部電源電位VINTを生成することが可能となる。 <本発明の第5の実施の形態>本発明の第5の実施の形
態について、図面(図13〜図17)を参酌して説明す
る。半導体集積回路のプロセスばらつきとそれによる半
導体集積回路の動作特性のばらつきは、半導体集積回路
の前工程(ウエハー工程)終了後には確定しているもの
である。したがって、半導体集積回路のプロセスばらつ
きによる可能動作速度に応じて内部電源電位を決定する
ことは、半導体集積回路の前工程終了時に半導体集積回
路上のFUSEを切ることによって対応することができ
る。しかし、FUSEをブローするために、単純に内部
電位を外部から変化させそのたびごとに、全半導体集積
回路テストをしていたのでは、テスト工程の増加を招く
ことになり、ともするとコストの増加をまねくことにな
る。
圧回路は、一般にPMOS負帰還回路を用いた内部降圧
回路より応答速度が速く、かつ発振の可能性の少ないも
のを比較的容易に設計することが可能であり、比較的安
定な内部降圧電位の生成が可能である。つまり、図12
に示したように、ジャイアントトランジスタ(Giant T
ransistor)タイプの内部降圧回路41に参照電源電位設
定回路の出力電位VINT_SBを入力する。これによ
り、高速に大電流の充放電がなされる場合にも安定した
内部電源電位VINTを生成することが可能となる。 <本発明の第5の実施の形態>本発明の第5の実施の形
態について、図面(図13〜図17)を参酌して説明す
る。半導体集積回路のプロセスばらつきとそれによる半
導体集積回路の動作特性のばらつきは、半導体集積回路
の前工程(ウエハー工程)終了後には確定しているもの
である。したがって、半導体集積回路のプロセスばらつ
きによる可能動作速度に応じて内部電源電位を決定する
ことは、半導体集積回路の前工程終了時に半導体集積回
路上のFUSEを切ることによって対応することができ
る。しかし、FUSEをブローするために、単純に内部
電位を外部から変化させそのたびごとに、全半導体集積
回路テストをしていたのでは、テスト工程の増加を招く
ことになり、ともするとコストの増加をまねくことにな
る。
【0021】本発明の第5の実施の形態は、こうしたテ
スト工程の増加を最小にするために、半導体集積回路の
クリティカルパスをもしくはクリティカルパスのレプリ
カを用いた簡易な可能動作速度測定回路(図13又は図
14)と可変内部電源電位生成回路(図15)を用いた
テスト回路を、前工程終了時テスト時に動作させ、その
結果をもとに、内部電源電位生成回路のFUSEをブロ
ーして抵抗比を変更し最適な内部電位を決定することが
できるものである。まず、構成について説明する。図1
3に示した可能動作速度測定回路の構成図は、外部クロ
ック信号と内部電源電位設定シーケンススタート信号が
ロジックゲートNAND_Bに入力される。ロジックゲ
ートNAND_Bの出力は、外部クロック分周器51及
びロジックゲートNAND_Aに入力されている。外部
クロック分周器51の出力は、クリティカルパス52及
びロジックゲートAND_Aに入力されている。ロジッ
クゲートAND_Aの他方の入力はクリティカルパス5
2からの出力である。クリティカルパス52を動作させ
るために、可変電位生成回路62で生成された電位VI
NT_Xが供給される。ロジックゲートAND_Aの出
力はロジックゲートNAND_Aに入力される。ロジッ
クゲートNAND_Aの出力は、バイナリカウンタ53
に接続される。バイナリカウンタ53の出力は、バイナ
リ大小比較回路54に入力される。バイナリ大小比較回
路54の出力は、シフトレジスタ55に入力される。一
方、シフトレジスタ55には、外部クロック信号をうけ
た外部クロック分周器56の出力も入力される。シフト
レジスタ55の出力は、テスタに読み出されることとな
る。
スト工程の増加を最小にするために、半導体集積回路の
クリティカルパスをもしくはクリティカルパスのレプリ
カを用いた簡易な可能動作速度測定回路(図13又は図
14)と可変内部電源電位生成回路(図15)を用いた
テスト回路を、前工程終了時テスト時に動作させ、その
結果をもとに、内部電源電位生成回路のFUSEをブロ
ーして抵抗比を変更し最適な内部電位を決定することが
できるものである。まず、構成について説明する。図1
3に示した可能動作速度測定回路の構成図は、外部クロ
ック信号と内部電源電位設定シーケンススタート信号が
ロジックゲートNAND_Bに入力される。ロジックゲ
ートNAND_Bの出力は、外部クロック分周器51及
びロジックゲートNAND_Aに入力されている。外部
クロック分周器51の出力は、クリティカルパス52及
びロジックゲートAND_Aに入力されている。ロジッ
クゲートAND_Aの他方の入力はクリティカルパス5
2からの出力である。クリティカルパス52を動作させ
るために、可変電位生成回路62で生成された電位VI
NT_Xが供給される。ロジックゲートAND_Aの出
力はロジックゲートNAND_Aに入力される。ロジッ
クゲートNAND_Aの出力は、バイナリカウンタ53
に接続される。バイナリカウンタ53の出力は、バイナ
リ大小比較回路54に入力される。バイナリ大小比較回
路54の出力は、シフトレジスタ55に入力される。一
方、シフトレジスタ55には、外部クロック信号をうけ
た外部クロック分周器56の出力も入力される。シフト
レジスタ55の出力は、テスタに読み出されることとな
る。
【0022】次に、動作について説明する。基本的な動
作は本発明の第1の実施の形態において説明したのと同
様であり、ここでは異なる部分について説明する。ま
ず、第1の実施の形態と異なるのは、クリティカルパス
52を動作させるための電源が可変電位生成回路62に
より供給されることである。この可変電位生成回路62
によりクリティカルパス52を動作させるための電源電
位を可変とすることができる。そして、クリティカルパ
ス52を動作させる電源電位を少しずつ変えてやると同
時に、出力される判定信号Zをシフトレジスタ55を通
してテスタに読み出す。このとき、シフトレジスタ55
は、外部クロック分周器56からの「H」出力によりタ
イミングをとって、信号をテスタへ送ることとなる。こ
のようにして、判定信号Zをテスタへ読み出していく。
この結果をもとにして、図14に示した内部電源電位生
成回路のFuseをブローすることにより、内部降圧回
路59における抵抗比を変化させ、内部電源電位VIN
Tを適切な値に設定する。ここで、適切な内部電源電位
VINTを設定するのにFuseをブローすることとし
たが、Fuseの代わりに他の不揮発性記憶素子を用い
ても構わない。
作は本発明の第1の実施の形態において説明したのと同
様であり、ここでは異なる部分について説明する。ま
ず、第1の実施の形態と異なるのは、クリティカルパス
52を動作させるための電源が可変電位生成回路62に
より供給されることである。この可変電位生成回路62
によりクリティカルパス52を動作させるための電源電
位を可変とすることができる。そして、クリティカルパ
ス52を動作させる電源電位を少しずつ変えてやると同
時に、出力される判定信号Zをシフトレジスタ55を通
してテスタに読み出す。このとき、シフトレジスタ55
は、外部クロック分周器56からの「H」出力によりタ
イミングをとって、信号をテスタへ送ることとなる。こ
のようにして、判定信号Zをテスタへ読み出していく。
この結果をもとにして、図14に示した内部電源電位生
成回路のFuseをブローすることにより、内部降圧回
路59における抵抗比を変化させ、内部電源電位VIN
Tを適切な値に設定する。ここで、適切な内部電源電位
VINTを設定するのにFuseをブローすることとし
たが、Fuseの代わりに他の不揮発性記憶素子を用い
ても構わない。
【0023】ここで、図15に可変電位生成回路62の
構成図を示す。この可変電位生成回路62は、シフトレ
ジスタ61の出力X11〜X1nを受けて電位が可変に
制御される。すなわち、まず、電源電位VINT_Xを
ある初期値に設定しておく。これには、シフトレジスタ
61の出力X11に「H」を記憶させておくこととす
る。これにより、内部降圧回路59の入力X11に
「H」が入るため、電源電位VINT_Xは図示した内
部降圧回路59で設定できる電位のうち最も低い電位と
なる。そして外部クロックを受けた外部クロック分周器
60の出力が「H」になると、シフトレジスタの出力X
11に記憶された「H」信号は、出力X12へと移る。
すると、内部降圧回路59の入力X12に「H」が入る
ため、電源電位VINT_Xは図示した内部降圧回路5
9で設定できる電位のうち2番目に低い電位となる。こ
れを繰り返していくことにより、電源電位VINT_X
が可変となるのである。次に、図16に示した可能動作
速度測定回路に関する他の例の構成について説明する。
まず、外部クロック信号と内部電源電位設定シーケンス
スタート信号がロジックゲートNAND_Bに入力され
る。ロジックゲートNAND_Bの出力は、外部クロッ
ク分周器51及びロジックゲートNAND_Aに入力さ
れている。外部クロック分周器51の出力は、クリティ
カルパス52及びロジックゲートAND_Aに入力され
ている。ロジックゲートAND_Aの他方の入力はクリ
ティカルパス52からの出力である。クリティカルパス
52を動作させるために、可変電位生成回路62で生成
された電源電位VINT_Xが供給される。ロジックゲ
ートAND_Aの出力はロジックゲートNAND_Aに
入力される。ロジックゲートNAND_Aの出力は、P
MOSトランジスタAのゲートに入力されている。この
PMOSトランジスタのソース側は外部電源電位Vcc
に接続され、ドレイン側はカレントミラー回路57に接
続されている。カレントミラー回路57の出力はコンパ
レータ58に入力され、参照電位Vref2と比較され
る。コンパレータ58の出力(判定信号Z)は、シフト
レジスタ55に入力される。このシフトレジスタ55に
は、外部クロック信号をうけた外部クロック分周器56
の出力も入力される。シフトレジスタ55の出力は、テ
スタに読み出されることとなる。
構成図を示す。この可変電位生成回路62は、シフトレ
ジスタ61の出力X11〜X1nを受けて電位が可変に
制御される。すなわち、まず、電源電位VINT_Xを
ある初期値に設定しておく。これには、シフトレジスタ
61の出力X11に「H」を記憶させておくこととす
る。これにより、内部降圧回路59の入力X11に
「H」が入るため、電源電位VINT_Xは図示した内
部降圧回路59で設定できる電位のうち最も低い電位と
なる。そして外部クロックを受けた外部クロック分周器
60の出力が「H」になると、シフトレジスタの出力X
11に記憶された「H」信号は、出力X12へと移る。
すると、内部降圧回路59の入力X12に「H」が入る
ため、電源電位VINT_Xは図示した内部降圧回路5
9で設定できる電位のうち2番目に低い電位となる。こ
れを繰り返していくことにより、電源電位VINT_X
が可変となるのである。次に、図16に示した可能動作
速度測定回路に関する他の例の構成について説明する。
まず、外部クロック信号と内部電源電位設定シーケンス
スタート信号がロジックゲートNAND_Bに入力され
る。ロジックゲートNAND_Bの出力は、外部クロッ
ク分周器51及びロジックゲートNAND_Aに入力さ
れている。外部クロック分周器51の出力は、クリティ
カルパス52及びロジックゲートAND_Aに入力され
ている。ロジックゲートAND_Aの他方の入力はクリ
ティカルパス52からの出力である。クリティカルパス
52を動作させるために、可変電位生成回路62で生成
された電源電位VINT_Xが供給される。ロジックゲ
ートAND_Aの出力はロジックゲートNAND_Aに
入力される。ロジックゲートNAND_Aの出力は、P
MOSトランジスタAのゲートに入力されている。この
PMOSトランジスタのソース側は外部電源電位Vcc
に接続され、ドレイン側はカレントミラー回路57に接
続されている。カレントミラー回路57の出力はコンパ
レータ58に入力され、参照電位Vref2と比較され
る。コンパレータ58の出力(判定信号Z)は、シフト
レジスタ55に入力される。このシフトレジスタ55に
は、外部クロック信号をうけた外部クロック分周器56
の出力も入力される。シフトレジスタ55の出力は、テ
スタに読み出されることとなる。
【0024】次に、この可能動作速度測定回路の動作で
あるが、これは図13で説明したものと基本的に同様で
ある。相違点は、図13におけるバイナリカウンタ53
の代わりに、遅延時間―電圧変換回路によってクリティ
カルパスの遅延時間τを電圧値に変換する点である。そ
してその遅延時間τを変換した電圧値が、あらかじめ参
照用に設定された電圧値より大きければ判定信号Zを
「H」とするものである。次に、図17に本実施の形態
におけるテストシーケンスを示す。まず、外部電源が投
入され(step1)、テストモードへのエントリーが
行なわれる(step2)。次に、内部電源電位決定シ
ーケンススタート信号が「H」となり、シーケンスがス
タートする(step3)。次に、電源電位VINT_
Xを設定して(step4)、例えば図13や図16に
示したような動作可能速度判別回路を用いてこの電源電
位VINT_Xで動作させると、半導体集積回路が動作
速度のスペックを満たすか否かを判定する(step
5)。このとき、その電源電位VINT_Xでは動作ス
ペックを満たさないと判定された場合には、電源電位V
INT_Xを再設定して同様の判定を行なう。このよう
にして、半導体集積回路が動作スペックを満たすような
最適な内部電源電位VINTを決定する。次に、適切な
電源電位VINT_Xを決定できたら、その結果をシフ
トレジスタ55に記憶させる(step6)。そして、
このシフトレジスタ55の値をテスタに読み出す(st
ep7)。テスタに読み出された値を元にして内部電源
電位生成回路のFuseを切ることにより、適切な内部
電源電位の設定を終了する(シーケンスの終了、ste
p8)。
あるが、これは図13で説明したものと基本的に同様で
ある。相違点は、図13におけるバイナリカウンタ53
の代わりに、遅延時間―電圧変換回路によってクリティ
カルパスの遅延時間τを電圧値に変換する点である。そ
してその遅延時間τを変換した電圧値が、あらかじめ参
照用に設定された電圧値より大きければ判定信号Zを
「H」とするものである。次に、図17に本実施の形態
におけるテストシーケンスを示す。まず、外部電源が投
入され(step1)、テストモードへのエントリーが
行なわれる(step2)。次に、内部電源電位決定シ
ーケンススタート信号が「H」となり、シーケンスがス
タートする(step3)。次に、電源電位VINT_
Xを設定して(step4)、例えば図13や図16に
示したような動作可能速度判別回路を用いてこの電源電
位VINT_Xで動作させると、半導体集積回路が動作
速度のスペックを満たすか否かを判定する(step
5)。このとき、その電源電位VINT_Xでは動作ス
ペックを満たさないと判定された場合には、電源電位V
INT_Xを再設定して同様の判定を行なう。このよう
にして、半導体集積回路が動作スペックを満たすような
最適な内部電源電位VINTを決定する。次に、適切な
電源電位VINT_Xを決定できたら、その結果をシフ
トレジスタ55に記憶させる(step6)。そして、
このシフトレジスタ55の値をテスタに読み出す(st
ep7)。テスタに読み出された値を元にして内部電源
電位生成回路のFuseを切ることにより、適切な内部
電源電位の設定を終了する(シーケンスの終了、ste
p8)。
【0025】以上のように、第5の実施の形態にかかる
半導体集積回路よると、半導体集積回路の素子特性ばら
つきに応じて、内部電位を変動させることが可能とな
る。また、従来技術のようなフィードバックループが存
在しないため、発振を抑制することが可能となり、設計
マージンを広くすることが可能となる。また、半導体集
積回路の動作中にシーケンスを行なう必要がなくなり、
半導体集積回路の動作速度が遅くなることを防止でき
る。さらに、半導体集積回路の動作中における温度変化
などを考慮しなくていい状況であれば、第1から第4の
実施の形態に比べて簡易に内部電源電位VINTを設定
することができる。また、半導体集積回路自身が動作を
行なっているときには、すでに、内部電源電位決定シー
ケンスは終了して内部電源電位が決定しているため、こ
の回路自身の定常的な動作電流はないことから、設計マ
ージンを広く取ることが可能となる。 <本発明の第6の実施の形態>第6の実施の形態は、第
1の実施の形態から第5の実施の形態までの内部電源電
位決定の手法をDRAMに適用したものである。メモリ
は、一般にその構成が比較的単調で繰り返しの部分が多
いためクリティカルパスを定めるのが容易であり、ま
た、容量負荷の充放電電流が多いため内部電源電位を調
節できることの効果が大きい。
半導体集積回路よると、半導体集積回路の素子特性ばら
つきに応じて、内部電位を変動させることが可能とな
る。また、従来技術のようなフィードバックループが存
在しないため、発振を抑制することが可能となり、設計
マージンを広くすることが可能となる。また、半導体集
積回路の動作中にシーケンスを行なう必要がなくなり、
半導体集積回路の動作速度が遅くなることを防止でき
る。さらに、半導体集積回路の動作中における温度変化
などを考慮しなくていい状況であれば、第1から第4の
実施の形態に比べて簡易に内部電源電位VINTを設定
することができる。また、半導体集積回路自身が動作を
行なっているときには、すでに、内部電源電位決定シー
ケンスは終了して内部電源電位が決定しているため、こ
の回路自身の定常的な動作電流はないことから、設計マ
ージンを広く取ることが可能となる。 <本発明の第6の実施の形態>第6の実施の形態は、第
1の実施の形態から第5の実施の形態までの内部電源電
位決定の手法をDRAMに適用したものである。メモリ
は、一般にその構成が比較的単調で繰り返しの部分が多
いためクリティカルパスを定めるのが容易であり、ま
た、容量負荷の充放電電流が多いため内部電源電位を調
節できることの効果が大きい。
【0026】図18に示したように、第6の実施の形態
では、クリティカルパスのレプリカとして、DRAMの
DQバッファ部71からセンスアンプ部72までを選ん
でいる。そして、DQ線対73への書き込みの電位VD
Qに内部電源電位決定シーケンスを適用している。な
お、ここでは、可能動作速度を測定するためのみのクリ
ティカルパスのレプリカであるので、片側データのみの
書き込みという可能動作速度の再遅条件のレプリカ回路
を構成している(センスアンプには逆データを書き込
む)。ここで、内部電源電位決定シーケンスの電位VD
Qへの適用は、上記第1から第5の実施の形態に示した
ものを利用する。以上のようにして、本発明の第6の実
施の形態にかかる半導体集積回路によると、DRAMに
おいても上記第1の実施の形態から第5の実施の形態と
同様の効果を得ることができる。特に、近年の多ビット
DRAMではDQ線の充放電電流が大きく、DQ線書き
込み電位VDQの電位を下げられれば、消費電流削減の
効果が大きい。
では、クリティカルパスのレプリカとして、DRAMの
DQバッファ部71からセンスアンプ部72までを選ん
でいる。そして、DQ線対73への書き込みの電位VD
Qに内部電源電位決定シーケンスを適用している。な
お、ここでは、可能動作速度を測定するためのみのクリ
ティカルパスのレプリカであるので、片側データのみの
書き込みという可能動作速度の再遅条件のレプリカ回路
を構成している(センスアンプには逆データを書き込
む)。ここで、内部電源電位決定シーケンスの電位VD
Qへの適用は、上記第1から第5の実施の形態に示した
ものを利用する。以上のようにして、本発明の第6の実
施の形態にかかる半導体集積回路によると、DRAMに
おいても上記第1の実施の形態から第5の実施の形態と
同様の効果を得ることができる。特に、近年の多ビット
DRAMではDQ線の充放電電流が大きく、DQ線書き
込み電位VDQの電位を下げられれば、消費電流削減の
効果が大きい。
【0027】
【発明の効果】本発明は、半導体集積回路の素子特性ば
らつきに応じて、内部電位を変動させることを可能とす
る。
らつきに応じて、内部電位を変動させることを可能とす
る。
【図1】 従来技術にかかる内部電源電位生成回路図。
【図2】 本発明の第1の実施の形態にかかる内部電源
電位設定回路(内部降圧回路を除く)の構成図。
電位設定回路(内部降圧回路を除く)の構成図。
【図3】 本発明の第1の実施の形態にかかる内部電源
電位設定回路を構成する内部降圧回路の回路図。
電位設定回路を構成する内部降圧回路の回路図。
【図4】 本発明の第1の実施の形態にかかる内部電源
電位設定回路の動作図。
電位設定回路の動作図。
【図5】 本発明の第1の実施の形態にかかる内部電源
電位設定シーケンス図。
電位設定シーケンス図。
【図6】 本発明の第1の実施の形態にかかる内部電源
電位決定シーケンススタート信号生成回路図。
電位決定シーケンススタート信号生成回路図。
【図7】 本発明の第2の実施の形態にかかる内部電源
電位設定回路(内部降圧回路を除く)の構成図。
電位設定回路(内部降圧回路を除く)の構成図。
【図8】 本発明の第2の実施の形態にかかる内部電源
電位設定回路の動作図。
電位設定回路の動作図。
【図9】 本発明の第3の実施の形態にかかる内部電源
電位設定回路の構成図。
電位設定回路の構成図。
【図10】 図9における組み合わせ論理回路の真理値
表を表した図。
表を表した図。
【図11】 本発明の第3の実施の形態にかかるバイナ
リカウンタを用いた内部電源電位設定回路の構成図。
リカウンタを用いた内部電源電位設定回路の構成図。
【図12】 本発明の第4の実施の形態にかかる降圧回
路の構成図。
路の構成図。
【図13】 本発明の第5の実施の形態にかかる可能動
作速度測定回路の構成図。
作速度測定回路の構成図。
【図14】 本発明の第5の実施の形態にかかる内部電
源電位生成回路の構成図。
源電位生成回路の構成図。
【図15】 本発明の第5の実施の形態にかかる可変電
位生成回路の構成図。
位生成回路の構成図。
【図16】 本発明の第5の実施の形態にかかる可能動
作速度測定回路の他の構成図。
作速度測定回路の他の構成図。
【図17】 本発明の第5の実施の形態にかかるテスト
シーケンスのチャート図。
シーケンスのチャート図。
【図18】 本発明の第6の実施の携帯にかかるクリテ
ィカルパスの構成図。
ィカルパスの構成図。
1……内部電源電位生成回路、2……クリティカルパ
ス、3……積分回路、4……オペアンプ、5……ON/
OFF内部電位発生回路、11……クリティカルパス、
12……外部クロック分周器、13……外部クロック分
周器、14……バイナリカウンタ、15……バイナリ大
小比較回路、16……シフトレジスタ、17……内部降
圧回路、21……カレントミラー回路、22……コンパ
レータ、31……外部クロック分周器、32……クリテ
ィカルパス、33……カレントミラー回路、34……コ
ンパレータ、35……組み合わせ論理回路、36……内
部降圧回路、37……バイナリカウンタ、38……バイ
ナリ大小比較回路、41……ジャイアントトランジスタ
(Giant transistor)タイプの降圧回路、51……外
部クロック分周器、52……クリティカルパス、53…
…バイナリカウンタ、54……バイナリ大小比較回路、
55……シフトレジスタ、56……外部クロック分周
器、57……カレントミラー回路、58……コンパレー
タ、59……内部降圧回路、60……外部クロック分周
器、61……シフトレジスタ、62……可変電位生成回
路、71……DQバッファ部、72……センスアンプ
部、73……DQ線対。
ス、3……積分回路、4……オペアンプ、5……ON/
OFF内部電位発生回路、11……クリティカルパス、
12……外部クロック分周器、13……外部クロック分
周器、14……バイナリカウンタ、15……バイナリ大
小比較回路、16……シフトレジスタ、17……内部降
圧回路、21……カレントミラー回路、22……コンパ
レータ、31……外部クロック分周器、32……クリテ
ィカルパス、33……カレントミラー回路、34……コ
ンパレータ、35……組み合わせ論理回路、36……内
部降圧回路、37……バイナリカウンタ、38……バイ
ナリ大小比較回路、41……ジャイアントトランジスタ
(Giant transistor)タイプの降圧回路、51……外
部クロック分周器、52……クリティカルパス、53…
…バイナリカウンタ、54……バイナリ大小比較回路、
55……シフトレジスタ、56……外部クロック分周
器、57……カレントミラー回路、58……コンパレー
タ、59……内部降圧回路、60……外部クロック分周
器、61……シフトレジスタ、62……可変電位生成回
路、71……DQバッファ部、72……センスアンプ
部、73……DQ線対。
Claims (10)
- 【請求項1】 集積回路を動作させる内部電位を発生さ
せる内部電源電位生成回路と、 前記集積回路の動作速度と所定の動作速度とを比較する
回路動作速度比較回路と、 前記内部電位を所定の初期値から上昇させ、前記集積回
路の動作速度が前記所定の動作速度よりも速くなったと
ころの電位を前記内部電位として設定する内部電位制御
回路と、 を具備することを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項2】 前記回路動作速度比較回路は、前記集積
回路内のクリティカルパス自身、又はそのクリティカル
パスの模擬回路の遅延時間を測定して前記集積回路の動
作速度を特定する動作速度特定回路を有することを特徴
とする請求項1記載の半導体集積回路。 - 【請求項3】 前記回路動作速度比較回路は、前記遅延
時間を測定するバイナリカウンタを有することを特徴と
する請求項2記載の半導体集積回路。 - 【請求項4】 前記回路動作速度比較回路は、前記遅延
時間を電圧に変換する時間―電位差変換回路を具備する
ことを特徴とする請求項2又は3記載の半導体集積回
路。 - 【請求項5】 前記回路動作速度比較回路及び前記内部
電位制御回路を前記集積回路の初期化時に動作させる内
部電位決定シーケンス動作回路を具備することを特徴と
する請求項1乃至4記載の半導体集積回路。 - 【請求項6】 集積回路を動作させる内部電位を発生さ
せる内部電源電位生成回路と、 前記集積回路内のクリティカルパスを模擬し、それぞれ
異なる内部電位で動作される複数のクリティカルパス模
擬回路と、 前記クリティカルパス模擬回路の動作速度と所定の動作
速度とをそれぞれ比較する複数の回路動作速度比較回路
と、 前記複数の回路動作速度比較回路の出力に応じて前記内
部電位を所望の電位に設定する内部電位制御回路と、 を具備することを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項7】 前記回路動作速度比較回路は、前記遅延
時間を測定するバイナリカウンタを有することを特徴と
する請求項6記載の半導体集積回路。 - 【請求項8】 前記回路動作速度比較回路は、前記遅延
時間を電圧に変換する時間―電位差変換回路を具備する
ことを特徴とする請求項6又は7記載の半導体集積回
路。 - 【請求項9】 前記回路動作速度比較回路及び前記内部
電位制御回路を前記集積回路の初期化時に動作させる内
部電位決定シーケンス動作回路を具備することを特徴と
する請求項6乃至8記載の半導体集積回路。 - 【請求項10】 前記内部電位制御回路により設定され
た内部電位を記憶しておく不揮発性記憶素子を更に具備
することを特徴とする請求項1乃至9記載の半導体集積
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11209061A JP2001036008A (ja) | 1999-07-23 | 1999-07-23 | 半導体集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11209061A JP2001036008A (ja) | 1999-07-23 | 1999-07-23 | 半導体集積回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001036008A true JP2001036008A (ja) | 2001-02-09 |
Family
ID=16566618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11209061A Pending JP2001036008A (ja) | 1999-07-23 | 1999-07-23 | 半導体集積回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001036008A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001071445A1 (en) * | 2000-03-17 | 2001-09-27 | Sony Corporation | Power supply control device, semiconductor device and method of driving semiconductor device |
JP2003142598A (ja) * | 2001-11-01 | 2003-05-16 | Hitachi Ltd | 半導体集積回路装置 |
JP2008503835A (ja) * | 2004-06-22 | 2008-02-07 | インテル コーポレイション | 低電力デバイスの待機電力制御 |
US7643365B2 (en) | 2004-05-11 | 2010-01-05 | Sony Corporation | Semiconductor integrated circuit and method of testing same |
JP2010160800A (ja) * | 2004-05-05 | 2010-07-22 | Qualcomm Inc | ダイナミック電圧スケーリングシステム |
CN103995169A (zh) * | 2014-04-25 | 2014-08-20 | 嘉兴泰鼎光电集成电路有限公司 | 芯片内部节点电压的测试电路 |
-
1999
- 1999-07-23 JP JP11209061A patent/JP2001036008A/ja active Pending
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