JPH11248179A - 暖房可能な床構築用部材およびその施工方法 - Google Patents

暖房可能な床構築用部材およびその施工方法

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JPH11248179A
JPH11248179A JP10054883A JP5488398A JPH11248179A JP H11248179 A JPH11248179 A JP H11248179A JP 10054883 A JP10054883 A JP 10054883A JP 5488398 A JP5488398 A JP 5488398A JP H11248179 A JPH11248179 A JP H11248179A
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多加志 佐々木
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 (1)製作が簡単で、折畳みが可能で、梱包、
貯蔵、運搬、折畳みが可能で、施工作業が簡単な暖房可
能な床構造部材と、(2)この部材によって暖房床を施工
する方法、とを提供する。 【解決手段】 放熱板の幅方向両端部を狭幅で長尺の複
数枚の平板で形成し、この端部部材の裏面に刻設した湾
曲溝にあらかじめ熱媒用チューブを埋設し、この裏面に
裏打材および/または均熱材を張り付けて熱媒用チュー
ブが湾曲溝から外れない構造とし、2枚の端部部材の間
は熱媒用チューブを露出させた構造とし、施工時には2
枚の端部部材の間に複数枚の狭幅で長尺の線状配置部材
を配置可能とした、暖房可能な床構造部材を特徴とす
る。 【効果】 上記課題が解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暖房可能な床構築
用部材およびその施工方法に関する。さらに詳しくは、
一般住宅、集合住宅、商業ビルまたはホテルなどの建築
物の下地材の面上に施工され、折り畳みが可能で、梱
包、保管、輸送、施工作業などが容易な暖房可能な床構
築用部材、および、その施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、寒冷地の住宅の居住性、温暖地の
住宅の寒冷期における居住性を向上させる目的で、住宅
の床面から暖房する床暖房技術が提案され、実用化され
ている。例えば、一戸建て住宅にあっては、大引と床板
との間、大引の上に敷いた下張合板の上面(または上
側)などに床暖房用放熱板(パネルともいう)を組込む
手法が採用され、マンションなどのような集合住宅にあ
っては、スラブ床の上面に直接またはスラブ床の上面に
敷いた下張合板の上などに、床暖房用放熱板を敷設する
方法が採用されている。
【0003】床暖房用放熱板(パネル)は、例えば、特
開昭60−223922号公報、特開平3−17521
6号公報、特開平4−80596号公報、特開平8−2
61485号公報などに記載されている様に、軟質発泡
体または硬質発泡体よりなる板状体の一方の上面に溝や
空間を形成し、この溝にや空間部分に熱媒用可撓性チュ
ーブ(以下、単に「熱媒用チューブ」または「チュー
ブ」ということがある)を埋設し、その表面をアルミニ
ウム箔などの均熱材で被覆した構造のものが提案されて
いる。
【0004】これら従来から知られている放熱板(パネ
ル)は、狭幅で長尺の板状体に、板状体の長さ方向に沿
って形成した溝や空間に、熱媒用チューブを埋設するの
が一般的であった。このような構造の放熱板を敷設する
場合には、多くの場合、あらかじめ工場で広幅のものに
組立て、敷設現場に搬入して敷設する手法が採用されて
いる。しかしながら、この従来法によると、広幅に組立
てた放熱板は折畳むと熱媒用チューブが挫屈したり、板
状体に刻設した溝が破壊したりするという欠点があっ
た。
【0005】熱媒用チューブが挫屈したり、板状体に刻
設した溝が破壊したりするのは、熱媒用チューブを、狭
幅で長尺の一方の板状体から隣接する他の板状体に連通
させる板状体の端部で多発することに注目し、これら欠
点を解消する方法を検討した結果、板状体の端部を取付
け、取外し自在とした構造の放熱板を提案した(特願平
8−240255号)。しかし、その後さらに検討の結
果、先に提案した構造の放熱板は、上記欠点は解消でき
たが、なお製造作業、敷設作業が繁雑であるという欠点
があることが分った。
【0006】
【発明が解決しようとした課題】本発明者らは、製作が
簡単で、折畳みが可能で、梱包、貯蔵、運搬、敷設する
際に熱媒用チューブが挫屈したり、板状体に刻設した溝
が破壊したりせず、施工現場に簡単に敷設することがで
きる床暖房用放熱板(パネル)を提供すべく鋭意検討の
結果、放熱板の幅方向両端部を狭幅で長尺の複数枚の平
板で形成し、この端部平板の裏面に刻設した湾曲溝にあ
らかじめ熱媒用チューブを埋設し、この熱媒用チューブ
が湾曲溝から外れないようにして、幅方向両端部の間
に、長さ方向に直角に熱媒用チューブ配置用溝を刻設し
た狭幅で長尺の線状平板を配置することにより、一挙に
解決できることを見出だし、本発明を完成した。
【0007】本発明の目的は、次の通りである。 1.製作が簡単で、折畳みが可能で、梱包、貯蔵、運
搬、敷設する際に熱媒用チューブが挫屈したり、平板に
刻設した溝が破壊したりせず、施工現場に簡単に敷設す
ることができる暖房可能な床構築用部を提供すること。 2.上記の暖房可能な床構築用部の施工方法を提供する
こと。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、平面形状がほぼ四角形の対抗する両端
部を形成する端部部材(A)と、この対抗する端部部材
(A)の間に配置される複数枚の狭幅で長尺の直線状平
板(B)とよりなり、平面形状がほぼ四角形の暖房可能
な床構築用部材において、上記端部部材(A)は、狭幅
で長尺に1枚ないし5枚の平板によって構成され、裏面
には熱媒用チューブを埋設して方向転換させる湾曲溝を
刻設されてなり、対抗する両端部の湾曲溝には連通する
熱媒用チューブを埋設し、その表面に均熱材および/ま
たは裏打材を貼り付けて熱媒用チューブが湾曲溝から外
れないようにされ、対抗する両端部の間は熱媒用チュー
ブが露出した状態で連通配置されてなり、上記直線状平
板(B)はその裏面に長さ方向に対して直角に複数本の
熱媒用チューブ埋設用の平行溝が刻設されてなることを
特徴とする、暖房可能な床構築用部材を提供する。
【0009】本発明ではさらに、平面形状がほぼ四角形
の対抗する両端部を形成する端部部材(A)と、この対
抗する端部部材(A)の間に配置される複数枚の狭幅で
長尺の直線状平板(B)とよりなり、平面形状がほぼ四
角形の暖房可能な床構築用部材によって暖房可能な床を
構築するにあたり、まず、端部部材(A)の対抗する両
端部を、熱媒用チューブを埋設した面を下に位置させ、
露出した熱媒用チューブを両端部に対して直角にして所
定場所に配置し、ついで、この両端部の間に直線状平板
(B)の裏面の平行溝に、端部部材(A)の露出してい
る熱媒用チューブを埋設させつつ順次配置することを特
徴とする、暖房可能な床構築用部材の施工方法を提供す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に係る暖房可能な床構築用部材は、施工後は広幅
で長尺の四角形の床暖房用放熱板(パネル)を形成する
もので、四角形の両端部を構成する端部部材(A)(以
下、単に「端部部材(A)」ということがある)と、こ
の端部部材の間に配置される狭幅で長尺の直線状平板
(B)(以下、「直線状配置部材」ということがある)
とによって構成される。端部部材は狭幅で長尺の四角形
の平板1枚ないし5枚によって構成され、対向する端部
部材の間に、端部部材の長さ方向に対してほぼ直角を配
置させる熱媒用チューブを、これらの端部部材の部分で
湾曲させ、一定の間隔で対向する端部部材側に戻す機能
を果たす。
【0011】端部部材(A)は、平板1枚ないし5枚の
狭幅で長尺の四角形の平板の長さ方向の端を相互に接触
させ一定幅として一体化され、一方の面(表面)側には
表装材を貼り付けるのが好ましい。端部部材の他方の面
(裏面)側には湾曲溝を刻設し、この刻設した湾曲溝に
熱媒用チューブを埋設し、湾曲溝から外れないように端
部部材の裏面全体に裏打材を貼り付ける。端部部材
(A)の幅は、9〜100cmの範囲で選ぶことができ
る。幅が100cmを超えると、折畳み、梱包、貯蔵、運
搬などの作業性に劣り、9cm未満であると熱媒用チュー
ブを方向転換させる湾曲溝を刻設できないので、いずれ
も好ましくない。なお、湾曲溝とは、直線状配置部材側
の端から熱媒用チューブを受け入れ、円弧または変更さ
れた円弧を描いて方向転換させる溝をいう。
【0012】狭幅で長尺の四角形の平板としては、木
板、合板、パーチクルボード、繊維板、合成樹脂板など
の中から選ぶのが好ましい。合成樹脂板の場合は、独立
気泡を有しかつ優れた剛性を有する硬質発泡樹脂製平板
の中から選ぶのが好適である。具体的には、発泡ポリス
チレン、発泡ポリスチレンと発泡ポリエチレンとの混合
物、発泡ポリプロピレン、硬質ポリウレタン、発泡硬質
ゴムなどが挙げられるが、これら例示したものに限定さ
れるものではない。なお、平板が合成樹脂板の場合に
は、平板の間に一定間隔で木製の小根太を配置すること
もできる。
【0013】合成樹脂板の場合は、平板の発泡倍率は、
2〜80倍の範囲で選ぶことができ、一個の平板に幅は
5〜30cmの範囲で選ぶことができ、平板の厚さは熱媒
用チューブの直径と同じ厚さを最小とし、最大は熱媒用
チューブの直径プラス10mmまでの範囲で選ぶことがで
きる。平板の厚さが熱媒用チューブの直径プラス10mm
以上でると、平板が厚くなりすぎ、熱媒用チューブから
表装材側への伝熱が悪くなり、好ましくない。平板の長
さは、60〜400cmの範囲で選ぶことができる。
【0014】表装材は、平板の表面に堅さを付与し、平
板が押しつぶされたり、変形しないように保護したり、
表面外観を向上させる機能を果たす。表装材の具体例と
しては、合板、木板、繊維板、樹脂板、パーチクルボー
ドなどが挙げられるが、これら例示したものに限定され
るものではない。平板の種類によって、組合せる表装材
を選ぶものとする。表装材は、一枚ので構成してもよい
し、薄い小片を複数枚組合せて構成したものであっても
よい。表装材の表面には、塗料を塗布したり、木目模
様、その他の模様などを印刷してもよい。表装材の厚さ
は、余り薄すぎると上記機能を発揮させることができ
ず、余り厚すぎると熱媒用チューブからの伝熱効率が低
下するので、いずれも好ましくない。表装材の厚さは、
1〜3mmの範囲で選ぶことができる。
【0015】直線状配置部材(B)は、予め施工場所の
両端に敷設された端部部材(A)の間に配置されて、暖
房可能な床を形成する機能を果たす。直線状配置部材
(B)には、その裏面に長さ方向に直角に、熱媒用チュ
ーブを埋設する溝を一定の間隔で刻設した構造とする。
直線状配置部材(B)を二つの端部部材(A)の間に配
置する際に、端部部材(A)の間に露出した熱媒用チュ
ーブを直線状配置部材(B)の裏面の溝に埋設させる。
端部部材(A)と同様の硬質発泡樹脂製平板で構成し、
端部部材と同じ厚さとするのが好ましい。長さは、端部
部材と同じにしてもよく、違う長さとしてもよい。直線
状配置部材(B)の幅は、余り大き過ぎると折畳み、梱
包、貯蔵、運搬、施工などの作業性に劣るので、6〜5
0cmの範囲で選ぶのが好ましい。
【0016】直線状配置部材(B)の表面には表装材を
貼り付けるものとし、表装材の種類、厚さ、模様などは
端部部材(A)の表面に貼り付ける表装材と同種のもの
とする。なお、配置部材の裏面には、アルミニウム箔な
どの金属箔製の均熱材を貼り付けのが好ましい。均熱材
は、裏面に刻設した溝の内側壁面まで押込んで貼り付け
のが好ましい。均熱材の厚さは、余り薄過ぎると強度が
不足して破損し易くなり、逆に厚過ぎるとコスト高にな
り、いずれも好ましくない。均熱材の好ましい厚さは、
10μm〜200μmの範囲である。直線状配置部材
(B)の長さ方向の側面でには、一方に凸状の突起を、
他方に凹状溝をそれぞれ設け、配置する際に両者を嵌合
させる構造とするのが好ましい。
【0017】端部部材(A)と直線状配置部材(B)の
裏面側に配置される熱媒用チューブは、その内側空間に
熱媒を通す機能を果すものであり、可撓性に優れ、機械
強度、耐熱性、耐薬品性などにも優れている必要があ
る。このような特性を発揮するチューブとしては、架橋
ポリエチレン管、ポリブテン管、ポリプロピレン管、管
の壁面に金属線を埋設した樹脂管などが挙げられ、中で
も好ましいのは、架橋ポリエチレン管、ポリブテン管で
ある。熱媒用チューブの直径は、建築物の構築される地
域、建築物の種類などによりことなるが、5mm〜17mm
の範囲で選ぶことができる。
【0018】上記構造の端部部材(A)と熱媒用チュー
ブとを組合せた部材、および、直線状配置部材(B)は
あらかじめ工場で製造する。端部部材(A)と熱媒用チ
ューブとを組合せた部材は、直線状配置部材(B)を配
置することによって覆われる部分の熱媒用チューブが露
出しているので、これを挫屈させない様にかつ表装材を
損傷しない様に折畳むことが可能で、保管、施工場所へ
の運搬など取扱いが容易である。また、直線状配置部材
(B)は広幅ではないので、数枚重ねることが可能で、
同様に保管、施工場所への運搬など取扱いが容易であ
る。
【0019】以下、本発明に係る暖房可能な床構築用部
材の施工方法を説明する。本発明に係る暖房可能な床構
築用部材は、端部部材(A)、直線状配置部材(B)と
もにあらかじめ工場で製作され、施工現場に運搬・搬入
し、建造物の床の下地面の所定位置に敷設される。下地
面とは、マンション、商業ビル、ホテルなどのコンクリ
ート製の建造物にあってはスラブ面、これらの上に形成
された下地床合板などをいい、一戸建て住宅にあっては
下地床合板をいう。下地面や下地床合板の上には、不織
布、ゴムシートや、上記の金属箔製の均熱材を敷につめ
るのが好ましい。所定位置とは、部屋の床面の全体であ
ったり、部屋の床面の一部分の特定の位置であることも
ある。
【0020】本発明に係る施工方法に従って施工すると
きは、まず、上記のあらかじめ刻設された湾曲溝に熱媒
用チューブを埋設し、熱媒用チューブを埋設し均熱材お
よび/または裏打材を積層した二枚の端部部材(A)
を、敷設場所に配置して熱媒用チューブを端部部材
(A)の長さ方向に対して直角にして露出させ、かつ、
緊張させて仮り留めする。ついで、二枚の端部部材
(A)の間に、端部部材(A)の間に直線状配置部材
(B)を順次配置して隙間を埋める。直線状配置部材
(B)の対向する側面には、さね溝とさねはぎとを設け
たり、さね溝のみを設けて雇いさねはぎとの組合せられ
るようにするのが好ましい。
【0021】二枚の端部部材(A)の間に直線状配置部
材(B)を順次配置して隙間を埋める際に、直線状配置
部材(B)の裏面に刻設された溝に、二枚の端部部材
(A)の間に連通して露出している熱媒用チューブを嵌
め込み、かくし釘で下地床合板に固定したり、接着剤で
下地床合板に接着する。なお、部屋の壁面近傍の家具類
の置き場とする場所には、熱媒用チューブを埋設してい
ない平板を配置するのが、好ましい。
【0022】
【実施例】以下、本発明を図面に基いて詳細に説明する
が、本発明はその趣旨を超えない限り、以下の記載例に
限定されるものではない。
【0023】図1は、二枚の端部部材を対向させて配置
した状態の平面図であり、図2は、図1のA−A部分に
おける拡大縦断端面図であり、図3は、二枚の端部部材
の表面側を重ねて折畳む状態の斜視図であり、図4は、
直線状配置部材を複数枚積重ねた状態の斜視図であり、
図5は、本発明に係る暖房可能な床構築用部材の施工方
法を示す斜視図である。
【0024】図1、図2に示した例では、端部部材11
が3枚の狭幅で長尺の平板によって構成されており、裏
面に湾曲溝13、13´が刻設され、この溝に熱媒用チ
ューブ12が埋設され、表面にアルミニウム箔16が貼
り付けられて、3枚の狭幅長尺の平板が一体化され、湾
曲溝から熱媒用チューブ12が外れないようにされてい
る。湾曲溝は、図1に示したとおり、直線状配置部材側
の端から熱媒用チューブを受け入れ、円弧または溝をい
い、熱媒用チューブ12の入り側から戻り側の間が相互
に隣接している場合は、半径が小さい円弧(13)を形
成して方向転換させるが、入り側から戻り側の間が離れ
ている場合は、変更された円弧(13´)を描いて方向
転換させる。平板(複合板)の表面には表装材が貼り付
けられていてもよいことは、前記の通りである。
【0025】端部部材11の湾曲溝に埋設された熱媒用
チューブ12は、1本で一単位分を連通させ、一個のヘ
ッダ14に繋げる。2枚の端部部材の間の熱媒用チュー
ブ12は、相互に同じ間隔で平行になる様に配置するの
が好ましい。図2では、端部部材11の側面にさね溝1
7を設けた例を示した。このさね溝17は対向する側面
に設けたさねはぎとの組合せたり、さね溝17と雇いさ
ねはぎとの組合せることができるのは、前記した通りで
ある。
【0026】2枚の端部部材の湾曲溝に埋設した熱媒用
チューブは、端部部材の間では露出した状態とされ(図
1参照)、図3に示した様に、端部部材31の表面同士
を対向させて折畳むことができる。この際、熱媒用チュ
ーブ32は絡み合わない様に配慮する。狭幅で長尺の直
線状配置部材34は、図4に示した様に、複数枚重ねて
梱包、保管が可能であるので、省スペースを図ることが
できる。
【0027】本発明に係る施工方法に従って施工すると
きは、図5に示した様に、コンクリート製の建造物のス
ラブ面、断熱材35と根太36を置き、この上に下地床
合板37を配置する。この下地床合板37の上に、ま
ず、2枚の端部部材31を所定位置に配置し、釘39に
よって借り止めする。ついで、2枚の端部部材31の間
に直線状配置部材34を配置する。この際、直線状配置
部材34の裏面に刻設した溝に、熱媒用チューブ32を
埋設しするのは前記した通りである。なお、下地床合板
37の上面と直線状配置部材34の裏面との間は、接着
剤または両面接着テープ41によって接着してもよく、
かくし釘によって固定してもよく、両者を組合せてもよ
い。
【0028】
【発明の効果】本発明は、次のような特別に有利な効果
を奏し、その産業上の利用価値は極めて大である。 1.本発明に係る暖房可能な床構築用部材は、端部部材
と直線状配置部材の2種類の部材で構成され、端部部材
は製造が容易で、折畳みが可能であり、直線状配置部材
は複数枚積重ねが可能であるので、梱包、保管、運搬、
施工する際の取り扱いが容易である。 2.本発明に係る暖房可能な床構築用部材は、直線状配
置部材に刻設する溝は長さ方向に対して直角に刻設する
が、施工時にあらかじめ床の下地材上に配置された熱媒
用チューブを埋設する方式を採用するので、直線状配置
部材も含めて製造が容易である。 3.本発明に係る暖房可能な床構築用部材は、端部部材
を折畳む際に熱媒用チューブを挫屈させたり、損傷した
りすることがない。 4.本発明に係る暖房可能な床構築用部材によって暖房
床を施工する際には、まず二枚の端部部材を所定位置に
配置し、ついで、二枚の端部部材の間に直線状配置部材
を順次配置すればよいので、施工作業が極めて簡単であ
り、熟練を要しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 二枚の端部部材を対向させて配置した状態の
平面図である。
【図2】 図1のA−A部分における拡大縦断端面図で
ある。
【図3】 二個の端部部材の表面側を重ねて折畳む状態
の斜視図である。
【図4】 直線状配置部材を複数枚積重ねた状態の斜視
図である。
【図5】 本発明に係る暖房可能な床構築用部材の施工
方法を示す斜視図である。
【符号の説明】
11、31:端部部材 12、32:熱媒用チューブ 13、13´:湾曲溝 14:ヘッダー 15:平板 16:アルミニウム箔 17:溝 34:直線状配置部材 35:断熱材 36:根太 37:下地床合板 38:ダミー平板 39:釘 40:ヘッダ用穴 41:接着剤または両面接着テープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面形状がほぼ四角形の対抗する両端部
    を形成する端部部材(A)と、この対抗する端部部材
    (A)の間に配置される複数枚の狭幅で長尺の直線状平
    板(B)とよりなり、平面形状がほぼ四角形の暖房可能
    な床構築用部材において、上記端部部材(A)は、狭幅
    で長尺に1枚ないし5枚の平板によって構成され、裏面
    には熱媒用チューブを埋設して方向転換させる湾曲溝を
    刻設されてなり、対抗する両端部の湾曲溝には連通する
    熱媒用チューブを埋設し、その表面に均熱材および/ま
    たは裏打材を貼り付けて熱媒用チューブが湾曲溝から外
    れないようにされ、対抗する両端部の間は熱媒用チュー
    ブが露出した状態で連通配置されてなり、上記直線状平
    板(B)はその裏面に長さ方向に対して直角に複数本の
    熱媒用チューブ埋設用の平行溝が刻設されてなることを
    特徴とする、暖房可能な床構築用部材。
  2. 【請求項2】 平面形状がほぼ四角形の対抗する両端部
    を形成する端部部材(A)と、この対抗する端部部材
    (A)の間に配置される複数枚の狭幅で長尺の直線状平
    板(B)とよりなり、平面形状がほぼ四角形の暖房可能
    な床構築用部材によって暖房可能な床を構築するにあた
    り、まず、端部部材(A)の対抗する両端部を、熱媒用
    チューブを埋設した面を下に位置させ、露出した熱媒用
    チューブを両端部に対して直角にして所定場所に配置
    し、ついで、この両端部の間に直線状平板(B)の裏面
    の平行溝に、端部部材(A)の露出している熱媒用チュ
    ーブを埋設させつつ順次配置することを特徴とする、暖
    房可能な床構築用部材の施工方法。
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JP2007187393A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp 空調パネル

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