JPH11248109A - 流動層炉の散気管型空気分散器 - Google Patents

流動層炉の散気管型空気分散器

Info

Publication number
JPH11248109A
JPH11248109A JP7341598A JP7341598A JPH11248109A JP H11248109 A JPH11248109 A JP H11248109A JP 7341598 A JP7341598 A JP 7341598A JP 7341598 A JP7341598 A JP 7341598A JP H11248109 A JPH11248109 A JP H11248109A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
diffuser
fluidized bed
fluidized
bed furnace
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7341598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2918110B1 (ja
Inventor
Taro Kawamura
太郎 河村
Chikanori Kumagai
親徳 熊谷
Toshinori Muraoka
利紀 村岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP7341598A priority Critical patent/JP2918110B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2918110B1 publication Critical patent/JP2918110B1/ja
Publication of JPH11248109A publication Critical patent/JPH11248109A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)
  • Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流動層炉に用いられる散気管型空気分散器に
おいて、散気管の摩耗を防止する。 【解決手段】 複数本の散気管からなる空気分散器の上
側に流動媒体と可燃物とを流動化させるための流動層を
形成するととともに、空気分散器の下側に前記流動層か
ら降下する流動媒体と不燃物との充填層を形成するよう
にした流動層炉において、散気管本体10の側部の空気
吹出孔12の上側に散気管の摩耗を防止するための摩耗
防止板20aを略水平方向に設け、散気管上部(散気管
の流動層側)を流動媒体で被覆する流動媒体の静止層1
8を形成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流動層ごみ焼却炉
等の流動層炉における散気管型空気分散器に関するもの
であり、詳しくは、散気管本体の摩耗防止を図ることが
でき、また、均一で良好な流動化と大塊不燃物の排出性
とを両立させることができる流動層炉の散気管型空気分
散器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】流動層ごみ焼却炉等の流動層炉において
は、炉内に複数本の散気管からなる空気分散器を水平面
状に一段に配設して、これらの散気管の上側に、都市ご
み、産業廃棄物等の可燃物と流動媒体とが流動化される
流動層を形成させ、散気管の下側に流動層から降下する
流動媒体と不燃物との充填層を形成させるようにした構
造のものが知られている。上記のような流動層炉に用い
られる散気管型空気分散器では、図11に示すように、
散気管本体10の側部に設けられた空気吹出孔12から
空気が噴出されて珪砂等の流動媒体及び可燃物が流動化
するが、矢印Aのように循環する流動媒体14が散気管
本体10に衝突して散気管本体10を摩耗させていた。
【0003】このような流動媒体の散気管への衝突を防
止して散気管の摩耗対策を図るものとして、実開昭59
−48432号公報には、散気管の管外壁に沿って流動
媒体の静止層を形成させるための滞留部材を略鉛直方向
に設けた構造が開示されている。実開昭59−4843
2号公報に記載された散気管構造は、図12、図13に
示すように、散気管本体10の空気吹出孔12の上側に
略鉛直方向に設けられた2枚の滞留部材16によって、
流動層側の散気管本体10(散気管上部)の管外壁に流
動媒体の静止層18を形成させ、流動化した流動媒体が
散気管本体10へ直接衝突しないようにして散気管本体
10の摩耗防止を図るようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
59−48432号公報に記載されたような散気管構造
では、図12、図13に示すように、滞留部材16が略
鉛直方向に配置されているため、静止層18の流動媒体
量が多くなり、散気管本体10の管外壁上部に形成され
る静止層18の重量が必要以上に大きくなるという問題
があり、静止層重量が大きい分、散気管の肉厚を厚くす
る必要があり、コストアップにもなる。また、図12に
示すように、流動媒体14は矢印Bのように循環するの
で、流動媒体14が滞留部材16に衝突し、滞留部材1
6自体を摩耗させることになる。
【0005】また、流動層ごみ焼却炉等の流動層炉にお
いて、散気管を平面的に一段に配置する構成では、大塊
不燃物が通り抜けられる程度に散気管配列ピッチを大き
くする必要があり、散気管間隔が広くなると流動媒体及
び可燃物の流動化が不均一になることから、均一で良好
な流動化と大塊不燃物の排出性とを同時に実現させるこ
とは困難である。
【0006】本発明は上記の諸点に鑑みなされたもの
で、本発明の目的は、流動層ごみ焼却炉等の流動層炉に
用いられる散気管型空気分散器において、散気管上部
(散気管の流動層側)の管外壁が最低限の流動媒体量で
被覆されるように、散気管上部に流動媒体の静止層を形
成させることにより、流動媒体が散気管に直接衝突しな
いようにして散気管の摩耗を防止するとともに、静止層
重量を低減させて散気管の肉厚を薄くできるようにした
流動層炉の散気管型空気分散器を提供することにある。
また、本発明の目的は、流動層ごみ焼却炉等の流動層炉
に用いられる散気管型空気分散器において、大塊不燃物
が通り抜けられるように散気管配列ピッチを広くした上
で、流動媒体及び可燃物の流動化が均一になるようにし
た流動層炉の散気管型空気分散器を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の流動層炉の散気管型空気分散器は、複数
本の散気管からなる空気分散器の上側に流動媒体と可燃
物とを流動化させるための流動層を形成するとととも
に、空気分散器の下側に前記流動層から降下する流動媒
体と不燃物との充填層を形成するようにした流動層炉に
おいて、散気管の側部の空気吹出孔の上側に散気管の摩
耗を防止するための摩耗防止板を略水平方向又は斜め上
方向に設け、散気管上部(散気管の流動層側)を流動媒
体で被覆する流動媒体の静止層を形成させるようにした
ことを特徴としている(図1〜図8参照)。この場合、
摩耗防止板は、流動媒体固有の安息角をなす静止層によ
って散気管が被覆されるような最低限の長さ、あるい
は、それより若干長い長さとすることが好ましい。安息
角をなす流動媒体静止層によって散気管を覆うことによ
り、静止層重量を大幅に低減させることができる。
【0008】また、本発明の流動層炉の散気管型空気分
散器は、複数本の散気管からなる空気分散器の上側に流
動媒体と可燃物とを流動化させるための流動層を形成す
るととともに、空気分散器の下側に前記流動層から降下
する流動媒体と不燃物との充填層を形成するようにした
流動層炉において、散気管が上下複数段に千鳥配列状に
配設されたことを特徴としている(図9参照)。散気管
を上下複数段(例えば、上下2段)に千鳥配列状に配置
することにより、大塊不燃物が通り抜けられる散気管間
隔を確保しつつ、流動層の均一で良好な流動化が実現で
きる。その詳細については後述する。上記の摩耗防止板
を設けた散気管型空気分散器において、散気管を上下複
数段に千鳥配列状に配設する構成とすることもできる
(図10参照)。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。図1〜図5は、本発明の実施の第1
形態による流動層炉の散気管型空気分散器を示してい
る。本実施の形態は、散気管側部の空気吹出孔の上側に
摩耗防止板を略水平方向に取り付けるようにしたもので
ある。まず、散気管型空気分散器を備えた流動層炉の全
体構成の概略を説明すると、図3に示すように、散気管
本体10に空気吹出孔12を設け摩耗防止板20を取り
付けた散気管22が、流動層炉24内の流動媒体中に複
数本(図3では、一例として5本)埋設されており、各
散気管22の空気吹出孔12から噴出される流動化ガス
(空気)により、散気管22の上側で、珪砂等の流動媒
体及び投入された都市ごみ、産業廃棄物等の可燃物が流
動化されて流動層26が形成される。一方、散気管22
の下側では、流動層26から降下する流動媒体と不燃物
とで充填層28が形成され、充填層28の不燃物及び流
動媒体は、スクリュー等の排出機30で流動層炉24下
部から抜き出され、振動ふるい等の分級機32で不燃物
は系外に排出され、流動媒体は流動層炉24内の流動層
26に戻される。なお、上記の説明では、図3に示す流
動層炉が流動層ごみ焼却炉である場合を述べているが、
本発明の散気管型空気分散器は流動層ごみ焼却炉だけで
なく、他の各種の流動層炉に適用できるものである。
【0010】このような流動層炉に用いられる散気管型
空気分散器は、図1、図2に示すように、散気管本体1
0の側部の空気吹出孔12の上側に摩耗防止板20aが
略水平方向に2枚取り付けられており、散気管本体10
の上部(図3における流動層26側)が流動媒体の静止
層18で被覆されるようになっている。この流動媒体の
静止層18は、流動媒体固有の安息角(例えば、流動媒
体が珪砂の場合は、約30度)をなす状態で散気管本体
10が被覆されていればよく、摩耗防止板20aの長さ
も、流動媒体固有の安息角をなす静止層18によって散
気管本体10が被覆されるような最低限の長さ、あるい
は、それより若干長い長さとする。これにより、静止層
18の重量は大幅に低減される。そして、空気吹出孔1
2から流動化ガス(空気)が噴出されて珪砂等の流動媒
体及び可燃物が流動化しても、矢印Cのように循環する
流動媒体14は、静止層18により散気管本体10に直
接衝突することはなく、流動媒体14による散気管本体
10の摩耗が有効に防止される。また、空気吹出孔12
の下側の流動媒体は充填層(図3における充填層28)
を形成しており、しかも、流動媒体14は矢印Cのよう
に循環するので、流動媒体14が摩耗防止板20aに衝
突することはなく、摩耗防止板20a自体が摩耗するこ
ともない。
【0011】また、図4に示すように、摩耗防止板20
aの下側の散気管本体10側部に、空気吹出孔12を複
数列(図4では、一例として2列)設ける構成とするこ
とも可能である。ただし、摩耗性の高い流動媒体(例え
ば、珪砂)を使用する場合は、空気吹出孔12を1列と
することが好ましい。また、摩耗性の高い流動媒体を使
用する場合等は、図5に示すように、長さを長くした摩
耗防止板20bを散気管本体10側部の下方に設けて、
流動媒体の静止層18で散気管本体10の管外壁が広範
囲に被覆されるようにすることもできる。この場合、流
動媒体が散気管本体10の下部に衝突しなくなるため
に、流動媒体による散気管本体10の摩耗が有効に防止
される。なお、図4、図5では、散気管の左半分の構成
を省略しているが、他の構成及び作用等は、図1の場合
と同様である。
【0012】図6〜図8は、本発明の実施の第2形態に
よる流動層炉の散気管型空気分散器を示している。本実
施の形態は、散気管側部の空気吹出孔の上側に摩耗防止
板を斜め上方向に取り付けるようにしたものである。図
6に示すように、散気管本体10の側部の空気吹出孔1
2の上側に摩耗防止板20cが斜め上方向に取り付けら
れており、散気管本体10の上部が流動媒体の静止層1
8で被覆されるようになっている。そして、空気吹出孔
12から流動化ガス(空気)が噴出されて流動媒体及び
可燃物が流動化しても、矢印Cのように循環する流動媒
体14は、静止層18により散気管本体10に直接衝突
することはなく、流動媒体14による散気管本体10の
摩耗が有効に防止される。また、空気吹出孔12の下側
の流動媒体は充填層を形成しており、しかも、流動媒体
14は矢印Cのように循環するので、流動媒体14が摩
耗防止板20cに衝突することはなく、摩耗防止板20
c自体が摩耗することもない。
【0013】また、図7に示すように、摩耗防止板20
cの下側の散気管本体10側部に、空気吹出孔12を複
数列(図7では、一例として2列)設ける構成とするこ
とも可能である。ただし、摩耗性の高い流動媒体を使用
する場合は、空気吹出孔12を1列とすることが好まし
い。また、摩耗性の高い流動媒体を使用する場合等は、
図8に示すように、長さを長くした摩耗防止板20dを
散気管本体10側部の下方に設けて、流動媒体の静止層
18で散気管本体10の管外壁が広範囲に被覆されるよ
うにすることもできる上、散気管本体10の下部に摩耗
性の高い流動媒体が衝突することを回避でき、散気管本
体10の下部の摩耗が有効に防止される。なお、図6〜
図8では、散気管の左半分の構成を省略しているが、他
の構成及び作用等は、実施の第1形態の場合と同様であ
る。図1〜図8においては、直板状の摩耗防止板を示し
ているが、湾曲板等、他の形状とすることも可能であ
る。
【0014】図9は、本発明の実施の第3形態による流
動層炉の散気管型空気分散器を示している。本実施の形
態は、散気管を上下複数段(図9では、一例として上下
2段)に千鳥配列状に配設したものである。図9に示す
ように、散気管本体10に空気吹出孔12を設けた散気
管22が、流動層炉24内の流動媒体中に上下複数段
(図9では、一例として上下2段)に千鳥配列状に配設
されており、各散気管22の空気吹出孔12から噴出さ
れる流動化ガス(空気)により、散気管22の上側で、
珪砂等の流動媒体及び投入された都市ごみ、産業廃棄物
等の可燃物が流動化されて流動層26が形成される。一
方、散気管22の下側では、流動層26から降下する流
動媒体と不燃物とで充填層28が形成され、充填層28
の不燃物及び流動媒体は、スクリュー等の排出機30で
流動層炉24下部から抜き出され、振動ふるい等の分級
機32で不燃物は系外に排出され、流動媒体は流動層炉
24内の流動層26に戻される。
【0015】上記のように、散気管22は上下複数段に
千鳥配列状に配設されており、都市ごみや産業廃棄物等
からの大塊不燃物が、散気管22の間を通り抜けて流動
層炉24の下部から良好に排出されるように、散気管2
2の配列ピッチが広くとられた状態においても、散気管
22の空気吹出孔12から噴出される流動化ガス(空
気)は流動層26の断面に均一に供給されるので、流動
層26の均一で良好な流動化が確保される。つまり、大
塊不燃物が通り抜けられるように散気管22の配列ピッ
チを広げた上で、流動層26の流動化が均一になるよう
にその下側(あるいは上側)に千鳥配列状に散気管22
を配置すればよい。特に、図9に示す流動層炉24が、
ごみガス化溶融炉における部分燃焼炉(ガス化炉)であ
る場合は、ごみ負荷が約1000〜2000kg/m2hで
あって、通常の流動層ごみ焼却炉でのごみ負荷が約45
0kg/m2hであるのに比べて、非常に大きなごみ負荷と
なり、炉内の不燃物の割合も増加するので、流動層の均
一で良好な流動化を維持しつつ、大塊不燃物の排出性能
が損なわれない散気管間隔を確保することは重要であ
る。なお、本実施の形態では、都市ごみ、産業廃棄物等
を燃焼させる流動層炉について説明しているが、千鳥配
列状に配置された散気管型空気分散器を他の流動層炉に
適用することも勿論可能である。
【0016】図10は、本発明の実施の第4形態による
流動層炉の散気管型空気分散器を示している。本実施の
形態は、摩耗防止板を設けた散気管型空気分散器におい
て、散気管を上下複数段(図10では、一例として上下
2段)に千鳥配列状に配設したものである。図10に示
すように、散気管本体10に空気吹出孔12を設け摩耗
防止板20を取り付けた散気管22が、流動層炉24内
の流動媒体中に上下複数段(図10では、一例として上
下2段)に千鳥配列状に配設されている。散気管の構成
としては、図1、図2、図4〜図8に示される構成のも
のが好適である。他の構成及び作用等は、実施の第1、
第2、第3形態の場合と同様である。
【0017】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 散気管の側部の空気吹出孔の上側に摩耗防止板
を略水平方向又は斜め上方向に設け、散気管上部(散気
管の流動層側)に流動媒体の静止層が形成されるように
しているので、流動媒体の散気管への衝突を防止して、
散気管の流動媒体による摩耗を回避することができる。 (2) 摩耗防止板は略水平方向又は斜め上方向に設け
られており、流動媒体の静止層が安息角をなす状態で散
気管を被覆できればよいので、静止層の重量を大幅に低
減させることができ、その分、散気管の肉厚を薄くする
ことが可能であり、コストダウンが図れる。また、摩耗
防止板自体に流動媒体は衝突しないので、摩耗防止板が
流動媒体により摩耗することがない。 (3) 散気管を上下複数段に千鳥配列状に配設するこ
とにより、大塊不燃物が通り抜けられるように散気管配
列ピッチを広くした上で、流動媒体及び可燃物の流動化
が均一になるので、均一で良好な流動化と大塊不燃物の
排出性とが同時に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態による流動層炉の散気
管型空気分散器の一例を示す拡大断面図である。
【図2】図1に示す散気管の側面図である。
【図3】本発明の実施の第1形態における散気管型空気
分散器を用いた流動層炉の全体構成を示す概略構成図で
ある。
【図4】本発明の実施の第1形態による流動層炉の散気
管型空気分散器の他の例を示す拡大断面図である。
【図5】本発明の実施の第1形態による流動層炉の散気
管型空気分散器のさらに他の例を示す拡大断面図であ
る。
【図6】本発明の実施の第2形態による流動層炉の散気
管型空気分散器の一例を示す拡大断面図である。
【図7】本発明の実施の第2形態による流動層炉の散気
管型空気分散器の他の例を示す拡大断面図である。
【図8】本発明の実施の第2形態による流動層炉の散気
管型空気分散器のさらに他の例を示す拡大断面図であ
る。
【図9】本発明の実施の第3形態による流動層炉の散気
管型空気分散器まわりを示す概略構成図である。
【図10】本発明の実施の第4形態による流動層炉の散
気管型空気分散器まわりを示す概略構成図である。
【図11】従来の流動層炉の散気管型空気分散器の一例
を示す拡大断面図である。
【図12】従来の流動層炉の散気管型空気分散器の他の
例を示す拡大断面図である。
【図13】図12に示す散気管の側面図である。
【符号の説明】
10 散気管本体 12 空気吹出孔 14 流動媒体 16 滞留部材 18 流動媒体の静止層 20、20a、20b、20c、20d 摩耗防止板 22 散気管 24 流動層炉 26 流動層 28 充填層 30 排出機 32 分級機
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また、本発明の流動層炉の散気管型空気分
散器は、複数本の散気管からなる空気分散器の上側に流
動媒体と可燃物とを流動化させるための流動層を形成す
るととともに、空気分散器の下側に前記流動層から降下
する流動媒体と不燃物との充填層を形成するようにした
流動層炉において、大塊不燃物が通り抜けられるように
散気管配列ピッチを広くした上で、流動媒体及び可燃物
の流動化が均一になるように、散気管が上下複数段に千
鳥配列状に配設されたことを特徴としている(図9参
照)。散気管を上下複数段(例えば、上下2段)に千鳥
配列状に配置することにより、大塊不燃物が通り抜けら
れる散気管間隔を確保しつつ、流動層の均一で良好な流
動化が実現できる。その詳細については後述する。上記
の摩耗防止板を設けた散気管型空気分散器において、散
気管を上下複数段に千鳥配列状に配設する構成とするこ
ともできる(図10参照)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の散気管からなる空気分散器の上
    側に流動媒体と可燃物とを流動化させるための流動層を
    形成するととともに、空気分散器の下側に前記流動層か
    ら降下する流動媒体と不燃物との充填層を形成するよう
    にした流動層炉において、散気管の側部の空気吹出孔の
    上側に散気管の摩耗を防止するための摩耗防止板を略水
    平方向又は斜め上方向に設け、散気管上部を流動媒体で
    被覆する流動媒体の静止層を形成させるようにしたこと
    を特徴とする流動層炉の散気管型空気分散器。
  2. 【請求項2】 複数本の散気管からなる空気分散器の上
    側に流動媒体と可燃物とを流動化させるための流動層を
    形成するととともに、空気分散器の下側に前記流動層か
    ら降下する流動媒体と不燃物との充填層を形成するよう
    にした流動層炉において、散気管が上下複数段に千鳥配
    列状に配設されたことを特徴とする流動層炉の散気管型
    空気分散器。
  3. 【請求項3】 散気管が上下複数段に千鳥配列状に配設
    された請求項1記載の流動層炉の散気管型空気分散器。
JP7341598A 1998-03-05 1998-03-05 流動層炉の散気管型空気分散器 Expired - Fee Related JP2918110B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7341598A JP2918110B1 (ja) 1998-03-05 1998-03-05 流動層炉の散気管型空気分散器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7341598A JP2918110B1 (ja) 1998-03-05 1998-03-05 流動層炉の散気管型空気分散器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2918110B1 JP2918110B1 (ja) 1999-07-12
JPH11248109A true JPH11248109A (ja) 1999-09-14

Family

ID=13517562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7341598A Expired - Fee Related JP2918110B1 (ja) 1998-03-05 1998-03-05 流動層炉の散気管型空気分散器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2918110B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10143986B2 (en) 2017-03-27 2018-12-04 Korea Institute Of Energy Research Fluidized bed system having sparger capable of minimizing blockage by solids and controlling method thereof

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10143986B2 (en) 2017-03-27 2018-12-04 Korea Institute Of Energy Research Fluidized bed system having sparger capable of minimizing blockage by solids and controlling method thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JP2918110B1 (ja) 1999-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62169921A (ja) 流動床炉の安定燃焼法
JP6124453B2 (ja) 循環流動層ボイラ
US4475467A (en) Fluidized bed reactor utilizing a plate support and method of operating the reactor
JP2918110B1 (ja) 流動層炉の散気管型空気分散器
JP2764382B2 (ja) 低級燃料のための循環流動床反応器
JPH11193408A (ja) 蓄熱室の運転方法、および蓄熱室
US6058857A (en) Fluidized bed type incinerator
JP2564173Y2 (ja) 流動床式焼却炉の散気管
JP3046296B1 (ja) 廃棄物流動層焼却方法及び装置並びに該装置に用いる空気分散機構
JPH0498009A (ja) 流動床焼却炉の二次空気供給装置
JPS61205720A (ja) 横型流動床焼却炉
JP2001108221A (ja) 焼却炉
JPH0749222Y2 (ja) 焼却炉の二次空気供給装置
JP2767546B2 (ja) 流動層内伝熱管の補強方法及び装置
JPS63271016A (ja) 廃棄物焼却用流動床炉
JP2947629B2 (ja) 流動床式ごみ焼却炉とその運転方法
JPS60240911A (ja) 廃棄物流動炉
JP2633431B2 (ja) 流動層焼却装置用散気装置及び流動層焼却装置における散気方法
JP2003183662A (ja) コークス乾式消火設備のプレチャンバー部の構造
JPS62280512A (ja) 流動床焼却炉
AU671321B2 (en) An inlet for the delivery of a substance to be incinerated and a furnace having such an inlet
JP3146827B2 (ja) 流動床式焼却炉
JPS62182515A (ja) 流動床炉の安定燃焼法
JPH0257813A (ja) 流動層式焼却炉
JP2003302004A (ja) 循環流動層ボイラ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees